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第33号 - 平群里山クラブ

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2014年1月
2014年1月 KATI-KATI山だより 第33号
http://hegurisatoyama.web.fc2.com/ 平群里山クラブ会報
事務局;平群町菊美台2-22-4
第33号
大塚 達三
0745-45-8246
[email protected]
あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、よい新年をお迎えの
ことと思います。昨年中は、里山保全活動に温かいご支援、ご協力をいただき
誠にありがとうございました。
歳月の流れは早いもので、今年は会が発足して10年目の節目を迎えます。
思えばその昔、立ち入ることも憚られるような藪と化していた「カチカチ
山」でしたが、今では、ヤギ達が草を食み、ニワトリ達が卵を生み、木々の
間にはオオムラサキが飛びかい、ログテラスではビアガーデンがひらかれ、
ピザ窯からは香ばしい匂いが…等々。このように10年間の成果は豊かで目覚
ましいものがあります。
しかし一方では、メンバーの老齢化や
固定化が進行し、どのように会を発展・
継続させてゆくべきか、いま一度問い直そうという機運が盛り上がり
つつあります。里山モデルとしての「カチカチ山」を拠点とし、「自然
との共生・地域再生」という初心に立ち返り、目の前の出来ることから
「元気に楽しく!無理をせず!」をモットーに会員の皆さまと共に考え
右成 美紀子さん作
ていきたい、と思っています。
本年も皆さまからのご支援、ご指導を宜しくお願いします。(星野 紀夫)
2014年元旦のコケコッコ~!
コケコッコー!かすかな鳴き声がカチカチ山の
方から聞こえてきました。辺りはまだ薄暗い元日
の早朝です。日の出を見る為に山に向かって歩い
ている坂道の途中の事でした。鶏小屋迄はまだ
500m位はあるでしょうか。2羽の雄鶏のうち大き
い方の初代ボスだけが鳴いているようです。小屋
の中の一番高い場所に陣取り、真っ赤な鶏冠を見
せつけ嘴を突き上げながら、雄叫びを上げて威厳
を示しています。
現在28羽、初めてのお正月を迎える鶏達です。
3羽の名古屋コーチン、15羽のあずさ、10羽の岡
崎おうはん。残念ながら3羽が正月を迎えることが
できませんでした。
今日は雲が立ち込めていました。初日の出はあ
きらめかけたその時、ログテラスから東南の雲の
隙間からほんの30秒ほど、赤く染まった卵の
黄身のような大きなご来光の出現です。『今年
一年、鶏たちが元気に過ごしてくれますよう
に、鳥インフルエンザが流行しませんように』…
急いで手を合わせて祈りました。
早朝から世話をする人、寒い中雨で
も餌やりをする人、発酵飼料を作る人、
愛情いっぱいのすべての鶏部会員のお
かげで、立派な成鶏になりました。8ヵ月の短い
間でも、鶏達からは色々な事を教えられました。
最近、雄鶏が勇敢にも20倍以上の体重差をもの
ともせずに人間を足蹴り攻撃してきます。世話の
ために小屋に入ると前から後ろから襲ってきます。
大したものですネ、群れの雌鶏達と卵を守る為に
…、相手が狐やイタチでも負けるのが分かってい
ても、攻撃を重ねて犠牲になるらしいです。現代
人も大いに見習うべき?粗食(自然発酵飼料と腐
葉土、虫)を食べながら、毎日健康卵を生んでく
れております。
餌の材料となる糠や魚のうち添加物や化学薬品
の入っていない物や有機野菜を手に入れるのがな
かなか難しいのが現状です。しかし、今年はもっ
と添加物のない自然飼料の作成を目指し、もっと
安全な卵を産んでくれるように考えます。
また、鶏達は一日中、土を掘り返しています。
里山の自然を破壊しない為にも広いスペースが
必要のようです。鶏糞が山の肥料となり、草木
がよく育ち、山との調和を保てるように、何
とかもっと広い場所でのびのびと鶏たちが遊
べるように工夫をしたいと考えています。
(松村悦和)
2014年1月
第33号
私とカチカチ山 NO.25
佐藤 裕一
妻の知人を介してカチカチ山の存在を知り、里山整備に“大人のロ
マン”を感じて会員になりました。当時は、勤め人だったので、幽霊
会員のようなものでしたが…。
日頃より蕎麦作りをしたいとの意向を汲んでもらい、田中事務局長
より蕎麦を潘種するので一緒にしないかとの誘いに一も二もなく参加
させてもらいました。(以前、そば教室に2~3回通い蕎麦打ちをし
たいと思っていましたので…。)11月の刈り取り前にウリ坊が侵入し、踏みつけられ、収穫は殆どなく惨
残たる結果となりました。
その間カチカチ山で催されるイべントにも参加させてもらい、多くの刺激を受けました。また、薬師山
の整備にも一度だけですが加わり、先輩諸氏から木々の種類や、生育状況等を丁寧に教えていただき、熱
意と情熱を持って取り組まれている姿を目の当たりにして頭が下がる思いでいます。
今は、コッコクラブの一員として、週に1回えさやりをしています。最初は可愛かった鶏達も、今では
親鶏になり、油断をすると足をつついてくる攻撃に妻と二人で防御策を考えながら対応しています。雨の
日などは、滑らないように足元に注意を払いながら鶏舎に近づき、歓迎の(?)鳴き声を聞き、卵を見つ
けて任務が完了するとホッとします。と同時に、周りの風景の移ろいと澄んだ空気にいつも癒されていま
す。
そういえば、この周辺は、春には、モクレン(紫モクレンも)、桜、エニシダ、ボケ等が見事に咲きほこ
り“桃源郷”と呼ばれ、カメラマンや花を愛でる人が多く見られたものでした。昨今、その面影はありま
せんが、我が家に咲いた皇帝ダリアの苗を何本か植えたところ、見事に開花しているのを見て感激しまし
た。さらに30本ほど苗を植えて、嘗ての“桃源郷”の一助になればと考えています。また、そういう自分
の夢を実現させてくれるカチカチ山に“幸あれ”と思う今日この頃です。
■ 絶品!卵かけご飯
津田泰智(小5)
11月の休みの日に、僕はお
父さんとカチカチ山にマシュ
マロを焼きに行きました。た
き火で焼くのです。
するとニワトリが居るでは
ありませんか!頂上の小屋の
前を歩いている3羽だけかと
思いきや、更に下から「コケ
コッコー」と鳴き声が聞こえ
てきます。下に降りてみると
何と!20羽近くのニワトリが
いました。たぶんオスが2羽
いてメスが大半を占めていた
と思います。メスは茶色く、
オスは白い体に紅い立派なト
サカを持っていました。
卵には有精卵と無精卵があ
ります。カチカチ山のオジサ
ンは「有精卵の方がおいしい
よ」と教えてくれました。実
際に家に持って帰って、卵か
けご飯にして食べてみると有
精卵は甘かったのです。無精
卵の方も違うおいしさがあり
ましたが、僕は有精卵の方が
好きでした。有精卵は殻の色
は赤みが薄く、また中の黄身
がフワッとしていました。卵
かけご飯はしょうゆをかけて
食べました。おいしくてペ
ロッと平らげてしまいました。
カチカチ山は自然そのもの
だなあと思います。なので、
これからもカチカチ山に遊び
に行きたいと思っています。
■ 今年はどうする ?!
オオムラサキ飼育
オオムラサキ飼育舎のエノキの
生育が非常に悪いため、日当たり
と通風を確保するべく飼育舎を解
体しました。試しに根元で幼虫を
探してみましたが、見つかりませ
んでした。カチカチ入口近くの大
木エノキの下でも、ゴマダラチョ
ウ幼虫は数頭見つかりましたが、
オオムラサキは今のところ見つ
かっていません。
オオムラサキがやって来るのは
夏のカチカチ山の楽しみの一つで
す。オオスズメバチにも負けず樹
液をチューチュー(と音はしませ
んが)吸っている姿は堂々たるも
のです。
若葉台住宅にもエノキの大木が
あり、そこなら幼虫も期待できそ
うです。カチカチ山に連れてきて、
適度な大きさのエノキの枝にネッ
トをかけて飼育してみようかと
思っています。4~5頭ならさほ
ど無理せずできそうな気がします。
(加藤 久美子)
2014年1月
かちかち山博物誌(32)
第33号
手掛り
「宝探し」はヒトの本能だろう。アメリカ開拓時代のゴー
ルドラッシュ、海底の財宝を狙う沈没船ハンティング、黄
金の国ジパングへの大航海、学問でカモフラージュして
いるけれど、墳墓や古代都市を発掘する考古学、月や
火星への宇宙探査だって宝探しの一種である。身近な
ところではギャンブル、宝くじ、各種バーゲンセール。見
方によっては、大から小まで歴史は「一攫千金の夢」の
産物といっていい。
「宝探し」には事前調査、つまり「どこに何が隠されてい
るか」の情報入手が必須である。地図とその説明書は基
本中の基本。その作製に人は頭をふりしぼった。関係者
には分るけれど、他人には絶対に知られてはならない。
暗号(クリプトグラフィ)の誕生である。
すでに紀元前19世紀、エジプトのヒエロ
グリフに登場している。紀元前5世紀には
スパルタで、紀元前1世紀にはシーザー
暗号が実用化された。こうした単純な換字
式暗号を見破る頻度解析法が9世紀にア
ラビアで考案され、以後、世界は暗号の
軍拡競争(arms race)に突入する。たい
ていの暗号は解読されてしまうが、1925年、
ドイツでエニグマ暗号が発明された。26!(27桁の数字)
から任意の1文字を選ぶ方式で、コードブックがないと解
読不能とされた。それを巡って連合軍とドイツ軍が争奪
戦をくりひろげ、戦後、サスペンス映画の格好の題材に
なった。「007ロシアから愛をこめて」とか、「潜水艦U571」とか。
暗号の話は史実、フィクションとり混ぜて無数にあるが、
その嚆矢はエドガー・アラン・ポー (1809 - 1849) の「黄
金虫(The Gold-Bug)」である。新種の甲虫を発見した、
というルグランはそのスケッチを羊皮紙に描いて友人に
見せる。下手な絵をくさされて、暖炉に放りこみかけたが、
加熱のせいで秘密の暗号が現れた。解読してみると埋
蔵金の隠し場所が記されていた。山をかきわけ、大木に
登り、枝に打ち付けられた髑髏を発見する。その眼孔か
ら黄金虫を落し、落下地点から幹をはさんだ対角線上
の一点を掘ったところ、150万ドル相当の金貨が現れた。
暗号解読と宝探しを巧みにつなげた短編で、類似作品
の原型となった。
ところで、新種の黄金虫とは何か。羊皮紙に描かれた
甲虫はどう見ても髑髏だった。ルグランの友人は信じな
かったけれど、髑髏デザインのムシはいるんですね。コ
メツキムシの1種で、両肩に二つの大きな黒い眼紋があ
る。北米の南東部に分布し、学名はAlaus
oculatus (大きな眼を持つ盲目のムシとい
う意味)。ただ、黒と白のまだら模様なの
で、黄金虫とはいえない。北米に生息す
る金色に輝く甲虫だったらアオカミキリで
ある。体は緑、頭と脚は黄色で、gold bug
と言えないこともないが、眼状紋はない。
ミドリカミキリ 学名はCallichroma splendidum (輝く美
麗な色のムシという意味)。自然をよく
知っていたポーはこの2種を組合わせて、「黄金虫」を創
造し、新種として記載したといわれる。
*
アオカミキリ族なら日本にも生息する。7種が報告され
ているが、カチカチ山に居そうなのはモミジにつくアオカ
ミキリ、クヌギを喰うアカアシオオアオカミキリ、しいたけの
ほだ木に集まるミドリカミキリだろうか。金属光沢を放ち、
7月の最盛期には食樹周辺で目立つ。追いかけたらカ
チカチ財宝探索の手掛りを教えてくれるかもしれない
(佐野 浩、Jan 7, 2014)。
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この木なんの木?(33)
サンシュユ(山茱萸
ミズキ科 ミズキ属)
私が幼い頃、物心ついた時分から我が家の狭き庭には小さいサンシュユの木が植わっ
ていた。それは、早春も早春まだ殺風景な枯れ色の景色の中で、他に先駆けいち早く
花をつけた。小さい黄色いボンボリを灯したような花は、素朴でかわいい。だが、ど
こか変だ。花弁がなく(実際にはあるのだが)、不完全な変な花に見えた。以来この木
は、変な木として私の記憶に残った。しかし変な木だからこそ、名前はすぐ覚えた。
稗搗き節「庭のサンシュウの木いぃ…」で唄われている―これにかこつけ「サンシュ
ウ」と覚えていた。これが正確には「サンシュユ」だと知ったのは、ごく最近である。
ところが、この欄を書くにあたっていろいろ文献を調べたら、稗搗き節のサンシュウはミカン科の山椒らしいと
いうのだ。山茱萸は、江戸時代に中国から日本に薬木として輸入された。一方、稗搗き節の成立は鎌倉時代なので、
時代が合わないということであった。
薬として日本に来た木だが、今は、薬効より春の花の美しさと秋の実の美しさから公園・街路樹・庭木として植
えられている。茱萸というのはグミのことだそうで、落葉してからも赤い実が付いていてよく目立つ。ちなみに以
上のことから、春黄金花、秋サンゴと呼ばれている。
以前私は、カチカチ山で花や実のない時期のサンシュユの葉っぱを、これは何の葉か?と人に聞かれたことがあ
る。サンシュユの葉っぱの特徴は、ミズキ特有の葉脈と、葉裏の毛である。この毛…ある本に腋毛の様な…とかい
てあった。なるほど!これを覚えていればサンシュユを間違えることは絶対にない。
これから、3月になればカチカチ山周辺は黄金花の花盛りとなる。花が終わって出てくる葉っぱを確かめてみること
を提案したい。(ほしのかずこ)。
2014年1月
第33号
2013年10~14年1月の活動報告
10月
2(水) ヒノキ山整備
9(水) 堅川桜林整備
13(日)
16(水)
23(水)
30(水)
12名
7名
(豪雨で中断)
堅川桜林整備
6名
カチカチ山整備 12名
鶏舎整備
6名(雨天)
ヒノキ林間伐
18名
◆薬師山整備③④◆ 緑ヶ丘の住宅が迫っている西側急斜面の整
備です。2日かけて高く生い茂るカシやシイの大木10数本を伐り倒し
ました。失敗すれば住宅を直撃です。チルホールを使って山側に引っ
張りながら伐り倒します。スリル満点。ほとんどプロ並みに倒していき
②
③
ました。結果、近隣住宅は冬も日当たりがよくなり喜ばれました。
11月
6(水)
10(日)
13(水)
17(日)
的場竹林整備
14名
自然観察会
雨天中止
的場竹林整備
8名
竜田川クリーンキャンペ-ン
(まほろば協議会) 2名
20(水) カチカチ山整備
14名
27(水) 薬師山整備③
14名
◆ 忘年・もちつき大会◆ 恒例の行事、臼をつかなければ年が越せ
ない山男たち。つきたてのおもちは最高に美味い。モチを丸めアンコ
を入れて、桜エビとヨモギのもちをそれぞれ2臼ずつつきました。初め
④
⑥
⑤
て食べた山形風芋煮鍋も美味でした。
12月
4(水) 「竹あかり」用
12名
孟宗竹の伐採 (全体で25名)
11(水) 薬師山整備④
12名
15(日) 忘年・餅つき大会 50名
(うち子ども10名)
18(水) 的場竹林整備
雨天中止
21(土) 「竹あかり」用
6名
竹筒制作
(全体で18名)
25(水) 門松作り
8名
27(金) 門松作り、仕事納め 7名
◆ 竹あかりの集い◆ この冬一番の寒波が前の日からやってきたの
に、竹筒に点灯するころには不思議と風も凪いで、美しい「絆」の火文
字が浮かび上がりました。里山クラブのスタッフは朝から竹筒やボー
ドの運搬、竹筒並べに大活躍。午後からは震災避難の図上演習、バ
ケツリレー、本番での点灯見回りと後片付けなど等。ご苦労さん!
1月
8(水) 仕事始め、新年会 13名
11(土) 「竹あかりの集い」 10名
(ほかに他団体で4名参加)
15(水) カチカチ山整備
11名
◆ 編集後記 ◆
2014年1月~4月総会までの活動予定
3月
1月
19(日) 薬師山整備⑤
22(水) 薬師山整備⑥、
ホダ木伐採
25(土) 馬鍬淵整備②
29(水) 梨本竹林整備
(まほろば協議会)
2月
5(水)
9(日)
12(水)
19(水)
26(水)
薬師山整備⑦
薬師山整備⑧
ヒノキ山整備
的場竹林整備
馬鍬淵整備③
5(水) 炭焼き小屋整備、
シイタケ菌打ち込み
9(日) ヒノキ山整備、
広葉樹苗植林
12(水) 堅川桜林整備
19(水) カチカチ山整備
23(日) 薬師山「自然観察会」
26(水) 的場雑木林整備
4月
2(水)堅川桜林整備
9(水)カチカチ山整備
13(日)総会・花見の会
お知らせ
◆事務局が
かわりました
長年事務局を務めて下
さった田中勇蔵さんの
ご事情により、1月から
事務局が大塚さんにか
わりました。総会でもご
報告する予定です。よろ
しくお願いいたします。
新事務局 : 大塚 達三
平群町菊美台2-22-4
0745-45-8246
め
ま
し
た
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春
へ
の
胎
動
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の鳴
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カめ
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山だ
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