SCHOOL マルチプラットフォーム対応 第 11 回日本 e-Learning 大賞 総務大臣賞を受賞! ロイロノート・スクールは、子どもたちが考えるのを助け その考えを人に伝えることが出来る道具です。 簡単に自分の考えをまとめ、発表することができるので、 子どもたちが自ら考え表現できる機会をより増やすことができます。 何度も自分の言葉で説明することで自信がつき、「思考力」「判断力」「表現力」を育てます。 導入された学校様からは、子どもたちが自然とアクティブになったと、声が上がっています。 なぜ、子どもたちから発信を増やすの? 学習指導要領にある「思考力・判断力・表現力」、グローバル化に対応する「英語 5 技能」ー。 これらの能力は、第 4 次産業革命と言わるような変化の激しい時代に必要とされるものです。 覚えれば獲得できる” 知識” ではなく、自ら繰り返し体験しないと獲得できない” 技能” なのです。 技能は例えるなら、自転車の乗り方のようなもの。 本を読んだだけでは自転車を運転できるようにはなりません。 繰り返し転びながら、自ら体験することで初めて乗れるようになります。 これらの技能も同じです。子どもたちが自ら思考し、判断し、表現する 機会をたくさん作ることではじめて身についていきます。 ロイロノート・スクールは、シンプルで操作が簡単だから、たくさんの 先生のいろいろな授業でこのような機会をより増やすことができます。 次期学習指導要領「主体的・対話的で深い学び」にピッタリ! シンプルな1つのツールですべて完結します more... 次期学習指導要領 「主体的・対話的で深い学び」にピッタリ! 主体的な学び 学び続ける子どもたちを育てる 授業のすべてが1つのノートに蓄積されます。 自分考えたカード、授業の資料、振り返りなど、自分の活動を振り返ることで 学習意欲が高まり、次の学びへとつながっていきます。 ロイロノートスクールは、子どもたちのためのツールです。 対話的な学び 人の考えを知ることで自分の考えを広め深める 簡単に自分の考えをまとめ伝えたり、友達の考えを知ることができます。 カードを送りあうことで、協働して作り上げていきます。 深い学び 習得した知識を活用・探求する 習得・活用・探求のすべてが同じ使い方の1つのツールで完結します。 シンプルで簡単だから、子どもたちが学習した内容を使って思考・判断・ 表 現 す る 機 会 を と て も 増 や す こ と が で き ま す。自 分 の 言 葉 で 伝 え る こ と で学習内容が深く理解され、資質や能力が育ちます。 導入サポートもおまかせください! 研修会の実施や他校事例のご紹介はもちろん、 メールや電話、LINE@ でいつでも直接先生方のサポートをします。 クラウド型でラクラク運用(サーバー版もご用意) インターネット接続ができれば、すぐに使い始めることができます。 自 分 の ID で ロ グ イ ン す る だ け で、学 校で も 自 宅 で も、い つ で も ど こ で も 自分だけのデータを使って学ぶことができます。 (クラウドが使えない場合には、サーバー版もご用意しています。) 2 045-228-9446 [email protected] シンプルで使いやすい! 3 ロイロノート・スクールを使って毎日授業が行われています タブレットの便利なところから使い始めましょう! まずは、いまの授業にプラスアルファ 「自分の板書を写真に撮っておく」 自 分 の 板 書 を カ メ ラ で 撮 影 し て お き ま し ょ う。そ の 写真を単元の終わりや前時の振り返りに利用します。 もし子どもたちもタブレットを持っていたら、板書画 像を配信しておきましょう。いつでも振り返ることが できるようになります。 「子どものノートをカメラで撮影する」 子どもたちの机上のノートを撮影し、プロジェクター や大型テレビにに投影しましょう。 タブレットはこのように動きやすい実物投影機と し て 利用することができます。 「資料の配布に使う」 プリントを印刷して配布する代わりに、PDF データ として配信しましょう。 動 画 や 音 声 も 一 緒 に 送 れ る の で、プ リ ン ト よ り わ か りやすくする工夫も簡単にできます。 配 布 し た 資 料 は 子 ど も の タ ブ レ ッ ト に 残 る の で、 い つ で も 振り返ることができます。 「ノート回収に使う」 宿 題 ノ ー ト を 回 収 し て 添 削 す る 代 わ り に、子 ど も に ノートの写真を撮って提出してもらいましょう。 先 生 は ノ ー ト の 返 却 時 間 を 気 に す る こ と な く、い つ でも添削して返却することができます。 履歴もすべて残っていくので学習の進展を把握する こともできます。 4 国語 「筆者の考えを議論して、読み深める」 教科書の作品を読み、それぞれが感じた筆者の考えを 文章でまとめたり、絵で描きましょう。 そのカードを先生へ提出し、みんなで回答を共有して 議論を行います。 他 の 人 の い ろ い ろ な 感 じ 方 を 共 有 す る こ と で、作 品 への理解を深めることができます。 数学 「みんなで問題を解く」 子どもの回答を、カメラを使って集めましょう。 友だちの回答を参考に、より速く簡単で正確な解き方を 学び合うことができます。 先生も理解の進み具合を把握することができます。 英語 「発音を録画、録音する」 英語で話す様子を録画、録音しましょう。 い ま ま で 1 人 づ つ し か で き な か っ た 英 語 で の 発 表 が、 10 分間でクラス全員終わります。 発話量が圧倒的に増えるから、実際に英語が話せるよ うになっていきます。さらに動画や音声を提出すれば、 先生が発音の指導を行うこともできます。 5 理科 「動画や写真を使って実験のレポートを作る」 実験の動画や写真を撮影しましょう。 撮影したカードを整理し、テキストをつけてまとめ、 そのまま発表へ。 単元全体を俯瞰してみることで、知的好奇心があふれ 出します。 社会 「資料を読み解き、根拠を持って発表する」 資 料 や Web を 調 べ て、課 題 に 対 す る 自 分 の 考 え を、 根拠をもって発表しましょう。 資料を読み解き、自分の言葉で説明することで知識が 定着します。 教員利用 「職員ミーティングで利用する」 ロ イ ロ ノ ー ト・ ス ク ー ル は、毎 朝 の 職 員 ミ ー テ ィ ン グで先生同士の情報共有にも利用できます。 し か も、先 生 だ け の 利 用 な ら ロ イ ロ ノ ー ト・ ス ク ー ルは無料です! タブレット導入の一歩目としてオススメしています。 実 際 に 職 員 ミ ー テ ィ ン グ で の 利 用 を さ れ て い る、 鎌倉学園中学校・高等学校のインタビューは巻末を ご覧ください。 6 ロイロノート流 おすすめノートテイキング術 「LOPP」 学習単元ごとにノートを作ろう 単 元 ご と の ノ ー ト を 分 け て い く こ と で、学 習 内 容 ご と に 整 理 す る ことができます。 子どもたちにも、単元ごとノートを分けるように勧めてください。 自分だけのノートにする •自分の予習 •先生から授業で配布した資料や板書画像 •自分の回答や考え、プレゼン •毎回の授業のまとめ そ の 単 元 ご と 作 ら れ た ノ ー ト の 中 に、授 業 で 使 う す べ て の 情 報 を 入れましょう。それらを整理しておくことで、自分の頭も整理され、 思い出す機会が増えるので記憶が定着していきます。 毎回の授業を文章でまとめよう 各授業の終わりに 5 分~ 10 分ほど時間を取り、子どもたちにそ の 1 時 間 の 授 業 で 何 を 学 び 取 れ た の か を テ キ ス ト 200 文 字 程 度 で ま と め て も ら い ま す。そ の 時 に 注 意 し て も ら い た い の は、 「楽しかっ た」などの感想語は禁止にすることです。感想ではなく、具体的に 自分がその授業で何を得たのかを文章化しましょう。 ま た そ の ま と め を 先 生 に 提 出 し て も ら え ば、先 生 は 子 ど も た ち の 理解度を測りながら授業を進めていくことができます。 さらにポートフォリオ化 「LOPP」 先生は、子どもたちにこの単元を学んだ後に答えられるようになっ てもらいたい問いを用意しておきます。 ~を説明しよう、という問いにするのがおすすめです。例えば、 「物が溶けるということはどういうことか説明しよう」などです。 単元の初めの授業と、最後の授業でこの問いに答えてもらいます。 「 わ か っ て な か っ た 自 分 の 答 え 」と、 「授業によってわかるように なった自分の答え」を比べることで、自身の成長を実感することが できます。そして、成長が実感できることで学習意欲がわいてきます。 ま た、毎 回 の 授 業 の ま と め や 予 習 復 習 し た 内 容、資 料、途 中 の 考 え や 答 え な ど も、こ の 問 い の 答 え と 同じノートに入るので、どういう過程で成長できたのかを一覧として振り返ることができます。 これは、本来 1 枚の紙で行う「1 枚ポートフォリオ(山梨大学 堀教授)」を、ロイロノートを使って行う 応用です。名付けて LOPP (LoiLoNote One Paper Portfolio)。 まずは、学習単元ごとノートを分けるところから始めてみましょう! 7 小学校 1年 生活科 1人1台タブレット たのしさいっぱい、あきいっぱい 栃木市立栃木第四小学校 横塚 直美教諭 見つけた秋を紹介しよう 実践の概要 見つけた秋を、ロイロノートと自然のものを使うことで、自由な発想を育みます。 自分の見つけた秋を紹介するため、児童は誰にどのような方法で紹介するのか確認します。 活動の見通しを持つため、数名が発表し、共有します。そして、自分なりに見つけた秋を紹介する方法を 考え、作品にします。その作品を、自由に友達と紹介し合います。 授業の最後に、次の授業でひとりひとり発表することを予告します。 ロイロノート導入のメリット •児童ができるだけ多くの秋と出会えるよう、手軽に記録できるロイロノートを活用することで、活動時 間を確保し、活動内容を豊かにすることが可能になりました。 •夏との違いについて、1学期に児童が残した記録と今回の記録とを比較することで、記憶に頼った発言 ではなく、確かな記録を証拠とした発言で話合いができました。 •この単元だけでなく年間をとおして、季節ごとにタブレットに画像記録やメモを残し、整理していきま した。手軽に記録が残せて、手軽に確認ができることから、多くの発見が生まれたり、自信をもって自 分の思いや考えを伝えることが可能となりました。 •他のグループとのやりとりも簡単にできるので、自分たちと比べたり、友達の発見したものに興味関心を 持ったりすることにも繋がりました。 •表現活動においては、児童の技能の違いに対応する一手段としてロイロノートを活用したり、実物だけ では対応できない部分(動き・音・時間の経過で変化するものなど)をロイロノートで簡単に表現する ことができたりするなど、楽しく多様な表現方法に広がりが持てました。ロイロノートを活用すること で、自分の思いを自分らしく伝えられるようにできました。 実践の目標 •見つけた秋の季節の変化や、秋の自然を利用して遊ぶおもしろさについて気付き、それらを分かりやすく 伝えるために、自分なりに工夫して表現することができる。 •秋 の 校 庭 や 公 園 で、秋 の 草 花 や 樹 木、虫 な ど の 自 然 を 利 用 し て 、工 夫 し て 楽 し く 遊 ぶ お も し ろ さ や 、 自 然 の 不 思 議 に 気付く。 •安全に気を付けて、みんなで遊びを楽しんだり、自分たちの生活を楽しくしたりすることができる。 実践の場面 1.学習課題を提示する 教 師 が「 じ ぶ ん の み つ け た あ き を し ょ う か い す る じ ゅ ん び を し よ う 」と い う 学 習 課 題 を 提 示 す る。児 童 は、誰 に ど の よ う に 紹介するのかを確認する。 8 2.活動の見通しをする 各自が前時に計画して書いた紹介メモで、何をどのような方法で 紹介するかをそれぞれ確認し、本時の活動の見通しをもつ。その ために、何人かに発表してもらう。 3.自分なりの方法で表したいことを表す① 自分なりに見つけた秋を表す方法を考える。例えば、絵で表して 本を作りたいという児童は、夏に撮った写真と、秋に撮った写真を 比べながら絵を描いていた。 4.自分なりの方法で表したいことを表す② 他 の 児 童 の 中 に は、秋 の 自 然 物 で 遊 ん で い る 、動 画 と 静 止 画 を つ な い だ 作 品 を作って、秋を表した児童も い た 。落ち葉を踏むと パリパリする音や、落ち葉がたくさんあって落ち葉のシャワーが できることなどが、動きや音とともに表現できていた。 5.友達と紹介し合う 自分が表現した作品 ( 絵、本、タブレットで撮影した画像、実物、 クイズなど ) を自由に友達と紹介し合う。 6.次時の予告をする 児童が今日できたことに対して教師は賞賛し、次時は作品を完成 させ、ひとりひとり発表することを予告する。 9 小学校 6年 社会 1人1台タブレット 貴族のくらし 京都市立藤城小学校 堀川 紘子教諭 なぜ貴族のくらしや文化の中に「日本らしさ」が生まれたのだろうか 実践の概要 一人一人が自分の役割を意識できる学び合い(ジグソー法)× ロイロノート グ ル ー プ 学 習 や 話 し 合 い を す る と き に、受 け 身 で 学 び に 参 加 す る「 お 客 さ ん 」に な ら ず に、一 人 一 人 が 自分 の 役 割 を 意 識して学習に臨める授業づく り に 取 り 組 み ま し た 。 (ジグソー法) 生活班(4人)の中で、それぞれ、衣・食・住・文化の4つの担当を決め、それぞれの担当ごとに集まり、 プレゼンを作ります。 衣・食・住・文化の各グループで作成したプレゼンを生活班に持ち帰り、プレゼン交流します。 (本時) プレゼンしたことをもとに、なぜ日本風の文化が生まれたのかを考えます。 ロイロノート導入のメリット •これまで学習してきたことや、プレゼンにまとめてきたことがすべて学習の「足跡」として残っており、 必要なときに学びを振り返ることができる。 •考えを交流する際に、発表が得意な子の考えだけを知るのではなく、クラス全員の考えを「共有」する ことができる。 •本 校 で は タ ブ レ ッ ト 端 末 の 台 数 が 限 ら れ て お り、常 に 同 じ タ ブ レ ッ ト 端 末 を 活 用 す る こ と が で き ず、 自分の学びをタブレット端末に残すことができなかった。しかしロイロノート・スクールが導入された ことで、どのタブレット端末を活用しても自分の学びを残すことができ、ノートとして活用することが できるようになった。 実践の目標 •テーマに関する資料を集め、プレゼンにまとめる学習を通して、情報を取捨選択することができる。 •そ れ ぞ れ が プ レ ゼ ン を 交 流 す る 学 習 を 通 し て 学 ん だ こ と を 比 較・ 関 連 づ け、 「なぜ日本らしい文化が 生まれたのだろうか」という問いについて様々な視点からとらえ、自分の考えを深めることができる。 •日 本 ら し い 文 化 が 生 ま れ た 背 景 に つ い て 考 え 、文 化 が ど の よ う に 生 ま れ る の か に つ い て 自 分 な り の 考 え が 持 て る よ うにする。 実践の場面 1. (前時)衣・食・住・文化に分かれてプレゼンをつくる 生活班の中で、衣・食・住・文化担当に分かれ、他の班の子ど もたちとプレゼンをつくる。 10 2.プレゼンを交流し、わかったことをメモする 生活班の中で、衣・食・住・文化担当の子どもたちがプレゼンを 発表する。プレゼンを聞き、わかったことをメモする。 また発表に対して、質問したり、自分の感想を述べたりする。 3.課題に対する自分の考えを電子黒板に表示し、発表する すべてのプレゼンを聞き、 「 な ぜ 日 本 ら し さ が 生 ま れ た の か 」に 対する自分の考えをワークシートにまとめ、撮影したものを教師 に送信する。 それを電子黒板に表示し、複数の子どもに発表させた。 4.子どもたちの発表をイメージマップでまとめる 子 ど も た ち は「 遣 唐 使 の 廃 止 に よ り 中 国 の 文 化 が 入 っ て こ な く な っ た か ら、日 本 風 の 文 化 が 生 ま れ た 」と い う 考 え に ほ ぼ ま と まっていた。しかし、 「当時は中国との交流はあった」という子ど もの思考をゆさぶる資料を提示し、再度「なぜ日本らしい文化が 生まれたのか」考えさせ、イメージマップでまとめることで課題 に 対 す る 見 方 や 考 え 方 を 広 げ た。教師はできるだけ「なぜ?」と 問いかけ、考えた理由や根拠を明らかにするように促した。 5.これまでの学習を振り返り、なぜ「日本らしい文化が生まれたのか」 について自分の考えをまとめる 本 時 に 至 る ま での板書を撮影していたもの を 提 示 し、 「平安時代 になって、なぜ人々はこれまでの中国風の文化の真似から独自の 文化をつくろうとしたのだろう?」と問いかけた。 子 ど も た ち は、衣( フ ァ ッ シ ョ ン )と い う 切 り 口 か ら「 自 分 な ら 流行を真似するかどうか」という子ども自身の経験と比較し、学習 課題にアプローチしていた。 6.なぜ日本らしい文化が生まれたのか、考えを共有する 学習課題に対するまとめをワークシートにまとめ、撮影したもの を 教 師 に 提 出 さ せ た。電 子 黒 板 に 表 示 す る の と 同 時 に 、子 ど も た ち 同 士 で 回 答を共有し、友達の考えが読 め る よ う に 設 定 し た 。 すると、自分の考えをまとめた子たちが、積極的に友達の考えを 読 む 姿 が 見 ら れ た。文化が生まれる背景には、一つの事象だけで はなく、様々な要素が関連しあっていることについて考え、本時 のまとめとした。 11 中学校 1年 数学 1人1台タブレット 一次関数の応用 立命館中学校・高等学校 越智 規子教諭 基礎の定着と生徒自作問題で応用問題を楽しむ 実践の概要 ロイロノートで、個人に合った学習ができ、基礎を定着させる授業を実現します。 ロイロノートを使って、宿題の送信、解答の返却、授業中の双方向のやり取りを加速させています。 小テストの実施や返却、グラフ描画や、問題の提出など、ノートやプリントの写真をとって送らせること で、机間巡視ではできなかった全員がやった、できた!ことを確認して次に進むことができ、クラス全員 の理解の確認ができます。また、生徒に問題を作成させその問題を全員で解くことによって、楽しみなが ら応用問題に取り組ませています。 ロイロノート導入のメリット •小テストの印刷・回収・配布の時間が省けるので、授業中に空白の時間がなく、リズムよく授業が進み ます。ま た 、事 前 に 個 人 に テ ス ト を 返 却 し て お け る の で 、授 業 開 始 前 か ら 、自 分 の 答 え を 確 認 し た り 出来、個々のリズムで学習できます。 •一斉に配信したり、生徒の解答を回収できるため、その段階まで全員が理解出来ているかを確実に確認 でき、今までの机間巡視だけでは見逃していた生徒も把握でき、安心して次の段階に進めます。 •教材をうまく整理しておけば、他クラスでもその教材が使えて非常に便利です。 実践の目標 •小テストを友達と確認し合うことによって、基本知識を定着させる。 •生徒自作問題をみんなで解くことにより、楽しんで応用問題に取り組む。 •新しい応用問題をタブレット画面で色んな試行を繰り返し考えさせる。 •本時間の知識を小テストで確認する。解答時間の個人差を問題作りの時間とする。 実践の場面 1. 《授業前の休み時間》 返却された小テストを友達と確認し合う 前授業で行った小テストが採点され、すでに個人のタブレット に返却されています。コンピュータを立ち上げたら、すぐに小 テストの正誤を確認します。友達と間違えた問題の話をしなが ら、自然と教え合い学び合う姿が出てきます。 12 2. 《授業開始》 小テストの解答を確認する 教師から配信された正解を見て、答えをしっかり確認します。 問題用紙の返却や答えの配布、一問ずつの白板提示の必要がない ので、その時間は大幅に短縮でき、すぐに全員が確認作業に入る ことが出来ます。生徒達の間違えている問題は個々に異なるので、 それぞれが正解している問題は飛ばして、自分の間違った問題の 確認にじっくり時間をかけています。 3.クラスメートが作成した問題を発表 前の授業時間では、一次関数のグラフを使った応用問題に取り組 みました。授業の最後にそのグラフを使って、個々で独自な発想 で問題を作り、それを先生フォルダに提出しています。 その時に友達が作った問題を一斉に公開します。色んな視点から 作られた面白い問題がたくさん出てきました。 4.クラスメートの問題を解答してみよう 色んな問題の中から一問、面積の問題を選び、全員で解答します。 前の時間に扱った問題の元になるグラフと選んだ問題を生徒たち のタブレットに配信します。生徒たちは、画面に補助線や記号を 書 き 込 み な が ら 解 答 を 考 え て い ま す。計 算 な ど は、 「ロイロノー ト」と名付けた計算メモ用の大学ノートを使用します。 5.新たな文章題に取り組み、グラフを写真で先生に提出する 新たな文章問題を生徒のタブレットに配信し、その問題の解答に 取り組みます。問題設定の状態をグラフで表すためにグラフ用紙 の紙を配布し、その紙に鉛筆と定規で丁寧にグラフを書きます。 グ ラ フ が か け た ら そ れ を 写 真 に 撮 っ て、先 生 フ ォ ル ダ に 提 出 し て、全員が理解できているかを、教師と生徒全員で確認しながら 授業を進めます。 6.小 テ ス ト で 本 時 間 の 知 識 の 確 認 を し、余 っ た 時 間 は お 楽 し み の 問題作りをする 授業の最後に本時間の内容の小テストを配信し、個人タブレット で解答します。その時も計算や思考は「ロイロノート」に書き入れ、 答 え の み を 画 面 に 書 き 込 み ま す。小 テ ス ト が 早 く で き た 生 徒 は、 今日使ったグラフから独自問題をつくるというお楽しみ作業をす ることが出来ます。指定の時間が来たら、先生フォルダに小テス トを提出して、今日の授業が終了です。 13 中学校 1年 理科 1人1台タブレット 寒冷前線のでき方を考えよう 近畿大学附属高等学校・中学校 後藤 友彦教諭 考え方を共有して、成長し合おう 実践の概要 正解と不正解に関わらず、考え方を共有することで、生徒たちの成長を促します。 寒冷前線のでき方を考察させました。まず実験装置を見せ、実験結果を予想させます。 ロイロノートの資料箱にあるシートに、予想を書いて教師に提出します。 正解と不正解の予想を選択して比較表示し、そう考えた理由を発表します。 実験結果の予想を確認しながら、演示実験の映像をみせ、最後に寒冷前線のでき方の説明を板書しました。 ロイロノート導入のメリット •手 を 挙 げ て 考 え を 発 表 す る と い う 従 来 の ス タ イ ル だ と、生 徒 の 考 え を 拾 え る 数 も 限 界 が あ り ま す。 ロイロ ノ ー ト を 使 用 す る こ と に よ り、飛 躍 的 に 生 徒 の 考 え を 拾 え る 数 が 増 え ま し た。その結果、間違 えた考え方を意図的にピックアップできるようになり、それを共有できるようにもなりました。 •前 に 録 画 し た 実 験 映 像 を 共 有 で き る よ う に な り ま し た。さ ら に、そ の 映 像 を そ れ に 関 係 す る シ ー ト と 繋げることができるので、単元をまとめやすくなりました。 実践の目標 寒 冷 前 線 が で き る 過 程 を 考 え ら れ る。暗 記 で こ の 単 元 を 済 ま す の で は な く、考 え る こ と に よ っ て、 自然現象の発生する理由を導き出せるようになる。 実践の場面 1.実験装置を見せる 寒冷前線の実験装置の説明をする。 実験結果について、生徒が自主的に考えられるよう、実験結果 に繋がるようなヒントや説明はしない。 14 2.実験結果の予想を提出する 事前に、資料箱に入れておいたシートに、実験結果の予想を書く。 書いたものを、ロイロノートで教師に提出する。 3.実験予想を発表する 教師のもとに集まった生徒の実験結果の予想を一覧表示する。 正しい考え方だけでなく、間違った考えも含め、4つピックアッ プして比較表示します。 そうすることで、生徒が間違った考え方を知ることができ、自然 現象の捉え方に対して幅が出てくる。 実験結果をそのように考えた道筋をそれぞれ説明させ、正しいこ とも間違ったことも共有する。 4.演示実験を行う 教師が生徒へ向けて行う、演示実験をみせる。 実験結果を確認するため、事前に撮影していた映像を流す。映像 を観ながら、先程、生徒が考えた実験結果の予想を確認していく。 5.本時のまとめをする 演 示 実 験 の 映 像 か ら 分 か る 実 験 結 果 を 確 認 し た 後、 寒冷前線のでき方の説明を板書する。 15 中学校 1年 英語 1人1台タブレット 英語の音読 個別指導 同志社中学校・高等学校 反田 任教諭 音読練習を通して、自然に英語で話す回数を増やせるようにしよう 実践の概要 英語の音読練習をし、ロイロノートで録音・試聴を繰り返すことで発音が向上します。 教師が作成した「音読チェック」カードを生徒に送信します。音読に時間制限を設定し、一定のスピード で読まないと全文が録音できないようにします。生徒は教師から送られてきた音読カードに録音します。 録音時間が設定されているので時間内に録音しないと後半が途切れてしまいます。そのため、生徒は録音 をして、試聴をするということを繰り返し行います。録音ができたら、教師に送信します。 教師は、生徒の音声をチェックします。手書きでチェックを入れたり、発音、アクセントが間違っていた ところに印をつけ、簡単なアドバイスとともに生徒に評価を返します。 ロイロノート導入のメリット •ロイロノート導入によって、今まで授業時に行っていた音読テストが非常に実施しやすくなりました。 •生徒が個別に録音したファイルを教員に送信することにより、個別指導が充実するようになりました。 •音声ファイル提出までに生徒の発話回数が増え、教師の工夫次第で生徒の音読のレベルが上がりました。 •生徒は家庭からでも教師に送信でき、十分に練習を重ねた上で録音し、提出が可能になりました。 •教師は、アドバイスが必要な箇所を聞き逃すことなく、何度でも聞き返すことができます。 •今まで音読テストのために英語の授業時間をあてていたのですが、ロイロノートを活用することにより、 授業時間を他の内容や指導のために有効に使えるようになりました。また、生徒の音読練習回数も無意 識のうちに上がるなどメリットが多いです。 実践の目標 英語の文章を音読する際に、 (1) 単語の発音、アクセントや英文のイントネーションが正確であること、 (2) 自然なスピードで音読できることに重点を置き、 声に出して英語を読むことを楽しみながら英語力の向上をめざす。 実践の場面 1.教材の準備をする 教師は PowerPoint や Keynote などで「音読チェック」の英文 原 稿 を 作 成 す る。そ れ を PDF 保 存 し、DropBox な ど の ク ラ ウ ドストレージやメールで送信する。タブレット側のロイロノー トで開くと、自動的にカードが作成される。 16 2.生徒へカードを送信する 作成した「音読チェック」カードを生徒に送信する。 カード作成の際に、自然なスピードで音読する際の時間に録音の 秒数を設定する。そうすることでカードの音読に時間制限が設定 さ れ る の で、一定のスピードで読まないと 全 文 が 録 音 で き な い。 生徒が録音する際の目安としても有効である。 秒数の設定は、少しハードルが高い方が、生徒の意欲が高まる。 3.生徒が個人で音読練習をする 個人練習のために、あらかじめ音読モデルのオーディオファイル や、iBooks Author で 作 成 し た デ ジ タ ル 教 材 を 生 徒 に 配 信 し て おく。また、生徒は Speak It!、Dragon Dictation などのアプリ を用いて音読のモデルを聴いたり、発音練習をするなどして録音 に備える。 4.録音して教師に送信する 生徒は教師から送られてきた音読カードに録音する。録音時間が 設定されているのでその時間内に録音しないと後半が途切れて し ま う。そ の た め、生 徒 は 録 音 → 試 聴 を 繰 り 返 す。ま た、時 間 内 に録音するために練習を繰り返すので、音読の回数も自然に増え る。音読回数が増えることで、発音も向上するケースが多い。 録音ができたら、教師に送信する。 5.提出された生徒の音読ファイルを一覧表示にする ロイロノートでは提出の状況が一目瞭然なので、未提出の生徒へ のアプローチの助けになる。また、教師が試聴して音声が上手く 入っているかどうかをチェックできる。 不完全な場合は再度録音・送信を容易にすることができる。 6.音読チェックして、生徒へフィードバックする 音 声 チ ェ ッ ク を し た あ と、ロ イ ロ ノ ー ト で 評 価 し て 返 却 と い う こ と も 考 え ら れ る が、あ え て こ こ は、授 業 時 に 紙 ベ ー ス で 評 価 を 返 す。ロ イ ロ ノ ー ト で 返 却 す る と、す ぐ に 見 な い 場 合 が あ り、 フィードバックの効果が薄れるおそれがあるので、音読チェック の英文をあらかじめ簡単な評価項目とともに印刷しておく。 手書きでチェックを入れたり、発音、アクセントが間違っていた ところに印をつけ、簡単なアドバイスとともに生徒に返す。 17 高等学校 1年 英語 1人1台タブレット Post-Reading Activities 立命館守山中学校・高等学校 辻 大樹教諭 「理解」から「応用」への橋渡し ~ロイロノートを利用して Retelling ~ 実践の概要 ひ と り ひ と り の ア ウ ト プ ッ ト の 場 を 一 斉 に 提 供 で き る、新 し い ア ウ ト プ ッ ト 型 授 業 を ロ イ ロ ノ ー ト が 実現 し ま す 。 教科書で学習したレッスン内容を自分の言葉でまとめ、ロイロノートを利用して発表まで行います。生徒 た ち は 英 語 の 正 確 さ も も ち ろ ん で す が、相 手 に 伝 わ る 発 表 を す る た め に、各 自 で 音 読 練 習 し て 準 備 し た り、英文に関わるスライドを用意したり、ロイロノート上のお絵かき機能を利用してスライドを準備しま す。発表はペアで行い、お互いに撮影し合い、それを教師に提出します。提出された動画の中から良い発 表を選び、全体で共有します。その良い発表についてペアでディスカッションをしてまずは日本語で意見 を出し合い、その後英語でも意見を述べるよう指示します。そして全体でも英語で意見をシェアします。 最後にまとめとして、教科書の本文を要約したものの一部を穴抜きにした英語の文章に取り組みます。 ペアで穴抜きになっている箇所にどんな英語が入るか考えさせてから、解答の共有を行います。 ロイロノート導入のメリット •授業時数の関係で、これまで発表できてもクラス内で 2、3 人であったリテリングの発表が、ロイロノー トを利用することで、1 回の授業で、しかもほんの 10 分程度でクラス全員の発表を行わせることが可 能になりました。それに伴い、評価することの負担は増えるものの、その労力に十分見合う生徒の総合 的な英語力の向上につながっていると思います。 •生徒が、全員の前で発表するということの精神的プレッシャーを下げることが可能になりました。さら に英語を得意としない生徒たちも、発表に積極的に取り組むようになり、圧倒的に授業内で発話する量 が増えました。 •良 質 の 発 表 も 簡 単 に 共 有 で き る こ と で、そ の 他 の 生 徒 の 発 表 ス キ ル の 向 上 に も つ な が っ て い ま す。ま た、発表にロイロノートを利用することで、それまでキーワードを利用してのリテリング発表が、全員 が同じものを共有して行うことしかできなかったものが、それぞれピクチャーだけで行ったり、自分で 絵を描いたり、動画を利用したりと、オリジナルの発表を行うことが可能になりました。ロイロノート を活用することで、生徒の創意工夫を促せていると感じます。 実践の目標 ・教科書の本文を何度も読み込み、発表につなげることで、本文の理解を深める。 ・既に習った表現を利用しながら、教科書の内容を再生し、相手に伝わる発表ができる。 ・優れた発表を全体で共有し、良い発表についてクラス全体で協力して考察する。 実践の場面 1.本文の内容を復習する 前回の授業で学習した本文の内容についてパワーポイントを 用 い な が ら 復 習 を 行 う。この際、生徒の積極的な参加を促すた め、生徒との対話を重視しながら、生徒が発言できるように促す。 また、教科書の本文をそのまま再生しないよう、生徒が理解で きるレベルの分かり易い言葉を用いて、生徒と共に前回の授業 の復習を行っていく。 18 2.発表のための動画を撮影する 前回の授業の復讐を終えた後、教科書で学習したレッスン内容を 自分の言葉でまとめ、ロイロノートを利用して発表を行う。 相 手 に 伝 わ る 発 表 を す る た め に、各 自 で 音 読 練 習 し て 準 備 し た り、英文に関わるスライドを用意したり、ロイロノート上のお絵 かき機能を利用してスライドを準備する。そして、ペアになって 発表を行い、それぞれ撮影し合う。撮影の時間を 10 分間与え、そ の時間内であれば何度でも撮影し直すことを可能とする。 3.優秀な発表を全体で共有する 撮影を終えた生徒から自分の納得のいく動画を教師に提出する。 のちほど、提出された発表動画を、以下の3つの観点から評価し、 それぞれ生徒に返す。 ① Delivery ( voice / speed / pause / eye contact ) ② English ( pronunciation / grammar ) ③ Content ( expression / paraphrasing ) 教師に提出された動画の中から、優秀な「良い発表」の動画を選ぶ。 そして、その動画をスクリーンに映し出し、クラス全体で共有する。 4. 「良い発表」についてディスカッションする 共有された発表動画の良かった点について、まずはペア内で日本 語でディスカッションし、意見を共有する。 ペアで意見の共有が終わった頃合いを見て、その意見を英語で述 べ て み る よ う 指 示 す る。そ し て、ペ ア 内 で 共 有 し た 後、ク ラ ス 全 体でも英語で意見をシェアする。 5.本文の穴抜き要約文に取り組む ま と め と し て、教 科 書 の 本 文 を 要 約 し た も の の 一 部 を 穴 抜 き に した英語の文章に取り組む。穴抜きの要約文を、ロイロノートの カ ー ド に し て、そ れ を 生 徒 に 配 布。そ し て、ペ ア で 穴 抜 き に な っ ている箇所にどんな英語が入るか考えさせる。生徒の考える力を 育成するため、本文はできる限り分かり易い言葉にしたものを利 用する。教師は教室を見回りながら、生徒のサポートにあたる。 6.解答を全体で共有し、学びを深める 生 徒 に 配 布 し た、穴 抜 き の 教 科 書 本 文 の 要 約 カ ー ド を ホ ワ イ ト ボードに投影し、解答の共有を行う。ここでも生徒との対話を重 視しつつ、問題の共有、及び、解説を行う。 19 高等学校 2年 地理 B・世界史 B 1人1台タブレット 静岡県立韮山高等学校 「21 世 紀 が 求 め る 力 」教 科 横 断 型 の パフォーマンス課題に挑戦しよう 鈴木 映司教諭 http://blogs.yahoo.co.jp/suzukifamilyeiji/63750839.html クロスカリキュラム+ TT 授業+形成的評価→ロイロノート活用 実践の概要 ロイロノート・スクールを活用することで、授業前と授業後の生徒の理解度が一目瞭然に把握できます。 「 あ な た た ち は 14 9 3 年 に 生 き て い る イ タ リ ア の 航 海 士 グ ル ー プ で す 。一 攫 千 金 を 狙 っ て 旅 に 出 ま す 。 どのような航海計画を立てますか?航海計画書を作成してください」という課題を提示し、 「歴史」と「地理」 で学んでいること、その両方を活用しないと解けないようなクロスカリキュラム問題にチャレンジして いきました。ジグソーグループ ( 航海班 ) で、航海の目的・経路・条件・チームの役割分担 ( 携行品・水と 食料・渡航情報 ) などを話し合います。 話し合い後、それぞれのジグソーグループから派遣された、3 つの専門班、 「A:携行品」、 「B:水と食料」、 「C:渡航情報」のエキスパートグループで、その分野に関する調査・研究を深めていきました。 エキスパート班での情報交換を終えてから、もう一度ジグソーグループ(航海班)に戻り、 「航海計画書」 を完成させます。計画書を作成した後、ルーブリックを参考に、ロイロノートを活用して発表用のプレゼ ンを作成したり、場合によってはポスターを作って、航海計画を発表しました。 最 後 に 本 時 の 振 り 返 り と し て、ロ イ ロ ノ ー ト の 色 別 カ ー ド に そ れ ぞ れ の 学 習 の ま と め を 記 入 し、教 師 に 提出させました。 ロイロノート導入のメリット ロイロノートの色別カードに記入して、教師に提出してもらうことで、授業前と授業後の、生徒一人ひとり の認知過程の変化を可視化することに成功しました。 実践の目標 •学習意欲を喚起し、学習の意義を理解させるため、題材や体験を提供する。それによって、認識と行動 を統一させていく。 •各 教 科 に 分 散・ 細 切 れ に な っ て し ま っ て い る 知 識 を 統 合 す る こ と で、環 境・ グ ロ ー バ ル 化・ 情 報 化・ 少子高齢化・人権など現代的なテーマに即したスキルを育成させていく。 •総合的な知識・技能の獲得に結びつく「21 世紀の社会」が求める、今日的な学習に近づけていく。 実践の場面 1. 「パフォーマンス課題」を提示する 今回取り組む「課題」は ExplainEverything で作成し YouTube にて配信する。 各自、事前学習ビデオで、概要の反転学習を済ませておく。 このときの理解度・理解内容を、ロイロノートの色別カードを 活 用 し て カ ー ド に 記 入 す る。そ れ を 教 師 へ 提 出 さ せ る こ と で、 授業前の生徒それぞれの理解度を可視化することができた。 20 2.グループワークを行う 個人で課題に取り組んだ後、グループワークに取り組んでいく。 今 回 は、「 あ な た た ち は 1493 年 に 生 き て い る イ タ リ ア の 航 海 士 グループです。一攫千金を狙って旅に出ます。どのような航海計 画 を 立 て ま す か? 航 海 計 画 書 を 作 成 し て く だ さ い 」と い う 課 題 を 提 示。 「 歴 史 」と「 地 理 」で 学 ん で い る こ と、その両方を活用し ないと解けないようなクロスカリキュラム問題にチャレンジして いった。ジグソーグループ ( 航海班 ) で、航海の目的・経路・条件・ チームの役割分担 ( 携行品・水と食料・渡航情報 ) などを話し合っ た。ワ ー ク シ ー ト を 活 用 し、ル ー ブ リ ッ ク を 提 示 し な が ら、世 界 史 と 地 理 の 選 択 者 が、各 々 の 学 び の 成 果 を 活 用 し て 話 し 合 い を 進めていった。 3.A ~ C のエキスパート班にて情報交換を行う グループワークを終えた後、それぞれのジグソーグループから派 遣 さ れ た、3 つ の 専 門 班、 「 A: 携 行 品 」、 「 B: 水 と 食 料 」、 「 C: 渡 航 情 報 」の エ キ ス パ ー ト グ ル ー プ で、そ の 分 野 に 関 す る 調 査・ 研 究 を 深 め て い く。タ ブ レ ッ ト や BYOD の 携 帯 電 話 に よ る イ ン ターネット検索も許可して、インターネットの情報も駆使しなが ら行っていった。 4.ジグソーグループに学びを持ち帰る エ キ ス パ ー ト 班 で の 情 報 交 換 を 終 え て か ら、も う 一 度 ジ グ ソ ー グ ル ー プ( 航 海 班 )に そ れ ぞ れ 戻 っ て い く。そ こ で 計 画 を 立 案 さ せるための、 「航海計画書」を完成させる。この際、ミニホワイト ボードも利用しながら、計画を立てていった。 5.航海計画を発表する ジグソーグループ内で計画書を作成した後、ルーブリックを参考 に、各班の航海計画を全体の前で発表した。 ロイロノートを活用して発表用のプレゼンを作成したり、場合に よってはポスターを作って発表したりした。タブレットを活用し て、90 秒程度のプレゼン用ビデオを作らせることもできる。 6.リフレクションカードを記入する 全体で発表を終えてから、本時の個人での振り返りをしていった。 リフレクションカードとして、ロイロノートの色別カードを活用 した。カードにそれぞれの学習のまとめを記入し、教師に提出。 授業後の、それぞれの理解度が可視化でき、形成的評価の工夫が できた。 21 鎌倉学園中学校・高等学校 インタビュー 職員ミーティング × ロイロノート・スクール [ 先生無料アカウント ] 朝の職員ミーティング時間を短縮! 慌ただしい朝のホームルーム前に数分の時間を作ることができた。 現状の問題 朝の職員ミーティング時、伝達事項をそれぞれが挙手して発言していた。 多い時では 10 名近い教員が発言するため、生徒の待つホームルームに遅れてしまうこともあり、 朝の時間を確保できないか課題に感じていた。 導入のメリット •シ ンプルな操作のため全教職員がタブレットに慣れ、全員が使い始めた。 •い つでも伝達事項を確認できるので、伝達ミスや漏れがなくなった。 •メ ッセージ動画や落とし物写真など動画や写真で明確に伝えられる。 •朝 に学年担任同士で話し合う時間を取れるようになった。 22 職員ミーティングの流れ 1.事前準備:ロイロノートで、伝達事項の作成 テキストカード・カメラカードなどで伝達事項を作成し、資料箱の日付フォルダへ入れておく。 あらかじめ、資料箱には日付のフォルダを作成しておく。 また、パソコンから PDF ファイルを資料箱にアップロードする場合もある。 生徒へ伝達する内容は「黄色のカード」、職員間での伝達内容は「白色のカード」で作成する。 生徒へ伝達する「黄色のカード」 職員間で伝達する「白色のカード」 2.8:15~:朝の職員ミーティング 本日の日付のノートを作成し、資料箱を確認し、フォルダ内の伝達事項のカードを持ってくる。 白いカードと黄色のカードをそれぞれ分類し、つなげる。 追加したい情報がある場合、新しくテキストカードを追加したり、手書きツールで加える。 伝 達 事 項 が あ る 先 生 は、挙 手 を し て「 ロ イ ロ ノ ー ト に 上 げ ま し た の で ご 覧 下 さ い。」な ど の 補 足 説明をしている。 今日の日付のフォルダからカードを取り出す 職員ミーティングの様子 3.学年担任同士でのミーティング 職員ミーティング終了後、学年担任同士でミーティングをする。 生 徒 の 情 報( 状況)、昨日の出来事や、担任 同 士 で 共 有 し た い こ と な ど を 確 認 し て か ら、 生徒の待つホームルームへと向かう。 4.8:25~ : ホームルーム 職員ミーティングの時に、伝えたい順番に並べ替えた黄色のカードの内容を伝達する。 23 導入実績 私立小学校 ( 小・中一貫校 ) •はつしば学園小学校 •成蹊小学校 •横浜雙葉小学校 •聖ドミニコ学園小学校 •関西創価小学校 •聖学院小学校 •同志社小学校 •京都聖母学院小学校 •西南学院小学校 •奈良育英小学校 •近畿大学附属小学校 •相模女子大学小学部 •奈良学園小学校 •敬愛小学校 •津田学園小学校 •宝仙学園小学校 •賢明学院小学校 •神戸朝鮮初中級学校 •箕面自由学園小学校 •小林聖心女子学院小学校 •追手門学院小学校 •目黒星美学園小学校 •郡山ザベリオ学園 •東洋英和女学院小学部 •立命館小学校 •同 志 社 大 学 附 属 同 志 社 国 際 学 院 初等部 私立中学校 ( 中・高一貫校 ) •セントヨゼフ女子学園高等学校・ •敬愛中学校・高等学校 中学校 24 •聖学院中学校・高等学校 •佼成学園中学校・高等学校 •聖徳大学附属女子中学校・高等学校 •ノートルダム女学院中学校 •工学院大学附属中学校・高等学校 •静岡英和女学院中学校・高等学校 •愛知朝鮮中高級学校 •広尾学園中学校・高等学校 •静岡大成中学・高等学校 •愛徳学園中学校・高等学校 •香蘭女学校中等科・高等科 •洗足学園中学校・高等学校 •育英西中学・高等学校 •高槻中学校・高等学校 •早稲田大学高等学院 中学部 •園田学園中学校・高等学校 •佐野日本大学中等教育学校 •足立学園中学校・高等学校 •桐蔭学園中学校・高等学校 •桜丘中学・高等学校 •多治見西高等学校附属中学校 •鴎友学園女子中学高等学校 •札幌聖心女子学院中学校・高等学校 •大妻中学高等学校 •沖縄興南中学校・高等学校 •三田国際学園中学校・高等学校 •大妻中野中学校・高等学校 •花園中学高等学校 •志學館中等部・高等部 •津田学園中学校・高等学校 •聖徳学園中学・高等学校 •実践学園中学校・高等学校 •田園調布学園中等部・高等部 •石川高等学校・石川義塾中学校 •芝浦工業大学中学高等学校 •千葉明徳中学校・高等学校 •鎌倉学園中学校・高等学校 •淑徳中学校・高等学校 •東海大学付属仰星高等学校・中等部 •鎌倉女学院中学校・高等学校 •城西大学附属城西中学・高等学校 •東海大学付属静岡翔洋高等学校・ •関西大学中等部・高等部 •城北中学校・高等学校 •京都精華学園中学校・高等学校 •常翔学園中学校・高等学校 •東洋英和女学院中学部・高等部 •近畿大学附属高等学校・中学校 •成立学園中学・高等学校 •東京成徳大学中学校・高等学校 •金蘭会高等学校・中学校 •星美学園中学校高等学校 •東洋大学附属牛久中学校・高等学校 •駒込中学校・高等学校 •星槎名古屋中学校 •同志社香里中学校・高等学校 •啓明学院中学校・高等学校 •清心中学校・清心女子高等学校 •同志社中学校・高等学校 中等部 •奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校 •武蔵野女子学院中学校・高等学校 •立教池袋中学校・高等学校 •日本大学高等学校・中学校 •文化学園大学杉並中学・高等学校 •立命館守山中学校・高等学校 •日本大学三島高等学校・中学校 •宝 仙 学 園 中 学・ 高 等 学 校 共 学 部 •立命館中学校・高等学校 •不二聖心女子学院中学校・高等学校 •富士見丘中学校高等学校 理数インター •明星中学校・高等学校 私立高等学校 •旭川明成高等学校 •神戸学院大学附属高等学校 •大分国際情報高等学校 •安城学園高等学校 •千葉明徳高等学校 •東京都市大学塩尻高等学校 •関西創価高等学校 •多治見西高等学校 •東洋高等学校 •駒場学園高等学校 •大阪学芸高等学校 •東洋女子高等学校 •慶應義塾高等学校 •大商学園高等学校 •日本体育大学柏高等学校 •実践学園高等学校 •清凌高等学校 インターナショナルスクール •西町インターナショナルスクール •Saint Maur International School 海外 •台北日本人学校 •シンガポール日本人学校 大学 •大阪大学 •上越教育大学 •都留文科大学 •横浜国立大学 •新潟青陵大学 •兵庫教育大学 •京都光華女子大学 •神戸学院大学 •立正大学(地球環境科学部) •産業能率大学 •石川県立大学 •立命館大学 •女子栄養大学 •大阪府立大学 専門学校 •大阪医専 25 教育委員会 •姶良市教育委員会 •新地町教育委員会 •東金市教育委員会 •安来市教育員会 •神栖市教育委員会 •東大阪市教育委員会 •伊勢原市教育員会 •杉並区教育委員会 •栃木市教育委員会 •茨城県教育委員会 •西海市教育委員会 •奈良市教育委員会 •宇部市教育委員会 •石狩市教育委員会 •那須塩原市教育委員会 •本部町教育委員会 •仙台市教育委員会 •尼崎市教育委員会 •下関市教育委員会 •千代田区教育委員会 •白川村教育委員会 •加賀市教育委員会 •千葉県教育委員会 •岐阜県教育委員会 •会津若松市教育委員会 •千葉市教育委員会 •美郷町教育委員会 •京都市教育委員会 •船橋市教育委員会 •美祢市教育委員会 •京都府教育委員会 •善通寺市教育委員会 •武雄市教育委員会 •九重町教育委員会 •倉吉市教育委員会 •福井市教育委員会 •原村教育委員会 •多摩市教育委員会 •兵庫県教育委員会 •古河市教育委員会 •大紀町教育委員会 •豊田市教育委員会 •行橋市教育委員会 •大阪市教育委員会 •防府市教育委員会 •佐伯市教育委員会 •大川村教育委員会 •野々市教育委員会 •佐野市教育委員会 •大分県教育委員会 •立川市教育委員会 •三宅村教育委員会 •大和町教育委員会 •鈴鹿市教育委員会 •鹿児島市教育委員会 •中津市教育委員会 •沖縄県教育委員会 •篠山市教育委員会 •町田市教育委員会 •宮城県教育委員会 •小金井市教育委員会 •長崎市教育委員会 •富士市教育委員会 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