本郷中学校だより平成２７年７月６日臨時増刊号① 五常ちじんしんれいぎ【知（智）・仁・信・礼・義】本郷中の生徒が、常に心に刻んでおいて欲しい五語です。我が子を「ネットトラブル」に遭わせないために高度情報化社会と呼ばれる現在、パソコンをはじめとして、スマートフォン・携帯ゲーム機・タブレットなどから、いつでもどこでも、気軽に簡単にインターネットに接続することができるようになり、とても便利な世の中になりました。しかしその反面、インターネットを介して、いじめや犯罪に子供が巻き込まれるケースは増加の一途です。また、子供が被害者だけでなく、加害者になるケースも起きています。この臨時増刊号では、そうしたことを未然に防止するために、「大人が子供に伝えるべきことそのために大人が知るべきこと」について、事例などを交えながら、何度かに分けて紹介していきます。ぜひ、ご家庭でもお子様とともに真剣に考えてみてください。第１回目の今回は「スマートフォンを買い与えるときの注意点その１」です。「フィルタリング未設定」によるリスク ◆見知らぬ人と会い、脅迫されるケース無料通話アプリやＳＮＳなどを通じて、見知らぬ人に会い、脅迫される。 ◆架空請求を受けるケース不適切なサイトにアクセスしてしまい、後日、架空請求を受けてしまう。 ◆不正アプリにより、個人情報が漏えいしてしまうケースアプリの中には、様々な悪意をもって作られたものが存在します。 ◆スマートフォンの過剰利用により、生活習慣を乱してしまうケース無料通話アプリやゲームに没頭して、睡眠不足や昼夜逆転になる子供もいます。【対策】 Web サイトとアプリの両方に「フィルタリング」設定をする・ Web アクセス制限：有害情報や危険性のある Web サイトにアクセスさせない。・アプリ制限：対象年齢でないアプリ、危険性のあるアプリを入れさせない。【子供のこんな理由付けに押し切られていませんか？】 ◆インターネットで調べ学習ができなくなる！ → 子供にとって不適切な Web サイトが制限されるだけです。 ◆着信音などがダウンロードできなくなる！ → 著作権違反のサービスは当然制限されます。著作権フリーのサービスは利用することができます。 ◆お店のクーポンがダウンロードできなくなる！ → ファストフード店などのよく利用するお店は制限されません。未成年向きではない不適切なサービスのみ制限されます。 ◆ＳＮＳで友人とコミュニケーションがとれなくなる！ → 特定のサービスサイトは、保護者のアクセス許可設定により利用できます。＊警察庁によると、トラブルに遭った子供のうち、なんと９４．８％がフィルタリングの未設定だったそうです。「うちの子は大丈夫」と思っていても、お子様を守るためにフィルタリングの設定を必ず行うようにしてください。