教科:地理歴史 科目:地 理 A 平成28年度 学力スタンダード

教科:地理歴史 科目:地 理 A
平成28年度
学習指導要領
学力スタンダード
都立砂川高校 学力スタンダード
(1)
世界諸地域の生活・文化及び地球的課題につい
現
て、地域性や歴史的背景を踏まえて考察し、現代世
年度当初に主要国や大陸名を確認し、地図を読む上
代
界の地理的認識を深めるとともに、地理的技能及び
で最低限必要な地理的知識を身に付けさせる。この
世
地理的な見方や考え方を身に付けさせる。
評価は毎授業ごとに行う国名テストによって行う。
30 国程度の主要国を答えさせるテストで、20 点以上
界
の
特
〔基礎〕
ア 地球儀や地図からとらえる現代世界
取れるように 1 学期中に指導する。
地球儀と世界地図との比較、様々な世界地図の 〔地図、図法〕
色
読図などを通して、地理的技能を身に付けさせる
正距方位図法やメルカトル図法などの主要な図法
と
とともに、方位や時差、日本の位置と領域、国家
を確認し、その特徴を理解させる。また、GISや
諸
間の結び付きなどについてとらえさせる。
GPSなどの単語について解説を加え、現代におけ
課
るデジタル地図の役割について、実際にICT機器
題
を活用させながら理解させる。
の
〔国家の結びつき〕
地
国家の結びつきに関しては、NAFTA、EU、
理
ASEAN、EU、OPEC、MERCOSUR、
的
CISの結合について解説し、主な構成国を理解さ
考
せる。また、それぞれの結合をGNIや人口、貿易
察
額などで比較し、その特徴の読み取りが出来るよう
指導する。最後にセンター試験の簡単な問題を紹介
し、活動への積極性や授業中の発言、結合の種類を
判別できるかで評価をわける。
〔日本の位置、領域〕
日本の南端、東端の島や隣国との境界となっている
島の位置を確認し、名前を的確に答えられるように指
導し、評価につなげる。
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イ 世界の生活・文化の多様性
世界諸地域の生活・文化を地理的環境や民族性
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〔世界の産業〕
農業に関しては、ホイットルセーの農業区分をもと
と関連付けてとらえ、その多様性について理解さ に、熱帯の焼畑、プランテーション農業と、乾燥帯の
せるとともに、異文化を理解し尊重することの重 灌漑農業、ヨーロッパの農業、冷帯の農業、日本の農
要性について考察させる。
業に関して、それぞれ特徴と共に理解させる。また、
主要国の名産品を1,2個ずつ教え、国名から名産品
を答えられるように学習させる。
工業に関しては、農業と同じく主な工業の分類を理
解させ、各国の名産品を学習させる。農業、工業とも
に名産品と国名を結びつける小テストを行い、80%
以上の合格率を目指して知識を身に付けさせる。
また、それらの産業の品目や製造過程から、その土
地の文化やモノカルチャーの実態を読み取ることが出
来るように学習させる。
〔宗教・民族と人間生活〕
文化に関しては、各国の宗教や民族性を中心に暗記
させ、特にキリスト教は宗派や特徴まで理解させる。
また、農業や工業との関わりを教え、各国の特色ある
産業の理由として宗教や民族性を理由に出せるように
させる。
ウ 地球的課題の地理的考察
環境、資源・エネルギー、人口、食料及び居住・
〔世界各地の諸問題〕
世界各地の諸問題に関しては、それぞれの問題に1
都市問題を地球的及び地域的視野からとらえ、地 時間を振り当てて学習させ、特に日本、中国、アメリ
球的課題は地域を越えた課題であるとともに地 カの立ち位置や、先進国と発展途上国との関係性につ
域によって現れ方が異なっていることを理解さ いて重点的に学習させる。都市問題は日本の東京付近
せ、それらの課題の解決には持続可能な社会の実 のドーナツ化現象やインナーシティ問題、スプロール
現を目指した各国の取組や国際協力が必要であ 現象や都市郊外についてポイントを絞って学習させ
ることについて考察させる。
る。
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(2)
生活圏の諸課題について、地域性や歴史的背景を
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各課題の学習時、生徒の普段の生活と関連付けて授
生
踏まえて考察し、地理的技能及び地理的な見方や考 業展開し、発言の積極性を元に評価する。
活
え方を身に付けさせる。
圏
の
ア 日常生活と結び付いた地図
既習範囲である図法や時差だけではなく、様々な主
諸
身の回りにある様々な地図の収集や地形図の 題図を理解させる。また、アナログ地図とデジタル地
課
読図、目的や用途に適した地図の作成などを通し 図の違いを明確にし、実際にレイヤー構造を用いたア
題
て、地理的技能を身に付けさせる。
ナログ地図を製作してみる。レイヤー構造が作図に与
の
えた影響やデジタル地図の発展を理解させ、活動への
地
積極性で評価を行う。
理
また、地形図の基本的な知識の習得や読み取りを行
的
い、地形図上で小地形の読み取りも出来るように学習
考
をすすめ、地形図の学習がすべて終わった時点での小
察
テストで、地図記号の読み取りや小地形の判別により
評価を行う。
イ 自然環境と防災
我が国の自然環境の特色と自然災害とのかか
〔自然環境と防災〕
自然環境の単元において、日本各地の地形・気候を
わりについて理解させるとともに、国内にみられ 学習させ、そこから引き起こされる自然災害を、過去
る自然災害の事例を取り上げ、地域性を踏まえた に起こった大地震のメカニズムとともに学習させる。
対応が大切であることなどについて考察させる。 特に、プレートの位置と動きにポイントを置いて理解
させ、現在日本のどこの危険性が高いか、現在東京都
で行われている対策は何か、自分たちで出来ることに
何があるのか学習させる。
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ウ 生活圏の地理的な諸課題と地域調査
生活圏の地理的な諸課題を地域調査やその結
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〔地図、図法、地域調査〕
地図の単元において、立川市周辺のコンビニエンス
果の地図化などによってとらえ、その解決に向け ストアの位置を調査し、アナログ地図上に図示させ、
た取組などについて探究する活動を通して、日常 その分布の傾向を読み取る学習を行う。その作業を通
生活と結び付いた地理的技能及び地理的な見方 して地図の作成能力を身に付けさせ、商圏の拡大や業
や考え方を身に付けさせる。
者間の競合などを読み取る考察力を養う。また、アナ
ログ地図とデジタル地図の違いについても理解を深め
させる。
評価は作業への積極性及び、読み取り中の発言など
により行う。
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