立山春スキーツアー

5月 14 日∼16 日(日)
立山春スキーツアー
記 中尾 昌史
集合:14 日(金) 京都駅八条口・
マクドナルド前 PM10:30
行程:15 日(土) 途中、コンビニ立
ち寄り→3:00 立山駅着・仮眠→
7:20 始発のケーブルに乗車・室堂
8:30 着
初心者組:室堂→室堂山(浄土山・
西側)→国見岳(昼食)→天狗平→
高原バスで室堂へ→ (みくりが池
温泉)
経験者組:室堂→雷鳥沢経由→真砂岳・真砂沢→剣沢小屋(泊)
16 日(日) 悪天候のため朝から下山 室堂 → 高原バスで立山駅へ
参加者:12名
いつものように京都駅に集合し、3台の車に分乗して出発。
3:00 立山駅到着。車中とテントで仮眠を取る。
6:00 起床。名々朝食を取る。
7:20 立山ケーブルで美女平へ。
7:30 高原バスで室堂へ。
美女平周辺は駐車場の端に残雪が残っている程度であったが、しばらくすると
徐々に積雪が深くなり、天狗平当たりまで来ると一面の銀世界。さらに進むと観光
で有名な雪の大谷と言われる場所に到着。両側に10mはあろうかと思われる雪の
壁ができている。その中をバスはゆっくり進んだ。
8:30 室堂到着。
早速スキーの板に履き替えシールをつけて室堂山めざし登った。天気は快晴で
昨日は雪が降ったようで、新雪が 10cm 積もり黄砂で黄色くなった雪の表面が真
っ白ですばらしい眺めだった。標高を上げるにしたがって、出発地点の室堂が眼下
に見えてきた。後に立山の雄山がどんとそびえ立っている。
歩き出して1時間もすると程なく室堂山の頂上に達した。多くの山スキーヤー達
がめいめい暖かい日差しの元、休憩を取っている。南側の景色は遠くに雪の山々が
間近に見えてすばらしい。天候がよくこれぞ春スキーの醍醐味だ。 寒くないので
40分ほど休憩の後、バス路線沿いに大滑降開始だ。眼下には、室堂山荘と雪の壁
が見下ろせる。
多くの観光者が米粒のように小さく見える。
室堂を出発して3時間もすると、太陽熱で雪が溶け出し、早朝は雪が軽く滑りやす
かったが、重い湿雪となり、雪がスキーの板にまとわりつき、だんだんターンが困
難になってきた
一度バス道まで降りた後、再度国見岳へ登り返し、昼食をとった。国見岳から天狗
平バス停まで一気に滑り降りた。
天狗平バス停から室堂までバスで戻り、みくりが池温泉で宿泊した。6人の団体だ
ったので1室を我々だけで使用し、他のグループに気を遣うことなくラッキーだっ
た。
温泉につかり今日の疲れをいやした。食事も豪華でいろいろな山菜料理や天ぷら
が並んで大変おいしかった。夜の9時頃
から風が強くなり出し、外は雪こそ降っていないが荒れ模様の天気で明日の天候が
気になる。
翌朝目が覚めてると、外はガスがかかりわずかに雪もちらついている。5月半ば
というのにこの雪は何なんだ。小屋の人に聞くと別に珍しくない天候で、何日もこ
のような天候は続かないが、おそらく今日はだめだろうということだったので、ス
キーはあきらめて早めの下山となった。みくりが池温泉の宿から室堂までは赤いテ
ープもロープも張ってあるので、少々視界が効かなくても、たどり着くことができ
るが、ベテラン組の剣沢小屋泊まりのグループはどうなんだろう。小屋の人が言う
にはガスが晴れないと、雷鳥沢の急斜面は危険なので、剣沢小屋の人からストップ
がかかっているかもしれないと言われた。1時間ほどして剣沢小屋へ電話をしてみ
ると、無理無理視界がききそうなので、15分ほど前に出発されたとのこと。室堂
ターミナルで待つこと2時間、ベテラン組のメンバーが到着した。無事合流できて
ほっとした。話を聞いてみると、個人
個人がバラバラになると視界が悪い
ので見失うことになるので、お互い距
離をあけずに滑って降りてきたそう
だ。でも斜面の傾斜の程度が見えず、
大変怖かったと言っておられた。まあ
何はともあれ無事で良かった。
1日だけでもすばらしい天候に恵
まれ、春山を満喫できたのだから、今
回のスキーツアーも大成功だったと
思われる。