プレスリリース北斎 (1760～1849) 2014年10月1日～2015年1月18日会期中一時休館：2014年11月21日～11月30日）グラン・パレクレマンソー入口共催：フランス国立美術館連合グラン･パレ国際交流基金本展覧会は、傷みやすく繊細な作品の保存状態を良好に保つために2期に分けて展示されます。全体のテーマおよび展示順序はそのままで、会期中におよそ100点の作品の入れ替えが行われます。対象となる作品は、版画は同等の作品でその多くは同じシリーズから選ばれた作品です。絹や紙に描かれた肉筆画も同等･同質の作品となります。この入れ替え作業のため、2014年11月21日～11月30日の10日間は一時休館させていただきます。象徴的なアーティスト「冨嶽三十六景」シリーズ、その中でも「神奈川沖浪裏」で知られる葛飾北斎（1760年～1849年）は、今日世界で最も有名な日本の芸術家の一人です。北斎の作品は既に多くの展覧会で公開されてきましたが、グラン・パレで開催される本展覧会は北斎の生涯や作品に焦点を当てた、過去最大の規模と内容を誇る展覧会となります。北斎とフランスフェリックス・ブラックモン、エドモン・ド・ゴンクールそしてエミール・ガレなどのフランスの芸術家・作家たちは、19世紀末に北斎芸術を再発見するという決定的な役割を果たしました。当時、故郷の日本ではほとんど価値が認められていなかった北斎作品は、ヨーロッパ美術界におけるジャポニズムの流行に多大な影響を与えました。多くの芸術家が全15編からなる『北斎漫画』からモチーフを借用し、数多くのドローイング、版画そして美術品が生まれました。『北斎漫画』北斎の代表作であるスケッチ画集『北斎漫画』の初編出版200周年を迎えるにあたり、かつてない規模の展覧会を開催することとなりました。若い芸術家の絵手本として描かれたこの『北斎漫画』は、江戸期の日本人や日常生活の様子を描いた百科事典のような役割を果たしています。「画狂人」北斎本展覧会では北斎の代表作のみを展示するに飽き足らず、多数の作品を残した北斎の生涯と作品に焦点を当てます。長い生涯の中で様々な画名を用いたことでも知られている北斎は、画家そして浮世絵版画家として何千もの作品を生み出しました。役者絵、人々の日常生活の様子、摺物、有名な物語や神話の葛飾北斎 (1760～1849)　総州銚子（部分）、千絵の海、版画、18,2 x 19 cm、フランス国立ギメ東洋美術館所蔵　© フランス国立美術館連合-グラン･パレ（パリ、ギメ東洋美術館）/ティエリ・オリヴィエ（Thierry Olivier）挿絵など、多岐多様な作品に倣い、その質もまた様々でした。北斎の作品の中でも、日本の浮世絵版画界に最も深い影響を与えたのは浮世絵風景画です。北斎は日本伝統美術の技術と西洋からの影響を独自の方法で融合し、驚くほど美しい風景画を描き出すことに成功しました。グラン･パレ「北斎」展本展覧会では、浮世絵、版本、初公開の数々の肉筆画や貴重な下絵を通して、北斎の生涯を6期に分けてたどります。展示作品の中にはベルギー王立美術歴史博物館から特別に貸し出された浮世絵版画も含まれ、500件以上もの貴重な作品の展示が予定されています。 ................................... 監修/キュレーター：永田生慈（葛飾北斎美術館館長）共同キュレーター：ロール・ダロン（グラン・パレ学芸部長補佐）会場演出：Agence DGT ................................... 開館時間：日曜日（9時～20時）、月曜 2014年パリ　フランス国立美術館取材に関するお問合せ：フランス国立美術館連合日（10時～20時）、夜間開館日－水曜連合グラン･パレ出版物：グラン･パレ日～金曜日（10時～22時）、土曜日（9 • 展覧会カタログ：24,5 x 29cm、 254-256 rue de Bercy 75577 時～22時） 416ページ、 590点収録、約50ユ Paris cedex 12 トゥーサン・クリスマス休暇中の開館ーロ Florence Le Moing 時間：毎日9時～22時 [email protected] 早期閉館：10月8日水曜日‐ 20時閉館 01 40 13 47 62 Svetlana Stojanovic 料金：一般料金‐13ユーロ割引料金‐9ユーロ（16歳～25歳、求職中、大家族） 16歳以下、RSAまたは老齢最低保障手当受給者は入館無料 [email protected] 01 40 13 49 95 アクセス：地下鉄1･13番線「Champs-Elysées-Clemenceau」駅または9番線「Franklin D.Roosevelt」駅下車詳細及びチケット予約： www.grandpalais.fr #Hokusai 特別協力: 特別協賛企業