setup コマンドによる RIP 設定の補足 2004 年 12 月 15 日 補足1:ネクストホップとして、IP アドレスを書く場合と「local」を書く場合の違い 「set rip route ルート宛先 ネクストホップ メトリック」の設定では、ネクストホップ の項目に、実際の経由ルータの IP アドレスを記述する方法と、単に「local」と記述する方 法の2つがあります。 このとき、経由ルータの IP アドレスを記述すると、そのルートを「経由ルータ」から受信 したものとして扱います。つまり、そのルートはルーティングテーブルに登録され、パケッ トをフォワーディングするために参照されます。さらに、経由ルータへのインタフェースが ダウンすると、RIP パケットが受信されなくなるのと同じ処理を行なうので、このルートは しばらくしてルーティングテーブルから削除されます。 rip のルート設定 set rip route 172.16.1.0 mask 24 192.168.1.2 2 本装置 RIP プログラム atm1 仮想の RIP パケット デスティネーション:172.16.1.0/24 経由ルーター:192.168.1.2 対向ルータ (経由ルータ) 192.168.1.2 UP 状態 登録 ルーティングテーブル 「経由ルータ」へのインタフェースが UP のときの動作 rip のルート設定 set rip route 172.16.1.0 mask 24 192.168.1.2 2 本装置 RIP プログラム atm1 仮想の RIP パケット デスティネーション:172.16.1.0/24 経由ルーター:192.168.1.2 対向ルータ (経由ルータ) 192.168.1.2 DOWN 状態 削除 ルーティングテーブル 「経由ルータ」へのインタフェースが DOWN のときの動作 一方、経由ルータの IP アドレスではなく、単に「local」と記述すると、そのルートは、RIP パ ケットで広告されるだけになり、ルーティングテーブルに登録されることはありません。そのル ートへパケットをフォワーディングするためには、 「set route …」でスタティックルートの設定 が別途必要になります。 補足2:ネクストホップの設定に関する注意事項 「set rip route ルート宛先 ネクストホップ メトリック.」で、ネクストホップの項目に、 実際の経由ルータの IP アドレスを記述する場合、その IP アドレスは、RIP で認識している (「set rip interface …」で指定している)インタフェースから直接到達可能でなければなり ません。つまり、ネクストホップの IP アドレスが、 「set interface …」の該当インタフェー スの相手 IP アドレスと一致するか、相手 IP アドレスがネットワークアドレスの場合には、 そのネットワークに含まれている必要があります。 rip 設定 set rip interface en0 set rip interface atm1 set rip interface in none set rip interface out none atm1 に RIP を流さない set rip route 172.16.1.0 mask 24 RIP が認識 本装置 en0 192.168.1.2 2 ネクストホップ 対向ルータ atm1 192.168.1.1 192.168.1.2 172.16.1.0/24 atm2 interface 設定 atm1 の相手 IP アドレス set interface atm1 numbered 192.168.1.1 remote 192.168.1.2 下記のような記述も可能です。 set interface atm1 numbered 192.168.1.1 mask 24 ネクストホップまでの回線が numbered の場合 rip 設定 set rip interface en0 set rip interface atm1 set rip interface in none atm1 に RIP を流さない set rip interface out none set rip route 172.16.1.0 mask 24 RIP が認識 本装置 en0 172.16.1.1 2 ネクストホップ 対向ルータ atm1 172.16.1.1/24 atm2 interface 設定 atm1 の相手 IP アドレス set interface atm1 unnumbered 172.16.1.1 下記のような記述も可能です。 set interface atm1 unnumbered 172.16.1.0 mask 24 ネクストホップまでの回線が unnumbered の場合 補足3: 「set route …..」設定との競合 本装置では、RIP で学習したルートと、 「set route …」でスタティックに設定したルートが 同一のルートである場合、この両方を、ルーティングテーブルに載せることはできません。 「同一のルート」とは、比較対象の2つのルートにおいて、そのルートの宛先と、そのルー トのネクストホップの両方が同じであるルートのことです。 「set rip route …」で「ネクストホップ」に実際の経由ルーターの IP アドレスを指定する 場合、前述のように、内部的には、そのルートを実際に受信(学習)した場合と同じ扱いにな ります。このため、同一のルートが「set route …」に存在すると、エラーが発生し、意図 通りの動作になりません。 RIP プログラム RIP パケット gatewaysf ファイル デスティネーション:172.16.1.0/24 デスティネーション:172.16.1.0/24 経由ルーター:192.168.1.2 経由ルーター:192.168.1.2 競合 ルーティングテーブル
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