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México Newsletter
在日メキシコ大使館刊行物
第7回G20サミット(ロス・カボス)
6月18日と19日の二日間に
わたって開催されたロス・カ
ボスG20サミットが成功裡に
閉幕した。G20とは金融市場
への信頼を回復する上で必要
なグローバル・リスポンスを
練り上げる有効なメカニズム
である、と確認された。参加
した各国首脳は、ここ数年間
に構築を続けてきた統合的ア
ジェンダや直面する欧州危機
などへの回答を模索した。
「我々全員が国内的に直面する諸課題にも
かかわらず,我々は,多国間主義が現下の
環境においてより一層重要であり,世界経
済の諸困難を解決する上で我々の最大の資
産であり続けていることに合意した。」
(訳注:ロス・カボスG20サミット首脳宣言からの一部
引用であるため、日本政府外務省HPに掲載されてい
る和文仮訳を使用させていただきました。)
首脳たちは、欧州の銀行が
直面する危機の解消に向けた
断固たる支援を表明した。欧
州の新しい金融アーキテク
チャーは、銀行の監督、破綻
処理、資本強化、さらには預
金保険の整備を視野に入れて
いる。また、首脳たちは、メ
キシコでの今次サミットで、
IMFの利用可能資金が4560億
ドル増加し、これまでの信用
供与能力が倍増される結果を
もたらし、加えて、2012年10
創刊7年目, 第108号
2012年6月
G20 ロス・カボス
サミット
二国間首脳会談:カルデ
ロン大統領と野田総理が
両国間の戦略的関係が有
する重要性を確認
1-2
3
メキシコ、TPP交渉参加
への招請を受ける
3
G20協議プロセスの広報
4
月に日本で開催されるIMF/ 活動:学界やメディアへ
世 界 銀 行 年 次 総 会 の 中 で 、 のアプローチ
2010年に可決された組織の正 太平洋同盟
当性と有効性を改善するため 国際シンポジウム
のIMFクォータ・ガバナンス 「ラテンアメリカ地域統合
への挑戦」
改革を完全に実施するとのコ
ミットメントを再確認した。 国際社会の安全保障と平和
に対するメキシコの貢献
パワフルで持続可能なし
かもバランスのとれた成長の アギラ・アステカ勲章
伝達式
達成が、引き続きG20の最優
中川秀直友好議連会長
先課題である。グローバルな 小枝至日本メキシコ経済
成長に必要な需要を喚起し、 委員長
信認を回復し、とりわけ若者 小野正昭前駐メキシコ日
本国大使
に対する雇用の創出を促進す 自動車部門のサプライ・
る件でのコミットメントを確 チェーンを強化
認した。また、ルールと透明 日本におけるメキシコ文化
性 を 基 盤 と す る、予 測 可 能 のプレゼンス
な、開かれた多角的貿易体制 写真展「マヤ 記憶の空
への支持を強調し、世界中で 間」(名古屋)
増加している保護主義の事例 写真展「光のモザイク」
への深い憂慮を表明した。カ コンサート:「動物寓話
ンヌ・サミットで採択された 集」初演
貿易及び投資に影響する措置 文化のカプセル
に関するスタンドスティルの 安藤忠雄の目からみたル
コミットメントを2014年末ま イス・バラガン
4
5
5
6
7
7
8
8
9
9
Página 2
でとすることを再確認した。WTOのルー
ルに反する(非整合的な)新たな措置のいか
なるものも是正するとのプレッジを再確認
した。金融安定化に責任を負う各国当局の
政策を調整する能力を強めるFSB(金融安
定理事会)憲章改訂を承認した。
金融包摂(包含)の重要性についても、首
脳たちが再認識した。国民が貯蓄能力を活
用し、緊急事態への適切な対処を習得し、
支出の安定化から資産の形成までを可能に
する教育が肝要である。SMEs(中小企業)
や農民、若者や女性などが金融サービスへ
のアクセスを有することは、フォーマルな
経済への参画に関わる彼らの潜在力を強め
ることになる。「金融包摂のための同盟」
への結集を促す各国中央銀行や監督機関、
金融規制当局などのネットワーク創設を推
進する。
一次産品価格の乱高下に対処する目的
で、首脳たちは、AMIS(農業市場情報シス
テム)の創設に合意した。これによって、
México Newsletter
グローバル・レベルでの食品価格による
投機が回避されることとなり、食料安全
保障については、農業生産性の向上に資
する科学技術の開発に対する大規模な公
共投資や民間投資の実施を支持した。本
年9月に開催予定であるG20農業専門科学
者会合をメキシコが主催する。
環境問題もロス・カボスG20サミット
の主要議題であった。持続可能なインフ
ラ・アジェンダやエネルギーの効率的利
用、グリーン成長の推進や気候変動対策
基金などを含めた俗可能な開発を奨励し
た。環境への配慮は、今次サミットが残
した遺産のひとつだと言える。
首脳宣言の結びでは、本年11月30日ま
で続く議長国メキシコの事務運営では、
今次サミット合意事項の実施状況をフォ
ロー・アップしつつ、12月以降の議長国
であるロシアへの堅実な引継ぎをめざす
ことが確認された。
Página 3
創刊7年目, 第108号
二国間首脳会談:カルデロン大統領と野田総理が両国
間の戦略的関係が有する重要性を確認
6月17日、バ
ハ・カリフォル
ニア州ロス・カ
ボス市で開催さ
れた第7回G20
サミットへの参
加に際し、フェ
リーペ・カルデ
ロン大統領と訪
墨した野田佳彦
内閣総理大臣が二国間首脳会談をおこなった。
両首脳は、自由貿易を推進する重要性で意見の
一致をみるとともに、二国間の貿易と投資が近年著
しく増大している実績を確認した。同様に、メキシ
コ日本経済連携協定(墨日EPA)改正議定書の4月
1日発効を歓迎し、今回の改正が、メキシコ産品、と
りわけ、農畜産品食品の対日市場アクセスに改善を
もたらすと強調した。現在、日本は、メキシコに
とって第四位の貿易パートナーであるが、アジア地
域最大の投資国である。また、メキシコ産農牧畜産
品の輸出先としては第三位の市場である。
同様に、TPP交渉参加の重要性でも見解の一致
をみた。因みに、メキシコは、現在交渉に参加して
いる9カ国からの参加招請を受けている。カルデロン
大統領は、この件がメキシコの通商政策にとっての
優先課題であると強調した。科学技術協力について
は、エネルギー関連プロジェクト(訳注:複数)を
共同で推進する件に抱く関心を表明した。
大統領は野田総理に、可能な限り早期にメキシ
コ訪問が実現されるべく、招請の意向を伝えた。両
首脳にとっては、今回が初めての公式会談であった
が、二国間の政治対話はこれまでも円滑におこなわ
れており、今後も両国双方に有益な関係が維持され
る中で、ポジティブなシナジー効果が生まれるもの
と大いに期待されている。
メキシコ、TPP交渉参加への招請を受ける
メキシコは、TPP協定(「環太平
洋パートナーシップ協定」、当初は
「環太平洋戦略的経済連携協定」)交
渉への参加に関して、アジア太平洋地
域の貿易と投資の自由化促進をめざす
このイニシアチブを構成する9カ国か
ら招きを受けた。フェリーペ・カルデ
ロン大統領と米国バラク・オバマ大統
領がG20サミット出席の際におこなっ
た墨米二国間首脳会談の後に、この招
請が正式に発表された。
この協定は1990年代に構想が生
まれたが、4カ国(シンガポール、
ニュージーランド、チリ、ブルネイ)
が加盟して、2006年に発効した。2年
後には米国が加わるなどの推移を
経て、2011年11月にAPEC首脳会
議がホノルルで開催された際に、
『交渉参加に向けた協議の開始に
関心を有する』とメキシコは発表
した。
網羅する分野が多岐にわたる
ことから、『21世紀協定』とも呼
ばれている。現在までに参加して
いるのは9カ国で、その内訳は当
初の4カ国と米国、オーストラリ
ア、マレーシア、ペルー、ベトナ
ムである。2011年時点で、これ
ら9カ国のGDP合計は世界全体の
約四分の一強(26%)を占め、その
輸入総額は18%、輸出総額は
15%に相当する。総人口は5億
人である。
メ キ シ コ の TPP 協 定 参 加
は、輸出と市場の多様化を継続
する大きな契機である。アジア
に向けたメキシコの輸出実績の
伸 び は、過 去 6 年 間、年 率 20%
を上回っている。顕著な例は、
対オーストラリア、ニュージー
ラ ン ド、ベ ト ナ ム、で あ る。
2011年の実績によれば、メキシ
コがTPP参加9カ国とおこなっ
た貿易の総額は4660億ドルであ
る。
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México Newsletter
G20協議プロセスの広報活動:学界やメディアへのアプローチ
Embajador Claude Heller, en GRIPS
El Profesor Tsunekawa, Moderador en la Conferencia de GRIPS
本年6月中旬に開催されたロス・カ
ボスG20サミットの特徴は、その道程
の開放性と全員参加型の協議形式に
あった。労働組合や青尐年の組織代表
などを準備文書の策定に参加させ、彼
らの総意が首脳間の討議材料として上
程された。在日メキシコ大使館は、こ
うした協議プロセスの広報活動に活発
な貢献を果たした。日本の世論に訴え
Kiyoshi Okonogi. Moderador de la
Conferencia de Prensa.
る対象として、メスメディアと学
界を選択した。
Embajador Claude Heller, en el JNPC
クラブの招きに応じて、これを
実 施 し た。そ れ ぞ れ の 会 場 で
は、研究者や学生、一般市民や
ジャーナリストが大使のコメン
トを興味深く聞き取り、質疑応
答のセッションにも積極的な反
応を示した。
クロド・ヘレル駐日大使は、
「G20議長国メキシコが示す優先
課題」と題する講演会を二度おこ
ない、6月4日には政策研究大学院
大学(GRIPS)の第66回フォーラム
で、ま た、6月 14日 には日本記 者
太平洋同盟:ラテンアメリカとアジアの架け橋
メキシコとチリ、ペルーとコロ
ンビアの四カ国は、
6月6日、”Alianza del Pacífico (ア
リアンサ・デル・パシフィコ:太
平洋同盟)”を創設する枞組み協定に
署名した。このイニシアチブは、
ダイナミックな成長を遂げるアジ
アが提供するビジネスチャンスを
活用する道を模索しつつ、ラテン
アメリカ地域とアジア地域を結ぶ
架け橋となることをめざしておこ
なう通商上の統合を意味する。協
定の署名は、四カ国首脳自身がお
こなった。メキシコのフェリー
ペ・カルデロン大統領、チリのセ
バスチアン・ピニェーラ大統領、
ペルーのオジャンタ・ウマーラ大
統領、ファン・マヌエル・サント
ス大統領である。さらに、パナマ
やコスタリカ、オーストラリアや
カナダ、さらには日本などの代表
者も出席した。
この同盟は、財やサービスの流
通、資本や人の移動が自由な地域
を段階的に創設するための枞組み
である。アジア太平洋の地域全体
を視野に置いた構想である。今回
署名された協定は、これら四カ国
の間に存在する現行の各種貿易協
定を基礎としてその上に築かれて
おり、新規メンバーの加盟や決議
採択のメカニズム、また、臨時議
長国の設定などが規定されてい
る。
この同盟域内の消費者総数は2
億人で、GDP総計は17億ドルで
ラテンアメリカ地域総額の約3分
の1を占め、同輸出総額の55%に
相当する。
この構想は、2011年4月28日に
ペルーで発表された。当時のペ
ルー大統領アラン・ガルシーアが
このイニシアチブを提起したわけ
だが、既に二国間協定を締結した
関係にあった四カ国がアジアとの
貿易関係を強化する道を模索した
結果としてこの同盟が実現した。
当時から、パナマとコスタリカは
オブザーバー資格で参加してい
る。
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創刊7年目, 第108号
第12回ラテンアメリカ研究講座:国際シンポジウム「ラテンア
メリカ地域統合への挑戦」(6月29日)
京都ラテンアメリカ研究
所(IELAK)は、京都外国語
大学スペイン語学科、ブラジ
ルポルトガル語学科、国際教
養学科との共催で、第12回ラ
テンアメリカ研究講座を開催
した。
これは、同大学
創立65周年及び同研究所創立
30周年記念事業の一環として
実施されたものである。パネ
リストとして、濱口伸明 神戸
大学教授、田中高 中部大学教
授、新藤通弘 明治学院大学兼
任講師、辻豊治 京都ラテンア
メリカ研究所教授、住田育法
京都ラテンアメリカ研究所教
授らラテンアメリカ地域研究
者の他、クロド・ヘレル メキ
シコ大使をはじめラテンアメ
リカ・カリブ諸国の駐日大使
が出席。同地域における近年
の 動 き、特 に CELAK(ラ テ
ンアメリカ・カリブ諸国共同
体)の発足などその統合プロ
セスに注目したテーマで講演
やパネルディスカッションが
行われた。
国際社会の安全保障と平和に対するメキシコの貢献
6月21日、クロド・ヘレル大使は創価大学
に招かれ、国際社会の安全保障と平和に対す
るメキシコの貢献というタイトルで講演を
行った。この中
で、ヘレル大使は
メキシコが伝統的
に平和主義国家で
あること、そし
て、そのことが近
隣国家との関係や
関連する国際会議
に参加するという
形で反映されてい
ることを強調し
た。
大使は、メキ
シコが、国連の目
的と理念を共有す
るものであり、核
を含む軍縮全般に関連するすべての国連機関
に関与してきたと語った。また、メキシコ主
導によるトラテロルコ条約によって、ラテン
アメリカとカリブ地域が世界初の非核武装地
域となったことに言及した。
質疑応答において、聴講した学生らは非核
や核不拡散、非核地域、メキシコの平和主義国
家の起源について特
に強い関心を示し
た。
またヘレル大使は、
同大学の田代康則理
事長並びに寺西宏友
副学長と懇談した。
両氏は、同大学がグ
アナフアト大学及び
グアダラハラ大学と
の間で行っている交
換留学制度について
述 べ、大 使 か ら は、
双方向の交流が盛ん
に行われているこ
と、更なる両国の大
学間交流の促進に向けたメキシコの関心、そし
て2013年メキシコ政府奨学金プログラムについ
て言及がなされた。
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México Newsletter
アギラ・アステカ勲章伝達式
中川秀直日本メキシコ友好議員連盟会長と
小枝至経団連日本メキシコ経済委員長を顕彰
6月26日、クロド・ヘレ
ル駐日大使がメキシコ合衆
国アギラ・アステカ勲章伝
達式を主催した。当日の受
勲者は、日本メキ
シコ友好議員連盟
会長で衆議院議員
の中川秀直氏と経
団連日本メキシコ
経済委員会委員長
で日産自動車相談
役名誉会長の小枝
至氏であった。
大の成果を挙げておられ
る。
伝達式の挨拶でヘレル大
受勲者の一人である中川
会長は、近年に見られる両
国間の活発な交流が両国関
係の層の厚さを物語る、と
の認識を踏ま
え、今後も両国
の友好と協力関
係の発展に尽力
するとの所信を
述べて、その謝
辞を結んだ。
ま た、も う
一人の受勲者で
因みに、中川
ある小枝委員長
議連会長は、両国
も謝辞を述べ、
の政治・経済・文
両国民の間に深
化各分野の二国間
く根付いた友情
関係強化に貢献さ
が二国間関係の
れており、両 De izquierda a derecha, el Sr. Itaru Koeda, el Embajador Claude Heller, y el Diputado Hidenao 礎 と な っ て お
国の政府高官 Nakagawa.
り、今 回 受 勲
や議会関係者間の政治対話
使が特筆した点は、受勲者
の栄誉を励ましのメッセー
推進にも尽力されている。
両氏が、両国の遭遇した順
ジと解し、日墨関係の発展
小枝委員長は、二国間の経
境逆境の如何を問わず、一
に向けた努力を倍増する決
済交流促進を実現し、ビジ
貫してメキシコへの揺るぎ
意を披露した。
ネス・チャンスの活用に多
ない信頼を示してこられた
実績である。日墨関係が優
先順位の高い戦略的関係で
あることを確信しつつ、各
自の分野で傾注した努力
が、将来への展望を備えつ
つアジア太平洋の発展を模
索するダイナミックな二国
間関係の維持をもたらして
いる。
Sr. Itaru Koeda
El Diputado Hidenao Nakagawa
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創刊7年目, 第108号
墨日関係強化に功績のあった小野正昭大使へ
アギラ・アステカ勲章を伝達
小野正昭前駐メキシコ日本国大使は、2007
年から2011年までメキシコに特命全権大使とし
て勤務し、2008年の墨日国交樹立120周年と2009
年のメキシコ日本交流400周年の祝賀行事開催に
成功をおさめ、2010年2月のカルデロン大統領日
本国公式実務訪問受入れ準備の中で、両国政府間
の合意「21世紀における戦略的グローバル・パー
トナーシップ及び経済成長促進」の策定に注力し
ました。このイニシアチブによって、メキシコと
日本、両国の関係には、国際社会の直面する地球
規模の課題に共同で対処するパートナーとしての
新たな局面がもたらされました。
伝達式は、6月28日、京都外国語大学内に所
在する在京都メキシコ名誉領事館に於いて開催さ
れました。式典の中では、ヘレル駐日メキシコ大
使が、フェリーペ・カルデロン大統領の名代とし
て、小野大使に勲章を授け、勲記を手交しまし
た。アギラ・アステカ勲章は、メキシコ政府が外
国籍を有する人物を表彰する際に授与する最高栄
誉の勲章であります。
メキシコ日本プロジェクト:自動車部門のサプライ・チェーンを強化
6 月 6 日、「自 動 車 産 業 基
盤強化プロジェクト」と称す
る墨日協力プロジェクトの調
印式が行われた。
このプロジェクトはメキ
シコ中小企業30社を日本の自
動車部品のサプライヤーとす
るため、その従業員の人材養
成を目的とする。
本 イ ニ シ ア テ ィ ブ は、両
国のサプライ・チェーン関係
者、即ち、大手自動車企業の
日本側サプライヤーと自動車
部品のメキシコ側サプライ
ヤー間の関係強化を志向する
技術協力をめざしている。
両国民間部門の努力を連
邦及び州政府機関と補完的に
結 び つ け る こ と で、本 プ ロ
ジェクトは、この数年間にお
ける 二国 間 協力 の 中で も、最
も野心的かつ革新的なものの
一つとなっている。
同時に、墨日協力が到達し
た新たな関係の素晴らしさ、
深化の度合いを表している。
本プロジェクトの実施によ
り、3年間で、雇用の創出、従
業員 に対 す る人 材 養成、自動
車関連部門における競争力の
増大が図られる予定である。
このプロジェクトの実施合
意書は、メキシコ外務省の
AMEXCID(国際開発協力
庁)、JICA(国 際 協 力 機
構)の代表により署名され
た。
ま た、式 典 に は
ProMéxico 代 表、本 プ ロ
ジェクトが実施される3州
の州政府代表らが実施機関
代表者として同席した。日
本 側 か ら、JICA 幹 部 の
他、経済産業省、日本大使
館、JETRO(日 本 貿 易 振
興機構)、コンサルティン
グ業務を行う株式会社JDS
(日本開発サービス)らの
代表者が出席した。
Página 8
México Newsletter
日本におけるメキシコ文化のプレゼンス
写真展「マヤ 記憶の空間」(名古屋)
ハビエル・イノホサ氏撮影によるマヤ文明の写真コ
レクション展示会が、6月6日から7月1日の日程で名古
屋市市政資料館にて開催された。同コレクションは、名
古屋の前には上海及び香港で公開され、好評を博したも
のである。ハビエル・イノホサが撮影した写真は、美術
関連の書籍や図録など100を超える出版物に掲載されて
いる。また、メキシコの他海外各地で60以上の展覧会
に出展し、1980年代からは個展も開催してきた。その
作品は、INAH(メキシコ国立人類学歴史学研究所)主
催の第三回考
古学フォトコ
ンテスト最優
秀賞をはじめ
複数の賞を受
けるなど高い
評価を得てい
る。
マヤ文明は
最も魅惑的な
文明のひとつである。その領域はメキシコの南西部、現
在のカンペチェ州、チアパス州、キンタナロー州、タバ
スコ州、ユカタン州、また中米のベリーズ、エルサルバ
ドル、グアテマラ、ホンジュラスにあたる地域に及んで
いた。マヤ文明に対する関心は、2012年12月21日で終
わっているマヤカレンダーの存在によって再度呼び起こ
されたものである。
写真展「光のモザイク」開催
京都外国語大学創立65周年と
京都ラテンアメリカ研究所創立30
周年を記念する行事の一環とし
て、小野正昭氏がレンズに捉えた
映像の写真展が企画され、6月28日
にその開会式がおこなわれた。
小 野 氏 は、日 本 国 大使 と し
てメキシコ滞在中、26の州を訪
ね、我が国を特徴付ける数多く
の伝統、人間の多様性、自然遺
産の豊富さなどを取材した。当
写真展は7月5日まで開催され
る。
Página 9
創刊7年目, 第108号
コンサート:「動物寓話集」初演
6月24日(日)東京オペラシティ・リサイタルホールに
てアンサンブル・ノマド結成15周年記念コンサートが開か
れ、エベルト・バスケス作「動物寓話集」が日本で始めて
ライブ演奏された。
優れた室内楽団である同アンサンブル結成15周年を記
念したコンサートでは「動物寓話集」を含む5曲が演奏さ
れ、中でも同曲はアンサンブル・ノマドの招待で来日した
作曲家本人の前で披露された。朝日新聞文化財団並びに野
村財団の助成、東京オペラシティ文化財団の共催、在日メ
キシコ大使館の後援を得た同コンサートには、アンサンブ
ルの本来のメンバー10名の他に19名の音楽家が参加した。
コンサート会場で配布された、アンサンブル結成15周
年記念の発行物によると、メキシコ人音楽家とのコラボ
レーションは、これまでも度々行われてきた。アンサンブ
ル・ノマドは、2007年、オカ
ンポ劇場で開催された第三回
ミチョアカン国際現代音楽
フェスティバルのファイナル
コンサートに参加。2008年に
は、カルロス・サンチェス・
ギテーレス、アレハンドロ・
ビニャオ、ロドリゴ・シガー
ル、フ ア ン・ホ セ・エ ス ラ
バ・カバネージャス、エベル
ト・バスケスなどメキシコ人作曲家の作品を中心のコン
サートを実施。また、2010年と2011年のコンサートでも
同様にメキシコ人作曲家の曲目を演奏した。
文化のカプセル:安藤忠雄の目からみたルイス・バラガン
1995年にプリッカー賞を授与さ
れた日本人建築家、安藤忠雄は、
メキシコ人建築家、ルイス・バラ
ガン(1992-1988)の作品との出会
いが安藤に建築への扉を開いたと
認めている。2001年にメキシコ市
のPalacio de Bellas Artes (芸術院
庁舎) で安藤がおこなった講演
で、メキシコの牧歌的風景やル・
コルビジュエのような建築家の作品に強い影響を受けたバ
ラガンの作品について次のように述べている。「私はメキ
シコに敬意を表したい。何故ならば、
この地は現在、
国際的に活躍しているルイス・バラガン、フェリックス・
カンデラや多くの著名な建築家を輩出しているからであ
る。」
「今朝、ガルベス邸とカプチーナス・サクラメンタレ
ス修道院を訪れた。私は確信、いや絶対的な確信をしてい
るのは、これら二つの作品は、50年代、60年代、20世紀の
建築を代表するものであるということだ。」
「バラガンは『貴方の出発点、或いは貴方の建築の原
点は何か』という問いに、『それは宗教であり、神話であ
る』と答えている」 カプチーナス・サクラメンタレス修
道院の中に入ったとき、その空間に深い感動を覚えた。こ
の修道院のような建築は人を感動させる力をもっており、
唯一20世紀で比肩できる作品は、ル・コルビジュエのロン
シャン礼拝堂であろうと思う。」
「バラガンは25歳から30歳にかけてモロッコにいた。
そして、モロッコの町々、とりわけカスパーの町で強い印
象を受けた。というのも、カスパーでは多くの人々が連帯
感と共同体精神を持っていたからである。パリに行き、
ル・コルビジュエと出会うのである。彼の作品に影響を受
けた。また、他の国際的に高名な建築家の影響も受けた。
この旅以降、さらに多くの建築家の影響を受けることに
なった。モンドリアンやピカソの作品は、絵画的なもの、
抽象的なものへとバラガンを導くこととなる。」
「このようにして、ルイス・バラガンは様々な影響を
受け、メキシコに戻ることになる。そこで、自らのアイデ
ンティティーを見つけ、自分自身を見つける内省により、
独自の作品であるカプチーナス・サクラメンタレス修道院
を創作するために、天賦の才を発揮するのである」
安藤忠雄とメキシコとの接触はのちにも維持された。
2009年には、ワタリウム美術館(東京)で実施された「ルイ
ス・バラガン邸をたずねる」展では、安藤はキュレーショ
ンを担当した。同展と平行して行われたセミナー「建築に
おける伝統と現代の本質」(東京)では、日本人建築家、伊東
豊雄、メキシコ人建築家のテオドロ・ゴンサレス・デ・レ
オン、アルベルト・カラッチ、およびホセ・クリ (クリマン
スト・ギャラリー オーナー) らがルイス・バラガンから受
けた影響や自らの創作プロセスについてコメントをおこ
なった。
2006年から2011年にかけて、安藤忠雄は「モンテレイ
の住宅」をデザインし建築を完成させた。安藤は次のよう
に述べている。「場所は、モンテレイ市の私たちの『モン
テレイ大学 RGSセンター・プロジェクト』(2007)を見下
ろす山麓の国立公園内に位置している。ロケーションは、
前方に深い緑の木々と、遠方に美しい山並みのある息を呑
むような眺望絶佳の地である…..。建築物は、正方形で囲ま
れた建物が丘の斜面に配
置され、Z形のウイング
が斜面の頂きに向かって
伸びている。立体的な構
成は内部と外部のユニー
クな関係を築きあげ、建
物内部の各フロアーに反
映されている。」
こ の 作 品 の 他 に、モ
ン テ レ イ 大 学 の「創 造 の
門」が存在する。
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