Hotel Intelligence Report Market Insight 大阪 May 2011 Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 2 注記 本レポートは、東日本大震災以前の統計にもとづいて作成されており、東日本大震災及びその後の事象の影響については 言及されていませんので、予めご留意ください。 寄稿者 寺田 八十一 エグゼクティブ ヴァイス プレジデント [email protected] 仲田 亜希 リサーチ アシスタント [email protected] 用語解説 ADR RevPAR Average Daily Rate 平均客室単価 Revenue Per Available Room 1 日当たり販売可能客室数当たり宿泊売上 Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 3 マーケットの概要 日本国内の他のマーケットと同様に、大阪のホテルマー ケットにおいても 2010 年は宿泊需要の堅実な改善が見 られた。日本で第二位の商業都市であることから、日本 のマクロ景気の回復に伴って、宿泊需要も回復し、結果 として、マーケットのホテル稼働率も回復することとなった。 稼働率の改善が見られた一方で、2010 年の ADR につい ては、2009 年と同水準に止まった。日本の他のマーケッ トでも見られたが、高稼働を維持するために比較的保守 的な価格政策を採用するホテルが多かったと言える。 上記の価格競争については、引き続き新規供給が見ら れたことが一因と考えられる。ここ最近、資金調達環境が 厳しいにも拘わらず、2010 年において、数ホテルが新規 で開業しており、将来的にも、大阪においてはさらなる新 規開業が予定されている。 Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 4 ツーリズム及び宿泊マーケ ット概要 大阪は日本における第二位の商業都市であるとともに、 ショッピング、文化、飲食等の観光資源に恵まれているこ とから、多くのレジャー旅行者も受け入れている。また、 市内にはユニバーサルスタジオジャパン(USJ)が所在す る上、京都、奈良、神戸といった人気観光地からのアクセ スにも優れている。 グラフ 2 : 四半期別 大阪府延べ宿泊者数推移 6 5 延 べ 宿4 泊 者 数3 ( 宿泊者の属性別でみると、2010 年については、国内宿 泊者の構成比は全体の 84.0%、外国人宿泊者は 16.0%を 占め、対前年比でそれぞれ、22.6%、59.6%の増加となった。 2010 年の大阪府における外国人延べ宿泊者数は 3.1 百 万人で、日本においては、東京都に次いで 2 番目に多い 数値となっている。 大阪府延べ宿泊者数 (単位:百万人) 増減率 増減率 合計 増減率 出典: 観光庁 2008 13.6 1.0% 2.6 2.4% 16.2 1.2% 2009 13.7 0.8% 2.0 -23.3% 15.7 -3.0% 2010 16.8 22.6% 3.1 59.6% 20.0 27.2% 0 1-3月 4-6月 2008 7-9月 2009 10-12月 2010 出典:観光庁 グラフ 3 : 四半期別 大阪府延べ日本人宿泊者数推移 5 延 べ 4 日 本 人 宿 3 泊 者 数 2 百 万 人 1 ) 外国人 2007 13.5 2.5 16.0 - 1 ( 日本人 ) トレンド概要及び需要源 2010 年、大阪府における延べ宿泊者数(国内・国外から の宿泊者数を含む)は約 20 百万人に達し、2009 年から 約 20%増加した。 百 万2 人 0 1-3月 4-6月 2008 7-9月 2009 10-12月 2010 出典:観光庁 グラフ 1: 日本人/外国人別 大阪府延べ宿泊者数推移 グラフ 4 : 四半期別 大阪府延べ外国人宿泊者数推移 25 1.0 20 宿 泊 者 15 数 ( 延 べ 0.8 外 国 人 宿 0.6 泊 者 数 0.4 百 10 万 人 ( ) 5 百 万 人 0.2 ) 0 2007 2008 2009 2010 0.0 1-3月 日本人 出典:観光庁 外国人 4-6月 2008 出典:観光庁 7-9月 2009 2010 10-12月 Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 5 居住国別の延べ外国人宿泊者数をみると、東アジアの 4 カ国・地域(韓国、中国、台湾、香港)からの宿泊者数が 上位 4 位までを占めており、これら 4 カ国・地域の合計が 延べ外国人宿泊者数全体の 3 分の 2 を占めている。 日本の他都市と同様に、大阪に関しても 2010 年につい ては韓国からの宿泊者が最も多い結果となった。2009 年 については、韓国経済の停滞と韓国ウォンの下落により 韓国からの訪日者数が減少したが、2010 年は 138.6%増 と大きな改善が見られた。中国からの需要についても 83.3%増と大きな伸びを示した。 ロシア, 0.3% その他, 12.9% カナダ, 0.7% イギリス, 1.0% 宿泊施設タイプ別 大阪府延べ宿泊者数 (単位:百万人) 韓国, 23.3% 構成 - 8.5 52.7% 7.8 52.5% 10.8 54.2% - 6.2 38.3% 5.8 39.3% 6.5 32.6% - 0.9 5.4% 0.8 5.1% 1.3 6.7% 旅館 - 0.3 1.6% 0.2 1.3% 0.4 1.9% その他 - 0.3 2.0% 0.3 1.8% 0.9 4.5% 16.0 16.2 100% 14.8 100% 20.0 100% 比 2010 構成 2008 比 2009 構成 2007 ビジネス ホテル シティ ホテル リゾート ホテル グラフ 5: 2010 年居住国別 大阪府外国人宿泊者比率 インド, 0.4% 宿泊施設タイプ別でみると、2010 年については、延べ宿 泊者の 93.5%がホテルに滞在する一方、旅館での宿泊者 は少数に止まり、ビジネスホテル、シティホテル、リゾート ホテルはそれぞれ全体の 54.2%、32.6%、6.7%を占めた。 2010 年については、全ての宿泊施設タイプで前年に比し て需要が増加した。 比 マレーシア, 1.3% ドイツ, 1.4% フランス, 1.4% オーストラリア, 2.0% 総数 シンガポール, 2.2% タイ, 3.3% 増減率 アメリカ, 6.4% 1.2% -8.4% 34.8% 出典:観光庁 中国, 23.0% 香港, 7.7% グラフ 7 : 宿泊施設タイプ別 大阪府延べ宿泊者数 台湾, 10.7% 25 出典:観光庁 20 グラフ 6: 2010 年大阪府延べ外国人宿泊者数 居住国別上位 10 位 160% 1.0 宿 泊 者 15 数 ( 百 万 10 人 120% 増 100% 減 率 80% 60% % ( ) 40% 5 ( 0.4 百 万 人 ) 140% 外 0.8 国 人 宿 泊 0.6 者 数 0 2007 2008 2009 2010 0.2 ) 20% 2009 出典:観光庁 2010 他 そ の ン ス ア 増減率(%) フ ラ ル ス トラ リ ー オ タ イ シ ン ガ ポ ー カ メリ ア 香 港 台 湾 中 国 0% 韓 国 0.0 ビジネスホテル 出典:観光庁 シティホテル リゾートホテル 旅館 その他 詳細無し Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 6 ホテルマーケット概要 大阪のホテル客室供給については、堅実な増加が見ら れる。既存ホテルの運営パフォーマンスについては、宿 泊需要の増加に伴い、稼働率は改善したが、ADR につ いては、2009 年と同水準に止まった。 グラフ 8 : 大阪府ホテル・旅館施設数推移 (各年 3 月末時点) 1,400 1,200 1,000 施 設 数 ( 軒 800 600 ) 既存ホテル供給 厚生労働省の統計によると、2010 年 3 月末時点におけ る大阪府全体のホテル数は 357 軒、ホテル客室数は 51,993 室となり、前年 3 月末時点に比べ、ホテル数は 6 軒増(1.7%増)、客室数は 851 室増(1.7%増)となった。 400 200 - 2010 年末において、大阪市には 13 軒のラグジュアリー 及びアップスケールホテルが所在し、客室数では 6,067 室となった。大阪市内においては、1996 年以来、ラグジ ュアリー及びアップスケールホテルの新規参入はみられ なかったが、2010 年の間に、下記の 2 ホテルが新規に 市場に参入することとなった。 • 「アルモニーアンブラッセ大阪」(38 室)が、2010 年 4 月、 大阪梅田に所在する複合用途ビル内に開業した。 2000 2001 2002 2003 2004 2005 ホテル数 2006 2007 2008 2009 2010 旅館数 出典: 厚生労働省 グラフ 9 : 大阪府 ホテル・旅館客室数推移 (各年 3 月末時点) 60,000 50,000 • 日本初の「セントレジス」ブランドホテルとなる、「セント レジスホテル大阪」が、2010 年 10 月、大阪本町に所 在する複合用途ビル内に開業した。セントレジスは、長 期の賃貸借契約により、当該ビルの上層階に入居して いる。セントレジスは、160 室を有し、大阪マーケットに おいて最高級ホテルである「リッツカールトン大阪」と並 んで、大阪のラグジュアリーホテル・セグメントを形成す ることとなった。 40,000 客 室 30,000 数 20,000 10,000 2000 2001 2002 2003 2004 2005 ホテル客室数 出典: 厚生労働省 2006 2007 旅館客室数 2008 2009 2010 Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 7 • インターコンチネンタルホテルが、2013 年に大阪駅北 ヤード再開発エリア内において開業の予定である。当 該新規開業予定ホテルは約 200 室のホテル客室と 50 戸の長期滞在者用住戸を有する予定で、2010 年 3 月 に着工済である。 • 近畿日本鉄道は大阪阿部野橋ターミナルビルを建替え、 2014 年の竣工を目指して超高層ビルを建設する予定 で、当該再開発ビルの上層階に外資系高級ホテルの 誘致が計画されている。なお、本再開発事業について も、2010 年 1 月に着工済である。 • 燦キャピタルマネージメントは、大阪市に隣接する吹田 市のエキスポランド跡地にパラマウントピクチャーズの テーマパークを開発し、そのパーク内に 5 ツ星ホテルを 建設する予定と公表している。本開発計画の詳細につ いては、未だ公表されていない。 • 一方で、ADR については、各ホテルが高稼働維持の施 策を採ったため、下落が見られた。 • 上記の結果、2010 年の RevPAR は 2009 年と同水準 に止まった。 • 2011 年の年初 2 ヶ月(1 月及び 2 月)については、客 室稼働率、ADR ともに前年同期と比較すると下落が見 られた。 グラフ 10: 大阪市ラグジュアリー/アップスケールホテルパフォーマンス 18,000 90% 16,000 80% 14,000 70% 12,000 6,000 60% 稼 働 50% 率 40% % 30% 4,000 20% 2,000 10% 10,000 8,000 ) • 「リーガロイヤルホテル」は将来 8~10 年の間に、既存 ホテルの建替えを検討していると公表している。 • 平均稼働率は 2009 年実績と比較して改善が見られた。 ( • 京阪電鉄は、中之島エリアに所在する自社保有地にお いて再開発を行い、その一角に外資系高級ホテルを誘 致する計画を公表している。 ラグジュアリー及びアップスケールホテルマーケット 以下は、STR Global のデータを基にした、大阪市所在の ラグジュアリーホテル及びアップスケールホテル、計 10 ホテル、4,987 室(2010 年 2 月末現在)の運営パフォーマ ンスの概要である。 ADR/RevPAR (円) 新規ホテル供給 2011 年については、大阪においてラグジュアリー及びア ップスケールホテルの新規開業は予定されていないが、 将来的には、以下の新規開業予定が公表されている。 0 0% 2006 2007 ADR 2008 2009 2010 RevPAR YTD Feb YTD Feb 2010 2011 稼働率(% ) 出典: STR Global / ジョーンズ ラング ラサール ホテルズ Hotel Intelligence Report • Market Insight Osaka • April 2011 • 8 免責事項 本レポートは、本レポートの受領者宛に対外秘で作成されており、ジョーンズ ラング ラサール ホテルズからの書面による 事前承諾なく、本レポートの全部若しくは一部を、資料、報告書、閲覧物、その他媒体を問わず、第三者に公表することを禁 じる。 本レポートに記載される将来予測については、確実性を伴うものではなく、不確実な見込みに過ぎない。また、将来予測は 多数の変動要因についての想定に基づくものであり、その変動要因は状況に応じて変化するとともに、最終的な将来予測 結果に多大な影響をもたらす可能性もある旨、留意いただきたい。ジョーンズ ラング ラサール ホテルズは本レポートに伴 って公表される資料の内容について何ら表明・保証を行うものではなく、また、本レポートは投資家及びその他の第三者に 対して取引の勧誘・奨励を目的として作成されたものでもない。 本レポートはあくまで一般的な参考資料として作成されており、助言を目的として作成されたものではない。本レポートの利 用者は、本レポートの内容に依拠することなく、記載されている情報につき自ら確認・検証すべきである。なお、本レポート 中の情報については、信頼性の高いと思われる情報源から引用しているが、ジョーンズ ラング ラサール ホテルズは、これ ら情報の正確性について独自に検証を行なったわけではない。 本レポートは誠実かつ細心の注意を以って作成されているが、本レポートの全部若しくは一部に関して、その正確性、通用 期間、完全性、適用性につき何ら表明・保証するものではない。ジョーンズ ラング ラサール ホテルズ、及びその取締役、従 業員、外注業者、並びに代理人は、本レポートに依拠したことに起因して直接的・間接的に生じた、損失、支払い義務、損 害、支出につき、(法令で許容される限度において)その責任を負うものではない。また、左記の記載に拘わらず、損害が是 認された場合においても、当該損害金額は、1,000 米ドルを超過しないものとする。 Jones Lang LaSalle Hotels’ Dedicated Offices Atlanta 3344 Peachtree Road, Suite 1200 Atlanta, GA 30326 United States tel: +1 404 995 2100 fax: +1 404 995 2109 Denver 1225 Seventeenth Street, Suite 1900 Denver, CO 80202 United States tel: +1 303 260 6500 fax: +1 303 260 6501 Madrid Paseo de la Castellana, 51 Planta 5, 28046 Madrid Spain tel: +34 91 789 1100 fax: +34 91 789 1200 Paris 40-42, rue La Boétie 75008 Paris France tel: +33 1 4055 1718 fax: +33 1 4055 1868 Auckland PricewaterhouseCoopers Tower Level 16, 188 Quay Street, Auckland New Zealand tel: +64 9 366 1666 fax: +64 9 358 5088 Dubai Burj Dubai Business Square Hub Building 1 Office 403, Sheikh Zayed Road PO Box 214029 Dubai, UAE tel +971 4 426 6999 fax +971 4 365 3260 Manchester Chancery Place, 50 Brown Street Manchester M2 2JT tel: +44 161 828 6440 fax: +44 161 828 6490 Perth Level 29, Central Park 152 - 158 St Georges Terrace Perth Western Australia 6000 tel: +61 8 9322 5111 fax: +61 8 9481 0107 Bangkok 19/F Sathorn City Tower 175 South Sathorn Road Tungmahamek, Sathorn Bangkok 10120 Thailand tel: +66 2 624 6400 fax: +66 2 679 6519 Barcelona Passeig de Gracia 11 4a Planta, Esc. A 08007 Barcelona Spain tel: +34 93 318 5353 fax: +34 93 301 2999 Beijing China World Trade Centre 4/F West Wing Office 1 Jianguomenwai Avenue Beijing 100004 China (PRC) tel: +86 10 5922 1300 fax: +86 10 6505 0298 Birmingham No.1 Colmore Square Birmingham B4 6AJ Tel: +44 121 643 6440 Fax: +44 121 634 6510 Brisbane Level 33, Central Plaza One 345 Queen Street Brisbane QLD 4000 Australia tel: +61 7 3231 1400 fax: +61 7 3231 1411 Chicago 200 E Randolph Drive Chicago IL 60601 United States tel: +1 312 782 5800 fax: +1 312 782 4339 Dallas 8343 Douglas Avenue, Suite 100 Dallas TX 75225 United States tel: +1 214 438 6100 fax: +1 214 438 6101 Frankfurt Wilhelm-Leuschner-Strasse 78 60329 Frankfurt Germany tel: +49 69 2003 0 fax: +49 69 2003 1040 Glasgow 150 St Vincent Street Glasgow G2 5ND United Kingdom tel: +44 141 248 6040 fax: +44 141 221 9032 Istanbul Yeşim sok. No:2 Akatlar - Levent Istanbul 34335 Turkey tel: +90 212 350 0800 fax: +90 212 350 0806 Jakarta Jakarta Stock Exchange Building Tower 1, 28th Floor, Sudirman Central, Business District Jl. Jend Sudirman Kav 52-53 Jakarta 12190, Indonesia tel: +62 21 515 5665 fax: +62 21 515 5666 Leeds St Paul’s House,Park Square Leeds LS1 2ND United Kingdom Tel: +44 113 244 6440 Fax: +44 113 245 4664 London 22 Hanover Square London W1A 2BN United Kingdom tel: +44 20 7493 6040 fax: +44 20 7399 5694 Los Angeles 515 South Flower Street, Suite 1300 Los Angeles, CA 90071 United States tel: +1 213 239 6000 fax: +1 213 239 6100 Melbourne Level 21, Bourke Place 600 Bourke Street, Melbourne VIC 3000 Australia tel: +61 3 9672 6666 fax: +61 3 9600 1715 Mexico City Monte Pelvoux 111, Piso 5 Lomas de Chapultepec México, DF 11000 tel: +52 55 5980 8091 fax: +52 55 5202 4377 Miami 2333 Ponce de Leon Blvd, Suite 1000 Coral Gables, Florida 33134 United States tel: +1 305 529 6345 fax: +1 305 529 6398 Milan Via Agnello 8 20121 Milan Italy tel: +39 02 8586 8672 fax +39 02 8586 8670 Moscow Kosmodamianskaya Nab. 52/3 Moscow 115054 Russia tel: +7 495 737 8000 fax: +7 495 737 8011 Munich HighLight Munich Business Towers Mies-van-der-Rohe-Strasse 6 80807 Munich Germany tel: +49 89 2900 8882 fax: +49 89 2900 8888 New Delhi Level 9 Tower A, Global Business Park, Mehrauli Gurgaon Road, Sector 26, Gurgaon 122002 Haryana, India tel: +91 124 4605000 fax: +91 124 4605001 New York 601 Lexington Avenue, 33rd Floor New York NY 10022 United States tel: +1 212 812 5700 fax: + 1 212 421 5640 Rome Via Bissolati 20 00187 Rome Italy tel: +39 06 4200 6710 fax: +39 06 4200 6720 São Paulo Rua Joaquim Floriano, 72 – cj. 97 04534-000 São Paulo, SP tel: +55 11 3043 6900 fax: +55 11 3043 6999 San Francisco One Front Street, Suite 300 San Francisco, CA 94111 United States tel: +1 415 395 4900 fax: +1 415 955 1150 Shanghai 25/F Tower 2 Plaza 66 1366 Nanjing Road (West) Jing An District Shanghai 200040 China (PRC) tel: +86 21 6393 3333 fax: +86 21 6288 2246 Singapore 9 Raffles Place, #38-01 Repulic Plaza Singapore 048619 tel: +65 6536 0606 fax: +65 6533 2107 Sydney Level 18, 400 George Street Sydney NSW 2000 Australia tel: +61 2 9220 8777 fax: +61 2 9220 8765 Tokyo 3rd Floor, Prudential Tower 2-13-10 Nagatacho, Chiyoda-ku Tokyo 100-0014 Japan tel: +81 3 5501 9240 fax: +81 3 5501 9211 Washington D.C. 1801 K Street NW , Suite 1000 Washington, DC 20006 United States tel: +1 202 719 5000 fax: +1 202 719 5001 www.joneslanglasallehotels.com COPYRIGHT © JONES LANG LASALLE IP, INC. 2011. All rights reserved. No part of this publication may be reproduced or transmitted in any form or by any means without prior written consent of Jones Lang LaSalle. It is based on material that we believe to be reliable. Whilst every effort has been made to ensure its accuracy, we cannot offer any warranty that it contains no factual errors. We would like to be told of any such errors in order to correct them.
© Copyright 2024 Paperzz