2014 年度 事 業 報 告 書 自: 2014 年4月 1日 至: 2015年3月31日 学校法人 藤 学 園 目 次 1 学校の概要 (1)建学の精神 P 1 (2)学園の沿革 2 (3)学園の組織 4 (4)役員及び評議員の状況 5 (5)学校の学部・学科及び入学者・在籍者の状況 6 (6)教職員の状況 6 2 事業の概要 (1)藤女子大学 7 (2)中学校・高等学校、幼稚園 14 (3)会議等開催状況 25 3 財務の概要 (1)2014年度決算の概要 26 (2)資金収支計算書 28 (3)消費収支計算書 29 (4)貸借対照表 30 (5)財産目録 31 (6)監査報告書 32 (7)経年比較表 33 (8)財務比率表 38 1 学校の概要 (1) 建学の精神 教育基本法及び学校教育法に従い、設立母体である殉教者聖ゲオルギオのフランシスコ 修道会が掲げるカトリックの精神に基づいて、人間性豊かな教育を行うことを目的とする。 ***************************************** 藤 学 園 の 教 育 ひとりひとりの うつくしく 咲くべき花を やさしく 咲かせよう しなやかに 藤学園の教育は、キリスト教の愛の精神に基づいて、 全人格的な人間育成を目指しています。 カトリックとは「普遍」の意味であり、 特定の民族・人種・国家・文化などに とらわれない教えであることをあらわしています。 それぞれの教育段階に応じて 知的、精神的、宗教的心理の探求に励み、 人々への貢献、女性としての固有の特性を正しく認識し、 賢明にして包容力のある暖かい謙虚な人格を 育てるように努めています。 また、神に愛され生かされている自己の存在の神秘を知り、 聖なるものへの感謝と 畏敬の念を大切に育てることを目標にしています。 - 1 - (2) 藤 学 園 の 沿 革 1925(大正14)年本学園の創設者であるキノルド司教は、札幌での布教活動の中で、北海道 の発展のためには、とりわけ、女子教育が最も重要であると考え、本国ドイツから3人の修道女を 招きました。師とともに3人の若き修道女は、信仰心に支えられた情熱と勇気をもって、異国の地 札幌に確固とした愛の教育の根を下ろし、今日の藤学園の礎を築きました。 1925(大正14)年「札幌藤高等女学校」として入学者164名で発足しましたが、その後の 出生数の急増等に伴い、道内を中心に幼稚園、高等学校、大学等を相次いで開設いたしました。 現在、幼稚園7園、中学校1校、高等学校3校、大学1校の12校を設置し、在籍者数4千7百余 名を擁する総合学園として「建学の精神」を受け継ぎながら発展してまいりました。この間の卒業 者数延10万名に達し、全国のあらゆる分野で活躍をしています。 1924 (大正13) 年 9月28日校舎上棟式を行い、この日を開校記念日と定める。 1925 (大正14)年 札幌藤高等女学校を開設。設立者ヴェンセスラウス・キノルド。 1934 (昭和09)年 マリア幼稚園(現小樽藤幼稚園)を開設。 1937 (昭和13)年 藤幼稚園(札幌市)を開設。 1940 (昭和15)年 財団法人札幌藤高等女学校に改組。 理事⻑に⻑船ヒロ就任。 1944 (昭和19)年 理事⻑に牧野キク就任。 1947 (昭和22)年 財団法人札幌藤高等女学校を財団法人藤女子専門学校と改称し、専門 学校令による藤女子専門学校(国語科・生活科)が認可。 1948 (昭和23)年 新制度により札幌市に藤女子高等学校全日制課程普通科、同中学校を 開設。 財団法人藤女子専門学校から財団法人藤学園へ名称を変更。 理事⻑に牧野キク就任。 1950 (昭和25)年 藤女子短期大学を開設。(国文科・英文科・家政科) 函館藤幼稚園を開設。 1951 (昭和26)年 学校法人藤学園に組織変更。 理事⻑にクサヴェラ・レーメ就任。 1953 (昭和28)年 藤学園旭川高等学校(現旭川藤女子高等学校)を開設。 1954 (昭和29)年 藤学園旭川中学校を開設。 新墾藤学園中学校を開設。 1955 (昭和30)年 藤女子短期大学保育科を開設。 旭川藤幼稚園を開設。 学園創立30周年記念式典を挙行。 ⻘森藤幼稚園を開設。 1956 (昭和31)年 北見藤女子高等学校、同中学校を開設。 1958 (昭和33)年 新墾藤学園高等学校を開設。 - 2 - 1960 (昭和35)年 藤女子短期大学に別科(家政専修)を開設。 1961 (昭和36)年 藤女子大学文学部(国文学科・英文学科)を開設。 1962 (昭和37)年 苫小牧藤幼稚園を開設。 1963 (昭和38)年 理事⻑にパウラ・ワイルケ就任。 1965 (昭和40)年 草加藤幼稚園(埼玉県草加市)を開設。 1965 (昭和40)年 学園創立40周年記念式典を挙行。 1968 (昭和43)年 大麻藤幼稚園(江別市)を開設。 1970 (昭和45)年 新墾藤学園、新墾藤学園中学校・新墾藤学園高等学校を廃止、生徒及 び教職員を札幌の藤女子中学校・藤女子高等学校に収容。 1971 (昭和46)年 理事⻑に多⽥春代就任。 1975 (昭和50)年 学園創立50周年記念式典を挙行 1981 (昭和56)年 理事⻑に宇⼭銈子就任。 1984 (昭和59)年 藤学園セミナーハウス落成。 1985 (昭和60)年 藤女子中学校・藤女子高等学校創立60周年記念式典を挙行。 1992 (平成04)年 藤女子大学人間生活学部(人間生活学科・食物栄養学科)を開設。 藤女子大学・藤女子短期大学花川校舎落成。 理事⻑に多⽥春代就任。 1998 (平成10)年 理事⻑に安井匡子就任。 2000 (平成12)年 藤女子大学文学部に文化総合学科、人間生活学部に保育学科を開設。 藤女子短期大学募集停止(短期大学→大学)。 藤女子大学文学部英文学科を英語文化学科に、国文学科を日本語・ 日本文学科に改称。 2001 (平成13)年 藤女子短期大学廃止認可。 2002 (平成14)年 藤女子大学大学院人間生活学研究科を開設。 2003 (平成15)年 旭川藤女子中学校及び北見藤女子中学校廃止認可。 キノルド資料館落成。 2005 (平成17)年 大麻藤幼稚園設置者変更認可。(学校法人北海道カトリック学園へ) 2006 (平成18)年 藤学園創立80周年記念式典を挙行。 2007 (平成19)年 理事⻑に永⽥淑子就任。 - 3 - (3)学 園 の 組 織 ・ 役 員 の 状 況 学 校 法 人 藤 学 評 議 員 会 大 学 部 門 企 画 運 営 会 議 高 藤 女 子 大 学 大 大学院(修士課程) 連 <人間生活学研究科> 携 協 文 学 英語文化学科 日本語・日本文学科 文化総合学科 部 議 会 人間生活学科 食物栄養学科 保育学科 人間生活学部 理 常 任 事 理 事 会 会 園 監 事 人間生活学専攻 食物栄養学専攻 藤女子中学・高等学校 普通科 旭川藤女子高等学校 普通科 北見藤女子高等学校 普通科 校 園 ⻑ ⻑ 小 樽 藤 幼 稚 園 会 会 函 館 藤 幼 稚 園 議 議 旭 川 藤 幼 稚 園 藤 幼 稚 園 苫 小 牧 藤 幼 稚 園 ⻘ 森 藤 幼 稚 園 草 加 藤 幼 稚 園 法 人 - 4 - 事 務 局 (4) 役員及び評議員の状況(2015年3月31日現在) 役 員 定員:理事 13名 監事 2名 理事⻑ 永⽥ 淑子 理 事 ゴールドベック エリザベト マリア 渡邉 清子 喜⽥ 勲 菅原 徹 水野 清哉 大坪 昌広 井上 泰則 木村 晶子 白井 祥子 藤井 義博 マルクス ハンス ユーゲン 吉⽥ 洋一 里村 美喜夫 舛⽥ 雅彦 監 事 評 議 員 定員:評議員 27名 井上 泰則 大坪 昌広 佐々木壽幸 石川 直美 佐藤 肇子 宮本 学 谷島 久雄 木原 くみこ 渡邊 法人 渡部 厚 藤枝 美穂子 遠藤 祐子 木立 典子 木村 晶子 ⽥口 恭子 永⽥ 淑子 堀 渡邉 清子 桶⽥ 達也 菅原 徹 水野 清哉 喜⽥ 勲 ⿊⽥ 信彦 眞⽥ 俊之 白井 祥子 藤井 義博 吉⽥ 洋一 - 5 - 俊一 (5) 設置する学校の学部・学科及び入学者・在籍者の状況 (2014年5月1日現在) 学 藤 校 女 名 子 学部・学科等 大 学 藤 女 子 高 等 学 校 所 在 入学 入学 定員 者数 地 収容定員 在籍者数 大 学 院 石 狩 市 花 川 16 7 32 19 文 学 部 札 幌 市 北 区 240 292 960 1,154 人間生活学部 石 狩 市 花 川 240 283 960 1,078 200 134 600 432 160 133 480 389 全日制普通科 札 幌 市 北 区 校 中 高 一 貫 旭川藤女子高等学校 全日制普通科 旭川市花咲町 140 94 420 251 北見藤女子高等学校 全日制普通科 北見市三楽町 140 103 420 332 藤 女 藤 子 中 幼 学 稚 園 札 幌 市 北 区 140 87 小 樽 藤 幼 稚 園 小 樽 市 富 岡 90 81 函 館 藤 幼 稚 園 函館市宮前町 150 119 旭 川 藤 幼 稚 園 旭川市花咲町 130 157 苫 小 牧 藤 幼 稚 園 苫小牧市双葉町 145 112 ⻘ 森 藤 幼 稚 園 ⻘森県⻘森市 90 55 草 加 藤 幼 稚 園 埼玉県草加市 150 63 4,727 4,329 合 計 (6) 教職員の状況 (2014年5月1日現在) 教 学 校 本 藤 女 員 職 員 名 務 計 本 務 兼 務 計 80 284 364 62 44 106 藤 女 子 高 等 学 校 33 19 52 9 2 11 藤 校 22 13 35 7 2 9 旭 川 藤 女 子 高 等 学 校 29 6 35 5 3 8 北 見 藤 女 子 高 等 学 校 31 9 40 4 6 10 園 7 3 10 1 3 4 藤 子 幼 大 兼 学 女 子 務 中 学 稚 小 樽 藤 幼 稚 園 5 1 6 2 2 4 函 館 藤 幼 稚 園 8 2 10 3 1 4 旭 川 藤 幼 稚 園 10 1 11 4 1 5 苫 小 牧 藤 幼 稚 園 10 4 14 2 2 4 ⻘ 森 藤 幼 稚 園 6 1 7 2 0 2 草 加 藤 幼 稚 園 7 1 8 1 6 7 248 344 592 102 72 174 合 計 - 6 - 2 事業の概要 藤学園は、私学ならではのきめ細かで特色ある教育の実践を着実に進めるとともに、 教育内容の充実や特色ある私学教育の魅力発信などの取り組みを積極的に進めております。 2014年度の事業概要等については、次のとおりです。 (1) 藤女子大学 1. 教育・研究 (1) カリキュラム改革 大学のユニバーサル化に伴い、あらためて教養教育の重要性が唱えられていますが、 本学では学部ごとに開設していた教養科目を、大学共通の科目群として再分類し、藤女子 大学のいわばスタンダードとなる共通教養科目の構築を目指しています。現在、両学部⻑ を中心としたプロジェクトチームによって具体的な科目の整備等について検討しています。 (2)海外留学協定校 本学では外国語教育、特に英語教育の充実を全学的に推進しており、その一環として 新たにカナダの2大学と留学協定を締結しました。従前の 1 年間あるいは 3 週間程度のも のに加えて、半年間の語学習得に特化した留学のため、「カルガリー大学」「マキュワン 大学」の2校と協定し、2015 年度より派遣する予定です。 ・University of Calgary English Language Program ・MacEwan University (3)学生の学習状況に関する調査の実施 2012 年 8 月の中央教育審議会の答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に 向けて」によって示された学士課程教育の質的転換に向けて、学生の主体的な学修を促す ため、全学年を対象として学修状況に関する調査を実施しました。学生の日常生活におけ る学習時間等、大学での授業について及び入学後の経験についてなど 53 項目について アンケート形式で実施し、1200 名ほどの学生から回答を得ています。 調査結果については分析の上、2015 年度に公表いたします。 (4)学生による授業改善のためのアンケート 2014 年度については文学部が前年度までと同様、講義・演習・外国語・卒業研究演習の 4区分のアンケートを実施しています。人間生活学部も同様に実施しており、アンケート 結果については分析、また教職員の意見等を集約し、早い機会に本学ホームページ上に 公表する予定です。 2.学生生活 (1)キャリア支援 2012 年度から本学では、キャリア意識を高め、就職就業を幅広く個々に描くことができ るよう全学共通の正課科目として「女性とキャリア」を開設し、また 2014 年 4 月からは キャリアセンターを設置し、教職員が一体となった学生のキャリアサポートを行っていま - 7 - す。 本年度の就職状況はそうした成果に加えて、外部環境の好転もあり総じてどの学科も前 年度を上回って推移しています。また本年度は進学・就職を希望しない学生が例年より大 きく減少しており、本学のキャリア教育のひとつの成果と考えています。 しかしながら卒業後に就業が定まらない学生のため、引き続き就職サポートができるよ う専用の窓口を設置するなどして、卒業生の採用決定までを継続して支援できるよう体制 を 整備しています。 2014 年度卒業生の進路就職状況は以下の通りです。 2014年度 藤女子大学 進路就職状況 【進学者数・就職内定者数・その他】 (2015年5月1日現在) 学部 卒業数 学科 文学部 人間生活学部 進 学 就 職 その他 *2 *1 希望数 決定数 希望数 内定数 英語文化学科 81 2 2 73 71 6 日本語・日本文学科 84 2 2 77 73 5 文化総合学科 95 0 0 89 84 6 小 計 260 4 4 239 228 17 人間生活学科 78 1 0 73 71 4 食物栄養学科 94 0 0 93 84 1 保育学科 91 0 0 90 89 1 263 1 0 256 244 6 523 5 4 495 472 23 小 計 総 計 ※1:年度途中の卒業者を含む。 ※2:主婦・社会人を含む。 (2)協定校留学生の派遣と受け入れ 海外留学協定校に 14 名の学生を派遣いたしました。 国別内訳はイギリスに 3 名 (1 校) 、 オーストラリア 5 名(1 校) 、台湾 1 名(1 校) 、韓国 3 名(2 校)及びアメリカに 2 名 (2 校)となっています。 受け入れ留学生は、韓国及び台湾からそれぞれ 2 名を受け入れています。 (3)短期の語学研修等 短期の語学研修については夏季及び春季休暇中にオーストラリア 14 名、イギリス 8 名 及び韓国 7 名の学生が参加しています。 また昨年同様日本語教員養成課程の海外実習として、台湾の輔仁大学で 13 名の学生が 履修参加しています。 人間生活学部ではフィリピンのサン・カルロス大学で 6 名の学生がフィールドワークの 授業に取り組みました。 (4)国際会議への学生派遣 アジア地域の約 60 のカトリック大学によって構成されるASEACCU(Association of South East Asian Catholic Colleges and Universities)の国際会議がフィリピ - 8 - ンのアテネオ・デ・ダバオ大学で開催され、そこで行なわれた各国学生によるグループデ ィスカッションに 2 名の学生を派遣し、帰国後に学生による報告会を学内で実施いたしま した。 (5)学生のクラブ活動等 学生のクラブ活動では、弓道部が全道学生女子争覇戦Ⅱ部で団体優勝しⅠ部に昇格した ほか、「スカッシュラケット」が前年に引き続き全国大会出場、また「ラクロス部」は第 20 回北海道学生ラクロスリーグ戦で5位の成績をおさめています。 文科系のクラブでは、 「放送研究会」がはじめての企画として「フジ・ウェルカムコンサ ート」を本学講堂で開催しています。 東日本大震災の復興ボランティアは、カトリックセンターを中心にして延べ 41 名の学 生が、宮古市などで支援活動を行いました。 3.学生の受け入れ (1)オープンキャンパス等 2014 年 3 月の春季オープンキャンパスを皮切りに、メインとなる 7 月開催の夏季およ び秋季と計 6 日間開催したほか、文学部の授業ライブや藤陽祭・藤花祭での個別相談会な どを実施し、合計 1200 名を越える参加者を得ることが出来ました。 (2)進学オリエンテーション・出張講義等 進学オリエンテーションなどの各種相談会および説明会は、道内各地の高校・ホテルな ど 99 会場に参加し受験生の個別相談等に応じたほか、道内各地の高校からの要請により 出張講義を 34 で実施するなど、合わせて 3000 名を越える高校生に本学の教育について説 明し、 また講義の一部等を体験していただきました。 (3)2015 年度の志願者数 公募推薦入試、大学入試センター試験利用入試、及び一般入試合計で 2035 名の志願者 となり、ほぼ前年並みの志願状況となっています。 4.組織・施設設備等 (1)講堂・図書館棟の耐震改修工事 北 16 条キャンパスの講堂・図書館棟は、1971 年の竣工で築 40 年を越えてはいました が本学の教育研究施設として重要な建物であることから、大規模な耐震補強工事を実施し ました。必要な耐震強度を保持するための補強工事に加えて断熱性の向上を図り、内外装 ともにリニューアルしています。 (2)図書館の拡張とラーニングコモンズの設置 講堂・図書館棟の耐震改修工事と同時に、図書館本館の蔵書スペースを拡張し、集密書 架を増設しました。またアクティブラーニングを実践するための学生の自律的学習スペー スとして、あらたに各種メディア機器を設備したラーニングコモンズを設置し、本年4月 より運営をはじめました。 (3)国際交流室の設置 国際交流センターの事務を職掌するため、事務局に国際交流室を設けました。 - 9 - (4)耐震診断の実施 北 16 条キャンパスの本館・旧館について耐震診断を実施しました。1954 年に竣工した 旧館と 1971 年竣工の本館は、ともに築後相当の年月を経ており、診断の結果を踏まえて 2015 年度から耐震改築事業を行うよう計画しています。 5.自己点検評価 本学の自己点検評価は、1998 年に最初の報告書である「現状と課題」を発刊して以来、 自己点検評価委員会を中心として、毎年の中間報告書を含め、継続的に実施しています。 その間、学校教育法第 109 条に定められた認証評価については、2004 年度の法令施行年 に文部科学省の認証評価機関である大学基準協会より第 1 回の認証を、5 年後の 2009 年 度に第 2 回の認証評価により適合との判定を得ています。 2012 年度には大学基準協会より助言を受けた事項について改善策を取りまとめ、 7月に 「改善報告書」として大学基準協会に提出し、 「これらの助言を真摯に受け止め、意欲的に 改善に取り組んでいることが確認できる」との概評がなされ、また今後の改善経過につい て再度報告を求める事項はないとの評価を得ています。 2013 年度の点検・評価として「現状と課題」第 6 号として取りまとめました。 2014 年度は引き続き次の認証評価で求められる大学の内部質保証を実効あるものにす るため、教務部、学生部、入試部及び図書館の規程を見直し、学内の運営組織が、 「計画」 「実行」 「評価」 「改善」の所謂PDCAサイクルが機能するよう制度改正を行いました。 6.その他の活動 (1)名誉教授及び客員教授の称号授与 永年本学の教育研究にご尽力いただき 2015 年 3 月をもってご退職された 1 名の先生の 名誉教授称号授与式を 2015 年 3 月 31 日北 16 条キャンパス会議室で執り行いました。 伊藤 義生 様(文学部教授) (2)講演会・公開講座 地域社会への発信として次のような講演会・公開講座等を実施いたしました。 *外国語教育研究センター設立記念講演会 「グローバル時代に求められる英語力を考 える」 (吉⽥ 研作 氏) *公開シンポジウム「いじめと向き合う 意識改革 」 (横⼭ 巌 氏 佐藤 裕之 氏 ⻄堀 隆亮 氏 鎌倉 真智栄 氏) *人間生活学部公開講座「石狩の子育てを考える」 (三浦 ひとみ氏、坂本 伸子氏) *キリスト教文化研究所公開講演会「聖書に学ぶ-神よ、なぜわたしをお見捨てになる のか(詩篇 22) 」 (和⽥ 幹男 氏) *キリスト教文化研究所公開講座第Ⅰ部「世界の古典-聖書-」 (和⽥ 幹男 氏) *キリスト教文化研究所公開講座第Ⅱ部「教会と音楽」 (大野 敦子 氏) *日本語・日本文学科公開講演会「 『源氏物語』とジェンダー」 (安藤 徹 氏) *保育学科特別公開講座全2回「生きること・物語ること-イソップ寓話にはじまって」 「絵本を伝えるということ(三宅 興子 氏) *文化総合学科公開講演会「ケアの倫理と正義の倫理:人間として、豊かな生を求めて」 - 10 - *人間生活学科家庭科教育研修講座「住まいの安全について・他 2 題」 *QOL研究所・自閉症援助技術研究会公開講座 全 3 回「自閉症や発達障がいの子ど もたちの学校生活を考えよう 他 2 題」 *グローバルネットワーク・セミナー2014「災害からの復興と持続的な生活環境―フィ リピンでの活動から」 *QOL研究所・藤の園共催講演会「愛するということ」 (渡辺 和子 氏) (3)受託研究事業 産学連携の一環として受託した研究事業は以下の通りです。 研 究 課 題 受託企業名 研究期間 (財)旗影会 食用ユリ根摂取による食餌誘発性肥満ラットの腸内細菌叢 道立総合研究機構 「道北地域における食用かぼちゃ種子の安定生産体制の確 2014.4.18~ 立」に係る種子の機能性・栄養性解明に関する調査研究業 2015.3.16 務 グリコ乳業(株) 発酵乳摂取による整腸効果の検証のための研究 栄養バランスのとれた食事スタイルに関する研究 乳タンパク(MCI)、アロニアエキスがラット自由運動に与える 日本新薬(株) 効果 (株)HプラスBライフサイエンス マルチトールを使用した料理を摂取したときの血糖値変化 キッコーマン(株) 丸大食品(株) 鶏由来スフィンゴ脂質の構造解析 グリコ乳業(株) ビフィズス菌摂取による腸内細菌叢変化の網羅的な解析 2014.4.1~2015.3.31 2014.5.14~ 2015.3.31 2014.6.1~2015.3.31 2014.6.1~2015.3.31 2014.6.1~2015.3.31 2014.8.1~2015.3.31 2014.9.18~ 2016.3.31 また独立行政法人国際協力機構(JICA)より 2007 年より継続しているODA受託 事業として「仏語圏アフリカ地域村落飲料水管理コース」研修員受け入れ事業を実施、ブ ルキナファソ、コートジボアールなど 6 カ国 12 名の研修員を受け入れました。 (4)研究奨励 教育研究の深耕のため、国内外の研究機関での研究を目的とする1年間の研究休暇(サヴァ ティカル)制度及び競争的研究資金獲得を促進するための学内研究費など、教員の研究環境の 整備を以下のように図っています。 *科学研究費申請奨励研究費 職名 氏名 研 究 課 題 研究期間 准教授 井筒 美津子 「擬似話し言葉」に見られる心態・情緒表現の語用 論・社会言語学的研究 准教授 水口 幹記 「天地瑞祥志」を中心とした前近代東アジア思想・文 2014.12.1~2015.3.15 化の総合的研究 講師 金戸 幸子 東アジアの日本人社会における移住主体の変容と日本人 2014.12.1~2015.3.15 コミュニティの再編に関する経験的研究 教授 木脇 奈智子 日本とフィンランドの家族支援における比較ジェン ダー研究 教授 小川 千代子 国際機関等保有のアーカイブ情報資源の横断的検 2014.12.1~2015.3.15 索抽出システム構築研究 准教授 副田 恵理子 アカデミックライティングにおける適切なリソース活用 2014.12.1~2015.3.15 のための教材開発 - 11 - 2014.12.1~2015.3.15 2014.12.1~2015.3.15 *教員の海外及び国内研修(サヴァティカル) 所属 職名 日本語・日本文学科 教授 人間生活学科 研究課題 氏名 研究先・国 (1)欧州と韓国における日本古典 小山 清文 文学研究についての調査 研修期間 ケンブリッジ大 2014.4.15~ 学、 韓国 2015.3.25 外国語大学 地域福祉実践における地域支 准教授 小沼 春日 援・共通アセスメントツールの開発 立教大学 2014.4.1~ 2015.3.31 *科学研究費採択課題 (研究代表者及び研究分担者) 研究種類 氏名 研 究 課 題 基盤研究(C)研究代表者 井筒 美津子 基盤研究(C)研究代表者 小山 充道 幼児期の自分描画法(SPM)に関する臨床基礎研究 基盤研究(C)研究代表者 小山田 正人 母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御: DOHaDでの疾患発生機構として 基盤研究(C)研究分担者 武部 久美子 母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御: DOHaDでの疾患発生機構として 基盤研究(C)研究代表者 金戸 幸子 越境結婚からみる台湾「国民国家」の変容と東アジア地域 秩序の再編に関する動態的研究 若手研究(B)研究代表者 岡﨑 由佳子 ユリネの腸内環境改善と生活習慣病予防作用に関する研 究 基盤研究(C)研究代表者 種田 和加子 博覧会の時代と泉鏡花 若手研究(B)研究代表者 石井 佑可子 対人的距離化スキルの規定因を探る-個人内・社会文脈 要因からの検討- 基盤研究(B)研究分担者 大矢 一人 基盤研究(B)研究分担者 山木戸 浩子 役割語の総合的研究 基盤研究(C)研究分担者 山田 りよ子 諸外国における幼稚園導入過程から見た現代日本の保 育-新しい保育史観の試み- 基盤研究(C)研究分担者 揚妻 祐樹 複文構成の歴史から見た逆説条件表現の推移に関する 研究 基盤研究(B)研究分担者 岡﨑 由佳子 北方系ベリー類果実の抗酸化機能性評価に関わる諸要 因の解析 基盤研究(B)研究分担者 金戸 幸子 東アジアにおける移民の編入モードと移民政策の動態的 研究-日本・韓国・台湾の比較- 基盤研究(B)研究分担者 伊井 義人 アジアにおける学校改善と教師教育改革に関する国際比 較研究 基盤研究(C)研究分担者 平田 英夫 東北地方諸藩の和歌活動と国学者の和歌思想との関係 を解明する研究 擬似標準語表現に起因する「誤解」の研究 近代学校の組織化に関する地域史研究-就学行政の 「勧奨」と「督責」の構造化 - 12 - 7. 学生現員数 2014 年度および 2015 年度在籍学生数は以下の通りです。 2014 年 5 月 1 日現在学生数 学 文 部 学 部 学科 入学者 収容定員 在籍学生数 英 語 文 化 学 科 80 99 320 398 日本語・日本文学科 80 93 320 365 文 化 総 合 学 科 80 100 320 391 240 292 960 1154 人 間 生 活 学 科 80 90 320 338 食 物 栄 養 学 科 80 103 320 379 保 80 90 320 361 240 283 960 1078 480 575 1920 2232 小 人間生活学部 入学定員 大 計 育 学 小 計 科 学 合 計 大学院人間生活学研究科 専 攻 入学定員 収容定員 在籍学生数 修士号授与 人間生活学専攻 8 16 10 6 食物栄養学専攻 8 16 9 3 2015 年 5 月 1 日現在学生数 学 文 部 学 部 学 入学定員 入学者 収容定員 在籍学生数 英 語 文 化 学 科 80 83 320 396 日本語・日本文学科 80 89 320 359 文 化 総 合 学 科 80 97 320 389 240 269 960 1144 人 間 生 活 学 科 80 84 320 335 食 物 栄 養 学 科 80 84 320 365 保 80 81 320 347 240 249 960 1047 480 518 1920 2191 小 人間生活学部 科 大 計 育 学 小 計 学 合 計 科 大学院人間生活学研究科 専 攻 入学定員 収容定員 在籍学生数 人間生活学専攻 8 16 4 食物栄養学専攻 8 16 8 - 13 - 修士号授与 (2) その他の学校 藤女子中学校高等学校 深い知性と豊かな感性をもって時代を担う女性を育てるため、中高一貫教育、国際教育、女子 教育とする特色ある教育を実践しており、広く道内各地をはじめ道外からの生徒が寄宿舎などを 通じ学んでいます。 カトリック学校としての自覚とアイデンティティを確立するため、職員会議や朝礼での祈りを 通して建学の精神を再認識するとともに、カトリック的教育のあり方について、教職員研修会や 藤のルーツを学ぶ旅への積極的な参加などを通して学ぶことができました。 生徒・保護者が満足感の得られる質の高い教育内容を実現するため、副校⻑制のもとで、学習 プログラムの改革が進められていますが、6 年後から始まる新しい大学入試制度に対応したカリ キュラムの検討に着手しました。 従来の自己評価や生徒からの授業アンケートに加え、11 月から新しい試みとして「学校運営に 関する保護者アンケート」を実施しました。この結果、より客観的な評価システムの構築が可能 となり、教師の研鑽と授業の質的向上に寄与することができました。 国際教育の充実を図るために国際大学連合(IFU)と協定し、本校の推薦で、英米名門大学に 進学が可能となりました。 また、7 月には、 「将来の教育とは」をメインテーマにグリーンビル大学学⻑による講演会を本 校において開催し、多くの生徒、保護者が参加しました。 海外研修としては、中3希望者によるオーストラリア、高1希望者によるカナダへの語学研修 に加え、今年度から新たに高校生希望者による英国バンガー市の Banger University への語学研 修を実施しました。 女子教育の充実展開のため、日常の生活指導に加え、マナー講座の充実を図り、カトリック女 子校にふさわしい生活指導に努めました。 入学者数の安定的な確保については、道内各地における活発な広報活動を展開するなどした結 果、地方からの入学者を増やすことができました。 ボランティア活動としては、東日本大震災被災地支援や盲導犬協会支援、アフリカ、東南アジ ア各国への支援活動、生活困窮者支援などに取り組みました。 教育設備関係では、体育館照明器具などの吊り物に係る耐震補強工事を実施しました。 【具体的な事業内容】 海外研修 ・ オーストラリア語学研修(2014 年 7 月 27 日 8 月 7 日) アデレード市 参加者 中3 22 名 ホームステイ Our Lady of the Visitation Catholic Primary School, St. Thomas More Catholic Parish Primary School で語学研修、生徒交流 ・ イギリス語学研修(2014 年 7 月 31 日 8 月 14 日) バンガー市 参加者 高 1 3 12 名 ホームステイ Banger University で語学研修 - 14 - ・ カナダ海外研修(2015 年 3 月 22 日 4 月 3 日) バンクーバー市 参加者 高 1 32 名 ホームステイ Trinity Western University で語学研修 講演会 ・ 米国グリーンビル大学アイバン・フィルビー学⻑講演会 全校対象 「未来の教育とは」 ・ 手代木理子氏講演会(本校カウンセラー) 中2保護者対象 「女の子が幸せになる子育て」―思春期のつきあい方― ・ 円ブリオの会による講演会 中2・高 2 対象 胎児と⺟親の視点からいのちの尊さを学ぶ「いのちの授業」 ・ OG講演会 中 1・中 2・高 1・高 2・Cコース対象 大学在学中の卒業生による学習方法・進路選択に関する講演 ・ 構香織氏講演会(マイナビ) 高 1 対象 「大学進学のその先へ」 ・ 菅⽥みどり氏講演会(リクルート)高 1 対象 「文理選択のポイント」 ・ 阿部和歌子氏 マナー講座 教職員対象 ・ 勝谷太治司教講演会「現代におけるカトリック学校の使命」教職員対象 ・ 扇子幸一氏講演会(北海道教育大学) 「発達障害を持つ生徒との関わり方」教職員対象 体育的行事 ・ 体育祭 つどーむ ・ 中学各学年遠足 ・ 中学球技大会 ・ 高校球技大会 校内行事 ・ 中学合唱コンクール ・ 高校合唱コンクール ・ 学校祭・学園バザー ・ 中 3 英語暗唱大会 ・ 中 2 カルタ大会 ・ 中 2 宿泊研修 ・ 高 1 修学旅行 ・ 慰霊ミサ(11 月) ・ ロザリオの祈り(5 月・11 月) ・ よき訪れの集い(保護者対象・年 7 回) ・ お父さんのための聖書講座(保護者対象・年5回) 特別教育 ・ 朝礼時・終礼時の瞑目 ・ 食前食後の祈り ・ 清掃指導 ・ 省エネ教育 ・ 中 1 修養会(花川大学校舎) ・ 中1野外観察授業 ・ 高校修養会(花川マリア院) ・ 高 3 保育体験実習(羊丘藤保育園) ・ 中 1 幼児とのふれあい体験(藤幼稚園) ・ 中学マナー講座 中 1:音に対するマナー、中 2:和室・和食・洋食のマナー ・ 高校マナー講座 高 1:茶道の基本・和室でのマナー、 高 3:女性としての生き方 ・ 高 1 浜のかあさんの調理教室(漁連) ・ 高 2 藤女子大・食物栄養学科 高大連携授業 ・ 高 2 北大高大連携授業聴講型公開講座 ・ 北大理系応援キャラバン隊 北大出張実験 - 15 - ・ 高 1 薬物乱用防止教室(北海道警察) ・ 中 1 ⻘少年科学館体験授業 ・ 中 1 札幌市国際交流員(韓国・シンガポール)による地理授業 ・ 高 2 家庭科・国語科合同による住教育実践(一般財団法人住総研助成事業) ・ 中 3 フィリピン・イースタービレッジの⻘少年との交流 進路指導 ・ 図書館の土曜開放 ・ 進路指導室の充実 ・ 中学アドバンスト講座(中 1・中 2 英語・数学、中 3 英語・数学・国語) ・ 高校進学課外授業 ・ 高校サテライト小論文講座 ・ 高校法政大・中央大進学説明会 ・ 高校藤女子大 大学説明会 ・ 漢字検定 英語検定 数学検定 語彙読解力検定 校内受験指導 ・ C コース学習合宿(花川セミナーハウス・藤大) ・ 高 3 センター直前模試(藤大学) ・ 高 2 土曜日の自習室・⻑期休みの自習室 ボランティア ・ 中1カンボジアの施設支援 ・ 中 2 バングラデシュへの支援 ・ 中 3 フィリピン イースタービレッジへの支援 ・ 高 1 コンゴの貧しい子供たち支援 ・ 高 2 釜が崎「ふるさとの家」への支援 ・ 高 3 盲導犬協会への支援 ・ 学校全体でシエラレオネへの支援 ・ 東日本大震災被災地支援 バスケット部 カードと花の種を支援協会へ 藤波会・ボランティア委員会 カリタスジャパンへ募金 ・ カトリック研究会 路上生活者支援 「みなずき会」 炊き出し事業への協力 ・ 北区役所主催の⺟子支援企画「きたっこ夏祭り」ボランティア参加 ・ 子育て支援センター企画「ちあふる・きたであそぼう」ボランティア参加 その他 ・ 避難訓練 ・ 中 3 防災スクール(防災実験・消火訓練) ・ 寄宿舎避難訓練 募集活動 ・授業公開 (5 月) ・ 塾対象入試説明会(5 月) ・ 入試学習会(9 月・10 月) ・地方入試説明会(函館 苫小牧 旭川 帯広 釧路 北見) (5 月) ・学校説明会・寄宿舎説明会 2 回 (6 月・10 月) 2014.5.1 現在 区 分 第1学年 第2学年 第3学年 計 中 定 員 160 160 160 480 学 実 員 133 132 124 389 高 定 員 160 200 200 560 校 実 員 134 152 146 432 2015.5.1 現在 区 分 第1学年 第2学年 第3学年 計 中 定 員 160 160 160 480 学 実 員 123 133 127 383 高 定 員 160 160 200 520 校 実 員 125 132 152 409 - 16 - 旭川藤女子高等学校 本校を取り巻く環境は、少子化の進展に伴う生徒数の減少や旭川市内の公立高校のほか 私立高校 5 校による生徒確保の競合など極めて厳しい学校経営にありますが、地域や中学 校関係者から「選ばれる学校」つくりのため、本年度から大胆な学校改革・授業改革に取 り組みました カトリックの教えをもとに人間性豊かな心の教育を基本とする本校としては、グローバ ル化時代における社会や世界で活躍する人材の養成が求められていることから、特に、生 徒一人一人の問題解決能力やコミュニケーション能力を高めるため、大胆な授業改革に着 手しました。従来の「 (教師が)教える」授業から「 (生徒自ら)学ぶ」へとシフトし、個々 の能力を向上させるため、授業構成の工夫・改善をした「70 分授業」の実施、 「DEタイ ム」 (学び直しと発展学習)の新設、それらを効果的に運用するためのICT教育機器を用 いた学習( 「e ラーニング」など)の導入を積極的に図りました。 さらに、生徒の自己管理能力を高めるためのPDSシステムを通して、人間的な成⻑を 促す教育体制へ移行しました。これらを効果的に機能させるために、 「学校全体を学びの場」 とするための組織改革と組織の在り方改革、教職員の資質向上のために研修・研究の充実 を図りました。 2014 年度の教育に関する重点目標を「新たな授業体制の確立で質の高い授業の確立はか り学力向上と進路実現をめざす」と掲げ、特進、進学、ULの各コースで、生徒の能力と 学力を最大限引き出すために、教育効果の高い少人数による授業や習熟度別授業、ティー ムテーチング授業のほか各コースを超えた授業を実施しました。 特にULコースでは、グローバルな時代に対応し、英語による高いコミュニケーション 能力を磨くため、一年生を対象としてニュージーランドに三か月間留学するプログラムを 実施したほか、一・二年生と留学生による英語キャンプ、二年生による英語劇、三年生と 留学生によるカンファレンスを実施しました。 ボランティア活動では、老人福祉施設への訪問、ピンクリボン運動への協賛、障害者ノ ルディックスキーワールドカップ旭川大会通訳・運営ボランティアなどの活動にも積極的に取 り組みました。 体験学習として、旭川市内の医療機関で「ふれあい看護体験」や旭川藤幼稚園での保育 体験を実施しました。また、二年生の特別授業「生まれる」の一環として、地域の⺟子の 協力を得て、 「赤ちゃんサロン」を実施し、命の大切さや女性として生きるという意味を考 える機会をつくりました。 部活動では、バスケットボール部が創部35年目で初の全国大会出場(全国高等学校総 合=インターハイ)を果たす活躍をしました。また、筝曲部、弁論で2015年度の全国 大会出場権を獲得するなど、生徒の活躍の幅は広がっています。 施設・設備整備関係では、生徒の安定した教育環境整備と健康管理などのため、老朽化によ り空調機能が著しく低下したボイラー及び付帯設備を防衛省からの補助を受けて実施し201 4年10月までに工事を完了しました。また、 「藤の学び改革」推進に関連して、各教室への プロジェクターやWifi設備の設置や、iPadの導入などを通して、教育環境の充実を図 りました。 - 17 - ●「藤の学び改革」関連 ・70分授業、DEタイム、PDSシステムを柱とする教育体制に移行。二学制導入。 ・ 「学校全体を学びの場に」 ・ 「学習する組織」への体制変更。 (校務分掌組織の名称、役割の変更、各会議は事例研究の場に) ・ICT教育機器の整備(各教室にプロジェクター設置、Wifi設備、全生徒にiPad支給) ・eラーニング教材「eトレ」導入。 ・教育体制変更にかかわる説明会(4月 保護者対象) ・タブレット導入に関する説明会(8月 保護者対象) ・校内研修(教員同士の授業参観ウィーク各2週間年6回実施、外部有識者による授業改革指導、 外部講師によるアクティブラーニング研修会、iPad使用に関する研修会、各種授業ソフト に関する研修会など) ・校外研修・視察(アクティブラーニング研修会、SGH先進校視察、国際バカロレア研修会、 アクティブラーニングやiPad導入先進校視察など) ・ 「藤の学び改革」授業公開 (3月16日実施、学び改革説明、公開授業、模擬授業と講演 [産業能率大学教授小林昭文氏]、小学校から大学まで120名参加) ・視察受け入れ(道内道外の高校・大学から5校) ・学校改革推進調査実施(4回、生徒の改革の受け止めの確認と各教員の進捗確認と改善のため) ・授業改革に関する新聞取材多数(北海道新聞2回、あさひかわ新聞1回、北海道通信2回など) ●講演会・講座 ・生活安全講話「薬物乱用防止講話」 (4 月 講師:旭川中央警察署生活安全課 全生徒対象) ・ 「デートDV防止講座」 (11 月 講師:旭川市人権擁護委員連合会 3年生対象) ・PTA主催講演会(全生徒対象、保護者 30 名参加) 「ヒトパピローマウィルスと子宮頸がん検診について」 (10 月 講師:北海道対がん協会 細胞診センター所⻑ 藤⽥博正氏) 「乳がんと乳がん検診について」 (10 月 講師:旭川がん検診センター保健師 新関おりえ氏) ・ 「ボルネオスタディツアー」報告会(12月 生徒30名参加 旭⼭動物園坂東園⻑来校) ●体験学習 ・ふれあい看護体験(5月 北海道看護協会上川南支部主催 市内の5病院 21名参加) ・保育体験(1年生全クラス年2回 旭川藤幼稚園) ●教育実習生受入れ ・ (前期4名、後期2名 うち北海道教育大学旭川校からの依頼で家庭科実習生を1名受入) ●進路指導 ・大学進学説明会(各学年) ・進路講演会 2年「志望理由書の書き方を通した進路へ向けた意欲喚起」 「修学資金ガイダンス」など 3年「リクルート進路講演会」 「面接指導講演会」など ・藤女子大学見学会(7月 全学年より約90名参加) ・講習(放課後、⻑期休業中) - 18 - ・センター試験直前実践ゼミ(2回) ・3年生センター試験直前講習(冬期休業中) ・「10年後を考える」(キャリア教育の一環として 3年生進学コース) 卒業生ゲスト(看護師・保育士・栄養士)を招いて ・ 「生まれる授業」 (2年生進学コース、ULコース) ・ 「赤ちゃんサロン」 (2年生進学コース、ULコース ⺟子23組参加) ●ボランティア ・老人福祉施設への訪問 (1年生全クラス年2回 グループホーム花 敬老の日カード、クリスマス装飾) ・ピンクリボン運動協賛(乳がん検診啓発活動への協力-自動販売機の売り上げより寄付) ・献血 (1月) ・障害者ノルディックスキーワールドカップ旭川大会通訳、運営ボランティア (2月 ULコース生徒20名) ●国際交流 ・北海道教育大学旭川校留学生アメリカ・イリノイ州立大学学生来校(5月 学生2名来校) ・韓国日本語研修生来校(1月 高校生37名来校) ●留学生の受入れ ・AFSより マレーシア1名(4月 1月) 、オーストラリア1名(4月 8月) ●当番校・会場校 ・北海道高等学校バスケットボール新人大会会場校(2月 約200名参加、全校応援) ・高文連上川支部美術部実技研修会会場校(5月 約150名参加) ・国際理解高校生の集い(当番校 旭川市内高校生参加) ●全道大会出場 ・バスケットボール部、箏曲部(全国出場権獲得) 、陶芸部、書道同好会、弁論(全国出場権獲得) ●全国大会出場 ・バスケットボール部(8月 全国高等学校バスケットボール選手権大会 千葉県) ●募集活動 ・中学校教諭対象募集説明会(9月 158名参加) ・学校見学会(4回実施 約198名参加) ・オープンスクール(3回実施 約248名参加) ・中学校訪問 市内近郊(年間を通して訪問) 、留萌・稚内方面、オホーツク方面(年2回) ●校外活動 ・北海道音楽大行進参加(吹奏楽部、有志参加) ●校内行事 ・火災避難訓練(7月) ・ハイキング(6月) ・授業参観(6月、11月) ・学校祭(7月) ・追悼式(11月) ・修学旅行(11月 2年特進コース:沖縄・京都・東京 進学コース:広島・京都・東京) - 19 - ・研修旅行(11月 2年ULコース 東京) ・クリスマスお喜びの会(12月) ●ULコース関連 ・帰国報告会(5月 1,2年生全員 保護者参加) ・英語キャンプ(7月 1,2年生全員 留学生10名参加) ・ULカンファレンス(10 月 3年生 AFS留学生10名参加) ・英語劇(12 月 2年生 生徒・保護者・一般約200名参観) ・ニュージーランド留学(1月25日 4月3日 1年生) ・ 「ホンモノビレッジ」 (11 月 3年生 講座「教育は世界を変える!」 、フエアートレード販売) ●検定(卒業生分) 【英語検定】準1級2名 2級22名、準2級10名 【漢字検定】 2級3名、準2級11名 【硬筆書写検定】 2級2名 【日本語ワープロ検定】初段1名、準1級2名、2級10名 【パソコンハイスピード認定】1級2名、2級3名 ●学校評価の実施 ・入学生調査、卒業生調査、学校評価(生徒・保護者・教職員) ●学校施設貸出し ・ 「私たちの身のまわりの環境地図作品展」審査会会場(10月 35名) ・陶芸教室(本校教諭による 旭川藤幼稚園卒園記念 1月、2月 80名) ・英語検定試験二次試験会場(2月 約600名来校) ●地域連携・学校開放 ・子育てコミュニティ春光会議(7月、12月 地域の安全と防犯のための協議会) ・学校祭(7月 地域の方へ開放) ・クリスマスお喜びの会(12月 地域の方へ開放) (2014.5.1 現在) 区 分 第1学年 第2学年 第3学年 計 定 員 140 140 140 420 実 員 96 73 82 251 (2015.5.1 現在) 区 分 第1学年 第2学年 第3学年 計 定 員 140 140 140 420 実 員 90 97 70 257 - 20 - 北見藤女子高等学校 建学の精神を深めるとともに魅力ある学校への改革を積極的に進め、高い学力と進学実績 などを図り、 「選ばれる学校づくり」を重点目標とし、生徒一人ひとりの個性や能力・学力を 尊重し、将来の目標に併せ、国公立大学を目指した「特進コース」 、また、幅広い進路選択に 対応する「藤キャリアコース」の充実に取組みました。 生徒個々の学力をのばすため、きめ細かな個別指導や習熟度別指導の充実などに努めたほ か、今年度初めて卒業生から札幌医科大学の合格者を輩出しました。 今後も教育内容の充実と授業の工夫などに努め、継続した合格者の輩出に努めたいと考え ています。 また、オホーツク管内唯一のミッションスクールの女子校として、看護・福祉施設訪問に よる体験学習や本校独自の取組みによる企業でのインターンシップなど、キャリア教育を積 極的に推進しています。 特に、将来、社会人として必要なビジネスマナーや異文化交流の基本となるプロトコール (国際儀礼)を身につけることはとても大切なことから、 「マナー・プロトコール検定」受験の ための検定対策講座を実施し、資格取得に努めました。 ボランティア活動としては、昨年に引き続き学園祭やチャリティーバザーの売上から、1 月に4名の生徒が東日本大震災被災地に行き復興支援活動に参加してきました。また、街頭 募金活動、戸外清掃、傾聴ボランティアや催事などへ積極的に参加しました。 入学者の中には、思春期における悩み事や不安などを抱え、学校生活に対応が難しい生徒 もいることから、校内に学校適応指導教室(通称ヴェリタス教室)を設け、生徒一人ひとり の状態に応じた学習や精神カウンセリングを行うなど、きめ細かく対応しています。 本校舎については、建築後 50 年を過ぎたことから各棟や施設設備の老朽化が著しく進行 しており、耐震構造上もできる限り早急な対応が求められています。 今後、校舎の全面改修・改築、若しくは耐震補強工事などの設計や工事費確保などについ て、国や北海道の補助制度の動向に留意するとともに、財政的支援のため北見市への要望活 動など総合的に取組んでいるところです。 なお、2015 年の開校 60 周年記念事業の一環として、記念事業協賛会を立ち上げるととも に、キャリア教育などのため地元農産物を活用したラーメンの企画開発に地元企業団体や試 験研究機関などと連携し、取組んでいます。 【具体的な事業内容】 ●校内行事 ・聖書贈呈式 1 年生 ・宿泊研修 1 年生 ・第 46 回学園祭・第 56 回バザー ・体育祭(道立体育館) ・修学旅行(沖縄・関⻄方面) ・追悼式 ・アドベント、イルミネーション点灯式 ・クリスマス会(芸文ホール) ・東日本大震災追悼集会 ●特別授業 ・読み聞かせ講習 (3 年 A1・A2・B)講師 後藤文子氏 ・ 「美しい歩き方」 (3 年 A1・A2・B) トータルフィットネスアカデミー 講師 小室 桃氏 - 21 - ・家庭演習「フラワーアレンジメント」講師 髙間早紀子氏 ・ 「光の苑」介護体験学習(3 年 A1・A2・B) ・環境教育「大豆栽培」と「手作り豆腐、おからを使ったハンバーグを作ろう」 ・藤幼稚園園⻑講話(3 年 A1・A2・B) 藤幼稚園園⻑ 戸部適子氏 ・保育体験学習( (3 年 A1・A2・B) ・思春期健康教育「保健師講話」1 年生 保健師 戸⽥ 綾氏、佐々木香織氏 ・薬物乱用防止教室 講師 北見警察署生活安全課 千⽥克彦氏 ・消費者講座(3 年生)講師 上川 徹氏 ・家庭演習「茶道の基礎」 (3 年生)講師 ⼭⽥宜江氏 井上充子氏 ・車椅子体験学習 (1 年生藤キャリアコース) ・手話体験学習(1 年生藤キャリアコース) ・⻭科講話(1・3 年生)講師 加藤デンタルクリニック院⻑ 加藤玲子氏 ・ 「フードマイスター 食に関する講演」(1・3 年生) 講師 小林清美氏 ・点字体験学習(2 年生藤キャリアコース) ・メイクアップ講座(3 年 A1・A2・B)講師ナガセビューティーケア 北原ひろみ氏 ・勝谷司教による「宗教講話」(全校生徒) ・人材育成コンサルタント 株式会社わもん代表 薮原秀樹氏による「キャリア講演会」 ・救命救急講習 1 年生 ・カーリング授業 1 年生 ●教職員研修会 ・ 「望ましい指導の在り方 体罰の根絶を目指して」 北海道教育庁オホーツク教育局 中野公徳氏 ・ 「大学入試問題研究・研究授業」島 正博教諭 ・ 「面接のマナー」コーチングオフィス ライズ 代表 ⽥中 薫氏 ・ 「e ラーニング体験」千歳科学技術大学 大沼友一郎氏・今井順一氏 ・ 「評価について」島 正博教諭 ●進路指導 ・平日・土曜講習及び春、連休、夏、冬の講習会 ・春、夏、冬勉強合宿 ・藤女子大学進学説明会 ・出前講座(1・2 年生) ・北海道作業療法士の職業講話 日本赤十字病院 ・進路講話 (2・3 年)河合塾講師 藤原武明氏 ・インターンシップ(2・3 年) ・志学会説明会(2 年特進) ・進学説明会(3 年) ・職業相談会 ●海外語学研修 ・フィリピン イロイロ市 国立フィリピン大学(LOOB) ●校外活動 ・茶道部お花見茶会、北見工大国際交流お茶会 ・ぼんち祭りきたみ吹奏楽フェスティバル、ぼんち祭りお茶会 ・吹奏楽局第 11 回定期演奏会 ・図書館まつり絵本の読み聞かせ(図書局) - 22 - ・生徒会フォーラム参加(北見⻘年会議所) ・ 「TUTAYA」絵本の読み聞かせ(図書局) ・ 「TUTAYA」 「森つべつランプの宿」クリスマスミニコンサート(合唱部) ・美術部校外展及び美容室「ナチュラル」や「TUTAYA」で企業店舗美術展開催 ・ 「楽しく学ぼう!災害時対応講座」日本赤十字北海道看護大学 ・ 「防災キャンプ in トコロ」ネイパル北見(ACT) ・吹奏楽局 小泉中学校、東相内小学校 演奏会 ●ラーメン企画開発プロジェクト ・北見東ロータリークラブ助成金贈呈式・プレゼンテーション ・JA北海道中央会北見支所太⽥氏による「オホーツク農業の概要とTPPについて」 ・学園祭バザーでラーメン試食会を開催 一般 200 食限定 ・製麺技能士による製麺講習会 菊水本社にて ・北見市主催の「小⻨まるごと体験ツアー」に参加 ・高文連全道高等学校理科研究発表大会で、化学部門ポスター賞を受賞。 「ラーメンは小⻨ の化学反応でできている!!!!」 ・第 2 回菊水本社プレゼンテーション開催/(株)菊水中川商品開発部⻑による卸売に関す る講義 ・学内試食会(試食・アンケート調査) ●募集活動 ・学校説明会 7 月(104 組 174 名) ・学校見学会 9 月(241 組 333 名) ・入試説明会 11 月(125 組 213 名) ・女満別、網⾛第三、北光、端野、光⻄、網⾛第一、小泉、網⾛第五中学校説明会参加 ・中学校訪問 ●ボランティア活動 ・あしなが学生募金(ACT)、北見聖⺟幼稚園「こどもまつり」 、北見ハーフマラソン、東日 本大震災子ども支援チャリティー茶会(茶道部) 、光の苑・ぽっぽハウスで傾聴ボランテ ィア、ニチイケアセンター「ニチイ祭り」 ・戸外清掃ボランティア(ACT) ・東日本大震災被災地で傾聴ボランティア(ACT) ・ 「東日本大震災復興支援ボランティア実践報告会」北見市社会福祉協議会(ACT) 区 分 第1学年 第 2 学年 第 3 学年 計 定 員 140 140 140 420 実 員 103 125 104 332 (2014.5.1 現在) 区 分 第1学年 第 2 学年 第 3 学年 計 定 員 140 140 140 420 実 員 112 105 117 334 (2015.5.1 現在) - 23 - 4 各藤幼稚園 藤学園は、北海道内の「藤(札幌)、小樽、函館、旭川、苫小牧」 、及び道外の青森県青森と 埼玉県草加の計 7 ケ所に幼稚園を設置し、人間形成の基礎となる幼児期に一人一人の子供た ちの持っている能力や特性などの可能性を開花させ、心と精神そして身体の調和のとれた人 として成長し、次の時代を担う人としての最も大切な土台を作るよう援助しています。 特に、 「心を育てることに力を注ぐ」とともに、複数の幼稚園では、子供の自主性、独立心、 知的好奇心を育む「モンテッソーリ教育法」を取り入れ、積極的な教育活動を行っています。 なお、2015 年 4 月から始まった「子ども子育て支援新制度」については、国の教育保育要 領や市町村の具体的な支援制度、地域のニーズなどの実態を踏まえ、藤の幼稚園として最も ふさわしい選択となるよう検討を進めて参ります。 (2014.5.1 現在) 区 分 定 員 園児数 札 幌 小 樽 函 館 旭 川 苫小牧 ⻘ 森 草 加 計 140 90 150 130 145 90 150 895 87 81 119 157 112 55 63 674 (2015.5.1 現在) 区 分 定 員 園児数 札 幌 小 樽 函 館 旭 川 苫小牧 ⻘ 森 草 加 計 140 90 150 130 145 90 150 895 76 75 115 159 91 61 53 630 - 24 - (3) 会議等開催状況 NO 会 議 等 名 組 回数 織 1 理 事 会 4 理事13、監事2 2 常 任 理 事 会 6 理事9 3 評 議 員 会 2 評議員27、監事2 4 事 務 会 議 1 大学事務局3、高校事務室6、法人事務局2 5 園 ⻑ 会 議 2 理事⻑、幼稚園⻑7、事務担当者7 6 理事⻑、校⻑3、副校⻑2、教頭4、事務⻑3、法人事務局2 6 中期経営計画・ 予算ヒアリング - 25 - 3 財務の概要 (1) 2014年度決算の概要 ① 消費収支計算書(収支状況について) 帰属収入は、46 億 2,142 万円となり、前年度比で 3 億 7,361 万円増加となりました。 主な要因は、藤女子大学の講堂棟耐震補強工事に伴う施設整備費補助金及び旭川藤女子 高等学校のボイラー設備取替え更新工事に伴う防音事業補助金により「補助金」が全体で 前年度より 2 億 4,299 万円増加となったことと、 「寄付金」で講堂客席取替え更新に対し 大口の特定寄付金があり前年度比 6,157 万円の増となったことによります。 (なお、寄付金 額が資金収支計算書と異なるのは、絵画の現物寄付が 905 万円あったためです。 )また、 本務教職員の退職に伴う退職金財団からの交付金収入及び退職給与引当金の変更に伴い 「雑収入」が 5,481 万円増加しています。 一方、消費支出は 42 億 6,082 万円で、前年度比 3,847 万円の減少となりました。管理 経費で 2,013 万円、資産処分差額で 2,077 万円各々減少したことによります。 基本金は、藤女子大学の耐震補強と旭川藤女子高等学校のボイラー取替え更新があった ため、基本金組入額(5 億 8,714 万円)が基本金取崩額(557 万円)を大きく上回り、 2 号基本金全体で 5 億 8,157 万円の組入増加となりました。 この結果、当年度の消費収入から消費支出を差し引いた消費収支差額は 2 億 2,654 万円 の支出超過(但し、前年度比は 1 億 4,016 万円の超過額減少)となり、翌年度繰越消費 支出超過額 19 億 6,034 万円の繰り越しとなりました。 ② 資金収支計算書(資金の動きについて) 収入の部合計は 109 億 6,956 万円で前年度より 4 億 610 万円の増加となりました。 主な増減内容は、 「補助金収入」が上記消費収支計算書でも説明した通り補助金対象工事 の実施に伴う2億 4,299 万円の増加、講堂棟耐震補強工事資金として藤女子大学が日本私 立学校振興・共済事業団からの「⻑期借入金収入」が 3 億円増加、特定資産からの繰入に よって「その他の収入」が 4 億 2,244 万円増加しています。一方、有価証券の売却収入額 が減少して「資産売却収入」4 億 9,310 万円減少しました。また、補助金と退職資金財団 交付金の期末未収により「資金収入調整勘定」が前年度比 2 億 7,150 万円の減少になって います。 支出の部においては、「人件費支出」が退職金支出と公務員給与改定に伴い前年度比 3,390 万円の増加となりました。 「管理経費支出」は 2,521 万円の減少となりましたが、施 設関係支出が藤女子大学と旭川藤女子高等学校の工事によって 6 億 4,511 万円と大幅な 支出増加になりました。特定資産への繰入支出と有価証券購入が減って「資産運用支出」 は 3 億 2,461」万円減少しました。なお、退職金資金財団交付金の未収による退職金の期 末未払に伴い「資金支出調整勘定」が 9,229 万円の減少となりました。 その結果、 「次年度繰越支払資金」は、前年度比1億 3,900 万円の増加となりました。 - 26 - ③ 貸借対照表(財政状態について) 資産の部合計は 220 億 6,445 万円で、前年度末より 6 億 2,415 万円増加しました。 有形固定資産については、主に藤女子大学の講堂棟耐震補強と旭川藤女子高等学校のボイ ラー設備取替え更新により 4 億 9,606 万円増加し、流動資産の 1 億 1,907 万円の増加要因 は、補助金と退職資金財団交付金の期末未収入に伴う増加です。 負債の部合計は、23 億 2,018 万円で前年度末より、2 億 6,356 万円増加しました。 工事資金借り入れに伴う⻑期・短期借入金の増加が主な要因です。 基本金は、5 億 8,157 万円増加しました。 資産合計から負債合計を差し引いた純資産額は 197 億 4,427 万円となり前年度末より 3 億 6,060 万円の増加となりました。 - 27 - (2) 資金収支計算書 (単位:千円) 収 入 の 部 科 目 学生生徒等納付金収入 本年度(A) 前年度(B) 増 減(A-B) 2,908,876 2,890,078 18,798 手数料収入 55,736 56,533 △797 寄付金収入 132,004 80,047 51,957 補助金収入 1,252,372 1,009,380 242,992 資産運用収入 34,241 38,481 △4,240 資産売却収入 1,278,900 1,772,008 △493,108 25,553 22,709 2,844 雑収入 179,215 144,261 34,954 借入金等収入 300,000 0 300,000 前受金収入 838,351 898,134 △59,783 2,536,184 2,113,747 422,437 △1,201,291 △929,791 △271,500 前年度繰越支払資金 2,629,416 2,467,869 161,547 収入の部合計 10,969,557 10,563,456 406,101 事業収入 その他の収入 資金収入調整勘定 支 出 の 部 科 目 人件費支出 本年度(A) 前年度(B) 増 減(A-B) 2,966,642 2,932,741 33,901 教育研究経費支出 638,940 648,693 △9,753 管理経費支出 161,138 186,348 △25,210 借入金等利息支出 2,468 2,857 △389 借入金等返済支出 22,210 22,210 0 施設関係支出 809,324 164,219 645,105 設備関係支出 186,665 175,199 11,466 資産運用支出 3,469,839 3,794,445 △324,606 その他の支出 109,346 80,472 28,874 △165,433 △73,142 △92,291 2,768,419 2,629,416 139,003 10,969,557 10,563,456 406,101 資金支出調整勘定 次年度繰越支払資金 資金支出の部合計 上記の表の金額は、千円未満を四捨五入しているため、合計などの数値が計算上一致しない場合があります。 なお、次頁以降の表についても同様です。 - 28 - (3) 消費収支計算書 (単位:千円) 収 入 の 部 科 目 学生生徒等納付金 本年度(A) 前年度(B) 増 減(A-B) 2,908,876 2,890,078 18,798 手数料 55,736 56,533 △797 寄付金 145,664 84,091 61,573 補助金 1,252,372 1,009,380 242,992 資産運用収入 34,241 38,481 △4,240 資産売却差額 0 2,008 △2,008 25,459 22,980 2,479 199,069 144,261 54,808 4,621,417 4,247,811 373,606 基本金組入額合計 △587,137 △315,228 △271,909 消費収入の部合計 4,034,280 3,932,584 101,696 事業収入 雑収入 帰属収入合計 支 出 の 科 部 目 本年度(A) 前年度(B) 増 減(A-B) 人件費 2,940,179 2,935,156 5,023 教育研究経費 1,083,516 1,086,194 △2,678 209,686 229,816 △20,130 借入金等利息 2,468 2,857 △389 資産処分差額 22,791 43,562 △20,771 2,180 1,702 478 消費支出の部合計 4,260,821 4,299,287 △38,466 当年度消費支出超過額 226,540 366,704 1,739,371 1,426,311 5,571 53,644 1,960,341 1,739,371 管理経費 徴収不能額 前年度繰越消費支出超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費支出超過額 - 29 - (4) 貸借対照表 (単位:千円) 資 産 の 部 科 目 本年度末(A) 前年度末(B) 18,973,674 18,468,589 505,085 12,068,652 11,572,592 496,060 10,122,205 9,747,231 374,974 337,415 249,998 87,417 図書 1,607,110 1,567,146 39,964 車輌 1,922 3,857 △1,935 0 4,360 △4,360 6,905,022 6,895,997 9,025 6,795,299 6,776,559 18,740 109,723 119,438 △9,715 3,090,774 2,971,708 119,066 22,064,448 21,440,297 624,151 本年度末(A) 前年度末(B) 固定資産 有形固定資産 土地・建物・構築物 機器備品 建設仮勘定 その他の固定資産 特定資産 その他 流動資産 資産の部合計 負 債 の 増 減(A-B) 部 科 目 固定負債 増 減(A-B) 1,170,782 981,337 189,445 ⻑期借入金 348,280 130,490 217,790 退職給与引当金 802,128 848,444 △46,316 ⻑期未払金 5,085 2,403 2,682 ⻑期預り金 15,290 0 15,290 1,149,397 1,075,287 74,110 2,320,179 2,056,624 263,555 流動負債 負債の部合計 基本金の部 科 目 本年度末(A) 前年度末(B) 第1号基本金 21,365,018 20,783,453 581,565 第4号基本金 339,591 339,591 0 21,704,609 21,123,043 581,566 本年度末(A) 前年度末(B) 基本金の部合計 増 減(A-B) 消費収支差額の部 科 目 翌年度繰越消費支出超過額 消費収支差額の部合計 科 目 増 減(A-B) 1,960,341 1,739,371 220,970 △1,960,341 △1,739,371 △220,970 本年度末(A) 前年度末(B) 22,064,448 21,440,297 増 減(A-B) 負債・基本金・消費収支差額 の部合計 - 30 - 624,151 財産目録総括表 年 度 科 目 一 基 本 財 産 1.土 地 校 2.建 物 (1) 校 (2) 講 堂 ・ 体 (3) セ ミ ナ ー ハ (4) 寄 宿 計 3.図 12,068,696,366円 地 育 ウ 舎 館 ス 舎 書 4.教具・校具・備品 5.ソフトウェア 6.その他 (1) 構 (2) 車 築 物 輌 計 二 運 用 財 産 1.預 金 ・ 現 金 2.積 立 金 3.有 価 証 券 4.土 地 5.建 物 6.未 収 入 金 7.そ の 他 274,467.44㎡ 1,639,236,644円 76,637.94㎡ 7,259.27㎡ 1,993.83㎡ 3,315.67㎡ 89,206.71㎡ 7,099,596,965円 827,454,303円 134,786,991円 292,826,719円 8,354,664,978円 449,614冊 1,607,109,700円 6,947点 337,414,874円 7点 37,891,920円 239点 15点 254点 90,456,256円 1,921,994円 92,378,250円 246,045.74㎡ 153.36㎡ 三 負 債 額 1.固 定 負 債 (1) 日 本 私 立 学 校 振 興 ・ 共 済 事 業 団 (2) 退 職 給 与 引 当 金 (3) ⻑ 期 未 払 金 (4) ⻑ 期 預 り 金 2.流 動 負 債 (1) 短 期 (2) 前 (3) 未 (4) 預 2014年度末 借 受 払 り 入 2,320,179,362円 1,170,782,302円 348,280,000円 802,128,017円 5,084,785円 15,289,500円 1,149,397,060円 82,210,000円 840,168,666円 161,362,437円 65,655,957円 金 金 金 金 四 基本財産+運用財産 五 純資産(四-三) 総負債(三)-前受金 総 資 産(四) 9,995,751,625円 2,768,418,774円 6,795,298,750円 0円 37,473,921円 373,565円 298,859,426円 95,327,189円 22,064,447,991円 19,744,268,629円 ×100 6.71% - 31 - - 32 - - 33 - ② 消費収支計算書 (単位:千円) 収 入 の 部 科 目 学生生徒納付金 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2,947,430 2,909,624 2,909,381 2,890,078 2,908,876 手 数 料 55,636 48,647 58,302 56,533 55,736 寄 付 金 80,632 104,519 98,152 84,091 145,664 補 助 金 1,077,481 1,024,402 1,021,961 1,009,380 1,252,372 資産運用収入 53,383 57,034 58,344 38,481 34,241 資産売却差額 1,014 5,872 4,699 2,008 0 30,077 26,630 25,055 22,980 25,459 172,716 105,183 175,223 144,261 199,069 4,418,369 4,281,911 4,351,117 4,247,811 4,621,417 △ 28,377 △ 235,440 △ 191,774 △ 315,228 △ 587,137 4,389,992 4,046,471 4,159,343 3,932,584 4,034,280 事業収入 雑 収 入 帰属収入合計 基本金組入額 消費収入の部合計 支 出 の 部 科 目 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 人 件 費 2,919,175 2,803,093 2,902,169 2,935,156 2,940,179 教育研究経費 1,017,170 1,023,229 1,017,560 1,086,194 1,083,516 212,662 205,136 251,034 229,816 209,686 借入金等利息 6,480 4,453 3,245 2,857 2,468 資産処分差額 24,436 14,777 6,865 43,562 22,791 2,191 1,967 1,091 1,702 2,180 4,182,114 4,052,655 4,181,964 4,299,287 4,260,821 当年度消費収入超過額 207,878 ― ― ― ― 当年度消費支出超過額 ― 6,185 22,620 366,704 226,540 1,634,566 1,425,280 1,417,561 1,426,311 1,739,371 1,408 13,904 13,871 53,644 5,571 1,425,280 1,417,561 1,426,311 1,739,371 1,960,341 管理経費 徴収不能額 消費支出の部合計 前年度繰越消費支出超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費支出超過額 - 34 - 2014年度消費支出構成図 2014年帰属収入構成図 その他 27 管理経費 210 その他 258 教育経費 1,084 補助金 1,252 納付金 2,909 寄付金 146 人件費 2,940 手数料 56 年度別消費支出構成図 年度別帰属収入構成図 5,000 5,000 4,500 257 195 263 4,000 3,500 3,000 4,500 258 208 1,077 1,024 1,022 1,009 81 56 105 49 98 58 33 84 57 4,000 213 3,500 1,017 21 205 11 251 48 230 27 210 1,252 146 56 その他 補助金 2,500 寄付金 手数料 2,000 1,023 1,018 1,086 1,084 3,000 その他 管理経費 2,500 教育経費 2,000 人件費 納付金 1,500 2,947 2,910 2,909 2,890 2,909 1,500 1,000 1,000 500 500 0 2,919 2,803 2,902 2,935 2,940 0 '10年度 '11年度 '12年度 '13年度 '14年度 '10年度 '11年度 '12年度 '13年度 '14年度 - 35 - - 36 - 2014年度貸借対照表構成図 (負債の部) 2014年度貸借対照表構成図 (資産の部) 土 地 1,677 預り金 66 流動資産 3,091 長期 借入金 348 前受金 840 建 物 8,355 その他 固定資産 6,905 退職者 給与 引当金 802 未払金 161 その他 有形固定 資産 430 25,000 20,000 15,000 短期 借入金 82 図 書 1,607 長期 未払金 5 貸借対照表経年比較構成図 (負債・正味財産の部) 貸借対照表経年比較構成図 (資産の部) 25,000 2,987 2,618 2,817 2,972 5,889 6,551 6,760 6,896 3,091 20,000 6,905 15,000 10,000 19,037 19,266 19,435 19,384 1,167 1,201 1,026 1,050 944 1,001 1,075 981 19,744 10,000 12,529 5,000 長期 預り金 15 12,173 11,803 11,573 12,069 5,000 0 0 '10年度 '11年度 '12年度 '13年度 '14年度 有形固定資産 その他の固定資産 流 動 資 産 - 37 - 1,149 1,171 '10年度 '11年度 '12年度 '13年度 '14年度 固定負債 流動負債 正味財産 (8) 財 務 比 率 消費収支計算書関係比率表 (単位:%) 区 分 比 率 名 算 式 '10年度 '11年度 '12年度 '13年度 '14年度 全国平均 評価 消費支出 消 費 支 出 比 率 94.7 94.6 96.1 101.2 92.2 94.9 ▽ 5.3 5.4 3.9 -1.2 7.8 5.1 △ 66.7 68.0 66.9 68.0 62.9 70.9 1.8 2.4 2.3 2.0 3.2 3.6 △ 24.4 23.9 23.5 23.8 27.1 13.8 △ 66.1 65.5 66.7 69.1 63.6 54.1 ▽ 23.0 23.9 23.4 25.6 23.4 28.6 △ 4.8 4.8 5.8 5.4 4.5 9.4 ▽ 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.2 ▽ 0.6 5.5 4.4 7.4 12.7 12.4 △ 11.5 11.5 12.0 11.2 11.5 11.0 99.0 96.3 99.8 101.6 101.1 76.3 ▽ 95.3 100.2 100.5 109.3 105.6 108.4 ▽ 帰属収入 経営状況は どうか 帰属収支差額比率 帰属収入-消費支出 帰属収入 学 生 生 徒 等 納 付 金 比 率 収入構成は どうなって 寄 付 金 比 率 いるか 学生生徒等納付金 帰属収入 寄付金 帰属収入 補助金 補 助 金 比 率 帰属収入 人件費 人 件 費 比 率 帰属収入 教育研究経費 教育研究経費比率 帰属収入 管理経費 支出構成は 適切である か 管 理 経 費 比 率 帰属収入 借入金等利息 借入金等利息比率 帰属収入 基本金組入額 基 本 金 組 入 率 帰属収入 減価償却額 減価償却費比率 消費支出 人件費 収入と支出 の均衡はと れているか 人 件 費 依 存 率 学生生徒等納付金 消費支出 消 費 収 支 比 率 消費収入 (注)1 評価 2 全国平均( △ 高い値が良い。 ▽ 低い値が良い。 13年度)は、日本私学振興・共済事業団調 - 38 - どちらともいえない。 大学法人(文系その他複数学部)、法人数152 貸 借 対 照 表 関 係 比 率 表 (単位:%) 分 類 比 率 名 算 自己資金構成比率 自己資金は 消 費 収 支 差 額 充実されて 構 成 比 率 いるか 基 本 金 比 率 ⻑期資金で 固 定 比 率 固定資産は 賄われてい 固定⻑期適合率 るか 固定資産構成比率 有 形 固 定 資 産 構 成 比 率 資産構成は その他の固定資産 どうなって 構 成 比 率 いるか 流動資産構成比率 式 '10年度 '11年度 '12年度 '13年度 '14年度 全国平均 評価 自己資金 総資金 消費収支差額 総資金 基本金 基本金要組入額 固定資産 自己資金 固定資産 自己資金+固定負債 固定資産 総資産 有形固定資産 総資産 その他の固定資産 総資産 流動資産 総資産 減価償却累計額 減 価 償 却 比 率 ( 図 書 を 除 く ) 減価償却資産取得価格 固定負債構成比率 負債に備え 流動負債構成比率 る資産が蓄 積されてい 総 負 債 比 率 るか 負 債 比 率 内部留保資産比率 運用資産余裕比率 負債の割合 流 は ど う か 動 比 率 前 受 金 保 有 率 退職給与引当預金率 固定負債 総資金 流動負債 総資金 総負債 総資産 総負債 自己資金 運用資産-総負債 総資産 運用資産-外部負債 消費支出 流動資産 流動負債 現金預金 前受金 退職給与引当特定預金 退職給与引当金 (注) 1 評価 △ 高い値が良い。 ▽ 88.9 90.3 90.9 90.4 89.5 88.7 △ -6.7 -6.6 -6.7 -8.1 -8.9 -9.0 △ 97.9 98.6 99.1 99.3 98.0 97.7 △ 96.8 97.2 95.5 95.3 96.1 93.5 ▽ 91.0 92.2 90.8 90.7 90.7 87.4 ▽ 86.0 87.7 86.8 86.1 86.0 86.0 ▽ 58.5 57.0 55.2 54.0 54.7 61.6 ▽ 27.5 30.7 31.6 32.2 31.3 24.4 △ 14.0 12.3 13.2 13.9 14.0 14.0 △ 45.8 48.2 50.6 52.9 52.5 47.1 5.6 4.9 4.7 4.6 5.3 6.2 ▽ 5.5 4.8 4.4 5.0 5.2 5.1 ▽ 11.1 9.7 9.1 9.6 10.5 11.8 ▽ 12.4 10.8 10.0 10.6 11.8 12.8 ▽ 30.4 33.2 35.7 36.4 34.8 26.6 △ 2.0 2.1 2.2 2.2 2.2 1.8 △ 255.9 255.1 298.4 276.4 268.9 263.6 △ 341.6 313.8 309.9 291.5 329.5 343.2 △ 55.5 58.1 60.1 60.3 61.5 67.1 △ 低い値が良い。 どちらともいえない。 2 全国平均( 13年度)は、日本私学振興・共済事業団調 大学法人(文系その他複数学部)、法人数152 3 総資金=負債+基本金+消費収支差額 自己資金=基本金+消費収支差額 運用資産=その他の固定資産+流動資産 外部負債=総負債-(退職給与引当金+前受金) - 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