指定管理者制度導入施設に対する モニタリング実施マニュアル

指定管理者制度導入施設に対する
モニタリング実施マニュアル
平成23年8月
焼津市
目
次
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
1 モニタリングとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2 モニタリングの目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3 モニタリングと法令、協定書等との関係・・・・・・・・・・・・・・・・・2
4 モニタリングの方法
(1) 各種報告書の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
(2) 利用者アンケート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
(3) 実地調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
(4) 管理業務の総括評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
5 モニタリングの運用
(1) モニタリングの対象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
(2) モニタリングの実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
6 参考
モニタリングの参考スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
7 様式例
(1)基本様式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
(2)参考様式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
(3)改善指示書様式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
はじめに
指 定 管 理 者 制 度 ( 以 下 「 制 度 」 と い う 。) の 目 的 は 、「 多 様 化 す る 住 民 ニ ー ズ に 効 果
的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービ
ス の 向 上 を 図 る と と も に 、経 費 の 削 減 等 を 図 る こ と 」
( 総 務 省 自 治 行 政 局 長 通 知 )で す 。
市 が 、民 間 の 法 人 や そ の 他 の 団 体( 以 下「 団 体 等 」と い う 。)か ら 、市 民 が 直 接 利 用
す る 「 公 の 施 設 」 の 管 理 運 営 の 企 画 提 案 を 受 け 、 選 定 し た 団 体 等 に 「指 定 管 理 者 」と し
て委任させる施設管理の代行制度に基づき、議会の議決を経て指定します。
このマニュアルは、制度を導入した公の施設(以下「指定管理者制度導入施設」と
い う 。)に お け る 指 定 管 理 者 に よ る 施 設 の 管 理 に 関 す る モ ニ タ リ ン グ の 基 本 的 な 考 え 方
及び標準的な実施方法について定めるものです。
第1
モ ニ タ リ ン グと は
制度では、当該施設の適正な管理運営を確保するため、関係法令、条例等遵守すべ
き法規のほか協定書、仕様書等により、毎年度終了後に指定管理者に対し事業報告書
の提出が義務付けられています。また、行政は指定管理者に対し、管理業務又は経理
の状況に関し報告を求め、実地について調査し、必要な指示を行い、指示に従わない
場合等には指定取消し等を行うことができることとなっています。こうした一連の仕
組 み を モ ニ タ リ ン グ と い い ま す ( モ ニ タ リ ン グ の 概 念 図 を 参 照 )。
意見・要望
市
民
公の施設
指定管理者
(利用者)
サービスの提供
説明責任
モニタリング
(モニタリング
結果の公表)
焼津市
≪モニタリングの概念図≫
1
実施状況等報告
第2
モニタリングの目的
モ ニ タ リ ン グ と は 、「 日 常 的・継 続 的 な 点 検 の こ と 」で あ り 、指 定 管 理 者 か ら の 年 度
末の事業報告に基づく事業評価だけでなく、日常的に展開される業務や経理の状況に
ついて、①募集要項や指定申請時の提案内容、協定書等において合意した水準が充足
されているか、②その水準を充足していない場合、どのように改善させるか、③公の
施 設 の 設 置 者( 市 )と し て 、市 民 及 び 施 設 利 用 者( 以 下「 市 民 等 」と い う 。)に 対 し て 、
どのように説明責任を果たすかなどについて実施していくことにより、住民サービス
の向上と経費の削減をより推進していこうとするものです。
こうしたモニタリングが適切に実施されない場合、重大な事故や事件の発生、指定
管理者が実施する事業やその組織自体の破綻等のリスクの予兆を見過ごすこととなり、
場合によっては、指定管理者制度導入施設の管理業務の運営を継続できなくなる とい
う事態が発生することも想定されます。また、そうした事態に至らなくても、コスト
削減を重視するあまりに公共サービスの質が低下したり、管理業務の運営が適切でな
いために結果としてコストが高くなったりする可能性もあります。
もちろん、指定管理者自らが業務を振り返ることや、市と指定管理者が共にサービ
ス内容の改善や向上に取り組んでいくため、モニタリングのために必要以上に時間や
コストをかけることは、制度の目的と照らして適当とはいえません。
そのため、市としての守るべき標準的なマニュアルを定め、指定管理者に過度の負
担を強いることなく、管理運営の適正化が図られるよう努めるものです。
第3
モ ニ タ リ ン グと 法 令 ・ 協 定 書 等 との 関 係
指定管理者による施設の適正な管理業務の遂行を確保するため、関係法令や条例
等により、市は、指定管理者に毎年度終了後に事業報告書の提出を義務付けている
ほか、当該管理業務又は経理の状況に関し報告を求め、実地調査をし、又は必要な
指示を行うことができると定められています。
さらに、指定管理者がこの指示に従わないとき、又は管理を継続することが適当
でないと認めるときは、市はその指定を取消し、又は期間を定めて管理の業務の全
部又は一部の停止を命ずることができると定められています。
ま た 、モ ニ タ リ ン グ の 実 施 を 担 保 す る た め 、募 集 要 項 及 び 仕 様 書 等 に モ ニ タ リ ン グ を
実施することを明記し、市と指定管理者が協議の上、協定書にこれを定めます。
地方自治法(抜粋)
第 244 条 の 2 ( 公 の 施 設 の 設 置 、 管 理 及 び 廃 止 )
7
指 定 管 理 者 は 、毎 年 度 終 了 後 、そ の 管 理 す る 公 の 施 設 の 管 理 の 業 務 に 関 し 事 業 報 告 書
を作成し、当該公の施設を設置する普通地方公共団体に提出しなければならない。
2
10
普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 又 は 委 員 会 は 、指 定 管 理 者 の 管 理 す る 公 の 施 設 の 管 理 の 適 正 を
期するため、指定管理者に対して、当該管理の業務又は経理の状況に関し報告を求め、
実地について調査し、又は必要な指示をすることができる。
11
普 通 地 方 公 共 団 体 は 、指 定 管 理 者 が 前 項 の 指 示 に 従 わ な い と き そ の 他 当 該 指 定 管 理 者
に よ る 管 理 継 続 す る こ と が 適 当 で な い と 認 め る と き は 、そ の 指 定 を 取 り 消 し 、又 は 期 間
を定めて管理の業務の全部又は一部の停止を命ずることができる。
焼津市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例(抜粋)
(事業報告書の作成及び提出)
第6条
指 定 管 理 者 は 、 地 方 自 治 法 第 244 条 の 2 第 7 項 の 規 定 に よ り 、 毎 年 度 終 了 後 30
日 以 内( 年 度 の 途 中 に お い て 指 定 を 取 り 消 さ れ 、又 は 年 度 末 を 含 む 期 間 の 業 務 の 全 部 の
停 止 を 命 ぜ ら れ た と き は 、 そ の 処 分 の 日 か ら 起 算 し て 30 日 以 内 ) に 、 規 則 で 定 め る 事
項を記載した事業報告書を作成し、市長に提出しなければならない。
「焼津市公の施設の指定管理者制度に関する指針」募集要項例(抜粋)
11
実施状況の監視等
(1)モニタリング
市 は 、指 定 管 理 者 が 行 う 業 務 の 実 施 状 況 を 把 握 し 、良 好 な 管 理 状 況 と 必 要 な サ ー ビ
ス水準を確保するため、モニタリングを行います。
モ ニ タ リ ン グ の 結 果 、管 理 の 基 準 や 事 業 計 画 書 に 記 載 さ れ た 事 項 等 が 達 成 さ れ て い
ない場合には、市は、業務の改善等必要な指示を行い、改善がみられない場合は、
指定管理料の減額、業務の停止又は指定の取消しを行うことがあります。
① 定期モニタリング
指定管理者は定期的に業務報告書を提出し、市は当該報告に基づき状況確認を
行います。
② 臨時モニタリング
必要に応じ、随時状況確認を行います。
(2)利用者アンケートの実施
指 定 管 理 者 は 、施 設 利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 等 の 観 点 か ら ア ン ケ ー ト 等 を 行 い 、施 設
利用者の意見、苦情等の聴取に努め、その結果と業務改善への反映状況について市
に報告します。
(3)帳簿類等の提出要求
監 査 委 員 等 が 必 要 と 認 め た 場 合 、指 定 管 理 者 は 、帳 簿 、書 類 そ の 他 の 記 録 を 提 出 し
なければなりません。
「焼津市公の施設の指定管理者制度に関する指針」基本協定書例(抜粋)
(モニタリングの実施)
第8条
甲 は 、乙 が 行 う 管 理 業 務 の 実 施 状 況 を 把 握 し 、焼 津 市 ○ ○ ○ ○ の 良 好 な 管 理 運 営
を確保するために、次に掲げるモニタリングを実施する。
3
(1) 定 期 モ ニ タ リ ン グ
乙が定期的に報告書を作成し、甲が別途定める期日までに甲に提出し、甲は、提
出された報告書に基づき状況確認をすることをいう。
(2) 臨 時 モ ニ タ リ ン グ
甲 は 必 要 が あ る と 認 め た と き に 、随 時 に 乙 の 行 う 管 理 業 務 の 遂 行 状 況 を 確 認 す る 。
2
甲は、前項のモニタリングの結果、必要があると認めるときは、その内容について、
乙に対して説明を求め、又は実地に調査することができる。
3
モニタリングの実施に係る費用は、乙の負担とする。
4
甲 は 、モ ニ タ リ ン グ の 結 果 、乙 の 業 務 が 管 理 の 基 準 や 事 業 計 画 書 に 記 載 さ れ た 事 項 等
に 満 た し て い な い と 判 断 し た と き は 、乙 に 対 し 業 務 の 改 善 及 び 必 要 な 指 示 を 行 う も の と
する。
5
乙 は 、前 項 の 指 示 が あ っ た と き は 、速 や か に 当 該 指 示 に 基 づ く 措 置 を 講 じ な け れ ば な
らない。
6
甲 は 、乙 が 第 4 項 の 指 示 に 従 わ な い と き 又 は 前 項 の 措 置 に よ る 改 善 が な い と き は 、指
定管理料の減額、業務の停止又は指定の取消しを行うことができる。
(利用者アンケートの実施)
第9条
乙 は 、○ ○ ○ ○ の 利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 等 の 観 点 か ら 、ア ン ケ ー ト 等 に よ り 、当
該 利 用 者 の 意 見 、苦 情 等 を 聴 取 し 、そ の 結 果 及 び 業 務 の 改 善 の 状 況 に つ い て 甲 に 報 告 す
るものとする。
(事 業 報 告 書 の 作 成 及 び 提 出 )
第 10 条
乙 は 、手 続 条 例 第 6 条 の 規 定 に 基 づ き 、毎 年 度 終 了 後 30 日 以 内 に 、次 に 掲 げ る
事項を記載した事業報告書を作成し、甲に提出しなくてはならない。
(1) 管 理 業 務 の 実 施 状 況 及 び 公 の 施 設 の 利 用 状 況
(2) 利 用 料 金 の 収 入 の 実 績 (利 用 料 金 を 収 入 と し て 収 受 し て い る 指 定 管 理 者 に 限 る 。 )
(3) 管 理 に 係 る 経 費 の 収 支 状 況
(4) そ の 他 管 理 の 実 態 を 把 握 す る た め に 甲 が 必 要 と 認 め る 事 項
(指 定 の 取 消 し 等 )
第 11 条
甲は、乙が次の各号に該当するとき、その他乙の責めに帰すべき事由により、
乙 に よ る 管 理 を 継 続 す る こ と が で き な い と 認 め る と き は 、そ の 指 定 を 取 消 し 、又 は 期 間
を定めて管理の業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
(1) 関 係 法 令 、 条 例 、 規 則 又 は こ の 協 定 の 条 項 に 違 反 し た と き 。
(2) 焼 津 市 ○ ○ ○ ○ ○ の 管 理 業 務 を 履 行 し な い と き 又 は 履 行 の 見 込 み が な い と 認 め ら
れるとき。
(3) 乙 が 指 定 の 解 除 を 申 し 出 て 、 甲 が 承 認 し た と き 。
(4) そ の 他 甲 の 指 示 に 従 わ な い と き 。
2
前 項 の 規 定 に よ り 甲 が 指 定 管 理 者 の 指 定 を 取 り 消 し た と き は 、乙 は 、既 に 受 領 し た 管
理 経 費 を 甲 に 返 還 し な け れ ば な ら な い 。た だ し 、協 定 期 間 の 中 途 に お い て 指 定 の 取 消 し
をしたときは、甲乙協議して返還金の額を算出するものとする。
3
第 1 項 の 規 定 に よ り 指 定 を 取 り 消 し 、又 は 期 間 を 定 め て 管 理 業 務 の 全 部 若 し く は 一 部
の停止を命じた場合において、乙に損害が生じても、甲はその賠償の責めを負わない。
4
第4
モニタリングの方法
本マニュアルによるモニタリングの手法は、原則として各種報告書の確認、利用者
アンケート調査、実地調査及び管理業務の総括評価を組み合わせて実施することとし
ます。
ただし、法令等に特別の定めがある場合、又は各施設の性格等から上記以外の方法
が望ましいと認められる場合は、市と指定管理者が協議し、その方法を定めるものと
します。
なお、モニタリングにより改善すべき事項が認められたときは、市は、指定管理者
に対し必要な指導や指示を行います。
1
各種報告書の確認
(1)
業務報告書(月次報告書)の確認〈毎月〉
(※「参考様式1」参照)
指 定 管 理 者 は 、毎 月 20 日 ま で に 、前 月 の 月 次 報 告 書 を 作 成 し 、市 に 提 出 す る こ
ととします。
市は、毎月、指定管理者から提出された月次報告書により、管理業務の実施状
況、施設の利用状況を把握し、業務が適正に履行されているかを確認します。
業務報告書(月次報告書)に記載すべき事項は、概ね次のとおりです。
① 管理業務の実施状況
ア
事業運営(事業名、開催日時、開催場所、実施内容、参加者数等)
イ
維持管理(清掃、警備、施設・設備保守点検、備品管理、小規模修繕等)
② 施設の利用状況
ア
利用者数、稼働率等
イ
利用不許可、利用制限等の件数及びその理由
③ 使用料又は利用料金の収入実績
ア
使用料又は利用料金の収入件数、収入済額、収入未済額等
④ その他
ア
自主事業(事業名、開催日時、開催場所、実施内容、参加者数等)
イ
事故、故障等の内容及びその対応
ウ
苦情、要望等の内容及びその対応
【指定管理者が行う内容】
指 定 管 理 者 は 、 日 常 又 は 定 期 的 に 行 う 清 掃 、警 備 、施 設 ・設 備 保 守 点 検 等 の
管 理 業 務 の 実 施 状 況 や 施 設 の 利 用 状 況 、使 用 料 等 の 収 入 実 績 、苦 情 、要 望 等 の
内容及びその対応等について記録しておく必要があります。
5
【市が行う内容】
制 度 を 導 入 し て い る 施 設 を 所 管 す る 課 等( 以 下 「施 設 所 管 部 署 」と い う 。)は 、
施設の特徴や目的にあった月次報告書の様式を作成し、その報告書について、
期 日 ま で に 指 定 管 理 者 に 提 出 さ せ ま す 。指 定 管 理 者 か ら 提 出 さ れ た 月 次 報 告 書
の 内 容 に つ い て は チ ェ ッ ク シ ー ト( ※「 参 考 様 式 2 」参 照 )等 を 用 い て 確 認 し 、
そ の 内 容 に 疑 義 等 が あ る 場 合 は 、速 や か に 実 地 調 査 し 、場 合 に よ り 改 善 指 示( ※
「改善指示書様式1~3」参照)を行います。
(2)
事業報告書(年次報告書)の確認〈年次〉
市は、毎年度終了後、指定管理者から提出された事業報告書により、管理業務
の実施状況や施設の利用状況、管理経費の収支状況等を把握し、業務が適正かつ
確実に履行されたかどうか、安定的かつ継続的な管理が可能な状態にあるかなど
を確認します。
事業報告書(年次報告書)に記載すべき事項は、概ね次のとおりです。
① 管理業務の実施状況
ア
事業運営(事業名、開催日時、開催場所、実施内容、参加者数等)
イ
維持管理(清掃、警備、施設・設備保守点検、備品管理、小規模修繕等)
ウ
労働状況の整備状況(労働条件の確保、必要な人員体制の確保等)
② 施設の利用状況
ア
利用者数、稼働率等
イ
利用不許可、利用制限等の件数及びその理由
③ 使用料又は利用料金の収入実績
ア
使用料又は利用料金の収入件数、収入済額、収入未済額等
④ 管理経費の収支状況
ア
管理経費に係る収入及び支出の決算内容
⑤ その他
ア
自主事業(事業名、開催日時、開催場所、実施内容、参加者数等)
イ
事故、故障等の内容及びその対応
ウ
苦情、要望等の内容及びその対応
エ
利用者アンケート調査の結果(調査結果の概要、総括及びその対応)
オ
人員配置、研修内容等
カ
団体の財務状況
6
【指定管理者が行う内容】
指 定 管 理 者 は 、 毎 年 度 終 了 後 30 日 以 内 ( た だ し 、 年 度 の 途 中 に お い て 指 定
を取り消され、又は年度末を含む期間の業務の全部の停止を命ぜられたとき
は 、そ の 処 分 の 日 か ら 起 算 し て 30 日 以 内 ) に 、事 業 報 告 書 ( ※ 「運 営 状 況 報 告
書 」( 「参 考 様 式 3 」参 照 ) を 添 付 ) を 作 成 し 、 市 に 提 出 し ま す 。
【市が行う内容】
施 設 所 管 部 署 は 、毎 年 度 終 了 後 、指 定 管 理 者 か ら 提 出 さ れ た 事 業 報 告 書 の 内
容 を 確 認 し 、そ の 内 容 に 疑 義 等 が あ る 場 合 は 、必 要 に 応 じ て 実 地 調 査 等 を 行 い
ます。
2
利用者アンケート調査
指定管理者は、市民等の意見及び要望を定期的に把握し、管理業務の質の確保及
び利用者サービス向上に資するため、毎年度、アンケート調査を実施します。
なお、調査方法、調査項目等の詳細については、公の施設の性格、利用形態等に
応 じ て 、 市 と 指 定 管 理 者 と が 協 議 の 上 、 決 定 す る こ と と し ま す ( 以 下 例 示 )。
(1)
調査項目
① 事業の内容及び満足度
② 施設等の利用条件
③ 接遇状況
④ 施設、設備及び備品の状況
⑤ その他
(2)
調査方法
① 回収箱
② 郵送
③ インターネット
④ 個別アンケート
⑤ その他
【指定管理者が行う内容】
指 定 管 理 者 は 、施 設 所 管 部 署 と ア ン ケ ー ト 内 容 に つ い て 協 議 し 、毎 年 度 1 回
以 上 、利 用 者 等 を 対 象 と し た ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 し ま す 。 た だ し 、当 該 調 査
を市が行う場合は、この限りではありません。
ア ン ケ ー ト 調 査 の 終 了 後 、指 定 管 理 者 は 、調 査 結 果 を 分 析 、評 価 し た 上 で 報
告 書 と し て 取 り ま と め 、市 に 提 出 し ま す 。ま た 、必 要 に 応 じ て 調 査 結 果 の 概 要
を 当 該 施 設 内 に 掲 示 す る な ど し て 利 用 者 に 情 報 を 公 開 し 、そ の 後 の 管 理 に 反 映
させます。
7
【市が行う内容】
施 設 所 管 部 署 は 、指 定 管 理 者 か ら 提 出 さ れ た 報 告 書 の 内 容 を 確 認 し 、必 要 に
応じて助言・指導を行います。
3
実地調査
(1) 定 期 実 地 調 査
市は、指定管理者による管理業務の実施状況を把握することを目的として、毎
年 度 1 回 以 上 、定 期 的 に 実 地 調 査 を 行 い ま す 。な お 、実 地 調 査 の 項 目 に つ い て は 、
施設毎に定め実施します。
【市が行う内容】
[定 期 実 地 調 査 の 実 施 ]
施 設 所 管 部 署 は 、 「指 定 管 理 業 務 実 地 調 査 票( 定 期 実 地 調 査 )」( ※「 基 本 様
式 1 」参 照 )を 作 成 し 、 毎 年 度 1 回 以 上 、施 設 内 に 立 ち 入 り 、指 定 管 理 者 か ら
提 出 さ れ た 月 次 報 告 書 の 内 容 を 踏 ま え 、管 理 業 務 が 協 定 書 、仕 様 書 等 に 基 づ き
適正かつ確実に履行されているかどうかを中心に調査を行います。
そ の 際 、必 要 に 応 じ て 指 定 管 理 者 に 対 し 、業 務 日 誌 、経 理 関 係 帳 簿 等 の 提 出
を 求 め た り 、口 頭 に よ る 説 明 を 受 け た り す る な ど し て 、管 理 業 務 の 実 施 状 況 を
詳細に把握するよう努めます。
[定 期 実 地 調 査 に 伴 う 対 応 ]
定 期 実 地 調 査 の 結 果 、改 善 を 要 す る と 認 め ら れ る 事 項 が あ る と き 、施 設 所 管
部 署 は 、指 定 管 理 者 に 対 し 必 要 な 指 導 又 は 指 示 を 行 い 、そ の 対 応 結 果 に つ い て
指定管理者から報告を求めます。
(2)随 時 実 地 調 査
市は、定期実地調査の結果を追跡確認するため、又は利用者から苦情、要望等
が 寄 せ ら れ た と き な ど 必 要 に 応 じ て 、随 時 、「指 定 管 理 業 務 実 地 調 査 票( 随 時 実 地
調 査 )」( ※「 基 本 様 式 2 」参 照 )を 作 成 し 、実 地 調 査 を 行 い ま す 。随 時 実 地 調 査
の方法及びこれに伴う対応は、定期実地調査の例によります。
4
管理業務の総括評価
市及び指定管理者は、毎年度終了後、事業報告書の内容、利用者アンケート調査
及び実地調査の結果を踏まえ、指定管理者による管理業務が協定書、仕様書等に基
づき適正かつ確実に履行されたか、安定的かつ継続的な管理が可能な状態にあるか
な ど を 「指 定 管 理 者 業 務 総 括 評 価 票 」( ※ 「基 本 様 式 3 」参 照 ) に よ り 評 価 し ま す 。 な
お、評価項目の詳細については、各施設の特性や実情を考慮して定めることとしま
す。
8
【指定管理者が行う内容】
指 定 管 理 者 は 、毎 年 度 終 了 後 、そ の 管 理 業 務 に つ い て 指 定 管 理 者 業 務 総 括 評
価票により自己評価を行い、事業報告書とともに市に提出します。
【市が行う内容】
施 設 所 管 部 署 は 、毎 年 度 終 了 後 、事 業 報 告 書 の 内 容 、実 地 調 査 の 結 果 等 を 踏
ま え 、指 定 管 理 者 か ら 提 出 さ れ た 指 定 管 理 業 務 総 括 票 の 内 容 を 確 認 し 、指 定 管
理者による管理業務を同評価票により総括的に評価します。
な お 、施 設 所 管 部 署 は 、指 定 管 理 者 業 務 総 括 評 価 票 に よ る 評 価 を 行 う に 当 た
り、必要に応じて外部有識者の意見を聴くことができることとします。
[総 括 評 価 に 伴 う 対 応 ]
総 括 評 価 の 結 果 、改 善 を 要 す る と 認 め ら れ る 事 項 が あ る と き は 、施 設 所 管 部
署 は 、指 定 管 理 者 に 対 し 必 要 な 指 導 又 は 指 示 を 行 い 、そ の 対 応 結 果 に つ い て 指
定管理者に報告を求めます。
な お 、上 記 に よ り 確 認 、調 査 し た 結 果 に つ い て は 、市 は 「指 定 管 理 施 設 の 管 理 運
営 評 価 票 」( ※ 「基 本 様 式 4 」参 照 )を 作 成 し 、指 定 管 理 者 に 対 し て 通 知 す る と と も
に、市のホームページ等にその内容を公表します。
第5
1
モ ニ タ リ ン グの 運 用
モニタリングの対象
モ ニ タ リ ン グ は 、原 則 と し て 、す べ て の 指 定 管 理 者 制 度 導 入 施 設 を 対 象 と し ま す 。
2
モニタリングの実施
モニタリングの内容は、施設所管部署が公の施設の性格、利用形態等を考慮し
て定め、原則として、指定管理者の募集要項等で事前に明示することとします。
また、実施の時期、回数等、モニタリングの具体的な方法については、指定管
理者と協議して定めることとします。
なお、指定管理者により管理が既に実施されている施設にあっても、モニタリ
ングの内容や実施時期について速やかに指定管理者と協議し、協議が整い次第、
実施することとします。
第6
参考
モニタリングの参考スケジュール
モニタリングの実施時期等の具体的な方法について、市と指定管理者とが協議し
9
て定めることとしていますが、参考スケジュールは次のとおりです。
事
4月
月次報告書
提出・確認
●
5月
●
6月
●
7月
●
業
8月
度
事業年度
10
11
12
月
月
月
●
●
●
9月
●
●
利用者
アンケート調査
実
地
調
査
年
1 月
3月
4月
5月
●
●
●
●
●
実施
確認
●
定期
随時
事業報告書
報告・確認
管理業務
総括評価
●
●
●
●
報告
確認
報告
確認
●
●
10
基本様式1
平成
施
設
年度
指定管理業務実地調査票(定期実地調査)
名
指定管理者名
担 当 部 課
確認事項
1
実
施
体
制
部
課(室)
調査日時
平成
確認基準
施設管理
協定書等に従い、開館日や開館時間等を遵守しているか
人員体制
仕様書等に従った人員を過不足なく配置しているか
利用料金
利用者からの料金徴収や現金管理等が適切に実施されているか
緊急対応
事故、災害等の緊急時の連絡体制が確保されているか
情報公開
協定書等に従い、情報を適切に管理し、公表する体制が整っているか
業務日誌等を適切に整備し保管しているか
管理記録
点検、修繕等の履歴を適切に整備・保管しているか
法令遵守
関係法令、条例等を遵守しているか
仕様書等に従い、清掃、警備、衛生管理等を適切に行っているか
仕様書等に従い、施設・設備の保守管理を適切に行っているか
維持管理
備品台帳に基づき、備品を適切に管理しているか
2
サ
ー
ビ
ス
内
容
や
水
準
協定書等に従い、適切に修繕を行っているか
利用許可、案内等を迅速かつ適切に行っているか
利用者対応
利用者に対して設備、備品等を適切に提供しているか
服装、態度等の接遇について適切であるか
事業計画書に即し、受託事業を実施しているか
事業運営
施設の目的に沿って、自主事業を実施しているか
3
経
理
苦情等の対応
苦情、要望等に対して迅速かつ適切に対応しているか
利用案内
利用方法をわかりやすく説明できる仕組みが構築されているか
経理事務
専用の口座、帳簿等を備え、適切に経理事務を行っているか
予算執行
予算の範囲内で適正に予算を執行しているか
【確認区分】
A(優
良)協定書、仕様書等を遵守し、その水準よりも優れた管理内容である。
B(良
好)協定書、仕様書等を遵守し、その水準に概ね沿った管理内容である。
C(課題含)協定書、仕様書等を遵守しているが、管理内容の一部に課題がある。
D(要改善)協定書、仕様書等を遵守しておらず、改善の必要な管理内容である。
11
年
確認
月
日
備考
基本様式2
指定管理業務実地調査票(随時実地調査)
施
設
名
指定管理者名
担 当 部 課
案件
部
課(室)
調査日時
確認事項
特記事項
12
平成
年
備考
月
日
基本様式3
指定管理者業務総括評価票(
施
設
年度)
名
指定管理者名
指定管理期間
担 当 部 課
年
部
月
日
~
年
月
日
課(室)
評価項目
業務運営項目
施設管理
指定管理者 施設所管部署
自己評価 評
価
内容
協定書等に従い、開館日や開館時間等を遵守しているか
仕様書等に従った人員を過不足なく配置しているか
人員体制
必要な資格、経験等を有する人員が確保されているか
事業計画書に即し、計画的に研修等を実施しているか
1
実
施
設
体
制
に
関
す
る
評
価
利用料金
利用者からの料金徴収や現金管理等が適切に実施されているか
外部委託
外部委託の内容は、事前に市の承認を受けており、適切であるか
管理記録
連絡調整
業務日誌等を適切に整備し保管しているか
点検、修繕等の履歴を適切に整備・保管しているか
協定書等に従い、各種報告書を市に提出しているか
市、関係団体等との連絡調整を適切に行っているか
緊急対応
事故、災害等の緊急時の連絡体制が確保されているか
緊急時のマニュアルが整備され、定期的に訓練等が行われているか
個人情報
個人情報の漏えい、滅失等の事故防止対策を講じているか
情報公開
協定書等に従い、情報を適切に管理し、公表する体制が整っているか
法令等遵守
1 総括
関係法令(地方自治法、労働関係法令等)、条例等を遵守しているか
実施体制に関する評価
指定管理者
施設所管部署
評価の理由
2
サ
ー
ビ
ス
内
容
や
水
準
に
関
す
る
評
価
利用許可、案内等を迅速かつ適切に行っているか
利用者対応
利用者に対して設備、備品等を適切に提供しているか
服装、態度等の接遇について適切であるか
利用案内
利用方法をわかりやすく説明できる仕組みが構築されているか
利用状況
利用者数、稼働率等は、適正な水準であるか
利用者アンケート
利用者アンケート調査を実施し、その結果は妥当であるか
運営の向上
事業運営について、創意工夫が見られるか
事業計画書に即し、受託事業を実施しているか
事業運営
施設の目的に沿って、自主事業を実施しているか
参加促進への取組みを積極的に実施しているか
苦情等の対応
苦情、要望等に対して迅速かつ適切に対応しているか
苦情、要望等を整理し、遅滞なく市に報告しているか
13
仕様書等に従い、清掃、警備、衛生管理等を適切に行っているか
仕様書等に従い、施設・設備の保守管理を適切に行っているか
維持管理
備品台帳に基づき、備品を適切に管理しているか
協定書等に従い、適切に修繕を行っているか
2
総括
サービス内容や水準に関する評価
指定管理者
施設所管部署
評価の理由
3
収
支
等
の
評
価
経理事務
専用の口座、帳簿等を備え、適切に経理事務を行っている。
予算執行
予算の範囲内で適正に予算を執行している。
経費縮減
経費が縮減され、又はその縮減に向けた努力を行っている。
収支状況
収支予算書と比較して、収支状況は妥当である。
経営状況
経営状況は安定している。
3
収支等の評価
総括
指定管理者
施設所管部署
評価の理由
総合評価
1~3の項目の総括による総合評価
※施設の性質に応じた評価項目を記入してください。
【評価区分】
①
評価基準:A(優
良)協定書、仕様書等を遵守し、その水準よりも優れた管理内容である。
B(良
好)協定書、仕様書等を遵守し、その水準に概ね沿った管理内容である。
C(課題含)協定書、仕様書等を遵守しているが、管理内容の一部に課題がある。
D(要改善)協定書、仕様書等を遵守しておらず、改善の必要な管理内容である。
②
総 括
:A(優
B(良
良)評価基準が全てB以上であり、かつAが過半数以上である。
好)評価基準が全てB以上である。(上記以外)
C(課題含)評価基準が全てC以上である。(上記以外)
D(要改善)評価基準にDが含まれている。
③
総合評価:A(優
B(良
良)総括が全てB以上であり、かつAが2以上である。
好)総括が全てB以上である。(上記以外)
C(課題含)総括が全てC以上である。(上記以外)
D(要改善)総括にDが含まれている。
14
基本様式4
指定管理施設の管理運営評価票(評価対象年度:平成●●年度)
施設所管部署
評価対象期間
平成
年
月
日
~
平成
年
月
日
評価対象年度指定管理料
1.施設の概要等
名称
所在地
施設の概要
設置目的
設備の概要
(施設面積)
(施設内容)
2.指定管理者の概要等
指定管理者
名称
所在地
○
指定管理業務の内容
○
○
指定期間
平成
年
月
日
~
平成
年
月
日
3.指定管理者業務運営項目評価
評価項目
指定管理者
自己評価
評価の理由
1.施設体制に関する
評価
2.サービス内容や水
準に関する評価
3.収支等の評価
総合評価
15
市
評価
評価の理由
●参考
(単位:円)
事業計画
平成
年度
指定管理料
収
事
入
業
利用料金
その他の収入
計(A)
収
人件費
支
実
支
績
出
事務費
事業費
その他(施設管理費)
計(B)
収支差引額(A)-(B)
【評価区分】
評価基準:A(優
良)協定書、仕様書等を遵守し、その水準よりも優れた管理内容である。
B(良
好)協定書、仕様書等を遵守し、その水準に概ね沿った管理内容である。
C(課題含)協定書、仕様書等を遵守しているが、管理内容の一部に課題がある。
D(要改善)協定書、仕様書等を遵守しておらず、改善の必要な管理内容である。
16
参考様式1(指定管理者)
●●施設
月報(平成
年
月実績)
(例示)
指定管理者:●●●●
責任者
1
事業名
事業名(教室、イベント名)
開催日時
参加者数(人)
担当者
内
容
自主事業
指定事業
2
3
維持管理業務実績
作業事項
実施日
実施体制(人)
内
容
利用状況
申請
件数
●●室
●●室
許可
利用者数
件数
減免(再掲)
件数 利用者数
利用者数
稼働率(%)
平 日
土日祝日
合 計
平 日
土日祝日
合 計
※稼働率=許可件数/最大利用コマ数×100(例示)
4
利用不許可、利用制限
利用不許可
利用申請項目
不許可理由
件
5
利用制限
制限理由
利用申請項目
数
件
数
収入状況
収入
6
項
目
合
計
事故、苦情等
日付
収入未済額
金額(円)
項
合
場所
対象者
内容
17
目
金額(円)
計
対応
参考様式2(施設所管部署例)
施設の管理運営等に関するチェックシート(平成
施
設
年
月期)
名
指定管理者名
担 当 部 課
1
部
課(室)
チェック日
適否検証
月次報告書は期日までに提出されたか。
適・否
施設の管理・運営は事業計画書に基づいて行われたか。
適・否
利用者サービスの向上のための取組みが行われている
か。
月
改善点
適・否
予算の執行等は問題なく行われているか。
適・否
事故・苦情・要望等へ適切に対応しているか。
適・否
事故・苦情・要望等に対する対応
日時
主な内容・原因
指定管理者の対応
1
2
3
4
5
3
年
月次報告書
項目
2
平成
総合コメント
18
市の対応
日
参考様式3(指定管理者)
※事業報告書(年次報告書)補助資料
●●施設
1
運営状況報告書
利用状況
項目
本年度
本年度
対比
前年度
対比
計画(A)
実績(B)
B-A,B/A
実績(C)
B-C,B/C
開館日数
(
%)
(
%)
平日
(
%)
(
%)
土日祝日
(
%)
(
%)
合計
(
%)
(
%)
施設稼働率
(
%)
(
%)
事業開催数
(
%)
(
%)
施
設
利用者数
備考
※施設稼働率=施設利用日数/施設開館日数×100(例示)
(施設利用者数内訳)
項目
本年度
本年度
対比
前年度
対比
計画(A)
実績(B)
B-A,B/A
実績(C)
B-C,B/C
平日
(
%)
(
%)
●●室 土日祝日
(
%)
(
%)
合計
(
%)
(
%)
平日
(
%)
(
%)
●●室 土日祝日
(
%)
(
%)
合計
(
%)
(
%)
平日
(
%)
(
%)
●●室 土日祝日
(
%)
(
%)
合計
(
%)
(
%)
2
備考
事業収支
(1)収入
項目
(円)
本年度
本年度
対比
前年度
対比
計画(A)
実績(B)
B-A,B/A
実績(C)
B-C,B/C
利用料金収入
(
%)
(
%)
指定管理料
(
%)
(
%)
指定事業収入
(
%)
(
%)
自主事業収入
(
%)
(
%)
物品販売収入
(
%)
(
%)
その他
(
%)
(
%)
(
%)
(
%)
合計
19
備考
(2)支出
項目
(円)
本年度
本年度
対比
前年度
対比
計画(A)
実績(B)
B-A,B/A
実績(C)
B-C,B/C
人件費
(
%)
(
%)
消耗印刷費
(
%)
(
%)
通信費
(
%)
(
%)
修繕費
(
%)
(
%)
清掃費
(
%)
(
%)
保守点検費
(
%)
(
%)
警備委託料
(
%)
(
%)
借上料
(
%)
(
%)
光熱水費
(
%)
(
%)
指定事業費
(
%)
(
%)
自主事業費
(
%)
(
%)
その他
(
%)
(
%)
(
%)
(
%)
合計
3
事業収支状況分析指標
項目
本年度
本年度
対比
前年度
対比
計画(A)
実績(B)
B-A,B/A
実績(C)
B-C,B/C
(
%)
利用料金比率
(
人件費比率
外部委託費比率
事業収支
利用者一人当たり
管理コスト
利用者一人当たり
自治体負担コスト
4
円
円
円
(
%)
%)
(
%)
(
%)
(
%)
(
%)
(
%)
円
円
(
%)
円
(
%)
円
円
(
%)
円
(
%)
備考
経営状況分析指標
項目
H●●
H●●
H●●
H●●
自己資本比率
流動比率
固定比率
総資産経常利益率
※太枠に今年度の数値を記載し、過去4年分を記載してください。
5
備考
その他追記項目
20
H●●
備考
〔 事業収支状況・経営状況の分析指標の解説 〕
①事業収支状況分析指標
指標1:事業収支(収入-支出)
事業全体の収支。黒字で施設の管理運営ができているかを確認してください。
指標2:利用料金比率(利用料金収入/収入×100)
収入に占める利用料金の割合。指定管理者の主な収入源及びそれが安定したものであ
るかを確認してください。
指標3:人件費比率(人件費/支出×100)
支出に占める人件費の割合。支出の中で人件費が削減されすぎていないか、逆にかか
りすぎていないかを確認してください。
指標4:外部委託費比率(外部委託費合計/支出×100)
支出に占める外部委託費の割合。業務を過度に外部委託していないかを確認してくだ
さい。
指標5:利用者一人当たり管理コスト(支出/延べ利用者数)
利用者一人当たりにかかる費用。計画値や前年度実績値との比較、または類似施設と
の比較により施設の効率性を確認してください。
指標6:利用者一人当たり自治体負担コスト(指定管理料/延べ利用者数)
利用者一人当たりにかかる自治体の費用。計画値や前年度実績値との比較、または類
似施設との比較により施設の効率性を確認してください。
【記載例】
H23 年度
H23 年度
対比
H22 年度
対比
計画(A)
実績(B)
B-A,B/A
実績(C)
B-C,B/C
0円
3,000,000 円
3,000,000 円
2,800,000 円
200,000 円
利用料金比率
22%
20%
△2 ポイント
22%
△2 ポイント
人件費比率
24%
27%
3 ポイント
26%
1 ポイント
外部委託費比率
16%
18%
2 ポイント
20%
△2 ポイント
500 円
483 円
96.6%円
526 円
91.8%
400 円
391 円
97.8%円
417 円
93.8%
項目
事業収支
利用者一人当たり
管理コスト
利用者一人当たり
自治体負担コスト
21
備考
②経営状況分析指標
指標1:自己資本比率〔安全性〕( A 自己資本/ B 総資本×100)
総資産(資産合計)に占める自己資本(純資産合計)の割合を示した指標です。どれ
だけ借金に頼らずに経営をしているかを示しています。比率が高いほど借金(負債合計:
他人資本ともいう)に頼る割合が低く、経営が安定していることを示します。
一般的な目安としては、30%以上の場合は普通、50%以上の場合は高いとされていま
す。
指標2:流動比率〔安全性〕( C 流動資産/ D 流動負債×100)
団体の短期的な支払い能力を示す指標です。1年以内に現金化できる資産を「流動資
産」、1年以内に支払いを要する負債を「流動負債」と言い、「すぐに準備できるお金」
と「すぐに返さないといけないお金」のバランスを比較します。つまり、流動資産(す
ぐに準備できるお金)のほうが多いほど、支払い能力が高いことを示します。
一般的な目安としては、200%以上が理想といわれていますが、日本では110~160%程
度とされています。
指標3:固定比率〔安全性〕( E 固定資産/ A 自己資本×100)
固定資産をどの程度、自己資本(純資産合計)で賄っているかを示す指標です。土地
や建物など、この先1年以上換金できない、又は換金しない固定資産を、返済義務のな
い・自前の資金である自己資本(純資産合計)でどれだけ賄えるかを比較します。
一般的な目安としては、100%以下が理想といわれていますが、日本では100~120%の
範囲で健全、200%を超えると黄信号とされています。
指標4:総資産経常利益率〔収益性〕( F 経常利益/ B 総資産×100)
団体の総合的な収益力を示す指標です。団体の総資産(資産合計)に対して、どれだ
けの経常利益(本業を含め普段行っている継続的な活動から得られる利益)を稼ぎ出し
ているのかを示します。つまり、比率が高いほど資本を効率的に運用し、収益をあげて
いるかを示しています。
一般的な目安としては、業種により異なりますが、15% 以 上 で 優 良 と さ れ 、9% 以
上 で 良 好 、 平 均 は 3% 前 後 と さ れ て い ま す 。
【記載例及び見方の目安】
項目
H21 実績
H22 実績
H23 実績
見方の目安(例示)
37.1%
34.7%
38.5%
流動比率
178.2%
173.7%
155.6%
下降傾向であるが標準的
固定比率
118.0%
139.2%
114.0%
改善されており健全
7.4%
8.3%
9.5%
良い傾向であり良好
自己資本比率
総資産経常利益率
22
良い傾向であり良好
【例示:貸借対照表、損益計算書】
●貸借対照表
【資産の部】
平成○年3月 31 日
(千円) 【負債の部】
流動資産
平成○年4月1日
至
平成○年3月 31 日
(千円)
(千円)
流動負債
現金・預金
400
支払手形
200
受取手形
200
買掛金
200
売掛金
300
短期借入金
200
有価証券
100
未払金・諸税金 100
棚卸資産
200
C 流動資産合計
● 損益計算書
自
D 流動負債合計
700
1,200
売上高
4,000
売上原価
2,200
売上総利益
1,800
販売費及び一般管理費
1,300
広告
500
人件費
800
営業利益
500
営業外収益
300
受取利息
固定資産
その他
固定負債
営業外費用
300
0
500
建物・構築物
200
社債
100
土地
400
長期借入金
200
支払利息
200
投資有価証券
200
退職給与引当金 200
社債利息
300
E 固定資産合計
800
固定負債合計
負債合計
500
1,200
2,000
300
特別利益
100
外国為替
【純資産の部】
B 資産合計
F 経常利益
特別損失
100
100
資本金
600
資本余剰金
100
税引前当期純利益
300
利益余剰金
100
法人税・住民税等
100
A 純資産合計
800
当期純利益
200
固定資産売却損
100
負債純資産合計 2,000
○貸借対照表
貸借対照表とは、団体等の一定時点における資産と負債を表すものです。
「資産の部」は、現金・預金、固定資産などの資産が記載されています。
「負債の部」は、
借金や未払金などの負債が記載されています。「純資産の部」は、株主が投資した資本金
や利益余剰金(利益から配当を差し引いたもの)などが記載されています。
○損益計算書
損益計算書とは、団体等の一定期間における収益、費用などをまとめたものです。
売上、広告費及び人件費などの経費、営業外収益・経費などから経常利益を算出し、その他
の特別利益・損失、税金などの差し引きから、最終的にどれだけの純利益が出たかを確認でき
ます。
23
改善指示書様式1
事業不履行・遅延に関する改善指示書
平成
●●施設
指定管理者
■■団体
▲▲
年
●●施設
年
日
様
焼津市長
平成
月
月
○○○○
指定管理業務の不履行・遅延に関する改善指示書
日付けで締結した「●●施設
指定管理者協定書」に定める指定管理業
務に関し、本市によるモニタリングの結果、不履行・遅延の認められる業務がありましたので、
地方自治法第244条の2第10項に基づき、下記のとおり業務改善を指示します。
なお、本文書において指示した業務改善がなされない場合、本市は同条第11項に基づいて、
貴団体に対する指定を取り消し、又は期間を定めて管理の業務の全部又は一部の停止を命ずるこ
とができることを申し添えます。
記
1
不履行・遅延の認められる業務の内容
2
不履行・遅延の原因
3
業務改善指示の内容
24
改善指示書様式2
施設利用者に対するサービスに関する改善指示書
平成
●●施設
指定管理者
■■団体
▲▲
年
●●施設
年
日
様
焼津市長
平成
月
○○○○
指定管理業務の利用者に対するサービスに関する改善指示書
月
日付けで締結した「●●施設
指定管理者協定書」に定める指定管理業
務に関し、本市によるモニタリングの結果、利用者に対するサービスの水準が不十分であると認
められる業務がありましたので、地方自治法第244条の2第10項に基づき、下記のとおり業
務改善を指示します。
なお、本文書において指示した業務改善がなされない場合、本市は同条第11項に基づいて、
貴団体に対する指定を取り消し、又は期間を定めて管理の業務の全部又は一部の停止を命ずるこ
とができることを申し添えます。
記
1
サービスの水準が不十分であると認められる業務の内容
2
サービスの水準が不十分である原因
3
業務改善指示の内容
25
改善指示書様式3
苦情対応に関する改善指示書
平成
●●施設
指定管理者
■■団体
▲▲
年
●●施設
年
日
様
焼津市長
平成
月
月
○○○○
指定管理業務の苦情対応に関する改善指示書
日付けで締結した「●●施設
指定管理者協定書」に定める指定管理業
務に関し、本市によるモニタリングの結果、貴団体の業務に対する苦情への対応が不十分である
と認められる業務がありましたので、地方自治法第244条の2第10項に基づき、下記のとお
り業務改善を指示します。
なお、本文書において指示した業務改善がなされない場合、本市は同条第11項に基づいて、
貴団体に対する指定を取り消し、又は期間を定めて管理の業務の全部又は一部の停止を命ずるこ
とができることを申し添えます。
記
1
苦情対応が不十分であると認められる業務の内容
2
苦情対応が不十分である原因
3
業務改善指示の内容
26