通信・放送連携 携帯端末の開発

通信・放送連携
携帯端末の開発
株式会社KDDI研究所
目次
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背景
地上デジタル放送とは?
想定される構成
サービス例および動作
通信・放送連携端末の開発
– ハード
– ソフトウェア
– 緒元
背景
ホームネットワーク
•ネットワーク
接続機能搭載
カーナビ
ハードディスク内蔵・
インターネット接続
機能搭載
放送波からのデータを自動蓄積し、
好きなときに再生を可能とする技術
PDA
携帯電話
ネットワーク接続機
能搭載
音楽、動画ストリーミ
ング機能搭載
表示部の大小による、ベースとなる端末の
二極化?
→携帯電話ベース/PDAベース端末
放送受信機能付の複合装置へ
ホームネットワーク化の進展
(通信・放送連携対応STB)
カーナビの高機能化
(通信・放送連携カーナビ)
デジタルAV、情報家電、PC、
電話のネットワーク化
インターネットナビ
蓄積型ナビ
携帯端末の高機能化
(通信・放送連携携帯端末)
TV・ラジオ受信機能付き
携帯電話
通信機能付きPDA
PC+TV受信機
背景
• 現状
– 1人に複数台のPC / 2人に1台の携帯電話
– ⇒通信端末のパーソナライズ化、急速な普及、
どこでもアクセスできる環境。
• 取り巻く環境
– インターネットの普及、アクセスの高速化・多様化、
PCの高速化、放送のデジタル化
– ⇒通信端末の更なる高機能化、複合機能化の促進。
• そのような中で,地上デジタル放送の移動体・携帯
受信が検討
地上デジタル放送とは?
• 東京・大阪・名古屋で本年末に開始予定
• 2011年には現在の地上アナログ放送から完全に
移行予定
• 地上デジタル放送のメリットは?〜アナログ放送と
の比較〜
高能率符号化により多チャネル化が可能に
干渉に強く,雑音に強い
データ,音声,映像により伝送方式を変える必要がない
暗号化が容易にできるようになる
放送局の指示により,受信機のパラメータをいろいろと
変更できる
– 通信と放送の融合がしやすくなる
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想定される構成
放送波(OFDM変調)
無線LANにてエミュレート
放送局
専用
回線
放送コンテンツ
サーバ
番組配信
サーバ
Internet
(公衆網)
EZweb
ネットワーク
通信コンテンツ
サーバ
端末
T-Engine上に実装
・BMLブラウザ
XHTMLをサポート
・OFDM受信
無線LANにてエミュレート
端末起動
サーバ
サービス例
〜緊急通報サービス〜
放送局
放送波
(OFDM変調)
放送コンテンツ
サーバ
<待ち受け画面>
番組配信
サーバ
Internet
(公衆網)
EZweb
ネットワーク
通信コンテンツ
サーバ
端末起動
サーバ
サービス例
〜位置情報を使った地域マーケティングサービス〜
放送局
放送波
(OFDM変調)
放送コンテンツ
サーバ
番組配信
サーバ
Internet
(公衆網)
EZweb
ネットワーク
通信コンテンツ
サーバ
地図
通信・放送連携端末
〜ハードウェア構成〜
Audio IO
表示系
Bus
表示部
T-Engine
PCMCIA
拡張用
Bus
外部記憶装置
PCMCIAスロット
拡張(2枚)
WirelessLAN,
PHS/cdma
通信・放送連携端末
〜ソフトウェア構成〜
Application Manager
Emergency
Receiver
GUI
Control
DSM-CC
Manager
Request
Manager
Event
Listener
TS Packet
Manager
TS Controller
MPEG-2 MPEG-4 DSM-CC
AAC
Visual Carousel
Demuxer
Decoder Decoder Decoder
XHTML
Basic
Browser
TCP(UDP)/IP
Controller
T-Kernel (Based on μ-iTron 4.0)
Audio
RAM
Video
RAM
PHS/
cdma
Wireless
LAN
ハードウェア
通信・放送連携端末
〜主要緒元〜
ソフトウェア
メインボード
T-Engine
拡張
PCMCIAソケット2枚拡張(計3枚)
PCMCIA
アプリケーション用,WirelessLAN(IEEE802.11b),
PHS(AirH”)/cdma(Rapira)
CPU
ルネサス社製SH7751R(SH4)
メモリ
64MB
LCD
QVGA(320画素×240ライン),16bit depth, タッチパネル
サイズ/重量
144x91x59(mm), 660g(バッテリ装着時)
OS
リアルタイムOS(T-Kernel上)
放送部
MPEG-2 TSを多重分離
ビデオ
MPEG-4 Visual Simple Profile
オーディオ
MPEG-2 AAC LC
データ放送 HTML4.0ベース(XHTMLBasic+CSS2サブセット
に対応)
部
双方向通信部
HTML4.0ベース(XHTMLBasic+CSS2サブセットに対応)
終わりに
• KDDI研究所では通信・放送連携端末を開発
– 端末アーキテクチャ
– サービス
等について紹介
• 今後は・・・
– OFDM復調機能の実装
– 端末の小型化