住宅用断熱材カタログ ホームマット ホームマットNEO ® ® ニチアスはロックウール国内製造量 No.1 住宅用ロックウール断熱材なら ホームマットは、 「省エネ・快適・安心」 の 住まいづくりをトータルに創造する住宅用 断熱材。省エネ先進国でも高く評価され ているロックウールを使用した、省エネ基 準にも対応した高性能断熱材です。 Contents 2 7 11 17 18 26 28 29 30 製品特長 製品ラインアップ 施工方法 省エネルギー基準への適応 平成 25 年基準について 省エネルギー基準適合住宅が受けられる優遇制度 認定低炭素住宅 とは? 建築物省エネ法について 取り扱い上の注意事項 製品特長および省エネルギー基準の優遇制度等の紹介頁は、 施主様へのご説明資料として活用いただけます。 ※®が付された名称はニチアス (株) の登録商標です。 ロックウールは、環境に適合した断熱材です。 住まいの新しい価値を創りだす断熱材です ロックウールは、耐熱性に優れた鉱石や製鉄プロセスの副産物である高炉スラグを高温で溶かし、均質で細かい繊維状にした後、マッ ト状に成形加工したものです。火に強く、環境に優しく、断熱性・防火性・防音性をはじめ多くの優れた特長をもちます。省エネ・断熱 先進国の北欧では住宅用断熱材でロックウールの使用が一般的で、優れた性能と品質が高く評価されています。 住宅用ロックウール断熱材 「ホームマット®」ができるまで 海外での評価 ロックウールは、省エネ先進国の北欧で 高く評価されている断熱材です。 省エネ先進国であり、寒さの厳しい北欧の国々で、スタンダードな住宅用断熱材として 使われているロックウール。その断熱性能や安全性は、高く評価されています。また、 住宅のみならず、工場やビルの保温材、防火材、防音材などにも幅広く使用されている 信頼の高性能素材です。 1 NICHIAS HOMEMAT ホームマット® は、さまざまな優れた特性を備え 居住性能の高い住まいをつくります。 ロックウールの優れた特性を活かし、 「省エネ・快適・安心」 の住まいを実現するホームマットには、 選ばれている理由があります。 安全・安心 省エネ性 人にやさしい安全素材として、 健やかな住環境をつくります。 優れた断熱性能が求められる、 省エネ基準に対応できます。 ロック ウー ル は 「 発 が ん 性 に 分 類しな い 」区 分 で、 ホームマットの繊維と繊維のすき間にある上手に貯め込ま アレルギーの原因となるホルムアルデヒド放散の少ない れた空気が高断熱のヒミツ。断熱性に優れ、 コストと厚さ JIS A 9521 「建築用断熱材」 認証品 「F ☆☆☆☆」適合品です。安全・安心の住まい作りに適 を抑えて、快適な住空間を実現します。 した素材です。 耐火・耐熱性 防音性 火や熱に強いので、 もしもの時も安心です。 外からも中からも音を抑えて、 生活のストレスを軽減します。 ホームマットは住宅用断熱材の中でも最も優れた耐火・ ホームマットは人が感じやすい音の周波数はもちろん、ほ 耐熱性があります。火災の際の延焼や類焼を抑え、有毒 ぼ全ての音域での遮音性に優れています。 ガスの発生もありません。 ※ホームマットの密度は30 〜 50kg/㎥です。 ※建設省告示 1827 号に定めるロックウール密度 40kg/㎥以上に は適合しません。 耐水・耐久性 経済性 水に強く劣化しにくい為、住まいが長 持ちします。 省エネ基準に対応し、 コストパフォーマンスに優れます。 湿気や雨水による性能低下や経年劣化による強度低下は なく、快適な住まいが長持ちします。 2 省エネ基準に対応した家を建てれば、冷暖房費のコスト ダウンを実現できます。また、税金やローン金利での優遇 措置もあります。 製品特長 安全・安心 人にやさしい安全素材として健やかな住環境をつくります。 住む人はもちろん、施工する人にも安全な断熱材です。 ホームマット® は JIS A 9521 「建築用断熱材」 認証品で、アレルギー症状の原因となるホルムアルデヒド放散の少ないF☆☆☆☆に該 当します。ホームマットを構成するロックウールの発がん性についてもお茶と同じ分類であり、安心・安全な素材です。 JIS A 9521 「建築用断熱材」 の区分 製品区分 ロックウール断熱材(RWMA) 密度 30[ kg/㎥ ] 以上※ 熱伝導率 0.038[ W/(m/K)] 以下 ホルムアルデヒド放散区分 F☆☆☆☆ ※ホームマットの密度は30〜50kg/m3です。 IARC (国際がん研究機関) による発がん性区分 グループ 1 発がん性あり 煙草・アルコール飲料・アスベスト等 グループ 2A たぶん発がん性がある ジクロロメタン・アクリルアミド・65℃以上の熱い飲み物等 グループ 2B 発がん性の可能性がある ピクルス・ガソリン・アロエベラ抽出物等 グループ 3 発がん性に分類しない ロックウール・グラスウール・茶・コレステロール等 グループ 4 発がん性がない カプロラクタム 1 品種のみ 出典:IARC (国際がん研究機関) 発がん性リスク一覧 資料 (2016.6.24 現在) 省エネ性 優れた断熱性能が求められる、省エネ基準に対応できます。 高断熱のヒミツは、繊維間の空気にあります。 ホームマットは、繊維間に貯め込まれた空気がいっぱい詰まっているので、熱の移動を防ぐことができます。スキーウエアがウエア内の 空気によって保温効果を発揮するのと似ています。優れた断熱性能で、冷暖房費の節約にも大きく貢献します。 繊維系断熱材別 熱伝導率比較 W/(m・K) ロックウール グラスウール 10K グラスウール 16K 高性能グラスウール 16K 平成25年基準 必要熱抵抗値:2.2 0.038 0.050 0.045 0.038 ※熱伝導率:数値が小さいほど、熱が伝わりにくい 断熱材別熱抵抗値の比較 出典: (財) 建築環境・省エネルギー機構 2.6 100mm 厚 グラスウール 10K では 平成25年基準の 壁には適合できません。 グラスウール 10K 100mm 厚 高性能 グラスウール 16K 100mm 厚 2.0 2.6 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 [㎡・K/W] 値が大きい方が高性能 出典: (財) 建築環境・省エネルギー機構 資料 3 NICHIAS HOMEMAT 耐火・耐熱性 火や熱に強いので、もしもの時も安心です。 耐熱温度は住宅用断熱材の中でトップです。 ロックウールは、住宅用断熱材の中で最も優れた耐火・耐熱性があります。仮に隣家に火災が発生した場合、炎は燃え広がり、軒裏・ 屋根・外壁に襲いかかります。火災の燃焼温度は1,200℃に達し、3m はなれた隣家から受ける温度は840℃にも達するといわれてい ます。このような万一の火災の場合でも延焼に強いのがロックウールで、ホームマットは省令準耐火構造のファイヤーストップ材として ご使用いただけます。 耐熱試験の比較 火災家屋からの距離と温度の関係 厚さの方向の変化率(%) 200℃から700℃まで 30 分間加熱した場合の厚さの変化率 0.0 -10.0 -20.0 -30.0 -40.0 -50.0 -60.0 -70.0 -80.0 -90.0 -100.0 ロックウール 高性能グラスウール 16K 火災家屋からの距離と温度の関係 6 4 グラスウール 10K 2 距離(m) 1 200 300 400 500 600 加熱温度 (℃) 300℃の場合 ロックウール 高さ (m) 8 700 800 3 5 ロックウール 高性能 グラスウール グラスウール 10K 16K 出典:ロックウール工業会 耐火試験の比較 ガスバーナーで1分間直接加熱した際の形状変化を比較 (距離:約 100mm) ロックウール 厚さ90mm 高性能グラスウール16K 厚さ90mm 発泡プラスチック系 厚さ100mm 燃焼し黒い 煙が発生 秒後 10 表面の 変色のみ 試験終了時 ※新富士バーナー株式会社製パワートーチRZ-720E {火災温度1,300℃ (カタログ値) } を使用 4 表面が溶け 大きな穴 9 出典:日本火災学会火災便覧 700℃の場合 高性能 グラスウール グラスウール 10K 16K 7 燃えて なくなる 測定機関:ニチアス 製品特長 防音性 外からも中からも音を抑えて生活のストレスを軽減します。 密度が高いホームマット®が音を遮ります。 コンクリートのような質量の重たい材料ほど音をよく遮断します。ロックウールは、繊維系断熱材の中でも密度が高く遮音性能に優れ、 テレビやオーディオなどの音の室外漏れはもちろん、室外からの騒音も軽減します。 ※ホームマットの密度は30 〜 50kg/㎥です。 ※建設省告示 1827 号に定めるロックウール密度 40kg/㎥以上適合品については別途ご相談下さい。 ホームマットを使用した場合の音響透過損失 (db) を測定 試験条件:ホームマット90t を施工 ホームマット 90t を施工 40 ●ホームマット充填 断熱材なし 30 ホームマット 90t 20 ●断熱材なし 石膏ボード 9.5t 石膏ボード 9.5t 10 空洞 0 125 250 500 1,000 中心周波数 (Hz) 2,000 石膏ボード 9.5t 4,000 ※音響透過損失:壁などの遮音の程度を表す数値。値が大きいほど遮音の性能が高い。 105 50 105 音響透過損失(㏈) 60 石膏ボード 9.5t 測定機関:ロックウール工業会 耐水・耐久性 水に強く劣化しにくい為、住まいが長持ちします。 水に強いので、結露しても心配が少ない丈夫な素材です。 ロックウールは、水をはじき、水分を吸いにくい特性を持っています。そのため、壁体内結露などによる湿気の影響を受ける心配も少な く、柱・土台の腐食や湿気を好む白アリの発生につながりにくい素材です。また、水分を吸って、自らの重みでずり落ちたりする心配が ありません。 経年変化の少ない材料です。 ロックウールは無機質の断熱材なので、長期間の使用で腐食したり風化することはありません。新築から時を経て、断熱材の性能を気 にすることなくお使いいただけます。 圧縮強度の変化 厚み方向に10、25、50、75%圧縮し、反発力を比較 0.700 0.639 0.650 圧縮復元率の変化 厚み方向に10、25、50、75%圧縮し、復元率を比較 100 0.500 0.400 0.300 0.200 0.100 0 98.8 98.8 96.5 97.2 87.6 88.5 80 復元率(%) 圧縮強度(kg/ ㎤) 0.600 99.7 99.8 0.155 0.0210.026 10% 凡例 約20年間使用した ロックウール 40 未使用のロックウール 0.170 20 0.068 0.075 25% 60 50% 75% 0 10% 25% 50% 75% 出典:ロックウール工業会 5 NICHIAS HOMEMAT 製品特長 経済性 省エネ基準に対応し、コストパフォーマンスに優れます。 冷暖房費を下げる、おトクな材料です。 ホームマットを使用した省エネ住宅(平成 25 年基準相当まで断熱性能を高めた住宅)は、冷暖房費が 1 年でおよそ8 万円もおトクにな ります。 断熱効果の高いホームマットを選ぶことで、冷暖房の効率が高まり、快適でおトクな暮らしを実現することができます。 1 年間で使う冷暖房費の比較 ホームマットで建てた 省エネ住宅 断熱材の入っていない家 なんと 約 80,000円 も節約! 約 133,000円 ( 年間 ) 約 52,000円 ( 年間 ) 参考:国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会 住宅・建築省エネルギー部会資料 ※東京・木造等、 一定の条件のもと国土交通省により試算したものであり、 あくまでも一例です。 基準ごとの冷暖房費の試算 平成 25 年基準相当 5 万 2 千円 高断熱 平成 4 年基準 7 万 5 千円 新省エネ基準 昭和 55 年基準 9 万 2 千円 旧省エネ基準 13 万 3 千円 昭和 55 年以前 0 2万 4万 6万 8万 10 万 12 万 14 万 (円) 参考:国土交通省 社会資本整備審議会建築分科会 住宅・建築省エネルギー部会資料 ここも POINT 6 ホームマットシリーズのご使用による、省エネ基準適合住宅、認定低 炭素住宅が受けられる、おトクな優遇制度がございます。 詳しくは 26 ページ〜をご覧ください。 製品ラインアップ ホームマットシリーズは、 これからの省エネルギー 時代にお応えします。 天井・壁・床と、住まいをすっぽりとつつんで、高断熱・高気密化。 省エネ基準で求められる防湿フィルムを製品本体に ロックウールをポリエチレンフィルムで全面被覆し、 一体化させた省エネ基準対応の住宅用断熱材です。 防じん性および施工性を向上させました。 省エネ基準等に関連する各種優遇措置に対応した 「暮らし」 にやさしい家づくりは 「ホームマット NEO」 で。 防湿フィルム (表面) 防湿フィルム (表面) (JIS A6930 同等) フィルム耳 6 面シール 透湿フィルム (側面・裏面) (穴あきポリエチレンフィルム) JIS A 9521「建築用断熱材」 認証品です。 不燃認定番号 NM-4203 (55 〜 155mm) NM-3387 (55 〜 100mm) 外壁の防火 30 分の認定も取得しています。 認定番号 木造軸組:PC030BE-0579 木造枠組:PC030BE-0580 外壁は窯業サイディング、 モルタルなども可能です。 ※防湿フィルムを別張りすることで、省エネ基準にも対応できます。 透湿フィルム (穴あきポリエチレンフィルム) (側面・裏面) 断面図 フィルム耳 6 面シール 室外側 透湿フィルム (穴あきポリエチレンフィルム) 耳幅30mm以上 付属防湿フィルム (JIS A 6930同等) 室内側 JIS A 9521「建築用断熱材」 認証品です。 不燃認定番号 NM-4203 NM-3471 7 NICHIAS HOMEMAT 製品特長 長尺 新発売 住宅用ロックウールの定番製品。 要求性能に応じ55mm厚から155mm厚まで 幅広いラインアップをご用意しています。 ◦ロックウールをポリエチレンフィルムで全面被覆し、施工時のチクチク感を解消。 ◦ JIS A 9521「建築用断熱材」認証品で、製品区分「ロックウール断熱材(RWMA)」 に該当します。 ◦国土交通省認定の不燃材料です。 不燃認定番号 NM-4203(55 〜 155mm) NM-3387(55 〜 100mm) ◦外壁防火30分の認定も取得しています。 認定番号 木造軸組:PC030BE-0579、木造枠組:PC030BE-0580 ※外壁は窯業サイディング、モルタルなども可能です。 ※製品密度:30 ~ 50kg/㎥ 建設省告示 1827 号に定めるロックウール密度 40kg/㎥以上適合品については別途ご相談ください。 8 製品ラインアップ I SA 9521 「建築用断熱材」 F☆☆☆☆ ■製品仕様 J サイズ(mm) 厚さ 幅 395 55 425 470 395 75 425 470 395 90 注1 425 470 395 100 425 470 140 425 155 425 梱包入数 施工坪数 熱抵抗値 (㎡・K/W) 設計価格 (税抜き) 1,360 21 約4 1.4 1,850 円 / 坪 2,880 10 約4 1.4 1,850 円 / 坪 1,180 21 約 3.5 1.4 1,850 円 / 坪 1,360 20 約 3.8 1.4 1,850 円 / 坪 2,880 9 約 3.6 1.4 1,850 円 / 坪 1,360 18 約 3.8 1.4 2,100 円 / 坪 2,880 8 約 3.5 1.4 2,100 円 / 坪 1,360 15 約 2.9 2.0 2,500 円 / 坪 2,880 7 約 2.8 2.0 2,500 円 / 坪 1,360 14 約 2.7 2.0 2,500 円 / 坪 2,880 6 約 2.4 2.0 2,500 円 / 坪 1,360 13 約 2.7 2.0 2,900 円 / 坪 2,880 6 約 2.7 2.0 2,900 円 / 坪 1,360 12 約 2.3 2.4 3,100 円 / 坪 2,880 6 約 2.4 2.4 3,100 円 / 坪 1,180 13 約 2.2 2.4 3,100 円 / 坪 1,360 12 約 2.3 2.4 3,100 円 / 坪 2,880 5 約2 2.4 3,100 円 / 坪 1,360 11 約 2.3 2.4 3,500 円 / 坪 2,880 5 約 2.2 2.4 3,500 円 / 坪 1,360 11 約 2.1 2.6 3,300 円 / 坪 2,880 5 約2 2.6 3,300 円 / 坪 1,360 10 約 1.9 2.6 3,300 円 / 坪 2,880 5 約2 2.6 3,300 円 / 坪 1,360 9 約 1.9 2.6 3,700 円 / 坪 2,880 4 約 1.8 2.6 3,700 円 / 坪 1,180 7 約 1.2 3.7 4,950 円 / 坪 1,360 7 約 1.4 3.7 4,950 円 / 坪 1,360 6 約 1.2 4.1 5,150 円 / 坪 長さ 注 1:ツーバイフォー構造の厚さ 89mm でご使用の場合は熱抵抗 2.3(㎡・K/W)となります。 9 NICHIAS HOMEMAT 製品特長 ◦製品長さ 2880mm を加え、より使いやすい仕様としました。 ◦防湿フィルムは JIS A 6930「住宅用プラスチック防湿フィルム」A 種と同等の防湿性能を有します。 ◦耳幅が30mm 以上ですので、防湿層の連続性が確保できます。 ◦ JIS A 9521「建築用断熱材」認証品で、製品区分「ロックウール断熱材(RWMA)」 に該当します。 ◦国土交通省認定の不燃材料です。(不燃認定番号 NM-4203、 NM-3471) ※製品密度:30 ~ 50kg/㎥ 建設省告示 1827 号に定めるロックウール密度 40kg/㎥以上適合品については別途ご相談ください。 ※実際の梱包デザインと異なる場合があります。 I SA 9521 「建築用断熱材」 F☆☆☆☆ ■製品仕様 J サイズ(mm) 厚さ 幅 395 90 注 1 425 470 395 105 425 470 梱包入数 施工坪数 熱抵抗値 (㎡・K/W) 設計価格 (税抜き) 1,360 12 約 2.3 2.4 5,000 円 / 坪 2,880 6 約 2.4 2.4 5,000 円 / 坪 1,360 12 約 2.3 2.4 5,000 円 / 坪 2,880 5 約2 2.4 5,000 円 / 坪 2,880 5 約 2.2 2.4 5,000 円 / 坪 1,360 10 約 1.9 2.8 6,000 円 / 坪 2,880 5 約2 2.8 6,000 円 / 坪 1,360 10 約 1.9 2.8 6,000 円 / 坪 2,880 4 約 1.6 2.8 6,000 円 / 坪 2,880 4 約 1.8 2.8 6,000 円 / 坪 長さ 注 1:ツーバイフォー構造の厚さ 89mm でご使用の場合は熱抵抗 2.3(㎡・K/W)となります。 10 施工方法 施工方法 ホームマット NEO® の施工(推奨工法) 壁の施工 ● 柱〜間柱間には、適正サイズのマットを使用してください。 Point ● マットの耳をはり・柱の見付面に30mm 以上重ねて、 タッカーで 留め付けてください。 ● 防湿フィルムを破ってしまった場合は、気密テープで補修してください。 01 基本施工 1 壁の上部は、防湿フィルム(印字され ている側) を室内側にして、はりの見 付面にフィルム耳を30mm 以上重 ねてタッカーで留め付けます。 側部 (柱・間柱に接する部分) は、 柱見 2 付面にフィルム耳を30mm 以上重ね てタッカーで留め付けます。 3 壁の下部は、フィルム耳を30mm 以 上重ねて床合板に留め付けます。 (約 200mm ピッチ) (約 200mm ピッチ) (約 200mm ピッチ) ! 注意事項 悪い例 〈マットの隙間・たるみ〉 悪い例 〈マットの留め付け〉 補修例 〈防湿フィルムの破れ〉 マットとはり・柱間にすき間なく、表面にたる フィルム耳は柱の側部ではなく、見付面に留 防湿フィルムが破れた部分は気密テープで みができないように留め付けてください。 め付けてください。 補修してください。 11 NICHIAS HOMEMAT 02 マットの継ぎ方 1 上段マット短辺部分の防湿フィルム と透湿フィルムをはがします。 2 上段のマットに下段のマットを密着さ せてフィルム耳を柱・間柱の見付面 3 上段マットの防湿フィルム継ぎ目部 分を気密テープで処理します。 にタッカーで留め付けます。 03 幅方向をカットする場合の施工 1 側面の透湿フィルムをカットします。 2 ロックウールを抑えながら、防湿フィ ルムをカットする位置まではがしてお きます。 4 はがした防湿フィルムを戻し、フィル ム耳を柱・間柱の見付面に 30mm 以上重ねてタッカーで留め付けます。 12 3 壁幅の寸法を測定し、約 20mm 余 裕をみた寸法でロックウールをカット します。 施工方法 04 長さ方向をカットする場合の施工 1 壁 長さの 寸 法を測 定し、約 50mm 余裕をみた寸法で防湿フィルムのみ 2 防湿フィルムをはがし、壁長さの約 20mm 余裕をみた寸法でロックウー 3 重ねて、 タッカーで留め付けます。 ルをカットします。 をカットします。 はがした防湿フィルムを戻し、フィル ム耳を胴縁の見付面に 30mm 以上 05 筋交い部の施工 1 防湿フィルムをはがします。 2 裸のマットを筋交いの裏に入れます。 3 筋交いの両側に沿って、マットに厚み 半分ほど切り込みを入れ、筋交い見 付面と同面になるよう引き上げます。 4 はがした防湿フィルムをかぶせ直し、 5 柱・間柱の見付面に30mm 以上重 ねてタッカーで留め付けます。 13 NICHIAS HOMEMAT 天井の施工 ● マットが波打ったり重なったりして、すき間ができないようにしっかりと 突き付けて施工してください。 Point ● 天井施工はホームマット NEO® をご使用の場合でも、野縁の室内側に 別張り防湿フィルム (JISA6930に適合) の施工が必要です。 ● マットを2 枚重ねて施工する場合は、上に重ねるマットの防湿フィルムを はがすか切れ目を入れ、湿気を逃がす加工をしてください。 01 基本施工 1 防湿フィルムを室内側に向けて二つ に折って入れ込みます。 2 隙間が生じないようにマットを奥に敷 き詰めます。 3 野縁の室内側に別張り防湿フィル ムをタッカーで留め付けます。(約 200mm ピッチ) 4 ~ 7 地域に適用できる仕様 ※ 20 ページをご参照ください。 施工後 4 ~ 7 地域では、内装下地面材の端部に木下地がくるように野縁を組めば、 別張り防湿フィルムの施工は省略することができます。 ※断熱材を2 枚重ねて施工する場合を除く 14 施工方法 施工方法 ホームマット® の施工 断熱材の施工方法はホームマット NEO と同様 別張り防湿フィルムの施工 別張り防湿フィルムは隙間のないように施行し、 Point 継目は下地材のある部分で 30mm 以上重ね合わせ、 せっこうボードなどで挟みつけてください。 01 基本施工 1 別張り防湿フィルムは JIS A 6930 に規定される性能のものをご使用く ださい。 4 2 別 張り防 湿フィル ムの 重 ねしろは 下地材(柱、間柱)のあるところで 3 別張り防湿フィルムをカットする場合 は、継ぎ目の重ねしろが下地材のあ 30mm 以上確保しタッカーで留め付 る部分で 30mm 以上となるように けます。 (約 200mm ピッチ) カットします。 床との取り合いは、床面との重ねしろ が 30mm 以上となるようタッカーで 留め付けます。(約 200mm ピッチ) 15 NICHIAS HOMEMAT 副資材 防湿・気密シート 30mm以上 ●U ポリシート 12 製品規格 入数 JIS A 6930 適合品 LLDPE バージンタイプ ( 耐候剤配合 ) 2400 製品素材 ( 厚 )0.1mm×( 幅 )1,200mm×( 長 )50M 1本入 ●U ポリシート 21( 半折れ ) 30mm以上 製品素材 製品規格 入数 JIS A 6930 適合品 LLDPE バージンタイプ ( 耐候剤配合 ) 30mm以上 ( 厚 )0.1mm×( 幅 )2,100mm×( 長 )50M 30mm以上 1本入 気密テープ ●ツーエステープ 50 片面ホワイト JIS Z 0237 粘着力 (SUS) 31.5N/25mm 製品素材 製品規格 入数 アクリル系強力粘着、手切れあり ( 厚 )0.2mm×( 幅 )50mm×( 長 )20M 30mm以上 30 巻入 ※ :Uポリシート12 ※ :Uポリシート21 施工の流れ 30mm以上 切り取ります。 30mm以上 1.Uポリシート12を胴差に30mm以上重なるように 合わせます。 梁取り合い部は 線部をカットします。 2.胴差部にシートをタッカー留めします。 3.石膏ボードでシート端部を押さえます。 30mm以上重ねる 線部をカット 30mm以上 30mm以上 30mm以上 4.床と壁の取り合い部にシートの折り返し部分を合わせ、 Uポリシート21を上方に立ち上げます。 天井 6.剛床とシート端部をテープ 処理します。 16 5.Uポリシート12と30mm以上重ね、 テープ処理します。 開口部まわり 対角線状にカットし、テープ処理します。 省エネルギー基準への適応 ホームマット® シリーズは、 省エネルギー基準に対応しています。 住宅性能表示制度活用により、トラブル時の紛争処理期間の利用・ 住宅ローン減税・地震保険の適用といったメリットを受けることが できます。ホームマットシリーズは、住宅性能表示制度の「温熱環境」 の評価項目で最高となる 「等級4」 に対応しています。 住 宅 性 能 表 示 制 度 と は? 住宅性能表示制度は、新築住宅を購入した人の利益保護を 目的に制定された制度です。「地震などに対する強さ」 「火 災に対する安全性」 「省エネルギー対策」など 10 分野の性 能項目について、等級や数値で表示。外見からでは判断で きない建物の性能の違いが、専門知識がなくても分かりや すく理解できます。設計図書と現場チェックによって登録住 宅性能評価基幹が審査を行います。 ●等級対象 各性能に対し、各等級付けが行われます。 必須項目4分野 選択項目6分野 構造の安定 地震時における建物の丈夫さ、地盤の安全度 劣化軽減 腐朽に対する対処方法、物理的耐久性 維持管理・更新への配慮 配管等の維持管理のしやすさ 火災時の安全 音環境 延焼に対する燃えにくさ 室内空間の静かさ 空気環境 高齢者等への配慮 化学物質に対する建材類の使用度合い <長寿社会対応性能>加齢配慮 光・視環境 防犯対策 自然光の取り入れ度合い 侵入被害を防ぐ住まいづくり 温熱環境・エネルギー消費量 年間冷暖房負荷の小ささ エネルギー消費量の少なさ 10 項目の中の 温熱環境・エネルギー消費量 は断熱性能を評価する項目。 断熱等性能等級の最高等級である 「等級4」 は平成 25 年基準レベルに対応しています。 断熱等性能等級 等級基準 等級 4 等級 3 等級 2 等級 1 平成 25 年基準 平成 4 年基準 昭和 55 年基準 昭和 55 年基準以下 一次エネルギー消費量等級の最高等級である 「等級5」 は低炭素建築物認定基準レベルに対応し、 「等級4」 は平成 25 年基準レベルに対応しています。 一次エネルギー消費量等級 等級基準 等級 5 等級 4 等級 1 低炭素 平成 25 年基準 その他 17 NICHIAS HOMEMAT 平成 25年基準について 「平成25年基準」 をクリアすれば、 「住宅性能表示」 の 「温熱環境・エネルギー消費量」 について、断熱等性能等級は最高ランクの等級4 となり、一次エネルギー消費量等級は等級4となります。 また、 「低炭素建築物認定基準」をクリアすれば一次エネルギー消費量等級は 最高ランクの等級5となります。このように、 「平成25年基準」 は、住宅の建築における省エネ・断熱性の重要な目安となっています。 省エネ基準の経緯 住宅の省エネ基準は昭和55年(1980年)に制定され、平成4年(1992年)基準(新省エネ基準) 、平成11年(1999年)基準(次世代省エネ基準) 、平 成25年 (2013年) 基準と改正・強化されました。 昭和 55 年 (1980 年) 制定 平成 4 年 (1992 年) 制定 平成 11 年 (1999 年) 制定 住宅性能表示制度における 住宅性能表示制度における 住宅性能表示制度における 等級 2 等級 3 等級 4 省エネルギー対策等級 注 1 省エネルギー対策等級 注 1 平成 25 年(2013 年)制定 省エネルギー対策等級 注 1 注 1:2015 年 3 月 31 日まで適用 住宅性能表示制度における 断熱等性能等級 注 2 等級 2 住宅性能表示制度における 断熱等性能等級 注 2 住宅性能表示制度における 断熱等性能等級 注 2 等級 3 等級 4 注 2:2014 年 2 月 25 日より適用 低 断熱性能 高 住宅性能表示制度における 一次エネルギー消費量等級 注 3 等級 4 住宅性能表示制度における 一次エネルギー消費量等級 注 3 等級 5 注 3:2015 年 4 月 1 日より適用 多 一次エネルギー消費量 少 等級 4 はあらゆる制度に適合します。 住宅性能表示制度における省エネルギー対策等級 「等級 4」 は、省エネ法、長期優良住宅、 フラット35S の全てに適合します。 住宅性能表示制度 断熱等性能等級 省エネ法 長期優良住宅 フラット35S 平成 25 年基準 省エネルギー性 省エネルギー性 等級 4 等級 3 平成 4 年基準 等級 2 18 昭和 55 年基準 省エネ基準 等級 4 なら 全て適合します 省エネルギー基準への適応 住宅の省エネルギー新基準の改定概要 一次エネルギー消費量基準 地域区分 外皮性能の基準 外皮性能・設備性能等を加味した 一次エネルギー消費量基準 ※旧Ⅰ地域、 Ⅳ地域をおのおの 2区分に細分化 1 ~ 8地域 ( 8区分 ) 外皮平均熱貫流率UA値基準 冷房期平均日射熱取得率ηA値基準 ※床面積当りの指標から外皮面積当りの指標へ 一次エネルギー消費量算定方法 引用:国土交通省 省エネルギー基準の改正等について 資料 一次エネルギー消費量基準について 平成 25年の省エネ基準の改正により、外皮の基準と一次エネルギー消費量について計算が必要となりました。 一次エネルギー消費量は、評価対象となる住宅において、①共通条件の下、②設計仕様( 設計した省エネ手法を加味 ) で算定した 値( 設計一次エネルギー消費量 ) を、③基準仕様で算定した値( 基準一次エネルギー消費量 ) で除した値が1以下となることを基 本とします。 ●住宅の一次エネルギー消費量基準における算定のフロー 基準仕様 換気エネルギー消費量 + 照明エネルギー消費量 + 給湯エネルギー消費量 + = その他エネルギー消費量 EST 暖冷房エネルギー消費量 + 換気エネルギー消費量 + = ET 照明エネルギー消費量 + 給湯エネルギー消費量 + 設計仕様 + 設計一次エネルギー消費量 基準一次エネルギー消費量 暖冷房エネルギー消費量 躯体外皮性能が影響 外皮平均熱貫流率 ( U値 ) 冷房期の平均日射熱取得率 (ηAS値 ) 暖房期の平均日射熱取得率 (ηAW値 ) その他エネルギー消費量 - 太陽光発電による 再生可能エネルギー消費量 EST ≧ ET 地域区分について これまでの省エネ基準に採用されていたⅠ~Ⅵ地域が8つの地域に細分化されました。 平成 11 年 基準 Ⅰ地域 Ⅱ地域 Ⅲ地域 Ⅳ地域 Ⅴ地域 Ⅵ地域 トップランナー 基準 平成 25 年 基準 Ⅰ a 地域 Ⅰ b 地域 Ⅱ地域 Ⅲ地域 1 2 3 4 Ⅳ a 地域 5 Ⅳ b 地域 6 茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、 富山県、 石川県、 福井県、 山梨県、 岐阜県、 静岡県、 愛知県、 三重県、 滋賀県、 京都府、 大阪府、 兵庫県、 奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、 山口県、 徳島県、 香川県、 愛媛県、 高知県、 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 Ⅴ地域 Ⅵ地域 7 宮崎県、鹿児島県 8 都道府県名 北海道 青森県、岩手県、秋田県 宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県 沖縄県 ※上記区分に該当しない場合もあります。詳しくはお問いあわせください。 19 NICHIAS HOMEMAT 外皮性能について 外皮性能については、年間暖冷房負荷/熱損失係数・夏期日射取得係数から、外皮平均熱貫流率・冷房期の平均日射熱取得率の基準 へ変更されました。 平成11年基準 平成25年基準 熱損失係数(Q値)による基準 外皮平均熱貫流率(UA値)による基準 熱損失により必要となる エネルギー量を評価する指標 外皮の断熱性を 評価する指標 夏期日射取得係数(μ値)による基準 冷房期の平均日射熱取得率(UA値)による基準 課 題 対 応 小規模住宅及び複雑な形状の住宅では、床面積に対する外皮表面積の 規模の大小や住宅の形状にかかわらず同一の基準値 ( 外皮平均熱貫流 割合が大きいため、Q値を満たすために30㎝超の断熱材が必要となる 率) を適用。 ケースもある。 ( 現行基準は小規模住宅の基準値を導入 ) 小規模住宅など、Q値を満たす断熱材の施工が困難な場合には、設備に よる省エネで基準の達成が可能。 外皮性能に関する基準について 平成 11年基準ではすべての地域で、断熱性能、日射遮蔽性能の基準を設けていましたが、平成 25年基準では、寒冷地 (1~4地域 ) に おいては日射遮蔽性能の基準が、蒸暑地 (8地域 ) においては断熱性能の基準は設けられず、下表のように見直されました。 平成 25 年基準 地域区分 20 1 2 3 4 5 6 7 8 断熱性能(外皮平均熱貫流率の基準値[W/(㎡・K)]) 0.46 0.46 0.56 0.75 0.87 0.87 0.87 ─ 日射遮蔽性能(冷房期の平均日射熱取得率の基準値) ─ ─ ─ ─ 3.0 2.8 2.7 3.2 省エネルギー基準への適応 評価方法の選択 外皮平均熱貫流率 UA 建築主の 判断基準 簡易計算法 or 設計施工 指針 or 冷房期の平均日射熱取得率η A 一次エネルギー消費量 冷房期の平均日射熱取得率η A 簡易計算 (部位別仕様表) 一次エネルギー消費量 ※低炭素認定基準にも適応可能 外皮平均熱貫流率 UA 簡易計算 (部位別仕様表) 熱貫流量 q 自動計算 日射熱取得量 mc・mh 自動計算 外皮の仕様 外壁等の各部位の断熱性能 各部位の平均熱貫流率 U or 各部位の断熱材の熱抵抗 R 設備の仕様 開口部の断熱性能 開口部の日射遮蔽性能 開口部の熱貫流率 U ガラス、付属部材、 ひさし、軒の組み合わせ ※開口部比率の基準に適合する必要があります。 各設備の効率 設備毎(暖冷房、換気、照 明、給湯)に標準的な設備 効率等を規定 ※外皮面積比率の基準に適 合する必要があります。 省エネ住宅の断熱施工 居住空間をスッポリとつつみこむ様に、外気に接している天井 (または屋根) ・外壁・床に断熱材を設けるようにします。こ の場合、天井(または屋根)における断熱材は、外気に通じる 断熱材使用部位 小屋裏換気口を設ける場合は天井に、それ以外の場合は、屋 根に断熱材を設けます。 断熱施工モデル図 21 NICHIAS HOMEMAT 外皮平均熱貫流率の計算方法 建築主の判断基準 各部位の熱貫流率を算定する。 ●壁の熱貫流率 U 値: [W/ (㎡・K) ] 仕様番号 室内側 部 分 名 一般部 熱橋部 熱橋面積比 ain 0.830 0.170 熱伝導率λ [W /( m・K)] 厚さd [m] 熱伝達抵抗 Ri — 石膏ボード 0.220 注 1 ホームマット 0.038 注 1 柱 0.120 注 1 熱伝達抵抗 Ro — 熱貫流抵抗 ΣR=Σ (d i/λ i) 熱貫流率 Un=1/ ΣR 平均熱貫流率 U i =Σ (ain・Un) — 0.013 0.090 0.090 — 室外側 d/λ [㎡・K/ W] 0.110 0.057 2.368 0.110 2.645 0.378 熱橋 0.110 0.057 熱橋 一般 「熱橋面積比」は工法ごとの 規定値を使います。 0.750 0.110 1.027 0.974 0.479 一般 「熱伝達抵抗」部位ごと・内or外 ごとに規定値があります。 注 1:出典: (財) 建築環境・省エネルギー機構 ● 120㎡のモデル住宅での計算例 各部位の面積、熱貫流率、温度差係数を元に、外皮平均熱貫流率を求める。 A 部位 天井 外壁 開口部 床 基礎土間 隣接空間 窓 ドア 周長 外皮等面積 面積 [㎡ ] L 土間周長 熱橋長さ [m] U H 熱貫流率 [W/㎡ ・K] 温度差係数 [-] 小屋裏 外気 外気 外気 床下 外気 床下 — 外皮面積計 67.91 — 0.24 1.00 139.52 — 0.48 1.00 28.70 — 4.65 1.00 3.51 — 4.65 1.00 65.42 — 0.48 0.70 — 3,185 0.53 1.00 — 3,185 0.53 0.70 2.48 — 0.00 0.00 貫流熱損失合計 307.54 貫流熱損失合計 (257.9)÷ 外皮面積計 (307.54)= 外皮平均熱貫流率 (UA 値) A (L) ×U×H 熱損失量 [W/K] 16.30 66.97 133.46 16.32 21.98 1.69 1.18 — 257.9 0.84 < 0.87 OK 平成 25 年基準計算方式による推奨仕様例【(5、 6地域)】 天井 注1 厚さ 155 mm 壁 注2 厚さ 90 mm または 厚さ 90 mm 床 根太床 熱抵抗 2.2 開口部 熱貫流率 4.65 以下 日射遮蔽 庇設置と東西面に Low-E ガラス 設備 床暖房設置なし (標準的仕様) 換気 第3種換気設備 給湯 ガス給湯器 (JIS 効率 85%) 照明 設置なし ※個別計算で上記仕様でも適合しない場合、 壁の断熱材をホームマット100mmもしくはホームマットNEO105mm厚への変更をお勧めします。 注 1:天井は、 野縁の室内側に別張り防湿フィルム ( JIS A6930に適合 ) の施工が必要です。 ホームマットNEOご使用の場合、 4地域以南で内装下地面材の端部に木下地がくるように野縁を組めば、 別張り防湿フィルムの施工は省略することができます。 ( 断熱材を2枚重ねて施工する場合を除く。) 注 2:壁にホームマットを使用する場合は、 ホームマット施工後、 別張り防湿フィルム ( JIS A6930に適合 ) の施工が必要です。 22 省エネルギー基準への適応 設計施工指針:簡易計算法 外皮部位 (建材の組み合わせ) について仕様表を定め、簡易計算による外皮性能の評価を可能とする。 ① 平成 25 年基準・設計施工指針 各部位の仕様をひろう (黄色の網掛け部の仕様を選定) 。 部位 U値 仕様の詳細 窓1 4.65 窓2 4.07 一重構造の金属とプラスチックまたは木の複合建具 遮熱複層ガラス (A6 以上 A10 未満) 一重構造の金属製建具 Low-E 複層ガラス (A5 以上 A10 未満) 床 0.48 木造住宅充填断熱工法 根太 + 断熱材 (R2.4 以上、厚さ85mm 以上) +R0.075 以上の床下地材 枠組壁工法充填断熱工法 根太 + 断熱材 (R2.2 以上、厚さ80mm 以上) +R0.075 以上の床下地材 壁 木造住宅充填断熱工法 0.53 軸組の間に R2.2 以上、厚さ85m 以上の断熱材充填 (ホームマット NEO またはホームマット90mm) 一重構造の金属製建具 遮熱複層ガラス (A4 以上 A10 未満) 一重構造の金属製建具 複層ガラス (A4 以上 A10 未満) 一重構造の金属性建具 単版ガラス2 枚 (A6 以上 A12 未満) 一重構造の金属性建具 単版ガラス2 枚 (A12 以上) ― 枠組壁工法充填断熱工法 枠組壁材の間に R2.3 以上の断熱材充填 (ホームマット NEO またはホームマット90mm) +R0.047 以上の面材 +R0.043 以上の内装下地材 ― 天井 0.24 木造住宅充填断熱工法 R4.0 以上の断熱材 (ホームマット155mm) +R0.043 以上の内装下地材 枠組壁工法充填断熱工法 天井根太 + 断熱材 (R5.2 以上、厚さ185mm 以上) +R0.043 以上の内装下地材 ― ドア 4.65 木製扉で枠が金属製 + 複層ガラス A4 以上又はガラスのないもの ハニカムフラッシュ構造扉 + 複層ガラス A4 以上又はガラスのないもの ― ② 部位面積・窓・ドアの数 図面から壁・天井・床の面積及び窓やドアの数をひろう。 窓① 南面:3 窓 各方位合計:6 窓 窓② 南面:2 窓 各方位合計:4 窓 壁 南面:39.22㎡ 各方位合計:151.72㎡ ドア :1 戸 ③ 簡易計算 電卓レベルの簡易な計算により外皮の熱性能の評価を行う。 部位 U 値 熱貫流率[W/㎡ K] 部位面積[㎡]等 温度差係数 [-] 床 0.48 × 62.10 ×0.7 = 熱貫流量[W/K] 20.87 80.41 = 16.30 窓① 4.65 × 6窓 (12.3) ×1 = 57.20 窓② 4.07 × 4窓 (12.0) ×1 = 48.84 × … = ×1 × = ドア 4.65 × 1戸 (3.24) ×1 = × … ×1 67.91 … 151.72 × … × 0.24 … 0.53 … 壁 天井 × = 合計 — 309.27 15.07 238.68 ηA値 ( 平均日射熱取得率 ) に ※ ついても上記と同様の方法 により計算可能。 ( 方位別係 数を乗じる点が異なる。) 外皮平均熱貫流率 = 238.68 ÷ 309.27 = 0.77W/㎡ K < 0.87 ( 東京の基準値 ) 23 NICHIAS HOMEMAT 設計施工指針:外皮の仕様 別途、設備についても基準以上のものを使用する必要があります ●開口部の断熱性能等に関する基準 ◦開口部比率を求め、地域ごとに開口部比率の区分を確認します。 開口部比率=開口部面積÷外皮面積 (一戸建ての場合) 地域の区分 開口部比率の区分 1、2 及び 3 4、5、6 及び 7 8 (い) 0.07 未満 0.08 未満 0.08 未満 (ろ) 0.07 以上 0.09 未満 0.08 以上 0.11 未満 0.08 以上 0.11 未満 (は) 0.09 以上 0.11 未満 0.11 以上 0.13 未満 0.11 以上 0.13 未満 (に) 0.11 以上 0.13 以上 0.13 以上 ●開口部比率の区分から、開口部の熱貫流率が基準値以下となる仕様とします。 開口部比率区分 (に) を選択する場合は、開口部比率の計算が不要です。 単位[m2・k/W] 熱貫流率の基準値 開口部比率の区分 地域の区分 1、2 及び 3 4 5、6 及び 7 8 (い) 2.91 4.07 6.51 − (ろ) 2.33 3.49 4.65 − (は) 1.90 2.91 4.07 − (に) 1.60 2.33 3.49 − -:基準値なし ●日射遮蔽の対策を選択します。 地域と開口部比率の区分に応じ、下表に該当するもの又は同等以上の性能を有する対策を行う必要があります。 熱貫流率の基準値 開口部比率の区分 地域の区分 1、2 及び 3 (い) 4 5、6 及び 7 8 − − 付属部材又はひさし、軒等を設ける もの (ろ) − − 次のいずれか・ガラスの日射熱取 得率 0.74 以下・付属部材やひさし、 軒等を設ける 次のいずれか・ガラスの日射熱取 得率 0.68 以下にひさしや軒等を設 ける・付属部材を設けるもの (は) および (に) − − 次のいずれか・ガラスの日射熱取 得率 0.49 以下・ガラスの日射熱取 得率が 0.74 以下のものにひさし、 軒等を設ける・付属部材を設ける ガラスの日射熱取得率が 0.49 以下 のものに付属部材またはひさし、軒 等を設けるもの 仕様例 (5∼7地域) 屋根 ホームマット 90mm×2 天井 ホームマット 155mm 24 その他の床 熱抵抗値 2.2 壁 ホームマット 90mm 開口部※ 熱貫流率 3.49 以下 ※別途、日射遮蔽対策が必要となります。 省エネルギー基準への適応 平成 25 年基準 外皮の仕様 断熱材熱抵抗値の基準 断熱材の施工法 住宅の種類 部位 屋根又は天井 壁 内断熱工法 床 土間床等の外周 鉄筋コンクリート造 屋根又は天井 壁 等の住宅 外断熱工法 床 土間床等の外周 屋根又は天井 木造の住宅 壁 充填断熱工法 床 土間床等の外周 屋根又は天井 枠組壁工法の住宅 壁 充填断熱工法 断熱材の熱抵抗の基準値 [㎡ k/W] 地域の区分 1および 4、 5、 6 3 8 2 および7 3.6 2.7 2.5 1.6 2.3 1.8 1.1 3.2 2.6 2.1 2.2 1.8 1.5 1.7 1.4 0.8 0.5 0.4 0.2 3 2.2 2 1.4 1.8 1.5 0.9 3.2 2.6 2.1 2.2 1.8 1.5 1.7 1.4 0.8 0.5 0.4 0.2 6.6 4.6 4.6 4.6 5.7 4 4 4 3.3 2.2 2.2 5.2 5.2 3.3 3.3 3.3 2.2 3.5 3.5 1.7 1.2 1.2 0.5 6.6 4.6 4.6 4.6 5.7 4 4 4 3.6 2.3 2.3 4.2 4.2 3.1 3.1 3.1 2 3.5 3.5 1.7 1.2 1.2 0.5 床 土間床等の外周 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 屋根 天井 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 屋根 天井 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 平成 25 年基準設計施工指針附則による例 (木造の住宅) 1 地域 屋根 または 天井 屋根注 2 天井注 1 壁注 2 2 地域 熱抵抗値 6.6 155 熱抵抗値 5.7 140 熱抵抗値 3.3(3.6) 厚さ 厚さ 100 mm mm 厚さ 厚さ 75 mm mm 厚さ 140 mm 3 地域 4 地域 5 地域 熱抵抗値 4.6 厚さ 90 mm 熱抵抗値 4.0 熱抵抗値 2.2(2.3) 6 地域 7 地域 または 厚さ 90 mm 8 地域 厚さ 90 mm 厚さ 90 mm 厚さ 155 mm 厚さ 90 mm または 厚さ 90 mm — 外気に 接する床 熱抵抗値 5.2(4.2) 熱抵抗値 3.3(3.1) — その他床 熱抵抗値 3.3(3.1) 熱抵抗値 2.2(2.0) — 床 注1:天井は、 野縁の室内側に別張り防湿フィルム (J I SA6930に適合 ) の施工が必要です。 ホームマットNEOご使用の場合、 4地域以南で内装下地面材の端部に木下地がくるように野縁を組めば、 別張り防湿フィルムの施工は省略することができます。 ( 断熱材を2枚重ねて施工する場合を除く。) 注2:屋根、 壁にホームマットを使用する場合は、 ホームマット施工後、 別張り防湿フィルム (J I SA6930に適合 ) の施工が必要です。 ※各地域区分は省エネ基準地域区分をご参照ください。 ※ ( ) 内は枠組工法の熱抵抗値です。 ※開口部比率、 外皮面積比率をクリアすることが採用条件です。 また、 開口部比率および地域区分に応じて開口部の熱貫流率の基準を満たすことが必要です。 ※一次エネルギー消費量等級 4に適合するためには、 別途設備の検討が必要です。 25 NICHIAS HOMEMAT 省エネルギー基準適合住宅が 受けられる優遇制度 引用:国土交通省 長期優良住宅の認定基準 資料 長期優良住宅 住宅を長期にわたり使用することで、住宅の解体や除去に伴う廃棄物の排出を抑制し、環境への負荷を低減すると ともに、建て替えにかかる費用の削減によって住宅に対する負荷を軽減し、より豊かで、よりよい暮らしへの転換を 図ることを目的としています。 長期優良住宅の認定基準 長期優良住宅の認定を取得するためには、以下の 9 項目すべての基準を満足する必要があります。 性能項目 認定基準の内容 省エネルギー性 断熱等性能等級4 劣化対策 劣化対策等級 3 床下および小屋裏の点検口の設置、床下空間の有効高さを 33cm 以上 耐震性 耐震等級 2 以上 維持管理 ・ 更新の容易性 可変性 維持管理対策等級 3 ライフスタイルの変化などに応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること バリアフリー性 将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下などに必要なスペースが確保されていること 居住環境 良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持および向上に配慮されたものであること 住戸面積 住宅の床面積の合計が 75m² 以上(一戸建ての住宅) 維持保全計画 定期的な点検・補修などに関する計画が策定されていること(10 年ごとに点検実施) 長期優良住宅のメリット ①税 の特例措置 ・ローン減税の最大控除額がアップします ・標準的な性能強化費用相当額の 10%が所得税額から控除されます ・登録免許税、不動産取得税、固定資産税が軽減されます ②住 宅ローンの供給支援 ・最長 50 年の住宅ローンを供給(フラット50) ・フラット35S A プランの融資を受けられます 一般住宅 所得税 (ローン減税) 注1 居住 開始年 H25.1 ~ H26.3 H26.4 ~ H31.6 控除対象 限度額 2,000 万円 4,000 万円 認定長期優良住宅 控除率 控除 期間 1.0% 10 年間 最大控除額 200 万円 400 万円 所得税 (投資型減税) 居住 開始年 H25.1 ~ H26.3 H26.4 ~ H31.6 控除対象 限度額 3,000 万円 5,000 万円 注2 登録免許税 1.0% 10 年間 最大控除額 300 万円 500 万円 最大 65 万円 ①保存登記 ②移転登記 ③抵当権設定登記 0.15% 0.3% 0.1% ①保存登記 ②移転登記 【戸建】 【マンション】 ③抵当権設定登記 1,200 万円控除 【戸建】 1 〜 3 年目 0.1% 0.2% 0.1% 0.1% 1,300 万円控除 1/2 軽減 【戸建】 注 1:控除額が所得税額を超える場合は、一定額を、個人住民税から控除することができます。 個人住民税の控除額は、当該年分の所得税の課税総所得金額等に、 ・平成 26 年 3 月までは5% (最高 9.75 万円) ・平成 26 年 4 月以降は7% (最高 13.65 万円) を乗じて得た額となります。 注 2:控除額がその年の所得税額を超える場合は、翌年分の所得税額から控除することができます。 26 控除 期間 (平成26年4月1日~平成31年6月30日までに入居した場合) 不動産所得税 固定資産税 控除率 1 〜 5 年目 1/2 軽減 省エネルギー基準への適応 引用:住宅金融支援機構 資料 フラット35S 【フラット35】S とは、 【フラット35】 をお申込みのお客さまが、省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅を取得される場合 に、 【フラット35】のお借入金利を一定期間引き下げる制度です。平成 29 年 3 月 31 日までのお申込分に適用されます。 金利 A プラン 金利引き下げ 金利 B プラン 当初 10 年間 年▲ 0.3% 当初 5 年間 年▲ 0.3% 【新築・中古住宅共通の基準】 下記(1)から(5)までのうちいずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること。 住宅の 条件 (1) 「エネルギーの使用の合理化に関する法 律」に基づく「住宅事業建築主の判断の 省エネ 基準(通称 トップランナー基準)」に適 (1)断熱等性能等級 4 の住宅 ルギー 合する住宅(一戸建てに限る。) (2)一次エネルギー消費量等級4以上の住宅 性 (2)認定低炭素住宅(P28 参照) (3)一次エネルギー消費量等級5の住宅 (4)性能向上計画認定住宅注 1 (2)劣化対策等級 3 の住宅で、かつ、維持管 理対策等級 2 以上の住宅(共同住宅等に ついては、一定の更新対策が必要) 耐久 性・可 (2)長期優良住宅 変性 耐震性 (3)耐 震等級(構造躯体の倒壊等防止)3 の 住宅 (3)耐 震等級(構造躯体の倒壊等防止)2 以 上の住宅 (4)免震建築物 バリア (4)高齢者等配慮対策等級 4 以上の住宅(共 フリー (5)高齢者等配慮対策等級 3 以上の住宅 同住宅の専用部分は等級 3 でも可) 性 注 1:建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律 (平成 27 年法律第 53 号) (通称 建築物省エネ法) の規定により建築物エネルギー消費性 能向上計画が認定された住宅です(竣工年月日が平成 28 年 4 月 1 日以降の住宅に限ります) 。共同住宅等については、融資対象となる住宅 が認定を受けている場合に限ります。 また、増改築等による認定を含みます。 毎月の返済額・総返済額の試算 【試算例】 借 入額 3,000 万円、借入期間 35 年、元利均等返済、ボーナス返済なし、借入金利年 1.48%※の場合 ※平成 28 年 2 月において返済期間が 21 年以上 35 年以下、融資率 9 割以下の場合で取扱金融機関が 提供する最も多い【フラット35】の金利 下記の試算結果から (金利 A プラン)→【フラット35】より約 87 万円 お得です。 (金利 B プラン)→【フラット35】より約 47 万円 お得です。 金利 A プラン 金利 B プラン 借入金利 全期間 年 1.48% 当初 10 年間 年 1.18% 11 年目以降 年 1.48% 当初5年間 年 1.18% 6年目以降 年 1.48% 毎月の返済額 全期間 91,561 円 当初 10 年間 87,225 円 11 年目以降 90,378 円 当初5年間 87,225 円 6年目以降 90,975 円 総返済額 38,455,727 円 37,580,554 円 37,984,644 円 フラット35と比較して (総返済額) - ▲ 875,173 円 ▲ 471,083 円 27 NICHIAS HOMEMAT 認定低炭素住宅 とは? 引用:国土交通省 認定低炭素住宅 資料 東日本大震災を契機とするエネルギー需給の変化や国民のエネルギー・地球温暖化に関する意識の高揚等を踏まえ、市街化区域等におけ る民間投資の促進を通じて、都市・交通の低炭素化・エネルギー利用などの成功事例を蓄積し、その普及を図るとともに、住宅市場・地域 経済の活性化を図ることを目的に、都市の低炭素化の促進に関する法律が定められました。 認定低炭素住宅とは、省エネ法の省エネ基準に比べて、一次エネルギー消費量(家電等のエネルギー消費量を除く)が 10%削減できること と、低炭素化に資する一定の措置を講じていることが条件です。 省エネルギー性に関する基準 その他の低炭素化に資する措置に関する基準 ○省 エネ法の省エネ基準に比べ、一次エネル ギー消 費量(家電等のエネルギー消費量を除く)が△ 10% 以上となること。(※) 省エネルギー性に関する基準では考慮されない、以下に掲げる 低炭素化に資する措置等のうち、一定以上を講じていること。 ○HEMSの導入 10% エネルギー使用量の「見える化」などにより居住者の低炭素化に 資する行動を促進する取組を行っている。 ○節水対策 省エネ法の省エネ基準 〈戸建住宅イメージ〉 天井断熱180mm 例 常時換気システム 暖冷房は エアコン 外壁断熱 100mm 連続する 防湿気密層 床断熱 100mm 節水型機器の採用や雨水の利用など 節水に資する取組を行っている。 低炭素基準 太陽光発電パネル 南窓の軒ひさし + ○木材の利用 ○ヒートアイランド対策 木材などの低炭素化に資する 材料を利用している。 敷地や屋上、壁面の緑化など ヒートアイランド抑制に資する 取組を行っている。 窓は複層ガラス (可能なら断熱サッシ) 東西窓の日除け 高効率給湯器 ※省 エネルギー法に基づく省エネルギー基準と同等以上の断熱 性能を確保することを要件とする。 認定低炭素住宅に対する優遇措置 ①住宅ローン減税額の引き上げ 〈 「認定低炭素住宅」の住宅ローン減税による控除額〉 居住年 平成25年から平成26年 (3月末まで) 控除対象借入限度額 平成26年 (4月以降) から平成31年 (6月末まで) 3,000万円 5,000万円 注1 控除期間 控除率 10年間 1.0% 最大控除額 300万円 500万円 注 1:5,000 万円の控除対象限度額は、当該住宅取得に係る消費税率が 8% 又は10%の場合に限って適用されます。このため、消費税の経過措置 により旧税率 (5%) が適用される場合は平成 26 年 4 月以降の入居であっても3,000 万円が控除対象借入限度額となります。 ②投資減税型の特別控除 標準的な性能強化費用相当額(上限 650 万円)の 10% が控除されます。 ③登録免許税の引き上げ:保存登記 0.1%(通常 0.15%)、移転登記 0.1%(通常 0.3%)に引き下げ。 ④低炭素に資する部分についての容積率の緩和。 ホームマットは保険料もお得な 「省令準耐火構造」 にもお使い頂けます。 ●「省令準耐火構造」とは 住宅金融支援機構が定める基準に適合した住宅で、通常の木造構造に比べ火災に強い構造であるため火災保険料が安くなります。 省令準耐火構造の3つの特徴 ①外部からの延焼防止 ②各室防火 ③他室への延焼遅延 <参考>火災保険料 東京都、 保険金額 2,000万円 ( 保険期間 20年、 長期一括払の場合 ) ( 社 )日本木造住宅産業協会特記仕様書 マニュアル( 2013年版 )より抜粋 一般の木造住宅 47.8 万円 省令準耐火 構造の住宅 27.6 万円 火災保険料 42% DOWN ( ロックウールなどのファイアーストップ材の設置 ) ※各部位および詳細な仕様は、住宅金融支援機構「 木造住宅工事仕様書 」 ( 平成26年度 版) 」 および、 「 木造軸組工法による省令準耐火構造の仕様の解説 」をご確認ください。 28 ※火災保険料は、地域や保険会社によって異なりますので、詳細は各保険会社などにご確 認ください。 建築物省エネ法について 省エネルギー基準への適応 平成 27 年 7 月 8 日、新たに 「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」が制定されました。 本法は建築物の省エネ性能の向上を図るため、①大規模非住宅建築物の省エネ基準適合義務等の規制措置と、②省エネ基準に適合してい る旨の表示制度及び誘導基準に適合した建築物の容積率特例の誘導措置を一体的に講じたものとなっています。 ●建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の概要 建築物省エネ法は大きく規制措置と誘導措置の 2 つに分けることができます。 誘導措置等は平成 28 年 4 月 1 日に施行されますが、規制措置は公布後 2 年以内(平成 29 年 4 月予定)の施行となっています。 H29 ①規制措置(義務) 4 月予定 ■省エネ基準適合義務・ 新設 適合性判定義務 H28 ②誘導措置(任意) 4/1 ■性能向上計画認定・ 新設 容積率特例 省エネ性能向上の ための設備について 通常の建築物の 床面積を超える部分 ● 非住宅 2000m2 以上 (予定) 新築時等に建築物の エネルギー消費性能基準 (省エネ基準) への 適合義務・適合性判定義務 = 不算入 (行政庁による認定) ■届出 ● 建築物 300m2 以上 (予定) 新築・増改築に係る計画の 所管行政庁への届出義務 ■省エネに関する表示制度 この建物の 設計一次エネルギー消費量 新設 25% 削減 少ない 多い 0 誘導基準 省エネ基準 (20%削減) 住宅 非住宅 基準に適合せず必要と認める場合は、指示・命令等があります。 一次エネルギー消費量基準 適合 外皮基準 適合 ◯◯ビル 201 ◯年◯月◯日 自己評価 ◎法第 7 条に基づく 建築物の省エネ性能の表示 (自己評価の場合) 建築物エネルギー消費性能基準 適合認定建築物 ◎基準適合認定表示 (行政庁による認定) ■住宅トップランナー制度 ●住宅事業建築主基準 (案) 〜平成31年度 ◎一次エネルギー消費量 ◎外皮 適用除外 平成32年度〜 設計値 (家電等除く) ≦0.9 基準値 (家電等除く) ◎一次エネルギー消費量 ◎外皮 設計値 (家電等除く) 基準値 (家電等除く) ≦0.85 UA 値 設定値 ≦ 基準値 ηAC 値 設定値 ≦ 基準値 引用:( 一財 ) 建築環境・省エネルギー機構 (IBEC) 発行 「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律 ( 建築物省エネ法 ) の概要」 による。 29 NICHIAS HOMEMAT 取り扱い上の注意事項 ●施工要領書をよくお読みのうえ、 正しく施工してください。 ● 「ホームマット」 の外被は、 工事用バーナーなどで燃える恐れがあ ●施工要領書は、 当社までご請求ください。 りますので、 十分に注意してください。 ●すき間なく、 押しつぶさないように施工してください。 ●先入れ先出しを行い、 長期滞留させないようにしてください。 ●雨水がかからないようにしてください。 ●開梱後は良く振って、 復元させてからご使用ください。 ●切断する時は、 手袋とマスクを着用してください。 ●保管の際は、 重量物を乗せないようにしてください。 ●施工の際、 空気層を室外側に設けるようにしてください。 ●梱包品は強い衝撃が加わると破裂することがありますので、 取り ●防湿フィルム (印刷面) は、 必ず室内側に向けて施工してください。 扱い時の落下などにはご注意ください。 ●建築物の断熱用途以外には使用しないでください。 製品取り扱い上の注意事項 ◎製品本来の機能を保持させ、 安全にご使用いただくため、 次の事項を順守してください。 ・カタログ、 仕様書等に記載の用途や目的以外に使用しないこと。 ・性能を維持させるため、 水漏れに注意し、 常温常湿の屋内保管とすること。 ・施工の際、 なるべく空気層を室外側に設けること。 ・防湿層を室内側に設けること。 ・労働衛生上の注意については、 安全データシート (SDS) にて確認すること。 ◎本製品はロックウールを含有するため、 次の事項を順守してください。 注意 内容 ①多量に、長期間ロックウールを吸入すると、呼吸器系に障害を生じるおそれがあります。 ②皮膚に対して、一時的に炎症を生じることがあります。 ①切断は、カッターナイフなどの手動工具を使用してください。 回避手段 なお、電動工具による切断を行う場合は、局所排気装置・除じん装置を設置してください。 ②取扱いに際して、防じんマスクを着用してください。 ③長袖の作業衣および保護手袋を着用してください。また、必要に応じて保護眼鏡を使用してくださ い。 ④廃棄する場合は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に従い「がれき類」又は「ガラスくず・コンクリー トくず及び陶磁器くず」として処理してください。 MG1505P 30 memo memo M22 2016 年 11 月 改訂 M22-1611-05-DP-SH-改-1609
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