西洋中世学会会員年間業績リスト(2010 年 1 月~12 月) * 広い意味での西洋中世(古代末期~近世、イスラーム、ユダヤ、中東アジアなども含む)に関する刊行さ れた業績を、自己申告していただいたものです。 氏名=五十音順 あ 青木繁博(アオキ シゲヒロ) 「The Cloud of Unknowing に見る中世英語ワードペア表現の動機」『新潟青陵大学短期大 学部 研究報告』40、15-25 頁 青山由美子(アオヤマ ユミコ) 「11-12 世紀フランドル伯文書の伝来状況」岡崎敦編『西欧中世文書の史料論的研究』(平 成 20~平成 23 年度科学研究費補助金・基盤研究 B、平成 21 年度研究成果年次報告書、 九州大学) 、35-41 頁 [翻訳]アンヌ-マリ・フランバール・エリシェ「中世における城-諸空間の建築的構造、日常 生活-」小島道裕編『武士と騎士 日欧比較中近世史の研究』 (思文閣出版)、153-185 頁 [翻訳]ミシェル・コラルデル&ピエール・スイリ「中世を比較する-日本と西欧」小島道裕 編『武士と騎士 日欧比較中近世史の研究』(思文閣出版)、477-492 頁 赤江雄一(アカエ ユウイチ) 「中世後期の説教としるしの概念―14 世紀の一説教集から」『西洋中世研究』2、9-20 頁 赤阪俊一(アカサカ シュンイチ) 『生活と福祉(ジェンダー史叢書8)』(柳谷慶子との共編著、明石書店) ―What Was Cross Dressing in the Middle Ages?‖ Journal of Western Medieval History 26, pp.77-95. ―The Meaning of Prostitution: In Ancient, Medieval, and Early Modern Period in Europe,‖ Bulletin of Saitama Gakuen University 10, pp.77-88. [翻訳]「ケルンにおける『神の平和』決議邦訳」『埼玉学園大学紀要』10、365-368 頁 朝治啓三(アサジ ケイゾウ) The Angevin Empire and the Community of the Realm in England, Suita: Kansai University Press. 「西洋史学専門研究成果の公開――ひらめき☆ときめきサイエンスの实験――」野間晴雄編 『文化システムの磁場』(関西大学出版部)、291-322 頁 [書評] ‗‗Chairman‘s summary‘‘, British History 1600-2000, expansion in perspective, The second session of the 6th Anglo-Japanese conference of Historians held at the University of Tokyo, 16-19 September 2009, pp35-36. [書評] ―Malcolm Vale, The Ancient Enemy, England, France and Europe from the Angevins to the Tudors,‖『西洋中世学研究』2、 217-218 頁 浅野啓子(アサノ ケイコ) 「14-15 世紀チェコにおけるフス派大学教師と王権」森原隆編『ヨーロッパ・エリート支 配と政治文化』(成文堂)、260-279 頁 阿部俊大(アベ トシヒロ) 「12 世紀バルセロナ伯領辺境における領主・農民関係――トゥルトーザ周辺地域の事例」 『地 中海学研究』33、3-24 頁 「12 世紀バルセロナ伯領におけるムデハルの境遇――異教徒集団の社会的統合プロセス」 『歴史学研究』871、17-34 頁 「アラゴン連合王国文書館での調査体験」『クリオ』(東大クリオの会)24、122-124 頁 「現代のバルセロナと外来者」『地中海学会月報』330、6 頁 [書評]「尾崎明夫/ビセント・バイダル訳、 『征服王ジャウメ一世勲功録-レコンキスタ軍記を 読む-』」 『史学雑誌』119 (8)、1447-1448 頁 天野恵(アマノ ケイ) 『イタリアの詩歌‐音楽的な詩、詩的な音楽』(鈴木信吾・森田学との共著、三修社) 有田豊(アリタ ユタカ) 「中世から宗教改革期におけるヴァルド派の教義について」 『Lutèce』 (大阪市立大学フラン ス文学会)38、21-36 頁 有光秀行(アリミツ ヒデユキ) “Liebermann Library in Tokyo,”English law before Magna Carta : Felix Liebermann and Die Gesetze der Angelsachsen, ed. Stefan Jurasinski, Lisi Oliver, and Andrew Rabin, Leiden: Brill, pp. 27-40. [書評] ―Hirokazu TSURUSHIMA (ed.), Nations in Medieval Britain,‖ 『西洋中世研究』2、 216-217 頁 家入葉子(イエイリ ヨウコ) ―Negation in Fragments A, B and C of the Hunter Manuscript of The Romaunt of the Rose,‖ Language Change and Variation from Old English to Late Modern English: A Festschrift for Minoji Akimoto, ed. Merja Kytö, John Scahill & Harumi Tanabe, Bern: Peter Lang, pp. 79-101. ―Negation in Different Versions of Chaucer's Boece: Syntactic Variants and Editing the Text,‖ English Studies 91, pp. 826-837. 池上俊一(イケガミ シュンイチ) 『森と川』(刀水書房) 「貧者のスープと『未来派料理宣言』–––イタリアのトウガラシ」山本紀夫編『トウガラシ 讃歌』(八坂書房)、56-66 頁 「シエナのパリオ」竹中克行編『大地と人間の物語』(朝倉世界地理講座 第 7 巻、朝倉書 店)、241-242 頁 [翻訳]レオン・バッティスタ・アルベルティ『家族論』(徳橋曜との共訳、講談社) [翻訳]ジャック・ルゴフ『アッシジの聖フランチェスコ』(梶原洋一との共訳、岩波書店) [翻訳] S・オードギー『モンスターの歴史』(監訳、創元社) [書評] ―Paolo Cammarosano, Siena [Il Medioevo nelle città italiane, 1],‖『西洋中世研究』 2、191-192 頁 [書評] ―Jean-Claude Schmitt, L‘invention de l‘anniversaire,‖『西洋中世研究』2、213 頁 池上忠弘(イケガミ タダヒロ) 「チョーサーの笑い話-『粉屋の話』を巡って(その5)」 『ことばと普遍と変容』 (専修大学社会知性開 発研究センター言語・文化研究センター)5、43-48 頁 池田利昭(イケダ トシアキ) 『中世後期ドイツの犯罪と刑罰―ニュルンベルクの暴力紛争を中心に』 (北海道大学出版会) 石塚 晃(イシヅカ アキラ) ―A Study of the New Testament Cycle in the Trinity College Psalter (Cambridge University, Trinity College, MS. B. 11. 4): Its Place in the Early Gothic Psalter Illustration,‖『活水論文集』(活水女子大学)53、1-18 頁 石野はるみ(イシノ ハルミ) 「チョーサーのサイエンス―バースのかみさんの前口上より―」文学と評論社編『文学とサ イエンス―英米文学の視点から―』(英潮社フェニックス)、3-16 頁 一條麻美子(イチジョウ マミコ) 「「愛の洞窟」の 3 つの窓」『西洋中世研究』2、83-98 頁 [書評] ―Horst Wenzel, Mediengeschichte vor und nach Gutenberg,‖ 『西洋中世研究』2、 219-220 頁 伊藤 亜紀(イトウ アキ) 「青を着る「わたし」──「作家」クリスティーヌ・ド・ピザンの服飾による自己表現」 『西 洋中世研究』2、50-61 頁 [翻訳]マリア・ジュゼッピーナ・ムッツァレッリ『フランス宮廷のイタリア女性──「文化 人」クリスティーヌ・ド・ピザン』(知泉書館) 井上浩一(イノウエ コウイチ) 『生き残った帝国ビザンティン』(韓国語版) [翻訳] ジュディス・ヘリン(足立広明・中谷功治・根津由喜夫・高田良太訳) 『ビザンツ 驚 くべき中世帝国』 (監訳、白水社) 井上周平(イノウエ シュウヘイ) ―Archiv und Bürger: Zur Sicherung historischer Dokumente in Deutschland und Japan. Das Historische Archiv der Stadt Köln und das Shiryo-Net,‖ 奥村弘編『文書館救済・ 防災に関する日独比較研究(第 2 回地域歴史資料学研究会報告書)』、31-38 頁 ―Strategien gegen Kulturverlust durch Katastrophen in Deutschland und Japan: Das Historische Archiv der Stadt Köln und das Shiryo-Net,‖ 3. Deutsch-japanisch- koreanisches Stipendiatenseminar (10. Treffen von DAAD-Stipendiaten): 2. und 3. Okt. 2009 (=Veröffentlichungen des Japanisch-Deutschen Zentrum Berlin, Bd. 60), pp.99-108. 今谷和徳(イマタニ カズノリ) 『フランス音楽史』(井上さつきとの共著、春秋社) [書評]「ディエゴ・オルティス著、平尾雅子訳・解説『オルティス変奏論-16 世紀ディミニ ューション技法の手引書』」『レコード芸術』59 (6)、282 頁 岩波敦子(イワナミ アツコ) 「名誉の喪失と回復‐中世ヨーロッパの法文化から」王雲海編『名誉の原理』(国際書院)、 13-36 頁 「ヨーロッパ中世史料学から見るドイツ歴史学‐回顧と展望」『史学』79 (1・2)、115-117 頁 [翻訳]E・ヴィダー「ドイツ中世後期に関する歴史学と文書形式学」 『史学』79 (1・2)、136-155 頁 上田耕造(ウエダ コウゾウ) 「ブルボン家の十字軍―ブルボン公ルイ 2 世のマフディア遠征」野間晴雄編『文化システム の磁場-16 世紀~20 世紀アジアの交流史-』(関西大学出版部)、71-92 頁 内田日出海(ウチダ ヒデミ) 「近世フランスにおける王税と都市財政――ストラスブールの事例――」『成蹊大学経済学部 論集』41 (2)、153-167 頁 江川温(エガワ アツシ) 『フランス封建社会と神の平和運動』 (平成 19 年度~平成 21 年度科学研究費補助金・基盤 研究 C、研究成果報告書) 大黒俊二(オオグロ シュンジ) 『声と文字』(岩波書店) 「西洋中世のメディアとインメディア」『西洋中世研究』2、1-8 頁 「解説」キアーラ・フルゴーニ(高橋友子訳)『ヨーロッパ中世ものづくし―メガネから羅 針盤まで―』(岩波書店)、247-254 頁 「ルネサンスの捨子と「むごい母」」赤阪俊一・柳谷慶子編『生活と福祉』 (ジェンダー史叢 書 8)(明石書店)、316-318 頁 「ドゥブロヴニク――アドリア海の真珠――」 『地中海ヨーロッパ』 (朝倉世界地理講座第 7 巻)(朝倉書店) 、156-158 頁 大貫俊夫(オオヌキ トシオ) 「中世シトー会修道院研究における史料と文書館利用 リオ』24、93-95 頁 -トリーア大司教区を例に-」『ク 大沼由布(オオヌマ ユフ) ―Gervase of Tilbury and Medieval Marvels,‖ Doshisha Literature (English Society of Doshisha University) 52・53, pp.49-73. 大原志麻(オオハラ シマ) 「『ミンゴ・レブルゴの詩』と中世末期カスティーリャ王権」 『翻訳の文化/文化の翻訳』 (静 岡大学人文学部翻訳文化研究会)5、79-116 頁 ―La formación del poder region castellano. Conflicto y negociación en torno a la autoridad regia en la Baja Edad Media,‖Castilla y el mundo feudal. Homenaje al profesor Julio Valdeón, II, pp. 691-698. 大宅明美(オオヤ アケミ) 『中世盛期西フランスにおける都市と王権』(九州大学出版会) 大山知児(オオヤマ トモジ) [書評]「濱本真美『<聖なるロシア>のイスラーム』」『立正西洋史』27、107-108 頁 尾形希和子(オガタ・キワコ) 「『土』と『大地』の概念とその表象—西洋中世美術を中心に」木原誠他編『周縁学』 (昭和 堂)、191-211 頁 ―Il concetto di ‗terra‘ e la sua rappresentazione: un tentativo di studio comparato tra Italia e Giappone,‖ Atti del XXXIII Convegno di Studi sul Giappone, AISTUGIA (Associazione Italiana per gli Studi Giapponesi), pp. 17-45. [書評]「マデリン・H・キャヴィネス『中世における女性の視覚化—視ること、スペクタク ル、そして視覚の構造』」『イメージ&ジェンダー』10、39 頁 小倉美加(オグラ ミカ) 「The Canterbury Tales の楽器の描写についての一考察―Fragment I を中心に楽器の役割 を考える―」吉村 耕治編『中期英語における自然・感覚・文化 ―資源としての中世人の 感覚―』(大阪教育図書) 小澤実(オザワ ミノル) 『北海道大学スラブ研究センター共同利用・共同研究拠点公募プログラム・シンポジウム「北 西ユーラシア歴史空間の再構築 ロシア外部の史料を通じてみた前近代ロシア世界」報 告書』(編著、私家版) 『イタリア古寺巡礼 ミラノ-ヴェネツィア』(金沢百枝との共著、新潮社) ―Community in voice? A reconsideration of the social context Danish royal charters functioned in the 11th century,‖ HERSETEC: Hermeneutic Study and Education of Textual Configuration(SITES 2)3(1), pp. 65-76. ―In the shadow of the son: contextualising the Jelling rune stones,‖ Preprint in the webpage of The 7th international symposium on runes and runic inscription ―Runes in context‖, Oslo 2010. 「序:前近代の北西ユーラシア 越境研究と史料研究」小澤实編『「北西ユーラシア歴史空 間の再構築」報告書』 (私家版)、7-11 頁 「ルーン石碑から見たスカンディナヴィア世界と東方世界との交渉」小澤实編『「北西ユー ラシア歴史空間の再構築」報告書』(私家版)、193-208 頁 「キリスト教王となるヴァイキング クヌートの教会政策」『ヨーロピアン・グローバリゼ ーションと諸文化圏の変容 研究プロジェクト報告書・III』 (東北学院大学オープン・リ サーチ・センター) 、69-85 頁 「歴史学」大久保一布編『るるぶ学問(文系編)これから学ぶ学問ガイドブック』 (私家版)、 28-35 頁 [書評]「堀越宏一『ものと技術の弁証法』」『化学史研究』37 (2)、74-77 頁 [書評] ―Pierre Bauduin, Le monde franc et les Vikings, VIIIe-Xe siecle,‖『西洋中世研究』 2、187-188 頁 [書評] ―Timothy Bolton, The Empire of Cnut the Great. Conquest and the Consolidation of Power in Northern Europe in the Early Eleventh Century,‖『西洋中世研究』2、 188-189 頁 小野賢一(オノ ケンイチ) 「12 世紀初頭のサン・レオナール参事会教会に於ける律修化・巡礼・教会制度」 『史林』93 (3)、87-102 頁 [書評]「八塚春児『十字軍という聖戦-キリスト教世界の解放のための戦い-』」『史遊』(京 都教育大学歴史・地理学研究会)15、3-16 頁 か 梶原洋一(カジワラ ヨウイチ) 「中世後期南フランスにおける大学神学部と托鉢修道会―トゥルーズとモンペリエの事例 から」『地中海学研究』33、25-46 頁 [翻訳]ジャック・ルゴフ『アッシジの聖フランチェスコ』(池上俊一との共訳、岩波書店) 加藤玄(カトウ マコト) 「バスティード」吉田伸之・伊藤毅編『伝統都市1イデア』 (東京大学出版会)、249-259 頁 「回顧と展望(ヨーロッパ中世・一般)」『史学雑誌』119 (5)、306-307 頁 「回顧と展望(ヨーロッパ中世、西欧・南欧)」『史学雑誌』119 (5)、308-312 頁 加藤磨珠枝(カトウ マスエ) 「ローマ、サンタ・マリア・アンティクア聖堂の再考」『ルクス・アルティウム―越宏一先 生退任記念論文集』(中央公論美術出版)、12-23頁 金尾健美(カナオ タケミ) 「ヴァロワ家ブルゴーニュ公フィリップ・ル・ボンの財政(6)――1420-30 年代のブルゴー ニュ公領税収動向――」『川村学園女子大学研究紀要』21 (1)、79-102 頁 金沢百枝(カナザワ モモエ) 『イタリア古寺巡礼ミラノ→ヴェネツィア』(小澤实との共著、新潮社) 「大学と博物館 -中世美術史から見る博物館史と大学博物館の展望」『大学の智と共育』 (宮本久雄他との共著、教友社)、253-276 頁 加納 修(カノウ オサム) 「ル・ゴフ『もうひとつの中世のために』」樺山紘一編著『新・現代歴史学の名著』 (中公新 書)、88−103 頁 ―La loi et l'activité du tribunal royal dans l'État franc du VII e au IXe siècle (1),‖ HERSETEC : Hermeneutic Study and Education of Textual Configuration 3(1), pp. 55-64. 「家臣制の象徴儀礼についての覚え書き−−フェストゥーカを手がかりとして−−」『名古屋大 学文学部研究論集』167(史学 56) 、41−57 頁 亀長洋子(カメナガ ヨウコ) 「中世ジェノヴァ人居留地の遺言が語るもの」『学習院大学文学部研究年報』56、29-55 頁 「中世ジェノヴァの「家」」吉田伸之・伊藤毅編『伝統都市4 分節構造』 (東京大学出版会)、 111-134 頁 「(表紙説明)マスティハ キオスとジェノヴァ」『地中海学会月報』278、1, 8 頁 鴨野洋一郎(カモノ ヨウイチロウ) 「1500 年前後のフィレンツェ絹織物工業と国際市場―セッリストーリ金箔会社の経営記録 から―」『西洋中世研究』2、141-160 頁 河原温(カワハラ アツシ) 「ブルゴーニュ公国における地域統合と都市――シャルル・ル・テメレール期の政治文化を 中心に――」『歴史学研究』872、172-181 頁 「中世ブルッヘの兄弟団と都市儀礼――一五世紀「雪のノートルダム」兄弟団の活動を中心 に」深沢克己・桜井万里子編『友愛と秘密のヨーロッパ社会文化史――古代秘儀宗教から フリーメイソン団まで』(東京大学出版会)、109-132 頁 [書評]「吉田伸之・高澤紀恵・A.ティレ編『パリと江戸――伝統都市の比較史へ』を読む」 『年 報都市史研究』18、8-13 頁 [書評] ―E. Crouzet-Pavan & E. Lecuppre-Desjardin(dir.), Villes de Flandre et d‘Italie (XIIIe –XVIe siècle). Les enseignements d‘une comparaison,‖『西洋中世研究』2、 192-193 頁 木﨑孝嘉(キサキ タカヨシ) 「天正遣欧使節パンフレットに見るカトリック教会の宣教戦略」『年報 地域文化研究』(東 京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻)13、1-21 頁 草本晶(クサモト アキラ) ―Privatbriefe im Spätmittelalter – Zeugnisse für Kontaktauf- nahme –,‖『ドイツ文学』 141, pp.165-177. [翻訳]「ルッツ・レーリヒ著『中世後期の物語と、現代に至る文学および民間伝承へのその 影響』研究2」『言語 文化 社会』(加藤耕義・内堀淳志・平井敏雄・高瀬誠との共訳、 学習院大学外国語教育研究センター)8、91-123 頁 工藤義信(クドウ ヨシノブ) ―Undefined Values of the Merchant Class in Chaucer‘s Shipman‘s Tale,‖ Colloquia(慶 應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻『コロキア』同人)31, pp. 17-34. 久米順子(クメ ジュンコ) [書評] ―Colum HOURIHANE (ed.), Spanish Medieval Art: Recent Studies,‖; ―Barbara WINSTERSTEIN, Achim ARBEITER, Christiane KOTHE & Bettina MARTEN (eds.), Hispaniens Nordem im 11. Jahrhundert: Christliche Kunst im Umbruch,‖『西洋中世 研究』2、201-202 頁 黒川正剛(クロカワ マサタケ) ―Witches and Imagination in the Late Middle Ages and Early Modern Europe,‖ Sǒyang Chungsesa Yǒngu: Journal of Western Medieval History (The Korean Society for Western Medieval History) 26, pp.97-122 [翻訳]フラーヴィオ・ビオンド「イタリア案内」 (抄) 『原典:イタリア・ルネサンス人文主 義』(池上俊一監修、名古屋大学出版会)、271-314 頁 児嶋由枝(コジマ ヨシエ) 「イスラーム美術と中世西ヨーロッパ美術」竹中克行他編『地中海ヨーロッパ』 (朝倉書店) 、 91-92 頁 後藤里菜(ゴトウ リナ) 「マルグリット・ポレート:13 世紀の異端女性 ―ベギンから神へ至る道を求めて―」 『年 報 地域文化研究』(東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻)13、63-81 頁 小林久見子(コバヤシ クミコ) [書評] ―Michel Jean-Louis PERRIN, L‘iconographie de la Gloire à la sainte croix, de Raban Maur,‖ 『西洋中世研究』2、210-211 頁 小林宜子(コバヤシ ヨシコ) 「ヨーロッパ中世の幽霊」河合祥一郎編『幽霊学入門』(新書館)、10-23 頁 [翻訳] ジャン=クロード・シュミット『中世の幽霊――西欧社会における生者と死者』 (み すず書房) [書評] ―Ardis Butterfield, The Familiar Enemy: Chaucer, Language and Nation in the Hundred Years War,‖『西洋中世研究』2、190-191 頁 さ 齊藤寛海(サイトウ ヒロミ) 「ヴェネツィアの市場」山田雅彦編『伝統ヨーロッパとその周辺の市場の歴史』(市場と流 通の社会史・I、清文堂)、95-122 頁 坂本邦暢(サカモト クニノブ) [書評]「平井浩編『ミクロコスモス:初期近代精神史研究 第 1 集』」 『化学史研究』37、201-203 頁 櫻井康人(サクライ ヤスト) 「12 世紀エルサレム王国における農村世界の変容―「ナブルス逃亡事件」の背景―」 『ヨー ロッパ文化史研究』 (東北学院大学ヨーロッパ文化研究所・大学院文学研究科ヨーロッパ 文化史専攻)11、181-215 頁 「騎士修道会と curia regis―前期エルサレム王国構造に関する一考察―」『東北学院大学論 集 歴史と文化(旧歴史学・地理学)』(東北学院大学学術研究会)45、75-89 頁 「帝国としての「キリスト教国」―普遍教会会議決議録における平和と十字軍の言説―」 『東 北学院大学論集 歴史と文化(旧歴史学・地理学)』 (東北学院大学学術研究会)46、55-88 頁 「厄介者の聖地巡礼者―受入側史料から見た聖地巡礼史―」『中近世ヨーロッパのキリスト 教会と民衆宗教』 (平成 19 年度~平成 22 年度科学研究費補助金・基盤研究 B、研究成果 報告書、研究代表者・早稲田大学文学学術院教授・甚野尚志)、102-109 頁 佐々木徹(ササキ トオル) 「聖アンセルムスにおける≪聖体の秘蹟≫」『日本カトリック神学会誌』21、75-93 頁 佐藤彰一(サトウ ショウイチ) 「19 世紀フランスの歴史学と歴史教育」『19 世紀学研究』(新潟大学)4、3-12 頁 [翻訳]ベルナール・グネ『オルレアン大公暗殺−中世フランスの政治文化−』(畑 奈保美との 共訳、岩波書店) [書評]「鶴島博和・春田直紀編著『日英中世史料論』」『社会経済史学』75 (4)、96-98 頁 [書評]「長谷川宜之著『ローマ帝国とアウグスティヌス−古代末期北アフリカの司教』」 『歴史評論』720、97-101 頁 [書評] ―Olivier BRUAND, Les origines de la société féodale. L‘exemple de l‘Autunois,‖『西 洋中世研究』2、189-190 頁 [書評] ―Kathleen DAVIS, Periodization & Sovereingty. How Ideas of Feudalism & Secularization govern the Politics of Time,‖『西洋中世研究』2、193-194 頁 [書評] ―Joachim HENNING (ed.), Post-Roman Towns, Trade and Settlement in Europe and Byzantium, 2 vols.,‖『西洋中世研究』2、200-201 頁 佐藤 猛(サトウ タケシ) 「一五・一六世紀フランスにおけるいくつもの高等法院―「地方高等法院体制」をめぐる予 備的考察―」『秋大史学』(秋田大学史学会)56、1-29 頁 佐藤公美(サトウ ヒトミ) 「司会からの若干の論点2」藤木久志監修、服部良久・蔵持重裕編『紛争史の現在 日本と ヨーロッパ』(高志書院)、255-261 頁 [書評]「服部良久『アルプスの農民紛争――中・近世の地域公共性と国家――』」 『史林』93 (2)、98-104 頁 斯波照雄(シバ テルオ) 『ハンザ都市とは何か---中近世北ドイツ都市に関する一考察---』(中央大学出版部) 『商業と市場・都市の歴史的変遷と現状』(編著、中央大学出版部) 「中世末から近世の都市ハンブルクの経済発展と財政基盤」 『商学論纂』 (中央大学商学研究 会)51 (3・4)、367-390 頁 渋谷聡(シブタニ アキラ) 『近世ヨーロッパの戦争から見る国家とアイデンティティの形成に関する総合的研究』(平 成 19 年度~平成 21 年度科学研究費補助金・基盤研究 B、研究成果報告書) ―War and State in early modern Europe:Beyond the ‗military revolution‘,‖ S.Grodziski (ed.), Vetera Novis Augere. Studies and essays dedicated to Prof. W. Uruszczak, Kraków : Wydawnictwo Uniwersytetu Jagiellońskiego, pp.921-925. 下永裕基(シモナガ ユウキ) ―The Structure and the Thematic Unity of The Dream of the Rood,‖ Tetsuji Oda and Hiroyuki Eto (eds.), Multiple Perspectives on English Philology and History of Linguistics: A Festschrift for Shoichi Watanabe on His 80th Birthday (Bern: Peter Lang), pp. 183-202. 鈴木明日見(スズキ アスミ) 「ランゴバルド諸法における未成年者の財産譲渡-リウトプランド王法付加勅令 58 条・149 条を中心として-」『関西大学西洋史論叢』13、1-17 頁 鈴木道也(スズキ ミチヤ) 「中世王国年代記に現れた「政治的真实」 −最近の研究から−」 『埼玉大学紀要教育学部』59 (1)(別冊 1)、117-130 頁 「ヨーロッパにおける中世的自然観の解明に向けて −中世百科全書を手がかりに−」 『埼玉大 学紀要教育学部』59 (2)、103-118 頁 関哲行(セキ テツユキ) 「近世スペインにおけるモリスコ問題とその歴史的射程」 『社会学は面白い』(流通経済大学 出版会)、163-183 頁 瀬戸直彦(セト ナオヒコ) 「マルカブリュ研究の展望―作品 11 をめぐって―」 『早稲田大学大学院文学研究科紀要』55 (2)、47-61 頁 苑田亜矢(ソノダ アヤ) 「法の様々な区分についての論考(翻訳と解説)——中世教会法学のアングロ・ノルマン学派 による一作品——」『熊本法学』121、83-107 頁 た 高田良太(タカダ リョウタ) [翻訳]ジュディス・ヘリン著(井上浩一監訳)『ビザンツ 中谷功治・根津由喜夫との共訳、白水社) 驚くべき中世帝国』(足立広明・ 高田康成(タカダ ヤスナリ) 『クリティカル・モーメント―批評の根源と臨界の認識』(名古屋大学出版会) ―Chaucer‘s Allergy,‖ Poetica 73, pp. 55-65. [翻訳]レオナルド・ブルーニ「ピエトロ・パオロ・イストリアーノに献じられた対編」及び 「ナンニ・デッリ・ストロッツィに捧げられた追悼演説」 『原典イタリア・ルネサンス人 文主義精選』(池上俊一監修、名古屋大学出版会)、131-183 頁 [翻訳]『ブリューゲル版画の世界』(2010 年 7 月 17 日―8 月 29 日、Bunkamura ザ・ミュ ージアム他)展覧会+カタログにおけるラテン語銘文 高名康文(タカナ ヤスフミ) 「『狐物語』における色彩-データと考察-」『福岡大学人文論叢』41 (4)、1547-1592 頁 ―La parodie du planctus dans le Roman de Renart,‖ J. R. Klein et F. Thyrion (eds), Les études françaises au Japon. Tradition et renouveau, Louvain-la-Neuve: Presses Universitaires de Louvain, pp.11-23. [翻訳]「アイメリック・デ・ペギヤンの哀悼歌」『福岡大学人文論叢』42 (3)、843-857 頁 高橋清德(タカハシ キヨノリ) [翻訳]「Ch.プティ=デュタイイ『フランス中世都市における誓約団体〈コミューン〉』III」 『専修大学法学研究所所報』41、42-69 頁 [書評]「高澤紀恵『近世パリに生きるーソシアビリテと秩序ー』」 『法制史研究』59、374-379 頁 高山博(タカヤマ ヒロシ) 「ノルマン・シチリア王国の権力構造と異文化集団」『イスラム科学研究』6、139-155 頁 「中世シチリアの「宗教的寛容」~ノルマン君主支配下のムスリム~」 『島嶼と異文化接触』 (神戸大学大学院人文学研究科海港都市研究センター)、35-56 頁 「中世シチリアのノルマン王とイスラム教徒」『地中海学会月報』332、4 頁 「フロンティア~周縁か中心か?~」『地中海学会月報』335、3 頁 瀧本佳容子(タキモト カヨコ) [書評] ―Fernando Gómez Redondo, Historia de la prosa medieval castellana,‖『西洋中世 研究』2、198-199 頁 [書評] ―Eustaquio Sánchez Salor, Las ediciones del Arte de gramática de Nebrija (1481-1700: historia bibliográfica,‖『西洋中世研究』2、212 頁 田中久美子(タナカ クミコ) 「ルネ・ダンジューの『馬上槍試合の書』」 『ルクス・アルティウム―越宏一先生退官記念論 文集』(中央公論美術出版)、133-145 頁 「ルネ・ダンジュー生誕 600 年」 『Mineruvium-授業研究報告集』 (授業研究会出版)7、15-31 頁 田中圭子(タナカ ケイコ) 「(研究ノート) マクシミリアン1世の宮廷における音楽と知識人」 『大分県立芸術文化短期 大学研究紀要』47、35-44 頁 田中俊之(タナカ トシユキ) 「15 世紀体僕制紛争をめぐる都市・領主間の往復書簡 ―バーゼル農村邦国立公文書館所蔵 史料より―」『金沢大学歴史言語文化学系論集[史学・考古学篇]』2、143-178 頁 田中美穂(タナカ ミホ) 「第5章 イギリスの宗教と生活」下楠昌哉 責任編集『イギリス文化入門』(三修社)、 130-153 頁 ―‛Nation‘ Consciousness in Medieval Ireland,‖Journal of International Economic Studies 24, pp.3-16. 「アイルランドとヴァイキング」『ヨーロピアン・グローバリゼーションと諸文化圏の変容 研究プロジェクト報告書Ⅲ』(東北学院大学オープン・リサーチ・センター)、 100-110 頁 田辺清(タナベ キヨシ) 「ルネサンス絵画と中国陶磁器(Ⅱ)」 『東洋研究』 (大東文化大学東洋研究所)175、1-12 頁 「レオナルド・ダ・ヴィンチ「「2点の聖母マリア」について」『大東文化大学紀要』〈人文 科学〉48、199-207 頁 丹下栄(タンゲ サカエ) 「カロリング期エリートと所領記述の位相」森原隆編『ヨーロッパ/エリート支配と政治文 化』(成文堂)、186-203 頁 “Forgerons et forges dans le prisme des documents carolingiens. Entre indépendance et dépendance,‖ Kumamoto Journal of Culture and Humanities [『文学部論叢』(熊本大学文学 部)] 101, pp.11-19. 千葉敏之(チバ トシユキ) 「秘義・啓示・革新―ジェルベール・ドリャクとオットー3 世の紀元千年」深沢克己・桜井 万里子編『友愛と秘密のヨーロッパ社会文化史―古代秘儀宗教からフリーメイソン団ま で』(東京大学出版会)、71-108 頁 [翻訳]修道士マルクス/修道士ヘンリクス『西洋中世奇譚集成 聖パトリックの煉獄』(講 談社) 地村彰之(ヂムラ アキユキ) 『中世ヨーロッパの祝宴』(水田英实・山代宏道・中尾佳行・原野昇との共著、渓水社) 「言の葉と地の名―ことばから見た英米と日本の地名についての覚書―」小迫勝・瀬田幸人・ 福永信哲・脇本恭子編『英語教育への新たな挑戦―英語教師の視点から―』(英宝社)、 184-192 頁 ―Impersonal Constructions and Narrative Structure in Chaucer,‖ Aspects of the History of English Language and Literature, ed. O. Imahayashi, Y. Nakao, and M. Ogura, Frankfurt am Main: Peter Lang, pp. 93-100. 「英米と日本の地名についての覚書」『広島日英協会会報』86、5-7 頁 [書評] ―Lynda Mugglestone (ed.), The Oxford History of English,‖『近代英語研究』(近代 英語協会)26、79-85 頁 辻内宣博(ツジウチ ノブヒロ) 「オッカムによる媒体中のスペキエス反駁 ―『命題集註解(レポルタチオ)』第 3 巻第 2 問題」『中世哲学研究(VERITAS) 』29、42-65 頁 辻部(藤川)亮子 (ツジベ(フジカワ)リョウコ) ―La réception et l'évolution du grand chant courtois au XIIIe siècle,‖『フランス語フラン ス文学研究』 (日本フランス語フランス文学会)97、1-15 頁 津田拓郎(ツダ タクロウ) 「カロリング期フランク王国における王国集会・教会会議――ピピン期・シャルルマーニュ 期を中心に――」『ヨーロッパ文化史研究』(東北学院大学ヨーロッパ文化研究所)11、 131-180 頁 [翻訳]マーク・メルジオフスキ「ドイツ語圏における文書形式学とモニュメンタ・ゲルマニア エ・ヒストリカ」(講演録 ヨーロッパ中世史料学から見るドイツ歴史学-回顧と展望-) 『史学』(慶應義塾大学三田史学会)79 (1・2 合併号)、118-135 頁 [書評] ―Mayke de Jong, The Penitential State: Authority and Atonement in the Age of Louis the Pious, 814-840,‖『西洋中世研究』2、25-26 頁 鼓みどり(ツヅミ ミドリ) 「日本における西洋中世写本挿絵研究」蜷川順子・柏木治・中谷伸生・鼓みどり『ミニアチ ュール美術研究 -関西大学関西大学図書館蔵西洋写本を中心に』(平成 20-21 年度関西大 学学術研究助成基金による研究報告書)、53-63 頁 「日本における西洋中世写本挿絵研究の歩み」、『富山大学人間発達科学部紀要』5 (1)、 151-160 頁 [書評] ―Eamonn O'Carragain, Carol Neuman de Vegvar (eds.), Roma Felix ・Formation and Reflections of Medieval Rome (Church, Faith and Culture in the Medieval West),‖ 『西洋中世研究』2、215-216 頁 寺田龍男(テラダ タツオ) ―Der Wortschatz bei ›Virginal‹ —Versionen (V10), (V11) und (V12) —. Teil 1: Kriegerbezeichnungen,‖ 『独語独文学研究年報』 (北海道大学ドイツ語学・文学研究会) 36 、62 -79 頁 ―Der Wortschatz bei ›Virginal‹ —Versionen (V10), (V11) und (V12) —. Teil 2: Heiden und außer- sowie übernatürliche Wesen,『メディア・コミュニケーション研究』(北海道大 学大学院)58、137-152 頁 ―Der Wortschatz bei ›Virginal‹ —Versionen (V10), (V11) und (V12) —. Teil 3: Topoi,‖『メデ ィア・コミュニケーション研究』(北海道大学大学院)59、77-94 頁 藤内哲也(トウナイ テツヤ) 「ヴェネツィア貴族と「議論」―16 世紀におけるゲットーとユダヤ人をめぐる事例から―」 『関学西洋史論集』33、11-18 頁 「近世ヴェネツィアユダヤ知識人とキリスト教徒―レオン・モデナの『自伝』から―」『創 文』536、6-9 頁 徳井淑子(トクイ ヨシコ) 『図説ヨーロッパ服飾史』(河出書房新社) 「ペトラルキスムと涙のドゥヴィーズ」『お茶の水女子大学人文科学研究』6、67-80 頁 「着飾る男たち」1〜9『ふらんす』4 月〜12 月号(白水社) 徳橋 曜(トクハシ ヨウ) 「史料解釈と環境意識の『発見』をめぐって―中世イタリア都市の場合」水島司編『環境と 歴史学 歴史研究の新地平』(勉誠出版)、82-89 頁 [翻訳]レオン・バッティスタ・アルベルティ『家族論』(池上俊一との共訳、講談社) な 直江眞一(ナオエ シンイチ) [翻訳]「ジョン・フォーテスキュー著『自然法論 第二部』 (四)」 『法政研究』77 (1)、209-245 頁 [翻訳]「ジョン・フォーテスキュー著『自然法論 第二部』(五・完)」『法政研究』77 (2)、 55-95 頁 永嶋哲也(ナガシマ テツヤ) 「悲劇を生む狂気と神聖な感情 ―恋愛が「発明」される前の恋愛の形―」『人間と文化』 (福岡歯科大学・福岡医療短期大学紀要)37、17-40 頁 中谷功治(ナカタニ コウジ) The Island of St. Nicholas : excavation and survey of the Gemiler Island Area, Lycia, Turkey, ed. by Kazuo, ASANO, Suita: Osaka University Press, pp.125-135, 141-151. [翻訳]ジュディス・ヘリン(井上浩一監訳)『ビザンツ 驚くべき中世帝国』(足立広明・根 津由喜夫・高田良太との共訳、白水社) 中谷惣(ナカヤ ソウ) 「中世後期イタリアの裁判記録における「貧民」」 『近世身分社会の比較史(国際円座報告書) 』 (重点研究「アジア海域世界における都市の文化力に関する学際的研究」事業報告書、 大阪市立大学) 、85-96 頁 「ヨーロッパ中世都市史の最前線を読む(比較都市史研究の新たなこころみ―河原温著『都 市の創造力』―を読む)」『都市文化研究』12、179-184 頁 中山明子(ナカヤマ アキコ) 「中世後期都市コムーネの平和と秩序に関する一考察-13 世紀後半~14 世紀前半における シエナの例-」『大阪音楽大学研究紀要』48、101-115 頁 成川岳大(ナリカワ タカヒロ) 「12 世紀オークニー司教の「独立性」と外部諸権力: 「文化の十字路」から「ノルウェー教 会の義理の娘」へ?」『西洋史研究』新輯 39、52-76 頁 「13-14 世紀フェノスカンジア北部における諸集団と周辺勢力間の関係変容」小澤实編『北 海道大学スラブ研究センター共同利用・共同研究拠点公募プログラム・シンポジウム「北 西ユーラシア歴史空間の再構築 ロシア外部の史料を通じてみた前近代ロシア世界」報 告書』(小澤实,名古屋)、209-236 頁 [翻訳]「イーヴァル・バルザルソン『グリーンランドの記述』本文日本語訳及び解題」『北 欧史研究』27、27-46 頁 [翻訳]「ニクラース・ベルグソン『道案内(Leiðarvísir)』本文日本語訳及び解題」 『北欧史研 究』27、47-73 頁 [書評] ―Haki Antonsson, St. Magnús of Orkney: A Scandinavian Martyr-Cult in Context [The Northern World 29],‖『西洋中世研究』2、186-187 頁 [書評] ―Karl G. Johansson (ed.), Den norröna renässansen: Reykholt, Norden och Europa 1150-1300, Reykholt, Snorrastofa: Cultural and Medieval Centre,‖『西洋中世研究』2 、 203-204 頁 [書評]「池上俊一『森と川―歴史を潤す自然の恵み―』(シリーズ世界史の鏡 環境 9) 」『歴 史学研究』868、61 頁 [書評]「フランツ・フェルテン(甚野尚志編訳、小山寛之訳)『中世ヨーロッパの教会と俗 世』」『歴史学研究』874、54-55 頁 [書評]「レジーヌ・ル・ジャン(加納修訳)『メロヴィング朝』」『歴史学研究』867、79-80 頁 西村 善矢(ニシムラ ヨシヤ) 「11・12 世紀シエナ聖堂参事会における所領経営と文書实践——地代リストの作成と利用 をめぐって——」『人間学研究』(名城大学人間学部)8、1-23 頁 野々瀬浩司(ノノセ コウジ) 「ドイツ農民戦争と農奴制―その思想史的分析を中心にして―」東北学院大学オープン・リ サーチ・センター編『ヨーロピアン・グローバリゼーションと諸文化の変容:研究プロ ジェクト報告書』Ⅲ、252-266 頁 [書評]「阪口修平・丸畠宏太編著『近代ヨーロッパの探求⑫―軍隊―』」 『社会経済史学』75 (5)、101-103 頁 は 服部良久(ハットリ ヨシヒサ) 『紛争史の現在』(蔵持重裕との共編著、藤木久志監修、高志書院) 「初期シュタウフェン朝時代の紛争解決と政治秩序」『京都大学文学部研究紀要』49、 187-290 頁 原口碧(ハラグチ ミドリ) 「「雉の響宴」にみる色彩の象徴—ブルゴーニュ宮廷における美徳の色と悪徳の色—」 『人間 文化創成科学論叢』(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科)12、91-99 頁 「緑色の象徴についての一考察—平安・鎌倉時代の日本とフランス中世の事例から—」『大 学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」活動報告 書』海外教育派遣事業編(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科)、360-362 頁 原田晶子(ハラダ アキコ) [書評]「松本宣郎編『キリスト教の歴史 1-初期キリスト教~宗教改革-(宗教の世界史 8)』」 『史学雑誌』119 (2)、98-99 頁 久松英二(ヒサマツ エイジ) ―Der geistliche Aufstieg bei Evagrius Ponticus,‖『神戸海星女子学院大学研究紀要』48、 95-105 頁 「ヘシュカズム ― 14 世紀ビザンツの神秘主義運動」 『キリスト教史学』64、197-218 頁 「ビザンツ・ヘシュカズムの霊性」『宗教研究』84(2:365)、251-274 頁 [翻訳]ルードルフ・オットー『聖なるもの』(岩波文庫、岩波書店) 平井真希子(ヒライ マキコ) 「オルガヌムの歌い手たち」『東京藝術大学音楽学部紀要』35、141-156 頁 [書評] ―Edward H. Roesner ed., Ars antiqua: Organum, Conductus, Motet. (Music in Medieval Europe, 3),‖『西洋中世研究』2、181-182 頁 平川佳世(ヒラカワ カヨ) 「クラーナハ作《聖親族祭壇画》にみる聖なるもの、家族、政治」京都大学グローバルCO Eプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」『国際共同研究「東西の 美術における家庭、女性、子供の表象」研究成果報告書』、27-46 頁 「つかのまと不朽の間―ブロンヅィーノ《幸福の寓意》―」『京都美学美術史学』9、1-34 頁 [展覧会評]「シャルル豪胆公-最後のブルゴーニュ公の栄光と破滅-」『視覚の現場 四季 の綻び』5、34-35 頁 福島治(フクシマ オサム) An Etymological Dictionary For Reading Dante‘s De Vulgari Eloquentia by Osamu Fukushima ; Franco Cesati Editore © 2009 proprietà letteraria riservata Franco Cesati editore via Guasti 2- Firenze. An Etymological Dictionary For Reading Dante‘s La Vita Nuova by OsamuFukushima ; Franco Cesati Editore © 2009 proprietà letteraria riservata Franco Cesati editore via Guasti 2- Firenze. An Etymological Dictionary For Reading Boccaccio‘s Trattatello in Laude di Dante by Osamu Fukushima ; Franco Cesati Editore © 2010 proprietà letteraria riservata Franco Cesati editore via Guasti 2- Firenze. An Etymological Dictionary For Reading Boccaccio‘s Filostrato by Osamu Fukushima ; Franco Cesati Editore © 2010 proprietà letteraria riservata Franco Cesati editore via Guasti 2- Firenze. 藤井香子(フジイ タカコ) [書評] ―Malcolm Godden, Susan Irvine (eds.), The Old English Boethius: An Edition of the Old English Versions of Boethius‘ De Consolatione Philosophiae, 2 vols.,‖『西洋中 世研究』2、197 頁 藤井真生(フジイ マサオ) 「第 7 章 西洋史研究のために――文献案内――第 4 節 中世史研究の現状を知る」『人文学 の接近法 西洋史を学ぶ』(京都大学学術出版会)、149-156 頁 「『ハーメルンの笛吹き男』のその後」『秀明大学紀要』7、117-139 頁 [書評]「小澤实・薩摩秀登・林邦夫『辺境のダイナミズム』」(松本涼・村上司樹との共著) 『史林』93 (5)、98-106 頁 藤井美男(フジイ ヨシオ) 「(研究ノート)15 世紀ブラバント顧問院の成立について」 『経済学研究』 (九州大学)76 (6)、 81-98 頁 [翻訳]エーリック・アールツ『中世ヨーロッパの医療と貨幣危機-ある君主の検屍報告と貨 幣不足問題の分析-』(アールツ教授講演会録2、九州大学出版会) 藤崎衛(フジサキ マモル) 「中世ユダヤ人迫害に関する死者の記憶構築―儀式殺人の告発と 1096 年の虐殺をめぐって ―」アンヌ・ブッシィ、池澤優編『非業の死の記憶―大量の死者をめぐる表象のポリテ ィックス―』(秋山書店)、233-253 頁 「ヴァティカン機密文書館―中世教皇庁研究者による一報告―」『クリオ』24、125-127 頁 「ローマのユダヤ人」『地中海学会月報』328、4 頁 細田あや子(ホソダ アヤコ) 『「よきサマリア人の譬え」図像解釈からみるイエスの言葉』(三元社) 「異次元世界の交差と合一――西洋中世のヴィジョンを中心に」栗原隆・矢萩喜從郎・辻元 早苗編『空間と形に感応する身体』(東北大学出版会)、169-197 頁 「生命をもたらす木――中世キリスト教図像を中心に」東洋英和女学院大学死生学研究所編 『死生観を学ぶ――死生学年報 2010』(リトン)、105-137 頁 「美術と宗教」星野英紀ほか編『宗教学事典』(丸善)、534-537 頁 堀越宏一(ホリコシ コウイチ) 「中世ヨーロッパにおける騎士と弓矢」小島道裕編『武士と騎士―日欧比較中近世史の研究 ―』(思文閣出版)、55-88 頁 「中世フランスにおける石造の城の起源―王宮から天守塔へ―」千田嘉博・矢田俊文編『都 市と城館の中世』 (高志書院)、47-76 頁 「中世クリュニーの町家の装飾窓(claire‐voie)」『東洋大学文学部紀要』63(史学科篇第 35 号) 、231-254 頁 [翻訳]ペリーヌ・マヌ「城における領主を描いた中世の図像」小島道裕編『武士と騎士―日 欧比較中近世史の研究―』(思文閣出版)、247-272 頁 [翻訳]エチエンヌ・ユベール「中世における西欧地中海沿岸地方の農村部における城と定住」 小島道裕編『武士と騎士―日欧比較中近世史の研究―』(思文閣出版)、186-200 頁 ま 松田 隆美(マツダ タカミ) 『ヴィジュアル・リーディング―西洋中世におけるテクストとパラテクスト』 (ありな書房) 「Derek Brewer 旧蔵「神話学」コレクション」佐藤道生編『名だたる蔵書家、隠れた蔵書 家』(慶應義塾大学出版会)、65-85 頁 松田美佳(マツダ ミカ) 『マイスター・エックハルトの生の教説』(行路社) 松根伸治(マツネ シンジ) 「トマスにおける《高邁》magnanimitas の位置づけ」 『南山神学』 (南山大学)33、193-212 頁 松本涼(マツモト サヤカ) [書評]「小澤实・薩摩秀登・林邦夫著『辺境のダイナミズム』」 (藤井真生・村上司樹との共 著)『史林』93(5)、98-106 頁 三浦麻美(ミウラ アサミ) 「アポルダのディートリヒ『聖エリーザベト伝』—13 世紀末の聖人伝に見る婚姻と寡婦—」 『西洋史学』236、20−38 頁 [書 評 ] ―Caroline Walker Bynum, Wonderful Blood: Theology and Practice in Late Medieval Northern Germany and Beyond,‖ 『藤女子大学キリスト教文化研究所紀要』 11、139-144 頁 水島ヒロミ(ミズシマ ヒロミ) 「『フィシオログス』(ベルン 318 番写本)に関する一考察」『藝術』(大阪芸術大学紀要) 33、59-68 頁 皆川卓(ミナガワ タク) 「新ストア主義はエリートの『紀律化』に貢献したか」森原隆編『ヨーロッパ・エリート支 配と政治文化』(成文堂)、242-259 頁 「ハプスブルク朝神聖ローマ帝国統治体制の諸相」佐藤勝則編『比較連邦制史研究』(多賀 出版)、63-98 頁 「ドイツ近世史からの目」藤木久志監修、服部良久・蔵持重裕編『紛争史の現在-日本とヨ ーロッパ』(高志書院) 、137-164 頁 [書評]「服部良久『アルプスの農民紛争』」『歴史評論』722, 102-106 頁 宮野裕(ミヤノ ユタカ) 「15 世紀末ロシアにおける宗教的寛容—ノヴゴロド大主教ゲンナージーのサークルを中心 に」深沢克己編『ユーラシア諸宗教間の受容と排除をめぐる比較史論』(勉誠出版)、 235-260 頁 村上寛(ムラカミ ヒロシ) 「マルグリット・ポレートの自然本性概念について」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』 (早稲田大学大学院文学研究科)55、91-100 頁 「マルグリット・ポレートの『単純な魂の鏡』について」 『哲学世界』 (早稲田大学大学院文 学研究科人文科学専攻哲学コース)32、47-61 頁 「マルグリット・ポレート―ベギンにおける自立と分離の問題―」 『共生学』 (上智大学共生 学研究会)3、2-25 頁 村上司樹(ムラカミ モトキ) ―La formación de relaciones individuales en torno al monasterio de Sant Cugat del Vallès en la sociedad local hacia el año mil,‖ M. Isabel del Val Valdivieso, P. Martínez Sopena(ed.), Castilla y el mundo feudal. Homenaje al profesor Julio Valdeón, 3 vols., Vol. I, Valladolid: Junta de Castilla y León, pp. 303-312. [書評]「河原温著『都市の創造力』」『西洋史学』236、85-88 頁 [書評]「小澤实・薩摩秀登・林邦夫著『辺境のダイナミズム』」(藤井真生・松本涼との共 評)『史林』93 (5)、98-106 頁 村松真理子(ムラマツ マリコ) ―Tre brevi divagazioni sulla ‗scienza‘ nella lingua italiana,‖ L'italiano e la scienza. Atti della 9a Settimana della Lingua Italiana nel Mondo, pp. 90-100. 「イタリア文学の現況と翻訳・研究 ‘09」 『文藝年間』 (日本文藝家協会編、新潮社)、87-89 頁 [書評] ―I poeti della scuola siiliana: edizione promossa dal Centro di studi filologici e linguisti siciliani, 3 vols,‖『西洋中世研究』2、211-212 頁 や 柳沼 正広(ヤギヌマ マサヒロ) [翻訳] エラスムス『格言集』から「ゆっくり急げ」『創価大学人文論集』22、217-245 頁 保井亮人(ヤスイ アキヒト) 「トマス・アクィナス『ヨハネ福音書講解』における恩恵論」 『同志社哲学年報』33、80-90 頁 「トマス・アクィナス『ヨハネ福音書講解』における神の世界内在について」『中世思想研 究』52、49-61 頁 山内志朗(ヤマウチ シロウ) 「中世における占星術批判の系譜」金森修編『科学思想史』(勁草書房)、371-431 頁 「情念と身体--中世後期から近世にかけての情念論の展開」栗原隆編『空間と形に感応 する身体』(東北大学出版会)、287-313 頁 山代宏道(ヤマシロ ヒロミチ) 「バイユー=タペストリーと祝宴―多様性の共演―」水田英实・山代宏道・中尾佳行・地村 彰之・原野昇共著『中世ヨーロッパの祝宴』(溪水社)、9-45 頁 山田雅彦(ヤマダ マサヒコ) 『伝統ヨーロッパとその周辺の市場の歴史(シリーズ『市場と流通の社会史』第 1 巻)』 (編 著、清文堂) 「ヨーロッパとその周辺を対象とした市場と流通の『社会史』」 「カロリング朝フランク帝国 の市場と流通―統一王国の時代を中心に―」山田雅彦編『伝統ヨーロッパとその周辺の 市場の歴史(シリーズ『市場と流通の社会史』第 1 巻)』(清文堂)、3-14、15-44 頁 「中世盛期・後期都市文書とその個性的理解の必要―北フランスの事例等も踏まえて―」岡 崎敦編『西欧中世文書の史料論的研究』 (平成 20~平成 23 年度科学研究費補助金・基盤 研究 B、平成 21 年度研究成果年次報告書、九州大学)、80-83 頁 「シンポジウム報告:西洋中世盛期・後期における宮廷とコミュニケーション」 (服部良久・ 藤井真生・中堀博司との共著)『西洋史学論集』(九州西洋史学会)48、159-165 頁 [書評] ―Lombard-Jourdan, Anne, Les Halles de Paris et leur quartier (1137-1969), ‖ 『西 洋中世研究』2、206 頁 [書評] ―Van Bavel, Bas, Manors and Markets : Economy an d Society in the Low Countries, 500-1600,‖『西洋中世研究』2、218-219 頁 山辺規子(ヤマベ ノリコ) 『地中海ヨーロッパ』(竹中克行・周藤芳幸との共編著、朝倉書店) 「ギリシャ正教とローマ・カトリック」 「十字軍 文化交流」 「中世地中海世界の都市」 「パレルモ」 「ローマ」 「ボローニャ」竹中克行・山辺規子・周藤芳幸編『地中海ヨ ーロッパ』 (朝倉書店)、75-81、82-86、137-140、158-162、164-170、178-180 頁 [書評] ―Tacuinum Sanitatis,‖『西洋中世研究』2、215-216 頁 横山安由美(ヨコヤマ アユミ) 「普遍のつくり方――中世文学と聖杯」赤羽研三他『危機のなかの文学』(水声社)、37-55 頁 吉川 文(ヨシカワ アヤ) [書評] ―Thomas Forrest KELLY (ed.), Oral and Written Transmission in Chant [Music in Medieval Europe],‖; ―Thomas Forrest KELLY (ed.), Chant and its Origins [Music in Medieval Europe],‖ 『西洋中世研究』2、180-181 頁 ら わ 和栗珠里 (ワグリ ジュリ) 「16 世紀ヴェネツィアの門閥家系 ―サン・マルコ財務官就任者の分析より―」 『人間科学』 (桃山学院大学総合研究所) 39、29-56 頁 [翻訳]アレッサンドロ・マルツォ・マーニョ『ゴンドラの文化史 運河を通して見るヴェネ ツィア』(白水社) 和田葉子(ワダ ヨウコ) 『国境なきヨーロッパ――文学と思想における異文化接触の形』(髙田康成・Andrew Breeze・Patrick O‘Neill・平田渡・八亀徳也・加藤雅人との共著、関西大学出版部)
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