評価レポート 2012 年 7 月に Arcserve が Network Testing Labs (NTL) に委託して arcserve® r16 シリーズと Symantec Backup Exec (BUE) 2012 の比較検証を実施した。その結果、 arcserve r16 がすべてのカテゴリにおいて Symantec Backup Exec 2012 より優れているとして arcserve シリーズが NTL の「ワールドクラスアワード」を再受賞すること となった。 評価レポートでは、arcserve の方が機能の実現性が高く、信頼性、使い易さ、そしてコスト効率の良さにおいて優って いると結論づけられている。OS プラットフォームへの対応、仮想環境、クラウド、アプリケーションベンダーとの協業 においても優位となっており、基幹サーバやアプリケーション環境において長時間無停止で稼働を提供できる製品である と評価された。レポートは、「NTL は無条件で CA ARCserve シリーズを推奨します」と結んでいる。 評価の概要 イメージベースバックアップの比較検証 (得点は、0 から 5 まで、5 が最大) 機能 スナップショット/イメージバックアップ技術 OS プラットフォーム対応 仮想環境への対応 物理 <–> 仮想への対応 クラウドの活用 RTO/RPO (参事復旧のための – 注意参照) グラニュラーリカバリ イメージのオフサイトレプリケーション ベアメタル復旧 (BMR) コールドフェールオーバー時の仮想スタンバイ クライアント OS への対応 イメージのアーカイブ、保存、世代管理 集中管理 一元化されたレポート クラウドストレージへの SaaS 提供 MSP の RMM インテグレーション 総合評価 評価レポート 対 arcserve イメージベースバックアップの優位点 継続的な増分バックアップを標準機能として提供。BUE System Recovery はフルバックアップ & リカバリが基本 機能であり、Enterprise Server Option(ESO)に含まれる Advanced Disk-based Backup Option(ADBO)を購入 しないと実現できない 高速なバックアップ & リカバリの提供と、TCO の削減につながるストレージ使用量を抑制 仮想スタンバイの提供で、システムリカバリを促進 広範な仮想プラットフォームに対応(VMware, Hyper-V, Xenserver & Redhat) Web 2.0 で使い易いインターフェースを提供 CA ARCserve r16 Backup Exec 2012 (with Enterprise Server Option) 40.0 36.8 30.0 27.5 24.0 20.0 16.4 3か月後のディスク使用量(GB) 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 457 161 CA ARCserve r16 10.0 Average Backup Time (Minutes) Average System Restore (BMR) Time (Minutes) ファイルベースのバックアップの比較検証 (得点は、0 から 5 まで、5 が最大) 機能 テープ装置への対応 アプリケーションへの対応 テープの統合 テープアーカイビング、保存、世代管理 仮想マシンの保護 アプリケーションのグラニュラーリカバリ SRM レポート 基本のバックアップレポート バックアップ環境全体の可視化 一元管理 重複排除 パブリック、プライベートクラウドへの対応 ファイルアーカイビング イメージベースバックアップとの統合 合成フルバックアップ 総合評価 Backup Exec 2012 (with Enterprise Server Option) 評価レポート 対 arcserve ファイルベースバックアップの優位点 集中管理、グローバルダッシュボード、SRM レポート、インフラストラクチャマネジメント等の包括的なレポート 機能を提供 より高度で柔軟性の高いジョブスケジューリング機能を提供 高速なバックアップリカバリを提供 実証済みの効率的なデータ重複排除機能が標準搭載 バックアップをパブリッククラウドに移行する際の選択肢が豊富 (Amazon Web Services と Eucalyptus) 操作が簡単で使い易い CA ARCserve 重複排除によるディスク容量の削減比率 Symantec Backup Exec 58.5 60.0 7.0 55.0 6.1 6.0 51.0 4.9 5.0 50.0 44.8 45.0 4.0 3.0 39.2 40.0 2.0 35.0 1.0 0.0 30.0 Average Time (Minutes) to Back Up All Files Average Time (Minutes) to Restore All Files CA ARCserve Backup Exec 2012 注意: 高い重複排除率のほうが優れている レプリケーションと高可用性の比較検証 (得点は、0 から 5 まで、5 が最大) 機能 レプリケーション 高い可用性 (ホットフェールオーバー) 物理環境と仮想環境への対応 OS とアプリケーションへの対応 RTO/RPO (参事復旧のための) クラウドの統合 継続的データ保護 (CDP) オフライン同期 レプリケーションと HA の無停止テスト ネットワークの最適化 レプリケーションとバックアップの統合 アセスメントモード ユーティリティ アプリケーションの識別 総合評価 注意: 0 は、BUE 、または Symantec Backup Exec 2012 との統合で利用不可の機能であることを表わしています。 評価レポート 対 arcserve Replication/High Availability の優位点 Windows、Linux、UNIX 等の幅広い対応(英語版) バックアップの遠隔地、MSP やパグリッククラウド等への移行の際に適したスケジュール化されたレプリケーショ ンを提供 ディスク障害やデータ消失に備えた定期的バックアップを提供 リアルタイムなシステムおよび、アプリケーションの監視を含む自動のフェイルオーバー/フェイルバックと自動化 された無停止テストで高可用性を提供 Note: BUE は、Replication や High Availability に相当する機能は提供していません。 NTL のテスト環境と方法 テストは 512kb、T1 と T3 WAN リンクのフレームリレー環境で実施された。 テスト環境のネットワークは、Cisco の ルータによる 6 つの高速イーサネットのサブネットドメインで構成されていた。NTL の保有する 150 台のクライアント は、Windows 2000/2003/XP/Vista/Win7、Macintosh 10.x と Red Hat Linux (サーバとワークステーションエディ ション)が稼働していた。 ネットワーク上のリレーショナルデータベースは、Oracle、IBM DB2 Universal Database、 Sybase Adaptive Server 12.5 と Microsoft SQL Server 2008 そして 2012 が稼働していた。ネットワークには、2 つの Web サー バ(Microsoft IIS と Apache)と、3 つのメールサーバ (Exchange, Notes そして Sendmail) 、いくつかのファイ ルサーバ(Windows 2003 と Windows 2008 servers)が接続されていた。 仮想環境は、VMware、 XenServer と Microsoft Hyper-V で構成された。 4台の Compaq Proliant ML570 は、それぞれ 900 Mhz CPUs、 2G バイト RAM と 1.3 テラバイトのディスク のリソースを持っており、Windows 2003 Server、Windows 2008 Server、 Red Hat Enterprise Linux が稼働 しているこのグループがすべての製品のサーバコンポーネント のテスト環境となった。2番目グループの4台のコ ンピュータが参事復旧用のバックアップサイトと想定してテストが実施された。 著者について Barry Nance はネットワークのエキスパートで雑誌のコラムや著作の他にアプリケーションアーキテクトでもある。IT で 29 年間の経験を持っており、過去 12 年以上にわたって Network Testing Labs の代表として 1,000 にも及ぶハード ウェアやソフトウェア製品を ComputerWorld、BYTE Magazine、 Government Computer News、PC Magazine、 Network Computing、Network World など多くのメディアに対して評価してきた経験を持つ。「Introduction to Networking (4th Edition), Network Programming in C and Client/Server LAN Programming」同様に 1,000 以上 の記事を著作している。 e コマース向けの Web アプリケーションの設計でも成果を上げており、データベース、ネットワークベンチマークのツ ール、ネットワーク監視ユーティリティなどを作成している。 : Network Testing Labs について Network Testing Labs は、独立系の技術と製品評価を行うリサーチ企業である。そのネットワークの研究室では、コン ピュータ関連技術の絶え間なく変化する様々なネットワークデバイスのほぼすべてに対応している。その著者は、複雑な 技術や製品について紐解くネットワークの専門家である。 ハードウェアおよびソフトウェア製品の評価、最先端技術の分析、特集記事、技術ワークショップを実施し、購入ガイド や詳細な技術の分析評価を実施しながら、Comdex、PC エキスポや他の技術系イベンでの講演も行う。さらに、業界標 準のネットワークのベンチマークソフトウェア、データベースのベンチマークソフトウェアとネットワーク診断ユーティ リティ等も開発している。 Copyright © 2014 Arcserve(USA), LLC. 無断複写・転載を禁じます。Linux は米国またはその他の国の Linus Torvalds の登録商標です。UNIX は米国とその他の国の Open Group の登録商標です。Microsoft, Windows, Hyper-V, SQL Server は米国とその他の国の Microsoft Corporation の登録商標です。その他の登録商標は各社 に帰属します。
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