1 最新のセンター試験に対応しています。 (第1∼5・7回) 2012年度センター試験リスニングテストの大問数は4,解答数は25。各2点配点で,50 点満点でした。出題形式は,短い会話 (Q&A選択,応答文選択) から長めの会話(Q& A選択,表完成) やモノローグ (Q&A選択) まで多岐にわたっています。[センター試験] 直前演習英語 (リスニング) は,大問構成・出題内容・設問形式・配点・分量など,最新 のセンター試験に対応していますので,本番さながらに問題演習ができます。 2 3 ●2012年度センター試験の概要 第 1 回 ●●●リスニングテストの出題内容 ●●●参考:筆記テストの出題内容 大問(配点) 第 1問 (12点) 第 2問 (14点) 出 題 形 式 小問数 (配点) 大問(配点) 読まれる英文の語数 短会話・Q&A選択 (発話数4) 6 問 30語程度/小問 短会話・応答文選択 (発話数3) 7 問 25語程度/小問 第 第 3 問 50語程度/小問 A 文法・語彙・語法 B 会話 C 語句整序 2問 (41点) (6点) 3 問 140語程度 第 (6点) A 語句類推 B 発言要約 C 文補充 3問 (46点) 第 A モノローグ・Q&A選択 (単問形式) 3 問 100語程度/小問 B モノローグ・Q&A選択 (組問形式) 3 問 210語程度 4問 (12点) 小問数(配点) 4 問 (各2点) 3 問 (各2点) A 発音 B アクセント 1問 (14点) 会話文・Q&A選択 A (発話数5∼8) 第3問 (12点) 会話文・表完成 B (発話数11) 出題分野・大問名 10 問 (各2点) 3 問 (各3点) 3 問 (各4点) 第 3 回 2 問 (各5点) 3 問 (各6点) 3 問 (各6点) 第 4 回 (6点) 第4問 (6点) (33点) ビジュアル読解 A 図表 B 広告 3 問 (各6点) 3 問 (各5点) 陳述読解 5 問 (各6点) 長文読解 A 内容把握 B 要旨把握 5 問 (各6点) 1 問 (6点) 第 2 回 ※解答時間は30分・設問数は25問・50点満点 第5問 ●●●平均点 (30点) リスニングテスト 筆記テスト 2012年度センター試験(本試) 24.6点/50点 124.2点/200点 2011年度センター試験(本試) 25.2点/50点 122.8点/200点 2010年度センター試験(本試) 29.4点/50点 118.1点/200点 1 24.0点/50点 115.0点/200点 2009年度センター試験(本試) 21 2 3 3 第6問 (36点) 第 5 回 ※解答時間は80分・マーク数は54・200点満点 第7回予想 問題 2013年度センター試験の予測に基づいて出題しています。 第7回は,2013年度センター試験予想問題です。最新のセンター試験の傾向にあわせ て出題しています。センター試験特有の出題形式に慣れることができます。 現在の実力の力試しができます。 第6回は,2009年度11月に実施さ れた「第3回ベネッセ・駿台マーク 模試」の問題です。解答・解説冊子 (第6回−8) に掲載されているグラフ から,現在の実力での2010年度センタ ー試験での予想得点がわかります。力 試しをしてみましょう。 し問題 第6回力試 ↓2010年度センター試験での予想得点 ↓2010年度センター試験での予想得点 44∼50 40∼43 36∼39 33∼35 29∼32 25∼28 22∼24 18∼21 14∼17 第 6 回の 得点→ * * * * * * * * * 6∼10 11∼15 16∼20 21∼25 26∼30 31∼35 36∼40 41∼45 46∼50 ↑上のグラフは,第6回の自己採点で28点の場合の2010年度セ ンター試験予想得点が,29∼32点であることを示しています。 −1− 第 6 回 第 7 回 センター試験英語(リスニング) 特徴と対策 第1問 短会話・Q&A選択 特徴と対策 読まれた短い会話文に合うイラスト・数値・位置などを選択させる形式。男女2人の会話で,発話数は4で あった。 会話の中にひねりがあり,読み上げられる英文全体を聴きとったうえで解答しなければならない設問や,言 い換え表現に注意しなければならない設問があり,解答するのが難しい問題も含まれていたと思われる。 ●対話の場面・話題(2012年度 センター試験) 問10「大人の人数」 問30「写真の少女」 問50「乗車するバスの時刻」 第2問 問20「ハロウィンパーティーの仮装」 問40「前回の競技会の結果に対する男性の心情」 問60「待ち合わせ場所」 短会話・応答文選択 特徴と対策 読まれた短い会話文に続く応答文を選択させる問題。男女2人の会話で,発話数は3であった。会話の状況 や発言の意図を正確につかみ,応答を選ぶ必要があった。 日常的な場面や話題での会話が出題されており,口語表現の聴きとりもポイントとなっていた。日頃から日 常的な会話を聴いて演習し,実際のやり取りの中で用いられる表現を身につけておきたい。近年のセンター試 験の第2問は,多くの問題で会話文が疑問文で終わらない形で出題されている。会話文全体の流れを把握して答 える練習もしておこう。 ●対話の場面・話題(2012年度 センター試験) 問71「目覚まし時計をセットする場面」 問82「眼鏡からコンタクトレンズに変えることに関する会話」 問90「チョコレートケーキをすすめられて断る場面」 問10「オーディションの結果に関する会話」 問11「冬の衣類をクリーニングに出す時期に関する会話」問12「博物館の場所を尋ねる場面」 問13「先に会議に行くように言う場面」 差がついた1題 (正解:①) 〈読み上げられた英文〉 W: I think I forgot to turn off the heater in the office. M: Shall I go back and check? W: No, no. You go on to the meeting. I’ll catch up later. 男性と女性との会話を聴き,会話文に続く応答文を答える問題。偏差値60以上の層と偏差値40以上60未満 (ベネッセコーポレーション調べ) の層で正解率に大きく差がついた。 ヒーターを消すのを忘れたと思うと話す女性に,男性はShall I go back and check?「戻って確認しよう か?」と提案するが,女性はそれを否定して,You go on to the meeting. I’ll catch up later.「あなたはこ のまま会議に行って。あとで追いつくわ。」と応じるという展開で,会社に戻ってヒーターが消えているかを確認 するのは女性であることが押さえられたかどうかがポイントであった。会話文は男性の提案を女性が断るという ひねりの効いた展開だったので,会話文全体の流れを把握し,会話に続く発言を予想することが必要であった。 また,誤答選択肢にはgo backやcatch upなど,会話文中の表現が用いられていたが,それらに惑わされない ように,選択肢の内容を押さえたうえで,会話の場面や状況に合った応答文を選択したい。 −2− 第3問 A 会話文・Q&A選択 特徴と対策 読まれた会話文に関する問いに合う答えを選ぶ問題。男女2人の会話で,発話数は5∼8であった。 第3問Aは第1問・第2問より読み上げられる英文がやや長くなる。正解を導くためには,最後まで会話全体 の内容を押さえて聴くことが必要であった。会話文中の語 (句) が言い換えられた選択肢の表現にも注意したい。 ●対話の場面・話題(2012年度 センター試験) 問14「家庭菜園についての男女の会話」 問15「夏目漱石の本を探している場面での男女の会話」 問16「プレゼンテーションのテーマについての男女の会話」 第3問 B 会話文・表完成 特徴と対策 読まれた会話文をもとに表を完成させる問題。男女2人の会話で,発話数は11であった。長い会話の中か ら必要な情報とそうでない情報を聴きわけ,聴きとった情報がどのように表に反映されるのか,情報を処理 する演習を積んでおきたい。 ●対話の場面・話題(2012年度 センター試験) 問17∼19「モロッコで行われる長距離マラソン」 差がついた1題 〈読み上げられた英文〉 (正解:問17 ① 問18 ⑥ W: What are you doing? M: I’m filling out an entry form to run in this year’s ultra marathon in Morocco. W: What’s that? M: It’s a six-stage endurance footrace almost 250 kilometers long. Here, look. W: Oh, I see. Each stage is a different distance. In the fifth stage, you run a regular marathon, right? It’s 42 kilometers. M: Uh-huh. And the hardest part is before that— more than twice the distance of the third stage. W: That’s tough. M: Yeah, but I’m most worried about Stage 2 and 3, which are run over desert sand for a total of 72 kilometers. W: It looks like the first and last stages are shorter than the others so you can warm up at the beginning, and take it easy at the end. M: That’s right. The organizers thought of everything. 問19 ③) W: Well, good luck and be careful. 「モロッコで行われる長距離マラソン」に関する会話を聴き,表を完成させる問題。各ステージを表す数値と各ステ ージの距離を表す数値が読み上げられるので,集中して数値のもつ意味を理解して聴きとる必要があった。特に問17 と問18で偏差値60以上の層と偏差値40以上60未満の層で正解率に大きく差がついた。(ベネッセコーポレーション調べ) 女性がIn the fifth stage, you run a regular marathon, right? It’s 42 kilometers.「第5ステージでは,あ なたは通常のマラソンを走るのね? 42キロメートルだわ。」と述べていることから,問19は③42kmとわかるが, 問18は男性のthe hardest part is before thatーmore than twice the distance of the third stage「一番大 変なのはその(=第5ステージの)前だよーー第3ステージの距離の2倍より長いんだ」という発言より,表中の第3ス テージの距離38kmの2倍よりも長い距離の選択肢を選ぶ必要があり,また,問17は女性のIt looks like the first and last stages are shorter than the others 「最初と最後のステージはほかよりも短いようね」という発言よ り,ほかのステージの距離と比較してより短い距離の選択肢を選ぶ必要があるなど,聴きとった情報とその他の情報 を組み合わせたり,比較したりして考える必要があった。会話文の中で述べられる多くの情報を漏らさず聴き,聴き とった情報が与えられた表にどのように当てはまるかを考えよう。 −3− 第4問 A モノローグ・Q&A選択(単問形式) 特徴と対策 読まれた3つの英文それぞれに関する問いに合う答えを選ぶ問題。読まれる英文の語数は,100語程度であっ た。いずれの問題も情報量が多く,最後まで聴きとってから総合的に正答を判断するようにしたい。 ●モノローグの話題(2012年度 センター試験) 問20「超高層ビル建設における鉄骨の役割」 問21「アイルランドへの旅行」 問22「留学生サポートセンター(ISSC)の電話案内」 第4問 B モノローグ・Q&A選択(組問形式) 特徴と対策 読まれた英文に関する3つの問いに合う答えを選ぶ問題。読まれる英文の語数は,216語であった。 ほかの大問と比べて読み上げられる英文が長いので,それぞれの問いの正解を導き出すための該当箇所を 探しながら集中して聴くことが必要であった。問23は第2パラグラフ,特に最終文の They represent the mix of peoples in Hawaii. が該当箇所だと見抜き,mix of peoples が具体的に何を意味しているのかを押さ えたうえで③They combine cultural influences from several countries. を選択できたかがポイントであっ た。問24では,第3パラグラフの中頃に the standard of living in America was improving, and people wanted clothes as bright and flashy as their hopes for the future と述べられており,その内容が②They reflected the dreams of many Americans. とまとめられている。また,問25では,最終パラグラフの not many of the earliest alohas have survived が②Many of the oldest shirts have been lost. と言い換えられて いる。それぞれの問いに対する英文の該当箇所を正確に聴きとることと,本文とは違う表現に言い換えられ ている選択肢を見抜いて正解を選ぶことが求められる。該当箇所を漏らさずに聴きとるために,音声を聴く 前に問いの内容を把握し,問いの答えを探しながら聴くようにしよう。 ●モノローグの話題(2012年度 センター試験) 問23∼25「ハワイの文化とアロハシャツ」 《本書の使い方》 CD3枚に全7回分の音声が入っています DISC -1に第1回∼第3回の音声,DISC -2に第4回・第5回の音声と第5回の速 聴版音声,DISC -3に第6回・第7回の音声と第7回の速聴版音声が入っています。 聞き取る英語は2回流します。質問文と選択肢は音声ではなく,すべて問題冊子 に印刷されています。 CD 問題には というようにトラックナンバーが表示されているので,復習したい問 1 題を選んで繰り返し学習することも可能です。 −4−
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