ふらの演劇工房 富良野演劇工場活性化計画2005

富良野演劇工場活性化計画
2005年∼2007年
「創」「楽」「学」「育」
−富良野演劇工場はまちの「元気」の生産工場−
みんなで育てる
特定非営利活動法人 ふらの演劇工房
みんなの劇場
富良野演劇工場活性化委員会
1
はじめに
1
〇富良野市の概況
1
歴史と地理
1
市町村合併と富良野市の概況
3
〇富良野演劇工場の概況
4
設置の経緯と施設概況
4
これまでの運営の概要
6
1.はじめに
富良野市の概況
1.位置及び地勢
富良野市は、上川支庁管内の南部に位置し、北緯 43°09′24″∼ 43°24′05″、東経
142°16′17″∼142°40′40″、東西 32.8km、南北 27.3km で北海道のほぼ中央にあり富良野盆
地の中心都市である。
総面積は、600.97k ㎡(平成 15 年 10 月1日現在)で、東方に大雪山系十勝岳、西方に夕張山
系芦別岳がそびえ、南方には千古の謎を秘めた天然林の大樹海(東京大学演習林)があり、市域
の約7割が山林という恵まれた自然条件にある。
市域の西方は、この二つの山並みに囲まれて南北に伸びたほぼ長円形の盆地が形成され、その
中央部を十勝岳の東南部に源を発する石狩川支流の空知川が、富良 野川などその支流を集めなが
ら南から西北方に貫流している。この空知川と富良野川の合流点を中心に広がる扇形状の平坦地
はおおむね肥沃で水田耕作に、東 部丘陵地帯は畑作に適し、平成 12 年の経営耕作地面積は
9,499.18ha となっている。
●総面積/600.97k ㎡ ●市役所の位置/東経 142°22′56″
北緯 43°20′31″標高 171.3m
2.気
象
気候は、北海道の内陸部で大雪山系と夕張山系に囲まれた地形のため、典型的な大陸性気候で
ある。気温の日較差や年較差が大きく、夏季には集中豪雨の傾向もみられ、降雪期間は 11 月中旬
から4月上旬までで、積雪深は1m内外だが、山間部では 2∼3mに達する。平成 11 年の年平
均気温は 6.8℃で、最高気温 34.1℃、最低気温マイナス 25.5℃、年間日照時間 1,418 時間、年
間降水量 1,192mm となっている。
3.沿
革
本市の開拓は、明治 29 年(1896 年) 富良野原野殖民地区画の設定が行われ、翌 30 年(1897 年)
福岡県出身の中村千幹氏らが現在の扇山地区に入植したことから始まる。明治 30 年当時は、富良
野村の人口が稀少のため歌志内村に戸長役場が置かれ、同 32 年(1899 年) には富良野村戸長役
場が現在の上富良野町に開庁した。明治 33 年(1900 年) 8月の旭川・下富良野間の鉄道の開通
により入植戸数が増加したため、明治 36 年(1903 年) 7月富良野村を南北に分割し、富良野村
を上富良野村と改称、新たに下富良野村戸長役場が現在の富良野市街に設置された。
その後、明治 41 年(1908 年) 4月に南富良野村を分村、さらに大正4年(1915 年) 4月に山
部村を分村したが、同8年(1919 年) 4月町制を施行し富良野町となった。また、昭和 15 年(1940
年)4月山部村から東山村が分村したが、昭和 31 年(1956 年) 9月町村合併促進法の適用を受け
東山村と合併し新富良野町が誕生し、10 年後の昭和 41 年(1966 年) 5月には山部町(昭和 40
年1月町制施 行)と合併し道内 29 番目の都市として富良野市が誕生した。
先人たちは「北の大地」に夢をかけ、苦労を惜しまず心血を注いで富良野市発展の礎を築いて
きた。平成 15 年(2003 年)には、明治 36 年下富良野村戸長役場の設置から数えて 100 年という
節目の年を迎えた。
4.人口及び世帯数
国勢調査による人口は、昭和 40 年の 36,627 人をピークに、その後官公庁の統廃合、企業の撤
退、離農などにより平成2年では 26,665 人、平成 12 年には 26,112 人にまで減少している。
一方、世帯数は、平成2年では 8,961 世帯、平成 12 年では 9,882 世帯と増加の傾向にある。
年齢別人口構成では、平成7年と平成 12 年を比較すると幼年人口比率は 16.9%から 15.6%まで
減少し、生産年齢人口比率は 65.4%から 63.1%とやや減少となっているが、老齢人口比率は逆に
17.7%から 21.3%まで増加し、少子高齢化が進んでいる。
◇人口・世帯数の推移
区分 人
(単位:人、世帯)
口
世帯数
年
総
数 男
女
昭和 40 年
36,627 18,148 18,479 8,029
昭和 55 年
28,499 13,780 14,719 8,742
昭和 60 年
27,876 13,482 14,394 8,881
平成 2 年
26,665 12,861 13,804 8,961
平成7年
26,046 12,455 13,591 9,310
平成 12 年
26,112 12,405 13,707 9,882
(資料:国勢調査)
◇年齢別人口構成の推移(3区分)
総
区分
年
数
(単位:人、%)
幼
年人
口
生産年齢人口 老
齢人
口
昭和 40 年
36,627 11,019 (30.1)
23,813(65.0)
1,795(4.9)
昭和 55 年
28,499
6,444
(22.6)
19,326(67.8)
2,729( 9.6)
昭和 60 年
27,876
5,752
(20.6)
18,813(67.5)
3,311(11.9)
平成2年
26,665
4,963
(18.6)
17,828(66.9)
3,861(14.5)
平成7年
26,046
4,394
(16.9)
17,032(65.4)
4,620(17.7)
平成 12 年
26,112
4,067
(15.6)
16,480(63.1)
5,565(21.3)
※( )は構成比
(資料:国勢調査)
5.産業構造
本市の産業構造は、農業を取り巻く環境の変化、担い手の高齢化などにより基幹産業である農
業をはじめ、第1次産業就業者数の減少が著しくなっているが、観光関連を中心として第3次産
業就業者の割合は増加し、産業生産額ベースでも変化が見られる。
就業者数は、昭和 60 年の 14,312 人に対し、平成7年は 14,017 人と 295 人減少している。また、
産業別就業構成を昭和 60 年と平成7年で比較すると第1次産業は 4,376 人から 3,692 人まで大き
く減少したが、 第2次産業は 2,153 人から 2,290 人、第3次産業は、7,778 人から 8,030 人と増
加し、産業構造に変化が見られる。
◇産業別就業数の推移(大区分)
(単位:人)
区分
総
年
数
第1次 第2次 第3次 分類不能
産 業 産 業 産 業 の産業
昭和 40 年 17,303 7,100 3,618 6,583
2
昭和 55 年 14,680 4,682 2,276 7,712
10
昭和 60 年 14,312 4,376 2,153 7,778
5
平成2年
13,929 4,049 2,129 7,743
8
平成7年
14,017 3,692 2,290 8,030
5
平成 12 年 13,720 3,283 2,300 8,135
2
(資料:国勢調査)
6.富良野市の文化行政
【現状と課題】
富良野市では、文化賞などの顕彰を通じて市民意識の高揚を図るとともに、文化団体の支援、
指導者育成、芸術文化の発表や鑑賞機会の提供など文化活動の振興に努めている。また、文化団
体協議会やその加盟団体が主体となり、演劇・市民文化祭などの活動を通じて、創造的地域文化
活動の振興と発展を図っているが、そうした中で近年自主的な文化活動や市民参加によるまちづ
くりへの関心が急速な高まりを見せている。市民の多様化、高度化する学習意欲や地域社会の特
性をふまえながら、生涯学習活動を推進する機能と役割をもつ中心的拠点として、地域や生活に
根づいた生涯学習を実践し、心豊かで潤いのある生活文化の創造、ふれあいに満ちた地域づくり
をめざしている。
富良野演劇工場は、演劇文化の創造と発信の拠点として平成12年に完成した。指定管理者と
して、全国初のNPO法人の認証を受けた特定非営利活動法人ふらの演劇工房が管理運営に当た
っているが、公設民営による劇場は市民と行政との「協働」の舞台であり、市民が力を結集し演
劇から生まれる感動を共有しながら、「地域に根ざした個性あふれる」富良野文化を育むべく官
民一体となって取り組んでいる。
今後も、さまざまな市民の自主的な芸術文化活動の振興に努めるとともに道内外との文化交流を
促進する環境整備を図り、個性的な地域づくりを進めて行きたいと考えている。
【富良野市における文化行政の基本的考え方】
1.郷土に根ざした個性と魅力ある市民文化の創造・発信に努める。
2.市民の自主的な文化活動を促進するとともに、芸術文化に接する機会の拡充や各地域との文
化交流ネットワークづくりを推進する。
【主な施策】
1.文化活動に関する市民への情報提供や芸術文化に接する機会の拡充に努める。
2.地域の文化活動を推進する指導者の養成や文化団体の育成に努める。
3.市民の自主的な文化活動の充実や顕彰を通じて市民意識の高揚に努める。
4.文化会館など文化活動の中心となる施設の整備・充実に努める。
5.芸術文化の向上と市民の創造的な文化活動のため、富良野演劇工場を拠点とした文化の発信
に努める。
6.道内外の地域と芸術・音楽・演劇などを通じた文化交流ネットワークづくりを推進する。
【主な事業】
1.総合文化祭事業
2.文化会館自主文化事業
3.富良野演劇工場管理運営委託事業
4.ふらの演劇祭の実施
5.各種公民館事業の開催
■
文化会館の活用内容
富良野文化会館は、芸術文化の鑑賞機会の拡充、地域文化の振興をめざし「自主文化事業」や
「子ども芸術劇場」を開催するとともに、市民に文化的催し物の会場として、また各種会議、祝
賀会、学習会、研修会など幅広く活用されている。
■
公民館の活用内容
〔公民館講座・事業〕
中央公民館・山部公民館・東山公民館では、子ども並びに親子を対象
とした「親子ケーキづくり」「親子料理教室」「ホタル鑑賞会」や、一般成人並びに婦人
を対象とした各種「公民館講座」を開設している。講座などの開催日程については、その
つど新聞やチラシ、各公民館だよりでお知らせしている。
〔市民総合文化祭〕 市民の芸術文化活動の成果を広く市民に発表する場として、文化会館・
公民館(中央公民館・麓郷分館・布部分館・山部公民館・東山公民館)を会場として、1
1月3日(文化の日)を中心に開催している。
〔中央公民館祭り〕
中央公民館・文化会館を利用して活動する文化団体・公民館サークル
などの発表・展示の機会として、作品展示と芸能発表を毎年6月15日を中心に開催して
いる。
7.富良野演劇工場建設の経緯とその意義
富良野市には本格的なホールとして、富良野文化会館があるが、公民館と併設されており、多
目的ホールとして利用されている。同施設は富良野市内で最大の収容能力を擁するため、演劇・
コンサートは言うに及ばず市民の舞台芸能発表の場としても利用されている。一方、交通安全大
会や選挙の決起集会等多種多様な目的で利用されることが多く、「収容能力のある公共施設」とい
う以上のものではなく、施設の維持管理を行うことで精一杯というのが現状であった。したがっ
て、どこの地域にも存在する公共文化ホールでは地域文化の起爆剤としての、「場」そのものが持
つエネルギーを、富良野らしい文化の具現化に振り向けることは中々困難なことであった。
そのような中、日本の地域社会の文化拠点の構築という観点から、金太郎飴的なステレオタイ
プの地域文化施設の現状を脱却して、これまでにない全く新しい発想を持った拠点づくりの必要
性が浮かび上がってきた。折しも富良野市内に脚本家倉本聰と氏の主宰する富良野塾の活動を支
援し、また富良野地域での演劇活動を期待するグループが小劇場設立の声を上げ、にわかに富良
野市内において小劇場建設の機運が盛り上がってきたのであった。
この市民の期待の中から小劇場建設後の受け皿として名乗り出たのが、富良野演劇文化財団設
立準備会であり、後に全国第 1 号の認証を受けた特定非営利活動法人ふらの演劇工房であった。
NPO法人新設の動向は全国的にも注目されていたのであるが、北海道の一小都市のダークホー
ス的存在であった「ふらの演劇工房」が、今後の日本におけるNPOの活躍と行方を占うという
意味で、北海道内のみならず中央の主要なメディアの注目を集めた。ここにおいて市民からも小
劇場建設の現実的可能性に理解を示し始め、また市の理事者もまちおこしの起爆剤としての演劇
の様々な可能性に着目することとなった。
その後、市議会での質疑を経て小劇場着工の運びとなり、劇場の設計並びに完成後の運営のコ
ンセプトに関する倉本聰氏のアドヴァイスに基づき、建設に着手した。設計に関しては、公共建
築物としては富良野地方で初めて建設に関する公開ヒアリングを行い、設計にも市民の意見を一
部取り入れた。(親子室・パントリーなど)。また劇場の名前も市民に広く公募し、農業生産都市
を標榜する富良野が次の生産目標として「演劇ソフト」を生産し、全国に発信しようという意味
から「富良野演劇工場」という名称が決定した。
なお、参考までに近隣の文化施設は次のとおりである。
所在
旭川市
名 称
旭川市民会館
客席数
開館年 距離 km
摘 要
1,550
1974
60 大ホール
318
小ホール
旭川市 大雪クリスタルホール
597
1993
58 クラシック専用
旭川市 旭川市公会堂
845
不明
59
美瑛町 美瑛町民センター
500
不明
35 多目的ホール
上富良野町 保健センター「かみん」
250
2004
15
中富良野町 農村環境改善センター
8
南富良野町 総合福祉センター
42
占冠村 コミュニティプラザ
60
富良野市 富良野文化会館大ホール
763
大ホール
富良野市 富良野演劇工場
302
演劇専用ホール
上川南部公共ホール一覧
8.富良野市における文化状況
富良野市の産業は第一次産業の農業と観光が主体である。富良野の農業は水田と畑作が中心で
あるが、昭和40年代以降の国の減反政策を受け、水田農家減少とともに畑作への転換に成功し
た地域である。富良野は良好な雪質と交通の利便性や地形状の理由から、全国でも有数なスキー
場を有し、冬の観光は盛んであったが、昭和 50 年代半ば、全国ネットのテレビドラマ「北の国か
ら」が爆発的にヒットするや、その観光資源としての可能性は、現在もとどまるところを知らな
い。富良野沿線の 5 市町村は富良野広域圏を形成し、経済・文化を問わず様々な形で連携協力の
道を探っている。しかしながら、地方財政の逼迫のみならず地理的要因等を含め文化的な地域間
格差も生じ始めているのが現状である。そこで富良野演劇工場の役割が沿線各町村からも期待を
集め、富良野演劇工場完成直後から、北海道舞台塾事業として「演劇工場」をその事業の中核的
担い手として事業が続けられており、その成果には大きく見るべきものがあると思われる。
富良野演劇工場の概要
〔設置の経緯と施設概況〕
1999年全国で最初に設立されたNPO法人、特定非営利活動法人ふらの演劇工房の立ち上
げを契機に富良野市において積年の課題であった小劇場建設が市の理事者より提案され議会で建
設の是非について検討された。
建設にあたって市民の意見を聴取する公開ヒアリングが行われ、基本設計・実施設計に際し、市
民の意見を一部取り入れた。
名称
富良野演劇工場
設置者
富良野市
管理者
特定非営利活動法人ふらの演劇工房
施設概要
鉄筋コンクリート造地下1階地上2階
敷地面積
12,443.76㎡
建築面積
1,669.68㎡
延床面積
2,278.50㎡
(1階:1,327.39 ㎡ 2階:768.50 ㎡ 3階:182.61 ㎡)
舞台ホール(客席・音響室含む)
(舞台(主・袖)496.84㎡
769.42㎡
客席 304 席(音響室含む)272.58㎡)
リハーサルルーム
121.50㎡
スタッフルーム
25.20㎡
NPO事務室
41.95㎡
インフォメーション
25.99㎡
ホワイエ
173.10㎡
エントランス
49.20㎡
ホール
92.40㎡
親子室(5席)
10.27㎡
楽屋1・2
17.05㎡
楽屋3・4
19.70㎡
管理事務室
8.68㎡
ワークショップ
86.67㎡
衣装室
31.00㎡
会議室兼保育室
18.00㎡
グリーンルーム
70.88㎡
パントリー
16.53㎡
フォロースポット室
21.16㎡
監事室(5席)
12.97㎡
事業費
工事費
設計・監理
備品等
894,760円
834,939千円
37,485千円
千円
富良野演劇工場1階全体平面見取図
舞台概要
舞台機構等
客席
309席(親子室含む
間口
15m
(プロセニアム
奥行
間口
内21席は着脱可能)
14m
高さ
14.46m
12.5m・高さ 7m)
照明並びに音響設備の詳細は別紙のとおり
客席見取図
〔指定管理者
特定非営利活動法人ふらの演劇工房について〕
① 富良野演劇工場設置及び管理に関する条例 平成 16 年4月1日から施行する。
「富良野演劇工場設置及び管理に関する条例(平成 12 年 3 月 3 日条例第 3 号)」を一部改正。
② 富良野市は、新条例に基づき指定管理者の公募を行った。
その申請理由の中で、富良野市は管理受託申請者に対し、「健全経営の確実性」「運営の適切さ」
「市民の施設に対する利用の拡大」と「市民に対するパブリシティの方法」等様々な観点から、
受託者の姿勢・意欲・管理能力・経営能力・イベント開催能力を問うた。
また、富良野市は文化施設においては、事業の実施が非常に重要であり、文化施設をそれ以外
の公の施設と同一に扱うことは不適当と考えた。そして、それまで条例の中で管理者を一個の団
体に特定(ふらの演劇工房)していたが、条例に基づいて一団体を指定管理者として指定するこ
とは適切ではないとして、富良野演劇工場設置及び管理に関する条例の改正を行うこととした。
富良野市は平成 16 年 3 月に条例の中に指定に当たっての審査基準として、平等な利用機会の確
保・サービスの向上・管理費用の効率性・安定した管理能力などを盛り込み、多面的な観点から
総合的に審査する仕組みを規定した。
③ 特定非営利活動法人ふらの演劇工房が平成16年6月25日指定管理者となる。
*富良野市では,行政の公平性及び透明性の観点から公募を行い、商工会議所の代表や演劇の
専門家などを含む7人の選考委員による、それぞれの項目についての数値化(5 点満点 20
項目)による審査を経、指定管理者として特定非営利活動法人ふらの演劇工房が指定された。
「富良野演劇工場」建設に寄せて
富良野市民の夢と希望を一身に背負って、来秋念願の「富良野演劇工場」がいよいよ完成の予定とな
りました。
本「工場」は富良野在住の作家「倉本聰先生」のご指導の下、「演劇をテーマとするまちづくり」をテ
ーマとして、
富良野市民有志の発案によって進められてきたプロジェクトであります。
完成後は民間がこの運営の受け皿となる計画であり、実現すれば全国初の公設民営劇場が誕生すること
になります。
バブル経済の崩壊以降、日本人の価値意
識も従来の「経済を機軸とした物質的豊
かさ」から、真の豊かさ、すなわち「心
の豊かさ」を求める方向へと価値の転換
が行われつつあります。
21世紀を目前に控えた今、私たちはい
ま一度生きると言うことの原点立ち返
って、真に豊かなコミュニティーとはどうあるべきなのか、またそれをどう作り上げていかなければな
らないのか、新たな議論と実践をスタートさせなければなりません。
私 たち「NPO 法人 ふらの演劇工房」は、こうした時代背景を踏まえ、2年前より「演劇によるまちづ
くり」を提唱してまいりました。なぜなら、演劇には「創 る・癒す・育む」という、人間が真の豊かさ
を実感するための、必要にして十分な要素が満たされていると考えたからであります。
幸い富良野には作家倉本聰先生という、日本の演劇界を代表する重鎮が在住されているという幸運に恵
まれており、先生のお力をお借りすることによって「演劇 を題材とするまちづくり」を実践して行くこ
との可能性が、どの町よりも大きな町なのだと私たちは考えます。
来秋完成予定の「富良野演劇工場」は、まさにこの「演劇によるまちづくり」を実践する場としてふさ
わしい機能をもった「工場」なのであり、 また同時に、富良野市民が真の豊かさを実感するためのシン
ボルでもあるのだと考えます。
今後、本「工場」を拠点として、新たな演劇のソフトが生まれ、また様々な市民参加のイベントが日常
的に多彩に繰り広げられて行く中で、
きっと数多くの市民が「創る・癒す・育む」という「心の豊かさ」を実感して行く事でありましょう。
ふらの演劇工房
小劇場運営準備会
◆倉本聰さんからのメッセージ ◆
舞台は役者だけで創るものではありません。
作者が創るものでもありません。
演出家が創るものでもありません。
舞台は絵描きさん、大工さん、電気屋さん、鍛冶屋さん、お針子さん、美容師さん、音楽屋さん、
あかりやさん、まだまだいろんな人が力を合わせ、それに、その日の観客という大きな創意と想
像力が加わって初めてできあがるものなのです。
今我々の目指すふらの演劇工房とは、こうした舞台芸術の原点に立ち戻り、玄人も素人も一緒に
なって、創作する興奮を様々に探ってみようではないかという、いわば初めての実験の場です。
創るということは、遊ぶということ。
創るということは、狂うということ。
我々の仲間に加わって見ませんか。
富良野演劇工場組織相関図と役割分担概念図
倉本聰(創造役)
総会
富良野塾(フランチャイズ)
シアター・フェロー
理事会
・総務(事務局長・担当理事)
・経理(担当理事・有償スタッフ)
富良野演劇工場
・広報(担当理事・ボランティアスタッフ)
富良野市
顧問会議
工場スタッフ
正会員
友の会会員
演盛会
ボランティア・ネットワーク
・各種サークル活動
利用の現況
演劇工場の受託に伴う経営上の観点から最も重要なのは貸館事業である。既存の富良野文化会
館との住み分けを考慮しながら、演劇工場の利用の拡大を図っており、演劇工場オープン以来富
良野文化会館の稼働率も下がってはいない状況であり、両施設の機能的分化が適正に行われてい
るものと評価できる。その上で、演劇工場の高付加価値性(音響・証明の技術者による高度の舞
台環境の提供)を実現しているものである。
その他に主催事業(演劇・映画・コンサート・各種ワークショップ等)を開催し、地域的にも
北海道舞台塾事業との関連で富良野沿線各自治体並びに空知管内2市の中心的存在として、ネッ
トワークの核となっている。その中で、北海道全域にわたる規模のワークショップ等を開催して
いる。(詳細は後述)
舞台の利用(稼働率)は40%台で推移し、参加型事業の増に伴って増加している。休館日が
年末年始及び舞台設備のメンテナンスに必要な約15日程度であり、年間利用者数も約3万人程
度で安定している。
舞台稼働率
年度
稼働率%
2004
42.3 (63.8)
稼働率=使用件数÷開館日×100
2003
53.1 (64.4)
休館日が6日間、メンテナンスなどに
2002
50.4 (75.9)
よる使用不可能日が10日間程度ある
2001
52.9 (74.0)
ため、開館日は約350日程度となる。
2000
―― (52.7)
いずれの例においてもホールができるまでには有り得なかった現象であり、今後はこれらの実
情をきちんと踏まえた上で更なるステップを目指していく必要がある。
機器構成表
音響
機器構成表
NO
機 器 名 称
1 音響調整卓
2 入力パッチ架
1) パッチパネル
2) 機器組込スペース
3) 収納架
3 出力制御架
1)音場補正イコライザ
2)サミングアンプ
3)開演ブザー装置
4)マイクアンプ
5)リモート操作部
6)パッチパネル
7)機器組込スペース
8)収納架
内
容
24 モノ入力
4 ステレオ入力
8VCA
8MTRX 出力
16MIX 出力
数量
1台
型
名
YAMAHA M3000
1式
XLR 型 金メッキ × 1
ワイヤレスマイク装置 × 4
入出力端子部 × 1
1式
2Ch 6 バンド × 3
2IN-1OUT/3IN-1OUT × 1
電子式 × 1
メモリーカード 12MB 付
8Ch × 1
× 1
XLR 型 × 1
インターカム電源,卓電源 × 1
出力監視装置 × 2
入出力端子部×2 × 1
4 電力増幅器架
1)電力増幅器A
2)電力増幅器B
3)電力増幅器C
4)コントローラA
5)コントローラB
6)コンプレッサ/リミッタ
7)収納架
500W+500W ×
250W+250W ×
125W+125W ×
× 5
× 5
4Ch × 1
入出力端子部
5 周辺機器ワゴンⅠ
1)MDレコーダ
2)CDプレイヤ
3)電源ユニット
4)収納ワゴン
5)接続コードA
6)接続コードB
2Ch × 4
2Ch × 1
× 1
キャスタ付 × 1
16Ch × 1
8Ch× 1
6 周辺機器ワゴンⅡ
1)サウンドプロセッサ
2)グラフィックイコライザ
3)電源ユニット
4)収納ワゴン
5)接続コード
2Ch × 1
2Ch 1/3oct × 1
× 1
キャスタ付 × 1
16Ch × 1
HYFAX PEQ-622
HYFAX LMX-4802
Roland AR-2000
YAMAHA MLA7
1式
3
1
1
HYFAX
HYFAX
HYFAX
TOA
TOA
BSS
PR-8023A
PR-4023A
PR-2023A
AC-F1
AC-L1
DPR-404
× 1
1台
TASCAM MD-301MkⅡ
TASCAM CD-450
FURMAN PL-8
1台
YAMAHA SPX990
YAMAHA Q2031B
FURMAN PL-8
7 オープンテープレコーダ
1/4 インチ 2Ch
台車付
接続コード(5cm×4 本)付
4台
8 ワイヤレスマイク装置
1) ハンド型マイクロフォ
ン
2) タイピン型マイクロフ
ォン
800MHz B 型
ダイナミック型 × 4
コンデンサ型 × 4
設置型 × 1
2 入力 4 分配 2 回路 × 1
1式
OTARI MX5050-B3-2
Maxon
Maxon
Maxon
Maxon
H8B w/SM58
T8B w/MKE2
ANW8AB
D8AB
3)
4)
5)
アンテナ
混合分配器
受信機
9 出力監視装置
2Ch × 1
Maxon R8DB
バーグラフディスプレイ型
2台
HYFAX LVU-243
10 プロセニアムスピーカ
1) システムスピーカA
2) システムスピーカB
3) 取付金具
3WAY 型
2WAY フルレンジ × 2
サブウーハ ターミナル仕様 × 1
× 1
3組
>下手,中央、,上手
TOA ES-F1
TOA ES-L1
11 サイドスピーカ
1) システムスピーカA
2) システムスピーカB
3) 取付金具
3WAY 型
2WAY フルレンジ × 2
サブウーハ ターミナル仕様 × 1
× 1
2組
下手,上手
TOA ES-F1
TOA ES-L1
12 移動型スピーカA
2WAY 型 スタンド付
4台
TOA F-601SR
13 移動型スピーカB
2WAY 型 吊り金具,変換コード付 4台
TOA F-240G
14 モニタスピーカ
フルレンジ型 アンプ内臓型
4台
YAMAHA MS101Ⅱ
音響卓,調光卓
15 天井埋込型スピーカA
フルレンジ型 VR 無
20 台
TOA PC-2337
16 天井埋込型スピーカB
フルレンジ型 VR 付
10 台
TOA PC-2337T
17 天井直付型スピーカ
フルレンジ型 ワイドホーン
6台
TOA CS-153
18 壁付型スピーカ
壁掛金具付
2台
TOA BS-32Z
親子室,調光卓
19 音量調整器A
壁付型 30W タイプ
5台
TOA AT-303,YP-1AF
20 音量調整器B
壁付型 6W タイプ
13 台
TOA AT-063,YP-1AF
21 コネクタ盤
舞台下手袖用
舞台上手袖用
舞台下手/上手後壁用
MIC ×16,16Ch マイク × 1
1面
SP × 4,INCOM × 2
MIC ×16,16Ch マイク × 1
1面
LINE OUT ×12(6 系統 2 個バラ)
PA-OUT × 8,SP × 8
PA-OUT ×14(7 系統 2 個バラ)
SP ×44,INCOM × 2
MIC ×16,16Ch マイク × 1
2面
SP × 4,INCOM × 2
22 コネクタプレート
1) マイク用A
2 回路
2) マイク用B
4 回路
3) スピーカ用A
1 回路
4) スピーカ用B
2 回路
5) スピーカ用C
4 回路
6) スピーカ用D
1 回路
7) ヘッドホンジャック用 2 回路 VR 付
8) パントリ内マイク用
2 回路
9) パントリ内スピーカ、電 SP2 回路 電源 1 回路
源用
2 回路
10) エアモニタ用
マイク 4 回路 SP4 回路 インカム 2 回
11) 客席天井内キャットウォーク用 路
12) ホワイエマイク、スピー マイク 2 回路 SP1 回路
カ用
23 エアモニタマイク装置
単一指向性マイク付
防振型取付金具付
3枚
4枚
12 枚
3枚
2枚
6枚
2枚
2枚
1枚
2枚
2枚
1枚
2台
EV N/D157B
24 ポータブルミキサ
25 インターカム装置
1) 電源
2) スピーカステーション
A
3) スピーカステーション
B
4) ベルトパック
5) ヘッドセット
6) 接続プレートA
7) 接続プレートB
8) 接続コード
MIC/LINE IN 6 回路
7Band EQ 付
200W+200W 出力
1台
MIC ×16,16Ch マイク × 1
SP × 4,INCOM × 2
2Ch 切替 移動型 接続コード付
× 2
1Ch ×16
片耳型ヘッドセット × 1
XLR-3 型 ×2(2 ケ用) × 1
XLR-3 型 ×2(2 ケ用) × 7
5m ×5
YAMAHA EMX-640
Clear-Com
Clear-Com
Clear-Com
Clear-Com
Clear-Com
PS-22,RK-101
KB-211,BOX
KB-211,V-BOX
RS-501
CC-85
26 マイクロホン
1) ダイナミック型
2) コンデンサ型A
3)コンデンサ型B
単一指向性
単一指向性
バウンダリ
4本
4本
4本
SHURE SM58-LC
AKG C480Comb ULS 61
AMCRON PCC-160
27 マイクスタンド
1) 床上型
2) ブーム型
3) 卓上型
2 段伸縮
2 段伸縮
2 段伸縮
4本
4本
4本
高砂 MF-18TM
K&M ST210/2
高砂 MS-28
28 コード類
1) マルチケーブル
マルチボックス
2) マイクコードA
3) マイクコードB
4)スピーカコード
5) パッチコードA
6) パッチコードB
7) パッチコードC
29 予備品、付属品
1) アナウンスフェーダ
2)
3)
4)
ヘッドホン
保守工具
ランプ、フューズ
1式
16 回路用 10m × 2
16 回路用 × 2
XLR-3 型 ×2 5m × 4
XLR-3 型 ×2 10m × 4
XLR-4 型 ×2 10m × 8
XLR-3 型 ×2 0.5m ×30
XLR-3 型 ×2 1m ×10
XLR-3 型 ×2 2m × 8
1式
バーチカル式 × 1
接続コード付
密閉型 × 4
テスタ含む × 1
各種 100% LED は除く × 1
照明
番
号
機器構成表
記号
名
称
数量
単位
C 型 20A コンセント×6
3
面
L=14.4m
1
列
同上用切替ボックス 切替スイッチ×3 ヶ、C 型コンセント×6 ヶ
口
2
面
1S
第 1 サスペンションボックス
C 型 20A コンセント×12 ヶ口
2
面
2S
第 2 サスペンションボックス
C 型 20A コンセント×12 ヶ口
2
面
3S
第 3 サスペンションボックス
C 型 20A コンセント×6 ヶ口
2
面
4S
第 4 サスペンションボックス
C 型 20A コンセント×6 ヶ口
2
面
5S
第 5 サスペンションボックス
C 型 20A コンセント×12 ヶ口
2
面
1S
第 1 サスペンションボックス
ント×2
DMX コネクタ×1 ヶ、平行コンセ
1
面
2S
第 2 サスペンションボックス
ント×2
DMX コネクタ×1 ヶ、平行コンセ
1
面
3S
第 3 サスペンションボックス
ント×2
DMX コネクタ×1 ヶ、平行コンセ
1
面
4S
第 4 サスペンションボックス
ント×2
DMX コネクタ×1 ヶ、平行コンセ
1
面
5S
第 5 サスペンションボックス
ント×2
DMX コネクタ×1 ヶ、平行コンセ
1
面
UH
アッパーホリゾントフライダクト
1
列
300W ハロゲンフラッドライト(クランプ式)
56
台
1
PS
プロセニアムサスペンションボックス
ヶ口
2
B
ボーダーライト
3
4
5
6
7
L=14.4m
8
GP1
ギャラリーコンセントボックス 1 C 型 20A コンセント×3 ヶ口
4
個
9
GP2
ギャラリーコンセントボックス 1 C 型 20A コンセント×3 ヶ口
C 型 30A コンセント
×1 ヶ口
DMX コネクタ×1 ヶ
平行コンセント×2
ヶ
2
個
10
FP1
2
面
2
面
1
面
3
面
フロアーコンセント盤 1
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
C 型 30A コンセント
×1 ヶ口
C 型 60A コンセント
×1 ヶ口
DMX コネクタ×1 ヶ
平行コンセント×2 ヶ
11
FP2
フロアーコンセント盤 2
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
C 型 30A コンセント×1
ヶ口(ロアーホリ)
C 型 60A コンセント
×1 ヶ口
DMX コネクタ×1 ヶ
平行コンセント×2 ヶ
12
BS1
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
CL
シーリングコンセントボックス
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
13
BS2
バックスペースコンセント盤 2
(上手側)
ヶ口
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
C 型 60A コンセント×1
1
面
1
面
2
面
DMX コネクタ×1 ヶ
平行コンセント×2
ヶ
14
バックスペースコンセント盤 2
(下手側)
ヶ口
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
C 型 60A コンセント×1
DMX コネクタ×2 ヶ
平行コンセント×2
ヶ
15
FR
フロントサイドコンセント盤
C 型 20A コンセント×8 ヶ口
C 型 30A コンセント
×1 ヶ口
DMX コネクタ×1 ヶ
平行コンセント×2
ヶ
16
CP
センターピン用コンセントボックス
口
C 型 30A コンセント×3 ヶ
1
個
17
WP
客席内ウォールコンセントボックス C 型 20A コンセント×3 ヶ口
4
個
18
JB
接続端子函
30A−3 回路
2
面
接続端子函
30A−4 回路
18
面
接続端子函
10A−8P、30Aー2P
3
面
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(プロセニアムサス用)
8
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(第 1 サス用)
6
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(第 2 サス用)
6
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(第 3 サス用)
4
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(第 4 サス用)
4
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(第 5 サス用)
4
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(フロントサイド用)
16
台
1KW ハロゲン 8 '平凸レンズスポットライト(シーリング用)
12
台
1KW ハロゲン 8 'フレネルレンズスポットライト(第 1 サス用)
6
台
1KW ハロゲン 8 'フレネルレンズスポットライト(第 2 サス用)
6
台
1KW ハロゲン 8 'フレネルレンズスポットライト(第 3 サス用)
4
台
1KW ハロゲン 8 'フレネルレンズスポットライト(第 4 サス用)
4
台
1KW ハロゲン 8 'フレネルレンズスポットライト(第 5 サス用)
4
台
22
575W ハロゲンカッタースッポットライト 26゜(移動器具用)
6
台
23
575W ハロゲンカッタースッポットライト 36゜(移動器具用)
6
台
24
740 ハンガー(スポットライト用)
96
台
8
台
19
20
SP
21
25
LH
300W ハロゲンフラッドライト(ロアーホリ用)
26
CP
1KW クセノンピンスポットライト
1
台
1KW クセノンピン用整流器
1
台
置きベース
6
台
29
1K 折脚スタンド
6
台
30
3 連アーム
6
台
2
本
27
28
31
AS
EC
L=2.0m
延長コード類:C 型 60A(P)−C 型 20A(S)×4 ヶ(ボックス型)
2m
32
延長コード類:C 型 30A(P)−C 型 30A(S)
5m
6
本
33
延長コード類:C 型 30A(P)−C 型 20A(S)×2 ヶ(分岐ボックス付)
1m
2
本
34
延長コード類:C 型 20A(P)−C 型 20A(S)
5m
6
本
35
延長コード類:C 型 20A(P)−C 型 20A(S)×2 ヶ(分岐ボックス付)
1m
2
本
36
PAR64(1KW―N)
20
台
2
これまでの取組み
1999∼2004
作家・倉本聰氏が富良野で創作活動を始められてから20年の月日が流れ、富良野を舞台にし
た「北の国から」や脚本家と俳優を養成する私塾・富良野塾の取組などにより、富良野市民にと
って演劇文化は随分と身近なものとなってきた。そのような時代背景の中で、演劇の持つ力をま
ちづくりに繋げようと考えた市民グループが「演劇によるまちづくり・人づくり」をテーマとし
た組織
ふらの演劇工房
を立ち上げるに至った。全国認証第一号のNPO法人ふらの演劇工房
の誕生である。富良野市が進める富良野演劇工場の建設後の管理委託も念頭に置き、「創る」「育
む」「癒す」の三つの視点でまちおこしを進めることになった。
まちの元気づくり事業
演劇・古典芸能・映画鑑賞、コンサートの開催、工場祭り(バザー・エコファッションシ
ョー)
演劇文化の創造と発信
富良野演劇工場の受託運営、フランチャイズ劇団富良野塾およびOBの創作活動・公演活動の
支援、ふらの演劇祭の開催、市民劇団の育成
人育て事業
各種ワークショップ、表現教育指導者の育成、プロデューサー育成事業、各種サークル活
動(映画・ゴスペル・朗読・洋裁など)
年度
総事業費(千円)
事業数
1999(平成11年)
2,968
8
2000(平成12年)
46,751
15
2001(平成13年)
52,474
36
2002(平成14年)
41,896
28
2003(平成15年)
43,042
37
2004(平成16年)
46,064
43
■富良野塾・塾OB公演
平成12年10月の富良野演劇工場完成以来、富良野塾及び富良野塾OBのフランチャイズ
として、また幅広い市民文化の活動拠点として、多くの市民に積極的活用いただいている。
公設民営の長所を生かして深夜に及ぶ練習や仕込みにも対応、公演に於いてはNPO法人ふ
らの演劇工房の正会員並びに賛助会員への案内に加えて、富良野塾ファンクラブへの案内、一
般市民への案内など広く広報活動に取り組んでいる。
全国にいる富良野塾ファンや作家・倉本聰先生のファンが聖地・富良野で富良野演劇工場で
の公演を観ることを楽しみにされており、これは特筆すべきことと言えよう。
平成12年度
富良野演劇工場こけら落とし記念3部作
●富良野塾公演
「富良野塾グラフィティ」
平成12年10月21日
富良野塾によるオープニングパフォーマンス
「走る」
平成12年11月17∼12月2日
富良野市長・道議を筆頭に市内や近郊の
男性陣が戦後日本復興の牽引車として
走り続けたシーンに大勢参加しスポットライト、
拍手を浴び役者デビュー?
「今日、悲別で」
平成12年12月28∼31日
大晦日の最終日は公演中の除夜の鐘を実際の時間にシンクロさせ、越年公演を企画。
平成13年元旦。
平成13年度
富良野演劇工場実験舞台Vol・1
富良野塾公演「オンディーヌを求めて」
平成13年10月18∼21日
音響・照明・舞台美術・大道具・衣装作成の
スタッフを募集しての試み。20名参加
「EAZY LIAR」富良野塾OB
「北の戯曲賞」優秀賞受賞作品
平成13年5月18∼20日
「すっぴん」富良野塾OBオア
平成13年6月22∼24日
オアの第8回公演は初の演劇工場。
「わしらは旗をたてに来た」フィクション
富良野塾第2期生山下澄人の凱旋公演
平成13年7月14・15日
「屋根」
平成13年12月17∼23日
北海道の開拓から現在に。
「本当の幸せ」とは。
年明けには大阪公演
平成14年度
富良野演劇工場実験舞台Vol・2
「地球光りなさい!」
平成14年10月5日
初の試みとしてシャポー募金にチャレンジ(要整理券)
富良野市開庁100年記念事業
富良野塾創立20周年記念公演
「屋根」
平成15年1月9∼12日
富良野塾OB公演
「タイム・リミット」
平成14年5月24∼26日
4公演開催
劇団FICTION公演
「富良野で浮き名をながしたい」
平成14年7月19∼21日
富良野塾2期生山下澄人がチンピラ劇団を引き連れて富良野に凱旋。
平成15年度
富良野塾20周年記念公演Vol・2
「地球光りなさい!」
平成15年12月24∼27日
道内・大阪・東北18ステージのフィナーレとして富良野公演
「谷は眠っていた2004」
富良野塾20周年記念公演FINAL
平成16年2月19∼21日
富良野塾OB公演
「タイム・リミット2003」
平成15年5月27日
ふらの演劇工房創立5周年記念事業
平成16年度
富良野塾OBユニット11−9
(イレブンナイン)北海道舞台塾
「天国への会談」
平成16年6月12・13日
劇団FICTION公演
「歌え、牛に踏まれし者ら」
平成16年8月28・29日
富良野塾第20期生卒塾記念公演
「ニングル」
平成17年3月26・27日
■自主公演
富良野塾や富良野塾OBの公演以外にも、NPO法人ふらの演劇工房が主催となり公演
企画を行い演劇や音楽、落語・講談に至るまで多岐に亘る文化芸術の敷衍に努力している。
また、自主事業経費を捻出すべく努力して公演に取り組むNPOふらの演劇工房理事やボ
ランティアの姿勢に多くの出演者が感動・共鳴され破格の契約料で公演をお引き受け頂く
など演じて側にもご協力を頂きながら自主公演に取り組んでいる。
平成12年度
富良野演劇工場こけら落とし公演
「幻夢一夜」永六輔・灰谷健次郎・筑紫哲也・倉本聰
豪華メンバー揃い踏み。7000円のチケットも
完売。永さんの演劇工場応援団は心強い限り。
平成12年12月3日
イッセー尾形一人芝居
「都市生活カタログ」
平成12年12月16・17日
爆笑の渦とイッセー尾形さんの気配り、サービス精神に脱帽。
坂本長利一人芝居
「土佐源氏」宮本常一聞き書きによる
平成13年1月2・3日
お正月公演と題して松の内にチャレンジ
愚安亭遊佐一人芝居
「人生一発勝負」
文化庁芸術祭演劇部門優秀賞の一人芝居
平成13年1月27日
「飯沼さんへの手紙」
平成13年1月28日
老人保健施設ふらの
愚安亭遊佐さんが前日に引き続き演劇リハビリを兼ねて「死」を見つめ直すテーマで上演。
劇団休憩時間「凪∼なぎ∼」
老人保健施設ふらの
平成13年3月25日
平成13年度
永六輔「話の玉手箱」
ゲスト・福瀬餓鬼
平成13年4月26日
米空軍「パシフィックショーケース」
コンサート
平成13年5月26日
おなじみのグレンミラーに代表されるような、スウィングジャズを堪能できるビックバンドの
演奏を楽しんだ。公演終了後は地元吹奏楽団とのワークショップで指導をお願いする。
イッセー尾形公演
「とまらない生活」
平成13年6月2・3日
半年後の公演に拘わらず満席の大人気
坂元昭二&赤木りえ
七夕アコースティックジョイントコンサート
平成13年7月7日
「北の国から」のギタリストとフルートのオールラウンダによる競演
インドラグルンコンサート
ヒマラヤの風を富良野に!
平成13年9月23日
月田秀子「ファドコンサート」
平成13年6月16日
ポルトガルの魂の叫びファドも2回目となり富良野にファンをつくる。
「ゴドーを待ちながら」
主演・緒方拳
串田和美
平成13年7月22日
演劇工房と串田さんの繋がりを作るきっかけとなった公演。
劇団イナダ組
「ドナドナファミリープラン」
平成13年8月11・12日
前日より
追っかけ
が演劇工場に
初めて現れる、異常な盛り上がり
立川志の輔「落語会」
平成13年9月1日
落語クラブ・富良野西中学校
柳家喬之助、柳貴小雪、林家正楽、柳家さん喬
平成13年9月13日
(社)落語協会のご協力により地元
中学生が生の落語を堪能する。
「リミットX」ゴスペルコンサート
黒人3名のソウル・レゲエ・R&Bを
見事に融合したサウンド初登場
平成13年10月24日
「ジェストインタイム」
カナダの人気パフォーマー4人組が
巻き起こす笑いの嵐
平成13年11月2日
富良野演劇アカデミー発表会
「いつも土曜日・・・」
平成14年3月10日
演劇アカデミー修了式の発表作品
平成14年度
中村由利子(ピアノ)
・都留教博(ヴァイオリン)
コンサート
平成14年5月13日
ステージ用のピアノが購入され
記念コンサートが開催される。
平田オリザ主宰「劇団青年団」
「海よりも長い夜」
平成14年7月30日
文化庁芸術団体重点支援事業
立川志の輔「独演会」
平成14年9月8日
神田山陽「特別独演会」
平成14年10月21日
富良野演劇工場まつり協賛事業
後援事業TPT
「蜘蛛女のキス」
平成14年11月10日
(財)北海道文化財団・地域芸術文化劇場
開催事業
永六輔トークショー
「話の玉手箱パート2」
平成14年11月18日
マルセ太郎が語って演じた「泥の河」のビデオ上映
春風亭小朝「独演会」
平成14年11月21日
HBC北海道放送に共催
後援事業TPS+文学座提携公演
「冬のバイエル」
出演・斉藤
歩
ほか
平成14年12月7日
平成15年
「イッセー尾形のとまらない生活2003in富良野」
平成15年6月13日
身体文学(森田雄三)とフィナーレライブ
愚安亭遊佐一人芝居
「人生一発勝負」巡回公演
平成15年8月9日
串田ワーキングプレビュー公演
「コーカサスの白墨の輪」
日赤の森野外ステージ
平成15年9月6日
北の舞台創造育成事業
「アイオイサンゴ」
平成15年10月26日
加藤訓子ソロパーカッションコンサート
平成16年2月15日
平成16年
永六輔・神田山陽
「話の玉手箱∼抱腹絶倒トークと講談の夕べ」
平成16年5月23日
中川遊子(メゾソプラノ)
白岩章江(ピアノ)ロビーコンサート
平成16年8月6日
「MY
SONG
MY
LIFE∼
雪村いづみ&鈴木和郎コラボレーションライブ」
平成16年8月21日
「倉本聰プライベートライブラリートークショー」
平成16年10月より毎月1回開催
「イッセー尾形のとまらない生活2004」
富良野スペシャル公演
平成16年12月17・18日
串田ワーキングin北海道
「コーカサスの白墨の輪」公演
串田和美・松たか子・谷原章介・毬谷友子
斉藤歩
ほか
平成17年2月27日
第4回富良野演劇アカデミー公演
「4人の子供とオバちゃんとコバちゃんとわたし」
平成17年3月20日
■ワークショップ
人育てという視点からワークショップ事業については鑑賞事業同様、ある意味ではそれ以上に
積極的に取り組んできた。現在も倉本先生や先生のネットワーク、富良野塾OBなど恵まれた
人材からのご協力と北海道舞台塾事業への参加によりアウトリーチを含めて多種多様なワーク
ショップ事業を展開して演劇文化の担い手となる人材育成に努めている。とりわけ表現教育な
どのように文部科学省が今後教育現場に導入を検討している取組に対しても早くから着手し、
成果をあげつつある。
平成11年
第2回高校生演劇ワークショップ
指導者・倉本聰
於:富良野塾
平成11年8月9・10日
平成12年
第3回高校生演劇ワークショップ
指導者・倉本聰
富良野塾OB
平成12年8月5・6日
富良野塾スタジオ棟
高齢者と幼稚園児の演劇ワークショップ
平成12年7月6日
老人保健施設ふらの
舞台技術初級講座
富良野市文化会館
平成12年9月16∼18日
講師
太田晃正・山形
等・鈴木静悟
子ども和太鼓ワークショップ
「心の音をありのままに」
平成13年2月18日
指導者
稲垣紀夫
中谷雄二
吉尾徳正
木村善幸
第1回映写技術ワークショップ
平成13年3月31日
「カムバック映画館」
映画「バーティカル・リミテット」を活用して
映画の仕組みと映写技術の勉強。
平成13年度
舞台技術講座(音響・照明・美術・ダンス模擬公演)
平成13年6月8∼10日
講師
太田晃正・山形
等・鈴木静悟
映画技術ワークショップ
平成13年8月5日
講師
松本和信
「みんなのいえ」
舞台技術ワークショップ
平成13年9月10・11日
講師
九澤靖彦・太田竜介
ドラマ作りワークショップ
講師・高橋正圀、甫喜本宏、新村訓平、イナダヒロシ
平成13年9月8・9日
「ヒマラヤ音楽の世界にふれよう」
講師インドラ・グルン、木村善幸
平成13年9月23日
民族音楽・民族舞踊
平成13年2月18日
こども和太鼓ワークショップ
「ジェストインタイム」
カナダ人4人のユニット
上富良野中学校
平成13年11月1日
第3回映写技術ワークショップ
平成14年1月17日
「GO」
子ども和太鼓ワークショップ
「響け!こころの音」
講師・木村善幸
平成14年1月20日
磯貝靖洋ワークショプ
高校演劇部
生徒の部
「声の演技・発声訓練」を学ぶ
平成14年1月26・27日
平田オリザワークショップ
高校生演劇部
顧問の部
「脚本の書き方・演出術」
平成14年1月26・27日
舞台技術講座初級Vol・2
(音響・照明・舞台・模擬公演)
平成14年2月8∼10日
講師
九澤靖彦
三浦淳一
広瀬利勝
太田竜介
朗読ワークショップ
講師・安藤千鶴子
「朗読のための基礎レッスン」
平成14年2月11日
平成14年度
演劇指導者研修会
講師・平田オリザ
平成14年7月28・29日
脚本創作と演出を指導
「海よりも長い夜」のセッティング、
ゲネプロを見学
串田ワーキングin北海道
講師・串田和美
平成14年8月11∼31日
富良野演劇工場実験舞台Vol・2
「地球光りなさい!」大道具制作
平成14年9月9日∼10月2日
朗読ワークショップ
講師・安藤千鶴子
ことばあそびのうた(谷川俊太郎)
夢+夜(夏目漱石)
平成15年1月19日
子ども和太鼓ワークショップ
講師・木村善幸
平成15年1月26日
高校生演劇ワークショップ
講師・イナダヒロシ
平成15年2月15・16日
「イナダヒロシとドラマつくりを楽しもう」
参加
高校生43名
顧問8名
ミュージック・ムーヴメント・セラピー(音楽療育)
講師・大坂克之
藤井あずさ
平成15年3月1日
言葉や発達につまずきのある子供さんに
こころと体を開放して表現あそびを
楽しむ。
平成15年度
森田雄三ワークショップ
「身体文学」
平成15年6月10∼15日
表現教育指導者養成講座
講師・西田豊子
串田ワーキングin北海道
講師・串田和美
平成15年8月2∼5日
「ナショナル・ユース・ミュージック・シアター」
ミュージカルワークショップ
平成15年8月6∼8日
ダンスワークショップ
講師・木下弘美
平成15年8月31日
3歳から44歳まで
32名の参加
参加型児童劇
「劇団休憩時間」
平成15年12月13日
子ども和太鼓ワークショップ
講師・木村善幸
平成15年10月5日
朗読ワークショップ
講師・安藤千鶴子
平成15年11月28日
表現教育指導者養成講座
講師・太宰久夫
平成16年1月17・18日
平成16年2月1・2日
平成16年3月1・2日
平田オリザの演劇指導者研修会
平成16年1月26・27日
演劇ワークショップ
講師・串田和美
平成16年2月7・8日
パーカッションと音づくりワークショップ
講師・加藤訓子
舞台技術ワークショップ
講師・川谷孝司
平成16年2月28日
平成16年度
全道高校生演劇ワークショップin富良野
平成17年1月29・30日
イナダヒロシ・小島達子・山村素絵
飯野智行
70名の参加
串田ワーキングin北海道
講師・串田和美
平成16年6月22∼26日
NYMT(英国ナショナル・ユース・ミュージック・シアター)
ミュージカルワークショップ
平成16年7月30日∼8月2日
マーク・パテンドン
アンソニー・カストロ
のべ40名参加
ドラマ作りを楽しむワークショップ
平成16年8月7・8日
六条寿倖・太田竜介・広瀬利勝
長谷川浩一郎
合計40名参加
「フィギュア・シアター・メソッド」
講師・沢則行
平成16年9月4日
17名参加
表現教育指導者養成講座
講師・太宰久夫、平田オリザ
平成16年8月28・29日
平成16年9月8・9日
平成16年9月10・11日
朗読ワークショップ
講師・安藤千鶴子
平成17年1月24日
下金山・落合小学校
平成17年2月7日占冠中央小学校
平成17年2月21日山部第一小学校
「シアター・コミュニケーション・ワークショップ」
講師・太田竜介
平成17年1月22・23日
高校演劇ワークショップ
講師・イナダヒロシ・小島素子
山村素絵・飯野智行
平成17年29・30日
「能」ワークショップ
観世流・武田友志、坂井音隆、武田文志
平成17年2月17・18日
富良野小学校・麓郷中学校・富良野西中学校
「パントマイム」ワークショップ
講師・「水と油」
平成17年2月23日
富良野東小学校・富良野市文化会館
■演劇リハビリ
老人保健施設ふらのに作業療法士として勤務されている川口淳一氏の存在が「創る・育む・
癒す」の三つの視点で活動するNPO法人ふらの演劇工房に多大な影響と功績を与えてい
る。初代NPO法人ふらの演劇工房の理事長である篠田悠一氏が院長を勤める富良野協会
病院の新たな事業展開による「老人保健施設ふらの」に川口淳一氏を長崎より招き入れる
ことにより、富良野における演劇リハビリテーションの牽引者が生まれ、演劇リハビリテ
ーションを事業の一環として位置づけることにより健常者・高齢者・障害者・子供たちが
演劇の持つ力により可能性を大きく広げ、伸ばしていくことが可能であることを確信する
事が出来た。
平成11年度
手話劇「すき」公演
平成11年7月10日
富良野手話サークル「ひとみ」の
創立20周年記念事業と共催
高齢者と幼稚園児のワークショップ
指導者・大野晃彦
平成11年6月14日
老人保健施設ふらの
シアターゲームの視点と川口淳一さんの
作業療法士の立場から共同で企画。
高齢者52名・幼稚園児36名
サポーター10名
演劇リハビリテーション事業
愚安亭遊佐一人芝居
「百年語り」
平成11年11月28・29日
老人保健施設ふらの
即興作曲と演劇のワークショップ
指導者・松本典子
平成12年3月20日
老人保健施設ふらの
平成12年度
「高齢者と幼稚園児の演劇ワークショップ」
老人保健施設ふらの
平成12年7月6日
演劇リハビリテーション指導者養成ワークショップ
平成12年9月9・10日
ハイランドふらの
劇団休憩時間「凪」
平成13年3月18・25日
老人保健施設ふらの・演劇工場
何となく集まった仲間に小学生が加わったアマチュア劇団。
平成13年度
演劇リハビリテーション指導者のワークショップ
平成13年9月15・16日
講師
川口淳一
大野晃彦
鈴木陽子
高齢者と幼稚園児のワークショップ
協力・ひまわり幼稚園
於・寿光園
平成13年12月15日
50名
高齢者のワークショップ
於・老人保健施設ふらの
平成14年3月22日
40名
平成14年度
高齢者と幼稚園児のワークショップ
講師・川口淳一
於・寿光園
協力・ひまわり幼稚園
平成14年12月21日
平成15年度
演劇リハビリテーション
講師・ひらたよーこ・あなんじゅぱす
平成15年12月14日
演劇リハビリテーション
講師・川口淳一
於・寿光園
平成16年1月24日
平成16年度
演劇リハビリテーション
協力・ひまわり幼稚園
平成16年11月27日
於・寿光園
151名
琵琶ワークショップ
於・老人保健施設ふらの
平成17年3月23日
二反田岳水
■市民プロデューサー育成事業
貸し館事業による富良野演劇工場の活用促進を図るには、市民が自ら企画し公演を実現す
るノウハウを身につけて頂くことが必要と考え、プロデューサーを育成するために企画立
案から公演に必要な準備(ポスター・チケット・予約受付)をNPO法人ふらの演劇工房
がサポートすることにより、市民がプロデューサーになって自らの構想を実現させる楽し
みを体験して頂くことを目的とした事業である。一度、公演を企画・実施することにより
出演交渉からチケット販売まで一定の感触を掴み、次回には独立して公演を仕切るノウハ
ウと自信を身につけて貰う機会の提供として成果をあげつつある。
平成14年度
「小島屋万助劇場」
平成14年7月3日
笑劇のパントマイム
赤木りえ&坂元昭二ジョイントコンサート
「真夏の夜のアコースティックコンサート」
平成14年8月9日
平成15年度
春風亭昇太独演会
ゲスト・神田山陽
平成15年6月8日
「爆裂!!八人八色」トークショー
永六輔・小沢昭一・柳家小三治・入船亭扇橋
大西信行・加藤武・矢野誠一・倉本聰
平成15年9月17日
「オータム・イン・富良野ジャズコンサート」
国府弘子・赤木りえ・中本マリ・岩崎大輔
平成15年10月28日
平成16年度
中本マリ&大石学トリオジャズコンサート
平成16年9月26日
「マクベス」と小作品
沢
則行公演
平成16年9月3日
パンフルート
藤山
アルカディア
コンサート
明・大村典子
平成16年10月23日
相曽晴日コンサート
平成16年11月22日
国本武春(浪曲師)
・神田山陽(講談師)
「二人会」
平成16年12月3日
藤原真理・雪色チェロコンサート
藤原真理(チェロ)
・倉戸テル(ピアノ)
平成17年2月6日
「富良野バラエティ寄席」
国本武春(浪曲)
・神田山陽(講談)
三増紋乃助(江戸曲独楽)
林家二楽(紙切り)
平成17年3月2日
■市民劇
観るだけではつまらない!やはり舞台に上がり演じてみたい!この一念から市民有志が集まり
自ら俳優・大道具づくり・脚本書き・演出・ポスターやチラシづくり・チケット販売と取り組
む集団が誕生した。富良野塾OBの手助けもあり、市民劇の情熱とレベルは急上昇し、ついに
は北海道文化事業の一環、北の元気舞台として札幌かでる2・7ホールで満員御礼の偉業をな
しえるに至った。また富良野市開基100年記念事業として発足した「ふらの演劇祭」では市
内の小中学校の演劇を富良野塾OBが指導することにより児童・生徒・担当教員のサポートと
父母の子供たちの公演に対する評価が一変する効果を生み出した。小さな頃から演劇を身近に
感じ、舞台に立つ経験や演劇的なコミュニケーション能力の開発、演劇に興味のなかった父兄
が初めて富良野演劇工場に足を運ぶきっかけにもなり大きな輪が拡がりつつある。
平成12年度
演劇ワークショップ公演
「カトーを待ちながら」
平成13年3月16日
発足時は10名のワークショップ形式で
始まった取組が市民40名の出演。
平成13年度
市民創作劇
「BOY NEEDS
GIRL」
制作期間平成14年2月18日∼3月16日
公演日
平成14年3月17日
平成14年度
市民創作劇
「虹の向こうに」
平成15年3月8・9日
へそ村
にも合併問題が!
演劇アカデミー発表会
「IN
MY
SOUL∼
ぼくの心の中に∼」
平成15年3月30日
平成15年度
富良野市開庁100年記念
ふらの演劇祭
扇山小学校3年「光あり」
布礼別中学校「カッコー」
富良野会長100年記念作品
「100年GO!」
市民劇団へそ家族
平成15年10月5∼13日
平成16年度
第2回ふらの演劇祭
布礼別中学校「虹の架け橋」
富良野小学校「11ぴきのネコ」
麓郷中学校「マイ・ライフ」
扇山小学校「ハリー・ペッターと縄文の土器」
ゴスペルサークル
スノーサウンズコンサート
平成16年10月11日
市民劇団へそ家族
「17人のサクライ」
平成16年10月3∼11日
■フォーラム・講演
「演劇」という一般市民にはなじみの薄いテーマを、如何に市民に理解していただくか?更に
は観光地として一定の立場を築いた富良野にとって次なるまちの魅力をどのように創り出して
いくかなど、大きなテーマで演劇をとらえるときに、フォーラムや講演という手法を用いて多
くの市民に解りやすく伝える大切な事業として取り組む戦略的事業は、種まきの効果を遺憾な
く発揮していると言える。
平成12年度
フォーラム「文化づくりで元気をつかむ」
講師・嶌 信彦
平成13年2月10日
TV「ニュース23・報道特集」でお馴染みの
嶌さんから街興しのヒントを頂く。
平成13年度
里山シンポジウムin富良野
パネリスト・倉本聰
C・Wニコル
立松和平 田中正則
高田市長
平成13年6月11日
大江健三郎講演会
「人間のモデルとしての樹木」
富良野文化協会創立50周年記念事業との
共催
平成13年6月25日
平成15年度
演劇フォーラム「まちの縁側づくり」
講師・延藤安弘
平成16年3月17日
平成16年度
平田オリザ講演
「教室を劇場に∼
子供のための表現教育∼」
平成16年9月8日
■映画
富良野市内から映画館が消えてから久しい。劇場で観る映画の醍醐味を復興させたいとの願い
と、演劇はよく判らないし敷居が高く足を運ぶ気にならないという市民の意見を聞き、ならば
富良野演劇工場のホールを使い映画上映が出来ないかと模索した。幸いにも富良野ロータリー
クラブの40周年記念事業として映写機の寄贈を頂き、興行資格を取得。劇場に気軽に多くの
方々が足を運べるメニュー造りとして年間5∼6本程度の上映を行っている。「千と千尋の神
隠し」は春休み期間中と企画決定後にアカデミー受賞が決まるなど幸運な条件が重なり、予想
を遙かに上回る興行収入を上げることが出来た。更にはドキュメンタリー映画の上映や「田ん
ぼdeミュージカル」では穂別の方々の交流など映画を契機に新たな拡がりも生まれている。
平成12年度
「バーティカル・リミット」
平成13年3月31日
平成13年度
「大河の一滴」五木寛之原作
平成13年8月6日
入場無料の試写会形式に
全道から応募総数369通
三谷幸喜脚本・監督
「みんなのいえ」
平成13年8月7∼9日
藤本幸久監督
「闇を掘る」平成13年8月19日
炭坑を撮るドキュメンタリーに
富良野塾公演・「今日、悲し別で」を
重ね合わせて鑑賞する
金城一紀原作「GO」
平成14年1月17∼19日
第123回直木賞受賞作品映画化
宮崎
駿「千と千尋の神隠し」
春休み映画として公演決定後に
アカデミー賞受賞決定の話題作となり
最高の動員記録
平成14年3月29∼4月4日
平成14年度
「名探偵コナン∼
ベイカー街の亡霊∼」
平成14年8月5∼7日
「突入せよ!浅間山荘事件」
平成14年8月5∼7日
「E.T.20周年
アニバーサリー特別公演」
平成14年11月29∼12月1日
平成15年度
「AIKI」
「黄泉がえり」
平成15年4月4∼6日
初の2本立て上映
「たそがれ清兵衛」
平成15年5月9∼11日
「刑務所の中」
平成15年6月28・29日
監督・崔洋一
ビデオ「田んぼdeミュージカル」
総合指導・崔洋一
穂別の住民交流
平成15年8月28日
「座頭市」
平成15年12月19∼21日
平成16年度
「劇場版とっとこハム太郎
オーロラ谷の奇跡」
「ゴジラ×モスラ×メガゴジラ
東京SOS」
平成16年4月2・3日
2本立て上映
「ラストサムライ」
平成16年5月1・2日
「世界の中心で、愛をさけぶ」
平成16年10月16・17日
「優しい時間」出演の長澤まさみ主演
「北の零年」
平成17年2月4・5日
3.富良野演劇工場 現状の課題と方向性
富良野演劇工場の存在意義
「富良野演劇工場」は倉本聰氏が主宰する「富良野塾」によって蒔かれた「演劇」という名
の種をしっかりと私たちの地域に根付かせ、
「地域文化」として育て上げるための活動拠点と
してスタートした。
そこには富良野塾(OBを含む)の演劇活動を支援し、地方から中央に向けて「演劇文化を
発信」していく創造的活動をお手伝いして行きたいとの思いと、わたしたち自身が「演劇」
をテーマとして、あらたな「まちおこし」に取り組んで行きたいとの二つの思いがあった。
演劇のもつ「創る」「楽しむ」「学ぶ」「育む」という要素が、混迷する時代を乗り越えて行くうえでの大
きなエネルギーになりうると考えたからである。
倉本聰氏・富良野塾という他地域にはない得難い「資源」を生かして、「演劇文化」を地域文化として
定着させるべく大切に育てる。富良野演劇工場はそのような「演劇をテーマとするまちおこし」の活動
拠点としてスタートしたのである。
NPO 法人としてのふらの演劇工房の強み
劇場運営を受託するにあたって、ふらの演劇工房は全国認証第一号の NPO 法人としての認
可を受けた。我々が NPO としての法人格を取得した理由は以下のようである。
① 法人格を取得することにより社会的信用度が増す
② 規則に縛られず、民間ならではの自由で柔軟な劇場運営が可能になる
③ 組織の存在意義と目的が明確化され、ボランティアなど市民の協力が得られる
④ 各種補助金の受け皿となることができる
我々は NPO 法人ならではのこうしたメリットを最大限に活用し、民間活力によって行政組
織にはできない、個性的で柔軟な劇場運営を行って行きたいと考えている。
アシュランドを視察して
富良野演劇工場は「演劇文化の発信基地」として今後どのような方向性を持ってすすめてい
くべきなのであろうか。
ひとつのモデルとして今回我々が視察訪問したアメリカ・オレゴン州・アシュランドの存在がある。
人口わずか2万名ほどの町に年間40万人もの観光客が「観劇」を目当てとして集まって来
るというこの町の存在に、我々が将来目指すべきまちづくりのヒントが隠されてはいないだ
ろうか。
もちろん、お国柄も歴史もライフスタイルさえも、我が国の現状とはまるでかけ離れている
この世界的に有名な町を、我が町と同格のものとして論ずることはできない。
しかし、アシュランドも70年という長い歴史の積み重ねの中で一歩一歩成長を遂げてきた
わけであり、初めから今の姿があったわけではない。
資源としての「演劇文化」を町ぐるみ、市民ぐるみで大切に育ててきた結果として現在の隆
盛があることを思えば、アシュランドを70年後の我が町の未来像と重ね合わせることもま
んざら夢物語とばかりは言えないのではないか。
規模と浸透度にはまだまだ大きな差があるが、
「演劇をテーマとするまちづくり」という点で
は、アシュランドと我が町に共通する要素も数多くある。①自治体所有の劇場を NPO が運
営管理し、劇場を拠点としてまちづくりを行っていること②優れたアーティスティック・デ
ィレクターが存在すること③多数の演劇人(富良野塾出身者)が地元に住み着き生活してい
る④教育現場に演劇的手法を用いた表現教育を取り入れている点⑤演劇を「観光資源」とし
て内外にアピールしている点などである。
アシュランドとの最大の違いは「マーケティング力(営業戦略)」と「組織力」、そして「演
劇のまちづくり」に対する「市民の意志」にある。これらの課題を解決することは決して容
易な作業ではないが、長い時間をかけた地道な努力で、一歩一歩改善を重ね前進して行きた
いと思う。
「意志あるところに道は開ける」
。アシュランドという理想の未来像は、われわれにとってけ
っして手の届かない存在ではないと考える。
演劇文化発信基地としての劇場のあり方
富良野演劇工場の存在意義のひとつは「演劇文化の発信基地」としての役割である。
当劇場が出来た背景に富良野塾の存在があることは前述した。
富良野塾および富良野塾OBたちの創造的演劇活動を支援し、その発信拠点として当劇場が
果たすべき役割は「市民文化の活動拠点」としての役割と同等のウエイトを持つ。
それは当劇場の設立の経緯からも明らかであろう。
シェークスピア演劇に勝るとも劣らない資源(演劇ソフト)が我が町にも存在する。倉本聰
氏という得難い人物が、我が町を拠点として、未来に向けてかけがいのない財産を残して下
さっている。この資産をまちづくりにどう生かし、どう育てていくか。それが我々に科せら
れた最大のテーマなのである。
富良野塾のお芝居には、道内はもとより全国各地からわざわざ富良野まで高い交通費をかけ
て見に来る人も数多く存在する。
毎年一定の時期に1∼2ヶ月長期公演を行うという形が定番化できれば、観光をかねた観劇ツ
アーというスタイルも、あたらしい観光のあり方として注目を集める可能性が大きい。富良
野塾のお芝居の内容からすると修学旅行の目玉イベントとして売り出すことも可能である。
「ニングル」「地球、光りなさい!」「屋根」「今日、悲別で」などは若者に向けてのメッセージ性も
強く、ぜひとも高校生に見てもらいたい演目でもある。
また富良野塾のみならず、地元に根を下ろし、地元および道内各地で精力的な活動をつづけ
ている富良野塾OBたちの活動の場を拡げて行くことも積極的にすすめて行きたい。
倉本氏の薫陶を受けて育った富良野塾OB
たちが、彼らのもつ感性で富良野塾とはまた
ひと味違った芝居作りに取り組み、地元から
全道エリアへとその活動の範囲を拡げつつ
ある。彼らの存在は「演劇のまちづくり」を
推進する上で今後一層重要な役割を担って
いくことになるであろう。
彼らには「ふらの演劇祭」の指導者としてア
ウトリーチ活動も行ってもらっている。彼ら
の演劇に賭ける情熱をもって、学校へ職場へと赴き、富良野塾の DNA をまちに拡げて行く。
彼らの指導を受け、演劇の楽しさ、すばらしさを理解した子供たちや一般市民が「演劇工場」
を舞台に表現者として活躍する。
倉本氏と富良野塾によって蒔かれた「演劇」という名の種子は、
そのような過程を経てやがて「地域文化」として大きな花を咲か
せることになるであろう。
市民文化の拠点としての劇場のあり方
人口わずか2万5000人強の小都市にあって、
「演劇」の
みをテーマとして館を運営することにはかなりの困難があ
る。
「演劇」は一般人にとっては、まだまだなじみが薄く、特殊な世界と思われがちな分野であ
るため、
「演劇」そのものを収益事業の柱に据えるには様々な点でリスクが大きすぎるのであ
る。
「演劇文化の創造と発信」を第一義的テーマとして掲げながら、5年目に入ってなお「演劇」
に特化していけない理由の一つはそこにある。
そしていまひとつの理由は「公設」の劇場という点にある。
市民の浄財を投入して建設された「公設劇場」という成り立ちが、暗黙の了解として「演劇」
に特化して行くことを遮る壁となっている。
これはある意味当然のなりゆきと言って良い。われわれがどれほど「演劇」のもつ効能を説
いてみても「一部の人たちの特殊な世界」という市民感覚を払拭させるのは容易なことでは
ない。それにはそれ相応の時間と実績が必要となる。
工場の活性化を図るためには、我々の活動がけっして「特殊な人々」のみ対象にしているの
ではないことを市民に理解してもらうことが重要である。
そのためには工場の存在そのものに興味をもっていただくための「しかけ」が必要であり、工場
をより身近な存在として感じていただけるような、幅広い市民層に向けての「演出」が不可欠
となる。
演劇工場活性化に向けて、今後我々がなすべきことは
・ 劇場に「行ってみたい」と思わせるしかけ
・ 劇場が「身近に感じられる」ようなしかけ
・ 劇場に「集うこと、そのこと自体が楽しく感じられる」し
かけ
・ 舞台に「立ってみたい」と思わせるしかけ
・ 劇場に「また来たい」と思わせるしかけ
であるといってよい。
今後、私たちの運動がより多くの人々の共感を呼び、いかに多くの人々が劇場に足を運んで
いただけるかは
「見る楽しさ」「創る楽しさ」「学ぶ楽しさ」「集う楽しさ」「汗を流す楽しさ」「出会いの楽しさ」
をどう演出し、いかに伝えて行くかにかかっているといえよう。
これらの課題がクリアされたとき、演劇工場は文字通り「まちの元気の生産工場」となるこ
とができるのである。
富良野演劇工場活性化計画
● ふらの演劇工房のテーマ
「演劇をテーマとするまちづくり」
演劇がもつ「創る」「楽しむ」「学ぶ」「育む」という要素を生かし、感動とやすらぎに満ちたまち
を創造します。
● 富良野演劇工場のコンセプト
1. 富良野演劇工場は、「まちの元気づくり」の活動拠点です。(まちの「元気」
の生産工場)
演劇文化の創造と発信の拠点、市民文化の活動拠点としての役割を果たします。
2. 富良野演劇工場は、「次代を担うひと育て」の拠点です
市民参加の多彩なイベント活動を通して、富良野の次代を担う人材を育てます。
● 富良野演劇工場の新しいキャッチフレーズ
・「創」「楽」「学」「育」
富良野演劇工場は、まちの「元気」の生産工場
・ みんなで育てる みんなの劇場
富良野演劇工場運営方針
①「演劇文化に親しむ事業」の展開
②「市民文化の創造と発信事業」の展開
③「地域演劇文化の創造と発信事業」の展開
④「創造活動支援事業」の展開
⑤「ワークショップ・アウトリーチ活動などによる人育て事業」の展開
⑥「市民プロデューサー育成事業」の展開
①演劇文化に親しむ事業の展開
3年前にスタートさせた「ふらの演劇祭」は小中高生や一般市民が演
劇文化に親しむ機会を提供する事業である。市内の学校や公募によ
る市民劇団の「芝居作り」を支援し、例年4∼5団体のみなさんに
「創る楽しさ」
「表現する楽しさ」を体験していただいている。
演劇指導にあたっているのは富良野塾のOBたち。
倉本聰氏の指導を受けた演劇の「プロ」が町中に入り込み、演劇の
楽しさ、すばらしさを伝えてくれており、参加した学校の先生から
も「演劇工場の晴れ舞台をめざして子供たちが生き生き取り組む姿
には目を見張るものがある。教育的効果も高い」とうれしい評価を
いただいている。また、一般市民のみなさんからも「一度立つとくせになる」
「稽古は大変だ
けれど楽しい」
「見知らぬ人との出会いがあり、仲間も増える」など、これまたうれしい感想
を寄せてくださっている。
我々はこの事業を今後「演劇をテーマとするまちづくり」の中心的役割を担う事業として位
置づけていきたいと考えている。
現在は学校単位、団体単位の参加であるが、今後は一般公募による「子供ミュージカル」「お年寄
り演劇」などにもチャレンジして行きたい。
ノウハウの蓄積と資金的目途が立てば、全道・全国の劇団を招聘し「地元劇団との交流」をは
かるなど、さらにこの輪を大きく広げて行くことも可能であろう。
②市民文化の創造と発信事業の展開
幅広い市民のみなさんに工場に足を運んで頂くためには
「演劇ファン」ばかりでなく、様々な市民ニーズに対応す
るイベントの実施が不可欠。
「演劇工場まつり」では、ファッションショー、朗読劇、ゴ
スペル、劇団へそ家族公演、バザーなどに大勢の市民が参
加し、市民による市民のためのイベントとして定着してき
ている。
工場祭りに向けて、裁縫サークル、朗読サークル、ゴスペルサークル、劇団へそ家族などが
日常精力的な活動を続けているが、工房としては今後もこれらの活動に対して、空き時間の
貸し館使用料を無料にするなど、様々な形で便宜をはかって行きたいと考えている。また、
これまでは工房サークルの発表会という色彩が強かったが、今後はより幅広い市民に働きか
けて「まちのパフォーマー」を発掘し、より大勢のみなさんの表現の場としても活用して行きた
い。
④ 地域演劇文化の創造と発信事業の展開
富良野塾および富良野塾 OB の定期公演活動は「地域演劇文化
の創造と発信事業」の中核をなすものである。彼らの創作活動を物
心両面で支援し、「演劇のまちふらの」を表現して行きたい。
今後は観光ツアー・修学旅行などのスケジュールに組み入れること
により、よりロングランでの公演(1∼2ヶ月)が可能となるようエージ
ェントにも働きかけて行きたい。
また今後は富良野塾および富良野塾OBたちによる芝居作り・公演活動をわれわれ演劇工房がプロ
デュースし、演劇工場での公演のみならず、発表の場を全道エリアに拡げて行く活動も実現させた
い。
こうした活動の継続によって、様々なノウハウが蓄積されれば、われわれの活動はよりいっそう戦略
性に富んだものになっていくことであろう。
⑤ 創造活動支援事業の展開
今後力を入れて取り組むべき事業として「長期滞在型演劇
活動の支援」が上げられる。これは富良野に長期滞在し、演
劇工場を利用して演劇の創作活動を行う劇団を支援する事
業のこと。すでに「串田ワーキング」や「劇団 Fiction」などが
実施しているが、今後はこうした取り組みに意欲的な劇団を
積極的に誘致し、「ゲネプロ」や「メーキング」を一般市民に
公開していただくことなどを前提に、格安料金で利用してい
ただくなど富良野演劇工場ならではの貸し館の仕組みづくり
を行って行きたい。
⑥ ワークショップ・アウトリーチ活動などによる人育て事業の展開
「演劇ワークショップ」は演劇的手法を活用した「人育て」
事業である。
発声法・表現技術・シナリオ制作・シアターゲーム・コミ
ュニケーションゲームなどを通して、一般的な授業カリキ
ュラムではカバーするこのできない、
「生きる力(創造性や
表現力)
」を子供たちに身につけさせることができる。
これまでは試験段階として総花的に実施してきたきらいが
あるが、今後はある程度テーマと対象を絞って、より成果の上がる形に持っていきたい。
また、演劇のもつ教育的効果をアウトリーチ活動によって先生たちにも認識していただき、
「総合学習」の一環として授業カリキュラムに加えていただけるよう小中学校にも働きかけて行き
たい。
今後のターゲットとして「団塊の世代」を対象とする「演劇ワークショップ」にも大きな可能性を
感じている。
お年寄りや障害を持つ人々の元気作りに演劇的手法が有効であることは、ここ数年の実績からも明
らかである。「演劇リハビリテーション事業」は開発途上にあるが、全国に先駆けた取り組みとして今
後も継続して行きたい。
⑥「市民プロデューサー育成事業」の充実
運営資金の確保には、貸し館収入の安定化が不可欠である。
より多くの市民に積極的に工場を利用して頂くために「市民プロデューサー育成事業」をいっそう充
実させたい。
これは一般市民のみなさんが演劇工場を使って、実行委員会形式でさまざまなイベントを行おうとす
る意欲的な取り組みに対して、演劇工房がPR活動やイベント実施にあたってのノウハウの指導、貸
し館料の低減などの便宜をはかり、彼らの活動を側面的に支援するシステムである。
演劇工房が行う自主事業としての観劇事業・ワークショップ事業以外の事業は、できるだけ工房のメ
ンバーが中心的役割になることを避け、一般市民がリーダーとなるべく働きかけて行く。
「市民プロデューサー」を多数輩出することが、すなわち館の活性化につながるものと確信する。「市
民プロデューサー」の中から将来演劇工房を担う人材も育ってくるであろう。工房の役割はそうした意
欲的な人材や組織の後押しをすることである。
2006年∼2008年度事業計画
【まちの元気づくり事業】
・演劇鑑賞事業
富良野塾公演、富良野塾 OB 公演を自主事業の柱として今後も継続する。
演劇工場設立のきっかけとなった富良野塾の演劇は、世界に誇れる「地域文化」である。
「富良野で創り、富良野で演じる」「富良野発の演劇」として内外にアピールしていきたい。
また、全国的に定評のある良質な演劇もネットワークを活用して出来るだけ安価に提供して
行きたい。
・市民文化の創造と発信事業
お芝居に興味のないひとでも、身近な人物が舞台に登場するとなれば話は別であろう。
「ふらの演劇祭」では学生・市民劇団のみならず、子供ミュージカル・お年寄りオールスタ
ーズによるお芝居など、身近な人々に登場していただき、幅広い市民層に「出たい」
「見たい」
「お手伝いしたい」と思わせる仕掛けをする。
富良野塾OBが指導者となってアウトリーチ活動を行い、プロの立場から演劇文化の向上をはかる。
近い将来、地元以外の劇団を招聘し、互いに交流を図る場としても発展させたい。
「演劇工場まつり」では、市民劇団の公演、ファッションショー、朗読劇、ゴスペル、パフ
ォーマンスショーなど多彩な催し物を用意し、まちぐるみで演劇工場を盛り上げて行きたい。
・ 創造活動支援事業
富良野塾および富良野塾 OB や、富良野に長期間滞在し演劇工場で創造的演劇活動を行う団
体を支援する事業。
演劇工場を拠点として、あたらしい演劇のソフト作りに取り組んでいる富良野塾の創造活動
を、今後も物心両面で支援して行きたい。
また、富良野塾 OB は今後「演劇のまちづくり」を推進していく上で非常に重要な役割を担
う存在である。工房がプロデューサーとなり、彼らの演劇活動を様々な形で支援するととも
に、彼らの活動範囲を全道・全国に拡げて行きたいと考えている。
長期滞在型創造活動支援事業や道内劇団との交流事業では、プロの演劇人と地元演劇人・一
般市民との交流を積極的に行い、道内外にヒューマンネットワークを構築すると同時に、演
劇の楽しさや演劇作りのノウハウを学ぶべく活動して行きたい。
演劇鑑賞事業
事業名
富良野塾公演
事業概要
演劇工場のフランチャイズ劇団である「富良野
塾」の定期公演。今後はよりロングランで公演で
きるよう各方面に働きかけて行きたい。修学旅行
や観光ツアーの目玉イベントとしての可能性も追
求したい。
富良野塾OBユニ 富良野在住の富良野塾OBユニットの演劇活動
ット公演
には目を見張るものがある。富良野に演劇文化
が定着するかどうかは彼らの活躍いかんにかか
っているといっても過言ではない。今後は演劇工
房がプロデューサーとなって、より質の高い演劇
実施主体
富良野塾公演実行
委員会
ふらの演劇工房
舞台芸術鑑賞事業
創作活動が行えるよう支援していきたい。
内外のすぐれた舞台芸術を招聘し、出来るだけ ふらの演劇工房
安価な料金で提供する。可能であればワークショ
ップやアウトリーチの機会をつくり、市民との交流
の場作りも行って行きたい。富良野ならではのホ
スピタリティーを発揮し、役者さん、劇団のみなさ
んと親密な関係を築き、演劇工場のファンになっ
ていただくべく働きかける。
市民文化の創造と発信事業
事業名
ふらの演劇祭
演劇工場まつり
事業概要
小中高生や一般市民が演劇文化に親しむ機会
を提供する事業。生徒や一般市民の芝居作りを
支援し、創る楽しさ、表現する楽しさを体験しても
らう。富良野塾OBが指導者となってアウトリーチ
活動を行い、プロの立場から演劇文化の向上を
はかる。近い将来、地元以外の劇団を招聘し、互
いに交流を図る場としても発展させたい。
市民のみなさんに演劇工場により親しみを持って
もらうためのイベント。工房サークル(市民劇・朗
読・ゴスペル・裁縫)の年に一度の発表の場でも
ある。今後は、「まちのパフォーマー」発掘の場を
つくるなど、より多くの市民に足を運んで頂けるよ
う働きかけたい。
実施主体
ふらの演劇祭実行
委員会
演劇工場まつり実
行委員会
創造活動支援事業
事業名
プロデュース事業
事業概要
富良野塾および富良野塾OBユニットの芝居づく
りと公演活動をプロデュースする事業。演劇工房
が制作段階から創作活動に加わり、オリジナル
演劇をプロデュースする。完成した作品を全道エ
リアで公演できるよう働きかける。
長期滞在型創造活 富良野に長期滞在し、演劇工場で創作活動を行
動支援事業
う団体を支援する事業。宿泊・貸し館を低料金で
提供することにより、演劇工場の利用を促進す
る。代償としてゲネプロ、メーキングなどを無料公
開していただく。
道内劇団との交流 道内劇団を「ふらの演劇祭」に招聘し、地元劇団
事業
との交流を図る事業。互いに親交を深めつつ、道
内劇団とのネットワーク化を図る。
実施主体
ふらの演劇工房
ふらの演劇工房
ふらの演劇祭実行
委員会
【次代を担うひと育て事業】
演劇的手法を活用した「ひとづくり事業」として、「演劇ワークショップ」等を積極的に行い
たい。
「ふらの演劇祭」を核として、小中高生はもとより、一般市民、お年寄りに芝居をつくる楽
しさ、表現する楽しさを実感して頂ける機会を提供する。
指導者派遣事業は富良野塾OBたちの活躍の場。富良野塾で学んだ表現技術・精神哲学を地
域にひろめてゆく役割を担っていただく。
サークル活動を活性化することにより、次代を担う人材の育成をはかる。
各種ワークショップ 演劇ワークショップ、幼児向け演劇ワークショッ 舞 台 塾 ふ ら の ・ そ ら
事業
プ、演劇指導者ワークショップ、朗読ワークショ ち
ップ、和太鼓ワークショップなどさまざまな手法
を用い、表現力、創造性を養うとともに、次代を
担う指導者を育成する。
演 劇 リ ハ ビ リ テ ー 演劇的手法を用いた障害者、お年寄りのリハ ふらの演劇工房
ション事業
ビリテーション事業。
舞台塾ふらの・そら
アウトリーチ事業
演劇指導者派遣事業。
演劇指導者が学校に出向き、芝居づくりの楽し ち
さを伝えるとともに、子供たちの表現力・創造性
を育てる。
高校演劇ワークシ 全道の高校生を対象とするワークショップ事 ふらの演劇工房
ョップ
業。
全道の高校生が一同に会し、交流をはかる。
サークル活動活性 演劇工房内のサークル活動を活性化させるこ ふらの演劇工房
化事業
とによって、工場には演劇のみならず、さまざ
ま利用法があることを市民に知らしめ、より親
しみをもってもらうための事業。サークル活動
の中から、次代を担う人材も育っていくものと
確信する。
工場運営にあたっての考え方
【市民参加】
前述したように富良野演劇工場の存在意義は「まちの元気づくり」にある。
大勢の市民がこの劇場に愛着を感じ、ここを拠点としてまちに元気にしていくことが、劇場
運営の最大のテーマである。
「見る楽しさ」「創る楽しさ」「学ぶ楽しさ」「育てる楽しさ」「汗を流す楽しさ」「集う楽し
さ」など市民それぞれがそれぞれの立場と参加の仕方で、劇場を楽しんでもらえるよう、市
民の立場に立った運営を行っていきたい。
そのためには演劇工房がすべてを取り仕切るのではなく、テーマごとに市民参加(行政を含
む)の「実行委員会」を立ち上げ、まちぐるみで劇場を運営していくことが望ましい。
「市民
プロデューサー育成事業」はそのための「しかけ」でもある。
また、次代を担うひとづくりの観点から、幼少期から舞台芸術に触れ、文化に慣れ親しむ環
境を創ってあげることも重要なテーマである。
演劇工場の舞台に立ったという感動体験は、彼らが大人となった時、無形の財産として彼ら
の人生を豊かに彩ることになるであろう。演劇工場が彼らの「こころのふるさと」となるこ
とをめざして、大いに汗を流したいと思う。
【関係諸団体との連携】
劇場をまちぐるみで運営して行くためには、学校、文化団体、社会福祉団体、行政などとの連携が不
可欠である。これまでもさまざまな形で「協働」を行ってきたが、今後はなお一層連携を強固なものに
して行きたい。
また、今後は観光関連諸団体との連携も視野におくなど、これまでとは違った分野の団体との連携も
模索して行きたい。
【NPO としてのメリットを活かした運営】
ふらの演劇工房が NPO 法人であることのメリットは①行政組織ではできない自由で柔軟な運営が可
能②市民参加による低コストでの運営が可能③著名人、各種団体などの支援が得られる④各種助
成金が受けられる⑤NPO 認証第一号として全国的な注目度も高い、などである。
我々はこうした NPO 組織ならではのメリットを十分に活かし、今後も他の組織にはできない独創的な
運営を図って行きたいと考えている。
【会員およびボランティアの拡大】
言うまでもなく、日常演劇工場の運営を支えているのは理事・スタッフ・会員・ボランティアのみなさん
である。演劇工房は設立の段階から市民参加の劇場運営をうたい、市民文化の拠点としてまちぐる
みで運営を行ってきた。理事・スタッフ・会員・ボランティアの区別なく、イベントがある都度、駐車場
係、会場係、受付、もぎり、ケータリング、喫茶、売店係など大勢の市民がボランティアで参加、工場
の運営を支えてきたのである。市民参加の運営を継続していく上で、会員の増強とボランティアの拡
大は忘れてはならない重要テーマなのである。日常運営の忙しさの中でともすればごく親しい仲間
内ですべてが完結してしまいがちであるが、会員の増強とボランティアの拡大を戦略的・継続的に行
っていかなければ、われわれの活動は市民運動としてこれ以上の広がりをもたない。
劇場運営が安定期に入った今こそ、原点に返って「みんなで育てるみんなの劇場」の実現に汗を流
さなければならない。
富良野演劇工場活性化計画
【別添資料1】
富良野演劇工場活性化計画検討委員会
ふらの演劇工房
議事録
第1回 富良野演劇工場活性化計画検討委員会
日時・平成17年6月14日(火)19時00分
場所・富良野演劇工場 NPO室
出席者
及川健司(富良野文化協会・会長)
宮武一典(下金山小中学校・校長)
山崎夏江(みその幼稚園・主任)
陰川のり子(おやこ劇場・事務局)
ふらの演劇工房
西本伸顕理事長
森田武副理事長
広瀬寛人事務局長
篠田信子理事
横市英夫理事
1.開会
司会
広瀬
君
議長
西本
君
議事録作成者
広瀬
君
2.理事長挨拶
お疲れの所、お集まりいただき有り難うございます。ふらの演劇工房、富良野演劇工場
に対しましてご協力いただいておりますことに感謝申し上げます。開始当初心配されており
ました赤字を何とか回避して黒字経営をしておりますが、昨今の財政危機による余波で助成
金や委託金の減額、緊急雇用制度など時限立法の終了等、昨年比300万以上の収入減とな
ってます。ワークショップなどについては北海道舞台塾の予算を活用してましたが、富良野
市で2年、「ふらの・そらち」という枠組みで3年取り組んでおりますが本年最終年度です。
今後の可能性を探ってますが使い勝手の良い補助金・助成金を見つけることも難しい状況で
す。今後の富良野演劇工場の発展に寄与すべく地域創造という団体に助成金の申請を行って
ます。富良野演劇工場を活性化することにより地域の芸術文化の発展に貢献できるような取
組を目的としてます。地域創造からは本年2月に開催された「コーカサスの白墨の輪」にも
多額の支援を頂いております。マンネリ化や事業の運営に視野が狭くなっている我々に皆様
からの広い視野で今後の富良野演劇工場の在り方・考え方など意見を頂き更なる発展に繋げ
たいと思います。今年度調査費として100万円を上限に指定を頂いておりますが、向こう
3年間の事業計画や視察の報告書を8月中旬迄にまとめ提出をしなければならないタイトな
スケジュールです。短い時間に3∼4回の会議を持たなければなりません。ご協力お願いい
たします。
3.富良野演劇工場の取組を確認
別紙資料により取組・考え方・方向性・各種制度をおさらい。
4.富良野演劇工場・ふらの演劇工房に対する意見・所感
陰川さん シアターフェロー制度の存在を初めて知りました。館の予約に関しては一般に
1年前くらいから押さえますが、倉本先生のお芝居の時期等によっては借りられない場合が
あると聞いておりました。貸し館の優先順位・ルールなど再考して貰えると使い勝手が良く
なると思います。
及川さん 演劇工場の頑張りは充分理解しているが、まだ此処に足を運んでない人がいる
と思います。その人をどの様に引っ張ってくるかが課題。交通の便が悪いからという理由の
他に、演目、映画、ターゲットの見直しや小さな取組の団体などへの働きかけ等改善すべき
余地もあるのではないか。貸し館の活性化、楽しむことを原点に。
宮武さん 一生懸命取り組んでいることは理解できるが敷居の高さを感じる。地理的・公
演内容等、市民が気軽に足を運べるようにする。レベルを落とせとは言わないが、市民に理
解を得られるよう心掛けるべき。
「工場に来い」という姿勢から、アピールして振り向かせる、
お客様の注文を聞く姿勢。チケット売りで精一杯だが、新たな汗をかく必要がありそう。カ
ラオケ大会でも開催できるんだと感じて貰うような工夫。
山崎さん 個人としては演劇工場・演劇工房の取組を楽しんでおりましたが、運営の仕組
みや利用方法を知らずにおりました。運営や仕組みなど身近に感じることもないしイメージ
出来ない。まず知ること、こんな事出来るんだという発見。受け身から参加、そして提案へ
と結びつける。まだまだPR不足。幅広い仕掛けや身近な人の参加が工場に親近感を感じさ
せる。地域FMに知っている人が出ていると耳を傾けるように、演劇工場にも親近感がもて
るよう工夫が必要。工場の運営で手が回らないようであれば工場以外の人に手伝って貰う。
4名のご意見を受けての発言
・フランチャイズの割り当て期間を固定や限定する事は出来ないか?
・文化会館と演劇工場の性格・位置づけをどうするか?役割分担を考える
・演劇文化のレベルアップと敷居を低くする活動のバランス
・経営上も使用料の高低や使い勝手(申し込み・立地)が文化会館と比較される
・サークル活動や工房メンバーでない組織・団体・集まりへの応援 パートナーシップ
・シアターフェローの拡大解釈
・老人大学など広く網掛けを検討
・市民劇団の在り方 岩手県の劇団ユタのルール
・営業面から演劇文化をどう育てるか
・富良野演劇工場祭り (ファッションショー 3分間劇場 一人一芸の発表会)
・NPOとしての収入増の施策は
5.次回のテーマ
6.次回開催日
富良野の50年、100年後を見据えて演劇工場がどうあるべきか?
その為に今、何に取り組むべきか、富良野演劇工場はどう在るべき
かを中心に議論(今後10年)
平成17年6月29日(水)
富良野演劇工場NPO室
午後7時
第2回
富良野演劇工場活性化計画検討委員会
日時・平成17年6月29日(水)19時00分
場所・富良野演劇工場 NPO室
出席者
及川健司(富良野文化協会・会長)
宮武一典(下金山小中学校・校長)
山崎夏江(みその幼稚園・主任)
陰川のり子(おやこ劇場・事務局)
ふらの演劇工房
西本伸顕理事長
森田 武副理事長
広瀬寛人事務局長
篠田信子理事
横市英夫理事
1.開会
司会
広瀬
君
議長
西本
君
議事録作成者
広瀬
君
2.理事長挨拶
お疲れの所、お集まりいただき有り難うございます。第1回目には外の目から見た疑問
点・改正点などを指摘いただきました。これから先10年を見据えるに当たり5年間の
事業を一覧表で整理してみました。ふらの演劇工房としては平成9年から、富良野演劇
工場が出来たのが平成11年秋です。
3.富良野演劇工場の取組を確認 別紙A3用紙2枚の過去の取組整理表に基づき説明
別紙資料A4資料により富良野演劇工場活性化の方向性を考えるためのメモと「演劇の
まち富良野をめざして」資料にて方向性確認
4.富良野演劇工場・ふらの演劇工房の今後に対する意見・所感
50年後・100年後を見据えての今後の10年を考える
例として視察予定先のアシュランドの情報 シェークスピア演劇を中
心に年間 800ステージ 19,000人の街に年間40万人の来場
他府県の取組
島根県
能登の演劇学科創設など
及川氏
・北海道の演劇文化構想は?
・市民からの盛り上がりをアピールして文化庁や都道府県から如何に支援を貰うか考え
るべき
理事長から北海道文化財団磯田理事長の話し紹介 文化行政を一律に行うのでなく頑
張っているところに重点配分 成功例を作る
富良野・ニセコ
宮武氏
・工房の取組が市民に理解して貰えてない
・全速力で走りすぎてきた
・スローに基盤固めをする時期
・アシュランドの視察も大切だが宗教的・文化的に違いがあるので鵜呑みにしてはいけ
ない。日本人的なものを大切に生きていく為の豊かさを求めて
・別紙資料「富良野演劇工場活性化案」と「げんえき工場」への模索について説明・提
案 姉妹都市シュラートミンクの取組 人口4000人の炭坑後地 スキー
リゾート 冬場は街の9割が観光関連業種に
陰川氏
・個人的には演劇工場が出来てから身近に好きな演劇を富良野で見られ大変喜んでいる
・文化度が高まったかどうか判らないが人の価値観が多様化している
・人育てに重点化
・既存の団体との協働
・活性化とは何か?市民は何を求めているのか? 年齢層にもよって差が出る リサー
チ作業をどの様に取り組むか課題
山崎氏
・誘われないと行かない
・情報・知る機会が少ない(後から面白かった言われ何処で案内している?)
・観たいものであれば立地条件は関係ない
・支える側のネットワーク造り・ボランティアの新陳代謝や若手発掘
・ボランティア組織の活性化
・サークルメンバーの活用
フリートーク
・子供たちへの教育に重点
・道教委に働きかけ
・塾OBを市民に送り込む仕組み
・遠足や社会見学で市内小学生は必ず来て貰う
・多くの市民が参加する市民劇(函館野外劇や士別市民劇のような)
・文教サークルとの連携
・富良野演劇工場祭りの活用
・定期的に部外者からの意見を聞き取るよな仕組み
5.次回のテーマは
6.次回開催日
1・2回の論点整理して集約作業予定
平成17年7月19日(火)
午後7時
第3回 富良野演劇工場活性化計画検討委員会
日時・平成17年7月19日(火)19時00分
場所・富良野演劇工場 NPO室
出席者
及川健司(富良野文化協会・会長)
宮武一典(下金山小中学校・校長)
山崎夏江(みその幼稚園・主任)
陰川のり子(おやこ劇場・事務局)
ふらの演劇工房
西本伸顕理事長
広瀬寛人事務局長
横市英夫理事
1.開会
司会
広瀬
君
議長
西本
君
議事録作成者
広瀬
君
2.理事長挨拶
豪雨の中、お集まりいただき有り難うございます。第1・2回目に指摘いただきました
ご意見や提案をまとめてみました。過不足や修正点のご指摘と今後の方向性についてご
意見を頂ければと思います。どの様に具体化するかなど施策については我々が今後考え
ていかなければならないことと考えてますので具体策まで踏み込まなくて結構なので忌
憚のないご意見や発想を頂ければと思います。
3.これまでの活性化検討委員会まとめのレジュメに基づき説明
4.富良野演劇工場・ふらの演劇工房の今後に対する意見・所感
山崎氏
・具体策をどの様に作るのか?目的別に仕掛けを考え手掛ける。
EX
各種団体ごとに送迎して舞台裏を見せる仕組み・工場見学ツアー(学校・町内会・サーク
ル等々)
・時間帯ごとに参加できる層が違うので工夫する
・リハーサルを観るツアー
陰川氏
・おやこ劇場のスタッフが子供の成長と共に卒業して演劇工房側のボランティアスタッフになっ
ていたりする。工房・工場の育ったボランティアスタッフや理事者に何処の場所に移
動して貰い更にサポートしてもらうか?新陳代謝と役割分担の仕掛けを考えなければ
ならない
山崎氏
・理事者以外の連絡会議(スタッフやサークルメンバー等)で別の声を拾う工夫
・ボランティアの活性化も必要
横市氏
・富良野演劇工場の活性化とふらの演劇工房の活性化を整理して考える必要性有り
宮武氏
・運営のボランティアから市民を育成する
ボランティア活動する人(年齢別担当者)
・ボランティアコーディネーターの必要性
・ボランティアに達成感を感じて貰える仕組み
・専門的に声掛けする人を育てる
・今後、視察など勉強会の時に声掛けする間口を拡げる
ふらの演劇祭について
・中長期的見る。10年継続がないと効果が現れない
・小学校4・5・6年生の担当教員に向けてワークショップや指導者育成プログラム
・富良野市教育研究会に講師として行き種まき作業
・芸術祭的なフェスティバルも検討
演劇工場に集える仕組みや場所づくり
・団塊の世代が集える場所(森の時計・演劇工場版のようなたまり場)
・趣味や特技を生かして手伝える場
・喫茶や販売も手伝いながら、何時でも誰かがいる・逢える場所
【活性化検討委員会を開催して】
都合3回の委員会を開催し、4名の方から忌憚の無い意見を伺った。
4氏とも工房のこれまでの活動に対する評価はおおむね好意的であったが、
①館使用のルールがわかりにくい
②敷居が高いというイメージがある
③イベントの告知や事業内容など、全ての面でまだまだPR不足
④「待ちの姿勢」になっていないか(市民運動として原点に返るべき)
など、いくつか委員に共通する課題が浮かび上がった。
また、今後の方向性として、
①人育てに重点を
②幅広い年齢層をターゲットに(とりわけ子ども達と、団塊の世代)
③ボランティが働きやすい環境を
④中長期的視点にたった事業展開と、事業の継続
などが指摘された。
会議は都合3度開催したが、演劇工房の活動内容を理解していただくのにかなり時間を割く
結果となった。このことは逆言うと、われわれの活動がまだまだ市民に浸透していないこと
の表れである。
今後はこのような機会を定期的に設け、市民の声に耳を傾けながら運営していく必要がある
と考える。