クルークFXデイリーレポート

クルークFXデイリーレポート
更新:06/04(毎日お昼頃更新)
これからのイベント
4日
16:30 トリシェECB総裁 講演
17:00 ユーロ圏非製造業PMI・確報値(5月)
ドイツ非製造業PMI・確報値(5月)
17:30 英CIPS非製造業PMI(5月)
18:00 ユーロ圏小売売上高(4月)
OECD 6月経済見通し
20:00 米MBA住宅ローン申請指数(5月31日の週)
21:15 米ADP雇用者数(5月)
23:00 米ISM非製造業景況指数(5月)
OECDフォーラム2008(最終日、パリ)
英中銀金融政策委員会(5日まで)
5日
3:45 バーナンキFRB議長 講演「経済の挑戦:1975年と現在」(ハーバード大学)
6:00 NZ中銀政策金利 ブラジル中銀理事会(政策金利発表は5日6:00頃)
本日の注目イベント
21:15 ADP雇用者数(5月)
予想 -3.0万人 前回 1.0万人(前月比)
250
(千人)
ADP雇用者数
後方6ヶ月移動平均
シカゴPMIやNY連銀指数を構成する
雇用指数は4月から5月にかけて改善。
200
150
100
50
0
-50
06.08
06.11
07.02
07.05
(注)5月のADP雇用者数は市場予想値。
(出所)ADP、Bloomberg
07.08
07.11
08.02
08.05
概要
米国の給与計算アウトソーシング会社ADP
(Automatic Data Processing:オートマティック・データ・プロセッシング社)が発表する指標。
米労働省が発表する雇用統計の2日前に発表されることから、
非農業部門雇用者数増減(NFP)を示唆するものとして市場関係者の注目を集めている。
ADP雇用者数は調査対象が民間部門に限定されている一方、
米労働省の雇用統計は政府部門も含めて調査されている。
このため、米雇用統計の先行指標として注目されているものの、
両方の結果が乖離することも多い。
見通し
市場は、雇用者数が前回(4月)から一転して
マイナスの結果となると見通している。
4月の雇用統計の非農業部門雇用者数は、
予想に反して2.0万人減と、マイナス幅が小幅に留まった。
また、シカゴPMIやNY連銀指数、フィラデルフィア連銀指数を構成する
雇用指数は4月から5月にかけて改善している。
大幅利下げや還付税の効果もわずかに感じられるため、
市場予想ほど悪化しない可能性がありそうだ。
ターゲット通貨
ドル円
シナリオ.1
前月比-1.0万人程度の減少(確率40%)
シカゴPMIなどを構成する雇用指数は改善しており、
市場予想よりも小幅な減少にとどまりそうだ。
ドル円は50銭程度ドル買い・円売りが進むと見込む。
シナリオ.2
前月比プラス(確率30%)
市場予想から乖離することが多い経済指標だけに
前月比プラスとなるシナリオも想定する。
この場合、ドル円は70銭程度ドル買い・円売りが進むと見込む。
シナリオ.3
前月比-3.0万人程度の減少(市場予想並み)(確率20%)
雇用環境は悪化傾向で市場予想並みに減少する可能性がある。
この場合、ドル円の反応は限定的だろう。
シナリオ.4
前月比-5.0万人程度の減少(確率10%)
雇用環境が悪化する中、
前回予想外に増加した反動が出る可能性がある。
ドル円は50銭程度ドル売り・円買いが進むと見込む。
テクニカルポイント(6月4日11:39現在)
108.61 200日移動平均
105.80 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)
105.60 エンベロープ1%上限(10日間)
105.15 現値
104.55 10日移動平均
104.47 一目均衡表・転換線
104.30 21日移動平均
104.22 一目均衡表・基準線
104.08 100日移動平均
103.50 エンベロープ1%下限(10日間)
102.79 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間)
102.64 一目均衡表・雲(上限)
102.08 一目均衡表・雲(下限)
ドル円
107
(%)
(円)
2.40
ドル円:左目盛
105
2.33
103
2.26
101
2.19
99
2.12
97
2.05
利回り格差(米10年債-日10年債):右目盛
95
08.03.13
1.98
08.03.27
(出所)Bloomberg
08.04.10
08.04.24
08.05.08
08.05.22
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