企業緑地講習会のご案内 ルート1の企業緑地に学ぶ ~小さな緑をつないでつくる生物多様性~ 横浜市域の緑地は、一時期に比べその速度は小さくなったとはいえ、減少が続いています。 一方で、企業が持つ緑地は、それぞれの規模が比較的大きいことから、質の向上を図ること で、生きものを呼び戻すことや地域環境全体の改善につながっていることがわかってきました。 さらに、企業緑地が、業績や社員の労働意欲の向上に役立っている事例が多く見られています。 生きものにとって良い緑地は、人間にとってもここち良い緑地につながるのではないでしょ うか。 当フォーラムでは、企業緑地の質の改善事例を紹介しながら、企業緑地の価値や役割につい て、参加者とともに考えていきたいと思います。 対 象:企業の経営者、環境保全担当者、市民で企業緑地に関心がある方 (大企業の方も中小企業の方も是非ご参加ください。関心がある市民活動の方も歓迎です。) 日 時:平成 26 年 12 月 10 日(水) 18:00~20:00 場 所:鶴見公会堂 1・2号会議室 (JR 鶴見駅西口徒歩 1 分、フーガ1,6 階) プログラム ・なぜ生物多様性なのか?なぜトンボなのか? …田口正男(トンボはドコまで飛ぶかフォーラム・農学博士) ・企業緑地の価値や機能、役割~トンボはドコまで飛ぶかフォーラム本調査結果から読み取れる事象として~ …島村雅英(トンボはドコまで飛ぶかフォーラム・よこはま里山研究所) ・国道 1 号線沿線における企業敷地の緑化事例に学ぶ緑化のメリット …高田房枝(鶴見「みどりのルート1」をつくる会代表・株式会社グリーンフィールド代表取締役) ※「みどりのルート1」については裏面をご覧ください。 ・企業が緑地を増やすために活用できる横浜市の施策 …横浜市環境創造局みどりアップ推進課 参加費:無 料 定 員:80名(先着順) □申込み先:参加企業名・参加者人数を明記の上、12 月 8 日(月)までに下記へお申し込み下さい。 トンボはドコまで飛ぶかフォーラム 企業緑地講習会担当 FAX 045-534-7597 メールアドレス [email protected] ・主催:トンボはドコまで飛ぶかフォーラム ・共催:鶴見「みどりのルート1」をつくる会 ・後援:横浜市環境創造局,横浜商工会議所 ◆「みどりのルート1」について◆ 鶴見「みどりのルート1」をつくる会は、横浜市と協働 して、「横浜みどりアップ計画・地域のまちづくり」による 助成金を活用した地域の緑化を進めています。 北寺尾交差点付近は昭和の初めまでは里山でした。 その里山をきりくずして国道ができました。にぎやかな 街になりましたが、みどりはなくなってしまいました。そ こで沿道の商業施設、学校、地域の住民がそれぞれ の敷地を緑化してみんなで「みどりのルート1」をつくっ ています。トンボやチョウや鳥がとんでくる沿道の里山 となることを目指しています。 イラスト:飯塚 要 ◆京浜臨海部の企業緑地での活動の様子◆ 子どもたちによるトンボとり大作戦 (キリン横浜ビアビレッジ) 社員による水辺ビオトープの管理作業((株)JVC ケンウッド) 自然再生と生物多様性への社会貢献は企業の活性化運動であり人間再生でもある 進士 五十八(東京農業大学名誉教授・前学長、農学博士) (前略) 奇しくも私は政府の自然再生専門家会議の委員長、里地里山保全・活用検討会議座長、また経団連「いき ものにぎわい企業活動コンテスト」の審査委員長をやらせてもらっている。いずれも生物多様性と自然再生の ための政策と運動のサポーターのつもりでお手伝いしている。その過程でたくさんの活動を拝見し、たくさん の関係者のお話をうかがった。そのとき確信したのは、自然再生と生物多様性への社会貢献は、同時に企業 の多様な人材と組織連帯活性化運動でもあり、じつは人間再生でもあるということであった。 企業経営にあたられる方々は、自然再生に貢献することで社員の能力を広げ、社員を元気にすることにつ ながるということを是非とも考えて欲しい。 ※『トンボでつなぐ京浜の森―10 年の記録』トンボはドコまで飛ぶかフォーラム発行(2013)より抜粋
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