校訓《仁(じん)健(けん)知(ち)翔(しょう)》 西原中 学校便り5号 平成28年8月31日 西原中学校長 増村 隆夫 PTA美化作業 夏休みの21日、日 曜日の早朝、大変お 世話になりました。 二学期が始まりました! 今年の始業式は、8月25日。一斉挨拶運動では、 大勢の保護者の皆様の参加、ありがとうございまし た。生徒会が、 「校門一礼」等ののぼり旗を作成! 体育館が使用できるようになりました! 二学期の始業式は、 エアコンで涼しくなった体育館 で行い、数々の賞状や優勝旗等を全校生徒の前で表 彰し、健闘を称えることができました。 始業式 学校長の話 今、生徒のみなさんを代表して、二学期の抱負を発表してもらいました。 1年 組 德永くんは、体操、勉強、学級委員の仕事を頑張る! 2年 組 志水くんは、将来の夢を早く見つけたい! 3年 組 鈴嶋さんは、受験に向けての勉強と校門一礼等の西原中の伝統を頑張りたい!と抱負 を述べてくれました。 夏休みは、充実した日々が送れましたか。 体育館が、8月19日からこうして使えるようになりました。少しずつではありますが、復興に 向けて進んでいます。しかし、体育館のドアや校舎の修理等はこれからです。 さて、今年は、リオのオリンピックがありました。 今日は、オリンピックについて話をします。 近代オリンピックの生みの親、ピエール・ド・クーベルタンについて話をします。 彼は、フランスの教育者であり、古代オリンピックを復興させ近代オリンピックの基 礎を築いた創立者です。 オリンピックは、 「スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍など様々な差異を超え、 友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献 する」という、クーベルタンが提唱したオリンピックのあるべき姿(オリンピズム)を目指すもの です。つまり、スポーツを通して、国籍を越え、フェアープレイで、仲良くなり平和を目指す大会 なのです。 ここで、既にニュース等で知っている人もいると思いますが、今回のリオのオリンピックで起 きた3つの出来事について話をします。 一つ目は、米国とニュージーランドの選手が、助け合った陸上女 子 5000m で話題になった話です。リオ五輪の陸上女子 5000 メ ートル予選で 16 日、接触して倒れた米国とニュージーランドの選 手同士が互いを助けあいました。米国のアビー・ダゴスティノ選手 とニュージーランドのニッキー・ハンブリン選手のその姿は、オリ ンピック精神そのものだと称えられました。 二つ目の話は、体操男子個人総合で優勝した内村航平(27)と激闘を繰り広げ、2位となっ たウクライナのオレグ・ベルニャエフ(22)選手の話です。 最終種目の鉄棒で無難な演技をしながら、内村選手に 逆転され、わずかの差で2位に敗れたベルニャエフ選 手と内村選手との名勝負を繰り広げた22歳の“男気発 言”が、日本国内で大きな反響を呼びました。 試合後の記者会見で海外メディアから内村選手に飛 んだ「あなたは審判に好意的に見られているのか?」と いう質問に不快感を示しました。 内村選手は「どんな選手も公平にジャッジされている」と受け流したが、ベルニャエフ選手は 別の質問を受けていたにもかかわらず、 「今のは無駄な質問だ」と一刀両断。続けて「内村はキャ リアの中で高い点数を取ってきた。みんなあこがれている」とたたえたことが話題となりました。 三つ目の話は、 国際オリンピック委員会(IOC)は15日、リオ デジャネイロ五輪の柔道の試合で、対戦したイスラエル選手との握手を 拒否して物議をかもしたエジプト選手が帰国処分を受けたと明らかに しました。エジプトのエルシェハビ選手はイスラエルの選手とは握手し たくなかったし、柔道のルール上も握手する義務はなかったと主張しま した。しかしIOCはその行為がオリンピック精神とフェアプレー規則に反するとし、懲戒処分 としました。 IOCは「エジプト・オリンピック委員会に対し、今後はすべてのアスリートがオリンピック の価値について正しい教育を受けてから大会に臨むよう徹底を求めた」と説明しました。 オリンピックは、スポーツを通して国籍を越え、フェアプレイで、仲良くなり平和を目指す大 会なのです。 スポーツも文化活動も、大会を通して、学校を越え、都道府県を越え、世界に通用するお互い を尊重する平等の精神と仲の良い関係を築くことが大切ですね。 生徒会が、 「校門一礼」 「がんばろう熊本」の2本ののぼり旗を作ってくれました。職員玄関に も常設してあります。校木の「オガタマの木」の写真入りです。 二学期は、創立40周年の式典があります。 生徒の皆さんが、合唱コンクールや文化発表会を通して、お互いを尊重し、仲の良い西原中学 校の生徒として活動する姿勢や態度を育んで欲しいと思っています。
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