ノーマルヘア/ドライヘア ヘア 毛髪に影響を与える要因 毛髪の乾燥に影響する要因 ■皮脂腺の機能低下により、毛髪内部の脂質もなく なって乾燥する。 毛髪の水分量 髪の状態や美しさにおいて重要な役割を果たして いるのが水分です。さまざまな要因によって、髪に 自然に含まれる水分量は大幅に変化します。毛髪 には湿った空気から水分子を吸収し、乾燥した空気 に水分を放出する性質があります。髪に含まれる水 ■空気の乾燥(エアコンなど) によって水分が失わ れる。 ひんぱん ■日光、日焼けマシン、 ドライサウナ、頻繁なブロー などで髪が乾燥する。 ■塩素の入ったプール等の水や塩水(海水など) に よって毛髪の水分が放出される。 分の重量は、約10% (乾燥した外気、エアコンで乾 燥した室内など) から約30% (熱帯雨林気候、サウ ノーマルヘアは、キューティクル層が堅く詰まってい ナなど) までの範囲で変動します。髪の特性 (スタイ るので髪の組織がなめらかになり、根元から毛先ま リングしやすさ、扱いやすさなど) は、ほとんど吸水 で自然なツヤと弾力があります。クシ通りもよく、ス 性によって決まるといえます。 タイリングしやすい髪といえます。ドライヘアは内 水分子と毛髪内部との結びつきは弱いため、空気 部構造のダメージは比較的ありませんが、水分の不 が乾燥していると髪の表面についている水分が蒸 足が激しくなるとパサつきがちになり、ますます乾 発するだけでなく、毛髪内部の水分も出ていってし 燥します。また、弾力性がなくなるので傷みやすく、 まいます。しかし、髪は乾燥した状態だと感じると 枝毛になりやすくなります。ドライヘアは一般にコ きでも、重量の約12%の水分を含んでいます。こ シがないため、クシ通りが悪くなったりスタイリング の12%という数字は、何も手を加えていない髪の しにくくなったりします。 通常の水分量と見なされています。乾燥した髪は 熱に強く、約200℃という高温にも耐えられます。 しかし、濡れた髪は乾いた髪のおよそ10倍も敏感 皮脂腺の機能低下 低い湿度 になっていて、約140℃でもダメージを受けます。 相対湿度90%の環境(霧の中やサウナなど) では、 毛髪は直径が約16%、長さが約2%膨張します。こ のとき、毛髪は引っ張るともとの長さの約2倍にの びます。 水分量のバランスのくずれ 水分量のバランス クセの強い髪や長い髪は乾燥しがちです。次のよ うに、毛髪の乾燥に影響を及ぼす要因がいくつかあ 日光や日焼けマシン ります。 塩素の入った水や塩水 ひんぱん 頻繁なブロー ノーマル/ドライヘア ドライヘアのための特別なケア ドライヘアのケア基準 ■パサつきがち ■クセのある髪 ■長い髪 ■ツヤがない ■枝毛になりやすい ■ダメージはないが傷みやすい ■硬くて切れやすい ■コシや弾力性がない ■クシ通りが悪く、扱いにくい カウンセリング時の質問例 ■どんなヘアケア製品(シャンプー、コンディショナ ひん ど ーなど) をどういう頻度で使っていますか? ひんぱん ■どの程度、頻繁にシャンプーしますか? ■どのようにタオルドライしていますか? ■スタイリングするとき、 ドライヤーを頻繁に使い ますか? ■スタイリングしやすい髪だと思いますか? ■コームやブラシの通りはスムーズですか? ■枝毛はよくできますか? ■よく水泳をしますか? (塩素の入った水はドライ ヘアの原因になる) お客さまへのアドバイス ■濡れた髪は乾いた髪より10倍ぐらい傷みやすい ので、洗った後の髪は決して強くこすらないで、タ オルで髪をはさんで押さえるようにして水分を取 ってください。 ■髪の水分を維持するために、プールや海から上 がったあとは、充分に洗い流してください。 ■美しく健康な髪を保つには、バランスのよい食生 活を心がけてください。 ■カラーリングやパーマは、髪の構造をできるだけ 損ねないよう、必ずプロにまかせるようにしてく ださい。 ■質のよくないコームやブラシは使わないようにし てください。 ヘア
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