Gyro Vol.110 (平成23年12月号)

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ビ
タ
ン
イ
特別
で広がる外国
域
地
、
て
経
震災を
プの活躍
出身者グルー
フィリピン人グループ
「HAWAK KAMAY FUKUSHIMA」
HAWAK KAMAY FUKUSHIMA…
在福フィリピン出身者によるグループ。震災後、
同国出身者間で連絡を取り合ったことをきっか
けにして、平成23年4月に団体を設立。メンバー間での支援
のほか、県内避難所等で被災者への支援活動を行っている。
団体名は、タガログ語で「手をつなごう ふくしま」の意。
団体
紹介
震災直後の状況につい
て教えてください。
震災直後は携帯電話が通
じず、唯一通じたのはイン
ターネットでした。
私は在日フィリピン大使
館 か ら の 連 絡 を 受 け て、
Facebook※上で、福島を経
由して東京へ向かう避難者
用バスが出ることを知らせ
会長 後藤キャサリンさん
ました。すると、Facebook
(福島在住23年、
当協会タガログ語通訳員)
を見た人や口コミで連絡が
くるようになり、人数の取りまとめを行ったりしました。
原発事故の評価がレベル7に上がった4月12日には、日
本から退去するようフィリピン政府から指示が出ました。県
内各地から、バスの発着所である福島市へ避難希望者が集ま
りました。みな不安な様子で、特に小さい子どもを連れた人
が多かったです。当時福島県から避難したフィリピン人は、
大体100人くらいいたのではないかと思います。
団体を設立しようと思ったきっかけは何ですか。
個人では、いざという時できることに限界があります。
フィリピン人による自助団体を作りたいということは前か
ら考えていましたが、なかなかできないままでいました。で
も今回の震災をきっかけにして、連絡を取り合える関係をつ
くっておく必要があると感じ、団体を設立しました。
団体として活動すると、他団体からの情報が集まり、つな
がりが出来ていきます。先日も他県のフィリピン人グループ
から支援の申し出がありました。活動が広がっていると感じ
ます。
避難所での支援など、積極的に活動されているよう
ですね。
震災後は、避難所での炊き出しを行ったほか、現在は地域
のイベントにも積極的に参加しています。
フィリピン人には、もともとホスピタリティがあります。
1 Gyro 2011.12月号
東日本大震災から9ヶ月が過ぎようとしています。
震災・原発事故当時、県内の外国出身者たちは、大変緊迫した状
況の中で、それぞれの選択を迫られました。県内に留まる人、一時
帰国した人、避難を余儀なくされた人…。
またその一方で、今回の出来事をきっかけに、外国出身者同士の
力強いネットワークが生まれました。インターネット上での情報交
換や同国出身者間内での助け合い、また、
「福島に恩返しがしたい」
との気持ちから、
避難所で積極的に支援を行う活動も見られました。
今回は、外国出身者たちによる新たな活動と「福島への思い」を
ご紹介します。
心から他の人を愛し、愛情表現をするのは自然なことです。
困っているときは、国籍は関係ありません。福島ではまだ外
国人はめずらしい存在ですが、炊き出しを行ったときは、外
国人に対する壁がなく、お互いに励まし合い、「ありがとう」
と言ってもらえました。
活動していると、「どうして国に帰らないの?」とよく訊
かれます。でも、
「ここには助けを必要としている人たちが
います。家族がいます。」そう答えると、「えらいね」と言っ
てもらえます。こういうことをきっかけに、外国人に対する
印象が少しずつ変わっていくのではないかと思います。
復興に向けたメッセージをお願いします。
復興に大切なことは、あきらめないことです。前向きに、
信じてやっていけば、必ず大丈夫です。心配や不安はありま
すが、原発事故には負けられません。
県内には、私たちの活動を知らないフィリピン人がまだま
だいます。もし皆さんの近くにフィリピン出身の人がいたら、
えても
ぜひその人に情報を伝えても
らいたいです。また、
県内に住んでいるフィ
リピン人のひとに関す
る情報があれば、ぜひ
私たちに教えてもらい
たいと思います。
子
を行ったときの様
避難所で炊き出し
県内JET青年によるグループ「FuJET」
震災直後はどのような
様子でしたか。
震災直後と数日間は、ニ
ュースを見ても状況がよく
分からず、JET青年の多く
は会津へ避難しました。
また携帯がつながらなか
ったので、Facebook を使
って県内 JET 青年149人の
安否確認をしました。緊迫
メンバー ケビン・シャ
した状況の中でとても辛か
(福島在住1年、当協会国際交流員)
ったですが、みんなが協力
してくれたので、地震発生から3日間で全員の安否が確認で
きました。
※Facebook…インターネット上で友達や知り合いを作ることができる
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのこと。
その間、国に帰ることを決めた人、まだ帰らない人、こう
いう時だからこそ福島に残るという人もいました。ただ他の
人が帰ると周りは焦って、家族からの声もあり、みんなとて
も悩みました。
FuJET…
福島県内のJET青年(小・中・高等学校で語学指
導等を行う外国青年)たちによるグループ。各種
イベントへの参加の他、県内JET青年のサポートなどを行っ
ている。震災後は、インターネットを通して活発な情報交換
を行った。現在、沿岸部被災地でのボランティア活動を継続
して行っている。URL http://www.fujet.net/(英語)
団体
紹介
その後、皆少しずつ福島に戻ってきましたね。
状況が落ち着いてくると、一旦国に帰った人もまた福島に
戻ってきました。戻った理由は、福島の友人、お世話になっ
ている学校の先生、そして子どもたちのことが心配だったか
らです。自分の国で募金活動をして、その募金を持って福島
に戻り、義援金として寄附したメンバーもいました。
被災地でのボランティア活動へ参加したときの様子
について教えてください。
その後、自分たちも助けになりたい、支援活動に参加した
いと思うようになり、被害が大きかった相馬市原釜地区で、
幼稚園を早期に再開するための支援活動をしました。子ども
は、避難所にいるよりも、幼稚園で楽しく遊んだほうが、心
の傷が癒えるのでは、と考えたからです。また、いわき市の
もしました。参加したメン
沿岸部でゴミ拾いのボランティアもしました。参加したメン
こ
バーは、「自分の目で現場を見るこ
て
とができ、福島の人の力になれて
よかった。
」と言っていました。
震災を経験して変化したこと
はありますか。
メンバー同士のつながりがさ
ら に 強 く な っ た と 思 い ま す。
FuJETとして地域のボランティア
福島 T シャツ
を着てイベン
トに参加した
に積極的に参加するようにもな
ときの様子
りました。ボランティア活動をす
す
るときは、メンバーの一人がつくった福島のTシャツをみん
なで着て、復興に向けたメッセージを伝えています。
今年も、新規JETが来県しました。
7、8月に、新しいJET青年53人がやって来ました。福
島に赴任することが決まったときは、みな不安があったので
はないかと思います。でも、先輩JETがFacebookで情報提供
してくれたので、福島に来ることを決めたそうです。新規
JETは、実際に福島に来て、
「テレビで見るのと違う」と驚い
ていました。でも、子どもたちが少しずつ元気になって、勉
強や部活を頑張っている様子をみると、応援したいという気
持
持ちが強くなるようです。
今後の活動と福島へのメッセージをお願いします。
今
最近は、孤児院を訪問して子どもたちとゲームをして遊ぶ
ボ
ボランティア活動をしています。12月には、クリスマスパ
ーティーを開催する予定です。普段外国人と触れ合う機会が
ー
な
ないので、子どもたちはとても喜んでくれます。
JET青年が福島へ戻った一番大きな理由は、福島と福島の
人
人が大好きで、とてもお世話になっているから恩返しがした
い
い、そして学生や子どもたちのために尽くしたいと思ってい
る
るからです。福島に住んでいる外国人は、引き続き福島を応
援
援しているので、積極的に話しかけてみてください。
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Ἳὅ
ᅦ޽Ể෇ѣẴỦ‫׎ٳ‬ʴἮ
日本に来たきっかけ
ティアイネン・トニーさん
TIAINEN Toni
フィンランド出身大学生。海外ボランティ
ア制度を活用して大学を一時休学。今年9
月から、受入先のNPO法人ふくかんねっ
とを通じて、避難所での支援活動やボラン
ティアで英語を教える活動をしている。東
日本大震災・原発事故のニュースはフィン
ランドでも大きく報じられたが、事前に福
島の状況について調べ、安全であると自ら
判断し、来福を決めた。
私は、小さい頃から日本への憧れがあ
りました。特にアニメやスタジオジブリ
の世界にとても興味を持っていました。
映画「となりのトトロ」は今でも一番好
きな映画です。日本語はとても魅力的で、
言葉を聞いたら直接分かるようになりた
かったので、勉強を始めました。その後、
日本や日本語についてもっと知りたいと
強く思うようになり、日本に行こうと決
めていました。
東日本大震災について
最 初 に3月11日 の こ と を 聞 い た と き
は、とても驚き、信じられない気持ちで
した。私は冷静でいられなくなり、日本
の人々を救うために、日本に行くことを
必死になって考えました。福島で起きた
原発事故のことはもちろん知っていまし
たが、どうしても日本に行きたかったの
です。ただ、私はまだ学生なので、お金
がないために飛行機のチケットをすぐ購
入することができませんでした。
9月に福島に来て、自分の目で実際に
現場を見て、日本の人々がどのような被
害を受けたか知りました。私は多くのこ
とは言えません。ただ、復興の道はどれ
だけ大変なのか、分かるようになりまし
た。
◇◇福島での暮らしや考えを綴ったトニー君のブログ◇◇
『Fukushima Daily』URL http://tonagiinfukushima.blogspot.com/(英語)
Gyro 2011.12月号 2
県内で活躍するJETプログラム参加者を紹介する
このコーナー。今回は、ビリー インさんをご紹介
します。
新たな生活+新たな目標=新たな冒険
JETプログラムを通して日本に来て、3ヶ
月が経ちました。この短い期間で、私は日本
の文化、伝統、習慣、町並みなどを目にする
とともに、色々なことを経験して日本のすば
らしさを学んでいます。
私は私なりの日本の良さを感じています。
他の人にとっては些細でつまらないことかも
しれませんが、私にはその小さなことの一つ
ひとつが目新しく、日本の魅力を感じていま
す。
最初に思ったことは、日本人の礼儀正しさ
ビリー インさん
や丁寧さです。教育委員会や学校など、どこ
湯川村 ALT(外国語指導助手)。 に行ってもとてもよくしてくれて、うれしか
2011 年 7 月来日。
ったです。カナダではその優しさは感じられ
香港生まれ、カナダ育ち。
ないと思っています。
次に、
日本のゴミ分類にびっくりしました。
燃えるゴミ、プラスチック、缶など、カナダ
にはないシステムです。また学校の掃除タイ
ムで、生徒たちが自分で自分の学校を掃除す
ることにびっくりしました。カナダでは、清
掃作業員を採用して、毎日掃除します。さら
に、日本人は一生懸命働くと感じます。カナ
ダの人たちのモチベーションはそんなに高く
なく、その結果、仕事が遅くてどこに行って
も待ち時間がとても長くなります。
先日、ヘアーサロンに行きました。そこで
は、髪を切った後、肩や頭を軽くマッサージ
してくれました。カナダでは経験したことが
なかったので、びっくりしましたが、とても
気持ちよかったです。
私は今、英会話サークルの生徒達の為に、
毎月一回ディナーパーティーを計画していま
す。そこでは様々な国から来た人たちと英語
で触れ合う機会があるので、英語の練習にな
ります。こういう機会が少しでもカナダと日
本の国際交流の助けになれば嬉しいです。
海外では、震災のあった福島に対してどのようなイメージが持たれているのでしょうか。今年9月からオーストラリア・
ブリスベンに在住する福島大学経済経営学類准教授の井本亮先生(現在クイーンズランド大学客員研究員)にお話しを伺
いました。
(11月9日取材)
ブリスベンの街の様子につ
いて教えてください。
ブリスベン川からみた中心市街地
ブリスベンはクイーンズラン
ド州の州都で、オーストラリア
大陸の東海岸のほぼ中央にあり
ます。シドニー、メルボルンに
次ぐ第3の都市で、ブリスベン川沿いに広がるとても住みや
すい街です。亜熱帯の過ごしやすい気候ですが、昨年1月に
は甚大な洪水被害を受けました。自然災害の多い土地とあっ
て、災害時の行政の対応は素晴らしく、市民からも高い評価
を得ています。
震災に関して、オーストラリアの人々の反応はいか
がですか。
周りの人に聞いた震災以降の日本・福島の印象を簡単にご
報告します(個人の見解であることをご了解ください)。
震災当初はその現実とは思えない光景に衝撃を受けたとい
います。その後すぐに人々の厚い経済的・人的支援が日本に
寄せられました。同時に、原発事故については、技術大国で
ある日本でなぜこのようなことが起こったのかという疑問も
あったそうです。現在、オーストラリアでは日本・福島への
渡航・訪問を自粛させる勧告等はありません。現状はかなり
3 Gyro 2011.12月号
正しく理解され、根拠のない噂や流言は聞かれません。国際
結婚をして、クリスマスにいわき市の義理の家族を訪ねる
という人もいます。
「来なくていい」と言われたそうですが、
家族だから会いに行くといいます。
今回の出来事がオーストラリアの人々に与えた影響
などについて教えてください。
オーストラリアでは環境問題に特に関心が強く、原発事故
を環境汚染と見る人もいます。環境負荷が低いという原発の
イメージはもはやありません。原発を持たない一方でウラン
輸出は続けているというお国事情もあり、日本の原発事故は
国の資源政策にも影響を与えるだろうといいます。
オーストラリアは個人の意思・判断が尊重される社会です。
多文化共生社会ブリスベンで人々は自分の判断で行動する自
由と責任を享受しています。未
曾有の情況におかれた今の福島
でも、個人の自由な判断・選択・
行動を認め合い、その上で協働
する姿勢が必要です。お互いの
価値観を尊重する社会の一員と
しての姿勢が今の私たちには求
クイーンズストリートモールの様子
められていると感じています。
会津喜多方国際交流協会
日本語教室
●開催時期:4
開催時期:4∼6月・9∼11月 毎週水曜18:30∼20:00
6月 9 11月 毎週水曜18 30 20 0
●開催場所:喜多方プラザ文化センター
(〒966-0094 喜多方市字押切二丁目1番地)
●問い合わせ先:会津喜多方国際交流協会
TEL 0241-24-3131
<日本語教室の様子>
<今後に向けて>
会津喜多方国際交流協会主催で、平成17年秋から活動し
ています。活動時期は、春期と秋期(各12回ずつ)です。
主な学習者は、アジア圏からの主婦層と欧米系の英語指導助
手です。毎回15名前後と少人数ですが、在日年数や生活環
境が異なり、日本語能力試験や調理師、看護師等の免許取得
を目指す人がいるなど、ニーズが多様なので、細かなクラス
分けで対応しています。茶道や落款づくり、伝承遊びなどの
文化講座や料理教室なども行っています。
日本語教室活動を行うことで、これまで当たり前に感じて
いた「日本・日本語」や学習者の母国について改めて考え、
魅力や現状を再認識することができます。また、多くの人と
の出会いも大きな魅力です。学習者たちが、日本語の能力不
足で家族や地域の人とコミュニケーションがうまくいかず、
不和や誤解で嫌な思いをしないよう、また、遠い国から縁あ
って喜多方市に来てくれた人達が「ここに来てよかった」と
思えるよう、自分達にできる支援を続けたいと思います。
課題もありますが、皆で話し合い、協力しながら今後も活
動を継続していきたいです。
<日本語ボランティアについて>
私達は日本語指導についての専門家ではなく、経験も浅い
のですが、生活に役立つ日本語を楽しく学んでもらえるよう
取り組んでいます。
今年度は、文化庁の日本語教育事業の助成金を受け、「日
本語の教え方講座」
(全7回)を開催しています。教え方の
スキルアップはもちろん、この教室の意義や楽しさを再考で
き、活動者間の絆が強まったようです。
日本語教室風景
陶芸教室
青年海外協力隊派遣者
による体験記
吉村 聡子さん
平成21年度1次隊
カンボジア派遣 (職種:小学校教諭)
カンポット州小学校教
員養成校、そこが私の配
属先でした。文字通りカ
現地での学生の結婚式の様子
ンポット州内の小学校教
(写真左端が吉村聡子さん)
員を育成する学校です。
小学校教諭としてまだまだ未熟な私に学生たちを指導できる
のか、同僚の教師たちの力になれるのか、そんな不安を抱え
ながら赴任したのが2009年7月下旬のことでした。
その後の1ヶ月程度は驚きと戸惑いの日々でした。9月か
ら年度末休業になるためか、すでに学校全体がお休みムード
で学生たちがあまり授業に来なかったり、突然8月に行われ
るバレーボールの交流試合へ向けて学生たちを指導すること
になったりもしました。
しかしそれと同時に、日本にいた頃には考えられない生活
を楽しんでいました。伝えたいことが何とかうまく
く
伝わったときの喜び、一人になってしまうことが多
が多
かった私を心配して食事に誘ってくれる同僚教師の
師の
やさしさなど、嬉しい発見もたくさんあったからです。
です。
新年度になり、1年生の体育の授業を担当したり、音
り、音
楽で鍵盤ハーモニカを教えたりしているうちに、学生た
学生た
ちとも仲良くなっていきました。せっかく仲良くなれた学
なれた学
生たちが卒業してしまう時は本当に寂しくなりました。
でも、
自分の村へ帰って小学校の先生になることを嬉しそうに話し
ている姿がまぶしくもありました。
私の活動によって学校のなかが大きく変わったと言えるこ
とは何もありません。ただ、学生たちや同僚教師の中に、小
さな小さな種をまいてきました。その種がいつの日か芽を出
してくれることを願いながら、私も彼らからもらった素敵な
種に花を咲かせられるように大切に育てていこうと思ってい
ます。
JICA ボランティアの詳細につきましては、JICA ホームページをご覧下さい。
ジャイカ ボランティア
JICA ボランティア HP → http://www.jica.go.jp/volunteer/
お問い合わせ
●JICA二本松(募集/広報担当)
TEL 0243-24-3200㈹
E-mail [email protected]
●JICA福島デスク( 福島県国際交流協会内)
TEL 024-524-1315
Gyro 2011.12月号 4
お 知らせ
公益財団法人移行のお知らせ
当協会は、平成23年10月4日をもちまして財団法人から
国際理解出張講座実施団体募集中
当協会では、国籍・民族などを問わず、全ての人々が安心
して暮らせる社会を目指して、「グローバル化」をテーマに
公益財団法人に移行いたしました。
平素からの皆様方の当協会活動へのご理解・ご協力に心か
した講座を県内各地へ出張して実施しています。
学校の授業、
らお礼申し上げますとともに、今後ますますのご支援をお願
公民館、大学の講座、イベント、企業の研修など様々な機会
い申し上げます。
にご活用ください。
詳しい内容(対象・所要時間)や実施日等については当協
会までお問い合わせください。
東日本大震災関連情報
プログラム例
福島県ホームページでは、
「環境放射能測定結果(暫定値)」
をはじめ、様々な東日本大震災関連情報を日本語、英語、中
国語で随時更新しています。なお、
当協会ホームページでは、
その一部をタガログ語、韓国語、ポルトガル語で更新してい
ます。
■福島県 HP(日本語)
:
URL http://wwwcms.pref.fukushima.jp/
■福島県国際交流協会 HP(英語・中国語)
:
URL http://www.worldvillage.org/
■写真で学ぼう、世界の家族
■写真で学ぼう、世界の食卓
■ちがいのちがい∼常識ってなに?
■世界がもし100人の村だったら
■世界とつながる福島
■国際人ってなんだろう
∼カナダの多文化社会から学ぶ∼
外国出身者のための生 活相談に
多言語で応じます。
震災復興版Gyro
「がんばろう福島」多言語で発行中
当協会では、外国出身者のための生活相談を多言語で行っ
ています。相談は電話と面談で行います。秘密は守られます
ので、安心して相談してください。
なお、相談はカウンセリングとは異なり、相談者の自己決
当協会広報紙「Gy r o(ジャ
イロ)」の震災復興版として、
定・自己選択を前提とし、様々な情報や選択肢を提供するも
福島県の現状や復興に向けた国
のです。
際交流・協力団体や在住外国人
■英語・中国語・日本語 の活動などを紹介した「がんば
火曜∼土曜日 9:00∼17:00
ろう 福島」を発行しています。
■韓国語・タガログ語・ポルトガル語
内容は下記URLからご覧いただ
水曜日 13:00∼17:00
けます。
※第4・5水曜は、事前予約が必要です。
■日本語・英語・中国語・
タガログ語・ポルトガル語・韓国語・フランス語版
■ URL http://www.worldvillage.org/fia/gyro/gyrosp.php
相談専用 TEL 024-524-1316 FAX 024-521-8308
E-mail [email protected]
平成23年度国際交流・協力団体「東日本大震災に関する活動助成事業(後期)交付団体決定
県内の国際交流・協力団体等が行う支援活動に対し、下記のとおり助成が決定しました。
団体名
会津若松市国際交流協会
南相馬市国際交流協会
ふくしま子どもの日本語ネットワーク
にほんまつ地球市民の会
HAWAK KAMAY FUKUSHIMA
HAWAK KAMAY FUKUSHIMA
ふくかんねっと
5 Gyro 2011.12月号
活動名
2011国際交流フェスティバル
被災地南相馬市多言語くらし情報
「移動する子どもたち」の心のケアを考えるシンポジウム
地球市民の集い
『地球のステージ
(震災編)
』
仮設住宅でのフィリピンカフェの開催
タガログ語のニューズレター発行
福島県復興ボランティア受け入れ事業
交付額
10万円
10万円
8万円
10万円
5万円
2万円
5万円
「放射線と私たちの健康セミナー」
参加者募集
賛助会員へのご協力をお願いします
放射線の専門家から、放射線被ばくや食品、水への影響な
当協会は、国際交流を通じて地域の活性化とより豊かな県
ど、放射線と私たちの健康に関するお話しをいただきます。
民生活を実現するため、様々な事業を行っています。当協会
県内4会場で、英語または中国語の逐次通訳があります。
の趣旨に賛同し、会費という形で当協会の活動をサポートして
■講師:福島県放射線健康リスク管理アドバイザー
くださる「賛助会員」を募集しております。
高村昇さん
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科国際保健医療福
祉学研究分野(原研疫学)教授
■参加費:無料(要事前申込み)
日 時
会場
通訳言語
定員
12/3(土)
13:00-15:30
郡山市総合福祉センター
中国語
30名
12/4(日)
13:00-15:30
會津稽古堂
中国語
30名
12/17(土)
いわき市社会福祉センター
13:00-15:30
英語
100名
12/18(日)
13:00-15:30
英語
60名
福島テルサ
■年会費 個人会員 3,000円/口 団体会員 10,000円/口
■会員の特典
①当協会主催事業をはじめとした国際交流・協力に関わる
様々な情報を掲載した広報紙Gyroをお届けします。
②当協会主催事業の参加費、当協会研修室使用料において
会員割引が受けられます。
③当協会所蔵の書籍、資料やビデオが無料で借りられます。
(一部貸出しできない本もあります)
④団体会員については、広報紙Gyroで団体名をご紹介します。
■所得控除
当協会への賛助会費は、税制上の優遇処置があります。
うつくしま地球支援募金へ
ご協力をお願いします
■参加申込み・問い合わせ
(公財)福島県国際交流協会 TEL 024-524-1315
うつくしま地球支援募金は、県内に住む外国人私費留学生
への支援と、国際交流事業を行う県内の非営利団体への支援
を目的としています。皆様の温かいご協力をお待ちしており
FIAメールマガジンにご登録ください
ます。
■募金額 個人 1,000円/口 団体 10,000円/口
■所得控除
当協会への寄附金は、税制上の優遇措置があります。
当協会では、福島県内外の国際交流団体が実施するイベン
トや国際交流に役立つ情報などを提供するメールマガジンを
月2回発行しています。
登録・購読は無料です。購読をご希望の方は、下記URL
新任スタッフからのごあいさつ
からご登録いただけます。
皆さまのご参加をお待ちしています。
URL http://www.worldvillage.org/fia/magazine/
■登録方法
上記サイトにある入力フォームに、登録したいアドレ
スを入力してください。登録後に仮完了となり、アド
レスに認証メールが送られてきます。認証URLをクリ
ックして、登録を完了させてください。
■会計担当 穐本 由美子
はじめまして。10月から経理担当として勤務しております。
皆様との出会いを通じて、たくさんの事を学ばせて頂くと共
に、たくさんの刺激を受け、自分の視野を広げながら、毎日
楽しく仕事をさせて頂いております。皆様のお役に立てるよ
う頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
私たちは賛助会員(団体)として協力しています
ふくしま子どもの日本語ネットワーク
財団法人 太 田 綜
(平成23年6月∼平成23年10月末受付分)
公益財団法人 AFS日本協会 福島支部
二本松国際交流ボランティア ざくざくネット
暮らしの健康を考える会
合病院
川 俣 町 国 際 交 流 協 会 うつくしま・ベトナム文化交流協会 会津坂下町国際交流協会
常磐共同火力㈱勿来発電所
福島県国民健康保険団体連合会
福島市日中友好協会
秀公会 あづま脳神経外科病院
田 村 市 国 際 交 流 協 会 ヒッポファミリークラブ福島県
Gyro 2011.12月号 6
(公財)福島県国際交流協会は次の基本理念をもとに活動しています
心と心でつながる、世界に開かれたふくしま
このグローバル社会において、当協会は、これまでの国際交流活動を礎に、県民と多様な価値観と
言語を持つ世界の人々が、真に対等で良好な関係を築きながら、地域の活力につながる、世界に開
かれた福島県の実現をめざし、様々な事業に取り組みます。
― 基本方針 ― 1.世界に開かれた県民意識の向上を推進します
2.外国出身県民とともに創る活力ある地域づくりを推進します
3.多様な関係団体と連携した国際交流活動を推進します
4.世界に向けて福島を発信します
t
por
事業報告Re
ふくしま友好外交官が活動しています
活動しています
当協会では、県内の大学
に在 籍 す る 私 費 留 学生を
「ふくしま友好外交官」と
して任命し、奨学金を交付
しています。
友好外交官は、
学業に従事しながら、県民
との相互理解と友好親善の
ための各種イベントに参加しています。
して ます
平成23年度は、県内の大学に在籍している中国や韓国から
の私費留学生8名(福島大学6名、東日本国際大学2名)が
任命されました。
『結・ゆい・フェスタ2011』
(9月24日開催、
福島市国際交流協会主催)
・
『国際交流フェスティバル2011』
(10月29日開催、会津若松市国際交流協会主催)では、当協
会ブースのスタッフとして活動し、県民との交流を図りました。
中核的市国際交流協会ネットワーク会議を
開催しました
平成23年8月23日、当協会において、県内の中核的市国際
交流協会職員(10協会13名)を集めたネットワーク会議を
開催しました。
この会議は、市国際交流協会が抱える課題や現状について
意見・情報交換を行うことを目的に開催しています。今年度
は、震災の影響とその対応に関する報告の他、震災で見えて
、震災 影響 そ 対応 関す
きた課題と今後の事業展開
き
について話し合いを行いま
に
した。会議では、災害時の
し
情報提供のあり方、日常か
情
らのネットワークの必要性
ら
に関することなど、活発な
に
意見交換が行われました。
意
日本語教室ネットワーク会議を開催しました
平成23年9月6日、当協会において、県内日本語教室の活
動者(20教室28名)を集めたネットワーク会議を開催しま
した。
この会議は、各教室が抱える課題や活動事例について、意
見・情報交換を行うことを目的に開催しています。震災の影
響で教室活動の休止または縮小せざるを得ない教室もあるな
か、今回は、震災をテーマにした講話や、現在の教室活動状
にした講話や、現在の教室活動状
況と今後の課題について意
見・情報交換を行いました。
参加者からは、
「他の教室も
それぞれ頑張って活動して
いることがわかった」
「日本
語教室の役割が再認識でき
た」等の意見がありました。
日本語ボランティア研修会を開催しました
平成23年11月3日、当協会
において、県内日本語ボラン
に
ティア活動者(24名)を集
テ
めた研修会を開催しました。
め
この研修会は、県内で活動
する日本語ボランティアのス
す
キルアップを目的に開催して
キ
います。今回は、
『元気がでる』『ほっとする』そ
います
今回は 「
『楽しい』
『元
んな心のつながりを感じる活動のヒント∼日本語教室からふ
くしまを元気にしよう∼」をテーマに、学習者とのコミュニ
ケーションのコツや教材の活用方法などについて、グループ
形式で学びました。参加者からは、「実践に役立てる内容で
とても参考になった」「身近で使う日本語の大切さに気づい
た」等の意見がありました。
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