KIPPO 第 64 回 KIPPO プレスツアーのご案内 大阪府・KIPPO 共催 プレスツアーin OSAKA 「アジアとともに発展する関西 ~アジア女性経済人会議と大阪経済最前線~」 大阪は、日本で最初に本格的な都が置かれた街であり、長い歴史・伝 統を有し、経済・文化・交易の拠点として日本の中で重要な役割を果た してきました。現代でも世界有数の企業や大学、最先端研究開発施設 などが集積するとともに、テーマパーク、グルメなどのエンターテイメント が年中楽しめる街です。 そして大阪は、古くからアジア との結びつきが強く、今後、アジ アとの関係をより一層強くして、 世界の中で活力と魅力にあふれた都市として発展を続けることをめざし ています。 今ツアーでは、日本で初めて開催されるアジア各国の女性経済人が 一堂に会する「アジア女性経済人会議」や大阪経済の最新事情等、「ア ジアとともに発展する大阪の今」を取材します。 ≪取材ポイント≫ ◆アジア各国の女性経済人が一堂に会する 「アジア女性経済人会議」 ◆大阪を代表するグローバル企業・ダイキン工業 世界をリードするダイキンのエアコン技術とアジア戦略 ◆専門家による 大阪経済最新事情ブリーフィング ◆天満(てんま) エリアを大阪観光の拠点に! …商都・大阪が誇る日本一長い、地域密着型商店街・天神橋筋商店街 …笑都・大阪に約60年ぶり(戦後初)復活した落語の定席・天満天神繁昌亭 地域経済活性化への起爆剤となり得るか?! ○実施日:2006 年 11 月 29 日(水)~30 日(木) [1 泊 2 日] ○参加資格: (新幹線新大阪駅 集合/解散) 外務省発行記者証保持者 ○主 催: 大阪府/関西国際広報センター(KIPPO) ○問い合わせ先: KIPPO 〒530-0005 大阪市北区中之島 5-3-51 大阪国際会議場 11F TEL:06-4803-5551 *参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入のうえ 11 月 10 日(金)17:00 までにお申し込み下さい。ただし、申込が 25 名になり次第受付を締め切ります。ご希望の方はお早めにお申込ください。 申し込みをいただいた方には、詳細日 程および参加費用の振込先口座番号、振込み期日等を後日別途ご連絡いたします。 *大阪府および関西国際広報センターは、このプレスツアー実施中に発生するいかなる事故、不都合などに対して一切の 責任を負いません。また、取材当日の天候、交通事情などにより取材スケジュール(コース)が一部変更になる こともありますのでご了承ください。 【アジア女性経済人会議】(主催:アジア経済交流促進委員会、委員長:太田房江大阪府知事) 北京・上海・ソウル・バンコク・シンガポールなどアジア各地域で活躍して いる女性経済人が大阪で一堂に会する「アジア女性経済人会議」が、11月 29-30日に大阪で開催される。アジアの女性経済人が会議を行うのは日 本では初めてで、アジア経済の中で女性経済人がいかに大きな役割を果た しているのかを明らかにしながら、今後、アジア経済をさらに発展させるため には、女性経済人はどのような役割を担っていくべきかを探る。 今ツアーでは、1日目に同会議に関するブリーフィングを受けた後、同 上海宝鋼集団 謝企華氏 会議の議長、寺田千代乃氏(アートコーポレーション株式会社代表取締 役社長)と、経済人として世界的に有名な謝企華氏(上海宝鋼集団公司 菫事長)(*)の基調講演を取材。ツアー2日目には、今回の会議参加者全員が一堂に会し、会議成果等を 発表する記者会見を取材する。 また、大阪府では、アジア女性経済人会議と同時期(11月30日-12月1日)に、地方自治体レベルで は初のアジア経済サミットとなる「アジア中小企業フォーラム」を開催する。アジア諸国の中小企業と政策担 当者が、具体的なビジネス交流に向けた方策を議論する。アジア女性経済人会議およびアジア中小企業フ ォーラムの成果は、来秋大阪で開催予定の「アジア主要都市サミット」にも引き継がれる。 (*) 謝氏は「鋼鉄の空母の女舵取り」と称され、「フォーチュン」が二年連続で、「世界ビジネス界最強の女性50人(米国以 外)」の第2位に選んだ。 ツアー開催日、大阪においては、当ツアーで取材する「アジア女性経済人会議」のほ か、「アジア中小企業フォーラム」、「中国華東輸出入商品交易会」、「RT フォーラム」、 「世界ものづくりサミット」等、様々な国際イベントが開催される予定で、世界中からたく さんの経済人が集まります。(=世界・アジアウィーク in OSAKA) これらイベントに参加する世界の経済人が参加する合同レセプションが29日夜に開催 され、大阪の政財界のトップも多く出席する予定です。今ツアーでは、このレセプション 冒頭部分のみを取材します。なおレセプションは、シーザーペリーの設計で知られる国 立国際美術館(完全地下型美術館/写真)で行われます。 【ダイキン工業株式会社】 大阪を代表するグローバル企業として、ダイキン工業株式会社(エアコンメーカー)を 取材する。 ダイキンは世界で唯一、エアコンと冷媒の両方を生産する世界的企業グループであり、 日本における空調機器(業務用・家庭用とも)市場シェア1位、中国、欧州等、世界各地 でもトップクラスのシェアを誇る。また、最新の話題として、今年、世界で空調事業を展 開する OYL(マレーシア企業)の買収計画を発表。現在株式公開買付を進め、今秋 には買収を完了する。これにより、ダイキンは米国、キャリア社に次ぐ世界第2位の エアコンメーカーとなる。 ダイキン工業の世界初無 給水加湿エアコン「うるる とさらら」CM キャラクタ ー「ぴちょんくん」 近年の世界各地、特にアジア地域での経済成長に伴う所得の増加、さらには地球 温暖化なども影響して、世界のエアコン需要は年を追って拡大しており、ダイキンで は現在、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、中南米など、100カ国以上で事業を展開している。しか し、エアコンの稼働台数が増加し続ければ、地球温暖化はさらに進むと考えられるため、さらなるエアコンの 省エネ化やフロンに代わる冷媒の開発等、空調技術のパイオニアとして環境保護活動にも積極的に取り組 んでいる。 今ツアーでは、ダイキンの世界各地、特にアジア地域における事業展開や戦略、世界をリードするエアコ ン技術、また、同社が世界市民として取り組む環境保全のためのグローバルな活動等について、同社堺工 場視察と役員へのインタビューを通して取材する。 【大阪経済最新事情】 近年、アジア各国・地域は、安定的な経済成長を持続しており、今後も高い成長が予想されている。その ような中、わが国企業はアジアの生産・販売拠点の設立や拡充をはじめ、多様な形態での交流を進めてい る。一方、日本国内でのアジア系企業の活動も増加の兆しをみせるなど、わが国にとってアジアの重要性 は以前にもまして大きくなっている。 大阪経済は、グローバルな経済活動の中で古くから、アジアとの強い結びつきを持って発展してきた。 その更なる活性化にとっては、双方向の経済交流を促進し、成長するアジアのパワーを活用することは重 要な課題であると言える。今ツアーでは、大阪府立産業開発研究所(*)平井拓己主任研究員より、「アジア -大阪の経済交流」、「アジアと競争・協調する大阪」等、大阪と海外、特にアジアに焦点を当てながら、大 阪経済の最新事情を取材する。 (*)大阪府立産業開発研究所は、大阪の産業・経済の発展と中小企業の振興を図るために創設された経済・経営に関する総 合的な調査研究機関で、「大阪経済・労働白書」や「大阪経済の動き」等を刊行している。 【天神橋筋商店街】 地域経済を象徴すると言われる地元商店街。今ツアーでは、全長 約2.6キロという“日本一の長さ”を誇る大阪・日本を代表する商店 街・天神橋筋商店街を取材する。同商店街は日本三大祭の一つ「天 神祭」の伝統を守り伝え、支える商人のまちとしても有名。 近年、消費の冷え込みや大型チェーン店の進出等で、日本各地の 商店街の約97%が衰退していると言われているが、天神橋筋商店街 を歩いてみると、この商店街はその類ではないことがわかる。同商店 街が、大阪市内の大規模開発や景気低迷等の影響をまったく受けていないわけではない。実際、約1000 店ある店舗のうち毎年約1割程度が入れ替わり、新たに入るのはチェーン店や金券ショップ、携帯電話販売 店等が多く、“街の個性や風情”が薄れつつあるという声も聞かれる。しかし、そのことを大いに危惧する同 商店街商店連合会長・土居年樹氏(69歳)を中心に、個性と活気ある商店街がまちを、そして、ぬくもりのあ る社会を作り、人を作るという“商店街の社会的役割”を広くアピールし、“キタ”(梅田エリア)や“ミナミ”(難 波・心斎橋エリア)とは違う“テンマ”(天満エリア)を大阪の観光拠点にすべく、商店街を中心とした個性と活 気のある“タウン”作りに取り組んでいる。そしてそのような取り組みの結果、天神橋筋商店街の利用客数は 休日を中心に順調に増え続けている。 「本当の商人がその街にどれだけいるのかが街の存亡のカギ!」、「時計を前に進めることばかりでなく、 時には古きよき時代を振り返り、“昔あった、今は無いもの”を取り戻す努力が必要」 と語る土居会長の眼 は力強く輝いている。実はこの土居会長、商店街活性化の分野ではかなり有名なカリスマ的存在。今ツア ーでは土居会長へのインタビューを行い、その後、商店街を実際に歩いて取材し、活性化の秘訣を探る。 【天満天神繁昌亭】 天神橋筋商店街がある天満一帯はかつて天満宮を核に商業、ものづく りと芸能が結びついた地域だった。明治期には落語や浪曲の寄席が八つ 並び「天満八軒」と呼ばれたが、時代の波とともにそれらは姿を消し、昭和 以降、天満のみならず大阪には、落語の定席(毎日公演する小屋)が一つ もなくなった。落語の定席を復活させることで、地域の活力を取り戻そう、 そして、笑都・大阪の新たな観光名所にしようと、上方落語協会(会長:桂 三枝)や天神橋筋商店街関係者が呼びかけたところ、大阪の市民や企業 が合計約2億円を寄付して、今年9月、60年ぶりに落語専門の定席「天満天神繁昌亭」がオープンした。今 ツアーでは、天神橋筋商店街取材と併せて、同地域の最新の話題として「天満天神繁昌亭」を取材。繁昌亭 の席亭(寄席小屋の主人)から同施設の説明を受け、上方落語界や地元関係者の悲願であった落語の定 席は、笑いのまち・大阪に“にぎわい”をもたらし、地元経済活性化への起爆剤となり得るのか?等を聞く。
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