東京電機大学 様(PDF形式)

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「ユーザサービスとしてのXythos Digital Locker」
どこからでもアクセス可能なバリアフリーなファイル共有環境を
目指し、東京電機大学は2006年、キヤノンマーケティングジャ
パン株式会社(CMJ)の支援によりXythos Digital Locker を導
入しました。利用頻度が高く、今や自然とそこにあるような存在
となったXythosは、理想のソリューションとして高い評価を得て
います。
導入までの背景
情報コンセントと言われるように任意の場所で、自分のノートPCを使いネットワークにアクセスするこ
とが頻繁になったため、総合メディアセンターはネットワークアプリケーションの充実が必要であると考
えていました。そして、5年毎の定期的な機材の更新に伴い、大学の基幹網のネットワーク装置をは
じめとするリプレイス計画が始まりました。このような中、ネットワークに関わるアプリケーションの充実
を目的とした新しい試みの一つとして、Xythos Digital Lockerを選択しました。
これまでファイル共有といえば、紙媒体、メール添付、配布・提出専用のWebサイト、Windowsファ
イル共有といった適時状況に応じた方法で運用していました。これらを利用の容易さ、環境設置の
容易さ、リソース使用の効率、物理的な自由度という観点で教員と学生で評価した結果、メールに
関しては次のような問題が列挙されました。
1)大きなファイルを送信できない。
2)多数のメールに添付されているファイルが管理できない。
3)サーバに同じデータのコピーが存在するため効率が悪い。
この結果を受け総合メディアセンターでは、Webサイト方式とWindowsファイル共有方式を組み合わ
せることが望ましいという結論に達しました。また、利用範囲を拡大することにより、更なるユーザ
サービスの向上へ繋がることを確信しました。
Xythos選択の理由
総合メディアセンターのサービスとしては、専用ソフトのイ
ンストールはクライアントを限定してしまうため、いくら性能が
優れていても望ましくないと考えていました。また、共有サー
ビスの重要な要求事項はプロトコルが標準化されていること
でした。
通信プロトコルを評価していくうちにWebDAVへの期待が高
まりましたが、オープンソースは日本語使用に難があり、サ
ポートの問題もありました。その頃CMJより紹介を受けた
Xythosは商用のWebDAV100%準拠製品であり、日本語
も問題なく使用可能でした。JAVAベースであるため、プラッ
トフォームに依存しない環境で使用可能なこともわかりまし
た。これらが決め手となり、ユーザにとって汎用的でスタン
ダードな製品として、2006年導入の大きな目玉になりました。
名称:
学校法人 東京電機大学
TOKYO DENKI UNIVERSITY
創立:1907年(明治40年) 9月11日
大学院:4研究科(26専攻)
学部:5学部(13学科)
研究機関:4研究所
併設教育機関:中学校・高等学校
学生数: 11,748名
教員数:
370名
所在地:
•神田キャンパス
(東京都千代田区神田錦町2-2)
法人・大学本部 、大学院先端科学
技術研究科、大学院工学研究科、
未来科学部、工学部、工学部第二部
•鳩山キャンパス
(埼玉県比企郡鳩山町石坂)
大学院先端科学技術研究科、大学
院理工学研究科、理工学部
•千葉ニュータウンキャンパス
(千葉県印西市武西学園台2-1200)
大学院先端科学技術研究科、大学
院情報環境学研究科、情報環境学
部
•小金井キャンパス東京都小金井市
梶野町4-8-1)
中学校、高等学校
総合メディアセンターご紹介
左:総合メディアセンター(企画・推進担当)
課長 佐藤 龍様
右:総合メディアセンター
(企画・推進担当/鳩山キャンパス担当)
技師 橋本 明人様
総合メディアセンターは東京電機大学
のネットワークインフラの整備・運用と
共用計算機の整備・運用など、計算
機資源・視聴覚資源・図書資源に関
する企画・整備を担う部門です。
学内にある4学部の教員・学生・職員
を等しくカバーし、全ての人が使用可
能なインフラサービスの提供を使命に、
5~6年ごとに実施するシステムの大
きな入れ替えを考慮し、都度トレンドと
必要要素を兼ね備えたシステムを取
り入れる試みを行なっています。
導入までのステップ
2006年10月、まず1ヵ月間、製品評価版(Evaluation Edition)を使う期間を設けました。
システム管理者、ユーザーともに基本的な操作はマニュアルを見なくても使用可能なこと、
Webインターフェースで操作が簡単なこと、Web上で全てのマネジメントが完結することが好
評でした。
導入効果
~ ヒマラヤ山脈よりも高いネットワーク環境の隔たりを克服 ~
個人情報や機密情報を取り扱うために、事務側のネットワークは、ファイアウォールの設定
をシビアにし、外部への強固なセキュリティを維持しています。
事務部署にも当然事務側のネットワークが存在し、外部へのセキュリティが厳しくなっていま
す。一方、教員・研究者用ネットワークは通常のインターネットであり、この2つのネットワーク
環境には非常に高い隔たりがありました。このため、教員・研究者と事務部署では、メール添
付でファイルの受け渡しを行なっていましたが、大容量ファイルが送信できないという問題が
発生していました。
総合メディアセンターでは、この問題を解決するためにXythosの使用を推奨しました。Web
ベースでアクセス可能、マニュアルを見なくても操作が簡単なため、教職員間に即座に受
け入れられました。総合メディアセンターにとっても、専用アプリケーションをクライアントへイ
ンストールする必要が無く、操作説明の必要が無いことは大きなメリットとなっています。
東京電機大学
Xythos運用開始:2006年10月1日
Xythos利用者: 10,000人
(学生・教職員)
動作環境:
Vmware社ESX Server
RedHatLinuxをOSとした仮想マシン
として動作
~ ファイルストレージがある場所を意識しない ~
東京電機大学仮想サーバ
サーバ サーバ サーバ
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サーバ サーバ
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サーバ
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サーバ
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サーバ
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管理サーバ
Virtual
Center
サーバ サーバ
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導入後の感想
Backup
サーバ
Fiber Channel
3キャンパス間(東京、千葉、埼玉)でも共通のストレージを利用できるということは、各キャ
ンパスに出向かなければならない教員にとって大きな恩恵をもたらしています。キャンパス
だけでなく、自宅、ネットカフェ、滞在先のホテルなどでも、ファイルストレージがどこにあるか
を意識せずにWebベースでアクセスできる環境は、教員、学生、職員、研究者それぞれの
立場で汎用的に自由に使えます。
利用状況に応じてXythosサーバのリソース
増減を行う
Xythos Webインターフェース
総合メディアセンターの技師橋本 明人様はこう述べています。
「運用開始時のユーザ教育が不要な点だけでなく、運用中についてもシステム管理者の負
荷を軽減する機能が備わっているXythosは理想のソリューションです。例えば、ある時期の
プロジェクトだけ、授業のグループだけといったグループの構成機能がユーザにも備わってい
ることです。
Xythosは自然とそこにある空気のような存在のため、普段は評価されにくいかもしれません。
しかし、必要不可欠な存在になっているのは確かです。それは故意にサービスを止めたら
立証されるかもしれませんね。知らないと損する製品です。」
今後の展開と課題
課題の掲載・提出、教材の授受などの業務を徐々にXythosへシ
フトする構想を持っています。多彩なアクセス権の設定が必要とな
りますが、教員側からしか閲覧できない提出用フォルダを作ること
により、非常勤教員が自宅からでも課題を受け取ることができるよう
になります。
Benefits
・スケールアウトが容易
・オープンスタンダードなアーキテクチャ
・キャンパス内外の情報共有を改善
・導入とサポートが容易
開発元
利用方法を限定することなく自由に使用するよう促進していく一方、
汎用的であるがゆえに、権利違反などのネガティブな使われ方をさ
れないように、コンプライアンスに則った使用方法の徹底が必要で
す。さらに、万一の場合、ロギングを利用して検出する方法が検討
課題となっています。さらなるXythosの機能アップに期待を寄せて
います。
655 Montgomery Street 16th Floor
San Francisco, CA 94111
http://www.xythos.com
販売元
〒164-0011東京都中野区中央5-8-1朝日生命新中野ビル
03-5340-1541(代) http://www.xythos.jp
E-mail:[email protected]
記載されている内容は、改善のため予告なく変更されることがあります。(2007年12月)
Xythosは、Xythos Software Inc.の登録商標です。その他の記載されている会社名・製品名は各社の登録商標です。
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