よくあるご質問と回答 Arcserve Unified Data Protection v5

よくあるご質問と回答
Arcserve Unified Data Protection v5
全般
Q. Arcserve Unified Data Protection(以下 Arcserve UDP と表記)とはどのようなソフトウェアですか?
好評いただいているイメージバックアップソリューション Arcserve D2D をベースに更に機能を拡張し、Arcserve
Backup と Arcserve Replication & High Availability を統合した次世代の統合型バックアップ/ リカバリ ソリューショ
ンです。
サーバ単体での保護はもちろん、複数サーバの包括的な保護ができます。重複排除機能や仮想環境も物理環境も同時に保
護できる集中管理機能を提供しています。
さらに、確実にデータとアプリケーションを 利用できる状態に保つ遠隔地の仮想スタンバイ機能などあらゆるバックアッ
プ/ リカバリのニーズに対応できる豊富な機能を標準搭載しているソフトウェアです。IT の専門知識がなくても簡単に使
いこなせ、手ごろな価格で迅速にバックアップ運用を開始できることが大きな特長です。
Q. どのようなユーザが対象ですか?
特定ユーザや業種に限定される製品ではありません。小規模から大規模環境まで幅広く対応できます。 IT の専門知識を
持たないユーザや、投資を最小限に抑えつつ簡単かつ必要充分なシステム保護を実現したいユーザ、または大量の仮想サ
ーバや膨大な量のデータのバックアップ管理が必要なユーザにも最適な製品です。
Q. Arcserve UDP にはどのような機能が提供されていますか?
Arcserve UDP はこれまで販売していた Arcserve D2D および Arcserve Central Applications と同等の機能を提供しま
す。また上記製品機能に加え、バックアップデータの重複排除機能、柔軟なバックアップスケジュール設定、バックアッ
プデータの遠隔転送、リモート仮想スタンバイ、テープへのバックアップなどが提供されます。
Arcserve UDP Premium では Arcserve Backup、Premium Plus エディションでは、Arcserve Backup および
Arcserve Replication & High Availability をご利用いただけます。詳しくは製品概要および製品カタログ、製品紹介 Web
サイトをご覧ください。
Q. Arcserve D2D for Windows/Linux は今後販売されなくなりますか?
Arcserve D2D for Windows/Linux の販売は r16.5 をもって終了しました。Arcserve D2D のすべての機能は Arcserve
UDP に組み込まれ、機能拡張されています。
Q. Arcserve Central Applications は今後販売されなくなりますか?
Arcserve Central Applications の販売は r16.5 をもって終了しました。 Arcserve Central Applications のすべての製
品は Arcserve UDP に組み込まれ、機能拡張されています。
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ライセンスについて
Q. Premium / Premium Plus Edition は物理(非仮想化)サーバに適用することはできますか?
はい。物理サーバのシステム・データ保護にもご利用いただけます。
Q. Premium / Premium Plus Edition のライセンス対象である CPU ソケット数は対象サーバで現在利用している
CPU ソケット数ですか?それとも最大搭載可能 CPU ソケット数ですか?
現在利用されている CPU ソケット数がライセンス対象になります。
Q. Premium /Premium Plus Edition に含まれる Arcserve Backup でサポートされる環境や機能はなんですか?
日本でサポートされている動作要件を前提に、オプション、エージェントの機能がサポートされています。詳しくは
Arcserve Backup の動作要件をご参照ください。
Q. Premium Edition に含まれる Arcserve Replication でサポートされる環境や機能はなんですか?
Premium Edition に含まれる Arcserve Replication の機能はファイルサーバシナリオに限定されます。データベースや
アプリケーションの複製や Arcserve High Availability のスイッチオーバー機能などを利用する場合には Premium Plus
Edition をご利用ください。
Q. Premium Plus Edition に含まれる Arcserve Replication/High Availability でサポートされる環境や機能は
なんですか?
日本でサポートされている動作要件を前提に、全ての機能がサポートされています。詳しくは Arcserve Replication の動
作要件をご参照ください。
Q. バックアップ対象が仮想マシンの場合のライセンスはどのようにされますか?
仮想環境をバックアップする場合には仮想ホストが利用している CPU ソケット数がライセンス課金対象です。なお、
Microsoft Hyper-V の管理 OS(ホスト OS)をバックアップする場合も CPU ソケット数でライセンスを購入する必要が
あります。
Q. バックアップ対象の容量でライセンスを購入することはできますか?
はい。バックアップ対象の合計容量でライセンスを購入する方法が提供されています。物理・仮想環境に関わらず利用す
ることができます。
Q. 異なるハードウェアにベアメタル復旧するために追加オプションの購入は必要ですか?
いいえ、必要ありません。すべての Edition で標準機能として使用できます。
Q. 異なるハードウェアにベアメタル復旧する場合、バックアップを行っていたサーバと、復旧先となる異なるサーバの
双方にライセンスが必要ですか?
Copyright © 2014 Arcserve, LLC. All rights reserved.
いいえ。ベアメタル復旧を行うために、復旧先サーバのライセンスは不要です。
ただし、復旧したサーバと、以前のサーバの 2 台ともバックアップ運用を行うためには双方にライセンスが必要です。
Q. 仮想マシンのエージェントレスバックアップはできますか? 追加オプションなどを購入する必要はありますか?
追加オプション等を購入することなく、すべての Edition で VMware vSphere および Microsoft Hyper-V の仮想マシン
をエージェントレスでバックアップすることができます。ゲスト OS が Windows OS の場合にはファイル単位のリスト
アもサポートされます。
Q. クラウド上の仮想サーバをソケット課金型でライセンス購入する場合、1 仮想サーバにつき何ライセンスが必要で
しょうか?
クラウド上の仮想サーバの場合、仮想ソケット数や仮想コア数に関わらず、常に 1 ソケット分のライセンスが必要です。
動作要件およびサポート構成について
Q. どのプラットフォームで動作しますか?
Windows および Linux OS を対象とし、物理/ 仮想環境の Windows Server 2003、Windows Server 2008/2008 R2
および Windows Server 2012/2012 R2 などをサポートします。
詳細情報は次の Web サイトに掲載しています。
https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/202269169-Software-Compatibility
Q. Advanced Edition でオンライン バックアップができるアプリケーションは何ですか?
現リリースでは Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、Oracle DB (Update 2 が必要)です。
サポート対象となる Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、Oracle DB のバージョン等は Arcserve UDP
の動作要件をご参照ください。
Q. Advanced Edition のオンライン バックアップに対応しないアプリケーションのバックアップはどうすれば良いで
すか?
実行前後の処理でスクリプトを実行し、オフライン状態でバックアップを実行してください。Arcserve UDP はファイル
としての保護までを行います。アプリケーションが仮想マシン上で動作している場合であっても、仮想マシン内に配置し
た処理スクリプトをバックアップ前後に実行することが可能です。
Q. Microsoft Active Directory のドメインコントローラをサポートしますか?
はい。権限のない復元に加え、Update 2 より権限のある復元もサポートします。Active Directory のオブジェクト単位
のリストアにも対応しました。
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Q. Microsoft Hyper-V の管理 OS(ホスト)に Arcserve UDP エージェントをインストールし単独で利用する場合、
仮想マシンのオンライン バックアップはできますか?
はい。Advanced Edition を利用することで Microsoft Hyper-V の仮想マシンのオンライン バックアップおよび管理 OS
を含めたシステム全体の復旧ができます。なお、仮想マシン内のファイルをリストアする必要がある場合は、Arcserve UDP
管理コンソールおよびバックアップ プロキシを構築し、エージェントレス バックアップを行ってください。エージェン
トレス バックアップは Standard Edition でも利用することができます。
Q. クラスタ構成をサポートしますか?
Hyper-V CSV、Microsoft SQL AlwaysOn Availability Group (AAG)、MSFC/MSCS ファイルサーバのクラスタ共有ボリ
ュームをサポートします。その他のクラスタ構成をバックアップする場合には Premium Edition に含まれる Arcserve
Backup をご利用ください。
Q. Hyper-V レプリカ をサポートしますか?
はい、スタンドアロン構成のゲストとホストのバックアップをサポートします。ゲストはプライマリ仮想マシン(複製元)
からバックアップを実行してください。フェールオーバークラスタリング構成のゲストをバックアップする場合は
Arcserve Backup をご利用ください。
Q. 対象のサーバをバックアップする際に、別サーバをバックアップサーバとして構築する必要はありますか?
いいえ。Arcserve UDP を対象のサーバに導入しバックアップ、リストアができます。Arcserve UDP のエージェントの
みを導入することでも基本的なバックアップおよびリストアができます。より高度な機能(例:重複排除など)を利用す
る場合には Arcserve UDP の管理コンソールと復旧ポイントサーバを導入してください。
Linux 環境の場合、UDP Agent for Linux を導入したサーバが最低 1 台必要となります。他の Linux サーバには UDP
Agent を個別に導入する必要はありません。
Q. Arcserve D2D からのアップグレードはできますか?また、設定は引き継がれますか?
はい。ジョブ等の基本設定も含め引き継がれます。
Q. バックアッププロキシとはなんですか?
仮想ホストから仮想マシンの情報を受け取り、バックアップおよびリストアの処理を行う、Arcserve UDP エージェント
を導入した物理または仮想サーバのことをいいます。
Q. バックアップできるボリュームサイズに制限はありますか?
いいえ。ファイルシステムとして持てる最大サイズ内であれば、UDP としての制限はありません。
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Q. UDP Standard Edition と Advanced Edition による Hyper-V 仮想ホストのバックアップの違いはなんですか?
二つの Edition の特長と違いは以下のとおりです。
・Standard Edition
仮想マシンをエージェントレスでバックアップ、Hyper-V ホストはエージェントを使用してそれぞれ別々にバック
アップします。バックアップの設定は UDP コンソールを利用します。
・Advanced Edition
Hyper-V ホストに導入したエージェントを使用して Hyper-V ホストと仮想マシンを丸ごと一括でバックアップし
ます。
バックアップの設定は UDP コンソール、または UDP エージェントの GUI から行います。
この場合、仮想マシン単位の復旧はできますが、仮想マシン内のファイル単位のリストアは行えません。
Q. Standard Edition / Advanced Edition に付属する Arcserve Backup ではなにができますか?
Standard Edition / Advanced Edition に付属する Arcserve Backup は、バックアップ対象として、復旧ポイントサーバ
(データストア)および UDP Agent for Windows のバックアップ先に配置されるバックアップデータ(復旧ポイント)
のみを選択できるようになっています。
復旧ポイント以外をバックアップ対象としたい場合には、Premium Edition 以上に含まれる Arcserve Backup をご利用
ください。
Q. UDP Agent for Linux のバックアップ先に復旧ポイントサーバを使用できますか?
いいえ。UDP Agent for Linux ではバックアップ先に復旧ポイントサーバ(データストア)を使用できません。このため
復旧ポイントサーバの機能(重複排除、復旧ポイントの転送など)をご利用いただくことができません。
Q. UDP のコンポーネントは仮想マシン上に導入できますか?
はい、以下のすべての UDP コンポーネントを仮想マシン上でご利用いただけます。
(UDP コンソール、復旧ポイントサーバ、UDP Agent for Windows、UDP Agent for Linux)
Q. UDP で行う通信にセキュアなプロトコルを使えますか?
はい。SSL を使った通信が使用可能です。
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