滋賀大学のいまトポス大学院教育学研究科２年次いでだいち井出大地大石子ども多文化フェスティバルトポスは学生の教育実践の基盤を地域につくることで、「学生の実践的な学び」と「地域の教育環境の充実」を目指している団体です。活動内容は学習補助教室「トポスクール」と体験型教育イベント「トポフェス」、学生の交流を促す「トポカフェ・バー」の３つを中心に行っています。滋賀大学の学生を中心に、他大学の学生、地域の人、社会人など、現在までに50人以上が関わり活動しています。トポカフェ・バーの様子大石子ども多文化フェスティバルを実施トポフェスは、地域とタイアップして行う教育イベントです。①学生の研究を活かす実践の場、②地域の子どもの多様な経験、の２つを大事にしています。トポスを立ち上げてからの２年間で合計17回のトポフェスを実施してきました。大石子ども多文化フェスティバルでは、以下の４つのイベントを行いました。（1）みんなで咲かそう大石グリーンハイツ200の花大石グリーンハイツの夏祭りで、大石小学校までの通学路を彩るアートイベントを開催。大石の美術教室の先生や美術研究室の学生と一緒に企画をしました。169枚もの作品が集まり、琵琶湖のモザイクアートが完成しました。夏祭りでの美術イベントも２年目となり、自治会や地域の方との連携もよく、かなりスムーズに運営できるようになってきました。子どもたちと一緒に制作琵琶湖のモザイクアートが完成自分の作品はドコかな？（2）キッズヒップホップ＠滋賀大学祭 JEUGIAダンススクールとのタイアップ企画。教育学部ならではの学園祭って何だろう？そんな問いから、学園祭を、日ごろ頑張っている子どもたちの表現の場にしたいと思い企画しました。子どもたちの本格的なダンスや衣装に200人を超える観客が集まりました。 8 軽快なダンスを披露する子どもたち決めポーズで記念撮影学生の実践的な学びと地域の教育環境の充実を目指しています。トポスとは（3）焼きたてパンを販売！ふくふくパン工房大石のパン屋、ふくふくパン工房さんとタイアップしてキャリア教育プログラムを企画。滋賀大学祭に模擬店を出店しました。初めての販売体験にこどもたちは四苦八苦しながらも様々な工夫をして販売していました。ふくふくパン工房さんからは、「これを機に一緒に大学や地域を盛り上げていきたい」と言っていただけました。初めての体験にドキドキの子どもたち売れ行きは好調子ども達との交流は学生達にとってもよい経験に（4）サンタがクリスマスに科学実験！大石グリーンハイツこども会主催のクリスマス会で、昨年に続き科学実験を企画。計250人を超える子どもたちの前での実践に緊張しながらも、大学で学んだことを「自由に」実践でき、とてもいい経験になりました。学生扮するサンタクロースの液体窒素を使った実験に子どもたちは目をまんまるにして驚いていました。今年もクリスマスに科学実験のプレゼント！みんなの前でわくわく科学実験！緊張中！？夢中で実験をする子どもたち教育で地域づくりをしていきたい大石での活動が実を結び、石山、膳所、彦根、平津の地域からトポフェス・トポスクールの依頼をいただきました。石山からは商店街振興の年間プロジェクトの依頼です。このように、今後は活動の範囲を広げ、「学生の実践の場の創出」と「地域の教育環境の充実」を滋賀の多くの地域で実現していきます。特に、石山商店街では「夜市」や「とれとれ見本市祭」などの大規模なお祭り、空き店舗を利用した継続的な教育実践を行う予定です。多くの学生や子どもたちが教育を通して交流し、共に学びあう元気な「まち」としてじっくり勉強中！！石山商店街の振興に役立ちたいと思っています。 9