資料・本紹介環境・人口・エネルギー… ると批判し、「少なくとも二年前には送れていない場合に必要となる予備力への電系統運用者の検討課題の第一に掲げる自己供給が可能となっている。ユアコウべきものだった」と述べている。スキィはさらに、現状では２年単位で見再生可能エネルギーの専門家はそれで積もられている BPA の調整予備力量を、もまだ、電力市場の柔軟性が低く中央計季節単位で、あるいは他地域の市場状況画型の制度のままである米国西部では特により、もっと簡単に調整できるようにに、送電系統をさらに改善する必要があすることも重要だと話している。系統運ると言う。西部地域の送電系統は国内の用者が出力変動をより広い範囲で補完で他の地域に追いついていないと指摘するきるように、米国風力エネルギー協会ものは、RNP で送電方針を担当するキャ「エネルギーインバランス市場（系統全メロン・ユアコウスキィだ。BPA が地体で発生する電力需給の差＝インバラン域大手の風力発電事業者 Iberdrola と共ス電力を、系統運用者が調整するためにに行っている実証プロジェクトでのよう設置する市場）」を推奨しているという。に、出力変動に対応する自己調整力を高この案については、地域電力事業団体のめることを RNP は推奨している。 Southwest Power Pool が実証試験を行っ Iberdrola は BPA から予備力を購入するている。（範）のではなく、出力変動がスケジュールさ〈エッセイ〉動物のお医者さん湯木恵美今年の冬はとても寒く感じました。春を私は何とも落ち着かなくなってきます。少思わせておきながら、真冬に逆もどりするしくらい寒くても、無理して薄着を装って、その勢いは激しくて、体調を崩した人も多風邪をひくのもこの時期です。けれどそれかったようです。しかし、いつになったらは私だけではありません。本当に暖かくなるんだと心細くなってきた夜になっても凍りつくことが少なく頃、雪が雨に変わりました。堅く凍った根なってきた頃、浮かれ歩く猫達が、あっち雪が溶かされ、また夜に凍り、そしてまたからもこっちからも集まっては鉢合わせ、溶かされました。風は冬の匂いを残しなが甲高い鳴き声を上げて縄張りを争いを始めらも、どこかに懐かしい暖かさを含み始め、ます。近年、猫の発情期は季節を問わない湿った黒い土に、草の新芽がちょこちょことも言われていますが、やはり春先、気持見られるようになりました。こうなると、ちも体も緩むこの時期に多いように思いま −８− す。アピールの季節なのです。急がなくてわったように思います。人間以外の生き物はいけません。との共存を主体とした考えを唱えてくださ私達は『愛を持って減らす・今ある命る方も多くなってきました。大変心強くては大切にしながら、悲しい命は増やさな嬉しいことです。い』を基本理念として、野良猫を中心としそして、常々思うことは、私達のようたボランティア活動をしています。各ポイな犬や特に野良猫に関わる者にとって、やントで活動してくださってる方と密に連絡はり大きな柱となるべく中核にあるのは、をとり、猫の避妊手術・去勢手術をしてい獣医さんの存在だということです。手術さます。ひたすらなつかせて捕獲し、手術をえすればその数は激減します。そしてその行うのですが、この活動もこの春でちょう手術が出来るのは獣医さんだけなのです。ど１０年になりました。始めた当初はなかな生きていればお腹も減る。そんな猫に餌をか理解されず、また人それぞれの考えが違与えても、追い払うよりも、確実に数とトうものですから、大変なことも多々あったラブルを減らすことができると、１０年間のように思いおこされます。手術に対する必活動の中において、身を持って確信した事要性も、人によって違う感覚がありました。柄です。しかし、そうわかっていても、料しかし、開発と住宅等の密集化は進み、管金が発生するのは避けられません。人に慣理のなされていない動物の理不尽な処分ばれていない野良猫であるというリスクもあかりが統一されて進んだことに、焦りと悲ります。そこに、どんなスタンスで関わっしみが常にありました。それが、１０年目とてくださるか、また関わらないか、獣医さなった今日には、格段に世間の意識も変んの存在がボランティアにとっては、まるで神様のように心持ちまでを左右するのです。今まで、沢山の獣医さんにお目にかかりました。もちろん、私達の心持ちなど、勝手にやってる自身の我が儘でしかないこともわかっています。獣医さんは、大変な努力をされ、今があるお医者様です。ご自身のお考えがあり、そしてどの獣医さんに診ていただくかを飼い主が選ぶ。それが正しい在り方です。ただ、あまりに氾濫した命の生産と、それを売る為に火をつけられるブーム、終わった後に残る現実の繰り返しの中、プロフェッショナルな方々の手を、知恵を、ポジションをお借りしたくて、あ −９− がいてしまうのです。私達は幸いにして、け、きっぱりおっしゃる言葉がありました。私達の気持ちを汲んでくださる動物のお医『このままじゃ、かわいそうだから』と。者さんと出会ってくることができました。『かわいそうだ』寺崎先生は淡々と、しかそれは人として今後を生きていく上でも、しこの時ばかりは強く話されました。『何大変な財産になると思っています。そんなの規制もなく増やされて処分されてる。命中にあって、寺崎先生（仮名）も、尊敬となのにね。野良猫の繁殖の責任も人間にあ感謝の上に、ご縁を持たてせ頂くことのでる。ほっといても問題なければいい。だけきた動物のお医者さんです。すばらしく特ど問題になり、人の手が必要なら、優しさ異で、かっこいいくらい異端児的な先生でが基本であるべきだ。命なんだから』それす。このご縁を心から感謝しています。が寺崎先生の信念であるのだと、とても嬉しく、泣きそうなくらい頼もしかった。『どうして獣医さんになったのですか？』やっぱり今まで心細かったというのが正直失礼かと思いつつ、これは私が必ずする質な気持ちだったのです。問です。しかし寺崎先生は『いや、なんと信じられない低価格で、どんな時も、誰なく．．．』首を傾げながら考え込んでいまの持ち込みであっても、動物の命を救うこした。次の質問にも、その次の質問にも少と、切ない命が増えないようにすること、し困った顔をしながら、それでもひとつひ手を差し伸べようとする人の気持ちが折れとつ考えながら、ポツリポツリと答えてくたりしないようにと手を貸してくださり、ださる様子には、全く気負いがなくて拍子受け入れ、きちんとした手術をしてくださ抜けしてしまう程でしたが、ただひとつだいます。そんな先生のスタンスにどれだけ救われたかわかりません。そして感謝するのと同じくらいその手腕にも、生意気ながら驚いています。手術が終わった後の傷の仕上がりは、まるでひっかき傷かと思える程小さく薄く、綺麗に治まっているのです。麻酔から醒めた猫は手術跡を気にする様子もなく、何があったのかと、きょとんとしながら帰って行きます。猫に負担となるカラーもしません。もちろんその後の追跡調査でも、みんなとても元気です。さらに、人間関係においては、もう増える心配がないという人の気持ちの余裕が生まれているのも確かです。今まで以上に、人も動物も季節を楽しめたらいいなと、ほっこりした −１０− 気持ちになれるのも、手術が無事に終わり、元気に暮らしている姿を見れたこの時です。ご飯をもらって、その命の代が終わるまで、幸せに暮らして欲しいです。私たちは、寺崎先生の神様のような技術を見て、巡り会うべくして、巡り合わせていただけたのだと勝手に思って喜んでいます。やたらと感情的であったり偏った考えはしないように控えているつもりでしたが、本心は、どうにもこうにも嬉しい。こんな先生の登場は、まるでドラマのようでもありましたが、お陰様で私達は今後の活動も、自分を信じて頑張っていきたいと思うことうことを、人として忘れてはいけない。流ができたのです。行りだろうが、廃れようが、生まれた命に先生はこうもおっしゃっていました。は関係ない。過程はどうであれ、命は大切『傷付いた動物や、避妊去勢をするべき状な命であると、その基本が崩れてしまった態にあっても、あまりに高い金額であったらあまりに悲しいと思っています。なら、どんなに気持ちがあったって無理だ『かわいそうだから』先生の言葉を思いよね。結果、人間並の医療を受けられる動ました。獣医さんから出た言葉として、珍物がいる反面、最低限の医療も受けられなしいような新鮮さを持ちましたが、動物のい動物も多くいる。こんなに医学は進んでお医者さんからホロリとこぼれた言葉がといるのに。人が優しい気持ちを持った時、ても人間らしく感じたのです。すぐに手が出せる金額の応援は、獣医として考えるべきだと思う。僕はね』と。向かいの家の巨大化した猫が通っていき近年、動物病院の医療技術だけでなく、ました。ゴッツイ顔の頭の大きな雄猫ですペットグッズやペットフードも目まぐるしが、迷ってきた時には痩せた、手足の長いく進化を遂げ、人間並かそれ以上に高額な猫だったそうで、名前はみみちゃんと言い分野となっています。ペット産業といわれ、ます。私は密かに「どら太」と呼んでいるお金を生み出すシステムがうまく出来上のですが、飼い主の前で呼びかける時にも、がっていることは当然であって悪いことで間違わないようにしたいものだと、みみはないと思います。しかしどんな変化を遂ちゃんの大きなお尻を見ながらひとりでげても、命を扱っているのであり、それが笑ってしまいました。ひとつの感情と個性を持った命であるとい −１１−