close

Enter

Log in using OpenID

SH7729R CPUボード ユーザーズマニュアル

embedDownload
ADJ-702-300
日立マイクロコンピュータ開発環境システム
SH7729R CPUボード ユーザーズマニュアル
HS7729RSTC01H
SH7729R CPUボード ユーザーズマニュアル
発行年月日
発行
編集
株式会社 日立製作所
平成 12 年 9 月 第 1 版
株式会社 日立製作所
半導体グループ電子統括営業本部
株式会社小平セミコン
技術ドキュメントグループ
2000
ご注意
1
本書に記載の製品及び技術のうち「外国為替及び外国貿易法」に基づき安全保障貿易管理関連貨
物・技術に該当するものを輸出する場合,または国外に持ち出す場合は日本国政府の許可が必要
です。
2
本書に記載された情報の使用に際して,弊社もしくは第三者の特許権,著作権,商標権,その他
の知的所有権等の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。また本書に
記載された情報を使用した事により第三者の知的所有権等の権利に関わる問題が生じた場合,弊
社はその責を負いませんので予めご了承ください。
3
製品及び製品仕様は予告無く変更する場合がありますので,最終的な設計,ご購入,ご使用に際
しましては,事前に最新の製品規格または仕様書をお求めになりご確認ください。
4
弊社は品質・信頼性の向上に努めておりますが,宇宙,航空,原子力,燃焼制御,運輸,交通,
各種安全装置, ライフサポート関連の医療機器等のように,特別な品質・信頼性が要求され,
その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり,人体に危害を及ぼす恐れのある用途にご使用をお考
えのお客様は,事前に弊社営業担当迄ご相談をお願い致します。
5
設計に際しては,特に最大定格,動作電源電圧範囲,放熱特性,実装条件及びその他諸条件につ
きましては,弊社保証範囲内でご使用いただきますようお願い致します。
保証値を越えてご使用された場合の故障及び事故につきましては,弊社はその責を負いません。
また保証値内のご使用であっても半導体製品について通常予測される故障発生率,故障モードを
ご考慮の上,弊社製品の動作が原因でご使用機器が人身事故,火災事故,その他の拡大損害を生
じないようにフェールセーフ等のシステム上の対策を講じて頂きますようお願い致します。
6
本製品は耐放射線設計をしておりません。
7
本書の一部または全部を弊社の文書による承認なしに転載または複製することを堅くお断り致し
ます。
8
本書をはじめ弊社半導体についてのお問い合わせ,ご相談は弊社営業担当迄お願い致します。
重要事項
• 当 CPU ボードをご使用になる前に必ずユーザーズマニュアルをよく読んで理解してくださ
い。
• ユーザーズマニュアルは、必ず保管し、使用上不明な点がある場合は再読してください。
CPU ボードとは:
ここでいう CPU ボードとは、株式会社日立製作所(以下、「日立」という。)が製作した次の製
品を示します。
(1)CPU ボード本体、(2)AC 電源アダプタ、(3)AC 電源ケーブル (4)シリアルケー
ブル
お客様のユーザーズシステムおよびホストコンピュータは含みません。
CPU ボードの使用目的:
当 CPU ボードは、日立マイクロコンピュータ SH7729R を使用したシステムの開発を支援する装
置です。ソフトウェアとハードウェアの両面から、システム開発を支援します。
ホストコンピュータに接続することで簡単なデバッグ機能を提供し、システムのデバッグ、性能
評価等、SH7729R 応用システムの開発を可能にします。
この他に、拡張ボードを設置するスペースを設けており、メモリ、I/O を増設し、評価することが
できます。
但し、使用目的はデバッグ、性能評価に限定させていただきます。お客様の最終製品に組み込ま
れた形で、恒久的に使用可能な設計にはなっておりません。
この使用目的に従って、当 CPU ボードを正しくお使いください。この目的以外の当 CPU ボード
の使用を堅くお断りします。
使用制限:
当 CPU ボードは、開発支援用として開発したものです。従って、機器組み込み用として使用しな
いでください。また、以下に示す開発用途に対しても使用しないでください。
1
ライフサポート関連の医療機器用(人命にかかわる装置用)
2
原子力開発機器用
3
航空機開発機器用
4
宇宙開発機器用
このような目的で当 CPU ボードの採用をお考えのお客様は、当社営業所窓口へ是非ご連絡いただ
きますようお願いします。
製品の変更について:
日立は、当CPUボードのデザイン、性能および安全性を絶えず改良する方針をとっています。従っ
て、予告なく仕様、デザイン、およびユーザーズマニュアルを変更することがあります。
CPU ボードを使う人は:
当CPUボードは、ユーザーズマニュアルをよく読み、理解した人のみが使ってください。
特に、当CPUボードを初めて使う人は、当CPUボードをよく理解し、使いなれている人から指導を
受けることをお薦めします。
保証の範囲:
日立は、お客様が製品をご購入された日から1年間は、無償で故障品を修理、又は交換いたします。
但し、
(1)製品の誤用、濫用、又はその他異常な条件下での使用
(2)日立以外の者による改造、修理、保守、又はその他の行為
(3)ユーザシステムの内容、または使用
(4)災害、地震、又はその他の事故
により、故障が生じた場合はご購入から1年以内でも有償で修理、又は交換を行います。
また、日本国内で購入され、かつ、日本国内で使用されるものに限ります。
その他の重要事項:
1
2
本資料に記載された情報、製品または回路の使用に起因する損害または特許権その他権利
の侵害に関しては、日立は一切の責任を負いません。
本資料によって第三者または日立の特許権その他権利の実施権を許諾するものではありま
せん。
版権所有:
このユーザーズマニュアルおよび当 CPU ボードは著作権で保護されており、すべての権利は日立
に帰属しています。このユーザーズマニュアルの一部であろうと全部であろうといかなる箇所も、
日立の書面による事前の承諾なく、複写、複製、転載することはできません。
図について:
このユーザーズマニュアルの一部の図は、実物と違っていることがあります。
予測できる危険の限界:
日立は、潜在的な危険が存在するおそれのあるすべての起こりうる諸状況や誤使用を予見できま
せん。したがって、このユーザーズマニュアルと、当 CPU ボードに貼付されている警告がすべてで
はありません。お客様の責任で、当 CPU ボードを正しく安全にお使いください。
安全事項
• 当 CPU ボードをご使用になる前に、必ずユーザーズマニュアルをよく読んで理解してくだ
さい。
• ユーザーズマニュアルは、必ず保管し、使用上不明な点がある場合は再読してください。
シグナル・ワードの定義
危険
警告
注意
注意
これは、安全警告記号です。潜在的に、人に危害を与える危険に対し注意を喚起す
るために用います。起こり得る危害又は死を回避するためにこの記号の後に続くすべ
ての安全メッセージに従ってください。
危険は、回避しないと、死亡又は重傷を招く差し迫った危険な状況を示します。
ただし、本製品では該当するものはありません。
警告は、回避しないと、死亡又は重傷を招く可能性がある潜在的に危険な状況を示
します。
注意は、回避しないと、軽傷又は中程度の傷害を招くことがある潜在的に危険な状
況を示します。
安全警告記号の付かない注意は、回避しないと、財物損傷を引き起こすことがある
潜在的に危険な状況を示します。
注、留意事項は、 例外的な条件や注意を操作手順や説明記述の中で、ユーザに伝達する場合に使
用しています。
警告
1.
2.
3.
4.
CPU ボードをご使用になる場合、必ずマニュアルに記載されている電源条件を満たすように
注意してください。
VCC ・ GND 間の短絡、または保証範囲を超える過電圧の印加を行った場合、CPU ボードと
ユーザシステムの発煙発火の可能性があります。
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時、すべてのケーブル類、コネクタ、ショー
トピンの抜き差しを行わないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時、CPU ボードとユーザシステムに導電性
の物体が触れないようにしてください。
CPU ボードとユーザシステム、またはケーブル類のコネクタはピン番号を確かめて正しく接
続してください。
はじめに
このたびは、SH7729R CPU ボードをお買い上げいただき誠に有り難うございます。
CPU ボードは、日立オリジナルマイクロコンピュータ SH7729R を使用したシステムの開発をソ
フトウェア、ハードウェアの両面からサポートする支援装置です。
本マニュアルは、SH7729R CPU ボード(型名:HS7729RSTC01H)について説明しています。これ
以降、「CPU ボード」と略します。
本マニュアルは、CPU ボードの機能と、操作方法を説明します。
「1 概要」では、ハードウェアのシステム構成、ご使用にあたっての環境設定について説明し
ております。
「2 使用前の準備」では、CPU ボードの使用手順、HDI のインストール方法、各種接続方法、
電源仕様について説明しております。
「3 チュートリアル」では、簡単なCプログラムのロードとデバックの方法を示しながら HDI
の主な特徴を紹介します。
「4 各ウィンドウの説明」では、HDI で使用される各ウィンドウについて説明しています。
「5 CPUボードの仕様」では、CPU ボードの仕様、メモリマップ、外部インタフェース、CPU
ボードの初期化について説明しております。
「6 注意事項とトラブルシューティング」では、使用上の注意事項とトラブルシューティング
について説明しております。
「7 ユーザ割り込みハンドラの作成」では、ユーザ独自の割り込みハンドラ作成方法について
説明しております。
本製品の機能・性能を十分に理解して頂くためにも、本マニュアルを是非お読みください。
なお、HDI の各ウインドウ内の表示は、使用する OS の言語環境によって本マニュアルに記載の
®
®
図と変わる可能性があります。本マニュアル内の図は、英語 Microsoft Windows 98 環境における使
用例です。
[関連マニュアル]
• SH7729R ハードウェアマニュアル
• SH3, SH3E, SH3-DSP プログラミングマニュアル
• SuperH RISC engine アセンブラユーザーズマニュアル
• SuperH RISC engineC/C++コンパイラユーザーズマニュアル
• SuperH RISC engine シミュレータデバッガユーザーズマニュアル
• 日立デバッギングインタフェースユーザーズマニュアル(本製品の CD-R で提供)
• Hitachi Embedded Workshop ユーザーズマニュアル
また、E10A エミュレータを接続して CPU ボードを使用する場合は、以下のマニュアルも合わせ
てお読みください。
• SH7729R E10A エミュレータ ユーザーズマニュアル
®
®
【注】 Microsoft , および Windows は米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の
国における登録商標です。
目次
第 1 章 概要
1.1
CPU ボードの概要 .............................................................................................................................. 1
1.2
システム構成 ....................................................................................................................................... 2
1.3
使用上の注意事項 ............................................................................................................................... 2
1.4
梱包品の確認 ....................................................................................................................................... 3
1.5
CD-R の構成......................................................................................................................................... 4
1.6
使用環境条件 ....................................................................................................................................... 4
第 2 章 使用前の準備
2.1
CPU ボード使用手順フローチャート ............................................................................................... 7
2.2
HDI のインストール ........................................................................................................................... 8
2.3
HDI のアンインストール ................................................................................................................... 9
2.4
ケーブルの接続 ................................................................................................................................... 9
2.5
ユーザ拡張ボードの接続 ..................................................................................................................12
2.6
PCMCIA カードの接続 ......................................................................................................................12
2.7
スイッチ ..............................................................................................................................................13
2.8
ショートピン ......................................................................................................................................14
2.9
電源
..............................................................................................................................................16
2.9.1
2.9.2
電源仕様..............................................................................................................................16
電源の接続 ..........................................................................................................................16
第 3 章 チュートリアル
3.1
はじめに ..............................................................................................................................................19
3.2
HDI の起動 ..........................................................................................................................................19
3.3
HDI ウィンドウ ..................................................................................................................................21
3.4
CPU ボードのセットアップ..............................................................................................................22
3.5
[Monitor Setup]ダイアログボックスの設定................................................................................22
3.6
チュートリアルプログラムのダウンロード...................................................................................23
3.7
3.6.1
チュートリアルプログラムをダウンロードする...........................................................23
3.6.2
ソースプログラムを表示する ..........................................................................................24
ソフトウェアブレークポイントの設定...........................................................................................26
3.8
レジスタ内容の変更 ..........................................................................................................................26
3.9
プログラムの実行 ..............................................................................................................................28
3.10
ブレークポイントの確認 ..................................................................................................................30
3.11
メモリ内容の確認 ..............................................................................................................................30
3.12
変数の参照 ..........................................................................................................................................31
3.13
プログラムのステップ実行 ..............................................................................................................33
3.14
3.13.1
Step In コマンドの実行......................................................................................................34
3.13.2
Step Out コマンドの実行 ...................................................................................................35
3.13.3
Step Over コマンドの実行 .................................................................................................36
ローカル変数の表示 ..........................................................................................................................38
3.15
ソフトウェアブレーク機能 ..............................................................................................................38
3.16
実行時間計測機能 ..............................................................................................................................40
3.17
セッションの保存 ..............................................................................................................................43
3.18
さてつぎは? ......................................................................................................................................44
第 4 章 各ウィンドウの説明
4.1
HDI ウィンドウ ..................................................................................................................................45
4.2
各ウィンドウの説明 ..........................................................................................................................47
4.2.1
4.2.2
4.2.3
4.2.4
4.2.5
4.2.6
4.2.7
4.2.8
[Monitor Setup]ダイアログボックス ...........................................................................47
[Breakpoints]ウィンドウ ...............................................................................................48
[Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックス .................................................................49
[System Status]ウィンドウ............................................................................................50
[Run Time Count Condition]ダイアログボックス.......................................................51
[Cache Control]ダイアログボックス ...........................................................................53
[Simulated I/O Window]ウィンドウ .............................................................................54
[Command Line]ウィンドウ .........................................................................................54
第 5 章 CPU ボードの仕様
5.1
ブロック図 ..........................................................................................................................................55
5.2
主な仕様 ..............................................................................................................................................56
5.3
メモリマップ ......................................................................................................................................57
5.4
外部インタフェース ..........................................................................................................................58
5.5
5.4.1
シリアルインタフェース ..................................................................................................58
5.4.2
ユーザ拡張ボードインタフェース ..................................................................................59
5.4.3
PCMCIA インタフェース .................................................................................................69
5.4.4
E10A エミュレータ インタフェース .............................................................................78
実装レイアウト ..................................................................................................................................80
5.6
CPU ボードの初期化..........................................................................................................................82
5.6.1
5.6.2
5.6.3
各モジュールの初期化 ......................................................................................................82
CPU バスステートコントローラ(BSC)の初期設定手順 ................................................83
CPU バスステートコントローラ(BSC)の初期設定値....................................................83
第 6 章 注意事項とトラブルシューティング
6.1
注意事項89
6.2
トラブルシューティング ..................................................................................................................95
第 7 章 ユーザ割り込みハンドラの作成
7.1
ユーザ割り込みハンドラの作成.......................................................................................................97
7.2
SCI を使用するユーザプログラム ...................................................................................................98
7.3
7.2.1
SCI ドライバの作成...........................................................................................................98
7.2.2
SCI 関連レジスタの設定 ...................................................................................................99
サンプルプログラム ........................................................................................................................100
1.
概要
1.1
CPU ボードの概要
SH7729R CPU ボード(以後、CPU ボードと略します)は、日立オリジナルマイクロコンピュータ
SH7729R の機能、性能評価および SH7729R を使用したシステムの開発、評価をサポートするため、
以下のような特徴を持っています。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
ユーザ拡張ボードのサポート
SH7729Rの外部バス仕様に準拠した信号を入出力できる拡張コネクタを装備しており、ユー
ザはメモリやI/Oを増設した拡張ボードを試作し、評価することができます。
最高動作周波数167MHzのサポート
SH7729Rを内部動作周波数167MHzの最高動作周波数で動作させ、評価を行うことができま
す。
ホストインタフェース機能
IBM PC互換機と、CPUボードとのインタフェースとして、シリアルインタフェース(RS-232C
準拠)を1ch用意しています。また、ホストインタフェースソフトには日立デバッギングイ
ンタフェース (HDI) を採用しています。
ユーザプログラムの評価が可能
ユーザプログラムを最大15.5Mbyteまでユーザメモリにロードして評価することができま
す。
PCMCIAインタフェースのサポート
PCMCIAインタフェースのハードウェアを標準装備しており、ユーザプログラムによる
PCMCIAの評価ができます。
図 1.1 CPU ボード外観図
【注】 IBM PC は米国 IBM 社の登録商標です。
1
概要
1.
1.2
システム構成
CPU ボードをお使い頂くためには下記のものが必要です。
• IBM PC 互換機・・・モニタコマンド入出力用1台
• シリアルケーブル・・・1本。必ず付属のものをお使いください。
• AC 電源アダプタ・・・1個。必ず付属のものをお使いください。
• AC 電源ケーブル・・・1本。必ず付属のものをお使いください。
CPU ボードのシステム構成を図 1.2 に示します。
AC
CPU
IBM PC
図 1.2 CPU ボードシステム構成図
1.3
使用上の注意事項
注意 CPU ボードをお使いになる前に、以下の注意事項を必ず確認してください。誤った使い方は、
CPU ボード、ユーザプログラムおよびユーザシステムの破壊につながります。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
2
製品を梱包箱から取り出し、納入品明細書に示されているものがそろっているか、確認し
てください。
製品に重量物を上積みするなどして、無理な力を加えないでください。
製品に過大な物理的衝撃を与えないでください。「1.6 使用環境条件」を参照してくださ
い。
CPUボードに、指定されたケーブルやコネクタ以外のものを接続しないでください。
ホストコンピュータまたはユーザ拡張ボードの設置場所を移動する場合は、本製品に強い
振動、衝撃が加わらないように注意してください。
ケーブルを接続した後は、接続位置が正しいことを再度確認してください。接続方法につ
いては、「2 使用前の準備」を参照してください。
すべてのケーブルを接続し終えてから、接続した各装置へ電源を投入してください。また、
電源が入っているときにケーブルの接続および取り外しをしないでください。
1.
概要
梱包品の確認
1.4
CPU ボードの構成品を表 1.1 に示します。
梱包を解いた後、構成品が揃っているか確認してください。
表 1.1 CPU ボード構成品
品名
No.
構成品外観
個数
1
CPU ボード
1
2
AC 電源アダプタ
1
3
AC 電源ケーブル
1
1
4
シリアルケーブル
1
5
ショートピン
6
1
1
CD-R *
1
SH7729R CPU ボード
インストールガイド
CD-R×1 枚
型名 HS7729RSTC01SR
(HDI インストーラ)
7
備考
基板×1
2
xxxxxxx
xxxxxxx
和文、英文各1冊
和:
HS7729RSTC01HJ-P(A)
英:
HS7729RSTC01HE-P(A)
【注】 1
*の内容は「1.5 CD-R の構成」を参照してください。
3
1.
概要
1.5
CD-R の構成
付属の CD-R には SH7729R CPU ボード用のソフトウェア、ユーザーズマニュアルが入っています。
CD-R の構成を表 1.2 に示します。
表 1.2 CD-R の構成
ディレクトリ名
ファイル名
内容
備考
HDI インストーラ
¥setup
setup.exe
¥Manuals¥Japanese
HS7729RSTC01HJ.pdf
SH7729R CPU ボード
和文 PDF 文書
ユーザーズマニュアル
型名 HS7729RSTC01HJ
¥Manuals¥Japanese
HS6400DIIW5SJ.pdf
日立デバッギングインタフェース
ユーザーズマニュアル
和文 PDF 文書
¥Manuals¥English
HS7729RSTC01HE.pdf
SH7729R CPU ボード
英文 PDF 文書
ユーザーズマニュアル
型名 HS7729RSTC01HE
英文 PDF 文書
¥Manuals¥English
HS6400DIIW5SE.pdf
日立デバッギングインタフェース
ユーザーズマニュアル
¥Pdf_read¥Japanese
Ar40jpn.exe
Acrobat Reader インストーラ
¥Pdf_read¥English
Ar40eng.exe
Acrobat Reader インストーラ
型名 HS6400DIIW5SJ
型名 HS6400DIIW5SE
®
日本語版
®
英語版
®
【注】 PDF 文書の閲覧は Acrobat Reader を使用します。
1.6
使用環境条件
注意 CPU ボードを使用する場合、表 1.3、および表 1.4 に示す条件を守ってください。この条件
を満たさない状態で CPU ボードを使用した場合、CPU ボード、ユーザプログラムおよびユ
ーザ拡張ボードの破壊につながります。
表 1.3 使用環境条件
項番
項目
1
温度
2
湿度
3
4
4
振動
周囲ガス
仕様
動作時
:
10∼35℃
非動作時
:
-10∼50℃
動作時
:
35∼80%RH 結露なし
非動作時
:
35∼80%RH 結露なし
動作時
:
最大 2.45m/s
非動作時
:
最大 4.9m/s
梱包輸送時
:
最大 14.7m/s
腐食性ガスのないこと。
2
2
2
1.
概要
表 1.4 動作環境
項番
項目
動作環境
1
ホストコンピュータ
Pentium 以上(推奨 200MHz 以上)を搭載した IBM PC およびその互換機
2
OS
Windows 95、Windows 98、および Windows NT
3
最小稼動メモリ容量
32MB 以上(推奨:ロードモジュールサイズの 2 倍以上)
4
ハードディスク容量
®
®
®
インストールディスク容量 5MB 以上
(スワップ領域を考慮してメモリ容量の 2 倍以上(推奨 4 倍以上)の空き
容量をご用意ください。)
5
CD ドライブ
HDI をインストールするために必要
6
マウスなどのポインティ
ングデバイス
ホストコンピュータ本体に接続可能で Windows 95、Windows 98、および
®
Windows NT に対応しているマウスなどのポインティングデバイス
7
電源仕様
AC 電源
入力: 100-240VAC, 50/60Hz, 0.6A max.
アダプタ
出力: +5VDC 5A
®
®
5
1.
6
概要
2.
使用前の準備
2.1
CPU ボード使用手順フローチャート
CPU ボードを使用するにあたって、梱包を解いたあと図 2.1 の手順で準備を行ってください。
警告
準備を行う前に図 2.1 中のアミのかかっている参照先を全てよく読んで理解してください。誤った
使い方は、CPU ボード、ユーザプログラムおよびユーザ拡張ボードの破壊につながります。
図 2.1 CPU ボード使用手順フローチャート
7
使用前の準備
2.
2.2
HDI のインストール
IBM PC 互換機上でインストールする例で説明します。
CD-R の¥SETUP ディレクトリの setup.EXE を起動してください。他に実行中のアプリケーション
がある場合は、必ず、インストーラ実行前に終了させてください。
図 2.2 [setup.EXE]アイコン
インストーラが起動され、言語選択ダイアログボックスが表示されますので、対応する言語を選
択します。以降はインストーラが表示するダイアログボックスに従って、インストールを行ってく
ださい。
【留意事項】
WindowsNT®4.0 でのインストールはアドミニストレータモードで行ってください。
(1)
HDI のインストールディレクトリ
デフォルトのインストールディレクトリ名は、Hitachi Embedded Workshop(以降 HEW と略しま
す)プログラムの有無によって変わります。表 2.1 に示します。
表 2.1 デフォルトのインストールディレクトリ名
内容
デフォルトのインストールディレクトリ名
HEW がインストールされていない場合
C:¥HDI5_CB¥7729R
HEW がインストールされている場合
C:¥HEW¥HDI5¥CB¥7729R
(インストールディレクトリが C:¥Hew の場合)
(2)
バックアップファイル
既に他の HDI システムがインストールされているとき、「HDI.INI ファイルが既に存在していま
す。上書きしてもよろしいですか?」と確認します。[はい]をクリックするとインストールディ
レクトリ下の Backup ディレクトリに既存ファイルが保存されます。
インストールが終了すると、[HDI for SH7729R CPU board]がスタートメニューに登録されます。
8
2.
使用前の準備
図 2.3 スタートメニュー
2.3
HDI のアンインストール
SH7729R CPU ボード用 HDI のアンインストールは以下の手順で行ってください。
(1)スタートメニューから[設定]−[コントロールパネル]を選択してください。
(2)[アプリケーションの追加と削除]アイコンを選択してください。
(3)インストールされているアプリケーションの一覧から[HDI for SH7729R CPU board]を選
択して、[追加と削除..]をクリックしてください。
(4)確認メッセージに続いて、アンインストールが実行されます。
2.4
ケーブルの接続
CPU ボードに接続する各種インタフェースケーブルの接続方法について以下に示します。
警告
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時すべてのコネクタ、ケーブル類、ショートピンの
抜き差しを行わないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。また、デバ
ッグ中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
9
2.
使用前の準備
CN8
CN6
C
N
5
CN
3
C
N
7
CN1
CPUボード
CN8へ接続
E10Aエミュレータ
I/Fケーブル
CN6
CN8
C
N
7
CN
3
C
N
5
図 2.4 E10A エミュレータインタフェースケーブル接続方法
CN1
CPUボード
CN1へ接続
シリアルI/F
ケーブル
図 2.5 シリアルインタフェースケーブル接続方法
10
2.
使用前の準備
CN6拡張インタフェース
ケーブル
CN6へ接続
CN6
C
N
7
CN
3
C
N
5
CN8
CN1
図 2.6 CN6 拡張インタフェースケーブル接続方法
CN7接続インタフェース
コネクタ
CN7拡張インタフェース
ケーブル
20
2
C
CN7
N
19
CN6
CN8
1
5
CPUボード
コネクタの1ピンを
合わせて下さい。
C
N
7
CN
3
CN7へ接続
CN1
CPUボード
CN7拡張インタフェース
ケーブル
図 2.7 CN7 拡張インタフェースケーブル接続方法
警告
エミュレータおよびユーザシステムのパワーオン時、全てのケーブル類の抜き差しを行わないでく
ださい。
抜き差しを行った場合、CPU ボードと拡張ボードの発煙発火の可能性があります。また、デバッグ
中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
11
使用前の準備
2.
CN8
C
CN6
N
5
CN
3
C
N
7
CN1
AC電源ケーブル
CN5へ接続
図 2.8 AC電源ケーブル接続方法
2.5
ユーザ拡張ボードの接続
ユーザ拡張ボードの接続方法を図 2.9 に示します。
警告
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時すべてのコネクタ、ケーブル類、ショートピンの
抜き差しを行わないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。また、デバ
ッグ中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
7
CN1
ユーザ拡張ボード
CPUボード
図 2.9 ユーザ拡張ボード接続方法
2.6
PCMCIA カードの接続
PCMCIA カードの挿抜方法を図 2.10 に示します。
12
CN8
C
CN6
N
5
CN
3
C
N
CN3へ接続
2.
使用前の準備
押す
抜き取り
ボタン
スロット0
スロット1
PCMCIAカード
(メモリカード、I/Oカード)
PCMCIAスロット0、または
スロット1に挿入する
CN8
C
CN6
N
5
CN
3
C
N
7
CN1
CPUボード
図 2.10 PCMCIA カードの接続
PCMCIA カード(メモリカード/I/O カード)を挿入するには、スロット 0 またはスロット 1 に
PCMCIA カードを差し込んでください。PCMCIA カードを抜き取るには、抜き取りボタンを矢印の
方向に押してください。
2.7
スイッチ
表 2.2 にスイッチの仕様を示します。実装位置については、図 2.11 に示します。
表 2.2 スイッチ仕様
No.
名称
記号
スイッチ形状
機能
1
マニュアルリセット
スイッチ
SW1
押しボタン(赤)
実行中のユーザプログラムが暴走したときなど
にシステムを強制的に初期化します。
2
アボートスイッチ
SW2
押しボタン(黒)
実行中のコマンドを強制終了します。ユーザプ
ログラム実行中は、ユーザプログラムを中断し
てモニタプログラムのコマンド待ちに戻りま
す。
3
電源スイッチ
SW3
シーソースイッチ
CPU ボードに供給する 5V 電源の ON、OFF を
操作します。
【注】 マニュアルリセットスイッチを押したまま電源を立ち上げると、CPU ボードおよび HDI が
起動しません。電源立ち上げの際にはマニュアルリセットスイッチを操作しないでくださ
い。
13
使用前の準備
2.
CN1
CN1
CN
N7
7
CN2
CN6
CN6
CN8
CN8
C
NN
55
CN
N33
CPUボード
電源スイッチ
アボートスイッチ
マニュアルリセットスイッチ
図 2.11 スイッチ実装位置
2.8
ショートピン
表 2.3 にショートピンの設定を示します。設定方法については、図 2.12 を参照してください。
警告
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時すべてのコネクタ、ケーブル類、ショートピンの
抜き差しを行わないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。また、デバ
ッグ中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
14
2.
使用前の準備
表 2.3ショートピン設定
部品番号
機 能
設 定
内 容
J1
エンディアン切り換え
J2
テスト用
J3
タイマ用クロック選択
1-2ON
外部入力 TCLK (CN3-158pin) 選択
2-3ON
●オンボードクロック (1.8432MHz )選択
J4
未実装
J5
未実装
J6
未実装
J7
●ビッグエンディアン
OFF
リトルエンディアン
OFF
●必ず未接続としてください。(注2)
ホストシリアルインタフェース
ON
●115200bit/s(注3)
ボーレート設定
OFF
57600bit/s
J8
未実装
J9
バス周波数選択(注1)
J10
J11
E10A エミュレータイネーブル
J12
未実装
J13
未実装
【注】 1
ON
J9
J10
ON
ON
●55.5MHz
ON
OFF
27.75MHz
OFF
ON
禁止
OFF
OFF
禁止
ON
エミュレータを使用する
OFF
●エミュレータを使用しない
●は、出荷時の設定を示します。
CPU、バスクロック、拡張コネクタへはすべて同じ周波数が供給されます。
ただし、CPU 内部の動作クロックは、常に 167MHz に設定されています。
2
ショートピンで ON にするとモニタプログラムが破壊されます。
必ず未接続でご使用ください。
3
バス周波数 27.75MHz に設定した場合、115200bit/s では接続できません。57600bit/s に設定して
ください。
15
2.
使用前の準備
C
CN8
CN6
N
5
CN
3
C
N
7
CN1
図 2.12 ショートピン設定方法
2.9
2.9.1
電源
電源仕様
図2.13に電源仕様を示します。
5 V (Vin)
5.0V
3.3 V (Vout)
1.9 V (CPU)
3.3 V
2.6 V
2.6 V
1.9 V
50 ms
10 ms
Power-on reset_N
図 2.13電源仕様
2.9.2
電源の接続
CPU ボードには、必ず付属の AC 電源アダプタおよび AC 電源ケーブルを使って電源を供給して
ください。接続方法を図 2.14 に示します。
16
2.
使用前の準備
警告
1.
2.
付属の AC 電源アダプタ以外は使用しないでください。他の AC 電源アダプタを使用した場
合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時すべてのコネクタ、ケーブル類、ショート
ピンの抜き差しを行わないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。また、
デバッグ中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
GND
Vcc(5V)
CN5
PCB
図 2.14 電源コネクタ正面図
CN5
1
3
2
CPU
図 2.15 AC電源ケーブルの接続方法
17
2.
18
使用前の準備
3.
チュートリアル
3.1
はじめに
チュートリアルプログラムを用いて、HDI の主な機能を紹介します。
このチュートリアルプログラムは、C 言語で書かれており、10 個のランダムデータを昇順/降順に
ソートします。
チュートリアルプログラムは、HDI インストール CD に含まれる sort.c ファイルを用います。コン
パイルされたロードモジュールは、sort.abs ファイル(SYSROF フォーマット)です。
なお、このチュートリアルは HDI インストール時に自動的にインストールされます。
チュートリアルプログラムの構成を表 3.1 に示します。
表 3.1 チュートリアルプログラムの構成
項番
項目
内容
1
チュートリアルファイル(ロードモジュール)
(インストールディレクトリ)¥tutorial¥sort.abs
2
チュートリアルファイル(ソースファイル)
(インストールディレクトリ)¥tutorial¥sort.c
このプログラムの動作には、RAM の H'AC000000 番地以降を使用します。また、MMU 機能は使
用しません。
【留意事項】
・ sort.abs は、ビッグエンディアンで動作します。リトルエンディアンで動作させる場合、
再コンパイルしてください。
・ 本チュートリアルの HEW ワークスペースは Hitachi Embedded Workshop(以下、HEW
と略す)V1.1(Release 4)で作成されております。
Hitachi SH C/C++ Compiler Ver.5.1B
Hitachi SH IM OptLinker Ver.1.1B
3.2
HDI の起動
[Start]メニューから[HDI for SH7729R CPU board]を選択して、HDI を起動してください。
19
チュートリアル
3.
図 3.1 [Start]メニュー
[HDI]ウィンドウが表示されます。そして、[Select Session]ダイアログボックスが表示されま
すので、以下のように設定されていることを確認して[OK]ボタンをクリックしてください。
図 3.2 [Select Session]ダイアログボックス
そして、以下のメッセージボックスが表示されますので、CPU ボードの電源がオンになっている
ことを確認して[OK]ボタンをクリックしてください。
図 3.3 電源投入確認メッセージボックス
Link Up メッセージが表示されます。HDI の起動は完了です。
上記手順を行っても Link Up メッセージが表示されない場合があります。以下の項目をチェック
20
3.
チュートリアル
してください。
表 3.2 HDI 起動ができない場合のチェック項目
チェック項目
本マニュアル
CPU ボード上のパワーオンモニタ用 LED(LED1)が点灯していること。
5.5
ホストコンピュータと CPU ボードがシリアルケーブルで正しく接続されていること。
2.4、5.4.1
[Monitor Setup]ダイアログボックスのポート設定、転送レートが正しいこと。
3.5、4.2.1
CPU ボートのショートピン設定が正しいこと。
2.8
3.3
HDI ウィンドウ
図 3.4 [HDI]ウィンドウ
キーファンクションは「4 各ウィンドウの説明」で述べます。
①
②
③
④
⑤
メニューバー
HDIデバッガを使うためのHDIコマンドへのアクセスを示します。
ツールバー
最もよく使うメニューコマンドのショートカットとして便利なボタンです。
プログラムウィンドウ
デバッグしているソースプログラムを表示します。
ステータスバー
CPUボードの状態やダウンロードの進捗状況を表示します。
[ヘルプ]ボタン
HDIユーザインタフェースの特徴に関するオンラインヘルプを起動します。
21
3.
チュートリアル
3.4
CPU ボードのセットアップ
プログラムをダウンロードする前に、接続方法の変更、I/O 定義ファイルの設定、ロード時のオプ
ションの設定することができます。
3.5
[Monitor Setup]ダイアログボックスの設定
• [Setup]メニューから[Configure Platform...]を選択してください。[Monitor Setup]ダイ
アログボックスが表示されます。
図 3.5 [Monitor Setup]ダイアログボックス
• オプションを以下のように設定してください。
22
3.
チュートリアル
表 3.3 [Monitor Setup]ダイアログボックスの設定
項番
オプション
デフォルト値
設定値
1
Comms Port:
COM1:
ホストコンピュータのシリアルポートを COM1, COM2,
COM3, COM4 から選択します。
2
Baud Rate:
115200
シリアル転送レートを選択します。57600bit/s または
115200bit/s を選択し、ショートピン J7の設定に合わせてく
ださい。これ以外の選択では接続できません。
3
I/O definition file
SH7729R
I/O レジスタの定義ファイルを指定します。デフォルトでは
SH7729R の定義ファイルが選択されています。[I/O
Registers]ウィンドウ (View メニュー)を使用してレジスタ
情報を表示することができます。
4
Download with verify
--
この機能は、本 CPU ボードではサポートされておりません(チ
ェックできません)。
5
Delete breakpoints
when program is
reloaded
チェックなし
チェックすると、設定したブレークポイントをプログラム再
ロード時にすべて解除します。
6
Reset CPU when
program has been
downloaded
チェックなし
チェックすると、プログラムロード時にレジスタの値を初期
化(*)します。CPU ボードにリセット信号は入力されません。
【注】 1
*ではプログラムカウンタ、ステータスレジスタおよび VBR のみ初期化(PC=H'AC000000、
SR=H'600010E0、VBR はエンディアンによって異なります)されます。
• [OK]ボタンをクリックしてください。
【留意事項】
・ このダイアログボックスで I/O レジスタ定義ファイルを選択することができますが、HDI
のインストールディレクトリ以外にあるファイルを選択しないで下さい。I/O レジスタ
ウインドウが正しく動作しません。
・ I/O レジスタ定義ファイルのファイル名は 9 文字以内にしてください。拡張子はこの文
字数に含めません。
3.6
チュートリアルプログラムのダウンロード
3.6.1
チュートリアルプログラムをダウンロードする
デバッグしたいオブジェクトプログラムをダウンロードできます。
• [File]メニューから[Load Program...]を選択します。[Load Program]ダイアログボック
スが表示されますので、[Offset]エディットボックス、および[File name]リストボック
スに図 3.6 に示すように入力し、[Open]ボタンをクリックしてください。
23
チュートリアル
3.
図 3.6 [Load Program..]ダイアログボックス
ファイルがロードされると、以下のメッセージボックスに、プログラムコードが書き込まれたア
ドレスが表示されます。
図 3.7 [HDI]メッセージボックス
• [OK]ボタンをクリックしてください。
3.6.2
ソースプログラムを表示する
HDI では、ソースレベルでプログラムをデバッグできます。
• [View]メニューから[Source...]を選択してください。[Open]ダイアログボックスが表
示されます。
• ロードしたオブジェクトファイルに対応する C ソースファイルを選択してください。
図 3.8 [Open]ダイアログボックス
24
3.
チュートリアル
• [sort.c]を選択し、[Open]ボタンをクリックしてください。[Program]ウィンドウが表
示されます。
図 3.9 [Program]ウィンドウ(ソースプログラムの表示)
• 必要であれば、[Setup]メニューの[Customise]サブメニューから[Font]オプションを
選択し、見やすいフォントとサイズを選択してください。
[Program]ウィンドウは、最初はメインプログラムの先頭を示しますが、スクロールバーを使っ
て他の部分を見ることができます。
25
3.
チュートリアル
3.7
ソフトウェアブレークポイントの設定
簡単なデバッグ機能の 1 つにブレークポイントがあります。
[Program]ウィンドウで、ソフトウェアブレークポイントを簡単に設定できます。たとえば、sort
関数のコール箇所にブレークポイントを設定します。
• sort 関数コールを含む行の[BP]カラムをダブルクリックしてください。
図 3.10 [Program]ウィンドウ(ソフトウェアブレークポイントの設定)
sort 関数を含む行に"● Break"と表示されます。この表示によりソフトウェアブレークポイント
が設定されたことを示しています。
【留意事項】
ソフトウェアブレークポイントは、ROM 領域やプログラムのディレイスロットには設定で
きません。
3.8
レジスタ内容の変更
プログラムを実行する前に、プログラムカウンタおよびスタックポインタの値を設定してくださ
い。
• [View]メニューから[Registers]を選択してください。[Registers]ウィンドウが表示さ
れます。
26
3.
チュートリアル
図 3.11 [Registers]ウィンドウ
• プログラムカウンタを変更する場合には、[Registers]ウィンドウの数値エリアをマウスで
ダブルクリックすると、以下のダイアログボックスが表示され、値の変更が可能です。
図 3.12 [Register]ダイアログボックス(PC)
• [Value]エディットボックスに"AC000000"を入力し、[OK]ボタンをクリックしてくだ
さい。
• スタックポインタを変更する場合には、[Registers]ウィンドウで[R15]の数値エリアの
値を変更する位置にマウスポインタを移動して、キーボードから直接入力するか、数値エ
リアをマウスでダブルクリックすると、以下のダイアログボックスが表示されます。
図 3.13 [Register]ダイアログボックス(SP)
• [Value]エディットボックスに"ACF80000"を入力し、[OK]ボタンをクリックしてくだ
さい。
27
チュートリアル
3.
3.9
プログラムの実行
プログラムの実行方法について説明します。
• プログラムを実行する場合は、[Run]メニューから[Go]を選択するか、ツールバー上の
[Go]ボタンを選択してください。
図 3.14 [Go]ボタン
プログラムはブレークポイントを設定したところまで実行されます。プログラムが停止した位置
を示すために[Program]ウィンドウ中でステートメントが強調表示されます。また、[Break =
Breakpoint]メッセージがステータスバーに表示されます。
図 3.15 [Program]ウィンドウ(ブレーク状態)
[System Status]ウィンドウで最後に発生したブレークの要因が確認できます。
• [View]メニューから[Status]を選択してください。
• [System Status]ウィンドウが表示されますので、[Platform]シートを開いて Break Cause
の status を確認してください。
28
3.
チュートリアル
図 3.16 [System Status]ウィンドウ
[System Status]ウィンドウには、以下の内容を表示します。
表 3.4 [System Status]ウィンドウの表示
シート
[Session]シート
[Platform]シート
項目
説明
Monitor
CPU ボードが接続されているかどうかを表示します。
Session Name
セッションファイル名を表示します。
Program Name
ロードされているロードモジュールファイル名を表示しま
す。
Connected to
接続されているモニタ名を表示します。
CPU
対象 CPU 名と、エンディアン設定状態を表示します。
Mode
CPU の処理モード(特権モード/ユーザモード)を表示しま
す。
Cache Status
キャッシュの ON/OFF 状態を示します。
MMU Status
MMU の ON/OFF 状態を示します。
I/O definition
選択されている I/O レジスタの定義ファイルを表示します。
Clock
使用しているクロック周波数(CPU 動作周波数・外部バスク
ロック)を示します。
Target DLL Version
CPU ボードに接続する Target DLL のバージョンです。
Monitor Version
モニタプログラムのバージョンです。
Run Status
ユーザプログラム実行状態を表示します。
実行中は Run、停止中は、Break と表示します。
[Memory]シート
[Events]シート
Break Cause
ブレーク時の停止要因を表示します。
Run Time Count
ユーザプログラムの実行からブレークまでにかかった時間を
表示します。実行時間計測機能を有効にしていない場合、"0h
0min 0s 0ms 0.0us"と表示します。
Comm port baudrate
シリアルインタフェースの転送レートを表示します。
Target Device Configuration
本 CPU ボードではサポートしておりません。
System Memory Resources
本 CPU ボードではサポートしておりません。
Loaded Memory Areas
ロードモジュールのロードエリアを表示します。
Resources
ブレークポイントの使用数を表示します。
29
チュートリアル
3.
3.10
ブレークポイントの確認
設定したすべてのブレークポイントは、[Breakpoints]ウィンドウで確認することができます。
• [View]メニューから[Breakpoints]を選択してください。
図 3.17 [Breakpoints]ウィンドウ
[Breakpoints]ウィンドウの中を右クリックし、開いたポップアップメニューにより、ブレーク
ポイントの設定、新しいブレークポイントの定義、およびブレークポイントの削除や、有効/無効
の選択ができます。
3.11
メモリ内容の確認
メモリの内容を[Memory]ウィンドウで確認することができます。たとえば、以下のように、ワ
ードサイズで main に対応するメモリ内容を確認します。
• [View]メニューから[Memory...]を選択し、[Address]エディットボックスに"main"を
入力し、[Format]コンボボックスを"Word"に設定してください。
図 3.18 [Open Memory Window]ダイアログボックス
• [OK]ボタンをクリックしてください。指定されたメモリ領域を示す[Memory]ウィンド
ウが表示されます。
30
3.
チュートリアル
図 3.19 [Word Memory]ウィンドウ
3.12
変数の参照
プログラムをステップ実行するとき、プログラムで使われる変数の値が変化することを確認でき
ます。たとえば、以下の手順で、プログラムの初めに宣言した long 型の配列 a を見ることができま
す。
• [Program]ウィンドウに表示されている配列 a の左側をクリックし、カーソルを置いてく
ださい。
• マウスの右ボタンで[Program]ウィンドウをクリックし、ポップアップメニューから[Instant
Watch...]を選択してください。
以下のダイアログボックスが表示されます。
図 3.20 [Instant Watch]ダイアログボックス
• [Add Watch]ボタンをクリックすると、[Watch Window]ウィンドウにその変数が表示さ
れます。
31
チュートリアル
3.
図 3.21 [Watch Window]ウィンドウ(配列の表示)
また、変数名を指定して、[Watch Window]ウィンドウに変数を加えることもできます。
• マウスの右ボタンで[Watch Window]ウィンドウをクリックし、ポップアップメニューか
ら[Add Watch...]を選択してください。
以下のダイアログボックスが表示されます。
図 3.22 [Add Watch]ダイアログボックス
• 変数 max を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
[Watch Window]ウィンドウに、long 型の変数 max が追加されます。
32
3.
チュートリアル
図 3.23 [Watch Window]ウィンドウ(変数の表示)
[Watch Window]ウィンドウ内で、変数の左の+をダブルクリックし、配列 a の各要素を参照す
ることができます。
図 3.24 [Watch Window]ウィンドウ(配列要素の表示)
3.13
プログラムのステップ実行
HDI は、プログラムのデバッグに有効な各種のステップコマンドを備えています。
表 3.5 ステップオプション
項番
コマンド
説明
1
Step In
各ステートメントを実行します(関数内のステートメントを含む)。
2
Step Over
関数呼び出しを 1 ステップとして、ステップ実行します。
3
Step Out
関数を抜け出し、関数を呼び出したプログラムにおける次のステートメントで停
止します。
4
Step...
指定した速度で指定回数分ステップ実行します。
33
チュートリアル
3.
「3.9 プログラムの実行」の[Go]実行により、アドレス H'AC000038 の sort 関数ステートメン
トまで実行されていることを確認してください。
図 3.25 [Program]ウィンドウ(ステップ実行)
3.13.1
Step In コマンドの実行
[Step In]コマンドはコール関数の中に入り、コール関数の先頭のステートメントで停止します。
• sort 関数の中に入るために、[Run]メニューから[Step In]を選択するか、またはツール
バーの[Step In]ボタンをクリックしてください。
図 3.26 [Step In]ボタン
図 3.27 [Program]ウィンドウ(Step In)
34
3.
チュートリアル
• [Program]ウィンドウの強調表示が、sort 関数の先頭のステートメントに移動します。
3.13.2
Step Out コマンドの実行
[Step Out]コマンドはコール関数の中から抜け出し、コール元プログラムの次のステートメント
で停止します。
• sort 関数の中から抜け出すために、[Run]メニューから[Step Out]を選択するか、または
ツールバーの[Step Out]ボタンをクリックしてください。
図 3.28 [Step Out]ボタン
図 3.29 [Program]ウィンドウ(Step Out)
• [Watch Window]ウィンドウに表示された変数 a のデータが昇順にソートされます。
• 次に[Step In]により、2 ステップ実行してください。
• [Watch Window]ウィンドウに表示された max が、データの最大値に更新されます。
35
3.
チュートリアル
図 3.30 [Program]ウィンドウ(Step In→Step In)
3.13.3
Step Over コマンドの実行
[Step Over]コマンドは関数コールを 1 ステップとし、メインプログラムの次のステートメント
で停止します。
• [Step In]コマンドを使用して、change 関数ステートメントまで 2 ステップ実行してくださ
い。
• change 関数中のステートメントを一度にステップ実行するために、
[Run]メニューから[Step
Over]を選択するか、またはツールバーの[Step Over]ボタンをクリックしてください。
図 3.31 [Step Over]ボタン
36
3.
チュートリアル
図 3.32 [Program]ウィンドウ(Step Over 実行前)
図 3.33 [Program]ウィンドウ(Step Over)
37
チュートリアル
3.
change 関数の最後のステートメントを実行すると、[Watch Window]ウィンドウに表示された変
数 a のデータが降順に変更されます。
3.14
ローカル変数の表示
[Locals]ウィンドウを使って関数内のローカル変数を表示させることができます。例として、main
関数のローカル変数を調べます。
この関数は、5つのローカル変数 a, j, i, min, maxを宣言します。
• [View]メニューから[Locals]を選択してください。[Locals]ウィンドウが表示されま
す。
ローカル変数が存在しない場合、[Locals]ウィンドウに何も表示されません。
• [Run]メニューから[Step In]を選択して、もう1ステップ実行してください。
[Locals]ウィンドウには、ローカル変数とその値が表示されます。
図 3.34 [Locals]ウィンドウ
• [Locals]ウィンドウの配列 a の前にあるシンボル + をダブルクリックし、配列 a の構
成要素を表示させてください。
• プログラムの sort 関数を実行する前と実行した後で配列 a の要素を参照すると、ランダム
データが降順にソートされているはずです。これにより、プログラムが正しく動作したこ
とを確認できます。
3.15
ソフトウェアブレーク機能
CPU ボードには、ソフトウェアブレーク機能があります。
HDI では、ソフトウェアブレークポイントを[Breakpoints]ウィンドウで設定することができま
す。255 ポイントまでソフトウェアブレークポイントを設定することができます。
ソフトウェアブレークの設定方法を以下に説明します。
• [View]メニューから[Breakpoints]を選択してください。[Breakpoints]ウィンドウが表
示されます。
• [Breakpoints]ウィンドウの中を右クリックし、開いたポップアップメニューから[Delete
All]を選択します。設定されているブレークポイントをすべて解除してください。このと
き、ブレークポイント削除の確認メッセージボックスが表示されますので[はい]を選択
してください。
38
3.
チュートリアル
図 3.35 [Breakpoints]ウィンドウ(ソフトウェアブレーク設定前)
[Breakpoints]ウィンドウの中を右クリックし、開いたポップアップメニューから[Add]を選択
してください。
[Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックスが表示されます。ここでは、アドレスまたはシンボル
を入力できます。
• change と入力して[Enable]チェックボックスをチェックしてください。
図 3.36 [Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックス
• [OK]ボタンをクリックしてください。
[Breakpoints]ウィンドウには、設定されたソフトウェアブレークポイントが表示されます。
図 3.37[Breakpoints]ウィンドウ(ソフトウェアブレーク設定時)
チュートリアルプログラムをブレークポイントで停止させるため、以下の手順を実行してくださ
い。
• [Breakpoints]ウィンドウを閉じてください。
39
チュートリアル
3.
• 「3.8 レジスタ内容の変更」で設定したプログラムカウンタ、スタックポインタ
(PC=H'AC000000、R15=H'ACF80000)を[Registers]ウィンドウで設定して、[Go]ボタ
ンをクリックしてください。
設定したブレークポイントまで、プログラムを実行して停止します。
図 3.38 実行停止時の[Program]ウィンドウ(ソフトウェアブレーク)
[View]メニューから[Status]を選択してください。[System Status]ウィンドウの表示内容は、
以下のようになります。停止理由 Breakpoint が確認できます。
図 3.39 [System Status]ウィンドウの表示内容(ソフトウェアブレーク)
3.16
実行時間計測機能
実行時間計測機能を有効にして、ユーザプログラムを実行すると実行時間の測定ができます。例
として sort 関数の実行時間を計測します。
• [Breakpoints]ウィンドウのポップアップメニューで[Delete All]を選択した後、[Program]
ウィンドウの 21 行目と 22 行目の[BP]カラムをダブルクリックしてブレークポイントの
設定を行ってください。
40
3.
チュートリアル
• 「3.8 レジスタ内容の変更」で設定したプログラムカウンタ、スタックポインタ
(PC=H'AC000000、R15=H'ACF80000)を[Registers]ウィンドウに設定して、[Go]ボタ
ンをクリックしてください。
設定したブレークポイントまで、プログラムを実行して停止します。
図 3.40 [Program]ウィンドウ(実行時間計測前のブレーク位置)
• [View]メニューの[Status]を選択してください。[System Status]ウィンドウが表示さ
れます。
図 3.41 [System Status]ウィンドウ(計測機能ディセーブル)
[System Status]ウィンドウの[Platform]シートの Run Time Count には、プログラム実行からブ
レークまでかかった時間が表示されています。この例では実行時間計測機能が有効になっていない
ので、"0h 0min 0s 0ms 0.0us"と表示されています。
• [View]メニューの[Run Time...]を選択してください。[Run Time Count Condition]ダイ
アログボックスが表示されます。
41
チュートリアル
3.
• [Enable]チェックボタンをチェックし、[Measurement Mode]から測定レンジを選択して
[OK]ボタンをクリックしてください。この例では 0.15us(Max 10min)を選択しています。
図 3.42 [Run Time Count Condition]ダイアログボックス
[Run Time Count Condition]ダイアログボックスは、以下に示す項目で構成されます。実行時間
は[System Status]ウィンドウで確認できます。
表 3.6 [Run Time Count Condition]ダイアログ
項目
内容
Enable
チェックすると有効になります。デフォルトはディセーブルです。
Measurement Mode
設定可能な測定レンジから選択します。
以下に測定レンジの種類を示します。
表 3.7 使用できる測定レンジ
測定レンジ
最大測定時間
0.15 us
10 分程度
0.6 us
41 分程度
2.3 us
2 時 45 分程度
9.2 us
11 時程度
• [OK]ボタンをクリックしてください。実行時間計測機能が有効となります。
• [Go]ボタンをクリックしてください。sort 関数の次の行で停止して、メッセージボック
スで実行時間が表示されます。
42
3.
チュートリアル
図 3.43 [Program]ウィンドウ(実行時間計測後のブレーク位置)
[System Status]ウィンドウの[Platform]シートの Run Time Count には sort 関数コールからコー
ル元に戻るまでの実行時間が表示されています。
図 3.44 [System Status]ウィンドウ(計測結果)
【留意事項】
・ 実行時間は、実行環境によって異なります。
・ 尚、実行時間計測機能を利用するとき、[Go]は計測を行いますが、[Step In][Step
Out][Step Over]は計測を行いません。
3.17
セッションの保存
プログラムがダウンロードされ、対応するソースファイルが表示されていて、かつ多くのウィン
ドウが開いている場合などには、次回このプログラムをロードするときに、こうした情報のセット
アップに時間がかかることがあります。HDI では、現在の設定をファイルに保存して、セットアッ
43
チュートリアル
3.
プ時間を短縮することができます。
すでに名前のあるセッションや、現在のオブジェクトファイルと同じ名前のセッションを新規に
作成するときは、[File->Save Session]メニューオプションを選択してセッションを更新できます。
現在の設定を新しい名前で保存するには、[File->Save Session As...]メニューオプションを選択
します。これにより、ファイルダイアログボックスが表示されるので、新しい名前を入力してくだ
さい。HDI セッションファイル(*.hds)、ターゲットセッションファイル(*.hdt)、ウォッチセッション
ファイル(*.hdw)の 3 つのファイルが保存されます。
なお、ターゲットセッションファイルに以下の情報が保存されます。
• ソフトウェアブレークポイント情報
• I/O 定義ファイル情報
• Run Time Count 情報
【留意事項】
セッションファイルには、シンボルやメモリ情報は保存されません。変更した情報を再度
使用したい場合は、別途ファイルに保存してください。詳しくは「日立デバッギングイン
タフェースユーザーズマニュアル」を参照してください。
3.18
さてつぎは?
このチュートリアルでは、CPU ボードのモニタと HDI を使ってプログラムをデバッグする例を紹
介しました。
HDI の使い方に関する詳細については、CD-R で提供されている「日立デバッギングインタフェ
ースユーザーズマニュアル」を参照してください。
44
4.
各ウィンドウの説明
4.1
HDI ウィンドウ
HDI ウィンドウのメニューバーとそれに対応するプルダウンメニューの一覧を表 4.1 に示します。
「日立デバッギングインタフェースユーザーズマニュアル」および本マニュアルの中でメニューに
ついて説明のある場合は、対応する項目に○あるいは記述されている章番号を示しています。
画面上でグレー表示のメニューは使用できません。
表 4.1 HDI ウィンドウのメニューとマニュアルの対応表
メニューバー
File Menu
Edit Menu
View Menu
プルダウンメニュー
本マニュアル
日立デバッギングインタフェース
ユーザーズマニュアル
New Session...
○
―
Load Session...
○
―
Save Session
○
―
Save Session As...
○
3.17
Load Program...
○
3.6.1
Initialize
○
―
―
Exit
○
Cut
○
―
Copy
○
―
Paste
○
―
Find...
○
―
Evaluate...
○
―
Breakpoints
○
3.10、3.15、 4.2.2
Command Line****
○
―
Disassembly...
○
―
I/O Area
○
―
Labels
○
―
Locals
○
3.14
Memory...
○
3.11
Performance Analysis*
○
―
Profile-List*
○
―
Profile-Tree*
○
―
Registers
○
3.8
Source...
○
―
Status
○
3.9、4.2.4
Trace*
○
―
Watch
○
Cache Control...
―
Run Time...
―
3.16、4.2.5
Localized Dump
○
―
4.2.6
45
4.
各ウィンドウの説明
表 4.1 HDI ウィンドウのメニューとマニュアルの対応表(続き)
メニューバー
プルダウンメニュー
日立デバッギングインタフェース
ユーザーズマニュアル
本マニュアル
View Menu
Simulated I/O Window
○
4.2.7
Run Menu
Reset CPU*****
○
―
Go
○
3.9
Reset Go***
○
―
Go To Cursor
○
―
Set PC To Cursor
○
―
Run...
○
―
Step In
○
3.13.1
Step Over
○
3.13.3
Step Out
○
3.13.2
Step...
○
―
Halt
○
―
Refresh
○
―
Load...
○
―
Save...
○
―
Verify...
○
―
Test...
○
―
Fill...
○
―
Copy...
○
―
Compare...
○
―
Configure Map...**
○
―
Configure Overlay...*
○
―
Status bar
○
―
Options...
○
―
Radix
○
―
Customise
○
―
Memory Menu
Setup Menu
Window Menu
Help Menu
【注】 1
2
46
Configure Platform...
○
3.5、4.2.1
Cascade
○
―
Tile
○
―
Arrange Icons
○
―
Close All
○
―
Index
○
―
Using Help
○
―
Search for Help on
○
―
About HDI
○
―
*の機能はサポートしていません。
**の機能は CPU ボード上の ROM,RAM 情報表示のみサポートしています。
3
***の機能は PC を H'AC000000 に設定後、ユーザプログラムを実行します。
4
****の機能はテスト用で、動作の保証をしておりません。
5
*****の機能は PC/SR/VBR を初期化します。CPU へはリセット入力しません。
4.
4.2
各ウィンドウの説明
各ウィンドウの説明
4.2.1 以降に各ウィンドウについて説明します。
4.2.1
[Monitor Setup]ダイアログボックス
■機能概要
CPU ボードのセットアップ条件を設定します。[Setup]メニューの[Configure Platform...]を選
択すると表示されます。
■ウィンドウ
図 4.1 [Monitor Setup]ダイアログボックス
【留意事項】
・ このダイアログボックスで I/O レジスタ定義ファイルを選択することができますが、HDI
のインストールディレクトリ以外にあるファイルを選択しないで下さい。I/O レジスタ
ウインドウが正しく動作しません。
・ I/O レジスタ定義ファイルのファイル名は 9 文字以内にしてください。拡張子はこの文
字数に含めません。
■説明
[Monitor Setup]ダイアログボックスの設定方法を以下に示します。
47
4.
各ウィンドウの説明
表 4.2 [Monitor Setup]ダイアログボックスの設定
項番
オプション
設定値
1
Comms Port:
ホストコンピュータのシリアルポートを COM1, COM2, COM3, COM4 から
選択します。
2
Baud Rate:
シリアル転送レートを選択します。ショートピン J7の設定に合わせて、
57600bit/s または 115200bit/s を選択してください。これ以外の選択では接
続できません。
3
I/O definition file:
I/O レジスタの定義ファイルを指定します。デフォルトでは SH7729R の定
義ファイルが選択されています。[I/O Registers]ウィンドウ (View メニ
ュー)を使用してレジスタ情報を表示することができます。
4
Download with verify
この機能は、本 CPU ボードではサポートされておりません(チェックでき
ません)。
5
Delete breakpoints when
program is reloaded
チェックすると、設定されているブレークポイントをプログラム再ロード
時にすべて解除します。
6
Reset CPU when program
has been downloaded
チェックすると、プログラムロード時にレジスタの値を初期化(*)します。
CPU ボードにリセット信号は入力されません。
【注】 1
*ではプログラムカウンタ、ステータスレジスタおよび VBR のみ初期化(PC=H'AC000000、
SR=H'600010E0、VBR はエンディアンによって異なります)されます。
[OK]ボタンをクリックすると、セットアップ条件が設定されます。[Cancel]ボタンをクリッ
クした場合は、条件を設定せずにダイアログボックスを閉じます。
4.2.2
[Breakpoints]ウィンドウ
■機能概要
設定された全ブレークポイントのリストを表示します。[View]メニューの[Breakpoints]を選
択すると表示されます。
■ウィンドウ
図 4.2 [Breakpoints]ウィンドウ
■説明
[Breakpoints]ウィンドウには、ブレークポイントの設定情報が表示されます。表 4.3 に示す項
目が表示されます。
48
4.
各ウィンドウの説明
表 4.3 [Breakpoints]ウィンドウ表示項目
項目
内容
[Enable]
当該ブレーク条件の有効/無効を表示します。"●"が表示されているブレーク条件が有効である
ことを示します。
[File/Line]
ブレークポイントが存在するファイル名と行番号を表示します。
[Symbol]
ブレークポイントが設定されているアドレスに対応するシンボルを表示します。対応するシン
ボルがない場合は何も表示しません。
[Address]
ブレークポイントが設定されているアドレスを示します。
[Type]
PC breakpoint と表示されます。
ウィンドウ上でマウスの右ボタンをクリックすると表示されるポップアップメニューを使用して、
ブレークポイントの設定、変更、解除や有効/無効の変更を行うことができます。表 4.4 に、各ボ
タンの機能を説明します。
表 4.4 [Breakpoints]ウィンドウのポップアップメニュー機能
名称
説明
[Add] メニュー
ブレーク条件を設定します。ボタンをクリックすると、[Add/Edit Breakpoint]
ダイアログボックスが表示され、ブレーク条件を設定することができます。
[Edit] メニュー
ブレーク条件を変更します。変更するブレーク条件を選択した後ボタンをクリッ
クすると、[Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックスが表示され、ブレーク条
件を変更することができます。
[Disable] メニュー
ブレーク条件の有効/無効を変更します。変更するブレーク条件を選択した後ボ
タンをクリックします。
([Enable] メニュー)
[Delete] メニュー
ブレーク条件を解除します。解除するブレーク条件を選択した後ボタンをクリッ
クします。
[Del All] メニュー
全ブレーク条件を解除します。
[Go to Source] メニュー
[Source]ウィンドウ上の、ブレークを設定しているアドレスへジャンプします。
4.2.3
[Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックス
■機能概要
ブレークポイントを設定します。[View]メニューの[Breakpoints]を選択すると表示される
[Breakpoints]ウィンドウ上のポップアップメニューで[Add]または[Edit] を選択すると表示さ
れます。
■ウィンドウ
図 4.3 [Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックス
49
各ウィンドウの説明
4.
■説明
[Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックスは、次の表に示す項目で構成されます。
表 4.5 [Add/Edit Breakpoint]ダイアログボックス
項目
内容
Breakpoint address
ブレークポイントを設定するアドレスまたはシンボルを入力します。
Enable
チェックすると有効になります。
[OK]ボタンをクリックすると、入力内容が設定されます。
4.2.4
[System Status]ウィンドウ
■機能概要
[System Status]ウィンドウは、CPU ボードへの設定情報および実行結果などの情報を表示しま
す。[View]メニューで [Status]を選択すると表示されます。
■ウィンドウ
図 4.4 [System Status]ウィンドウ
50
4.
各ウィンドウの説明
[System Status]ウィンドウには、下記の内容を表示します。
表 4.6 [System Status]ウィンドウの表示内容
シート
項目
[Session]シート
[Platform]シート
説明
Monitor
CPU ボードが接続されているかどうかを表示します。
Session Name
セッションファイル名を表示します。
Program Name
ロードされているロードモジュールファイル名を表示しま
す。
Connected to
接続されているモニタ名を表示します。
CPU
対象 CPU 名と、エンディアン設定状態を表示します。
Mode
CPU の処理モード(特権モード/ユーザモード)を表示し
ます。
Cache Status
キャッシュの ON/OFF 状態を示します。
MMU Status
MMU の ON/OFF 状態を示します。
I/O definition
選択されている I/O レジスタの定義ファイルを表示します。
Clock
使用しているクロック周波数(CPU 動作周波数・外部バスク
ロック)を示します。
Target DLL Version
CPU ボードに接続する Target DLL のバージョンです。
Monitor Version
モニタプログラムのバージョンです。
Run Status
ユーザプログラム実行状態を表示します。
実行中は Run、停止中は、Break と表示します。
[Memory]シート
[Events]シート
4.2.5
Break Cause
ブレーク時の停止要因を表示します。
Run Time Count
ユーザプログラムの実行からブレークまでにかかった時間を
表示します。実行時間計測機能を有効にしていない場合、"0h
0min 0s 0ms 0.0us"と表示します。
Comm port baudrate
シリアルインタフェースの転送レートを表示します。
Target Device Configuration
本 CPU ボードではサポートしておりません。
System Memory Resources
本 CPU ボードではサポートしておりません。
Loaded Memory Areas
ロードモジュールのロードエリアを表示します。
Resources
ブレークポイントの使用数を表示します。
[Run Time Count Condition]ダイアログボックス
■機能概要
[Run Time Count Condition]ダイアログボックスは、実行時間計測条件を設定します。[View]
メニューから[Run Time...]を選択すると表示されます。
51
各ウィンドウの説明
4.
■ウィンドウ
図 4.5 [Run Time Count Condition]ダイアログボックス
■説明
[Run Time Count Condition]ダイアログボックスは、以下に示す項目で構成されます。実行時間
はブレーク時のメッセージボックス表示、または[System Status]ウィンドウで確認できます。
表 4.7 [Run Time Count Condition]ダイアログ
項目
内容
Enable
チェックすると有効になります。デフォルトはディセーブルです。
Measurement Mode
設定可能な測定レンジから選択します。
[OK]ボタンを押すと入力内容が設定されます。
以下に測定レンジの種類を示します。
表 4.8 使用できる測定レンジ
測定レンジ
最大測定時間
0.15 us
10 分程度
0.6 us
41 分程度
2.3 us
2 時 45 分程度
9.2 us
11 時程度
【留意事項】
測定レンジで記載されている最大時間を超える計測を行った場合、実行時間は不正な値と
なります。
52
4.
各ウィンドウの説明
[Cache Control]ダイアログボックス
4.2.6
■機能概要
[Cache Control]ダイアログボックスはキャッシュの設定を行います。
[View]メニューから[Cache
Control...]を選択すると表示されます。
■ウィンドウ
図 4.6 [Cache Control]ダイアログボックス
■説明
[Cache Control]ダイアログボックスは、以下に示す項目で構成されます。[Cache Control]ダイ
アログボックスを開いたときのキャッシュコントロールレジスタの設定に従い表示されます。[OK]
ボタンを押されたときに設定が行われます。
表 4.9 [Cache Control]ダイアログ
項目
内容
Cache Flush
チェックして[OK]ボタンを押すと、キャッシュの全エントリをフラッシュしま
す。
Enable
チェックすると有効になります。
P1 Area write mode
P1 領域の動作モード(ライトスルー/ライトバック)を設定します。
P0,U0,P3 Area write mode
P0,U0,P3 領域の動作モード(ライトスルー/ライトバック)を設定します。
53
各ウィンドウの説明
4.
4.2.7
[Simulated I/O Window]ウィンドウ
■機能概要
[Simulated I/O Window]ウィンドウは、ユーザプログラム実行中にシリアルラインの入出力デー
タを表示します。ユーザプログラム実行中の時にのみ有効です。ユーザプログラムからシリアルに
出力したデータを本ウィンドウに表示します。
• ホストマシンのキーボードから入力されたデータを本ウィンドウに表示すると共に、CPU
ボードに送信します。
[View]メニューから[Simulated I/O Window]を選択すると表示されます。
[Simulated I/O Window]ウィンドウ上でマウスを右クリックすると、以下のポップアップメニュ
ーが表示されます。
[Copy]
[Paste]
反転表示されたテキストを Windows( クリップボードにコピーします。
Windows® クリップボードの内容を[Simulated I/O Window]ウィンドウに貼りつけ、
その内容を CPU ボードへ送信します。
[Clear Window][Simulated I/O Window] ウィンドウの内容をクリアします。
■ウィンドウ
図 4.7 [Simulated I/O Window]ウィンドウ
この表示例は、本 CPU ボード添付のサンプルプログラムを使用した際のものです。サンプルプロ
グラムについては「7.3 サンプルプログラム」を参照してください。
【留意事項】
・ [Simulated I/O Window]ウィンドウを使用するとき、ユーザプログラムは割り込みハン
ドラを用意する必要があります。詳細は「7 ユーザ割り込みハンドラの作成」を参照し
てください。
4.2.8
[Command Line]ウィンドウ
SH7729R CPU ボードでは、[Command Line]ウィンドウの動作を保証しておりません。使用し
ないでください。
54
5.
CPU ボードの仕様
5.1
ブロック図
5V
SDRAM
16Mbyte
GND
512kbyte
発振モジュール
FPGA
SH7729R
(167MHz)
RS-232C I/F
Hitachi-UDI
9pin D-sub
PCMCIA
メモリ
I/Oカード
スロット
AC電源アダプタ
CPU ボードのブロック図を図 5.1 に示します。
図 5.1 CPU ボードブロック図
55
5. CPU ボードの仕様
5.2
主な仕様
CPU ボードの仕様一覧を表 5.1 に示します。
表 5.1 仕様一覧
項目
仕様(CPU ボード)
マイクロコンピュータ
SH7729R
型 名:HD6417729RF167
動作周波数
CPU 内部クロック:167MHz 固定
PKG:LQFP208pin
バスクロック: 55.5MHz / 27.75MHz(ショートピンにて切り替え可能)
エンディアン
リトルまたはビッグ(ショートピンにて切り替え可能)
メモリ
SDRAM
RAM
容 量:16Mbyte
バス幅:32bit
型 名:HM5264165FTT-B60×2
ROM
フラッシュメモリ
(モニタプログラム)
容 量:512kbyte
バス幅:16bit
型 名:PA28F400B5-B60
シリアルインタフェース
RS-232C 準拠×1チャネル
通信速度
:57600bit/s、115200bit/s(ショートピンにて切り替え可能)
コネクタ
:9pin D-sub コネクタ
•
CPU ボード側型名:DELC-J9PAF-20L9(日本航空電子(株))
最大ケーブル長:3m max
拡張バスインタフェース
拡張コネクタ×3
•
CN3
CPU ボード側型名:8817-180-170L(KEL(株))
ユーザ側型名:8807-180-170L*(KEL(株))
*:金メッキ厚指定(無印:フラッシュ、D:0.25μm 以上)
•
CN6
CPU ボード側型名:8931E-100-178S(KEL(株))
ケーブル側型名:8925*-100-179(KEL(株))
*:ストレインリリーフ指定(E:有り、R:無し)
•
CN7
CPU ボード側型名:7620-6002SC(3M(株))
ケーブル側推奨型名:7920-7500SC(3M(株))
PCMCIA
メモリカード/I/O カード × 2 スロット
E10A エミュレータ
CN8 CPU ボード側型名:10236−5202JL(3M(株))
インタフェース
スイッチ
SW1:マニュアルリセットスイッチ
SW2:アボートスイッチ
SW3:電源スイッチ
外形寸法
56
基板寸法
210mm × 150mm (横×縦)
本体寸法
227mm × 167mm × 50mm (横×縦×高さ)
5. CPU ボードの仕様
メモリマップ
5.3
図 5.2 に CPU ボードのメモリマップを示します。CPU ボードでは CPU の各エリアを以下の通り
割り当てています。
• エリア0・・・モニタプログラム領域です。フラッシュメモリ、オンボードレジスタ、モ
ニタ I/O に割り当てています。バス幅は 16bit 固定です。
• エリア1・・・ CPU 予約領域です。
• エリア2・・・拡張バス領域です。
• エリア3・・・ SDRAM 16Mbyte を実装しています。前半 15.5Mbyte はユーザプログラム領
域、後半 0.5Mbyteはモニタプログラムワーク領域に割り当てています。バ
ス幅は 32bit 固定です。
• エリア4・・・拡張バス領域です。
• エリア5・・・拡張バス領域です。
• エリア6・・・ PCMCIA 領域です。
物理空間
00000000 モニタプログラム
領域
512kbyte
0007FFFC
00080000
00000000
フラッシュメモリ
エリア0 オンボードレジスタ
(16bitバス幅)
04000000
CPU予約
エリア1
(内蔵I/O領域)
モニタプログラム
領域のシャドウ
00FFFFFE
01000000
01000000
08000000
エリア2
0C000000
エリア3
オンボード
レジスタ
拡張用
SDRAM
(32bitバス幅)
10000000
エリア4
モニタプログラム用
レジスタ領域
01FFFFFE
02000000
拡張バス
拡張用
03FFFFFE
PCMCIA レジスタ
ユーザプログラム領域
01800000
01800002
01800004
01800006
01800008
0180000A
15.5Mbyte
32bit
バス幅
0180000C
0180000E
01800010
14000000
エリア5
01800000
01800012
01FFFFFE
リザーブ(使用不可)
拡張用
0C000000
18000000
エリア6
1C000000
CPU予約
1FFFFFFF
PCMCIA I/F用
CPU予約
0CF7FFFF
0CFFFFFF
ファームウェアワーク領域
(0.5Mbyte)
0FFFFFFC
SDRAMの
シャドウ
PCC01SR
PCC0GCR
PCCOCSCR
PCC0CSCIER
PCC1ISR
PCC1GCR
PCC1CSCR
PCC1CSCIER
PCCVCR
18000000 スロット0アトリビュートメモリ
18800000
スロット1アトリビュートメモリ
19000000
スロット0コモンメモリ
19800000
スロット1コモンメモリ
1A000000
スロット0 I/O空間
1A800000
スロット1 I/O空間
1B000000
未使用
1BFFFFFF
図 5.2 CPU ボードメモリマップ
57
5. CPU ボードの仕様
5.4
外部インタフェース
5.4.1
シリアルインタフェース
警告
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン中はすべてのコネクタ、ケーブル類の抜き差しを行
わないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。また、デバ
ッグ中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
CPU ボードは、ホストとのインタフェースが可能なシリアルインタフェース(RS-232C 準拠)を
1ch 持っています。
ホストとのインタフェースは、CPU 内蔵の SCI0 を用います。このため、ユーザは CPU の SCI0
を使用できません。コネクタは 9pin D-Sub コネクタを使用、転送レートは 57600bit/s と 115200bit/s
のどちらかを設定できます。設定方法は「2.8 ショートピン」を参照してください。
表 5.2 にシリアルインタフェースコネクタのピン配置を、表 5.3 にシリアルインタフェース仕様
を示します。シリアルケーブルの接続方法については、「2.4 ケーブルの接続」をご覧ください。
表 5.2 シリアルインタフェースコネクタピン配置
信号名
Pin No.
機能
1
Reserved
未接続
2
RXD
受信データ
3
TXD
送信データ
4
DTR
データ端末レディ
5
SG
シグナル・グランド
6
DSR
データ・セット・レディ
7
RTS
送信要求
8
CTS
送信可
9
Reserved
未接続
表 5.3 シリアルインタフェース仕様
項目
仕様
同期方式
調歩同期
転送速度
57600bit/s、115200bit/s(ショートピンにて切り替え可能)
ビット構成
スタートビット :1bit
ストップビット :1bit
パリティ
:なし
データ長
:8bit
コントローラ
SH7729R 内蔵 SCI(シリアルコミュニケーションインタフェース)
ドライバ
LT1181ACSW(リニアテクノロジー社製)
コネクタ
CPU ボード側:DELC-J9PAF-20L9(日本航空電子(株))
図 5.3 に IBM PC 互換機のシリアルインタフェースコネクタと、CPU ボードのインタフェースコ
ネクタの接続図を示します。また、図 5.4 にコネクタのピン配列を示します。シリアルケーブルの
58
5. CPU ボードの仕様
接続方法については、「2.4 ケーブルの接続」をご覧ください。
IBM PC互換機
シリアルインタフェースコネクタ
CPUボード
シリアルインタフェースコネクタ
CD
1
1
N.C.
RXD
2
2
RXD
TXD
3
3
TXD
DTR
4
4
DTR
SG
5
5
SG
DSR
6
6
DSR
RTS
7
7
RTS
CTS
8
8
CTS
RING
9
9
N.C.
図 5.3 ホストコンピュータとの接続
Pin 1
Pin 6
CN1
Pin 5
シリアルインタフェースコネクタピン配列
Pin 9
図 5.4 シリアルインタフェースコネクタピン配列
5.4.2
ユーザ拡張ボードインタフェース
CPU ボードは、ユーザ拡張ボードインタフェース用のコネクタを持っています。
警告
CPU ボードまたはユーザシステムのパワーオン時すべてのコネクタ、ケーブル類の抜き差しを行わ
ないでください。
抜き差しを行った場合、CPU ボードとユーザシステムの発煙発火の可能性があります。また、デバ
ッグ中のユーザプログラムの破壊の可能性があります。
図 5.5、図 5.6、図 5.7 に拡張コネクタのピン配列を示します。また、表 5.4∼5.6 に拡張コネクタ
のピン配置を示します。端子機能欄に番号のないものは、「CPU のハードウェアマニュアル」を参
照してください。端子の信号レベルはすべて SH7729R CPU と同等の 3.3V インタフェースです。拡
張ボードの接続方法については、「2.5 ユーザ拡張ボードの接続」をご覧ください。
59
5. CPU ボードの仕様
図 5.5 拡張バス CN3 ピン配列
図 5.6 拡張バス CN6 ピン配列
図 5.7 拡張バス CN7 ピン配列
60
5. CPU ボードの仕様
表 5.4 拡張コネクタ(CN3)ピン配置
端子名
Pin
No.
1
GND
2
D0
端子名
端子 Pin
機能 No.
(1)
42
D20
43
GND
44
D21
45
GND
46
D22
3
CASL
4
D1
5
GND
6
D2
(1)
47
GND
7
CASU/PTJ[3]
(10)
48
D23
8
D3
(1)
49
GND
9
GND
50
D24
10
D4
(1)
51
GND
11
PTJ[4]
(10)
52
D25
12
D5
(1)
53
GND
13
GND
54
D26
14
D6
(1)
55
GND
15
PTJ[5]
(10)
56
D27
16
D7
(1)
57
GND
17
GND
58
D28
18
D8
(1)
59
GND
19
GND
60
D29
20
D9
(1)
61
GND
21
GND
22
D10
23
GND
24
D11
25
GND
26
D12
27
GND
28
D13
29
GND
30
D14
31
GND
32
D15
33
GND
34
D16
35
GND
36
D17
37
GND
38
D18
39
GND
40
D19
41
GND
(1)
62
D30
(1)
63
GND
64
D31
(1)
65
GND
66
A0
(1)
67
GND
68
A1
69
GND
70
A2
71
GND
(1)
(1)
72
A3
(1)
73
GND
74
A4
(1)
75
GND
76
A5
(1)
77
GND
78
A6
(1)
79
GND
80
A7
(1)
81
GND
82
A8
端子名
端子 Pin
機能 No.
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
(1)
83
GND
84
A9
85
GND
86
A10
87
GND
88
A11
89
GND
90
A12
91
GND
92
A13
93
CS0
94
A14
95
GND
96
A15
97
_BS
98
A16
99
GND
100 A17
(1)
(1)
(2)
(2)
(2)
(2)
(2)
(2)
129 GND
128 Reserve
130 _CS2
(2)
131 GND
(2)
133 GND
132 _CS4
134 _CS5/_CE1A
(2)
135 GND
(2)
137 GND
136 _CS6/_CE1B
138 Reserve
(2)
139 GND
(2)
141 GND
(2)
143 GND
(2)
145 GND
(2)
147 GND
140 Reserve
142 RD/_WR
144 _IRQOUT
146 _BACK
(4)
148 _CS3
(2)
149 GND
150 STATUS1
110 A22
(2)
111 _RSTOUT
(3)
152 STATUS0
112 A23
(2)
153 GND
113 _RESETP
151 GND
154 PTJ[1]
(2)
155 GND
(2)
157 GND
115 GND
116 A25
(2)
(2)
109 Reserve
114 A24
(2)
127 GND
107 Reserve
108 A21
(2)
126 _RD
105 CKE
106 A20
端子
機能
125 GND
(2)
103 GND
104 A19
端子名
124 _WE3/DQMUU
(2)
101 RAS3L
102 A18
(1)
端子 Pin
機能 No.
156 _BREQ
117 GND
158 TCLK
118 _WE0/DQMLL
159 GND
119 GND
160 _NMI
120 _WE1/DQMLU
161 GND
121 GND
162 _WAIT
122 _WE2/DQMUL
163 GND
123 GND
164 Reserve
(10)
(5)
(6)
(7)
(8)
61
5. CPU ボードの仕様
表 5.4 拡張コネクタ(CN3)ピン配置(続き)
端子名
Pin
No.
端子 Pin
機能 No.
端子名
端子 Pin
機能 No.
端子名
端子 Pin
機能 No.
端子名
165 GND
169 GND
173 GND
177 CKIO
166 Reserve
170 Reserve
174 Reserve
178 GND
167 GND
171 GND
175 GND
179 GND
168 Reserve
172 Reserve
176 Reserve
180 GND
【注】 1
2
端子
機能
(9)
表 5.4 中の Reserve 端子は未接続としてください。
本ボードでは一部の信号を変換して、CPU へ入力あるいは拡張コネクタへ出力しています。表 5.4
中の端子機能欄の番号(1)∼(10)がこれに該当します。各端子について以下に示します。
(1)
D[31:0]
:図 5.11 を参照してください。
(2)
A[25:0]
:図 5.11 を参照してください。
(3)
RSTOUT :CPU をリセットしたときに Low レベルが出力されます。
・パワーオン時
・マニュアルリセットスイッチを押したとき
・拡張コネクタからリセット信号を入力したとき
(4)
BACK
:図 5.8、5.9、5.11、5.12 を参照してください。
(5)
BREQ
:図 5.8、5.9、5.11、5.12 を参照してください。
(6)
TCLK
:タイマ用クロック入力。ショートピン”J3”の設定によって拡張コネクタからのク
(7)
NMI
:モニタプログラム実行中は無効です。モニタプログラム実行中に入力された NMI は保
(8)
WAIT
:CPU ボード内資源エリア 0、およびエリア 6(PCMCIA 空間)アクセス時に発生する WAIT
(9)
CKIO
:出力専用です。ショートピン”J9, J10”で設定したバス周波数と同一のクロックを
ロック入力を選択できます。
留されません。
信号の OR 論理が、CPU へ伝えられます。
供給します。拡張ボード側で終端抵抗を接続することをお薦めします。図 5.10 を参照
してください。
(10) ポートとして使用する場合は、出力方向のみに限定されます。
62
5. CPU ボードの仕様
表 5.5 拡張コネクタ(CN6)ピン配置
Pin
No.
1
端子名
PTE[7]
端子名
端子 Pin
機能 No.
(2)
26
PINT[14]/PTF
(2)
51
[6]
2
GND
27
PINT[13]/PTF
端子名
端子 Pin
機能 No.
MCS[4]/PINT
端子 Pin
機能 No.
端子名
76
GND
端子
機能
[OKI]/PTC[OKI]
(2)
52
GND
77
RXD2/SCPT[4]
(2)
53
MCS[5]/PINT[5]
/PTC[5]
78
GND
54
CS0
79
TXD2/SCPT[4]
55
MCS[6]/PINT[6]
/PTC[6]
80
GND
56
GND
81
SCK2/ SCPT[5]
57
MCS[7]/PINT[7]
/PTC[7]
82
GND
[5]
3
4
_CAS2L/
PTE[6]
28
GND
29
PINT[12]/PTF
[4]
_iRLS[3]/PINT
[11]/PTF[3]
5
_CE2B/ PTE[5]
30
_iRLS[2]/PINT
[10]/PTF[2]
6
GND
31
_iRLS[1]/PINT
[9]/PTF[1]
7
_CAS2H/
PTE[3]
32
_iRLS[0]/PINT
8
_RESETM
33
PTE[0]
58
GND
83
RTS2/ SCPT[6]
9
GND
34
GND
59
MCS[0]/PINT[0]
/PTC[0]
84
GND
10
IOIS16/ PTG[7]
35
GND
60
GND
85
CTS2/ SCPT[7]
11
PTG[6]
36
GND
61
MCS[1]/PINT
86
GND
[8]/PTF[0]
(2)
[1]/PTC[1]
12
PTG[5]
(2)
37
_DREQ0/PTD
62
GND
87
PTH[6]
[4]
13
PTG[4]
14
PTG[3]
(2)
38
GND
63
MCS[2]/PINT[2]
/PTC[2]
88
GND
39
_DREQ1/PTD
64
GND
89
IRQ0
GND
65
MCS[3]/PINT[3]
/PTC[3]
90
GND
_DACK0/PTD
66
GND
91
IRQ1
(1)
[6]
15
PTG[2]
(2)
40
16
PTG[1]
(2)
41
(1)
[5]
17
PTG[0]
18
(2)
42
GND
67
_Wakeup/
PTD[3]
92
GND
_RAS3U/
PTE[2]
43
_DACK1/PTD
68
GND
93
IRQ2
19
GND
44
GND
69
RESETOUT/
PTD[2]
94
GND
20
_CE2A/ PTE[4]
45
_CA
70
GND
95
IRQ3
21
GND
46
GND
71
RXD1/SCPT[2]
96
GND
22
_RAS2U/
PTE[1]
47
DRAK0/PTD[1]
72
GND
97
IRQ4
23
ADTRG/PTH[5]
48
GND
73
TXD1/SCPT[2]
98
GND
24
GND
49
DRAK1/PTD[0]
74
GND
99
Reserve
25
PINT[15]/
PTF[7]
50
GND
75
SCK1/SCPT[3]
100 GND
(1)
[7]
(2)
(1)
(1)
63
5. CPU ボードの仕様
【注】 1
表 5.5 中の Reserve 端子は未接続としてください。
2
本ボードでは一部の信号を変換して、CPU へ入力あるいは拡張コネクタへ出力しています。表 5.5
(1)
IRQ[4:0]:モニタプログラム実行中は無効です。モニタプログラム実行中に入力された IRQ は保留
中の端子機能欄の番号 (1) ,(2)がこれに該当します
されません。
(2)
E10A エミュレータ接続状態では、これらの信号ピンは使用できません。
表 5.6 拡張コネクタ(CN7)ピン配置
端子名
Pin No.
端子機能
端子名
Pin No.
1
Reserve
11
AN[4]/ PTL[4]
2
AVSS
12
AVSS
3
AN[0]/ PTL[0]
13
AN[5]/ PTL[5]
4
AVSS
14
AVSS
5
AN[1]/ PTL[1]
15
AN[6]/DA[1]/PTL[6]
6
AVSS
16
AVSS
7
AN[2]/ PTL[2]
17
AN[7]/DA[0]/PTL[7]
8
AVSS
18
AVSS
9
AN[3]/ PTL[3]
19
Reserve
10
AVSS
20
AVSS
【注】 表 5.6 中の Reserve 端子については未接続としてください。
CKIO
BREQ
tBREQH tBREQS
tBACKD
BACK
(CPU)
tCBACKD
BACK
tCOFF1
A, RD, CSn, RD/WR, CAS, RAS, WEn
tCOFF2
D
図 5.8 バス権解放タイミング(1)
64
端子機能
5. CPU ボードの仕様
CKIO
tBREQS
BREQ
tBACKD
tBREQH
BACK
(CPU)
BACK
tCON1
A, RD, CSn, RD/WR, CAS, RAS, WEn
tCON2
D
図 5.9 バス権解放タイミング(2)
表 5.7 AC 仕様
パラメータ
最小値
tBREQH
=tBREQH
最大値
=tBREQH
tBREQS
=tBREQS
=tBREQS
tBACKD
=tBACKD
=tBACKD
tCBACKD
―
25.5 ns
tCOFF1
―
29.7 ns
tCOFF2
―
30.1 ns
tCON1
―
29.7 ns
tCON2
―
30.1 ns
【注】 =:CPU の AC 仕様と同じです。
3.3V
R1
3.3V
3.3V
Zo = 54W ± 10W
R2
IDT49FCT3805
Ioh = -8mA
Ioh = 16mA
W
W
図 5.1 CKIO 終端抵抗接続例
65
5. CPU ボードの仕様
U1
A[25..0]
CN3
3.3V
SH7729R
4.7kW
U8-11
VHC244
U12-15
A[25..0]
VHC244
WE[3..0]
WE[3..0]
U4-7
QS3384
D[31..0]
D[31..0]
3.3V
4.7kW
U18
IRQOUT,
STATUS1,0
IRQOUT,
STATUS1,0
VHC244
CKE
CKE
BREQ,NMI,
WAIT
3.3V
U2 FPGA
BREQ,NMI,
WAIT
4.7kW
U19
BACK,RSTout
VHC244
BACK
RESETP
IRQL[4..0],
RESETP
U27
LS279
SW1,2
CKIO
5V
CKIO
OSC1
[55.5MHz]
Clock
Driver
CKIN
3.3V
4.7kW
10kW
J9
OSC2
[14.7456MHz]
J3
TCLK
TCLK
3.3V
RD,CS0,CS2,
CS3,CS4,
CS5/CE1A,
CS6/CE1B
RD/WR
RAS2L,BS,
CASLL,CASLH,
CASHL,CASHH,
RAS3L
10kW
3.3V
10kW
RD,CS0,CS2,
CS3,CS4,
CS5/CE1A,
CS6/CE1B,
RD/WR
U16
VHC244
U17
VHC244
図 5.11 CN3 ユーザ拡張ボードインタフェース回路構成
66
RAS2L,BS,
CASLL,CASLH,
CASHL,CASHH,
RAS3L
5. CPU ボードの仕様
U1
CN6
SH7729R
3.3V
U2 FPGA
IRL[3..0],IRQ[3..0]
IRQ4
3.3V
4.7kW
U19
VHC244
拡張コネクタ
4.7kW
IRQ[3..0]
制御回路
IRQ4
3.3V
4.7kW
RESETM
3.3V
4.7kW
3.3V
4.7kW
EMRST
CTS2
RTS2
CTS2
RTS2
3.3V
3.3V
4.7kW
4.7kW
RXD1/2
RXD1/2
TXD1/2
TXD1/2
SCK1/2
SCK1/2
3.3V
CE2A/2B
DACK0/1,DRAK0/1
WAKEUP,BACK
CAS2L/2H,
RAS2U/3U
4.7kW
CE2A/2B
DACK0/1,DRAK0/1,
WAKEUP,BACK,
CAS2L/2H,
RAS2U/3U
3.3V
4.7kW
DREQ0/1,IOIS16,
CA,ADTRG
DREQ0/1,IOIS16,
CA,ADTRG
3.3V
PTC[7..0],PTD[2],
PTE[7/0],PTF[7..0],
PTG[6..0],PTH[6]
4.7kW
PTC[7..0],PTD[2],
PTE[7/0],PTF[7..0],
PTG[6..0],PTH[6]
CN7
AN[7..0]/PTL[7..0]
AN[7..0]/PTL[7..0]
470pF
図 5.12 CN6, CN7 ユーザ拡張コネクタインタフェース回路構成
67
5. CPU ボードの仕様
8.96
5.0
1
2
2
1
3.175
8807-180-170L*
8817-180-170L
CN3
2-Ø2.3穴
179
180
179
180
30.0
68
7.62
5.08
2.54
CPU
±
図 5.13 CN3 ユーザ拡張ボード接続寸法仕様
5. CPU ボードの仕様
5.4.3
PCMCIA インタフェース
警告
電源が ON 状態でカードの抜き差しを行うと、カードが破壊されることがあります。
電源が ON 状態でのカードの操作を行う場合は、必ず CPU ボードに PCMCIA ドライバを搭載して
からにしてください。
(1)
概要
本ボードは、PCMCIA タイプ 1、2 用のカードスロットを 2 スロット搭載しています。2 スロット
とも I/O カードとメモリカードが使用できます。また、カード電圧 3.3V と 5V に対応しています。
本 CPU ボードは、PCMCIA 用ドライバをサポートしておりません。したがって、ご使用の際には、
PCMCIA ドライバソフトをご用意ください。
図 5.14 に PCMCIA スロット0とスロット1のピン配列図を示します。また、表 5.8 に PCMCIA
スロット0の、表 5.9 にスロット1のピン配置を示します。
Pin1
CN9
Pin34
スロットO
Pin35
Pin68
スロット1
PCB
PCMCIAスロット
図 5.14 PCMCIA スロット0、1のピン配列
69
5. CPU ボードの仕様
表 5.8 PCMCIA カードスロット 0(CN9)ピン配置
Pin No.
端子名
Pin No.
端子名
Pin No.
端子名
端子名
Pin No.
1
GND
18
VPPA
35
GND
52
VPPA
2
PCC0DA3
19
PCC0AD16
36
P0CD1
53
PCC0AD22
3
PCC0DA4
20
PCC0AD15
37
PCC0DA11
54
PCC0AD23
4
PCC0DA5
21
PCC0AD12
38
PCC0DA12
55
PCC0AD24
5
PCC0DA6
22
PCC0AD7
39
PCC0DA13
56
PCC0AD25
6
PCC0DA7
23
PCC0AD6
40
PCC0DA14
57
P0VS2
7
P0CE1
24
PCC0AD5
41
PCC0DA15
58
P0RESET
8
PCC0AD10
25
PCC0AD4
42
P0CE2
59
P0WAIT
9
P0RD
26
PCC0AD3
43
P0VS1
60
NC
10
PCC0AD11
27
PCC0AD2
44
P0WE2
61
P0REG
11
PCC0AD9
28
PCC0AD1
45
P0WE3
62
P0BVD2
12
PCC0AD8
29
PCC0AD0
46
PCC0AD17
63
P0BVD1
13
PCC0AD13
30
PCC0DA0
47
PCC0AD18
64
PCC0DA8
14
PCC0AD14
31
PCC0DA1
48
PCC0AD19
65
PCC0DA9
15
P0WE1
32
PCC0DA2
49
PCC0AD20
66
PCC0DA10
16
P0RDY
33
P0WP
50
PCC0AD21
67
P0CD2
17
VCCA
34
GND
51
VCCA
68
GND
表 5.9 PCMCIA カードスロット 1(CN9)ピン配置
Pin No.
端子名
Pin No.
端子名
Pin No.
端子名
端子名
Pin No.
1
GND
18
VPPB
35
GND
52
VPPB
2
PCC1DA3
19
PCC1AD16
36
P1CD1
53
PCC1AD22
3
PCC1DA4
20
PCC1AD15
37
PCC1DA11
54
PCC1AD23
4
PCC1DA5
21
PCC1AD12
38
PCC1DA12
55
PCC1AD24
5
PCC1DA6
22
PCC1AD
39
PCC1DA13
56
PCC1AD25
6
PCC1DA7
23
PCC1AD6
40
PCC1DA14
57
P1VS2
7
P1CE1
24
PCC1AD5
41
PCC1DA15
58
P1RESET
8
PCC1AD10
25
PCC1AD4
42
P1CE2
59
P1WAIT
9
P1RD
26
PCC1AD3
43
P1VS1
60
NC
10
PCC1AD11
27
PCC1AD2
44
P1WE2
61
P1REG
11
PCC1AD9
28
PCC1AD1
45
P1WE3
62
P1BVD2
12
PCC1AD8
29
PCC1AD0
46
PCC1AD17
63
P1BVD1
13
PCC1AD13
30
PCC1DA0
47
PCC1AD18
64
PCC1DA8
14
PCC1AD14
31
PCC1DA1
48
PCC1AD19
65
PCC1DA9
15
P1WE1
32
PCC1DA2
49
PCC1AD20
66
PCC1DA10
16
P1RDY
33
P1WP
50
PCC1AD21
67
P1CD2
17
VCCB
34
GND
51
VCCB
68
GND
CPU ボードの PCMCIA インタフェースには以下の特徴があります。
• IRQ 制御:PCMCIA 割り込みは IRQ1 として CPU へ出力します。
• PCMCIA 制御: PCMCIA を 2 スロットサポートします。2 スロットとも I/O カードまたは
メモリカードが使用できます。
• カード電圧:3.3V と 5V に対応できます。
70
5. CPU ボードの仕様
• PCMCIA エリア:2 スロット共エリア6を使用します。エリア6の空間をさらに8つのエリ
アに分割しているため、各々のエリアは 8Mbyte になります。PCMCIA では
それぞれの空間が 64Mbyte までサポートされているため、CPU ボードでは
上位アドレス A25∼A23 に対応したバンク切り替えレジスタを設けています。
アクセス手順を以下に示します。
[1]
アクセス先スロット(0/1)のGCR(General Control Register)ビット2∼0に、上位アドレ
スA25∼A23をセットします。
[2]
挿入されているカードタイプに応じたエリア6のウィンドウにアクセスします。エリア
6の空間の割り付けは、図5.15を参照してください。
18000000
スロット0 アトリビュートメモリ
18800000
19000000
スロット1 アトリビュートメモリ
スロット0 コモンメモリ
19800000
1A000000
スロット1 コモンメモリ
1A800000
1B000000
1BFFFFFF
スロット0 I/O空間
スロット1 I/O空間
未使用
図 5.15 エリア 6 の割り付け
(2)
レジスタの説明
PCMCIA 関連レジスタのアドレスとレジスタの説明を表 5.10 に示します。
表 5.10 PCMCIA レジスタとアドレス
レジスタ名
No.
正式名称
アドレス
R/W
PCC0 インタフェースステータスレジスタ
R
H'01800000
PCC0GCR
PCC0 ジェネラルコントロールレジスタ
R/W
H'01800002
PCC0CSCR
PCC0 カードステータス変更レジスタ
R/W
H'01800004
4
PCC0CSCIER
PCC0 カードステータス変更割り込みイネーブルレジスタ
R/W
H'01800006
5
PCC1ISR
PCC1 インタフェースステータスレジスタ
R
H'01800008
6
PCC1GCR
PCC1 ジェネラルコントロールレジスタ
R/W
H'0180000A
7
PCC1CSCR
PCC1 カードステータス変更レジスタ
R/W
H'0180000C
8
PCC1CSCIER
PCC1 カードステータス変更割り込みイネーブルレジスタ
R/W
H'0180000E
9
PCCVCR
PCC 電圧コントロールレジスタ
R/W
H'01800010
1
PCC0ISR
2
3
[1]
PCC0インタフェースステータスレジスタ(PCC0ISR)
ビット
7
6
5
4
3
2
1
0
名称
P0RDY
P0WP
P0VS2
P0VS1
P0CD2
P0CD1
P0BVD2
P0BVD1
R/W
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
―
―
―
―
―
―
―
―
本レジスタは、チャネル 0 の各入力信号の値をモニタします。1=High レベル、0=Low レベルを示
します。
71
5. CPU ボードの仕様
[2]
PCC0ジェネラルコントロールレジスタ(PCC0GCR)
ビット
7
6
5
4
3
2
1
0
名称
P0DRVE
P0RES
P0PCCT
未使用
未使用
P0PA25
P0PA24
P0PA23
R/W
R/W
R/W
R/W
R
R
R/W
R/W
R/W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
本レジスタは、チャネル 0 のバスバッファ、リセット等を制御します。また、8Mbyte のウィンド
ウから各スロット 64Mbyte アクセスするためにチャネル 0 の上位アドレス 3 ビットも制御します。
Bit 7:P0DRVE(外部バッファ制御)
0:PCC0DRV 信号を High レベルにドライブ(バッファディスエーブル)
1:PCC0DRV 信号を Low レベルにドライブ(バッファイネーブル)
Bit 6:P0RES(リセット制御)
0:PCC0RES 信号を Low レベルにドライブ(通常動作)
1:PCC0RES 信号を High レベルにドライブ(リセット)
Bit 5:P0PCCT(PCMCIA のカードタイプ)
0:スロット 0 のカードをメモリカードとして扱う
1:スロット 0 のカードを I/O カードとして扱う
Bit 4-3:未使用
読み出し値は常に 0
Bit 2-0:P0PA25-23(上位アドレス制御、ウィンドウ切り替えに用いる)
0:それぞれのアドレス線を Low レベルにドライブ
1:それぞれのアドレス線を High レベルにドライブ
[3]
PCC0カードステータス変更レジスタ(PCC0CSCR)
ビット
7
6
5
4
3
2
1
0
名称
P0SCDI
未使用
P0IREQ
P0SC
P0CDC
P0RC
P0BW
P0BD
R/W
R/W
R
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
本レジスタは、チャネル 0 のステータス変化をモニタするフラグです。割り込み(IRQ1)を受け
付けた後に本レジスタを参照することで、割り込み要因を特定できます。
Bit 7:P0SCDI(ソフトウェアカード検出割り込み)
ソフトウェアによる書き込みで、割り込みを生成します。セットは自由にできますが、割り込み
そのものはカード検出割り込みと同じく、PCC0CSCIER のビット 3(P0CDE)によってマスクされ
ます。
0:割り込みを発生しない
1:スロット 0 のカード検出割り込みを発生させる
Bit 6:未使用
読み出し値は常に 0
Bit 5:P0IREQ(IREQ 割り込み)
スロット 0 のカードが I/O カードの場合、PCC0RDY/IREQ による割り込みが発生すると 1 にセッ
トされます(メモリカードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は PCC0CSCIER のビット 65(IREQE1-0)の設定内容に従います(割り込み不許可・レベルモード・立上がりエッジモード・立下り
エッジモード)。エッジモードの場合、本ビットに 0 を書き込むと割り込みをクリアできます。
0:IREQ 割り込み要求無し
1:スロット 0 の I/O カードに IREQ 割り込み要求発生
72
5. CPU ボードの仕様
Bit 4:P0SC(STSCHG 割り込み)
スロット 0 のカードが I/O カードの場合、PCC0BVD1/STSCHG による割り込みが発生すると 1 に
セットされます(メモリカードの場合、本ビットは常に 0 です)。セット条件は STSCHG ピンの High
レベルから Low レベルへの遷移です。クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。割り込みは
PCC0CSCIER のビット 4 でマスク可能です。
0:STSCHG 割り込み要求無し
1:スロット 0 の I/O カードに STSCHG 割り込み要求発生
Bit 3:P0CDC(カード検出割り込み)
PCC0CD2・PCC0CD1 のいずれかが変化した(カード挿入・抜去)ことを示します。セット条件は
信号レベルの変化、クリア条件は 0 ライトです。割り込みは PCC0CSCIER のビット 3 でマスク可能
です。
0:PCC0CD2/PCC0CD1 は変化していない
1:PCC0CD2/PCC0CD1 のいずれかが変化した
Bit 2:P0RC(Ready 変化割り込み)
スロット 0 のカードがメモリカードの場合、PCC0RDY 信号が変化すると 1 にセットされます(I/O
カードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は RDY/BSY ピンが Low レベルから High レベルに
なること(ビジー状態からレディ状態に変化すること)、クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。
割り込みは PCC0CSCIER のビット 2 でマスク可能です。
0:RDY/BSY は変化していない
1:RDY/BSY が Low レベルから High レベルに変化した
Bit 1:P0BW(電池電圧低下割り込み。データは保持されているが電池交換必要)
スロット 0 のカードがメモリカードの場合、PCC0BVD2/BVD1 信号が電池電圧低下状態を示すと
1 にセットされます(I/O カードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は PCC0BVD2=Low レベ
ルかつ PCC0BVD1=High レベル、クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。割り込みは PCC0CSCIER
のビット 1 でマスク可能です。
0:スロット 0 のメモリカードは電池電圧低下以外を示している
1:スロット 0 のメモリカードは電池電圧低下を示している
Bit 0:P0BD(電池交換割り込み)
スロット 0 のカードがメモリカードの場合、PCC0BVD2/BVD1 信号が電池交換状態を示すと 1 に
セットされます(I/O カードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は PCC0BVD2=High レベルか
つ PCC0BVD1=Low レベル、または PCC0BVD2=Low レベルかつ PCC0BVD1=Low レベルのいずれか
です。クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。割り込みは PCC0CSCIER のビット 0 でマスク可能
です。
0:スロット 0 のメモリカードは電池交換不要である
1:スロット 0 のメモリカードのデータ内容は保証されず、電池交換が必要である
[4]
PCC0 カードステータス変更割り込みイネーブルレジスタ(PCC0CSCIER)
ビット
名称
7
P0CRE
6
5
4
P0IREQE1 P0IREQE0 P0SCE
3
P0CDE
2
P0RE
1
P0BWE
0
P0BDE
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
本レジスタは、チャネル 0 のステータス変化割り込みのマスクレジスタです。PCC0CSCR と、対
応する本レジスタのビットの双方が 1 になったとき、割り込み要求が発生します。
Bit 7:P0CRE(PCC0GCR リセット許可)
スロット 0 にカード挿入を検知したとき(CD1:High レベルから Low レベルまたは CD2:High
レベルから Low レベル)、PCC0GCR を初期化するかどうかを設定します。
73
5. CPU ボードの仕様
0:カード挿入を検知しても GCR は初期化されない
1:カード挿入を検知したら GCR を初期化する
Bit 6-5:P0IREQE1-0(IREQ 割り込み許可)
スロット 0 のカードが I/O カードの場合、IREQ 割り込みの許可・不許可および割り込みモード設
定を行います。本ビットを操作する前に、PCC0CSCR のビット 5(P0IREQ)をクリアしておいてく
ださい。
メモリカードの場合、本ビットは無効です。
ビット 6
ビット 5
IREQ1
IREQ0
設定内容
0
0
割り込み不許可。IREQ 信号のレベルにかかわらず、P0IREQ は変化しない。
0
1
レベルモード割り込み。P0IREQ は IREQ 信号が Low レベルでセットされ、割り込み要
求が発生する。
1
0
エッジモード割り込み。P0IREQ は IREQ 信号の立ち下がりエッジでセットされ、割り込
み要求が発生する。
1
1
エッジモード割り込み。P0IREQ は IREQ 信号の立ち上がりエッジでセットされ、割り込
み要求が発生する。
Bit 4:P0SCE(STSCHG 割り込み許可)
スロット 0 のカードが I/O カードの場合、PCC0BVD1/STSCHG 割り込み許可・不許可を設定しま
す。PCC0CSCR のビット 4 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。
メモリカードの場合、本ビットは無効です。
0:STSCHG 割り込み不許可
1:STSCHG 割り込み許可
Bit 3:P0CDE(カード検出割り込み許可)
PCC0CD2・PCC0CD1 による割り込みの許可・不許可を設定します。PCC0CSCR のビット 3 がセッ
トされ、本ビットが 1 の場合に割り込み要求が発生します。
0:PCC0CD2/PCC0CD1 割り込み不許可
1:PCC0CD2/PCC0CD1 割り込み許可
Bit 2:P0RE(Ready 変化割り込み許可)
スロット 0 のカードがメモリカードの場合、PCC0RDY 割り込みの許可・不許可を設定します。
PCC0CSCR のビット 2 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。I/O
カードの場合、本ビットは無効です。
0:RDY/BSY 割り込み不許可
1:RDY/BSY 割り込み許可
Bit 1:P0BWE(電池電圧低下割り込み許可)
スロット 0 のカードがメモリカードの場合、電池電圧低下割り込みの許可・不許可を設定します。
PCC0CSCR のビット 1 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。I/O
カードの場合、本ビットは無効です。
0:電池電圧低下割り込み不許可
1:電池電圧低下割り込み許可
Bit 0:P0BDE(電池交換割り込み許可)
スロット 0 のカードがメモリカードの場合、電池交換割り込みの許可・不許可を設定します。
PCC0CSCR のビット 0 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。I/O
カードの場合、本ビットは無効です。
0:電池交換割り込み不許可
1:電池交換割り込み許可
74
5. CPU ボードの仕様
[5]
PCC1インタフェースステータスレジスタ(PCC1ISR)
ビット
7
6
5
4
3
2
1
0
名称
P1RDY
P1WP
P1VS2
P1VS1
P1CD2
P1CD1
P1BVD2
P1BVD1
R/W
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
―
―
―
―
―
―
―
―
本レジスタは、チャネル 1 の各入力信号の値をモニタします。1=High レベル、0=Low レベルを示
します。
[6]
PCC1ジェネラルコントロールレジスタ(PCC1GCR)
ビット
7
名称
P1DRVE
R/W
初期値
6
5
4
3
2
1
0
P1RES
P1PCCT
未使用
未使用
P1PA25
P1PA24
P1PA23
R/W
R/W
R/W
R
R
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
本レジスタは、チャネル 1 のバスバッファ、リセット等を制御します。また、8Mbyte のウィンド
ウから各スロット 64Mbyte アクセスするためにチャネル 1 の上位アドレス 3 ビットも制御します。
Bit 7:P1DRVE(外部バッファ制御)
0:PCC1DRV 信号を High レベルにドライブ(バッファディスエーブル)
1:PCC1DRV 信号を Low レベルにドライブ(バッファイネーブル)
Bit 6:P1RES(リセット制御)
0:PCC1RES 信号を Low レベルにドライブ(通常動作)
1:PCC1RES 信号を High レベルにドライブ(リセット)
Bit 5:P1PCCT(カード種類制御、メモリか I/O かで割り込み処理が変わる)
0:スロット 1 のカードをメモリカードとして扱う
1:スロット 1 のカードを I/O カードとして扱う
Bit 4-3:未使用
読み出し値は常に 0
Bit 2-0:P1PA25-23(上位アドレス制御、ウィンドウ切り替えに用いる)
0:それぞれのアドレス線を Low レベルにドライブ
1:それぞれのアドレス線を High レベルにドライブ
[7]
PCC1カードステータス変更レジスタ(PCC1CSCR)
ビット
7
6
5
4
3
2
1
0
名称
P1SCDI
未使用
P1IREQ
P1SC
P1CDC
P1RC
P1BW
P1BD
R/W
R/W
R
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
本レジスタは、チャネル 1 のステータス変化をモニタするフラグです。割り込み(IRQ1)を受け
付けた後に本レジスタを参照することで、割り込み要因を特定できます。
Bit 7:P1SCDI(ソフトウェアカード検出割り込み)
ソフトウェアによる書き込みで、割り込みを生成します。セットは自由にできますが、割り込み
そのものはカード検出割り込みと同じく、PCC1CSCIER のビット 3(P1CDE)によってマスクされ
ます。
0:割り込みを発生しない
1:スロット 1 のカード検出割り込みを発生させる
Bit 6:未使用
75
5. CPU ボードの仕様
読み出し値は常に 0
Bit 5:P1IREQ(IREQ 割り込み)
スロット 1 のカードが I/O カードの場合、PCC1RDY/IREQ による割り込みが発生すると 1 にセッ
トされます(メモリカードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は PCC1CSCIER のビット 65(IREQE1-0)の設定内容に従います(割り込み不許可・レベルモード・立上がりエッジモード・立下り
エッジモード)。エッジモードの場合、本ビットに 0 を書き込むと割り込みをクリアできます。
0:IREQ 割り込み要求無し
1:スロット 1 の I/O カードに IREQ 割り込み要求発生
Bit 4:P1SC(STSCHG 割り込み)
スロット 1 のカードが I/O カードの場合、PCC1BVD1/STSCHG による割り込みが発生すると 1 に
セットされます(メモリカードの場合、本ビットは常に 0 です)。セット条件は STSCHG ピンの High
レベルから Low レベルへの遷移です。クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。割り込みは
PCC1CSCIER のビット 4 でマスク可能です。
0:STSCHG 割り込み要求無し
1:スロット 0 の I/O カードに STSCHG 割り込み要求発生
Bit 3:P1CDC(カード検出割り込み)
PCC1CD2・PCC1CD1 のいずれかが変化した(カード挿入・抜去)ことを示します。セット条件は
信号レベルの変化、クリア条件は 0 ライトです。割り込みは PCC1CSCIER のビット 3 でマスク可能
です。
0:PCC1CD2/PCC1CD1 は変化していない
1:PCC1CD2/PCC1CD1 のいずれかが変化した
Bit 2:P1RC(Ready 変化割り込み)
スロット 1 のカードがメモリカードの場合、PCC1RDY 信号が変化すると 1 にセットされます(I/O
カードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は RDY/BSY ピンが Low レベルから High レベルに
なること(ビジー状態からレディ状態に変化すること)、クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。
割り込みは PCC1CSCIER のビット 2 でマスク可能です。
0:RDY/BSY は変化していない
1:RDY/BSY が Low レベルから High レベルに変化した
Bit 1:P1BW(電池電圧低下割り込み。データは保持されているが電池交換必要)
スロット 1 のカードがメモリカードの場合、PCC1BVD2/BVD1 信号が電池電圧低下状態を示すと
1 にセットされます(I/O カードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は PCC1BVD2=Low レベ
ルかつ PCC1BVD1=High レベル、クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。割り込みは PCC1CSCIER
のビット 1 でマスク可能です。
0:スロット 1 のメモリカードは電池電圧低下以外を示している
1:スロット 1 のメモリカードは電池電圧低下を示している
Bit 0:P1BD(電池交換割り込み)
スロット 1 のカードがメモリカードの場合、PCC1BVD2/BVD1 信号が電池交換状態を示すと 1 に
セットされます(I/O カードの場合、本ビットは常に 0)。セット条件は PCC1BVD2=High レベルか
つ PCC1BVD1=Low レベル、または PCC1BVD2=Low レベルかつ PCC1BVD1=Low レベルのいずれか
です。クリア条件は本ビットへの 0 ライトです。割り込みは PCC1CSCIER のビット 0 でマスク可能
です。
0:スロット 1 のメモリカードは電池交換不要である
1:スロット 1 のメモリカードのデータ内容は保証されず、電池交換が必要である
76
5. CPU ボードの仕様
[8]
PCC1 CSC割り込みイネーブルレジスタ(PCC1CSCIER)
ビット
7
名称
P1CRE
6
5
4
P1IREQE1 P1IREQE0 P1SCE
3
P1CDE
2
P1RE
1
P1BWE
0
P1BDE
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
本レジスタは、チャネル 1 のステータス変化割り込みのマスクレジスタです。PCC1CSCR と、対
応する本レジスタのビットの双方が 1 になったとき、割り込み要求が発生します。
Bit 7:P1CRE(PCC1GCR リセット許可)
スロット 1 にカード挿入を検知したとき(CD1:High レベルから Low レベルまたは CD2:High
レベルから Low レベル)、PCC1GCR を初期化するかどうかを設定します。
0:カード挿入を検知しても GCR は初期化されない
1:カード挿入を検知したら GCR を初期化する
Bit 6-5:P1IREQE1-0(IREQ 割り込み許可)
スロット 1 のカードが I/O カードだった場合、IREQ 割り込みの許可・不許可および割り込みモー
ド設定を行います。本ビットを操作する前に、PCC1CSCR のビット 5(P1IREQ)をクリアしてくだ
さい。
メモリカードの場合、本ビットは無効です。
ビット 6
ビット 5
IREQ1
IREQ0
設定内容
0
0
割り込み不許可。IREQ 信号のレベルにかかわらず、P1IREQ は変化しない。
0
1
レベルモード割り込み。P1IREQ は IREQ 信号が Low レベルでセットされ、割り込み要
求が発生する。
1
0
エッジモード割り込み。P1IREQ は IREQ 信号の立ち下がりエッジでセットされ、割り込
み要求が発生する。
1
1
エッジモード割り込み。P1IREQ は IREQ 信号の立ち上がりエッジでセットされ、割り込
み要求が発生する。
Bit 4:P1SCE(STSCHG 割り込み許可)
スロット 1 のカードが I/O カードの場合、PCC1BVD1/STSCHG 割り込み許可・不許可を設定しま
す。PCC1CSCR のビット 4 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。
メモリカードの場合、本ビットは無効です。
0:STSCHG 割り込み不許可
1:STSCHG 割り込み許可
Bit 3:P1CDE(カード検出割り込み許可)
PCC1CD2・PCC1CD1 による割り込みの許可・不許可を設定します。PCC1CSCR のビット 3 がセッ
トされ、本ビットが 1 の場合に割り込み要求が発生します。
0:PCC1CD2/PCC1CD1 割り込み不許可
1:PCC1CD2/PCC1CD1 割り込み許可
Bit 2:P1RE(Ready 変化割り込み許可)
スロット 1 のカードがメモリカードの場合、PCC1RDY 割り込みの許可・不許可を設定します。
PCC1CSCR のビット 2 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。I/O
カードの場合、本ビットは無効です。
0:RDY/BSY 割り込み不許可
1:RDY/BSY 割り込み許可
77
5. CPU ボードの仕様
Bit 1:P1BWE(電池電圧低下割り込み許可)
スロット 1 のカードがメモリカードの場合、電池電圧低下割り込みの許可・不許可を設定します。
PCC1CSCR のビット 1 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。I/O
カードの場合、本ビットは無効です。
0:電池電圧低下割り込み不許可
1:電池電圧低下割り込み許可
Bit 0:P1BDE(電池交換割り込み許可)
スロット 1 のカードがメモリカードの場合、電池交換割り込みの許可・不許可を設定します。
PCC1CSCR のビット 0 がセットされ、本ビットが 1 だった場合に割り込み要求が発生します。I/O
カードの場合、本ビットは無効です。
0:電池交換割り込み不許可
1:電池交換割り込み許可
[9]
PCC電圧コントロールレジスタ(PCCVCR)
ビット
名称
7
6
5
4
3
2
1
0
VCC0SEL1 VCC0SEL0 VPP0SEL1 VPP0SEL0 VCC1SEL1 VCC1SEL0 VPP1SEL1 VPP1SEL0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
0
0
1
1
0
0
1
1
本レジスタは、スロット 0/1 の電源制御用レジスタです。各スロットごとに 4 本の制御信号を直
接 High レベルもしくは Low レベルにドライブします。
Bit 7-0:
0:当該信号を Low にドライブ
1:当該信号を High にドライブ
PCC 電源対応表
VCCXSEL1
設定内容
5.4.4
VCCXSEL0
VCC 出力
VPPXSEL1
0
VPPXSEL0
0
VPP 出力
0
0
OFF
0V
0
1
5V
0
1
VPP
1
0
3.3V
1
0
VCC
1
1
OFF
1
1
Hi-Z
E10A エミュレータ インタフェース
CPU ボードは、SH7729R E10A エミュレータを接続可能な Hitachi-UDI ポートコネクタ(CN8)を
搭載しています。本コネクタには、SH7729R の H-UDI 信号と AUD 信号が直結されています。
E10A エミュレータを接続の際には、必ず CPU ボード上のショートピン J11 を ON にしてご使用
ください。
図 5.16 に、Hitachi-UDI ポートコネクタ(CN8)のピンの配列を示します。また、
表 5.11 に、Hitachi-UDI
ポートコネクタ(CN8)のピン配置を示します。
78
5. CPU ボードの仕様
Pin 35
Pin 1
CN8
PCB
Pin 2
Pin 36
Hitachi-UDIポートコネクタ
図 5.16 Hitachi-UDI ポートコネクタ(CN8)ピン配列
表 5.11 Hitachi-UDI ポートコネクタ(CN8)ピン配置表
CN8
SH7729R
信号名
Pin No.
CN8
入出力
SH7729R
信号名
Pin No.
入出力
1
NC
―
19
TMS
入力
2
GND
―
20
GND
―
3
AUDDATA[0]
入出力
21
_TRST
入力
4
GND
―
22
GND
―
5
AUDDATA[1]
入出力
23
TDI
入力
6
GND
―
24
GND
―
7
AUDDATA[2]
入出力
25
TDO
入力
8
GND
―
26
GND
―
9
AUDDATA[3]
入出力
27
_ASEBRKAK
出力
10
GND
―
28
GND
―
11
_AUDSYNC
入出力
29
Reserve
出力
12
GND
―
30
GND
―
13
NC
―
31
_RESET
出力
14
GND
―
32
GND
―
15
NC
―
33
GND
―
16
GND
―
34
GND
―
17
TCK
入力
35
AUDCK
入力
18
GND
―
36
GND
―
79
5. CPU ボードの仕様
実装レイアウト
5.5
CPU ボードの実装レイアウト図を図 5.17 に示します。
CPU ボード上の部品で、一部未実装部品があります。
表 5.12 に未実装部品の一覧を示します。
表 5.12CPU ボード未実装部品一覧
部品番号
型名
個数
OSC3
TCO-711S4
1
OSC4
CXO-105D
1
CN4
FFC-10
1
J4∼J6,J12,J13
310-93-103
5
J8
410-93-202
1
TP1∼12
ST-1-3
12
CKIN
ST-1-3
1
TEST
ST-1-3
1
R4
MCR10EZHJ472
1
R7∼9,11
MCR10EZHJ103
4
R12,R149,R151
MCR10EZHJ000
3
C23
281E6801-337M
1
C24
281E1002-157M
1
C28
281M1002-107M
1
備考
テスト用コネクタです。
実装されている場合は、何も接続しないでください。
80
5. CPU ボードの仕様
180
TSSOP20
VHC244
VHC244
J12
J13
J11
1 IR1
1 EPC
1 SCK
J5
J6
J9
J10
1 ASE
TSSOP20
VHC244
VHC244
U10
PSS-24A
TSSOP-24
HD151015
U32
U6
C47
VHC244
L1
LTC1472CS C42
TSSOP20
PSS-24A
U26
XTAL1
25
C15
PL-SKT/Q160
76
OSC
160
SH7729R
1
3
2
4
3.3µF
3.3V-GND
CN8
41
100
55.5Mz
1
40
U27
1
75
22
3.3µF
U28
M3
208
53
26
TQFP-100
1
3.3V-GND
SSOP20
C27
1
U29
EMP7128S
SOP-44
49FCT3805
LS279
FP-16DA
DT-26SH
3.3µF
3.3V-GND
1.8V-GND
3.3V-GND
3.3µF
33
35
34
36
10236-5202JL
52
50
C13 51
PA28F400B5-B60
C16
M1
3.3µF
HM5264165
TTP-54D
5V-GND
23
TP2
PQFP-160
157
C1
120
OSC2
R56
C26
C11 C20
1
1
C21 C22
1
C23 C24
CN7
3
SW3
U30
U31
LT1084
LT1084
TP8
TP9 TP10 TP11 TP12
1
19
20
D1
HEC0470-01-630
U20
TP5 TP6 TP7
V03C
CN5
1
5500707
LED1
SOL-28
U2
C10 R55
C25
1
121
81
5 CN1
U1
C2
LT1181ACS
MRESET
SW1
80
156
105
TP1
SG-8002JA
OSC1/3/4
OSC
EXO-3C
14.7456M
104
SW2
CKIN
EPM7192
LQFP-208
C14
K
LTC1472CS C46
U3
C28
A
TSSOP-24
U49
CDRH62B-330M
M2
1
TSSOP-24
U48
HRF22
81
LVTH16543
SSOL056
HM5264165
TTP-54D
ABORT
HD151015
U42
D2
QS3384
TP3
TSSOP-24
HD151015
U43
44
C17
U45
TSSOP-24
LT1301
PSS-24A
U4
TSSOP-24
TSSOP-24
TSSOP-24
HD151015
U46
FP-8D
U5
TSSOP-24
HD151015
D-sub9
PSS-24A
TSSOP-24
QS3384
QS3384
HD151015
MB3771
2
1
U7
TSSOP-24
HD151015
U35
HD151015
U33
U8
TSSOP20
TSSOP20
HD151015
U36
U34
TSSOP20
VHC244
U9
QS3384
HD151015
TSSOP-24
U47
1
TSSOP20
U38
U12
TSSOP20
HD151015
U39
TSSOP-24
U37
U16
HD151015
U40
TSSOP-24
VHC244
TSSOP20
U13
TSSOP20
U11
J4
VHC244
U14
U15
1 RXD
J8
J2
J3
1 TXD
1 TCK
1CK2
1 CK1
J7
1 EX
1BAU
1END
1MRB
J1
U17
TSSOP20
VHC244
CN6
8931E-100178S
U18
TSSOP20
TP4
VHC244
HD151015
U41
53553-1609
U19
VHC244
HD151015
160
538061604
VHC244
C18
80
CN9
3.3µF
3.3V-GND
C19
3.3µF
C12
179
CN3
3.3V-GND
3.3µF
99
8817-180-170L
5V-GND
100
2
1
CN4 1
2
7620-6002SC
FFC-10
M2T-12AKH1-G5E
図 5.17 CPU ボード実装レイアウト図(部品面)
81
5. CPU ボードの仕様
5.6
CPU ボードの初期化
5.6.1
各モジュールの初期化
CPU ボードの各モジュールの初期化について表 5.13 に示します。
表 5.13 資源の初期化
初期化発生要因
割り込み資源
パワーオン時
ハードウェア
モニタ
マニュアルリセット SW
ハードウェア
プログラム
備考
モニタ
プログラム
SH7729R の CPU
○
―
○
―
MMU
○
―
○
―
CACHE
○
―
―
―
TLB
○
―
―
―
CCN
○
―
―
―
INTC
○
○
○
○
UBC
○
―
―
―
CPG
○
○
―
○
WDT
○
○
―
○
BSC
○
○
―
○
DMAC
○
―
○
―
TMU
○
―
○
―
RTC
○
―
○
―
SCI
○
○
○
○
IRDA
○
―
○
―
SCIF
○
―
○
―
I/O PORT
○
―
―
―
ADC
○
―
○
―
DAC
○
―
○
―
CMT
○
―
○
―
DSP
○
―
―
―
AUD
―
―
―
―
TRST で初期化
H-UDI
―
―
―
―
TRST で初期化
ASERAM
―
―
―
―
TRST で初期化
XYCNT
○
―
―
―
―
―
―
割り込み制御
○
○
○
○
PCMCIA
○
○
―
―
SDRAM
―
○
―
○
―
―
―
―
XYMEM
(モニタプログラムワーク領域)
SDRAM
(ユーザプログラム領域)
○:初期化される -:初期化されない
【注】 HDI および CPU ボードの動作中に、電源電圧低下などでパワーオンリセットが発生した場合、
「Power on
reset is detected.」のメッセージボックスが表示されます。しかしこのケースでは、CPU の汎用レジス
タ・制御レジスタの初期化は行われません。必要に応じて再設定するか、HDI を立ち上げ直してください。
82
5. CPU ボードの仕様
5.6.2
CPU バスステートコントローラ(BSC)の初期設定手順
図 5.18 にバスステートコントローラ (BSC) の初期設定手順のフローを示します。各 BSC レジス
タの設定値は、「5.6.3 CPU バスステートコントローラ(BSC)の初期設定値」を参照してください。
ソフトタイマ
1.5µs以上
START
WCR2
RTCNT
WTCNT
MCR
RTCOR=通常値
WTCSR
RTCNT
BCR1
RTCOR=A503
RTCSR
BCR2
RFCR
SDMR
WCR1
RTCSR
FRQCR
>オートリフレッシュ×8回
(180ns/1回)
=A5A6 :55.5MHz
=A553:27.75MHz
RFCR
END
図 5.18 BSC 設定手順
5.6.3
CPU バスステートコントローラ(BSC)の初期設定値
CPU ボードはクロックモード7に固定です。また、エリア0およびエリア3は CPU ボードの資
源に割り当てられているため、 該当エリアに関係する BSC レジスタの値は固定です。これら固定
ビットを書き換えると CPU ボードは動作しなくなります。
以下にモニタプログラムが初期化する BSC
レジスタの設定値を示します。網掛け表示したビットについては書き換えないでください。動作周
波数(CKIO)によって設定値の変わるレジスタについては、各々の場合について示します。
83
5. CPU ボードの仕様
• 55.5、27.75MHz 時共通
BCR1(H'FFFFFF60)= H'0009
ビット
15
―
初期値 0
14
―
0
13
12
11
10
9
A0
8
7
6
5
4
3
2
1
HIZ
END
A0
MEM
CNT
IAN
BST1 BST0 BST1 BST0 BST1 BST0 TP2
TP1
TP0
PCM
PCM
0
0
0
0
1
0
0
1
A5
0
A5
0
A6
0
DRAM DRAM DRAM A5
0
HIZ
A6
0
0
0
A6
BCR2(H'FFFFFF62)= H'2FF0
ビット
15
―
初期値 0
14
―
0
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
A6
A6
A5
A5
A4
A4
A3
A3
SZ 1
SZ 0
SZ 1
SZ 0
SZ 1
SZ 0
SZ 1
SZ 0
SZ1
SZ0
1
0
1
1
1
1
1
1
1
1
A2
A2
3
2
1
0
―
―
―
―
0
0
0
0
WCR1(H'FFFFFF64)= H'9F71
ビット
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
WAIT ―
A6
A6
A5
A5
A4
A4
A3
A3
SEL
IW1
IW0
IW1
IW0
IW1
IW0
IW3
IW0
IW1
IW0
0
1
1
1
1
1
0
1
1
1
初期値 1
0
A2
3
―
A2
0
2
―
0
1
0
A0
A0
IW1
IW0
0
1
WTCNT(H'FFFFFF84)= H'5A00
ビット
15
―
初期値 0
7
6
5
4
3
2
1
0
―
14
―
13
―
12
―
11
―
10
―
9
―
8
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
1
0
1
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
WTCSR(H'FFFFFF86)= H'A547
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
TME
WT/IT RSTS WOVF IOVF
CSK2 CSK1 CSK0
0
1
0
0
1
0
1
0
1
1
0
0
0
1
1
MCR(H'FFFFFF68)= H'5724
ビット
15
14
13
12
11
10
9
8
7
TPC1 TPC0 RCD1 RCD0 TRWL TRWL TRAS TRAS ―
1
0
1
0
初期値 0
84
1
0
1
0
1
1
1
0
6
5
4
3
2
1
BE
―
AMX1 AMX0 RFSH R
0
1
0
0
EDO
MODE MODE
0
1
0
0
5. CPU ボードの仕様
RTCNT(H'FFFFFF70)= H'A500
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
0
1
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
• 55.5MHz 時
FRQCR(H'FFFFFF80)= H'A101
ビット
15
14
STC2 IFC2
初期値 1
0
13
12
11
10
9
8
7
PFC2 ―
―
―
SLP
CKO
PLL
FRQ
EN
1
0
0
0
1
0
6
5
4
3
2
1
0
IFC0
PFC1 PFC0
EN
PSTB STC1 STC0 IFC1
Y
0
0
0
0
0
0
0
1
SDMR(H'FFFFE088)= H'00
ビット
7
―
初期値 0
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
0
0
0
0
0
0
0
RTCSR(H'FFFFFF6E)= H'A508
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
CMF
CMIE CKS2 CKS1 CKS0 OVF
OVIE
LMTS
0
1
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
0
1
0
RTCOR(H'FFFFFF72)= H'A5A6
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
0
1
0
0
1
0
1
1
0
1
0
0
1
1
0
RFCR(H'FFFFFF74)= H'A400
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
0
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
85
5. CPU ボードの仕様
WCR2(H'FFFFFF66)= H'FFDB
ビット
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
A6W2 A6W1 A6W0 A5W2 A5W1 A5W0 A4W2 A4W1 A4W0 A3W1 A3W0 A2W1 A2W0 A0W2 A0W1 A0W0
初期値 1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
1
1
0
1
1
• 27.75MHz 時
FRQCR(H'FFFFFF80)= H'A111
ビット
15
14
STC2 IFC2
初期値 1
0
13
12
11
10
9
8
7
PFC2 ―
―
―
SLP
CKO
PLL
FRQ
EN
1
0
0
0
1
0
6
5
4
3
2
1
0
IFC0
PFC1 PFC0
EN
PSTB STC1 STC0 IFC1
Y
0
0
0
0
0
1
0
1
SDMR(H'FFFFE088)= H'00
ビット
7
―
初期値 0
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
0
0
0
0
0
0
0
RTCSR(H'FFFFFF6E)= H'A508
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
CMF
CMIE CKS2 CKS1 CKS0 OVF
OVIE
LMTS
0
1
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
0
1
0
RTCOR(H'FFFFFF72)= H'A553
ビット
15
―
初期値 1
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
0
1
0
0
1
0
1
0
1
0
1
0
0
1
1
RFCR(H'FFFFFF74)= H'A400
ビット
15
―
初期値 1
86
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
0
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5. CPU ボードの仕様
WCR2(H'FFFFFF66)= H'FFDA
ビット
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
A6W2 A6W1 A6W0 A5W2 A5W1 A5W0 A4W2 A4W1 A4W0 A3W1 A3W0 A2W1 A2W0 A0W2 A0W1 A0W0
初期値 1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
1
1
0
1
0
87
5. CPU ボードの仕様
88
6.
注意事項とトラブルシューティング
6.1
注意事項
1.
•
•
•
2.
3.
3.1
•
•
•
•
3.2
ユーザプログラムの実行の際、下記の割り込みは使用できません。これは、モニタプログ
ラムが下記CPU機能を利用して、デバッグ機能を実現しているためです。
User Break Controller (UBC)
Serial Communication Interface (SCI)
TRAPA#255 Trap instruction
モニタプログラムはNMIとSCIの割り込みを使用しています。ユーザが設定できる割り込み
のマスクレベルは14以下です。マスクレベルを15に設定した場合の動作は保証できません。
デフォルトのマスクレベルは14に設定されています。
割り込みまたは例外の表示
下記の割り込みまたは例外は、ステータスバーに表示されます。
Address error
Illegal general instruction
Illegal slot instruction
NMI
ユーザプログラムを実行していない状態でCPUボードに例外が発生した場合には、HDIは
例外要因のEXPEVTコードを表示し、モニタプログラムはリセット入力待ち状態になりま
す。この場合には、CPUボードにパワーオンもしくはリセットを入力し、再度リンクアッ
プ処理をしてください。
図 6.1 例外発生時のエラーメッセージ(命令 TLB ミス例外)
4.
ユーザプログラムのディレイスロットにはブレークポイントを設定できません。このとき
以下のメッセージが表示されます。
89
6.
注意事項とトラブルシューティング
図 6.2 ブレークポイント設定不可メッセージボックス
5.
6.
セッションファイルを指定してロードした時に、RAMの初期データが不定である場合、上
記理由からブレークポイントを埋め込みできない場合があります。この場合には、再度セ
ッションファイルを指定してロードしてください。
ユーザプログラムの割り込みや例外ハンドラ内にブレークポイントを設定すると、ユーザ
プログラム実行時にブレークしません。
パワーオンリセット、マニュアルリセットが入力されたときには、図6.3、図6.4に示すメッ
セージボックスが表示されます。
このとき、汎用レジスタ・制御レジスタの値は初期化されませんので、必要に応じて設定
するか、HDIの再立ち上げを行ってください。また、実行時間計測機能をイネーブルにして
いた場合は、[Run Time Count Condition]ダイアログから再度設定してください。
図 6.3 パワーオンリセット入力メッセージボックス
図 6.4 マニュアルリセット入力メッセージボックス
7.
8.
90
マニュアルリセットスイッチを押したまま電源を立ち上げると、CPUボードおよびHDIが起
動しません。電源立ち上げの際にはマニュアルリセットスイッチを操作しないでください。
このケースでは、CPUには電源ONによるパワーオンリセットが入力され、BSCレジスタが
初期化されています。しかし、CPU内のイベントコードフラグにはマニュアルリセットのコ
ードがセットされているため、モニタプログラムはマニュアルリセット用の処理(レジスタ
の初期設定を行わない)を実行します。そのためCPU内のBSCにはモニタ用の初期値が書き
込まれず、各資源へのアクセスが行えません。
メモリウィンドウではI/Oレジスタの値が正しく表示されない場合があります。これは、HDI
がすべての領域をバイトサイズで読み出して表示するためです。I/Oレジスタを正しく表示
したいときには、[View]メニューから[I/O Registers]ウィンドウを選択してください。
6.
9.
10.
11.
12.
12.1
12.2
12.3
13.
14.
15.
16.
17.
注意事項とトラブルシューティング
モニタプログラムは、BSCレジスタの一部をモニタプログラム用に設定して使用していま
す。これらのレジスタを書き換える際には、「5.6.3 CPUバスステートコントローラ(BSC)
の初期設定値」を参照してください。
I/Oポート
本ボードでは、一部のポート兼用端子を他の機能ピンとして使用しているため、ポート機
能として使用できない端子があります。「5.4 外部インタフェース」の表5.4、5.5、5.6 拡
張コネクタピン配置のピン名称に含まれる信号名が、使用できる端子機能です。ピン名称
に含まれない信号名の機能を使用した場合の動作は保証しません。
CPU動作モード
本ボードでは、クロックモード7、エリア0バス幅16bitに固定しています。エンディアン
についてはショートピンJ1にて切り替え可能です。(「2.8 ショートピン」を参照してくだ
さい)
拡張バス
拡張バスで使用できるエリア
拡張バスは、エリア0、エリア1、エリア3、エリア6を除いたエリア2,4,5が使用で
きます。エリア0にはMonitor FLASH Memory, Monitor I/Oが接続されています。エリア3
には、SDRAMが接続されています。エリア6には、PCMCIA2スロットが接続されてい
ます。
拡張バスに接続不可能なデバイス
拡張バスにDRAMは接続できません。(CPUボード上のSDRAMをエリア3に割り当ててい
るため)
割り込み
NMI、外部割り込み、ポート割り込み共にユーザプログラム中の割り込みハンドラにて処
理してください。詳しくは「7 ユーザ割り込みハンドラの作成」をご覧ください。
IRQ5は他の機能ピンCTS2/SCPT[7]として割り当てています。このため、ユーザは外部割
り込みIRQ5を使用できません。他の外部割り込みをご使用ください。
リフレッシュタイマ
リフレッシュタイマは、SDRAMのリフレッシュタイマとして使用しているためインターバ
ルタイマとして使用することはできません。
TMU
実行時間計測機能でTMU0を使用しています。そのため、TMU0を使用しないでください。
TMU0のレジスタを不用意に書き換えた場合の動作は保証しません。
SCI
ホストとのシリアルインタフェースは、CPU内蔵のSCI0(SCI)を使用しています。そのため、
[Simulated I/O Window]を利用した標準入出力以外でSCI0を使用しないでください。詳し
くは「7.2 SCIを使用するユーザププログラム」をご覧ください。
その他の用途で使用するときはSCI1(IrDA)またはSCI2(SCIF)をご使用ください。なお、SCI
のI/Fレジスタを不用意に書き換えますと、CPUボードおよびHDIは動作不能になります。
PCMCIAインタフェース
本CPUボードでは、PCMCIAドライバを用意しておりません。PCMCIAカードをご使用の際
には予めユーザにてPCMCIAドライバを御用意ください。
PCMCIAカードをご使用の際には、必ずPCMCIAドライバの中でカード検出信号CD0, CD1を
検出した後、PCMCIA外部バッファ制御(P0DRVEビットもしくはP1DRVEビット)をイネ
ーブルとしてください。カード検出の前にバッファイネーブルにした場合の動作は保証し
ません。
E10Aエミュレータインタフェース
E10Aエミュレータ接続状態でモニタを使用した場合の動作は保証しません。また、E10Aエ
91
注意事項とトラブルシューティング
6.
18.
19.
19.1
19.2
19.3
19.4
20.
20.1
20.2
20.3
20.4
20.5
20.6
92
ミュレータ接続状態ではHitachi-UDI、AUD両インタフェース信号ピンのポート機能は使用
できません。
ホストインタフェースソフト
本CPUボードを使用するときは、必ず付属の日立デバッギングインタフェースHDIをご使用
ください。これ以外のホストインタフェースソフトを使用した場合、本CPUボード、および
ユーザプログラムの動作は保証できません。
ユーザプログラム実行関係
本CPUボードでは、アボートスイッチ(SW2)はCPUのNMI入力端子へ接続されています。
NMI機能に関するレジスタは内容を変更しないでください。不当に変更した場合、アボー
トスイッチを含むCPUボードの動作は保証しません。
レジスタを初期値以外に設定する場合、ユーザ責任においてNMI処理ルーチンを用意し、
アボートスイッチは操作しないでください。
不当命令をステップ実行すると、プログラムカウンタが進みません。不当命令に対しては
ステップ実行を行わないでください。
スリープ命令を含むプログラムに対して複数ステップ実行を行う場合、[Step Program]
ダイアログボックスで実行速度(Rate)を'6'に設定してください。他の設定で実行すると、
スリープ命令を実行した段階で "Command not ready"エラーとなり、その後の操作を受け
付けなくなります。
操作が受け付けられなくなった場合は、アボートスイッチを押すと復帰できます。
シングルステップ機能は、標準Cライブラリなどにも移行します。上位関数に戻るには、
[Step Out]を使用してください。
また、for文およびwhile文では、1回のステップで次の行に進みません。進める場合はも
う一度ステップしてください。
ブレークポイント関係
ステップ実行中は、ブレークポイントは無効です。
テンポラリブレークポイントは10個まで登録可能ですが、ブレークポイントと合わせて255
個超える場合、エラーとなります。また、Enable状態のブレークポイントと同じアドレス
にテンポラリブレークポイントを設定することはできません。Disable状態のブレークポイ
ントと同じアドレスにテンポラリブレークポイントを設定した場合、設定は可能ですがプ
ログラムのブレーク後にブレークポイントがテーブルから削除されますのでご注意くださ
い。
ブレークポイントを設定してユーザプログラムを実行中に、マニュアルリセットを入力し
ないでください。ブレークポイント設定アドレスの内容が書き換えられたままとなりま
す。
この場合、続けてユーザプログラムのデバッグを行うためには再度プログラムをダウンロ
ードする必要があります。
CPUボードでは、TRAPA命令を用いてブレークポイントを実現しています。DSP繰り返し
ループ中にはTRAPA命令を設定できない場合があるため、このケースではブレークポイン
トも設定できません。SH7729R CPU ボードでDSP繰り返しループを使用する場合には注
意が必要です。詳しくはSH7729R ハードウェアマニュアルおよびプログラミングマニュ
アルを参照ください。
ブレークポイントを255個(設定の上限値)登録した状態で、[Breakpoints]ウィンドウから
設定内容の変更を行うことはできません。[Add/Edit Breakpoint]を選択するとエラーに
なりますので、不要なブレークポイントを1個削除してから再度設定を行ってください。
ブレークポイントを設定したアドレスの内容がユーザプログラム実行中に変更されると、
そのブレークポイントは無効になります。また、何らかの理由でユーザプログラムが停止
した際には当該アドレスの内容はプログラム実行前の値に書き戻され、ユーザプログラム
6.
21.
21.1
21.2
21.3
21.4
22.
22.1
22.2
注意事項とトラブルシューティング
実行中に設定した値は破棄されます。
ウォッチ機能関係
最適化オプションでコンパイルされたCソースの局所変数は、生成されたオブジェクトコ
ードによって、正しく表示されないことがあります。プログラムウィンドウの Mixed 表
示等に切り替えて生成されたオブジェクトコードを確認してください。また、指定した局
所変数の割り当て領域がない場合があります。この場合、次のように表示します。
例)変数名を asc とする
asc = ? − target error 2010(XXXX)
変数名でないシンボル名(関数名)等を指定した場合、内容は表示しません。
例)関数名を main とする
main =
配列の要素数が1000を超える場合は1001以上を表示できません。
変数内容を変更する場合、入力するデータに日本語文字列を指定しないでください。日本
語文字列を入力する場合には、[Localized Dump]を使用してください。
シリアルインタフェース関係
ショートピンJ9/J10でバス周波数27.75MHzに設定した場合、シリアルインタフェースの転
送レートとして115200bit/sは選択できません。57600bit/sに設定してご使用ください。
本CPUボードは、データ転送に際してフロー制御を行っておりません。そのため、CPUボ
ードからホストPCへ大量のデータ送信を行うコマンドを実行すると、オーバーランエラー
が発生することがあります。
以下の操作においてエラーが発生する場合には、お手数ですが同じ操作を再実行してくだ
さい。また、ご使用のPCのコントロールパネルで、シリアルポートの設定を115200bit/sに、
「ポートの詳細設定」ダイアログボックスでFIFO使用を「既定値」に設定してご使用くださ
い。
表 6. エラーを起こす可能性のある操作
操作
実行環境
複数ステップ
実行
メニュー
Save memory
メニュー
発生条件
エラーメッセージ
数百ステップを超え
る範囲を指定
Unable to fech register
数百キロバイトを超
える範囲を指定
Command not ready
(メッセージボックス表示)
(メッセージボックス表示)
回復方法
エラーが発生したときはマニ
ュアルリセットスイッチを押
し、HDI を Initialize してくだ
さい。その後、再度複数ステ
ップ実行してください。
メッセージボックスの「OK」
を押して、再度 Save memory
を実行してください。
【注】 表中の発生条件は参考値です。
22.3
22.4
22.5
上記の操作を行ってもエラーが頻発する場合は、PCの負荷が重く、シリアルポートへのア
クセスが転送速度より遅くなっている可能性があります。ほかのアプリケーションをクロ
ーズするなどして、OSの負荷を軽減してください。
シリアルインタフェース経由でプログラムをダウンロードしている途中でインタフェース
が切断されるとHDIが不正終了します。この場合、シリアルケーブルを接続しなおした後
でCPUボードおよびHDIを再度立ち上げてください。
HDIでは、レコード末尾が"CRコード"(H'0D)のみのモトローラSタイプ形式ファイルはサポ
ートしておりません。モトローラSタイプ形式のファイルをロードする場合は、レコード
末尾に"CRコード"と"LFコード"(H'0D0A)がついている形式のものを使用してください。
プログラムをダウンロードする場合、ダウンロード先のアドレスに対して制限を設けてい
93
注意事項とトラブルシューティング
6.
22.6
23.
23.1
23.2
23.3
23.4
ません。ユーザ責任において、RAM領域のみにダウンロードするようにしてください。
モトローラSタイプのファイルをダウンロードする場合には、Load Program/Load Memory
の2つのメニューが使用可能です。ただし、Load Programを用いたほうが高速にデータ転送
できますので、こちらをご使用ください。
HDI機能関係
本HDIでは、[Command Line]メニューの選択が可能ですが、コマンドライン上で入力さ
れたコマンドの動作を保証していません。使用しないでください。
本HDIでは、[Select Function]ダイアログボックス(日立デバッキングインタフェースユ
ーザーズマニュアルに記載の「10章 関数の設定」)によるソフトウェアブレークポイント
の設定をサポートしておりません。
メモリウィンドウの中で、表示しているポインタの内容が以下の場合、メモリ内容が正し
く表示されない場合があります。
アドレス 2n+1 からのワードアクセス
アドレス 4n+1、4n+2 および 4n+3 からのロングワードアクセス
また、メモリウィンドウの文字フォントサイズは4以上で使用してください。1画面には、
最大32768バイトまでしか表示できません。
ウォッチドッグタイマ(Watchdog Timer)の各レジスタは、読み出し用、書き込み用の2つ
を用意しています。
表 6.2 ウォッチドッグタイマのレジスタ
レジスタ名
用途
レジスタ
WTCSR(W)
書き込み用
ウォッチドッグタイマコントロール/ステータスレジスタ
WTCNT(W)
書き込み用
ウォッチドッグタイマカウンタ
WTCSR(R)
読み出し用
ウォッチドッグタイマコントロール/ステータスレジスタ
WTCNT(R)
読み出し用
ウォッチドッグタイマカウンタ
23.5
異なるバージョンのHDIシステムは共存できませんので、本製品インストール後に、以前
にインストールしたHDIシステムをご使用になる場合には、当該HDIシステムの再インス
トールを行ってください。
また、すでに他のHDIシステムをご使用になっている場合、次のように「ファイル名を指定
して実行」を使用し、セッションファイルを使用しないで起動してください。
<HDIをインストールしたディレクトリパス名>¥HDI /n (RET)
/nは、前回のセッションファイルのロードをせずHDIを起動します。異なるデバッグプラ
ットフォームのセッションファイルが存在する場合、以下のエラーメッセージを表示しま
す。
invalid target system : <前回ご使用のデバッグプラットフォーム>
23.6
23.7
23.8
94
本HDIを使用した後に、他のHDIをアンインストールすると、一部の機能が使用できなく
なる可能性があります。この場合は、本HDIを再度インストールしてください。
[Fill Memory][Test Memory]などのコマンドは、指定サイズによってはコマンド終了
まで数分の時間がかかります。CPUボードのHDIは各コマンドの実行に対し、タイムアウ
トを5秒に設定していますので、これらのコマンドを実行する際に"Command not ready"エ
ラーが出るケースがあります。この場合はコマンド実行結果が保証されませんので、サイ
ズ指定を小さく変更してから再度実行してください。
[Fill Memory]ダイアログボックスにおいてアクセスサイズ・対象アドレスを選択するこ
とができます。このとき、アクセスサイズと開始アドレスが整合していない場合、以下の
6.
1)
2)
3)
4)
23.9
23.10
6.2
注意事項とトラブルシューティング
ように判定・処理されますのでご注意下さい。
フィルサイズ=終了アドレス-開始アドレス
アクセスサイズに応じて、フィルサイズを切り捨てる。
アクセスサイズに応じて、開始アドレスを切り捨てる。
アクセスサイズよりより小さいフィルサイズのときには、アクセスサイズに切り上げる。
以上の判定を行った後に、メモリフィルを実行します。
[System Status]ウィンドウで表示されるCache Statusの値およびMMU Statusの値は、ユー
ザプログラムがブレークした時の値です。[I/O Registers]ウィンドウから変更した値では
ありません。
実行時間計測機能のモニタによるオーバーヘッドは、55.5MHzで約20usec、27.75MHzで約
40usecです。
トラブルシューティング
HDIのステータスバーにIllegal general Instruction と表示され、プログラムの実行が中断す
る。
一般例外が起きたことを示します。EXPEVTレジスタの値がH'180のときこのメッセージが
表示されます。ユーザモードで特権命令を使用したり、未定義命令を使用したりする等が
原因です。詳しくは「SH7729Rハードウェアマニュアル」を参照してください。
ユーザモードで特権命令を使用している場合は以下のようにしてください。
レジスタウィンドウでSR(ステータスレジスタ)のMDビットを1(特権モード)に変更し
てください。
または、[Run]メニューの[Reset CPU]を実行してレジスタの値を下記の初期値に設定
してください。
1.
表 6.3 レジスタの初期値の設定
レジスタ名
用途
レジスタ
H'AC000000
ユーザプログラム領域のスタートアドレス
SR
H'600010E0
特権モード、マスクレベル 14
R15 (SP)
H'ACF80000
ユーザプログラム領域の最終アドレス
VBR
H'A0008000(ビックエンディアン)
モニタの VBR(実チップとは異なる)
PC
H'A0048000(リトルエンディアン)
2.
ステップコマンドの実行が遅い。
[Watch Window]ウィンドウや[I/O Registers]ウィンドウが開いている場合、ステップを
実行するたびにこれらのウィンドウに表示するデータを書き換えるため、実行速度が遅く
なります。ウィンドウの表示サイズを小さくしてください。
95
6.
96
注意事項とトラブルシューティング
7.
ユーザ割り込みハンドラの作成
7.1
ユーザ割り込みハンドラの作成
ユーザプログラムのなかで例外・割り込みを使用しない場合(ユーザ割り込みハンドラを作成しな
い場合):
VBR の値を初期値(ビッグエンディアン:H'A0008000、リトルエンディアン:H'A0048000)に設
定します。これにより、例外・割り込み発生時にステップ、ブレークなどのデバッグ機能が使用で
きます。
ユーザプログラムのなかで例外・割り込みを使用する場合(ユーザ割り込みハンドラを作成する場
合):
VBR の値をユーザ割り込みハンドラの先頭アドレスに設定します。これにより、例外・割り込み
発生時にユーザ割り込みハンドラへ分岐します。また、ユーザ割り込みハンドラに、以下に示す分
岐先アドレスに分岐する処理プログラムを追加します。これにより、例外・割り込み発生時にステ
ップ、ブレークなどのデバッグ機能を使用できます。
表 7.1 に割り込み要因と分岐先アドレスを示します。
表 7.1 割り込み要因とユーザ割り込みハンドラの分岐先アドレス
割り込み要因
No.
コード
分岐先アドレス
分岐先アドレス
(ビッグエンディアン)
(リトルエンディアン)
1
UBC トラップ
EXPEVT=1E0
H'A0009000
H'A0049000
2
無条件トラップ(FF)
EXPEVT=160
H'A0009020
H'A0049020
3
予約命令コード例外
EXPEVT=180
H'A0009040
H'A0049040
4
スロット不当命令例外
EXPEVT=1A0
H'A0009060
H'A0049060
5
CPU アドレスエラー(ロード)
EXPEVT=0E0
H'A0009080
H'A0049080
6
CPU アドレスエラー(ストア)
EXPEVT=100
H'A0009080
H'A0049080
7
DMA アドレスエラー
EXPEVT=5C0
H'A00090A0
H'A00490A0
8
NMI
INTEVT=1C0
H'A00090C0
H'A00490C0
9
SCI−RXI*
INTEVT=500
H'A00090E0
H'A00490E0
【注】 1
*は SCI を使用しない場合のみ、分岐先アドレスに分岐するプログラムを用意します。
処理プログラムを作成する際の注意点を以下に示します。
1.
ユーザ割り込みハンドラから分岐先アドレスに分岐するとき、R0, R1(BANK1)の値をスタッ
クに待避します。
すなわち @(R15-8)= 例外発生時点のR1(BANK1)
@(R15-4)= 例外発生時点のR0(BANK1)
とします。
上記の実現方法の一例を以下に示します。
MOV.LR0, @-R15; save R0_BANK1
97
ユーザ割り込みハンドラの作成
7.
MOV.LR1, @-R15; save R1_BANK1
これにより、デバッグ時に、例外・割り込み発生時のレジスタの値を表示できます。
R0, R1以外の汎用レジスタ、および制御レジスタは、例外・割り込み発生時の値を保持して
ください。
例外発生から分岐先アドレスへ分岐するまで、SRレジスタのBLビットを1に保持してくだ
さい。
SSR,SPC,EXPEVT,INTEVT,INTEVT2,TRAレジスタの値は、例外発生時の値を保持してくだ
さい。
ユーザ割り込みハンドラから分岐するときには、SRレジスタのRBビットが1, MDビットが1
の状態(例外または割り込みが発生したときの状態)で分岐させてください。
2.
3.
4.
5.
SCI を使用するユーザプログラム
7.2
SH7729R 内蔵の SCI0(Serial Communication Interface)は、通常 CPU ボードとホスト PC が通信す
るために占有されており、ユーザプログラムで使用することはできません。これを回避するために、
CPU ボードは[Simulated I/O Window]ウィンドウをサポートしています。
ユーザプログラムで SCI0 を使用する際には、ユーザプログラムの SCI0 ドライバは擬似的にホス
ト PC 上の[Simulated I/O Window]ウィンドウと通信を行ないます。また、CPU の割り込み処理も
追加する必要がありますので「7.1 ユーザ割り込みハンドラの作成」に従い、割り込みハンドラを作
成してください。
なお、本 CPU ボードの HDI インストーラ CD-R に、ユーザ割り込みハンドラと SCI0 ドライバの
サンプルプログラムが入っています。各プログラムの内容については、「7.3 サンプルプログラム」
を参照してください。
7.2.1
SCI ドライバの作成
SCI0 ドライバを作成する際の注意点を以下に示します。
• シリアル受信は割り込みを使用する必要があります。SCI-RXI(受信データフル割り込み要
求)に対応する処理を作成してください。
• シリアル受信中に[HALT]ボタンが押された場合、HDI から HALT コード(H'12)が送
られます。HALT コードを受信した場合は CPU ボードの HALT ブレークの分岐アドレスへ
分岐させてください。
表 7.2 HALT ブレークの分岐先アドレス
HALT ブレークの分岐先アドレス
ビッグエンディアン
H'A00090E0
リトルエンディアン
H'A00490E0
• HALT ブレークへの分岐は、ユーザ割り込みハンドラへの分岐と同じインタフェースとなり
ます。詳しくは「7.1 ユーザ割り込みハンドラの作成」の注意事項を参照してください。
【留意事項】
・ SCI0 は CPU ボードとホストコンピュータの通信にて使用されております。[Simulated
I/O Window]ウィンドウとの通信以外の目的で SCI0 を使用した場合、動作の保証はで
きません。その他の用途で使用するときは SCI1(IrDA)または SCI2(SCIF)をご使用くだ
さい。
・ HALT コードを受信したときに HALT ブレークへの分岐を行わないと HDI の[HALT]
ボタンをクリックしても、プログラムの中断ができなくなります。
98
ユーザ割り込みハンドラの作成
7.
SCI 関連レジスタの設定
7.2.2
SCI 関連レジスタの初期値を以下に示します。網掛け表示したビットについては書き換えないで
ください。
シリアルコミュニケーションインタフェース(SCI0)
(1)
SCSMR(H'FFFFFE80)=H'00
ビット
7
C/A
初期値 0
6
5
4
3
2
1
0
CHR
PE
O/E
STOP MP
CKS1 CKS0
0
0
0
0
0
0
0
SCBRR(H'FFFFFE82)=H'FF
ビット
7
―
初期値 1
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
1
1
1
1
1
1
1
SCSCR(H'FFFFFE84)=H'73
ビット
7
6
TIE
RIE
TE
RE
MPIE
TEIE
CKE1 CKE0
1
1
1
0
0
1
初期値 0
5
4
3
2
1
0
1
SCTDR,SCSSR,SCRDR,SCPDR,SCPCR へのアクセスに制限はありません。
割り込みコントローラ(INTC)
(2)
ユーザプログラムで使用する割り込みについては、任意の割り込み優先レベル(0∼14)を設定し
てください。SCI 以外では割り込み優先レベル 15 は使用しないでください。
ICRA(H'FFFFFEE2)=H'0000
ビット
15
14
13
12
TMU0
初期値 0
11
10
9
8
TMU0
0
0
0
0
7
6
5
4
TMU0
0
0
0
0
3
2
1
0
RTC
0
0
0
0
0
0
0
ICRB(H'FFFFFEE4)=H'00F0
ビット
15
14
13
12
WDT
初期値 0
11
10
9
8
REF
0
0
0
0
7
6
5
4
SCI
0
0
0
1
1
1
1
3
2
1
0
―
―
―
―
0
0
0
0
99
ユーザ割り込みハンドラの作成
7.
ICRC(H'A4000016)=H'0000
ビット
15
14
13
12
IRQ3
初期値 0
11
10
9
8
IRQ2
0
0
0
0
7
6
5
4
IRQ1
0
0
0
0
3
2
1
0
IRQ0
0
0
0
0
0
0
0
ICRD(H'A4000018)=H'0000
ビット
15
14
13
12
PINT0∼PINT7
初期値 0
0
11
10
9
8
PINT8∼PINT15
0
0
0
0
7
6
5
4
IRQ5
0
0
0
3
2
1
0
IRQ4
0
0
0
0
0
0
0
ICRE(H'A400001A)=H'0000
ビット
15
14
13
12
DMAC
初期値 0
11
10
9
8
IrDA
0
0
0
0
7
6
5
4
SCIF
0
0
0
0
3
2
1
0
ADC
0
0
0
0
0
0
0
ICR0(H'FFFFFEE0)=不定
ビット
15
14
13
12
11
10
9
MMIL
初期値 0/1
8
7
6
5
4
3
2
1
0
NMIE
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ICR1(H'A4000010)=H'4000
ビット
15
MAI
初期値 0
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
IRQLV BLMS IRLSE IRQ51 IRQ50 IRQ41 IRQ40 IRQ31 IRQ30 IRQ21 IRQ20 IRQ11 IRQ10 IRQ01 IRQ00
L
K
N
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
S
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
ICR2,PINTER,IRR0,IRR1,IRR2 へのアクセスに制限はありません。
7.3
サンプルプログラム
サンプルプログラムを用いて、ユーザ割り込みハンドラ、および SCI0 ドライバの作成例を紹介し
ます。
このサンプルプログラムは、Hitachi Embedded Workshop(以下、HEW と略する)のワークスペー
スで作成され、C 言語、SH シリーズアセンブラで書かれています。SCI0 を使用して[Simulated I/O
Window]ウィンドウから入力された文字を 1 行毎にエコーバックするプログラムです。
ソース・オブジェクトを含め、HDI インストールディレクトリの下の Sample ディレクトリに自動
的にコピーされます。
100
7.
ユーザ割り込みハンドラの作成
• コンパイルされたロードモジュール(Simio.abs)のロードを行い、プログラムカウンタ、
スタックポインタ(PC=H'AC000000,R15=H'ACF80000)を設定して[Go]ボタンをクリッ
クすると実行します。
図 7.1 サンプルプログラムの実行
【留意事項】
・ 本サンプルで提供される HEW ワークスペースは HEW 1.1(Release 4)で作成されており
ます。それ以前のバージョンの HEW からはオープンできません。詳細は「Hitachi
Embedded Workshop ユーザーズマニュアル」を参照してください。
101
ユーザ割り込みハンドラの作成
7.
(1)
ファイル構成
以下にサンプルプログラムのファイル構成を示します。
表 7.3 サンプルプログラムのファイル構成
項番
ファイル名
内容
1
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio.hws
2
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio.hww
HEW HWW ファイル
3
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Brkaddr.inc
分岐アドレス定義
4
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Env.inc
EXPEVT/INTEVT レジスタ定義
5
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Intprg.src
割り込み処理プログラム
6
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Iodefine.h
SH7729R レジスタ定義
7
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Iolevel.c
SCI ドライバプログラム
8
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Main.c
メインプログラム
9
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Resetprg.src
開始プログラム
10
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Serial.h
SCI 関係定義
11
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Stacksct.src
グローバル変数/スタック領域
12
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Vect.inc
ベクタ定義
13
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Vecttbl.src
ベクタテーブル領域
14
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Vhandler.src
割り込みハンドラ
15
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Simio.hwp
HEW HWP ファイル
16
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Syntax.txt
シンタクステキスト
17
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Big¥Simio.abs
ビッグエンディアン用 ABS ファイル
18
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Little¥Simio.abs
リトルエンディアン用 ABS ファイル
19
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Make¥Big.mak
ビッグエンディアン用メイクファイル
20
(インストールディレクトリ)¥Sample¥Simio¥Make¥Little.mak
リトルエンディアン用メイクファイル
(2)
HEW ワークスペースファイル
セクション
以下にサンプルプログラムのセクション構成を示します。
表 7.4 サンプルプログラムのセクション構成
項番
アドレス
セクション名
1
H'0C000000 -
Start, IntPRG, P, C
2
H'0CF7F000 -
Dataarea
3
H'0CF7FC00 - H'0CF7FFFF
Stack
4
H'AC010000 -
INTHandler, INTTBL
102
7.
(3)
ユーザ割り込みハンドラの作成
割り込みハンドラ
本サンプルプログラムで使用している割り込み要因とその処理を以下に示します。それ以外の割
り込み要因が発生した場合には、sleep 命令が実行されます。
表 7.5 サンプルプログラムの割り込み処理
割り込み要因
No
1
UBC トラップ
2
3
コード
処理
EXPEVT=1E0
CPU ボードへ分岐。Step 実行で使用されます。
無条件トラップ(FF)
EXPEVT=160
CPU ボードへ分岐。Breakpoint で使用されます。
予約命令コード例外
EXPEVT=180
CPU ボードへ分岐。予約命令コード例外発生を通知し
ます。
4
スロット不当命令例外
EXPEVT=1A0
CPU ボードへ分岐。スロット不当命令例外発生を通知
します。
5
CPU アドレスエラー(ロード)
EXPEVT=0E0
CPU ボードへ分岐。CPU アドレスエラー例外発生を通
知します。
6
CPU アドレスエラー(ストア)
EXPEVT=100
CPU ボードへ分岐。CPU アドレスエラー例外発生を通
知します。
7
DMA アドレスエラー
EXPEVT=5C0
CPU ボードへ分岐。DMA アドレスエラー例外発生を通
知します。
8
NMI
INTEVT=1C0
CPU ボードへ分岐。アボートスイッチによる中断で使
用されます。
9
SCI-RXI
INTEVT=500
SCI 受信した文字をバッファリングします。HALT コー
ド(H'12)受信時は CPU ボードに分岐。
[HALT]ボタンによる中断で使用されます。
103
7.
104
ユーザ割り込みハンドラの作成
SH7729R CPUボード ユーザーズマニュアル
発行年月 平成12年9月 第1版
発 行 株式会社
日立製作所
半導体グループ電子統括営業本部
編 集 株式会社
日立小平セミコン
技術ドキュメントグループ
©株式会社
日立製作所 2000
半導体グループ
北 海 道 支 社
道
道
室
函
北
東
蘭
館
営
営
営
営
業
業
業
業
所
所
所
所
東 北 支 社
青
岩
秋
山
福
郡
関
森 支
手 支
田 支
形 支
島 支
山 営 業
店
店
店
店
店
所
東
社
支
新 潟 支 店
茨 城 支 店
群 馬 支 店
半導体グループ電子統括営業本部
松本営業所
横 浜 支 社
県 央 支 店
川 崎 営 業 所
沼 津 営 業 所
北 陸 支 社
金 沢 支 店
福 井 支 店
中 部 支 社
浜
静
豊
岐
三
松 支
岡 支
田 支
阜 営 業
重 営 業
店
店
店
所
所
関 西 支 社
京 都 支 店
奈 良 営 業 所
和歌山営業所
神 戸 支 店
中
国
支
社
鳥 取 支 店
山 陰 支 店
岡 山 支 店
福 山 営 業 所
山 口 支 店
徳 山 営 業 所
宇 部 営 業 所
四
国
支
社
愛 媛 支 店
徳 島 支 店
高 知 支 店
九
州
支
社
北 九 州 支 店
佐 賀 営 業 所
長 崎 営 業 所
熊 本 支 店
大 分 営 業 所
宮 崎 営 業 所
鹿 児 島営業所
沖 縄 支 店
〒100-0004
〒060-0002
〒070-0035
〒085-0015
〒050-0074
〒040-0001
〒980-8531
〒030-0801
〒020-0021
〒010-0975
〒990-0039
〒960-8041
〒963-8005
〒100-8220
〒950-0087
〒312-0034
〒370-0841
〒100-0004
〒390-0815
〒220-0011
〒243-0018
〒210-0006
〒410-0801
〒930-0004
〒920-0853
〒910-0006
〒460-8435
〒430-0928
〒420-0859
〒471-0842
〒500-8844
〒510-0067
〒559-8515
〒600-8008
〒630-8115
〒640-8106
〒651-0096
〒730-0011
〒680-0822
〒690-0003
〒700-0907
〒720-0043
〒754-0014
〒745-0073
〒755-0043
〒760-0007
〒790-0003
〒770-0841
〒780-0870
〒814-8577
〒802-0081
〒840-0801
〒850-0033
〒860-0802
〒870-0044
〒880-0805
〒890-0053
〒900-0032
東京都千代田区大手町二丁目6番2号 (日本ビル)
札幌市中央区北二条西四丁目1番地 (札幌三井ビル)
旭川市5条通九丁目左1号 (安田生命旭川ビル)
釧路市北大通十丁目1番地 (北銀住生ビル)
室蘭市中島町四丁目9番6号 (日協産業ビル)
函館市五稜郭町35番1号 (日産火災函館ビル)
仙台市青葉区一番町二丁目4番1号 (興和ビル)
青森市新町二丁目2番4号 (青森新町第一生命ビル)
盛岡市中央通二丁目1番21号 (安田生命盛岡ビル)
秋田市八橋字戌川原64番地2 (秋田県JAビル)
山形市香澄町二丁目2番36号 (山形センタービル)
福島市大町5番6号 (日生福島ビル)
郡山市清水台二丁目13-23 (郡山第一ビル)
東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 (新丸ビル)
新潟市東大通一丁目4番1号 (マルタケビル9階)
ひたちなか市堀口832番地2 (日立システムプラザ勝田1階)
高崎市栄町16番11号 (高崎イーストタワービル11階)
東京都千代田区大手町二丁目6番2号 (日本ビル)
松本市深志一丁目2番11号 (昭和ビル7階)
横浜市西区高島二丁目6番32号 (日産横浜ビル)
厚木市中町三丁目16番1号 (TYG第11中町ビル)
川崎市川崎区砂子二丁目4番地10号 (富士川崎ビル6階)
沼津市大手町五丁目6番7号 (ヌマヅスルガビル4階)
富山市桜橋通り5番13号 (富山興銀ビル)
金沢市本町二丁目15番1号 (ポルテ金沢)
福井市中央一丁目3番12号 (ユアーズ大手ビル8階)
名古屋市中区栄三丁目17番12号 (大津通電気ビル)
浜松市板屋町111番地の2 (浜松アクトタワー)
静岡市栄町3番地の9 (朝日生命静岡ビル)
豊田市土橋町四丁目67番地の2 (豊田日立ビル)
岐阜市吉野町六丁目16番地17号 (大同生命ビル)
四日市市浜田町5番27号 (第三加藤ビル)
大阪市住之江区南港東八丁目3番45号 (日立関西ビル)
京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町20番地(四条烏丸FTスクエア4階)
奈良市大宮町五丁目3番14号 (不動ビル)
和歌山市三木町中ノ丁15 (和歌山フコク生命ビル)
神戸市中央区雲井通四丁目2番2号 (神戸いすゞリクルートビル)
広島市中区基町11番10号 (千代田生命ビル)
鳥取市今町二丁目251番地 (日本生命鳥取駅前ビル)
松江市朝日町498番地6 (松江駅前第一生命ビル)
岡山市下石井一丁目1番3号 (日本生命岡山第二ビル)
福山市船町7番23号 (安田生命福山ビル)
山口県吉敷郡小郡町高砂町1番8号 (安田生命小郡ビル)
徳山市代々木通一丁目4番1号 (三井生命徳山ビル)
宇部市相生町8番1号 (宇部興産ビル)
高松市中央町5番31号 (中央町ビル)
松山市三番町四丁目4番6号 (松山第二東邦生命ビル)
徳島市八百屋町三丁目15番地 (徳島あおば生命ビル)
高知市本町二丁目1番10号 (安田生命高知ビル)
福岡市早良区百道浜二丁目1番1号 (日立九州ビル)
北九州市小倉北区紺屋町12番23号 (小倉あおば生命ビル6階)
佐賀市駅前中央一丁目9番45号 (三井生命佐賀駅前ビル3階)
長崎市万才町6番34号 (日産・時事長崎ビル3階)
熊本市中央街2番11号 (熊本サンニッセイビル2階)
大分市舞鶴町一丁目4番35 (大分三井ビル2階)
宮崎市橘通東四丁目7番28号 (宮崎第一生命ビル3階)
鹿児島市中央町12番2号 (明治生命西鹿児島ビル2階)
那覇市松山一丁目1番14号 (千代田生命那覇共同ビル6階)
(03) 3270-2111 (大代)
(011) 261-3131 (大代)
(0166) 24-3567
(0154) 23-2551
(0143) 44-3327
(0138) 52-6072
(022) 223-0121 (大代)
(017) 775-1371
(019) 624-0056
(018) 864-2234
(023) 623-5333
(024) 523-0241∼3
(024) 923-3944
(03) 3212-1111 (大代)
(025) 241-8161 (代)
(029) 271-9411 (代)
(027) 325-2161
(03) 3270-2111 (大代)
(0263) 36-6632
(045) 451-5000 (代)
(0462) 96-6800 (代)
(044) 246-1501 (代)
(0559) 51-3530 (代)
(076) 433-8511 (大代)
ダイヤ
(076) 263-2351 ( )
ルイン
(0776) 23-8378 (代)
(052) 243-3111 (大代)
(053) 454-6281 (代)
(054) 254-7341 (代)
(0565) 29-1031 (代)
(0582) 63-0834
(0593) 52-7111 (代)
(06) 6616-1111 (大代)
(075) 223-5611 (代)
(0742) 36-2321 (代)
(073) 433-1258 (代)
(078) 261-9677 (代)
(082) 223-4111 (代)
(0857) 22-4270 (代)
(0852) 26-7366 (代)
(086) 224-5271 (代)
(0849) 24-6738 (代)
(083) 972-3039 (代)
(0834) 31-1515 (代)
(0836) 31-3610 (代)
(087) 831-2111 (代)
(089) 943-1333 (代)
(088) 654-5535 (代)
(088) 824-0511 (代)
(092) 852-1111 (代)
(093) 533-5500 (代)
(0952) 29-7981 (代)
(095) 821-6313 (代)
(096) 359-7070 (代)
(097) 534-0860 (代)
(0985) 29-1721 (代)
(099)256-9021 (代)
(098) 868-8176 (代)
資料のご請求は、上記の担当営業または下記へどうぞ。
株式会社 日立製作所 半導体グループ 電子統括営業本部 半導体ドキュメント管理室
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 (日本ビル) 電話 (03) 5201-5189 (直) FAX (03) 3270-3277
■
●
製品仕様は、改良のため変更することがあります。
(株)日立製作所 半導体グループのwwwにおいて、製品情報を豊富にお届けしております。ぜひご覧ください。
http://www.hitachi.co.jp/Sicd/
Colophon 1.0
Author
Document
Category
Uncategorized
Views
59
File Size
1 196 KB
Tags
1/--pages
Report inappropriate content