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広報イキシア 59 号

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広報イキシア 59 号
イキシアには「団結して事にあたる」という花言葉があります。やっと関心を集めるよ
うにこの精神保健の分野に理想の福祉を実現する為ににあなたの知恵と力をお貸しくださ
い。
★『新たな相談支援体制』
理事長
寺田一郎
本年三月三十一日で、精神障害者の社会復帰施設は、二十三年に及ぶ活動の幕を閉じて、
四月一日から障害者自立支援法による事業として再出発しました。五年間の制度移行の経
過期間が過ぎて、障害種毎の福祉法(精神では「精神保健福祉法」)による福祉施設は、全
てが新体系の事業に移ることを余儀なくされました。
今後は、新たに制定が予定されている「障害者総合支援法」を見据えながら、当面の障
害者支援活動を続けることになっています。
(社会復帰施設の経緯については文末の拙文を
お読みいただければ幸いです)
。
四月からの制度の変更では、①相談支援の充実②障害児支援の強化が特徴です。特に相
談支援の充実については、自立支援法の施行以来、ことあるごとに強調されてきましたが、
一向に改善しないまま今日を迎えました。自立支援法は障害者のケアマネジメントの実施
を柱の一つとしてきましたが、全国の相談支援事業所では、実際のサービス利用計画の作
成実績があまりあがらず開店休業状態の事業所がたくさんあります。千葉県では二十二年
四月時点でサービス利用計画作成費利用者数は一三五人、これを約一〇〇か所の相談支援
事業所で対応したのですから、一事業所あたり平均一・三件ということになります。全サ
ービス利用者の〇・七二%という状態ですが、この傾向は全国でも同じです。
この点からも相談支援体制の強化というのは、第一にサービス利用計画の作成対象者の
拡大と直結しています。併せて支給決定プロセスの見直しでは、市町村での福祉サービス
支給決定の前にサービス利用計画(ケア計画)の作成をすることができるようになりまし
た。また、市町村が基幹相談支援センターを設置できるようになりましたが、地域の拠点
として期待される半面、設置は市町村の任意であるためどこまで普及するのか、どんな機
能を持たせるのかなど、課題も多くあります。
課題と言えば、今日の福祉構造では多様な事業者の参入を積極的に勧めています。福祉
法人のみならずNPOや営利企業までが既に事業を行っています。問題は法人形態ではな
く、その基盤となる福祉に対する取り組み姿勢ができていないことが見受けられることで
あり、私としては大きな危惧を抱いています。しかしながら、相談支援でケア計画作成の
対象者を全てのサービス利用者に拡大することは、パイの急激な拡大となり既存の事業所
だけでは対応が危ぶまれることも事実です。従って、どのように相談支援事業の質を担保
するのか、が今後の最大の課題です。このことはその他の福祉サービスについても同じこ
とが言えます。
この問題は、相談支援専門員の研修体制と資格を検討すること、地域の自立支援協議会あ
るいは基幹相談支援事業所によるチェック体制を作ることによって解決の一端があると考
えていますが、かなり深刻な問題です。
ワーナーホームでは、三ヵ所の相談支援事業所で所在地の市に特定相談事業所の指定申
請を一斉に行いました。今後は精神障害についての専門性をさらに高めながら知的障害、
身体障害、障害児等の相談に対応することとなります。
このように新しい相談支援体制への取組みが二〇一二年度の最大の課題です。一方で、居
住系事業や通所系事業でも地域ニーズに対応した整備を進めていく事態が生じています。
バランスをとりながらの難しいそして多忙な新年度となるようです。
* * * *
【参考記事】
「社会復帰施設の経過」
萌芽期
わが国の精神障害者社会復帰施設においては、既設社会復帰施設や一部民間施設の活動が
先駆的に展開されていた萌芽期がある。これらの活動、特に民間施設は公的な資金援助を
受けることなくそれぞれが独自の理念の下に生成発展した経緯がある。
この時期の公設社会復帰施設としては、川崎市社会復帰医療センター(昭和四六年、初代
所長岡上和雄)
、東京都立世田谷リハビリテーションセンター(昭和四七年)がある。当時
の状況を、徳永純三郎先生(第五代所長)は、「こういった施設について、第二種病院であ
りいいかげんな医療をするものだとか、そのアプローチをすること自体が患者の人間性を
冒涜するものだとか、思いつく限りの批判が交錯する中で、よく実行に踏み切ったものだ
と感心するばかりでした」と述懐している(
『創立三〇周年記念誌』)。
これらの施設は、昭和五〇年八月に示された「精神障害回復者社会復帰施設運営要綱」
によって、国の財政措置がとられることとなった。
さらに、同日付けで国は「デイ・ケア施設運営要綱」も示し、医療機関のデイ・ケアセン
ターが対象施設となった。
昭和五五年六月の「精神衛生社会生活適応施設運営要綱」では熊本県あかね荘が唯一の
対象施設となった。
民間の社会復帰施設としてはやどかりの里(埼玉)、希望の園(埼玉)、ワーナーホーム
(千葉)
、友愛寮(静岡)
、清和荘(香川)、あけぼの寮(大阪)、あおぎり寮(栃木)など
がある。これらの施設のほかにも多くの民間施設があるが、やがて精神保健法の成立とと
もに法内社会復帰施設として補助金の交付を受けるようになる。
法定化への動き
社会復帰に関連した施設の必要性については「精神衛生法改正に関する答申書(中間答
申)」(精神衛生審議会、昭和三九年七月二五日)や「精神障害者の社会復帰施設に関する
中間報告」
(中央精神衛生審議会、昭和五三年四月)において方向性が示された。
「精神障害者の社会復帰施設に関する中間報告」では精神障害者の社会復帰について極
めて明快に示している。
一、過去二〇年間のわが国の経験が明らかにし、かつ、諸外国のあまたの経験が他山の石
として示すところによれば、精神障害者の社会復帰は、単に在院患者を地域社会にもどせ
ばすむものではなく、これら精神障害者が地域社会で生活することを自然とする理念を普
及し、その生活の継続を支援する技術体制を充実させ、かつ、それら地域内の支援体制の
ネットワーク化を図ることを必須のこととしなければならない。
二、精神障害者は、単なる病者というだけでなく、生活遂行上の困難、不自由、不利益を
持続させることが少なくないので、これら障害者が地域社会で自立して生活できるように、
他の障害者と同水準の社会的、職業的リハビリテーションの体制を整えなければならない。
(以下略)
さらに社会復帰施設のイメージについても方向性ははっきりしている。
「入院医療の必要はないが、精神に障害があるため独立して日常生活を行うことのできな
い者に対して、生活の場を提供し、合わせて社会適応に必要な生活指導等を行う施設の整
備が必要である」
このような厚生省の流れに対して、地方自治体の反発などもあったが、精神障害者の社
会復帰促進のうねりは、精神衛生法の改正(精神保健法)を実現し、社会復帰施設を始め
て法定化したのである。
平成一七年六月三〇日現在における設置状況は、生活訓練施設二九二か所、福祉ホームA
型一三六か所、同B型九四か所、通所授産施設二九一か所、入所授産施設二九か所、小規
模通所授産施設四〇〇か所、福祉工場一九か所、地域生活支援センター四七四か所、合計
一七三七か所(平成一七年度厚生労働省精神保健福祉資料)で自立支援法の施行を迎えた
のである。
(寺田、日本精神保健福祉連盟広報誌二〇〇二年、より抜粋、加筆)
社会復帰施設の果たしてきた役割については、稿を改めて検証したい。
新ホレブ寮・ケアホーム第1・ケアホーム第2
ホレブデイサービスセンター
わたげワークス
たんぽぽセンター
地域生活支援センター・長生ブリオ
山武ブリオ
ワークショップしらさと
夷隅ブリオ
だいち
さんぶエリアネット
★サービス利用計画書対象者の拡大
今までの指定相談事業は、今年度から指定特定相談支援事業と名前が変わりました。そ
れに伴い①事業所の指定が県から市町村に変更②障害福祉サービスを利用している全ての
方に「サービス利用計画書」を作成する③モニタリングは人により間隔を変える、ことに
なりました。
昨年度までは、
「サービス利用計画書」の作成が進まず、千葉県では、指定相談支援事業
所が一〇〇か所あるにもかかわらず、計画を作成した件数は、わずかに一三五件でした。
事業所一か所あたり一・三五件しか作成していなかった計算となります。
今年度からは、市町村も三年の間に全利用者にサービス利用計画を作成できるよう計画
を立てています。従って今年度、サービス利用計画をたてる数は昨年度の何十倍にもなる
ことが予想されます。
一人一人に計画を作ることで、きちんとアセスメントが行われ、その人に合った計画が
でき、その人が望む生活が実現できるようになることが期待できます。
一方、急に件数が増加することで計画をたてる相談支援専門員の数が不足することが懸
念されますが、相談支援専門員の数が増えれば良いというものでもありません。相談支援
専門員は、障害のある方にしっかりと寄り添えることや地域の障害福祉サービスを知って
いること、福祉の知識・技術を持っていることなどが必要です。自分の法人の障害福祉サ
ービス事業しか盛り込まれていないような計画になっては元も子もありません。相談支援
専門員の質が担保されなければ、サービス利用計画書の作成対象者が拡大しても意味があ
りません。さらにワーナーホームは、相談支援を長く行ってきた法人として、支援者や地
域を育てる役割もあると感じています。
障害をお持ちの方がそれぞれの場所で満足して暮らせる、そんなサービス利用計画書を作
成できるように、件数が増えても一人一人に寄り添っていくことを続けたいと思います。
(三好)
★事業計画
指定特定相談支援事業 地域活動支援センター
『長生地域生活支援センター』
JR茂原駅から歩いて四~五分の距離にある長生地域生活支援センターは、車を持たな
い利用者さんたちにとっては、とっても便利な場所に位置しています。駅は、公共バスの
発着地点ですし、自転車やバイクでも移動できる距離です。病院も近いし、市役所やハロ
ーワークもそんなに離れていません。仕事を探している方、通院中の方、生活を立て直そ
うとしている方達が、いつのまにかこの長生地域生活支援センターへ流れ着いて来ていま
す。その方たちが、この場所を人生と言う名の階段の「踊り場」として一旦腰をおろし、
呼吸を整え「さあ、もう一度がんばってみるか!」と、次への階段を見上げて一歩を踏み
上げる気持ちになって頂けるような場所になりたいと思っています。
「BRIO」の名前の
由来はイタリア語で「元気」と言う意味です。つまり元気を回復する場所。マラソンで言
えば「給水所」と言ったところでしょうか。
現実には、利用者さんの数だけ、それぞれの悩みがあるわけで、その悩みと悩みがショ
ートしてもめごとに発展してしまうことなど日常茶飯事ですが、「BRIO」というリング
内の乱闘(そこまでは言いませんが)であれば、職員というレフェリーがお互いの間に入
り、感情の調整につとめる事が出来ます。利用者さんの人生のいらつきや腹立ちを受けて
立ちサンドバックになるのも職員の大切な役回りです。職員とは、イラつきのパンチをう
けてナンボの仕事です。
三~四年前に起きた東金女児殺傷事件を思い出して下さい。職場での仕事を注意され続
けたK君のイラつきに、胸を貸して受けて立つ人がいたら、K君のイラつきはいたいけな
Yちゃんに向かうことは無かったはずです。
「光市事件」しかり「秋葉原事件」しかり。そこにこそ、私達の果たす社会的役割の大
切さと大きさを自覚していきたいと職員一同考えている所です。
(加藤)
『たんぽぽセンター』
【相談支援事業】
自立支援法の改正に伴い、二〇一二年度より、指定特定相談支援、指定一般相談支援、
障害児相談支援を柏市より委託されることになりました。サービス利用計画の全件対象化
に伴い、柏市では三年間で約一六〇〇件、初年度は一〇〇件の目標を掲げています。
また、委託相談支援事業所も二事業所から三事業所へと増設され、相談支援の充実を柱と
した障害福祉計画が立案されており、柏市の委託相談支援事業所として、指定相談支援事
業所のネットワーク作りや質の向上を図っていくことが大きな課題です。多くの課題と責
任を担いながら、ひとつひとつの相談に丁寧に向き合い、相談者に寄り添う相談を大切に
行っていきたいと考えています。また、二〇一一年度、千葉県より受託した精神障害者の
地域移行・定着支援事業により行ってきた、精神保健分野における地域のネットワーク作
りや情報の共有を継続し、地域の課題を明確にし、医療福祉の分野を超えて課題に取り組
むことができるような体制作りに今後も取り組んでいきます。
【地域活動支援事業】
主に精神に障害のある方に対して安心して日中を過ごす場、としております。始めは「家
に居場所がない」といったところから利用を開始し、徐々に生活リズムを整え自信をつけ
ステップアップしていきます。隣接している多機能型就労支援事業所もあり、働く事をイ
メージしたり実際に体験することができ確実なステップアップがよりしやすい環境にあり
ます。
「働きたい」と意欲が出てきた利用者が多くなってきた今年度はそのステップアップ
をより円滑なものにしていきます。障害や病気への対処能力向上しやすいよう障害や病気、
WRAP、生活に関わる事を学ぶプログラムを導入します。他にも、昨年に引き続き障害
をお持ちの方のご家族への支援を行う事やボランティアさんとの一層の関係作りや指導に
も力を入れよりより地域保健福祉体制作りをしていきたいと考えております。
(佐藤)
指定特定相談支援事業
『パンプキンハウス』
相談支援体制が今年度大きく変化します。パンプキンハウスでは、「指定特定相談」「指
定一般相談」
「児童相談」を行います。
特定相談は昨年度の指定相談と同様、サービス利用計画書の作成、モニタリングを行い
ます。障害福祉サービスを利用しているすべての方に対して、三年の間に計画書を作成す
ることとなりましたのでその数は増大します。多くの職員の力を結集させ、対応したいと
考えています。
一般相談は、地域移行・定着支援です。退院や退所した人、単身生活をしている人など
が地域生活を継続するために生活支援を行います。また、以前子育て相談をしていた経験
を活かして児童相談も行います。
パンプキンハウスは、地域活動センターや委託相談を二〇一〇年に廃止して相談事業は
一旦は縮小しましたが、また改めて相談支援を拡大し、地域で専門的対応ができる事業所
としての責務を果たしたいと思います。(三好)
障害者就業・生活支援センター
『山武ブリオ・長生ブリオ・夷隅ブリオ』
障害者就業・生活支援センターブリオは、山武圏域・長生圏域・夷隅圏域と三か所に分
かれて昨年度から活動しています。別れたとはいえ、同法人ですので、三つのブリオで、
情報交換や、意見交換をしたり、時には叱咤激励しあいながら、職員が成長し、より良い
活動ができるように心がけてきました。今年度も毎月、全ブリオが集まり研鑽をする予定
です。
ブリオは、精神障害者支援を得意としています。これは、千葉県で十六か所の障害者就
業・生活支援センターがある中でも希少です。しかし、知的障害、身体障害、あるいは発
達障害の方の相談も増えてきており、さまざまなケースにも対応しています。就職、訓練、
定着支援は勿論、自己破産、障害年金申請、アパート探し、生活保護申請などその人に必
要な支援をすべく、知識のあるエキスパート(?)職員が相談に応じています。
山武ブリオは、人口二十二万の山武圏域を担当します。山武圏域の障害者就労の核とな
り、特別支援学校や福祉サービス事業所、ハローワーク等と協働して就労支援をします。
今年度は、企業に障害を理解していただくための研修会や企業見学会を開催する予定です。
長生ブリオは、人口十六万の長生圏域の担当です。登録者はすでに二六〇人強です。企
業支援員もおり、企業の開拓も積極的に行い、企業と登録者とのマッチングを心がけます。
夷隅ブリオは、人口は八万人と少ないですが、地域は
四〇六平方キロメートルあり、
移動距離では、山武圏域にひけをとりません。昨年度は自立支援協議会と共催で、意見交
換会を行いました。今年度はこれらの活動の他に、夷隅ブリオ主催で、三か月に一度の勉
強会を企業と共に行う予定です。
それぞれの地域性を考えながら、ブリオの特性を活かして障害をお持ちの方が自分にあ
った就労を行えるようにブリオは今年度も力を合わせて頑張ります。
(三好)
中核地域生活支援センター
『さんぶエリアネット』
さんぶエリアネットは山武圏域で活動を始めてから早八年目となり、対象者を限定せず
どんな相談にも対応している中で、分野を越えた共通的課題があることが見えてきました。
例えば、障害者からの個別の生活困窮の相談を受けていると、本人ではなく、家族への支
援(戸別支援)が第一に必要であることが多いです。また、成年後見制度利用に関する相
談が飛躍的に多くなっており、障害・高齢分野共通の課題となっています。このような支
援を、しっかりと支援ながら、共通的な解決方法も同時に探っていきたいと思います。
地域づくりに関しては、山武圏域全体への支援を意識した活動を行っていきます。障
害分野では市町主体で一人一人にケアマネジャーが就くようになります。高齢者分野は市
町毎の地域包括支援センター中心の支援体制、子育て分野は要保護児童の協議会を通じて
支援体制を目指しています。
しかし、圏域全体で資源を共有したり、交流の機会を持たなければいけない地域である
為、圏域全体を対象とした研修や交流の機会を数多く作る必要性があると考えています(吉
井)
。
就労継続支援事業 就労継続支援B型事業
『ワークショップしらさと』
現在、七種類の作業を行っています。作業グループ(①清掃、ワックスがけ、草刈等の
外勤、施設内営繕)
、農園グループ(②野菜作り、③漬物、加工品作り、④ヒマラヤ岩塩製
造⑤ししとう農家への外勤)
、軽作業グループ(⑥スクールボール加工、⑦封筒パック詰め)
です。
今年度、力を入れていきたい事は、就労移行支援を利用されている方の就労支援です。
障害者就業・生活支援センターやハローワーク等、関係機関と連携し適性に合った職場へ
の就労・定着支援と定期的に就労に向けた講座や日常生活の課題に即したSSTを行いま
す。また、就労継続支援B型の利用者で訓練期が過ぎ、就職に向けて活動される方は適宜
就労移行支援へ事業変更を行って支援します。六月には定員を六名から八名に変更します。
また、最近利用ニーズが増えてきている発達障害や軽度知的障害、高次脳機能障害等の
受入れを積極的に行います。
作業グループは、一月から企業敷地内にある庭園の芝生管理の請負作業が始まりました。
作業量の把握と技術の習得、機材等の整備を行います。作業グループの安定した作業収入
になりそうです。
農園グループは、とにかく新鮮野菜とおいしい漬物を頑張って作っていきます。
軽作業グループは、受注量の増加を目指し営業活動と利用者の技術の向上を図ります。
今年度も忙しい一年になりそうです。様々な利用ニーズに応え、一人一人が充実した毎
日を過ごせるように、そして、工賃アップを目指して、利用者、職員共に力をあわせて頑
張っていきます。
(髙木)
『わたげワークス』
【就労移行支援事業】
一般就労を希望する障がいを持つ方が一般就労に必要な知識や技術を身に付ける事がで
きるよう、様々な作業内容、作業時間で訓練する機会を提供します。また他機関との連携
や実習企業の開拓も含め、一般就労に向けた支援を行います。今年度は面接の練習や履歴
書の書き方など実践的なプログラムや個別面談の充実を図ります。
【就労継続支援事業B型】
様々なハンデを持ちながらも働きたい!と思っている方が必要な支援を受けつつ就労を
継続できるよう、様々な作業内容、作業時間で訓練する機会を提供し就労を継続できるよ
う支援します。今年度は目標工賃達成指導員を配置する事で、主な作業内容であるベーカ
リーの販路を拡大し収入増と工賃アップを目指します。
【わたげワークスとして】
利用される方それぞれが自分に無理のない働き方ができるよう状況や目標に沿った個別
支援計画を作成し、作業の経験が自信に繋げられるよう支援します。また利用される方の
労働力を確実に収入に結び付けられるよう支援・整備していきます。今年度の大きな取り
組みは余暇支援の充実です。ベーカリー定休日を利用したレクリエーションプログラムを
実施し利用される方の社会性や意欲の向上、利用者同士が親睦を深められるような交流を
支援していきます。
働く場を提供するという新しい事業に取り組み始め一年、ベーカリーの経営や福祉以外の
関係機関との連携に職員も必死に歩んだ一年でした。今年は少し余裕を持ち、働く楽しさ
を実感できるような支援を目指していきたいと思います。
生活介護事業 自立訓練(生活訓練)事業
『ホレブデイサービスセンター』
生活介護棟では昨年度、庭にレンガの歩道を作りました。今まで、車両と人が同じとこ
ろを通っていましたが、別々になりより安全になりました。蝋梅などの香りを感じながら
ゆったりと歩くことが出来たり、増築したテラスとつながっているため、天気の良い日は
のんびりと庭やテラスで日向ぼっこをしたりと、オープンな雰囲気でより明るくなりまし
た。きれいな浴室での入浴は人気があり、利用される方も増えてきました。入浴やプログ
ラム、お出かけツアーや買い物ツアー等介護棟は常に賑わっています。明るい介護棟を是
非見に来てください!
また、生活介護では利用者の高齢化に伴う食事等の介助も増えてきていますが、今年度
は身体機能の変化に注意して個々にあった支援を行います。そして体調が優れない方にも
対応ができるよう静養できるスペースを設け「明るい・楽しい・休める」デイサービスを
目指します!
生活訓練では事業を開始して二年が経過しました。昨年度は訪問支援のニーズが多くあ
りました。その中には今まで支援を全く受けたことがない方もいらっしゃいました。まず
は安定して生活を送れるよう支援をし、今年度からは楽しみや張りのある生活を目指せる
よう訪問から通所へと繋げられるような支援を行っています。期限を迎えるために移行し
なければならない利用者へ情報提供やニーズの整理を行っていきます。限られた期間の中
で、目標に合わせた訓練が行えるようにプログラムの見直しを行い、利用者が自分達でプ
ログラムを作っていけるようにいたします。その一つとして、昨年度より開始した喫茶「ぽ
てぃろん」で接遇マナーを習得したり、お客様からアンケートをとり、メニューを考案し
たりと利用者が中心となって営んでいます。介護棟へのデリバリーも開始したことから数
多い注文にも対応できるようになっています。週一回のケーキ販売では前日に利用者のみ
でケーキを作れるようになりました。今年度は地域からもお客様にお越しいただけるよう
パソコンプログラムを活用してチラシを作成し、配布するなど広報活動にも力を入れてい
きたいと思います。
(武藤)
ケア付き共同住居『新ホレブ寮』
共同生活介護事業『ケアホーム第一』
短期入所事業『シエスタ』
ホレブ寮(新ホレブ寮(ケア付共同住居)・ケアホーム第一(共同生活介護事業)・シエス
タ(短期入所事業))は、今年度運営上の大きな変更は予定していません。入居者の生活上
のニーズや健康面での変化に合わせたソフト面での対応を、きめ細かく支援していきたい
と考えています。
新ホレブ寮・ケアホーム第一は、合計三十八名で、平均年齢六十歳を超えています精神
症状への対応はもちろん、現在は日常の健康面・介護面での支援が増えています。精神症
状のケアとして精神科医療機関との連携が不可欠ですが、精神科の外来通院が健康面で負
担となっている入居者も出てきています。最近になり、往診で見てくれる診療所が精神疾
患も対応してもらえるようになりました。現在数名の方が往診で精神科診療を受けていま
す。今後、在宅で精神科医療を受けられる選択肢ができましたので、入居者の状態に合わ
せた対応が可能となりました。
また、高齢化・身体面での介護の必要性(車イス等の対応)から、介護保険サービスを併
用する方が増えてきました。ホレブ寮には、毎日のようにリハビリサービスや入浴サービ
スの事業所の方が出入りしています。介護保険サービスの需要は今後ますます高まってい
くと思われますので、制度の手続きや介護保険事業所のケアマネとの連携を漏れなく行っ
ていきます。むろん、ワーナーホームの職員も介護保険制度に精通し、介助技術を身につ
ける必要があります。
ホレブ寮の余暇活動の例として、新たに英会話サークルができ、毎月土曜日に定例でサ
ークル活動を行っています。時折、入居者から「GOOD MORNING!」と挨拶が返
ってくると、英会話サークルのことが思い浮かびます。まだ小さな輪ですが、職員の得意
分野を活かしつつ、入居者の関心を引き出しながら、余暇の楽しみを増やして豊かな生活
に繋げていきたいと思います。
新年度もよろしくお願い致します。
(岡)
共同生活介護事業『ケアホーム第二』
短期入所事業『ノバハイツ白里』
生活訓練施設ノバハイツ白里から共同生活介護事業「ケアホーム第二」に移行し一年が
経過しました。
新しい仲間も加わり、定員十名の利用者のみなさんの生活も安定してきました。移行後
は、新ホレブ寮やケアホーム第一の利用者の方との合同の行事やプログラムも増えてきた
一方で、ケアホーム第二ならではの共同自炊や、毎週土曜日に実施しているミーティング
等も引き続き行なっています。今年度の目標は内容の濃い行事・プログラムを計画し、利
用者参加率UPを目指していきたいと思います。また、安心して生活できるよう、一人一
人と日々向き合いながら目的に合わせた支援をしていきたいと考えています。
単独型短期入所事業「ノバハイツ白里」は定員二名ですが定期利用者の増加もあり満室
状態が続く日も少なくありません。今年度は一人一人に合った支援ができるよう個別支援
を強化していきます。
(段木)
共同生活援助事業
『だいち』
共同生活介護事業
大網白里町内に二~六名のグループで五ヵ所に分かれてお互いに支えながら共同生活を
しています。それぞれ目標・課題に沿った個別支援計画を作成し生活支援員・世話人達が
料理・掃除・金銭管理・健康管理等の支援を行っています。
課題は、服薬管理や金銭管理を希望する方の入居相談が増加していることです。今まで
は確認、声かけをする見守り支援を中心に行っていましたが、薬を預かり、飲み時に渡す
こと、決められた金額で生活するために一緒に予算を考えることなど直接介入する支援が
求められてきています。
今年度は、だいちでの支援内容を見直し、入居相談に応じていきたいと思います。また、
入居者の自立度を高めるために職員同士で連携を図り、もっと関わる時間を増やしていき
ます。最後に、入居者同士の交流する場や情報交換の場として季節行事や一泊旅行、交流
会を企画し充実させたいと思います。入居者の方に自分らしい生活をしてもらうために職
員は精一杯支援していきます。
(野老)
★『交換研修会』報告
栃木県
社会福祉法人ブローニュの森
鈴木
陽子氏
三日間という短い期間でありましたが、ワーナーホームで実習をさせて頂きました。学
生時代に実習を経験して以来、約十二年ぶりに『実習生』という立場で活動の場に参加さ
せて頂き、また、自分自身も現場を受け持っている状況で、他法人の現場での実習を経験
することができ、とても新鮮な気持ちで臨むことができました。そして貴重な経験であっ
たと実感しています。
実習を通して、自分が所属する法人や現場が抱えている課題に対し、どう取り組むべき
かを改めて考えるきっかけとなりました。また、自分自身の仕事に対する姿勢についても、
どうあるべきかと考えるようになりました。今後は色々な課題に前向きに取り組んでいき
たいと考えています。
いつか職員の交換研修だけでなく、利用者同士の交流会も開催できたらと感じています。
福岡県
社会福祉法人みぎわ会
杉元
和喜氏
私は福岡県行橋市にある社会福祉法人みぎわ会の杉元と申します。貴法人には見学で過
去二回伺いましたが、今回、本当に自分のやっていることがある程度間違っていないのか
等、自分自身の中の葛藤をすっきりさせるために三泊四日の研修をさせて頂きました。私
は幸か不幸か寺田理事長や三好施設長といろいろと同伴研修の機会を頂き、管理的役職の
方が、利用している人の支援に対しての考え方、あるいは支援者に対しての想いの話等を
聞けたり、地域の中での支援の取り組みや問題課題について教えて頂いたりして、大変有
意義な研修になりました。井の中の蛙にはならないように、しかしながら、身の丈にあっ
た支援をしなければいけないとつくづく感じました。またワーナーの皆さんにお会いした
いです。今後ともご縁がありますように。
岐阜県
社会福祉法人舟伏
上岡
恵美氏
岐阜県の社会福祉法人舟伏から職員交流研修で一週間ワーナーホームにて研修をしまし
た。研修では、地域・施設内で働く職員を尊重し互いに協力しあっていくことを大切にし
ており、貴法人の理念が職員それぞれの力にもなっているように感じました。また、法人
規模が大きい為、報告・連絡・相談と連携を重要視し、支援に温かさを感じるのは、個々
の職員さんが質の向上を常に意識し、創造力豊かに支援しているからではないだろうかと
学び、職員さんの意識の高さに私自身大変刺激を受けました。
研修を通し、自分自身の普段の業務を振り返ることができ、お忙しい中、貴重な時間を
提供いただきありがとうございました。今後も交流が続くことを願い、岐阜県より皆様の
益々のご発展をお祈り申し上げます。
★社会福祉法人ブローニュの森【実習研修
2012 年 2 月 8~10 日】
私は事務で、ワーナーホーム(以下WH)に就職して十年経過した。社会人最初がWH
で、良くも悪くもWHしか知らない。そのような状況で「他施設の様子」というのが少し
前から気になっていました。何度か見学の機会はありましたが、それは通常の見学で、内
部迄見学させてもらえることは普通ないと思います。しかし今回、実習という形でじっく
りと、他法人の内部を見させてもらいました。あまり、事務が実習に行くことはないと思
います。しかし、ブローニュの森の様々な資料や話しを聞かせて頂きながら、同じ悩みや、
参考となる考えが沢山ありました。そして、その中で自然とWHと比較をし、改めてWH
を見直す機会を得られたことは貴重な経験とです。監査の様に色々見させて頂き、ご迷惑
をお掛けしました。有難うございました。(野老)
夷隅ブリオが開所して一年が経ちました。日々の活動の中で、他機関との連携をどのよ
うに行うか、夷隅ブリオが地域の中でどのような役割を持ちながら活動していくかという
ことは、大きなテーマでした。
ブローニュの森では、
「共・繋・生」という理念のもとにそれぞれの職員が、利用者を通
して積極的に「顔が見える関係」を築き、地域に働きかけていることを知りました。一人
では困難なことも「繋」を持つことで、皆で乗り越えることができ、それが「地域の力」
になることも知りました。
「顔が見える関係を作る」、「地域の中の役割を持つ」ためには、
電話だけではなく、会って話をすること、私たちの支援・活動が地域の中で、どのような
影響を与えるのかを考えることが大切だと感じます。今回の研修では「繋がる」ことの意
味、必要性を得ることが出来ました。(岩下)
★赤い羽根共同募金
「ありがとうございます」
わたげワークスに、四四0ℓ入る冷蔵庫の寄付を頂きました。日々、スタッフとメンバー
が作っている体と心にやさしいパン作りの材料管理に利用しています。また、働くための
活力源になるランチの食材にも使用しています。その食材を使って、地域の皆さまに美味
しいパンをお届けしています。
皆様に喜んでいただけるベーカリーを目指して、もっともっと成長できるように努力し
ていきたいと思いますありがとうございました。
(北原)
★ワークショップしらさと
トイレリフォーム完了
前年度、震災被害によりトイレのタイル剥離、落下被害があり、震災被害箇所を千葉県
共同募金会「赤い羽根募金」により修繕工事をさせていただきました。それに伴い、平成
元年に施設を開設し、長年使用してきたトイレの全面リフォーム(配管の取替え、便座の
交換等)を行い、2月中旬に完成しました。23年間使用してきたトイレは、配管からの
臭気があり、ご迷惑をおかけしていました。
明るくぴかぴかのトイレに変身し、皆さん喜んでくださっています。
(髙木)
★ワーナーホームの動き
【1月】
・ホレブ・NH合同年始レく
・初詣(橘神社)~ケアホーム第2、だいち、ホレブデイサービスセンター~
・初詣(千葉厄除け不動尊妙泉寺)~自立訓練~
・初詣(玉前神社)~ワークショップしらさと~
・新年会(藻原寺他)~長生地域生活支援センター~
・食事会(サンマルクカフェ)~わたげワークス~
・就労者ミーティング・レク (千葉厄除け不動尊)~長生ブリオ~
・専門職の為の認知症講座~さんぶエリアネット~
・就労訓練者激励交流会参加(千葉リバーレーン)~ワークショップしらさと・長生地域
生活しえセンター~
・県指導監査
【2月】
・社会福祉法人ブローニュの森職員研修受入
・社会福祉法人みぎわ会職員研修受入
・社会福祉法人舟伏職員研修受入
・厚生園社会リハふれあいフェスタ出店販売~ワークショップしらさと~
・トイレ改修工事完了~ワークショップしらさと~
・外出企画(ドイツ村)~長生地域生活支援センター~
・交流会~山武ブリオ~
【3月】
・定例理事会・評議員会
・日帰り旅行(葛西臨海水族館)~ホレブデイサービスセンター~
・花見(千葉公園)~自立訓練~
【4月】
・お花見(八鶴湖)~ホレブデイサービスセンター~
・お花見(茂原公園)~だいち~
・お花見(柏ふるさと公園)~たんぽぽセンター~
・満腹ツアー(八鶴湖、緑川いちご園)~長生地域生活支援センター~
・春レク(南房バラダイス)~ワークショップしらさと~
・就労者ミーティング・レク (マザー牧場)~長生ブリオ~
★寄付・会費をくださった方々
平成二十四年十二月~平成二十四年三月
《寄付》
久保田文造・白土太郎・
源吉之助・茂腹俊明・
平戸晴子・大矢和男・
柏市西原地区社会福祉協議会
《イキシア会員》
〈正会員〉
海上寮療養所・阿部美智子・
沼田由貴子・石塚多美子・
太田廣三郎・林日出夫
〈賛助会員〉
山本美智子・飯田忠・
能勢仲子・根本芳枝・
新山喜代子・柴崎美枝子・
荒木稔久
(順不同・敬称略)
★2012年行事予定
★バーベキュー大会
5月26日(土)
★納涼祭
8月4日(土)
★みんなのまつり
10月21日(日)
★クリスマス会
12月21日(金)
★編集後記
寒い冬を超え、暖かい春を迎えました。今回のイキシアの一面は、職員の集合写真を掲
載しました。現在職員数は、九十五名です。職員力を合わせて支援していきます。また、
イキシアでは、福祉サービスの動向やワーナーホームの事業展開など情報をお知らせして
いきたいと思います。今年度もイキシア会をよろしくお願い致します。(T)
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