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定例市長記者会見
日 時
平成26年3月3日(月)午後1時10分から
場 所
市庁舎東館8階 802会議室
発 表 項 目
企画管理部 ガラス美術館設置準備室
「
(仮称)富山市ガラス美術館」のシンボルとなる展示フロア
「グラスアートガーデン」の候補作家について ・・・資料1
環境部 環境政策課
環境未来都市とやまの国際展開について
・・・資料2
環境部 環境政策課
アヴィレ(自転車市民共同利用システム)のステーションの
増設等について
・・・資料3
都市整備部 交通政策課
コミュニティバス「まいどはや」車両の更新について
・・・資料4
記者発表資料−1
「
(仮称)富山市ガラス美術館」
のシンボルとなる展示フロア
「グラスアートガーデン」の候補作家について
1
概要
富山市では、芸術文化の新しい発信拠点として、平成27年8月下旬の開館を目指し、
「(仮称)富山市ガラス美術館」の整備を進めています。
美術館の最上階となる6階には、インスタレーションによる美術館のシンボルとなる
「グラスアートガーデン」を整備します。
その「グラスアートガーデン」整備を依頼する作家につきましては、国際的評価が高い、
アメリカのガラス作家のデイル・チフーリ氏が最適と考え、昨年来、意向を打診していた
ところ、先般、前向きな回答をいただきました。
これを受けて、今後は、本格的に交渉を進めていきます。
(※インスタレーション:現代美術の表現手法の一つ、いわゆる空間芸術)
2
候補作家
デイル・チフーリ(Dale Chihuly)シアトル在住、現在72歳
1941年 アメリカ、ワシントン州タコマ生まれ。
1971年 ピルチャック・グラス・スクール設立
1997年 日本での個展開催(神戸市立博物館、サントリー美術館、福岡市美術館)
2001年 ビクトリア・アンド・アルバート博物館での「V&A シャンデリア」完成
2012年 「チフーリ・ガーデン・アンド・グラス」(アメリカ、シアトル)完成
3
グラスアートガーデン見取図
4
添付資料
資料 デイル・チフーリ氏について
問い合わせ先
企画管理部ガラス美術館設置準備室
電話 443−2209
資料
デイル・チフーリ
(Dale Chihuly)について
チフーリ氏は1941年、アメリカ、ワシントン州のタコマで生まれました。
現在72歳です。
大学ではインテリアデザインと建築を学びますが、表現する手段として、ガラスという素
材に興味を持ちはじめ、自ら実験的にガラス技術を習得しはじめます。
その後、再び大学でガラスを専門的に学び、またイタリアのムラーノ島で伝統的なヴェネ
チアン・ガラスの技法を習得する機会も経て、色彩豊かで有機的なフォルムを全面に打ち出
す自らの作風を確立しました。
現在ではシアトルに大きなスタジオを構え、大勢のスタッフとともに、大規模なインスタ
レーション作品や屋外作品を実現してきています。
2012年には、現在までの集大成ともいえる「チフーリ・ガーデン・アンド・グラス」
という大規模な展示スペースを完成させました。
チフーリはガラス教育にも力を入れており、1971年にシアトルの中心地から車でおよ
そ一時間の美しい森林地帯に「ピルチャック・グラス・スクール」を共同設立しました。
お願い:
プレゼンテーションで紹介した画像の使用をご希望の場合は、ガラス美術館準備室までご連
絡ください。なお、画像使用時には以下の作家指定のクレジットを入れていただくよう、お
願い申し上げます。
画像クレジット:
1. Richard Royal, Charles Parriott, David Levy, Chihuly, and Brian Brenno, The
Boathouse hotshop, Seattle, Washington, 1993
2. Dale Chihuly, Persian Ceiling, 1999, 15 x 28’, de Young Museum, San Francisco,
California, installed 2008
3. Dale Chihuly, Niijima Floats, 2005, Fairchild Tropical Botanic Garden, Coral Gables,
Florida
4. Dale Chihuly, V&A Chandelier, 2001, 27 x 12?’, Victoria and Albert Museum, London
5. Dale Chihuly, Chihuly Garden and Glass, Seattle, Washington, 2012
6. Pilchuck Glass School, Stanwood, Washington
7. Chihuly and William Morris, Pilchuck Glass School, Stanwood, Washington, 1983
画像説明
1.
チフーリ氏はシアトルに「ボートハウス」と称する
制作スタジオを所有しています。写真は作業場(ガ
ラスの吹場)でのチフーリ氏の姿です。右にいる青
いシャツを着た人物がチフーリ氏です。1993年
に撮影されました。
2.
作品名:「ペルシャン・シーリング」
制作年:1999年
場所:デ・ヤング美術館(アメリカ、サンフランシスコ)。
サイズ:H853cm (長さ)x W457cm (幅)
内容:チフーリ氏は1986年に「ペルシャン」シリーズを開始し
ました。このシリーズはもともとひとつのオブジェとして独立して
展示されていましたが、次第に本作品のような壁一面や天井を埋め
つくすインスタレーションとしても構成されるようになりました。
鑑賞者が色彩豊かな空間を体感できる展示空間です。
3.
作品名:「ニイジマ・フロート」
制作年:2005年
場所:フロリダ州コーラルゲーブルズ、「フェアチ
ャイルド・トロピカル・ボタニック・ガーデン」
サイズ:可変(ただし、各フロートは直径1メート
ル程度)
内容:作品名は東京湾に浮かぶ新島という島と、チ
フーリ氏が子供のころに湾岸でよく目にした日本
製の漁のためのフロート(浮玉)にちなんで名づけ
られています。1989年、チフーリ氏は新島ガラスアートセンター(東京都新島村)の新
島国際ガラスアートフェスティヴァルに客員アーティストとして招かれます。ここで、幼い
ころにみたガラスの浮玉を再び発見したことが、本作のインスピレーションとなりました。
一つひとつは、吹きガラスで制作される最大級クラスのガラス玉です(大きいもので直径1
メートル程度)。チフーリ氏による本作が自然空間と一体となって美しい世界をつくり出し
ています。
4.
作品名:「V&A シャンデリア」
制作年:2001年
場所:ビクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)
サイズ:H822cm x W381cm x D381cm
内容:チフーリ氏は1992年から「シャンデリア」をつくりはじめま
す。もともと建築を学んだこともあり、建築空間におけるシャンデリア
の機能とガラスという素材との関係に興味をもちはじめたことをきっか
けに開始されたシリーズです。長さ822センチの本作は、ビクトリア・
アンド・アルバート博物館のエントランスに設置されており、独特の作
品世界が作り出されています。タイトルの「V&A」は Victoria and Albert の略です。
5.
「チフーリ・ガーデン・アンド・グラス」はシアトルに2012年に
完成しました。「エキシビションホール」、「ガラスハウス」、「ガーデ
ン」の三つのセクションによって構成されている広大な展示スペース
で、チフーリ氏の現在に至る作品世界の全貌を展観できる場所になっ
ています。写真の後景には「ガラスハウス」が写されておりますが、
屋内には巨大なガラス作品が展示されています。中景、前景にある作
品は常に屋外に展示されているものです。チフーリ氏のダイナミック
な表現世界が集約されています。
6.
ピルチャック・グラス・スクール
1971年に設立。シアトルから車で一時間ほどのところ
に位置する「スタンウッド」に在しています。芸術篤志家
であるジョン・ハウバーグとアン・ゴウルド・ハウバーグ
夫妻とチフーリ氏が共同で設立。「ピルチャック」はアメ
リカ先住民の言葉で「赤い川」を意味しています。特に5
月から9月初旬に展開される多様なサマーコースが有名
で、国内外から多くの生徒が集まります。また年間をとお
して、アーティストインレジデンスも開催されています。
7.
ピルチャック・グラス・スクールでのチフーリ氏とウィリアム・モリ
ス氏を捉えた1993年の写真です。ウィリアム・モリス氏はチフー
リ氏と同様、アメリカを代表するガラス作家です。
※チフーリ氏は1976年にアイルランドを旅行中に自動車事故に遭
い、左目を失明。1979年にボディ・サーフィンの事故で肩を脱臼
したことから、それ以降は吹きパイプを持つことができず、自らガラ
ス制作をすることをやめます。以降は、ドローイングなどをもとにス
タジオのチームに指示、監督する役割に徹することになります。
記者発表資料−2
環境未来都市とやまの国際展開について
1.概 要
本年 1 月に、インドネシア共和国バリ州タバナン県において、環境未来都市とやまのP
Rを行った結果、タバナン県知事から森市長宛に「『再生可能エネルギーを活用した農業活
性化』プロジェクトに非常に興味・熱意を持ちました。タバナン県での当該プロジェクト
の展開を模索するため、3月に招へいしたい」旨の手紙を頂いた。
環境未来都市とやまの国際展開は、新産業の創出や地域活性化などにおいて、1つの成
果になることから、関連企業と一緒に現地を訪れ、現地視察や意見交換、プロジェクト実
施の可能性において協力する協定書の取り交わしを行う。
2.タバナン県で展開する意義
環境未来都市とやまの取組である「再生可能エネルギーを活用した農業活性化」プロジ
ェクトの国際展開は、新産業の創出や地域活性化などにおいて 1 つの成果となる。
また、本市の企業における産業振興・社会貢献に繋がるとともに、タバナン県において
も電力確保、更なる農業技術の確立、棚田の環境保全に繋がる。
更に、2012 年にユネスコの世界文化遺産に登録されたインドネシアバリ州の棚田におけ
る事業展開は、象徴的な取り組みとして世界各国へのPR効果も大きいと考えている。
3.インドネシア共和国バリ州タバナン県について
バリ州南西部の県で人口は38万人。面積は839.33k㎡で、うち7割が農地で主
要産業は農業、主要作物は米である。「スバック」と呼ばれる千年以上続く水利システム
により管理される棚田の景観が2012年にユネスコの世界文化遺産に登録された。
4.訪問日程について
3月20日(木)在デンパサール総領事との懇談
21日(金)タバナン県との協定書取り交わし、意見交換、棚田視察
<参考>
1.「環境未来都市」構想について
環境・超高齢化対応等の面で、世界に類のない成功事例を創出するとともに、その成功
事例を国内外に普及展開することを通じて、新産業の創出や地域活性化など、我が国全体
の持続可能な経済社会構造を実現する。
2.「再生可能エネルギーを活用した農業活性化」プロジェクトについて
農業用水を活用した小水力発電所を整備し、農業等において活用する EV への電力供給の
ほか、農業農村振興事業の展開により、自立型の農山村自給モデルを確立する。(富山市
環境未来都市計画より抜粋)
○問い合わせ先
環境部
環境政策課
電話 443−2053
記者発表資料−3
アヴィレ(自転車市民共同利用システム)の
ステーションの増設等について
平成 22 年 3 月、本市の協力のもとにシクロシティ株式会社が開始した先進的なコ
ミュニティサイクル・システム「アヴィレ」が、新たに 2 箇所のステーションを増設
するとともに、新しいサービスを開始します。
1.増設されるステーションについて(H26.3.30 から供用開始)
(1)「環水公園西ステーション」
・環水公園西側の富山赤十字病院付近の歩道上
(2)「県庁前公園ステーション」
・県庁前公園敷地西南角
(3)増設されるステーション機器(全ステーション合計数)
・ラック 18 基×2 箇所(合計 308 基)
・自転車 10 台×2 箇所(合計 170 台)
・ターミナル 1 基×2 箇所(合計 17 基)
2.新しいサービスについて
(1)「えこまいか」との連携
・アヴィレも「えこまいか」1枚で利用可能
・定期パスの月額料金が 700 円から 500 円に大幅割引
(2)スマートフォンサイトの開設
・目的に応じて非常に便利な「2日パス」や「7日パス」の登録が簡単に
(3)アヴィレ無料体験
・4月末までに新規に会員登録すれば、月額基本料金が6ヶ月間無料
[参考資料1:団体割引サービス(平成 23 年 3 月 20 日より実施済み)]
人数
割引率 月額料金(年間)*エコマイカの場合
通常の定期パス
−
0%
500 円(6,000 円)
ブルー割
5∼9名
5%
475 円(5,700 円)
ブロンズ割
10∼19名 10% 450 円(5,400 円)
シルバー割
20∼49名 15% 425 円(5,100 円)
ゴールド割
50名以上
20% 400 円(4,800 円)
[参考資料2:料金体系まとめ]
登録基本料金
決済方法
登録方法
パスカ
メンバーカ
・クレジットカード ・ウェブサイト
えこまいか ード
定期パス
・銀行口座
・郵送
500 円/月々 700 円/月々
7日パス
1,000 円/1回
・クレジットカード ・ウェブサイト
2日パス
500 円/1回
・クレジットカード ・ウェブサイト
300 円/1回
・現金
・契約ホテルや市営駐
・クレジットカード
車場
決済
1日パス
○問い合わせ先
環境部
環境政策課
電話
443−2053
記者発表資料−4
コミュニティバス「まいどはや」車両の更新について
コミュニティバス「まいどはや」は、中心市街地の活性化を目的として(株)
まちづくりとやまが運行しております。このたび、バス車両を更新し、それにあわ
せてデザインを一新します。
1
運行開始
平成26年3月17日(月)
(予定)
2
車両
日野ポンチョ ノンステップバス 4台
乗車定員:34名(運転席1名+座席12名+立席21名)
3
デザイン
市内を雄大に流れる神通川の晴れた日のキラキラとした水面のような印象の
メタリックブルーを基調に、シンプルでわかりやすいデザインとしました。
問い合わせ先
都市整備部交通政策課
電話 443−2195