米国 MesaLabs 社製バイオロジカル・インジケータ スポア・ストリップス試験紙型 製品説明書 米国 MesaLabs 社のスポア・ストリップス試験紙型バイオロジカル・インジケータは、指標菌として下記の4種類か ら選択できます。 Geobacillus Stearothermophilus(ATCC#7953) Bacillus Atrophaeus(ATCC#9372) Bacillus Pumilus(ATCC#27142) Bacillus Megaterium(ATCC#8245) 3 指標菌の菌数濃度は、10 8 個から 10 個に至るまで自由に選択できます。滅菌対象物、滅菌機器の種類、研究・ 試験目的によってバイオロジカル・インジケータを自由に選択できるように、製品を取り揃えています。 使 用 目 的: 滅菌機の滅菌効果判定。 対 象 滅 菌 機: 滅菌機の種類 使用するバイオロジカル・インジケータ 高圧蒸気滅菌機 ガス滅菌機(EtO) 乾熱滅菌機 放射線滅菌機 高圧蒸気低温滅菌機 標準胞子濃度: G.Stearothermophilus の試験紙 B.Atrophaeus の試験紙 B.Atrophaeus の試験紙 B.Pumilus の試験紙 B.Megaterium の試験紙 6 いずれの胞子菌体においても、標準胞子濃度は 10 8 個から 10 3 個です。それ以外の胞子濃度として、10 個に至る範囲の胞子濃度を製品として用意しています。 3 ただし、混合菌体の場合は G.Stearothermophilus は、10 6 B.Atrophaeus は 10 8 個から 10 個まで選択できますが、 個に固定されています。 :約 7.0mm×38.0mm :約 0.9mm :Pure Cotton(Schleicher&Schuell 740E) :グラシン紙による袋(大きさ約 25.0mm×77.0mm) 製 品 仕 様: 試験紙(担体)の寸法 試験紙(担体)の厚さ 試験紙(担体)の種類 試験紙(担体)の1次包装 使 法: 試験紙(担体)がグラシン紙に包まれている状態でご使用下さい。グラシン紙に包まれている 担体を、滅菌機の庫内で特に滅菌されにくいところ数個所に置いて下さい。 次に、滅菌対象物を庫内に入れて滅菌開始して下さい。滅菌運転終了後は、グラシン紙に包 まれたまま、滅菌機から取り出して培養に回して下さい。 判 定 用 培 養: 培養には、無菌的培地であるトリプシン・ソイ・ブイヨンをご使用下さい。目安としての培地 10mL に対して 1 枚の試験紙をご使用下さい。 滅菌運転が終了したら、グラシン紙の中から試験紙(担体)を取り出し、培地が入っている試 験管に入れて下さい。その試験管を次の条件で培養して下さい。 これらの全ての操作は無菌状態で実施して下さい。 用 G.Stearothermophilus(高圧蒸気滅菌) 55~60℃ B.Atrophaeus(ガス滅菌(EtO)・乾熱滅菌) 30~35℃ B.Pumilu(放射線滅菌) 30~35℃ B.Megaterium(高圧蒸気低温滅菌) 30~35℃ 効 果 判 定: 培養は 7 日間以上、実施されることをお薦めします。 培養結果の観察は、毎日実施されることをお薦めします。 培養開始後、白濁もしくは変色してくれば胞子が菌に移行したことを示します。更に詳しく見 るためには、グラム陽性菌が存在すればグラム染色で青紫色に染まりますので、お試し下さい。 培養開始後滅菌が確実に実施されていれば、白濁もしくは変色などの変化が生じません。最もよ く菌が繁殖する時期は培養開始 24 時間後です。培養結果を正確に知る目的で、常時滅菌されて いないインジケータ 1 枚をコントロール用として培養されることをお薦めします。 STRIPS 注 意 事 項: 培養を終えたものは、全て必ず滅菌処理をした上で廃棄して下さい。 一度培養に使用した試験紙を再度使用することはできません。 グラシン紙を一度開封したものは使用しないで下さい。 培養開始 24 時間後に一旦白濁もしくは変色などが見られた場合はその後の培養は意味があり ませんので、直ちに培養を終了してください。有効期限が切れた製品は使用しないで下さい。 定期的に滅菌確認試験を実施されることをお薦めします。使用時には、必ず菌種、菌濃度、有 効期限などをご確認下さい。滅菌確認試験後は、必要事項を記録すると共にその保存を確実に 実施することをお薦めします。 製 品 保 存: 冷暗部所に保存して下さい。冷凍保存は避けてください。 有 効 期 限: 製造後 24 ヶ月が当社の定める有効期限です。 参 考: 米国薬局方第 23 局、米国 AAMI 規格、米国 GMP 規格、及び ISO 規格 品: 滅菌機の種類や滅菌対象物の種類により、次のバイオロジカル・インジケータを用意しており ます。 姉 妹 ディスク型 コットン・スレッド型 アンプル型 クラッシャブル型 サスペンション型 (直径 9mm 程度の試験紙のもの) (毛糸に胞子を付着させたもの) (培地、胞子、pH インジケータを一体化し、完全密封したもの) (培地、胞子、pH インジケータを一体化し、非密閉型容器に入れて あるもの) (胞子を ID ウォーターに入れたもの) 本製品には、使用説明書及び D 値や Z 値などを示す保証書が入っています。さらにその保証書には、有効期限やロッ ト番号なども記載されております。 米国 MesaLabs 社は、1949 年創立以来約半世紀にわたる豊富な製造技術を貯えた、米国においても唯一のバイオロ ジカル・インジケータの専門製造会社です。 米国 MesaLabs 社の製品は、米国薬局方及び AAMI 規格に適合した製品であり、かつ ISO 規格にも適合した製品と して米国内はもとより、世界各国で広く使用されています。また、米国 FDA の承認を得た製品であり、そのバイオ ロジカル・インジケータは各種医療施設で使用されています。更に、厳しい滅菌管理が要求される製薬企業、医療用 具製造業、化粧品製造業、食品製造業及び各種研究施設においても、広く安心して使用されています。 米国 MesaLabs 社は、お客様の多様なニーズにも応えられるバイオロジカル・インジケータを供給することを念頭に おいております。お客様の滅菌業務、研究・試験目的に見合う菌種の選択、胞子濃度の選択、一時包装の選択、担体 の選択などができるバイオロジカル・インジケータをお客様と共に開発することも可能としております。 米国 MesaLabs 社のバイオロジカル・インジケータは、その製品仕様及び製造について ISO の認証を得ております。 販売元 有限会社スギ・コラボレーション 東京都小金井市東町2丁目28-27 TEL&FAX:0422-33-5478 URL:http://www.sugi-co.jp
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