BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM

コンポジット・ビデオアンプ
出力コンデンサレス
1 出力ビデオドライバ
No. 14064JBT02
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●概要
チャージポンプ回路の内蔵により、従来のビデオドライバで必要不可欠であったビデオ出力端子の大容量コンデンサを不要
にしました。携帯機器向けに適した帯域の LPF 内蔵、スタンバイ時の消費電流 0µA、2.5V からの低電圧動作などの特長に
より、デジタルスチルカメラや携帯電話など高密度実装が要求される機器に最適です。
●特長
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
ビデオドライバアンプ電圧利得を 6dB、9dB、12dB、16.5dB の 4 種類ラインアップ
最大出力電圧 5.2VP-P の大出力ビデオドライバ。動作余裕が大きく低電圧動作まで対応
出力のカップリングコンデンサが不要でコンパクト設計に貢献
スタンバイ機能を内蔵しており、スタンバイ時の回路電流は 0µA (typ)
8 次 4.5MHz LPF 内蔵でクリアな画像が再生できる
バイアス入力形式採用により、ビデオ信号だけでなくクロマ信号、RGB 信号などにも対応
MSOP8 小型パッケージ
●用途
携帯電話機、DSC、DVC、携帯型ゲーム、ポータブルメディアプレーヤなど
●ラインアップ
品名
電圧利得
推奨入力レベル
BH76806FVM
6dB
1VP-P
BH76809FVM
9dB
0.7VP-P
BH76812FVM
12dB
0.5VP-P
BH76816FVM
16.5dB
0.3VP-P
●絶対最大定格
(Ta=25℃)
項目
記号
定格
単位
電源電圧
VCC
3.55
V
許容損失
Pd
0.47
W
動作温度範囲
Topr
-40~+85
℃
保存温度範囲
Tstg
-55~+125
℃
* 70mm×70mm×1.6mm ガラスエポキシ基板実装時。
Ta=25℃以上で使用する場合は、1℃につき 4.7mW を減じる。
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
1/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●動作電圧範囲
項目
記号
最小
標準
最大
単位
電源電圧
VCC
2.5
3.0
3.45
V
●電気的特性
【特に指定の無い限り Typ.値です。Ta=25℃、VCC=3V】
代表値
項
目
記
号
回路電流 1
ICC1
回路電流 2
ICC2
スタンバイ SW 入力電流
High Level
BH76806
FVM
BH76809
FVM
BH76812
FVM
BH76816
FVM
単位
測定条件
mA
無信号時
0.0
µA
スタンバイ時
IthH
45
µA
3.0V 印加時
スタンバイ SW 切換電圧
High Level
VthH
(min.) 1.2
V
スタンバイ OFF
スタンバイ SW 切換電圧
Low Level
VthL
(max.) 0.45
V
スタンバイ ON
電圧利得
Gv
dB
Vo=100kHz, 1.0VP-P
最大出力レベル
16
6.0
15
9.0
12.0
16.5
Vomv
5.2
VP-P
f=1kHz,THD=1%
周波数特性 1
Gf1
-0.45
dB
f=4.5MHz/100kHz
周波数特性 2
Gf2
-3.0
dB
f=8.0MHz/100kHz
周波数特性 3
Gf3
-32
dB
f=18MHz/100kHz
周波数特性 4
Gf4
-51
dB
f=23.5MHz/100kHz
微分利得
DG
0.5
%
Vo=1.0VP-P
標準ステアステップ信号
微分位相
DP
1.0
deg
Vo=1.0VP-P
標準ステアステップ信号
Y 系 S/N
SNY
+74
+73
+70
+70
dB
C 系 AM S/N
SNCA
+77
+76
+75
+75
dB
C 系 PM S/N
SNCP
+65
dB
出力端子流入可能電流
lextin
30
mA
150Ω 経由で
出力端子へ 4.5V 印加
Voff
(max.) ±50
mV
75Ω 終端
出力 DC オフセット
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
2/16
帯域 100k~6MHz
75Ω 終端
100%クロマビデオ信号
帯域 100~500kHz
75Ω 終端
100%クロマビデオ信号
帯域 100~500kHz
75Ω 終端
100%クロマビデオ信号
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●測定回路図
1µ
1
8
IN
1
A
V2
(VCC)
SW2
CHARGE PUMP
2
7
2
10µ
GND
0.1µ
3
1µ
NVCC
V
6dB/9dB/12dB/16.5dB
LPF
+
0.1µ
OSC1
OUT
6
150k
50
-
V4
4
4.7µ
75
5
V
※
75
測定回路は出荷検査のための回路であり、応用回路例とは異なります。
Fig. 1
●コントロール端子
項目
スタンバイ制御
端子設定
状態
STBY(4pin)=H
スタンバイ:OFF
STBY(4pin)=L
スタンバイ:ON
STBY(4pin)=OPEN
スタンバイ:ON
●ブロック図
Fig. 2
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
3/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●各端子説明
PIN
端子名
DC
電圧
端子内部等価回路図
機能説明
VCC
フライングコンデンサ“+”端子
1
VCC
↑↓
0V
C1
C1
7pin、8pin の機能説明参照
GND
NVCC
2
VCC
VCC
VCC 端子
ビデオ信号入力端子
VIN
3
VIN
1µF
0V
150k
適応入力信号
コンポジットビデオ信号/
クロマ信号/ R.G.B.信号など
4
VCC
to
0V
STBY
スタンバイ制御端子
端子電圧
MODE
1.2V~VCC
スタンバイ:OFF
(H)
0V~0.45V
スタンバイ:ON
(L)
ビデオ信号出力端子
5
VOUT
0V
VOUT
75Ω
6
注1)
注2)
GND
0V
75Ω
GND 端子
上表の DC 電圧は VCC=3.0V 時のものです。また、この値は参考値であり保証値ではありません
図中の数値は設計値であり、規格を保証するものではありません。
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
4/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
フライングコンデンサ“-”端子
(8pin)
7
VCC
-VCC
C1
(-2.75V)
NVCC
0V
C2
8
0V
↑↓
-VCC
(-2.75V)
C2
NVCC
NVCC
負電圧端子(7pin)
注1)
注2)
上表の DC 電圧は VCC=3.0V 時のものです。また、この値は参考値であり保証値ではありません
図中の数値は設計値であり、規格を保証するものではありません。
●動作説明
1) 出力カップリングコンデンサレス方式ビデオドライバの原理
単一電源アンプ
VCC
出力端子に直流電圧が発生している
ため、出力コンデンサ必要
両電源アンプ
VCC
75Ω
1000µF
出力端子に直流電圧が発生しないた
め、出力コンデンサ不要
75Ω
75Ω
75Ω
-VCC
1/2VCC バイアス
Fig.3
Fig.4
単一電源(片電源)で動作するアンプの場合、動作点が約 1/2Vcc の電位を持つため、出力に直流阻止用のカップリング
コンデンサが必要になります。またビデオドライバの場合、負荷抵抗は 150Ω (75Ω+75Ω) であるため、カップリング
コンデンサの容量は、低域の通過帯域を考慮すると 1000µF 程度は必要になります。 (Fig.3)
両電源(±電源)で動作するアンプの場合、動作点は GND レベルにできるため、出力の直流阻止用カップリングコンデン
サは不要になります。
また、カップリングコンデンサが不要なため、出力段での低域特性低下は原理的にありません。(Fig.4)
2) チャージポンプ回路による負電圧の発生
チャージポンプは、Fig.5 に示すように 2 組の SW (SW1,SW2)と 2 組のコンデンサ(フライングコンデンサ、アンカーコン
デンサ)から成り立っています。2 組の SW を Fig.7 に示すように切り替えることにより、フライングコンデンサに充電し
た電荷をアンカーコンデンサに移し替え負電圧を発生させます。
本 IC では、+3V の電圧を印加して約-2.83V 程度の負電圧を得ています。
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
5/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
Fig.5
チャージポンプ回路の原理
3) BH768xxFVM シリーズの構成
Fig.8 に示すように、両電源アンプと、チャージポンプ回路を一つの IC 内に集積化したのが、BH768xxFVM シリーズ
です。これにより+3V の単電源動作でありながら、両電源動作のアンプを使用できるので、出力のカップリングコンデン
サが不要になります。
Vcc
3.3uF
1µF
VIDEO
AMP
LPF
75Ω
75Ω
CHARGE
PUMP
1µF
1µF
Fig.6 BH768xxFVM 構成図
4) 入力端子形式とサグ特性について
BH768xxFVM シリーズは、低電圧動作のビデオドライバでありながら約 5.2VP-P の大きなダイナミックレンジを持ってい
るため、ビデオ信号専用の入力方式であるクランプ方式ではなく信号形式を問わず対応可能な抵抗終端方式(150kΩ で終
端)を使用しています。
そのため、BH768xxFVM シリーズは、入力信号に同期信号がなくても正常に動作するので、通常のビデオ信号だけでな
くクロマ信号や R.G.B.信号などにも対応しており、広い応用範囲があります。
また、抵抗終端方式で問題となる入力端子で発生するサグ(低域周波数の低下)については、入力の終端抵抗が 150kΩ と
高いため、小容量の入力コンデンサと組み合わせても実用上問題のないサグ特性が得られます。
サグ特性の評価には、サグの目立ちやすい H-bar 信号を使うことをお奨めします。(Fig.7~Fig.10)
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
6/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
入力のコンデンサと入力インピーダン
スによるカットオフ周波数は、一般的
な 75Ω ドライバで出力コンデンサを
1000μF にした場合と同じになります。
1μF x 150kΩ = 1000μF x 150Ω
(入力端子時定数)(出力端子時定数)
サ グ は 入 力のコ ン
デ ン サ と 入力抵 抗
でのみ決まる。
1µF
150k
サグ発生
Fig. 7
a)
サグのない標準ビデオ信号発生器出力(シバソク TG-7/1、H-bar)
H-bar 信号の TV 画面出力
イメージ図
Fig. 8
b)
BH768xxFVM 出力(入力=1.0µF、H-bar)
VCC
75Ω
1µF
150k
TG-7/1
Monitor
75Ω
-VCC
BH768xxFVM
Fig. 9
サグ特性はほぼ同じ
c)
1000µF+150Ω サグ波形(標準ビデオ信号発生器シバソク TG-7/1 出力、H-bar)
Monitor
75Ω
1000µF
75Ω
TG-7/1
Fig. 10
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
7/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●応用回路例
1.0µF
(C18)
1
8
IN
※
10Ω(R2)
CHARGE PUMP
OUT
2
7
3.3µF
(C2)
GND
VIDEO IN
3
1.0µF(C3)
1.0µF(C7)
NVCC
6dB/9dB/12dB/16.5dB
LPF
+
6
150k
75Ω(R5)
4
5
応用回路例は推奨すべきものとして確信しておりますが、ご使用頂くにあたっては、
静特性のみならず過渡特性を含め十分な評価をお願い致します。
Fig. 11
※
チャージポンプ回路のスイッチング動作により、電源端子には大きな電流変化が発生します。
その影響が電源ラインを通して他の IC などに及ぶ場合は、10Ω 程度の抵抗を VCC ラインに
挿入すると電源リップルの改善ができます。
10Ω の抵抗を挿入することにより約 0.2V 程度の電圧低下が発生しますが、本 IC は低電圧動作の
余裕が大きいためダイナミックレンジなどの問題は心配ありません。
●電源ラインへの抵抗挿入による効果について
Fig.12 チャージポンプ回路の電流リップルが外部回路に与える影響
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
8/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
1)デカップリングコンデンサのみ
電源-C2 間電流波形 (A)
10mA/div
C2-IC 間電流波形 (B)
10mA/div
Vcc
A
C2
A
(A)
(B)
Fig.13
VCC
2)デカップリングコンデンサ+抵抗 10Ω
電源-R2 間電流波形 (A)
10mA/div
R2-C2 間電流波形 (B)
10mA/div
Vcc
10Ω
C2-IC 間電流波形 (C)
10mA/div
A
A
C2 (B)
A
R2
(A)
(C)
VCC
Fig.14
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
9/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●評価ボードパターン図
SW
STBY
ACT
GND
VIN
R2
GND
R3
VOUT
R1
C4
C3
C2
CN1
CN2
VCC
C1
GND
GND
GND
GND
GND
ROHM
BH76806/09/12/16FVM
Fig. 15
部品リスト
記号
機能
推奨値
備考
C1
フライングコンデンサ
1µF
B 特性推奨
C2
アンカーコンデンサ
1µF
B 特性推奨
C3
入力カップリングコンデンサ
1µF
B 特性推奨
C4
デカップリングコンデンサ
3.3µF
B 特性推奨
R1
出力抵抗
75Ω
-
R2
出力終端抵抗
75Ω
R3
入力終端抵抗
75Ω
CN1
入力コネクタ
BNC
CN2
出力コネクタ
RCA(ピンジャック)
SW
STBY 制御スイッチ
SW
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
10/16
TV、VIDEO 信号測定器に接続する
際は不要です。
VIDEO 信号測定器に接続する際に
必要です。
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
BH76812FVM
BH76812FVM
Ta=25℃
30
1
25
0.8
STANDBY CURRENT [μA]
CIRCUIT CURRENT [mA]
●参考データ
20
15
10
5
0
1
2
3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
4
Fig. 16 回路電流―電源電圧
0.2
1
18
0.8
16
14
12
0
50
0.4
0.2
Ta=25℃
BH76812FVM
25
25
VOUT DC OFFSET [mV]
50
0
-25
3.5
VCC=3V
VCC=3V
-25
0
50
TEMPARATURE [℃]
100
Fig. 21 VOUT 端子 DC オフセット電圧
―周囲温度
Fig. 20 VOUT 端子 DC オフセット電圧
―電源電圧
BH76812FVM
100
0
-50
-50
-50
5
0
50
TEMPARATURE [℃]
Fig. 19 スタンバイ時回路電流―周囲温度
50
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
VCC=3V
0.6
-50
Fig. 18 回路電流―周囲温度
2.5
3.5
0
100
TEMPARATURE [℃]
BH76812FVM
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
BH76812FVM
VCC=3V
20
10
-50
VOUT DC OFFSET [mV]
0.4
Fig. 17 スタンバイ時回路電流-電源電圧
STANDBY CURRENT [μA]
CIRCUIT CURRENT [mA]
BH76812FVM
0.6
0
2.5
0
Ta=25℃
BH76812FVM
Ta=25℃
Ta=25℃
12.5
12.4
-5
VOLTAGE GAIN [dB]
VOLTAGE GAIN [dB]
12.3
-15
-25
-35
-45
-55
12.2
12.1
12
11.9
11.8
11.7
-65
11.6
-75
0.1
10
1
FREQUENCY [MHz]
11.5
2.5
100
www.rohm.co.jp
3.5
Fig. 23 電圧利得―電源電圧
Fig. 22 周波数特性
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
11/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
BH76812FVM
VCC=3V
FREQENCY RESPONSE1:Gf1[dB]
12.4
VOLTAGE GAIN [dB]
12.3
12.2
12.1
12
11.9
11.8
11.7
11.6
f=4. 5MHz/100kHz
0.8
0.6
0.4
0.2
0
-0.2
-0.4
-0.6
-0.8
-1
11.5
-50
0
50
2.5
100
2.7
VCC=3V
FREQUENCY RESPONSE2:Gf2[dB]
FREQUENCY RESPONSE1:Gf1[dB]
f=8MHz/100kHz
0.6
0.4
0.2
0
-0.2
-0.4
-0.6
-0.8
-1
0
50
100
-1
-2
-3
-4
-5
-6
2.5
2.7
TEMPERATURE[℃]
BH76812FVM
3.1
3.3
3.5
TEMPARATURE [℃]
FREQUENCY RESPONSE4:Gf4[dB]
f=8MHz/100kHz
-1
-2
-3
-4
-5
-40
f=23.5MHz/100kHz
-45
-50
-55
-60
-65
-70
2.5
-6
50
Ta=25℃
BH76812FVM
VCC=3V
0
0
2.9
Fig. 27 周波数特性 2-電源電圧
Fig. 26 周波数特性 1-周囲温度
-50
3.5
0
f=4. 5MHz/100kHz
-50
3.3
Ta=25℃
BH76812FVM
1
0.8
3.1
Fig. 25 周波数特性 1-電源電圧
Fig. 24 電圧利得-周囲温度
BH76812FVM
2.9
POWER SUPPLY VOLTAGE:Vcc[V]
TEMPARATURE [℃]
FREQUENCY RESPONSE2:Gf2[dB]
Ta=25℃
BH76812FVM
1
12.5
2.7
2.9
3.1
3.3
3.5
POWER SUPPLY VOLTAGE:Vcc[V]
100
TEMPARATURE [℃]
Fig. 28 周波数特性 2-周囲温度
BH76812FVM
BH76812FVM
VCC=3V
7
Ta=25℃
f=23.5MHz/100kHz
-45
MAX OUTPUT VOLTAGE [VP-P]
FREQUENCY RESPONSE4:Gf4[dB]
-40
Fig.29 周波数特性 4-電源電圧
-50
-55
-60
-65
-70
-50
6
5
4
3
2
1
0
0
50
100
2.5
[℃]
TEMPARATURE [Deg]
www.rohm.co.jp
3.5
Fig. 31 最大出力レベルー電源電圧
Fig. 30 周波数特性 4-周囲温度
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
12/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
BH76812FVM
VCC=3V
5.8
5.6
5.4
5.2
5
4.8
4.6
4.4
2
1
6dB
9dB
12dB
16.5dB
0
-1
-2
4.2
4
-50
0
50
-3
-1.5
100
TEMPERATURE[V]
Fig. 32 最大出力レベルー周囲温度
-0.5
0.0
0.5
1.0
INPUT DC VOLTAGE [V]
1.5
VCC=3V
BH76812FVM
Ta=25℃
300
300
260
220
180
140
100
2.5
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
3.5
BH76812FVM
180
140
100
-50
CHARGEPUMP OUTPUT VOLTAGE [V]
0.0
-0.5
-1.0
-1.5
-2.0
-2.5
-3.0
-3.5
-4.0
1.0
2.0
3.0
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
-1
-1.5
-2
-2.5
-3
0
BH76812FVM
2.5
2.5
DIFFERENTIAL PHASE [Deg]
3
2
1.5
1
0.5
40
VCC=3V
2
1.5
1
0.5
0
-50
3.5
0
50
TEMPARATURE [Deg]
100
Fig. 39 微分位相―周囲温度
Fig. 38 微分位相―電源電圧
www.rohm.co.jp
10
20
30
LOAD CURRENT [mA]
Fig. 37 チャージポンプ
ロードレギュレーション
Ta=25℃
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
VCC=3V Ta=25℃
-0.5
3
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
100
0
4.0
Fig. 36 チャージポンプ出力電圧
-電源電圧
0
2.5
0
50
TEMPARATURE [℃]
BH76812FVM
0.5
BH76812FVM
220
Ta=25℃
1.0
0.0
260
Fig. 35 チャージポンプ発振周波数―周囲温度
Fig. 34 チャージポンプ発振周波数―電源電圧
CHARGEPUMP OUTPUT VOLTAGE [V]
-1.0
Fig. 33 入出力特性
CHARGEPUMP OSC FREQUENCY [kHz]
CHARGEPUMP OSC FREQUENCY [kHz]
BH76812FVM
DIFFERENTIAL PHASE [Deg]
Ta=25℃
VCC=3V
3
OUTPUT DC VOLTAGE [V]
MAXIMUM OUTPUT LEVEL:Vomv[Vpp]
BH76812FVM
6
13/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
Ta=25℃
BH76812FVM
3
2.5
2.5
DIFFERENTIAL GAIN [%]
DIFFERENTIAL GAIN [%]
BH76812FVM
3
2
1.5
1
0.5
0
2.5
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
2
1.5
1
0.5
0
-50
3.5
Ta=25℃
80
75
75
Y S/N [dB]
Y S/N [dB]
100
VCC=3V
BH76812FVM
80
70
65
70
65
60
2.5
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
60
-50
3.5
50
100
Fig.43 Y 系 S/N―周囲温度
Ta=25℃
BH76812FVM
0
TEMPARATURE [℃]
Fig. 42 Y 系 S/N―電源電圧
VCC=3V
BH76812FVM
80
80
CHROMA S/N (AM) [dB]
CHROMA S/N (AM) [dB]
0
50
TEMPARATURE [℃]
Fig. 41 微分利得―周囲温度
Fig. 40 微分利得―電源電圧
BH76812FVM
VCC=3V
75
70
65
60
2.5
75
70
65
60
2.7
2.9
3.1
3.3
POWER SUPPLY VOLTAGE [V]
3.5
-50
Fig. 44 C 系 AM S/N―電源電圧
BH76812FVM
0
50
TEMPARATURE [℃]
100
Fig. 45 C 系 AMS/N―周囲温度
Ta=25℃
BH76812FVM
70
VCC=3V
70
68
CHROMA S/N (PM) [dB]
66
] 64
B
[d
) 62
M
P
( 60
N
/ 58
S
A 56
M
O
R 54
H
C
65
60
55
52
50
2.5
2.7
2.9
3.1
3.3
50
-50
3.5
POWER SUPPLY VOLTAGE: Vcc[V]
Fig. 46 C 系 PM S/N―電源電圧
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
0
50
100
TEMPARATURE [℃]
Fig. 47 C 系 PM S/N―周囲温度
14/16
2014.08 - Rev.B
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
BH76812FVM
Technical Note
VCC=3V Ta=25℃
20
CIRCUIT CURRENT [mA]
15
10
5
0
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
STBY TERMINAL VOLTAGE [V]
Fig. 48 STBY 端子特性
●使用上の注意
(1) 記載の数値及びデータは設計代表値であり、その値を保証するものではありません。
(2) アプリケーション回路例は推奨すべきものと確信しておりますが、ご使用にあたっては更に特性のご確認を十分にお
願いします。外付け部品定数を変更してご使用になる時は、静特性のみならず過渡特性も含め外付け部品および弊社
LSI のばらつきなどを考慮して十分なマージンを見て決定してください。
(3) 絶対最大定格について
印加電圧及び動作温度範囲などの絶対最大定格を超えた場合は、LSI が破壊することがあります。絶対最大定格を超
える電圧及び温度を印加しないでください。絶対最大定格を超えるような事が考えられる場合には、ヒューズなどの
物理的な安全対策を実施して頂き、LSI に絶対最大定格を超える条件が印加されないようご検討ください。
(4) GND 電位について
GND 端子の電圧はいかなる動作状態においても、最低電圧になるようにしてください。過渡現象を含めて、各端子電
圧が GND 端子よりも低い電圧になっていないことを実際にご確認下さい。
(5) 熱設計について
実使用状態での許容損失を考慮して、十分なマージンを持った熱設計を行ってください。
(6) 端子間ショートと誤実装について
LSI を基板に実装する時には、LSI の方向や位置ずれに十分注意してください。誤って実装し通電した場合、LSI を破
壊することがあります。また、LSI の端子間や端子と電源間、端子と GND 間に異物が入るなどしてショートした場合
についても破壊することがあります。
(7) 強電磁界内での動作について
強電磁界内での使用は、誤動作をする可能性がありますので十分ご評価ください。
(8) デカップリングコンデンサ C2 から IC への配線は出来るだけ短くするようにして下さい。
また、このコンデンサの容量値は IC へのリップルに影響し、さらに信号の S/N に影響しますので、できるだけ大き
な容量のデカップリングコンデンサを推奨致します。(推奨:3.3µF、B 特性、耐圧 6.3V 以上)
(9) 使用するコンデンサについて
温度特性等を加味して、コンデンサは B 特性のセラミックコンデンサを推奨いたします。
(10) NVCC(7pin)端子は IC 内部で使用する電圧を発生させるための端子のため、できるだけ負荷を接続しないようにし
てください。また、このコンデンサ(C7)の容量が大きい方が負電圧のリップルは小さくなります。
(11) C18 および C2 のコンデンサはできるだけ IC の直近に配置してください。コンデンサまでの配線が長くなるとスイッ
チングノイズの飛び込みの原因となります。(推奨 C18 :1.0µF、C2 :3.3µF B 特性、耐圧 6.3V 以上)
(12) 入力カップリングコンデンサ C3 と IC 内部の入力インピーダンス 150kΩ とで HPF を構成します。よって C3 の値は
ビデオ信号のサグを見ながら決定してください。
カットオフ周波数 fc は次式によって求められます。
fc=1/(2π×C3×150kΩ)
(推奨:1.0µF、B 特性、耐圧 6.3V 以上)
(13) 出力抵抗 R5 は IC の近くに配置するようにしてください。
(14) IC を逆挿ししないで下さい。VCC と GND が反転するため IC が破壊する恐れがあります。
(15) チャージポンプ回路のスイッチング動作により、電源端子には大きな電流変化が発生します。その影響が電源ライン
を通して他の IC などに及ぶ場合は、10Ω 程度の抵抗を VCC ラインに挿入すると電源リップルの改善ができます。
10Ω の抵抗を挿入することにより約 0.2V 程度の電圧低下が発生しますが、本 IC は低電圧動作の余裕が大きいためダ
イナミックレンジなどの問題は心配ありません。 (Fig.12~Fig.14)
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
15/16
2014.08 - Rev.B
Technical Note
BH76806FVM, BH76809FVM, BH76812FVM, BH76816FVM
●発注形名セレクション
B
H
7
6
8
0
6
F
V
M
T
R
包装仕様
品名
BH76806FVM
BH76809FVM
BH76812FVM
BH76816FVM
MSOP8
<外形図>
(Unit:mm)
www.rohm.co.jp
© 2009 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
16/16
2014.08 - Rev.B
Notice
ご 注 意
1) 本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。
2) 本資料に記載されている内容は製品のご紹介資料です。ご使用に際しては、別途最新の仕様書を必ず
ご請求のうえ、ご確認ください。
3) ロームは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、半導体製品は種々の要因で故障・誤作動する
可能性があります。
万が一、本製品が故障・誤作動した場合であっても、その影響により人身事故、火災損害等が起こらない
ようご使用機器でのディレーティング、冗長設計、延焼防止、バックアップ、フェイルセーフ等の安全確保
をお願いします。定格を超えたご使用や使用上の注意書が守られていない場合、いかなる責任もローム
は負うものではありません。
4) 本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な動作
や使い方を説明するものです。
したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮していただきますようお願いいたします。
5) 本資料に記載されております技術情報は、製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、
ロームまたは他社の知的財産権その他のあらゆる権利について明示的にも黙示的にも、その実施また
は利用を許諾するものではありません。上記技術情報の使用に起因して紛争が発生した場合、ロームは
その責任を負うものではありません。
6) 本製品は、一般的な電子機器(AV機器、OA機器、通信機器、家電製品、アミューズメント機器など)
および本資料に明示した用途への使用を意図しています。
7) 本資料に掲載されております製品は、耐放射線設計はなされておりません。
8) 本製品を下記のような特に高い信頼性が要求される機器等に使用される際には、ロームへ必ずご連絡
の上、承諾を得てください。
・輸送機器(車載、船舶、鉄道など)、幹線用通信機器、交通信号機器、防災・防犯装置、安全確保のため
の装置、医療機器、サーバー、太陽電池、送電システム
9) 本製品を極めて高い信頼性を要求される下記のような機器等には、使用しないでください。
・航空宇宙機器、原子力制御機器、海底中継機器
10) 本資料の記載に従わないために生じたいかなる事故、損害もロームはその責任を負うものではありません。
11) 本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の
誤り・誤植に起因する損害がお客様に生じた場合においても、ロームはその責任を負うものではありま
せん。
12) 本製品のご使用に際しては、RoHS 指令など適用される環境関連法令を遵守の上ご使用ください。
お客様がかかる法令を順守しないことにより生じた損害に関して、ロームは一切の責任を負いません。
本製品の RoHS 適合性などの詳細につきましては、セールス・オフィスまでお問合せください。
13) 本製品および本資料に記載の技術を輸出又は国外へ提供する際には、「外国為替及び外国貿易法」、
「米国輸出管理規則」など適用される輸出関連法令を遵守し、それらの定めにしたがって必要な手続を
行ってください。
14) 本資料の一部または全部をロームの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。
ローム製品のご検討ありがとうございます。
より詳しい資 料やカタログなどご用 意しておりますので、お問合せください。
ROHM Customer Support System
http://www.rohm.co.jp/contact/
www.rohm.com
© 2014 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
R1102A