平成26年度総合旅行業務取扱管理者試験 解答と解説 ① 旅行業法 問1=d 問2=b a-変更登録の申請とは、旅行業の業務の範囲の別を変更する場合の申請である。本肢の場合 は、その代表者の氏名に変更があった日から 30 日以内に登録行政庁へ、登録事項の変更 の届け出をしなければならない。 c-本肢の場合は、その主たる営業所の所在地を管轄する都道府県知事に対して、変更登録の 申請を行う。 d-本肢の場合は、第3種旅行業者としての新規登録申請をしなければならない。 問3=a 第3種旅行業者にかかる基準資産額は 300 万円である。よって、本肢は登録の拒否に該当し ない。 b-旅行業法6条第1項第7号により、登録の拒否に該当する。 c-旅行業法6条第1項第3号により、登録の拒否に該当する。 d-旅行業法6条第1項第9号により、登録の拒否に該当する。 問4=d 本肢の場合は、有効期間の満了日の2カ月前までに登録行政庁に対して、更新登録申請書を 提出しなければならない。よって、 「1カ月前までに」は誤り。 問5=d a-旅行業務取扱管理者は、その職務について、他の営業所の旅行業務取扱管理者を兼務して はならない。 b-営業所において選任する旅行業務取扱管理者は、旅行業務取扱管理者試験に合格した者で なければならない。 c-本肢の場合は、当該旅行業務を取り扱う1人の者を旅行業務取扱管理者として選任しなけ ればならない。 問6=c (ア)-旅行業務の取扱料金は、登録行政庁へ届け出ることを要しない。 (イ)-旅行業法施行規則 21 条により、正しい。 (ウ)-旅行業法 12 条第3項により、正しい。 問7=b 旅行業法 12 条の3により、正しい。 a-本肢は、軽微な変更であり、登録行政庁の認可を受けることを要しない(旅行業法 12 条 の2第1項) 。よって、誤り。 c-本肢は、軽微な変更であり、登録行政庁の認可を受けることを要しない(旅行業法 12 条 の2第1項) 。よって、誤り。 d-旅行業法 12 条の2第2項により、本肢は誤り。 問8=b 旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則第4条により、本肢の場合は取引条件に ついて説明した書面の交付を要しない。 a-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則第3条第3号により、正しい。 c-旅行業法 12 条の4第3項により、正しい。 d-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則第3条第 1 項第1号ヲにより、 正しい。 -1- 問9=d 企画旅行に旅程管理業務を行う者が同行しない場合にあっては、旅行地における企画者との 連絡方法は、契約書面への記載事項に該当するが、本肢の運送等サービスを提供する機関の連 絡先は、記載事項に該当しない。 問 10=b (ア)-旅程管理のための措置は、募集型企画旅行のみならず、受注型企画旅行においても講じ なければならない。よって、誤り。 (イ)-旅行業法 32 条第4項により、正しい。 (ウ)-本肢の旅程管理業務に従事した経験は、本邦内の企画旅行に参加する旅行者に同行して 旅程管理業務を行う主任の者に必要な実務の経験であり、本邦外の企画旅行に参加する 旅行者に同行して旅程管理業務を行う主任の者に必要な実務の経験とはならない。よっ て、誤り。 問 11=c a-地域限定旅行業者も、他の旅行業者(第1種旅行業者を含む)を委託旅行業者とする受託 契約を締結することができる。よって、誤り。 b-地域限定旅行業者も、その取り扱う募集型企画旅行について委託旅行業者となることがで きる。 d-受託契約について、登録行政庁への届け出を要しない。よって、誤り。 問 12=b 問 13=c 問 14=b 本肢は、基本的旅行業務のうちの宿泊サービスを旅行者が受けることができるようにする行 為であり、旅行業に該当する。よって、旅行業の登録が必要。 a-本肢は、運送業者が自らの運送事業を行っているに過ぎず、旅行業の登録は不要。 c-本肢は、ホテル事業者が自らのホテルの宿泊予約受け付けを行っているに過ぎない。よっ て、旅行業の登録は不要。 d-本肢のコンビニエンスストアは、専ら運送業者を代理して旅行者に運送サービスの提供を 受けることができるようにしている行為であり、旅行業の登録を受けなくてもできる。 問 15=a,b c-前事業年度における旅行業務に関する旅行者との取引の額の報告は、前事業年度終了の日 の翌日から起算して 100 日以内に行う。よって、30 日以内は、誤り。 問 16=a,b,c,d a-旅行業法施行規則第 10 条第1号により、旅行業務取扱管理者の職務に定められている。 b-旅行業法施行規則第 10 条第4号により、旅行業務取扱管理者の職務に定められている。 c-旅行業法施行規則第 10 条第5号により、旅行業務取扱管理者の職務に定められている。 d-旅行業法施行規則第 10 条第8号により、旅行業務取扱管理者の職務に定められている。 問 17=a,c,d a-旅行業法 12 条の6第1項により、正しい。 b-外務員は、その業務を行うときは外務員の証明書を提示しなければならない(旅行業法 12 条の6第2項) 。よって、旅行者から請求があったときに限り外務員証を提示は、誤り。 c-旅行業法 12 条の6第3項により、正しい。 d-旅行業法 12 条の6第1項により、正しい。 問 18=a,b,d a-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則 13 条第5号により、 定められている。 b-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則 13 条第2号により、 定められている。 d-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則 13 条第3号により、 定められている。 -2- 問 19=a,b,c a-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則 14 条第2号により、 定められている。 b-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則 14 条第8号により、 定められている。 c-旅行業者等が旅行者と締結する契約等に関する規則 14 条第1号により、 定められている。 問 20=c 旅行業法施行規則 37 条の9第2号により、正しい。 a-旅行業者等は、旅行業務に関し取引をした者に対し、その取引によつて生じた債務の履行 を不当に遅延する行為をしてはならない(旅行業法13第2項) 。よって、不当でない遅延 は禁止行為に該当しない。 b-旅行業法 13 条第3項により、旅行地に施行されている法令に違反する行為をおこなうこ とをあっ旋する広告をしてはならない。なお、この旅行地とは、本邦外も含まれる。よっ て、誤り。 問 21=b,c a-旅行業法 15 条の2第2号により、正しい。 b-旅行業者代理業者には登録の有効期間は定められていない。よって、誤り。 c-所属旅行業者は、旅行業者代理業者が旅行業務につき旅行者に加えた損害を賠償する責め に任ずる。ただし、所属旅行業者がその旅行業者代理業者への委託につき相当の注意をし、 かつ、その旅行業者代理業者の行う旅行業務につき旅行者に加えた損害の発生の防止に努 めたときは、この限りでない(旅行業法14条の3第5項)。よって、本肢は誤り。 問 22=a,b,c a-旅行業法 19 条第1項により、登録の取り消し事由に該当する。 b-旅行業法 19 条第2項により、登録の取り消し事由に該当する。 c-旅行業法 19 条第2項により、登録の取り消し事由に該当する。 問 23=b,c a-本肢の場合、旅行業法22条の6第2項により、当該旅行業者等に対し、文書若しくは口頭 による説明を求め、又は資料の提出を求めることができる。としている。よって、必ず文 書もしくは口頭による説明を求め、または資料の提出を求めなければならない。は、誤り。 b-旅行業法 22 条の6第1項により、正しい。 c-旅行業法 22 条の6第3項により、正しい。 問 24=a 本肢の認証は、旅行業協会が行う。よって、登録行政庁の認証は、誤り。 b-旅行業法 22 条の9第1項により、正しい。 c-旅行業法 22 条の9第5項により、正しい。 問 25=a,b,c -3- ② 約款 問1=a 募集型企画旅行契約の部1条第1項により、正しい。 b-手配の全部または一部を本邦内または本邦外の他の旅行業者、手配を業として行う者その 他の補助者に代行させることがある(募集型企画旅行契約の部4条)。よって、本肢は誤 り。 c-申し込み方法が通信手段によるものであって、かつ、旅行代金の決済等がクレジットカー ドによるものであるとき、通信契約となる(募集型企画旅行契約の部2条第3項)。よっ て、本肢は誤り。 d-旅行者の不利になる特約は無効である(募集型企画旅行契約の部1条第2項)。よって、 本肢は誤り。 問2=c 募集型企画旅行契約の部5条第4項および第5項により、本肢の費用は旅行者の負担となる。 よって、誤り。 a-募集型企画旅行契約の部8条第2項により、正しい。 b-募集型企画旅行契約の部6条第2項により、正しい。 d-募集型企画旅行契約の部7条第8号により、正しい。 問3=d (ア)-募集型企画旅行契約の部 10 条第1項により、正しい。 (イ)-募集型企画旅行契約の部 10 条第1項により、正しい。 (ウ)-募集型企画旅行契約の部 10 条第3項により、正しい。 問4=c 本肢は、運送機関の旅行サービス提供の中止が原因となった旅行契約の内容の変更であり、 本肢の場合は、旅行代金の増減は旅行者に帰属する。よって、正しい。 a-本肢は、天災地変、戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止、その他の 旅行業者の関与し得ない事由による契約内容の変更とは言えず、旅行代金を増額すること はできない(募集型企画旅行契約の部 13 条)。よって、誤り。 b-通常想定される程度を大幅に超えて減額される場合においては、その減額される金額の範 囲内で旅行代金の額を減少することができる(募集型企画旅行契約の部14条第1項)。よ って、通常想定される程度を大幅に超えない場合にあっては、旅行代金の減額の対象には ならない。 d-緊急やむ得ないときは、変更の後に旅行者に対して説明をする(募集型企画旅行契約の部 13 条) 。よって、誤り。 問5=d 募集型企画旅行契約の部 16 条第2項の取消料を支払うことなく旅行契約を解除できる事由 に該当せず、本肢の場合は、取消料の支払いが必要。 a-募集型企画旅行契約の部 16 条第2項第一号により、取消料を支払うことを要しない。 b-募集型企画旅行契約の部 16 条第2項第三号により、取消料を支払うことを要しない。 c-募集型企画旅行契約の部 16 条第2項第一号により、取消料を支払うことを要しない。 問6=b 本肢は、旅行業者の解除権―旅行開始前の解除に該当し、旅行契約を解除できる(募集型企 画旅行契約の部 17 条第1項第六号)が、旅行を中止する旨の通知について、その期限に関す る規定はない。よって、誤り。 a-本肢は、旅行業者の解除権――旅行開始前の解除に該当する(募集型企画旅行契約の部 17 条第1項第八号) 。この場合、取消料を請求することはできない。 c-本肢は、旅行業者の解除権――旅行開始前の解除に該当する(募集型企画旅行契約の部 17 条第1項第一号) 。この場合、取消料を請求す ることはできない。 -4- d-募集型企画旅行契約の部 17 条第2項により、正しい。 問7=b 本肢の場合、募集型企画旅行契約の部16条第3項および第4項により、旅行代金のうち旅行 サービスに対して取消料、違約料その他の既に支払い、またはこれから支払わなければならな い費用を差し引いたものを旅行者に払い戻す。よって、誤り。 a-本肢は、旅行者の解除権、取消料を支払うことなく旅行契約を解除できる者に該当する(募 集型企画旅行契約の部16条第2項第三号) 。よって、全額払い戻しとなる。すなわち、正 しい。 c-募集型企画旅行契約の部19条の第1項により、正しい。 d-募集型企画旅行契約の部19条の第1項により、正しい。 問8=d 本肢の場合、旅行地において速やかにその旨を旅行業者、または、旅行業者の手配代行者ま たはその旅行サービス提供者に申し出なければならない(募集型企画旅行契約の部30条第3 項)。よって、旅行終了後に速やかにその旨を… は、誤り。 a-募集型企画旅行契約の部27条第1項により、正しい。 b-募集型企画旅行契約の部27条第2項により、正しい。 c-募集型企画旅行契約の部27条第3項により、正しい。 問9=a 特約を結んだ場合を除き、契約責任者はその団体・グループの構成者の受注型企画旅行契約 の締結に関する一切の代理権を有しているものとみなす(受注型企画旅行契約の部21条第1 項)。よって、旅行業者が必要と認める業務以外の契約の締結に関する一切の代理権は、誤り。 b-受注型企画旅行契約の部23条により、正しい。 c-受注型企画旅行契約の部22条第3項により、正しい。 d-受注型企画旅行契約の部 22 条第4項により、正しい。 問 10=a 受注型企画旅行契約の部別表第一(取消料)により、正しい。 b-本肢の規定は存在せず、誤り。 c-本肢の規定は存在せず、誤り。本肢の場合、旅行業者所定の事項を記入した用紙と所定の 手数料を旅行業者に提出して、旅行者の交替に関する承諾を得なければ旅行者の交替はで きない(受注型企画旅行契約の部 15 条)。 d-宿泊料金の増額を理由に旅行代金を増額することはできない。 問11=b 本問の場合、特別補償規程10条により、次の見舞金のいずれか金額の大きいものを支払う。 1.入院日数に対して支払う入院見舞金の額 2.通院日数に入院日数を加えた日数を通院日数とみなして算出した通院見舞金の額 5日間の入院に対する入院見舞金は4万円。通院日数3日間と入院日数5日間、合計8日間 にかかる通院見舞金5万円。以上により、高額の5万円が見舞金として支払われる。 問 12=c 旅行業者に過失がある場合は損害賠償金を支払うこともある。損害賠償金を支払うときは変 更補償金を支払わない。よって、誤り。 a-募集型企画旅行契約の部 29 条第1項により、正しい。 b-募集型企画旅行契約の部 29 条第2項により、正しい。 d-募集型企画旅行契約の部別表第二(変更補償金)により、正しい。 -5- 問 13=d (1) 旅行業者の責に帰すべき事由による旅行契約解除の場合の払戻額 収受済み旅行代金 運送・宿泊機関等に支払う費用 150,000 円 旅行業務取扱料金 合 5,000 円 計 155,000 円 旅行業者が収受する費用 提供済み旅行サービスの費用 -) 差し引き 払い戻し額 60,000 円 95,000 円 (2) 旅行者の都合による旅行契約解除の場合の払戻額 収受済み旅行代金 運送・宿泊機関等に支払う費用 150,000 円 旅行業務取扱料金 合 5,000 円 計 155,000 円 旅行業者が収受する費用 提供済み旅行サービスの費用 -) 60,000 円 未提供部分にかかる取消料等 -) 20,000 円 旅行業務取扱料金 -) 5,000 円 取消手続料金 -) 5,000 円 差し引き 払い戻し額 65,000 円 問 14=c (ア)-手配旅行契約の部 16 条第3項により、正しい。 (イ)-本肢の場合、手配が完了している旅行サービスに係る取消料、違約料、取消手続料金お よび旅行業務取扱料金を旅行業者が収受して、残りの金額を払い戻す(手配旅行契約の 部 14 条第2項) 。よって、誤り。 (ウ)-手配旅行において、旅行業者は手配をすることを引き受ける。旅程の管理までをも引き 受けるものではない。よって、誤り。 問 15=b 旅行相談契約は、旅行業者が契約の締結を承諾し、申込書を受理した時に成立するものとす る(旅行相談契約の部)3条第2項)。よって、相談料金の受理は誤り。 a-渡航手続代行契約の部4条第2項により、正しい。 c-旅行相談契約の部6条第2項により、正しい。 問 16=a,b,c a-本肢は、旅行業者の解除権――旅行開始後の解除である。この場合、本肢の取消料、違約 料等の費用は旅行者の負担となる(募集型企画旅行契約の部 18 条第3項) 。よって、誤り。 b-本肢は、旅行業者の解除権――旅行開始後の解除である。この場合、本肢の取消料、違約 料等の費用は旅行者の負担となる(募集型企画旅行契約の部 18 条第3項) 。よって、誤り。 c-本肢は旅行業約款に規定されておらず、旅行業者は本肢を理由に旅行契約の一部または全 部を解除することはできない。よって、誤り。 d-募集型企画旅行契約の部 18 条第3項により、正しい。 問 17=a,b,c a-募集型企画旅行契約の部 24 条により、正しい。 b-募集型企画旅行契約の部 23 条第二号により、正しい。 c-募集型企画旅行契約の部 26 条により、正しい d-旅行業者は、旅行の内容により添乗員その他の者を同行させて旅程管理業務を行わせるこ とがある(募集型企画旅行契約の部25条第1項)。すなわち、全ての募集型企画旅行に添 乗員をまたはその他の者を同行させるということではない。よって、誤り。 -6- 問 18=b,c a-本肢は募集型企画旅行契約の部に関するものであり、受注型企画旅行には該当しない。 b-受注型企画旅行契約の部7条第1項第四号により、契約の拒否事由に該当する。 c-受注型企画旅行契約の部7条第1項第二号により、契約の拒否事由に該当する。 問 19=a,b,d a-特別補償規程2条第3項第二号イにより、補償対象期間の始まりに該当する。 b-特別補償規程2条第3項第二号ハにより、補償対象期間の始まりに該当する。 c-宿泊機関であるときは、その施設への入場時が補償対象期間の始まりとなる(特別補償規 程2条第3項第二号ホ) 。よって、誤り。 d-特別補償規程2条第3項第二号ニにより、補償対象期間の始まりに該当する。 問 20=a,b,c,d a-募集型企画旅行契約の部 29 条第1項および別表第二 b-募集型企画旅行契約の部 29 条第1項および別表第二 c-募集型企画旅行契約の部 29 条第1項および別表第二 d-募集型企画旅行契約の部 29 条第1項および別表第二 問 21=a 国際航空運送約款4条第C項により、正しい。 問 22=a 国際航空運送約款8条第A項第3号により、正しい。 問 23=a 国際航空運送約款3条第3号により、正しい。 問 24=a 国際航空運送約款6条第B項第1号により、正しい。 問 25=b 旅客または手荷物の運送は、航空券の最初の搭乗用片により行われる運送の開始日に有効な この約款および会社規則の定めに従う(国際航空運送約款2条第F項) 。よって、誤り。 問 26=b 航空会社は、一旅客に対して二つ以上の予約がされており、かつ、次のいずれかの場合には、 航空会社の判断により、旅客の予約の全部または一部を取り消すことができる(国際航空運送 約款8条第E項第1号)。よって、「全部を取り消すことはできない」は、誤り。 問 27=b 航空会社は、そのいずれかが行った運送につき、賠償責任を負う場合、連帯して 賠償の責 任を負う(国内航空運送約款5条第2項) 。よって、誤り。 問 28=b 受託手荷物の引渡しを行う場合、航空会社は、手荷物合符の持参人が、その手荷物の正当な 受取人であるか否かを確かめなかったことにより生ずる損害に対し、賠償の責に任じない(国 内航空運送約款 30 条第3項)。よって、誤り。 問 29=a 国内航空運送約款 12 条第1項により、正しい。 問30=b 本肢において、ホテル(旅館)は、他の宿泊施設のあっ旋ができないときは、違約金相当額の 補償料を宿泊客に支払い、その補償料は損害賠償額に充当する。ただし、客室が提供できない ことについて、ホテル(旅館)の責めに帰すべき事由がないときは、補償料を支払わない(モデ ル宿泊約款14条第2項)。よって、誤り。 -7- ③ 国内旅行実務 問1=d a-満 12 歳の者は、小学生であっても航空運賃においては大人運賃を適用する。誤り。 b-往復運賃は、12 歳以上の旅客が有効期間内に同一路線を往復する場合に適用する。よって、 小児運賃を適用する者(12 歳未満の者)には、往復運賃は適用できない。 c-払戻手数料(430 円)について、大人と子供は同額。 問2=b 逆区間への変更や区間を変更することはできないが、本肢の搭乗日の変更は可能。 問3=b 適用航空運賃=17,790 円-旅客施設使用料 290 円=17,500 円 取消手数料=17,500 円×0.5=8,750 円 払戻額=17,790 円-取消手数料 8,750 円-払戻手数料 430 円=8,610 円 問4=b 学生団体において、小学生は子供普通運賃の 30%引き、教職員は大人普通運賃の 30%引き。 よって、正しい。 a-普通団体の割引率は、第1期が 10%引き、第2期が 15%引き。よって、誤り。 c-普通団体において、8名~30 名までのB小口団体には無賃の適用はない。31 名以上の構 成人員(すなわち、A小口団体)の場合に無賃の適用がある。 d-学生団体には、無賃の適用はない。よって、誤り。 問5=a 門司港駅は北九州市内駅に含まれ、かつ、北九州市内駅の中心駅である小倉駅と出水駅が営 業キロで 200 キロを超えており、本問は小倉~出水区間の運賃計算となる。 山陽新幹線はJR西日本が運行し、本問の行程中の小倉~博多区間は本州内のJR区間とみ なす。よって、本問は本州とJR九州にまたがる行程となる。 先ず、小倉~出水区間の距離から本州内の運賃表により基準額を求める。 次に、JR九州区間(博多~出水)の距離からJR九州の加算額を求め、これを基準額に合 算して、本問の適用運賃とする。 以上より、選択肢a.が答となる。 問6=a 本問の行程は、東京~新尾道区間の通しの新幹線特急料金とすることができる。 「のぞみ号」の自由席を利用する場合は、「ひかり・さくら・こだま号」の新幹線特急料金 を用いる。 本問の行程は、全区間自由席の利用であり、全区間通しの「ひかり・さくら・こだま号」の 通常期普通指定席特急料金から 520 円を減ずる。 以上より、選択肢a.が答となる。 問7=b 本問の特急「スーパーはくと号」は、JR区間と連絡運輸の智頭急行区間にまたがっている。 この場合は、JR区間の営業キロを合算してJR特急料金を求め、それに智頭急行区間の智頭 急行特急料金を加えて、 「スーパーはくと号」の特急料金とする。 なお、本問の特急「スーパーはくと号」は姫路駅で新幹線から乗り継ぎをしたものであり、 乗継割引が適用される。 乗継割引はJR特急料金に対して適用され、智頭急行の特急料金には適用されない。 以上より、選択肢b.が答となる。 問8=a 本問は、通しの新幹線特急料金とすることができる。全区間を「やまびこ号」の新幹線特急 料金を求め、それに、 「はやぶさ号」利用区間である仙台~新青森区間の「はやぶさ号」追加 料金(同区間の「はやぶさ号」と「やまびこ号」の新幹線特急料金の差額)を加算する。 および、グリーン・グランクラスも通しの料金とすることができる。全区間のグリーン料金 を求め、それに、グランクラス利用の仙台~新青森区間のグランクラス追加料金(同区間にか かるグランクラス料金とグリーン料金の差額)を加算する。 -8- グリーン・グランクラスを利用するため、新幹線特急料金は、通常期の新幹線普通指定席特 急料金から 520 円を減ずる。 以上より、選択肢a.が答となる。 問9=b 本問は、宇都宮~盛岡区間の東北新幹線と盛岡~秋田の区間の秋田新幹線に分けて料金計算 をする。 宇都宮~盛岡区間は、通しの新幹線特急料金とする。宇都宮~盛岡の全区間を「やまびこ号」 新幹線特急料金で求め、それに、仙台~盛岡区間の「こまち号」追加料金(同区間にかかる「こ まち号」と「やまびこ号」の料金差額)を加算する。その後、閑散期の 200 円を減ずる。 盛岡~秋田区間については、東北新幹線にまたがって乗車する場合の田沢湖線・奥羽本線の 指定席特急料金を適用する。なお、閑散期であり 140 円を減ずる。 以上により、選択肢b.が答となる。 問 10=b 本問は、東海道新幹線(米原~新大阪)から九州新幹線(博多~鹿児島中央)にまたがる行 程であり、米原~博多区間の新幹線特急料金と博多~鹿児島中央の九州新幹線に分けて料金額 を求める。 米原~博多区間は、その全区間を「ひかり・さくら・こだま号」料金で求め、それに新大阪 ~博多区間にかかる「みずほ号」追加料金(同区間にかかる「みずほ号」料金と「ひかり・さ くら・こだま号」料金の差額)を加える。 以上より、選択肢b.が答となる。 問 11=d 本問の新幹線特急料金とグリーン料金の払い戻しについて、新幹線特急料金は全額払い戻し される。 グリーン料金については、乗車日の2日前の払い戻しであり、330 円の払戻手数料が適用さ れる。 以上より、選択肢d.が答となる。 問 12=a,c a-寝台マーク中の「A1」はA寝台一人用個室を、「B1」はB寝台一人用個室を、「B2」 はB寝台二人用個室を意味する。以上より、正しい。 b-「しまんと3号」の座席のマークは、普通車指定席を意味する。ただし、全車両が指定席 であることを示してはいない。座席のマーク中に「全」文字があれば、普通車の全車両が 指定席であることを意味する。よって、本肢は、誤り。 c-「しおかぜ1号」は宇多津駅へ 7:55 に到着し、 「いしづち1号」は 7:59 に同駅へ到着す る。2 つの列車は併結されて、8:02 に同駅を出発する。 問 13=a 江差および奥尻島は、共に北海道南西部に位置する。 b-天売島は、北海道北西部に位置する。 c-焼尻島は、北海道北西部に位置する。 d-利尻島は、北海道北部に位置する。 問 14=c 北海道ガーデン街道は、上川町~旭川市〜美瑛町〜富良野市〜十勝地方を結ぶ約 250 キロの 街道。 問 15=d 富士五湖は、最西端の本栖湖から東方に向けて、精進湖、西湖、河口湖と続き、最東端は山 中湖になる。 問 16=a 木曽川の流れに乗って、美濃太田(美濃加茂市)から犬山までの川くだりを日本ライン下り という。 b-岡崎城は、愛知県岡崎市に所在し、徳川家康の生地でもある。別名を龍城という。 c-清洲城は、織田信長にゆかりの城。 -9- d-岐阜城は、岐阜市の金華山(旧名、稲葉山)に織田信長が建てた城で、元斉藤道三の稲葉 山城があった。 問 17=b 問 18=a 竹田城跡は、兵庫県中部の朝来(あさご)市に所在する山城。 問 19=d a-壱岐は、長崎県北部に所在。 b-対馬は、長崎県北部に所在。 c-平戸島は、長崎県北部に所在。 問 20=d 問 21=a ゆりかもめは、新橋から汐留、レインボーブリッジ、お台場、有明等を経由して豊洲に至る ルートで運行されている。東京ゲートブリッジは、ゆりかもめの運行ルートとは関係なく、お 台場の南東方向に所在する。 問 22=a 日光東照宮において「日暮の門」とも呼ばれているのは陽明門。唐門も日光東照宮内に所在 するが、本肢は誤り。 問 23=d 金沢で有名な市場は近江町市場。錦市場は京都市内に所在。よって、誤り。 問 24=c 今帰仁城跡は、今帰仁村に所在し、恩納村は誤り。 問 25=c 石割桜は、岩手県盛岡市に所在。よって、北上市は誤り。 問 26=b 越前市は福井市の南方に所在し、東尋坊は福井市の北方に所在する。よって、誤り。 問 27=d 吉野川は徳島県を流れる川。および、日本最後の清流と言われ、および沈下橋があるのは高 知県を流れる四万十川。すなわち、誤り。なお、水質日本一の河川は、島根県の高津川。 問 28=b (イ)-白神山地は、青森県と秋田県にまたがる山地帯で、青森県と岩手県にまたがるは、誤り。 問 29=a (ウ)-岩国市の錦帯橋は、木造の五連のアーチ式の橋。よって、石橋は、誤り。 問 30=b 吉野ケ里遺跡は佐賀県に所在。 問 31=a,c a-袋田温泉(茨城県) ―― 筑波山(茨城県) b-湯西川温泉(栃木県) ―― 吹割の滝(群馬県) c-月岡温泉(新潟県) ―― 尖閣湾(新潟県) 問 32=a,b,c -10- ④ 海外旅行実務 問1=d 往路運賃(TYO-LAX-SFO-CHI-DFW) TPM の合計 8443 > MPM 7723 → マイレッジ・システムによる割り増しが必要。 割増率=8443 マイル÷7723=1.09322… → 割増率は 10%となる。 往路の太平洋区間を出発する日は月曜日であり、ウィークエンド(W)の運賃を用いる。 なお、 往路において TYO-DFW 区間の往復普通運賃 JPY815,000-よりも高額な運賃が TYO-CHI 区間に存在するため、この JPY877,000-がHIPとなり、このHIPを基準にして往路運賃 を求める。 以上より、往路運賃の計算式は、HIF JPY877,000÷2×1.1 となる。 復路運賃(DFW-TYO) 復路の太平洋区間を出発する日は月曜日であり、ウィークデイ(X)の運賃を用いる。 以上より、復路運賃の計算式は、TYO-DFW 往復運賃 JPY695,000÷2となる。 以上より、選択肢d.が答となる。 問2=b 往路がウィークエンド(W)運賃で、復路がウィークデイ(X)運賃であるため、CTM チェッ クはウィークデイ(X)運賃で行う。 ウィークデイ(X)運賃で往復普通運賃を適用した場合の各途中降機地点までの運賃は以下 のようになる。なお、LAX は 24 時間以内の滞在であり、途中降機に含めない。 TYO-SFO JPY561,000- TUO-CHI JPY757,000- TYO-DFW JPY695,000- 以上のうち、最も高額な運賃は TUO-CHI JPY757,000-であり、これが CTM チェックによる運 賃となる。 問3=d 往路運賃(TYO-LAX-SFO-CHI) TPM の合計 7644 > MPM 7539 → マイレッジ・システムによる割り増しが必要。 割増率=7644 マイル÷7539=1.0139275… → 割増率は5%となる。 往路において、ウィークエンド(W)運賃中に、TYO-CHI 運賃より高額な運賃(HIP)は存 在しないため、TYO-CHI(W)運賃を基準にして運賃を求める。 以上より、往路運賃を求める計算式は、TYO-CHI(W) JPY354,000÷2×1.05 となる。 復路運賃(CHI-DFW-TYO) TPM の合計 7235 < MPM 7539 → マイレッジ・システムによる割り増しは不要。 復路において、ウィークデイ(X)運賃中に、TYO-CHI 運賃より高額な運賃(HIP)が TY0-DFW JPY326,000 が存在する。この運賃が HIP となる。したがって、復路運賃は HIP JPY326,000 を基準にして求める。 以上より、復路運賃を求める計算式は、HIP(X) JPY326,000÷2となる。 以上より、選択肢d.が答となる。 問4=c 往路運賃(TYO-LAX-SFO-CHI) 上記設問3.の解説よりマイレッジ・システムによる割増率は5%。 往路において、ウィークエンド(W)運賃中に、TYO-CHI 運賃より高額な運賃(HIP)は存 在しないため、TYO-CHI(W)運賃を基準にして運賃を求める。 なお、ダイナミックセイバー7 タイプA運賃には特定日加算額の規定がある。 往路国際線搭乗日が8月 25 日であるため、30,000 円の加算が必要となる。 以上より、往路運賃を求める計算式は、TYO-CHI(W) JPY205,000÷2×1.05+JPY30,000 と なる。 -11- 復路運賃(CHI-DFW-TYO) 上記設問3.の解説より、マイレッジ・システムによる割り増しは不要。 復路の国際線搭乗日が9月1日であり、特定日加算額は不要となる。 ダイナミックセイバー7 タイプA運賃の場合は、途中降機が往路・復路各1回認められ るが、うち1回は無料、残りの1回は有料(10,000 円)となる。よって、往路で途中降機料 を加えていないので、復路で途中降機料の加算が必要となる。 復路において、ウィークデイ(X)運賃中に、TYO-CHI 運賃より高額な運賃(HIP)が TY0-DFW JPY197,000 が存在する。この運賃が HIP となる。したがって、復路運賃は HIP JPY197,000 を基準にして求める。 以上より、復路運賃を求める計算式は、HIP(X) JPY326,000÷2+JPY10,000 となる。 以上より、選択肢c.が答となる。 問5=b 本問の行程は、規則表より、ANA のエコ割スタンダードライト運賃、エコ割り7 タイプA運 賃、スーパーエコ割 タイプA運賃のいずれの運賃も適用可能である。 エコ割スタンダードライト運賃の場合 選択肢には、当運賃を使用したものがないため当運賃を使用する場合の解説を省略する。 エコ割7 タイプA運賃の場合 往路の国際線出発日が9月 21 日(日)のため、4/1~9/30 期間のウィークエンド(W)運賃 を用いる。よって、往路運賃は JPY331,000÷2となる。 復路の国際線出発日が9月 30 日(火)であり、ウィークデイ(X)運賃を用いる。 および、復路便が NH216 であり、エコ割特定便加算額運賃 5,000 円が適用される。 以上より、復路運賃は、JPY311,000÷2+JPY5,000 となる。 スーパーエコ割 タイプAの場合 往路の国際線出発日が9月 21 日(日)のため、9/21~9/30 期間のウィークエンド(W)運 賃を用いる。よって、往路運賃は JPY191,000÷2となる。 復路の国際線出発日が9月 30 日(火)であり、ウィークデイ(X)運賃を用いる。 および、復路便が NH216 であり、エコ割特定便加算額運賃 5,000 円が適用される。 以上より、復路運賃は、JPY171,000÷2+JPY5,000 となる。 エコ割7 タイプA運賃を利用するよりも、スーパーエコ割 タイプA運賃が低額であり、選 択肢b.が答となる。 問6=d スーパーエコ割 タイプA運賃にかかる有効期間が1カ月発・開始であり、旅行開始日9月 15 日であることから、復路は 10 月 15 日 24:00 までにパリを出発しなければならないが、10 月 17 日の出発であり、スーパーエコ割 タイプA運賃は、適用できない。 エコ割スタンダードライト運賃の場合 往路の国際線出発日が9月 15 日(月)のため、4/1~翌年 3/31 期間のウィークエンド(W) 運賃を用いる。 および、往路の航空便が NH215 であり、エコ割特定便加算額運賃 10,000 円を加える。 以上から、往路運賃は JPY400,000÷2+JPY10,000 となる。 復路の国際線出発日が 10 月 17 日(金)であり、ウィークエンド(W)運賃を用いる。 以上より、復路運賃は、JPY3400,000÷2となる。 エコ割7 タイプA運賃の場合 往路の国際線出発日が9月 15 日(月)のため、4/1~9/30 期間のウィークエンド(W)運賃 を用いる。 および、往路の航空便が NH215 であり、エコ割特定便加算額運賃 5,000 円を加える。 以上から、往路運賃は JPY331,000÷2+JPY5,000 となる。 -12- 復路の国際線出発日が 10 月 17 日(金)であり、ウィークエンド(W)運賃を用いる。 以上より、復路運賃は、JPY270,000÷2となる。 エコ割7 タイプA運賃を適用した場合の計算式は選択肢になく、結果として答はエコ割ス タンダードライト運賃を適用した場合の選択肢d.になる。 問7=d 本問の行程は、ヨーロッパ滞在中に土曜日が含まれていないため、スーパーエコ割 タイプ A運賃の適用はできない。 よって、スーパーエコ割 タイプA運賃を用いた選択肢a.およびb.は答に該当しない。 選択肢中に、エコ割スタンダードライト運賃を用いた場合のものが存在しておらず、エコ割 スタンダードライト運賃は答に該当しない。 エコ割7 タイプA運賃の場合 往路の国際線出発日が9月 14 日(日)のため、4/1~9/30 期間のウィークエンド(W)運賃 を用いる。 および、往路の航空便が NH215 であり、エコ割特定便加算額運賃 5,000 円を加える。 以上から、往路運賃は JPY331,000÷2+JPY5,000 となる。 復路の国際線出発日が 9 月 19 日(金)であり、ウィークエンド(W)運賃を用いる。 および、往路の航空便が NH216 であり、エコ割特定便加算額運賃 5,000 円を加える。 以上より、復路運賃は、JPY331,000÷2+JPY5,000 となる。 したがって、選択肢d.が答となる。 問8=d 選択肢の各計算式は、すべてスーパーエコ割 タイプA運賃を用いたものである。よって、 同運賃のみを対象にして答を探る。 スーパーエコ割 タイプA運賃の場合 往路の国際線出発日が9月 20 日(土)のため、8/1~9/20 期間のウィークエンド(W)運賃 を用いる。 および、往路の航空便が NH223 であり、エコ割特定便加算額運賃 5,000 円を加える。 以上から、往路運賃は JPY208,000÷2+JPY5,000 となる。 復路の国際線出発日が 10 月 4 日(土)であり、ウィークエンド(W)運賃を用いる。 および、復路の航空便が NH5854 であり、エコ割特定便加算額運賃 2,500 円を加える。 以上より、復路運賃は、JPY208,000÷2+JPY2,500 となる。 従って、選択肢d.が答となる。 問9=b 本肢の場合、代理申請人である申請者の配偶者にかかる身元確認のための書類の提示または 提出が必要である(旅券法施行規則2条第2項)。よって、誤り。 問 10=a (ウ)-本肢の新たな発給申請によって発行される旅券は、返納した旅券とは異なる新たな旅券 番号および新たな発行日に伴う有効期間の満了日となる。よって、誤り。 問 11=b 旅券法 18 条第1項第六号により、正しい。 a-本肢の場合、新たに発給申請をした旅券が発行されたときに、返納した旅券は失効する。 c-既婚、未婚の別に関係なく、20 歳未満の者に対しては、有効期間が 10 年の一般旅券は発 行されず、有効期間が5年の一般旅券が発行される。 d-外国で住所または居所を定めて3カ月以上滞在する者は、その地域を管轄するまたはもよ りの領事館に届け出をする。よって、都道府県指示を経由して外務大臣への届け出は誤り。 問 12=a,c -13- b-本肢の場合、別に健康保険証、国民健康保険証、船員保険証、共済組合員証、国民年金手 帳、国民年金証書、厚生年金保険証書、船員保険証書、共済年金証書、恩給証書、印鑑登 録証明書(一般旅券発給申請書に押印した印鑑にかかるもの) 、その他都道府県知事が特 に認めるものの中から1点を必要とする。 d-本肢の場合、別に健康保険証、国民健康保険証、船員保険証、共済組合員証、国民年金手 帳、国民年金証書、厚生年金保険証書、船員保険証書、共済年金証書、恩給証書、その他 都道府県知事が特に認めるものの中から1点を必要とする。 問 13=d (イ)-本肢中のネクタイは、海外市価が1万円を超えておらず、無条件で免税となる。ネクタ イを除く物品の合計海外市価(192,000 円)は、20 万円を超えておらず、課税対象にな らない。 問 14=b (イ)-入国の際に別送品の申告手続(携帯品・別送品2通の提出)をしていない場合、その旅 行者宛に後日届いた物品を別送品として受け取ることができない。別途の輸入品として 受け取ることになる。 問 15=b,c a-特別永住者に与えられる再入国の許可の有効期間は6年である。有効期間の延長は1年を 超えない範囲で与えられる。よって、7年は誤り。 問 16=c 第7問 <和訳、概略> 予約および旅行費用の支払い 予約の確認をするとき、表1に示されている保証金を支払わなければなりません。 ご希望の予約が完了したときは、予約の確認・請求書をお送りします。 この予約確認・請求書をお送りすると、当社と旅行者との間において拘束力のある契約が発生します。 お申し込みの中に航空便が含まれている場合は、当社は航空便予約確認書を発行します。 予約確認書または航空便予約確認書に誤りや不備があるとお考えの場合は、速やかに当社にご連絡くだ さい。10 日以内にご連絡がない場合は、旅行者の権利が害されることがあります。 旅行者のための費用は、表1に従って支払われます。 当社が予定通りお支払いを受けることができなかった場合、表2の取消料に基づいて、当社は旅行者の 取り消しを処理する権利を有します。 旅行者による変更 もし、旅行の予約が確定した後に、その予約を変更したいときは、予約用紙に署名した人(申込者)か らの変更申し込みを書面で確認することができるなら、当社は変更の受け付けをいたします。 ただし、特定のものについて、変更はできないかもしれません。および、どのような変更であっても、 100%の取消料がかかる場合があります。 表1 保証金と残高 表2 キャンセル料 問 17=d due=当然支払われるべき payable=支払うべき 問 18=c 問 19=b -14- 問 20=c 問 21=a,b,c 第6問 <和訳、概略> イギリスへのご旅行であって、イギリス国鉄をご利用の際は、パスを活用してください。 どこでパスは使えますか? イングランド、スコットランド、ウェールズで使えます。 購入の制限 イギリス国内の居住者でなければパスを購入することができます。当社は、外国の居住していることの 証明を求めることがあります。場合によっては、パスを没収することもあります。 割引 同じタイプで同じ期間のパスであって、そのグループがいつも一緒に旅行をする、その一緒に旅行をし ている5人目から 10 人目までの人に対して 50%の割引をします。 大人のパスを利用する旅行者に同伴する5歳~15 歳の子供は、1人につき、無料とします。 同じタイプのパスを購入するとき、1人を超える子供については大人料金から 50%引きとします。 この割引は、他の割引と重複することはありませんのでご注意ください。 パスの有効性 パスは、発行されてから6か月以内に、および、最初の使用開始前に確認されなければなりません。 鉄道パスを有効にするために、出発の駅で、駅職員に旅券と共にパスを提示してください。 その時、パスに旅券番号とパスの使用開始日と有効期間の満了日が記入され、旅行者はパスに署名をし なければなりません。 問 22=c 大人1人£100+子供1人目無料+子供2人目£50+子供3人目£50=合計£200 問 23=a 問 24=a,b,c 問 25=c a-ザグレブは、クロアチアの首都。内陸部に所在し、アドリア海には面していない。 b-シベニクは、クロアチアの中南部のアドリア海に面する都市。カトリックの聖ヤコブ大聖 堂がある。 d-トロギルは、クロアチアの中南部の大陸に隣接する小さな島。古代ギリシャ、古代ローマ、 ヴェネツィア共和国の影響をうけた町で世界遺産に登録されている。 問 26=d a-サーリセルカは、フィンランド北部の小さな町で、オーロラの観測地として知られる。 b-タンペレは、フィンランド南部の街。ムーミン谷博物館がある。 c-トゥルクは、フィンランド南部に所在。同国最古の町で旧首都でもある。郊外のナーンタ リにはムーミンワールド「ムーミン谷」がある。 問 27=c a-アバディーンは、イギリス北部のスコットランド東海岸の港湾都市。 b-グラスゴーは、スコットランドのエディンバラ西方の町。 d-リバプールは、イギリス中西部イングランドの港町。ビートルズの出生地として有名。 -15- 問 28=a ベルニナ・エクスプレスは、イタリアのティラーノとスイスのサン・モリッツ、クール、ダ ヴォス(この3都市はスイスの東部に所在)のいずれかを発着とする。 また、サン・モリッツは、ツェルマットまでの氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)の 発着地でもある。 b-ツェルマットは、スイス南西部に位置する。マッターホルンやゴルナーグラート等への登 山の基地であり、ケーブルや登山鉄道で登れる。また、氷河特急の発着地でもある。 c-ルガーノは、イタリアのコモ湖の西方に位置するスイスの山岳リゾート地。 d-ルツェルンは、スイス中央部でピラトゥス山の麓に所在。木造のカペル橋が有名。 問 29=c a-アレキサンドロフは、モスクワの北東方向。アレキサンドロフ宮殿・聖堂がある。 b-イルクーツクは、シベリアのバイカル湖の湖畔の町。 d-セルギェフ・ポサードは、モスクワとアレキサンドロフとの間に所在。至聖三者聖セルギ イ大修道院で有名。 問 30=b a-イスキア島は、ナポリ湾沖合いの島。 c-サルデーニャ島は、イタリア半島西方、フランス領コルシカ島の南に所在。 d-シチリア島は、イタリア半島南方の島。エトナ火山がある。 問 31=c マラケシュ a-カサブランカは、大西洋に面したモロッコ最大の港町。 b-フェズは、モロッコ北部の古都。城壁に囲まれた旧市街地はメディナになっている。 d-ラバトは、モロッコの首都。 問 32=d 問 33=d 紹興は、魯迅の出生地。紹興酒の産地でもある。 問 34=a ケチャック・ダンスとして知られている。 b-バロンダンスは、バリ島に残るヒンズー教の聖獣の踊りを表している。 c-レゴンダンスは、バリ島に残るヒンズー教の宮中の女性によるダンス。 d-ワヤン クリは、インドネシアの伝統芸能で影絵芝居である。 問 35=c ハレアカラ(火山)は、ハワイ諸島のマウイ島の最高峰であり、ハワイ島には関係しない。 スター・ゲイジング・ツアーは、マウナケア山の山頂で行う天体観測で、マウナケア山はハ ワイ島に所在する。 問 36=d 問 37=a ヨセミテ国立公園は、サンフランシスコの東方のシェラネバダ山脈に所在する。よって、ロ サンゼルス東方は、誤り。 問 38=c ラ・メルセー教会はリマやクスコには所在するが、プノーには所在しない。なお、プーノは チチカカ湖の湖畔の町である。 問 39=d マーライオン・タワーは、セントーサ島に所在する。ビンタン島はシンガポールの東方のイ ンドネシア領のリゾート島。 問 40=a 曲橋釣月の九曲橋があるのは、高雄の澄清湖。よって、蓮池澤は誤り。 問 41=b ベンメリアは、アンコール・ワットやアンコール・トム等が所在するアンコール遺跡群の中 心から東方郊外に所在する遺跡。 問 42=a,b,c,d 選択肢のすべてが、ロワール川沿いの古城。 問 43=a,b,c -16- 問 44=a,b c-ブルーマウンテンズ国立公園は、シドニーの西方に位置する。メルボルンの西方は、誤り、 問 45=a,c a-HNL(米国ハワイ州ホノルル空港) b-MIL(イタリア、ミラノ空港) ― KOA(米国ハワイ州カイルア・コナ空港) ― VIE(オーストリア、ウィーン空港) c-PER(オーストラリア、パース空港 ― BNE(オーストラリア、ブリスベーン空港) 問 46=a,b,c 問 47=a,d 問 48=a 6月 7 日は、日本は「+9」 。ニューヨーク(東部標準時)は夏時間を採用中で「-4」 ニューヨークは、日本よりも 13 時間遅れている。 日本時間で表示 東京 [+9] (発) 東部標準時で表示 18:20 05:20 ↓ ↓ この間の所要時間は、13 時間 05 分 ↓ ニューヨーク[-4] (着) 31:25 問 49=b a-NH10 便 ↓ 18:25 必要な時間 実際の乗継時間 可否 10:45 JFK 7 → AA27 13:29 LGA 2時間 30 分 2時間44分 可能 13:26 EWR 3時間 30 分 2時間11分 不可 c-DL172 便 14:56 JFK 4 → AA2351 17:29 JFK 1時間 45 分 2時間33分 可能 d-UA78 便 1時間34分 可能 b-JL006 便 11:15 JFK 1 → UA255 16:55 EWR C → UA1713 18:29 EWR 1時間 30 分 問 50=b 東京(+9)が 10 月1日 12:00 のとき a-アトランタ 米国東部標準時 夏時間 -4 -13 時間 9月 30 日 23:00 b-アムステルダム 夏時間 +2 -7時間 10 月1日 05:00 c-ドバイ(United Arab Emirates) +4 -5時間 10 月1日 07:00 d-ナイロビ +3 -6時間 10 月1日 06:00 問 51=d ICE(Intercity-Express)は、ドイツを中心とするヨーロッパの高速列車。 問 52=a -17-
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