表面電位センサ テクニカルガイド 概 要 ■ 表面電位センサの検出原理 ・帯電物体の周りには、帯電量に比例した強さの電界が 金属ケース 発生します。表面電位センサは、この電界の強さを検 出し、電位として換算します。 インピーダンス変換 検知電極に電界の強さに比例した電荷が誘起されます。 表面電位センサでは、直流的なノイズをキャンセルし、よ り高精度な測定を行なうために、検知電極の前でチョッ パと呼ばれる音叉振動板を開閉させ、誘導電荷を交流信 号として取り出して、電界の強さを検出しています。 電位への換算 検知電極 チョッパ (音叉振動板) インフォメーション 交流 電圧 電界の検出 ・帯電物体に検知電極を近づけると、「静電誘導」により、 1180 帯電物体 ・電位は電界の強さに比例しますが、電界の強さは帯電 物体から離れるほど小さくなります。 そこで、表面電位センサでは、帯電物体からセンサまで の距離をコントローラにて設定し、電位への補正計算を 行なっています。 ■ 検出原理に基づく特性 ・電界は測定距離に依存するため、精度よく測定するため には、設定した距離で固定して使用する必要があります。 帯電物体が発生させる電界は、帯電物体から同心円状 に広がります。そのため、電界を検出する電位センサ は、測定距離が離れるほど広い領域を測定します。 尚、既存の電位センサ、電位計は全て電界を検出して いるため、同様の領域特性を持っています。 ビームセンサ (光電センサ) 圧力センサ 流量センサ 近接センサ 変位センサ 表面電位センサ 静電気除去器 レーザ光について 一般的な注意事項 パナソニック デバイスSUNX フリーダイヤル 0120-394-205 http://panasonic.net/id/pidsx
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