諮問第2号 1 屋外広告物許可基準の改正について 広告塔について ⑴ 現行基準と課題 ① 現行基準 ・自己の敷地に建植するもの ア 広告板にあっては、1方向の表示面積は20㎡(LEDサインを使用する場合 にあっては5㎡)以下、表示面積の合計は40㎡(LEDサインを使用する場合 にあっては10㎡)以下とすること。 イ 広告塔にあっては、それぞれ接する2方向の表示面積の合計は30㎡(LED サインを使用する場合にあっては7.5㎡)以下、表示面積の合計は60㎡(L EDサインを使用する場合にあっては15㎡)以下とすること。 ・自己の敷地外に建植するもの ア 広告板にあっては、1方向の表示面積は10㎡以下、表示面積の合計は20㎡ 以下とすること。 イ 広告塔にあっては、それぞれ接する2方向の表示面積の合計は15㎡以下、表 示面積の合計は30㎡以下とすること。 広 告 広 板 告 表示面 塔 1 表示面 ② 課題 近年、広告塔は広告板に比べて表示面積を大き くできることを利用して、広告板の側面に文字を 表示し、広告塔(自己敷地建植で30㎡が限度) として申請するものが増加しており、広告板(自 文 己敷地建植で20㎡が限度)の規制の趣旨が生か 字 されない状態となっている。こうしたことから、 広告塔と広告板の区分等を見直す必要がある。 【例】 広告塔は接する2方向の合計の表示面積で制限 していることから、1方向の表示面積を極端に 小さくすることにより、他方向の表示面積を広 告板より大きくして設置できる。 例.広告板に類似した広告塔 表示面積 正面 側面 高さ ⑵ 24.6 ㎡ 0.5 ㎡ 8.5m 改正案 広告板と広告塔の規制の趣旨を踏まえ、次のとおり基準を改正する。 ・自己の敷地に建植するもの ① 広告板にあっては、1 方向の表示面積は20㎡(LEDサインを使用する場合に あっては5㎡)以下、表示面積の合計は40㎡(LEDサインを使用する場合にあ っては10㎡)以下とすること。 ② 広告塔にあっては、1 方向の表示面積は20㎡(LEDサインを使用する場合に あっては5㎡)以下、それぞれ接する2方向の表示面積の合計は30㎡(LEDサ インを使用する場合にあっては7.5㎡)以下、表示面積の合計は60㎡(LED サインを使用する場合にあっては15㎡)以下とすること。 ・自己の敷地外に建植するもの ① 広告板にあっては、1方向の表示面積は10㎡以下、表示面積の合計は20㎡以 下とすること。 ② 広告塔にあっては、1方向の表示面積は10㎡以下、それぞれ接する2方向の表 示面積の合計は15㎡以下、表示面積の合計は30㎡以下とすること。 2 現 表示面積 (自己敷地外 10㎡) 行 (自己敷地 5 ㎡) 1 方向の表 示面積を小 さくするこ とで、他方 向の表示面 積を大きく することが できる。 表示面積 (自己敷地 2 ㎡) (自己敷地外 2 ㎡) 表示面積 (自己敷地 28 ㎡) (自己敷地外 13 ㎡) 大きくできる 小さくすれば 表示面積 (自己敷地 20 ㎡) (自己敷地外 10 ㎡) 改 正 案 1 方向の表示 面積を小さ くしても、1 方向の表示 面積を自己 敷 地 建 植 20㎡以下、 自己敷地外 建植10㎡ 以下と定め ていること から、隣接す る方向の表 示面積をそ れ以上大き くすること ができない。 表示面積 (自己敷地 2 ㎡) (自己敷地外 2 ㎡) 表示面積 (自己敷地 20 ㎡) (自己敷地外 10 ㎡) 小さくしても 大きくできない ⑶ 参考データ 他都市の基準例 1 方向の表示面の面積は 20 平方メートル以下とし、かつ、そ 姫路市 れぞれ接する 2 方向の表示面の面積の合計が 30 平方メートル以 下で、かつ、表示面積の合計が 60 平方メートル以下であること。 (敷地内や敷地外で数値が異なる) 3 2 置看板について ⑴ 現行基準と課題 ① 現行基準 許可地域における置看板の許可基準は「道路上に設置しないこと」以外になく、 禁止地域においても、第2種禁止地域では表示面積20㎡以下・個数4個以下、 第3種禁止地域では、表示面積30㎡以下・個数5個以下という総量規制しかな い。 ② 課題 これまで置看板の事故報告事例はないものの、近年、 大型の置看板が増えており、道路際に置かれやすく、 景観上、安全上何らかの規制が必要である。 縦 2.0m×横 1.5m 1 方向の表示面積 3.0 ㎡ 地上高さ 2.3m 例)道路際に設置されている 大型の置看板 ⑵ 改正案 本市において許可されている置看板のうち、アンカーで固定されている違反のもの を除き(建植看板となる)、表示面積及び高さが不適格とならない範囲で、置看板が これ以上巨大化しないよう、次のとおり表示面積及び高さの基準を設ける。 表示面積 : 1 方向の表示面積は 2.5 平方メートル以下とすること。 高 さ : 広告物等の上端の地上からの高さは、2.5 メートル以下であること。 現 行 改 正 案 1 方 向 の 表 示 面積 2.5 ㎡以 下 基準 なし 道路上に設置しない 高さ 2.5m 以下 道路上に設置しない 4 ⑶ 参考データ ①尼崎市内に設置許可した 74 個の置看板の 1 方向の表示面積の分布 表示面積(㎡) 0<X≦1 1<X≦2 2<X≦3 全体の割合 64.6% 13.4% 3<X 11.0% 0.0% 1 方向の表示面積(㎡) 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 0 20 40 60 74 個 80 アンカーで固定しているもの ② 尼崎市内に設置許可した 74 個の置看板の高さの分布 高さ(m) 0<X≦1 1<X≦1.5 1.5<X≦2 2<X≦2.5 2.5<X 全体の割合 1.2% 59.6% 11.0% 17.1% 0% 高さ(m) 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 0 10 20 30 40 50 60 70 74 個 80 アンカーで固定しているもの 5 ③ 中核市・政令市の置看板の基準(上限値)について 番 団体名 号 縦 横 1 面の 1 個の 高さ 足の (m) (m) 表示面積 表示面積 (m) 長さ (㎡) (㎡) 1 仙台市 2 さいたま市 2 3 横浜市 2 4 相模原市 5 京都市 6 岡山市 7 北九州市 8 熊本市 9 青森市 4 3 10 盛岡市 2 3 11 秋田市 10 12 前橋市 2 2 13 高崎市 2 2 14 船橋市 2 15 柏市 2 16 横須賀市 5 2 17 金沢市 2 1.5 18 長野市 1 2 2 19 姫路市 2.5 5 2.5 20 奈良市 21 和歌山市 22 高松市 2 23 高知市 2 24 長崎市 2.1 0.9 25 宮崎市 2 1 26 鹿児島市 2 1 1.95 1 基準の平均 3 (m) 3 2 5 1 3.6 1.5 2 1 0.5 1.8 0.9 0.3 1 1.8 2 0.5 1.2 2 1.83 6 3.17 0.5 2.31 0.45 ④ 置看板の基準を持つ 26 市の 1 方向の表示面積の基準の分布調査 表示面積 表示面積の 基準なし 全体の割合 0<X≦1 1<X≦2 2<X≦3 3<X 7.7% 23.1% 3.8% 0.0% 65.4% 1 方向の表示面積(㎡) 3 2.5 2 1.5 1 0.5 0 0 ⑤ 5 10 15 20 25 26 市 30 置看板の基準を持つ 26 市の高さの基準の分布調査 高さ 高さの 基準なし 0<X≦1.5 1.5<X≦2 2<X≦2.5 2.5<X≦3 3.0<X 全体 の割合 50.0% 7.7% 23.1% 3.8% 11.5% 3.8% 高さ(m) 4 3 2.5m 2 1 0 0 5 10 15 20 7 25 26 市 30 3 自光式広告物※1等について ⑴ 現行基準と課題 ① 現行の基準 自光式広告物※1、可変表示式広告物※2は、LED等の広告物、点滅する広告物の 基準により取扱っている。(表1:P16、17参照) ② 課題 近年、自光式広告物等が駅前や幹線道路沿いに設置されているが、現行基準では 輝度、表示面積の総量、色、位置等の制限がない。 自光式広告物の中には、可変式表示式広告物、輝度が高くまぶしいもの、点滅・ 回転するものがあり、これらは景観への影響が大きく、規制を検討する必要がある。 また、昨年度、都市美形成計画を策定し、幹線道路沿道等については重点的に景 観誘導することとしているが、幹線道路等沿道は、多くが商業系用途地域に指定さ れていることから、主として商業及びその他の業務の利便を図る地域であることを 踏まえながら検討する必要がある。 さらに、他都市に比べて厳しい基準となることから、既存不適格については、一 定の猶予期間をおく配慮が必要となる。 ※1 自光式広告物とは、電気等を利用して自ら発光する広告物で、間接照明による広告物 (反射光で光るもの)は含まない。 ※2 可変表示式広告物とは、電光表示広告板(映像等)、電光ニュース板(文字等)、その 他の常時表示の内容を変えることができる広告物 【照明広告物の分類】 ※輝度・表示面積の総量・色・位置の検討 ※輝度・表示面積の総量・位置の検討 可変表示式広告物 (映像、動く文字等) LEDサイン 不変表示式広告物 (静止画、静止文字等) 自光式 広告物 照明の 種類 ネオン・白熱電 球・蛍光灯利用等 間接照明式 広告物 照明 広告物 ※点滅・回転禁止の検討 可変表示式広告物・点滅灯・回転灯 点滅・ 回転の 有無 点滅・回転 するもの 常時点灯式広告物 点滅・回転 しないもの 8 この部分 例.様々な種類の自光式広告物を組み合わせた広告物 例.幹線道路沿にある可変表示式広告物 例.幹線道路沿にある自光式広告物の多い店舗 例.屋上利用の巨大な自光式広告物 ⑵ 基準の検討について 許可地域内にある幹線道路等における自光式広告物の許可基準について、政令指 定都市・中核市に対するアンケート調査や、照明メーカー・学識経験者とのヒアリ ング結果等をもとに検討する。 9 検討項目 調査結果 ①輝度の基準につ ・まぶしさを表す基準として、輝度は有効であるが、同じ光源であ いて っても測定する場所によって数値が変わることから、実測は可能で あるが(高い場所は測定不可能)、設計段階で数値を正確に把握 するのは困難である。 ・金沢市は夜 間 景 観 形 成 条 例 に お い て 、 全国で唯一輝度の数 値基準を定めているが、実務的な指導には用いていない。 (商 業 系 地 域 で 輝 度 1,000cd/ ㎡ 以 下 )(表2:P18参照) ・しかし、照明メーカーによると、一般的に明るく感じる照明で 300cd/㎡程度で、1,000cd/㎡ は異常にまぶしい数 値 とのこと である。 ・ ま た 、 定性的な輝度の基準として、神戸市の旧居留地都市景観 形成地域と大倉山都市景観形成地域の屋外広告物基準「必要最 低限の光量とし点滅等動かさない」や、北九州市の関門景観形成 地域の基準「点滅するネオンや照明、サーチライト等の使用は 控えること」がある。(表3:P18) ②自光式広告物の ・他都市において、自光式広告物の表示面積の総量規制を定めてい 表示面積の総量 るものはない。 規制の基準につ いて ③可変表示式広告 ・他都市においては、用途地域や幹線道路等に応じて可変表示式広 物の表示面積の 告物の表示面積を総量規制している。(表4:P18∼20) 総量規制の基準 ・他都市の基準の上限は、京都市2㎡、横須賀市5㎡(道路から5 について m以内) ・金沢市5㎡(壁面の方向ごと) 、高崎市3㎡(道路から 5m以内) 、郡山市15㎡、名古屋市20㎡である。 ④広告物の点滅・ ・京都市及び金沢市(活性化地域を除く)の市内全域においては、 回転するものの 点滅・回転する広告物の設置が禁止されている。 基準について 10 基準検討の方向性 ・輝度の数値基準を、現段階で運用することは困難である。 ・定性的な表現による規制については、本市の指導助言に有効である。しかし、輝度を 設計段階で正確に把握することは難しく、また、設置後に指導することが多いため、 「自光式広告物は、光量を調整可能なものとするとともに、周辺住環境に配慮した光 量とすること。」という表現で基準を定める。 ・市内の広告物のうち総表示面積の大きな事例を検証すると、壁面に占める比率が小さ い自光式広告物は景観に与える影響が小さい傾向がある。 ・この傾向を踏まえ、重点的に景観誘導すべき幹線道路等に面する建築物について、壁 面積に対する敷地内の全自光式広告物の面積比(以下、 「自光率」という。 )の基準を 定める。この自光率の基準値については、壁面利用広告物の現行基準である壁面に占 める割合を基準の割合を最大値として、商業地域においては25%以下、その他地域 においては20%以下とする基準を定める。 ・その基準をもとに、市内の幹線道路等に面する主な自光式広告物について、自光率を 算出した。(表5:P22)その結果、基準値を超えるものに景観上影響が大きいも のが多くあることがわかる。 ・しかし、景観上あまり影響のないコンビニエンスストアについては、壁面積が小さい ことから、自光率が極端に高くなる傾向にある。したがって、市内の既存コンビニエ ンスストアの自光式広告物の総表示面積が最大のもの(39.77㎡)を基準に、面 積40㎡以下のものは除外する。 ・可変式表示広告物は景観に対する影響が非常に大きく、現行の基準では、建植広告板 のLEDの基準が、表示面積一面5㎡以下、合計10㎡以下の基準がある。 屋上利用広告物、壁面利用広告物、突出広告物は、建築物が大きければ際限なく大き な広告物を設置できる基準となっており、良好な景観形成から建植広告物の基準を最 大値とした総量規制を定める。(表5:P23) ・点滅・回転する広告物は、まぶしく動きもあり周辺景観を乱すものであることから、 設置を禁止とする。ただし、安全のために設置されるもの(救急用の出入口の赤色の 回転灯等)については対象外とする。 11 検討項目 調査結果 ⑤照明光の色の基 ・物体の色は、明度、彩度、色相で表され、通常、色見本帳で同 準について 一の色を比較し測定する。 ・光の色は、発光体の光量で変化し、また発光体の色に加え、透 過するカバーの色でも変化する。そのため、光の色を特定する ことは困難である。 ・照明光の色について、マンセル値等を用いて定量的に規制して いる市はない。 ⑥設置位置の基準 ・可変式表示広告物の高さの基準については、京都市が、屋上利 について 用禁止、地上からの高さ 6m又は 10m以下は設置可、金沢市が、 屋上利用禁止、地上からの高さ 4m以下は設置可と定めている。 (表4:P18∼22) ⑦間接照明を利用 ・間接照明を利用した広告物について、規制基準を定めている市 した広告物の基 はなかった。 準について ⑧既存不適格の猶 ・法人の看板の減価償却資産の耐用年数は、金属製のもので 10 年、 予期間について その他のもので 5 年である。(所得税法省令) 12 基準検討の方向性 ・マンセル値等の数値を用いて基準を定めても運用は難しいことから基準は定めないこ ととする。 ・可変式表示広告物は景観に対する影響が非常に大きく、現行の基準では、建植広告板 のLEDの基準で、地上からの高さ:商業系用途地域10m以下、その他地域5m以 下の基準がある。また、屋上利用広告物、壁面利用広告物、突出広告物は、建築物が 大きければ高い位置に広告物を設置できる基準となっており、良好な景観形成の観点 から建植広告板と同様の基準を定める。(表5:P23) ・間接照明を利用した広告物については、看板に光を当てすぎるとハレーションが起こ り、看板自体が逆に見えにくくなること、また、反射を利用しようと反射光の強い塗 料を塗布しようとしても、本市には既に塗布できない塗料の基準があり、規制指導が 可能なことから、規制は設けないこととする。 ・金属製の広告物の耐用年数は10年であることから、10年間の猶予期間を設けるこ ととする。しかし、対応が可能なもの(光量調整、点滅・回転の禁止)については、 猶予期間は設けない。 13 ⑶ 改正案 自光式広告物の総量規制等 対象地域:都市美形成計画における幹線道路等沿道等(次頁参照) ① 自光式広告物 ア 建築物が存する場合は、敷地内の自光式広告物の面積の合計/幹線道路等に面 する建築物の壁面の面積×100(自光率)は、商業系地域25%以下、その他 地域20%以下とする。ただし、全自光式広告物の面積の合計が40㎡以下のも のを除く。 建築物が存しない場合は、敷地内の自光式広告物の面積の合計は40㎡以下と する。 イ 光量を調整可能なものとするとともに、周辺住環境に配慮した光量とすること。 ウ 点滅及び回転を禁止する。ただし、病院の緊急入口表示灯等安全のために必要 な場合を除く。 ② 上記自光式広告物のうち、可変表示式広告物 ・ 可変表示式広告物の表示面積は、1面5㎡以下、合計10㎡以下とし、地上か らの高さは、商業系用途地域10m以下、その他地域5m以下とする。 ③ 既存不適格広告物 ・ 上記項目のうち①アと②については、10年間の猶予期間を置くこととする。 14 15 ⑷ 参考データ <表1> ① ア 可変表示式広告物(LED)に係る設置基準 禁止地域等 禁止地域 可変表示式広告物(LED 住居専用地域から 100m以内で視認できる地域 サイン)使用禁止 イ 許可地域 屋上利用 壁面利用 商業系地域 表示面積は、建築物の 壁面積の 1/16 以下 その他地域 表示面積は、建築物の 壁面積の 1/20 以下 商業系地 域のみ 地上から設置する箇所までの 高さの 2/3 以下かつ 10m以下 突出看板 交通信号機から 10m 離れて いれば表示面積は無制限 置看板 表示面積は無制限 建植 ・自己敷地内 商業系 地域 高さ 10m 以下(交通信号機からの距離が 50m 以下の場合は 5m 以下) 数量 2 基以下 表示面積 広告板 1 方向の表示面積 5 ㎡以下、表示面積合計 10 ㎡以下 広告塔 接する 2 方向の表示面積合計 7.5 ㎡以下、表示面積合計 15 ㎡以下 その他 地域 高さ 5m 以下 数量 2 基以下 表示面積 広告板 1 方向の表示面積 5 ㎡以下、表示面積合計 10 ㎡以下 広告塔 接する 2 方向の表示面積合計 7.5 ㎡以下、表示面積合計 15 ㎡以下 ・自己敷地外(野立広告他)⇒設置不可 16 ② 点滅に適用される基準 屋上利用 壁面利用 商業地域 点滅可 その他地域 光源の点滅が急速でない ものは可 点滅可 突出看板 点滅可 置看板 点滅可 建植 ・自己敷地内 商業地域 点滅可 その他地域 光源の点滅が急速でないものは可 ・自己敷地外(野立看板他)⇒設置不可 17 <表2>金沢市の照明環境の形成のために参考とすべき数値指標 看板輝度 地域名 自然環境地域(自然環境や農地の保全を図る地域) 50 cd/㎡以下 住宅環境地域(専用住宅を中心とした住宅) 400 cd/㎡以下 まちなか地域(金沢市の中心部で、伝統的市街地が形成され ている地域) 生活産業地域(住宅と工業系施設が混在立地している地区) 800 cd/㎡以下 生産業務地域(工場等の工業系施設の立地が目立つ地域) 流通業務地域(主に流通業務系の施設が立地している地域) 商業業務地域(都心部や駅周辺等の商業・業務施設が集積立 1,000 cd/㎡以下 地している地域) JIS(日本工業規格)や CIE(国際照明委員会)等に示す基準値を基に設定されている。 <表3>景観上重要な地域における照明設備の基準 地 域 基 準 地域の特徴 神戸市 (旧居留地都市 歴史的な景観 景観形成地域) 屋外広告物の基準 ・必要最低限の光量とし、点滅等動かさない。 神戸市 都心、夜景景観 (大倉山都市景 観形成地域) 北九州市 照明の基準 (関門景観形成 ・点滅するネオンや照明、サーチライト等の 海岸沿の景観 地域) 使用は控えること。 <表4>中核市・政令市の可変表示式広告物の基準について 団体名 横浜市 名古屋市 可変表示式広告物の基準 設置場所等 第 1 種・第 2 種住居地域、準 住居地域以外の地域の屋上看 板 自動車の外面利用の広告物 壁面看板、広告板、屋上看板、 袖看板等 基準 表示面積は 100 ㎡以下 使用不可 映像表示面積に 4 を乗じて得た面積 を当該表示に係る「表示面積」 設置場所等 基準 第 1 種住居地域・第 2 種 表示面積は、20 ㎡以下 住居地域・準住居地域 18 京都市 地域ごとに,面積,最上部の高さ等を細かく制限している。 一般地域、歴史遺産型、木屋町特別 地域 歴史 1 種 歴史 2 種 第1種 第2種 第3種 第4種 第5種 第6種 第7種 木屋町特別 最 上 部 の 高さ 置看板でない 1 面の 他 の 可 変 表 示 面積 広告物との距 離 2 ㎡ 2 ㎡ 以下 超 最 上部 の高さ 置看板 1 面の 面積 他 の可 変 表示 広 告物 と の距 離 設置を認めない 6m 6m 6m 6m 1㎡ 1㎡ 2㎡ 1㎡ 10m 10m 10m 10m 300m 300m 300m 300m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 0.5 ㎡ 1㎡ 1㎡ 1㎡ 最 上部 の高さ 置看板 1 面の 面積 10m 10m 10m 10m 沿道型 地域 沿道 1 特定 沿道 1 沿道 2 特定 沿道 2 沿道 3 特定 沿道 3 沿道 4 特定 沿道 4 沿道 5 特定 1 沿道 5 特定 2 沿道 5 沿道 6 最 上 部 の 高さ 置看板でない 1 面の 他 の 可 変 表 示 面積 広告物との距 離 2 ㎡ 2 ㎡ 以下 超 他 の可 変 表示 広 告物 と の距 離 設置を認めない 6m 6m 6m 6m 6m 6m 10m 10m 1㎡ 1㎡ 1㎡ 1.5 ㎡ 1.5 ㎡ 1.5 ㎡ 2㎡ 2㎡ 10m 10m 10m 10m 10m 10m 10m 10m 19 300m 300m 300m 300m 300m 300m 300m 300m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 1.5m 0.5 ㎡ 0.5 ㎡ 1㎡ 1㎡ 1㎡ 1㎡ 1㎡ 1㎡ 10m 10m 10m 10m 10m 10m 10m 10m 横須賀市 準工業地域・工業地域・工業専用地域・第 2 種住居地域・一般国道及び 県道の両側 30m以内にある第 1 種住居地域・近隣商業地域、商業地域 道路からの距離 設置場所 5m以内 5mを超え 30mを超える 一建築物の一 30m以内 場所 壁面 壁面利用 5㎡以内 10㎡以内 15㎡以内 15㎡以内 突出広告 1面5㎡合計 1 面 10 ㎡ 合 計 1 面 15 ㎡ 合 計 30㎡以内 10㎡ 20㎡ 30㎡ 設置不可 屋上利用 建植広告 1面5㎡合計 1 面 10 ㎡ 合 計 1 面 15 ㎡ 合 計 10㎡ 20㎡ 30㎡ 2基以内 郡山市 設置場所等 基準 近隣商業地域、商業地域を除 使用不可 く地域の屋上利用広告物 近隣商業地域、商業地域を除 15 ㎡以下 く地域のその他広告物 15 ㎡以下 道路沿線禁止地域 ただし、同一敷地内の高さを超えない こと 高崎市 第 1 種住居地域、第 2 種住居地域、市街化調整区域 設置場所 道路からの距離 5m未満 5m以上 10m以上 突出看板 10m未満 建築物及び 1面3㎡以下、か 1面6㎡以下、 1面12㎡以下、 建築物の敷 つ、合計6㎡以 かつ、合計12 かつ、合計24 1面3㎡以 地を利用 下 ㎡以下 ㎡以下 下、かつ、 1面6㎡以下、 合計6㎡以 かつ、合計12 下 空地に建植 するもの 表示不可 ㎡以下 20 準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域、工業専 用地域 設置場所 道路からの距離 5m未満 5m以上 10m以上 突出看板 10m未満 建築物及 1面3㎡以下、か び建築物 つ、合計6㎡以下 の敷地を 1面6㎡以下、 1面12㎡以下、 利用 かつ、合計12 かつ、合計24 空地に建 ㎡以下 ㎡以下 植するも 表示不可 1面3㎡以 下、かつ、 合計6㎡以 下 の 金沢市 主に文字を表示する装置 設置場所等 基準 すべて 使用する色の数をできるだけ少なくする。 映像表示装置 設置場所等 基準 屋上広告物 使用不可 地上からの高さ(上端)4m以下 表示面積は、建築物等の壁面の方向ごとに 5 ㎡以内(表示面積の合計を算出する場合、映 像表示装置を利用するものは、2 倍した面積 その他すべて とする。) 屋外広告物等の集約化に努めるとともに、表 示時間、表示内容、音声の出力等について、 周囲の環境を阻害しないもの 21 <表5> ○市内の幹線道路等に面する主な自光式広告物の一覧について 1 敷地内 の全 自光式 広告 物の面 積 (㎡) 2 幹線道路等 に 面する建築 物 の壁面の面 積 (㎡) 基準に適合しなく なるもの >40㎡ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 スーパー ホ テル 自動車販売店 ファミリーレストラン 銀行 コンビニ ファーストフード店 ガソリンスタンド 病院 スーパー パチ ンコ店 スーパー バイク店 複合商業施設 銀行 パチ ンコ店 銀行 複合商業施設 複合商業施設 家電 量販店 ホ テル 商 業地域 440.5 468.4 30.3 20.6 44.4 23.5 41.1 20.4 39.3 15.1 23.1 103.9 4.5 568.5 20.0 10.0 8.8 387.2 15.0 43.0 8.2 648.6 1,246.0 126.7 86.8 214.8 120.6 228.1 117.6 246.2 100.0 170.0 917.4 46.0 6,653.0 266.0 192.7 190.7 26,888.5 2,422.0 7,094.6 4,726.4 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 コンビニ ガソリンスタンド スーパー コンビニ コンビニ コンビニ コンビニ 中古車販売店 ガソリンスタンド 衣料 量販店 スーパー スーパー 自動車販売店 ファミリーレストラン ファーストフード店 銀行 自動車販売店 自動車販売店 自動車販売店 銀行 複合商業施設 自動車販売店 衣料 量販店 ガソリンスタンド 複合商業施設 バイク店 病院 工場 家電 量販店 工場 衣料 量販店 薬局 薬局 自 転車 酒店 その他地 域 33.3 45.9 39.1 23.3 28.7 30.3 39.8 70.2 49.7 149.9 111.1 34.7 43.1 28.9 29.5 11.5 51.6 19.3 16.7 9.9 180.5 19.8 11.3 5.6 151.2 7.2 738.0 9.0 4.7 30.9 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 66.1 97.3 89.8 55.1 71.9 79.2 111.5 200.4 152.5 615.0 464.8 186.6 252.0 176.4 186.0 91.1 424.4 232.0 220.4 138.6 3,195.4 429.3 294.1 146.1 4,980.0 279.7 3,747.2 1,014.0 571.0 96.9 209.5 102.0 99.0 128.7 112.0 22 3 敷地内の全自光 式広告物の面積 /幹線道路等に 面する建築物の 壁面の面積×100 (自光率)(%) >25% 67.91% 37.59% 23.91% 23.72% 20.55% 19.49% 18.30% 17.32% 15.97% 15.06% 13.59% 11.32% 9.37% 8.55% 7.53% 5.19% 4.61% 1.44% 0.62% 0.61% 0.17% >20% 50.35% 47.00% 43.56% 42.23% 39.92% 38.26% 35.68% 35.04% 32.60% 24.37% 23.89% 18.60% 17.12% 16.39% 15.86% 12.62% 12.15% 8.31% 7.58% 7.12% 5.65% 4.61% 3.84% 3.84% 3.04% 2.57% 1.97% 0.88% 0.82% 0.32% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% 0.00% ○市内に設置されている主な可変表示式広告物について 1 広告物 用途 2 3 広告物の 広告物の地上 表示面積 からの高さ (㎡) (m) 1 建植 18(9×2) 9 2 突出 20(10×2) 12 建植 10(5×2) 3 4 壁面利用 16(13+3) 2 5 壁面利用 3 2 突出 12(6×2) 10 壁面利用 15 25.9 3 パチンコ店 6 スーパー 7 複合商業施設 23 4 屋上板状広告物等について ⑴ 現行基準と課題 ① 現行の基準 屋上板状広告物等(倉庫等で建築物の 形態とし、屋上利用・壁面利用の基準 で広告物を作った場合) 自己敷地内建植広告物 表示 ・広告板 面積 1方向の表示面の面積 20㎡以下 (LEDサインの場合は、5㎡以下)、 表示面積 40㎡以下(LEDサインの 場合は、10㎡以下) ・広告塔 それぞれ接する2方向の表示面の面 積の合計30㎡以下(LEDサインの 場合は、7.5㎡以下)、表示面積60 ㎡以下(LEDサインの場合は、15㎡ 以下) ・壁面利用 商業系:表示面積の合計が壁面の 1/4 以下、地上からの高さ52m以下 その他の地域:表示面積の合計が壁面 の 1/5 以下、地上からの高さ47m以 下 ・屋上利用 商業系:広告物の高さは地上から設 置する箇所までの高さの 1/3 以下かつ 10m以下、地上からの高さ52m以 下 その他の地域:広告物の高さは地上 から設置する箇所までの高さの 1/2 以 下かつ5m以下(準工業地域、工業地 域、工業専用地域は7m以下)、地上か らの高さ47m以下 地上 15m以下(LEDサインの場合は、 壁面利用、屋上利用の基準に適合す から 10m以下(交通信号機からの距離が れば、商業系52m、その他地域47 の高 50m以下のときは、5m以下)) mまで設置可能 さ 数量 2基以下 何基でも可能 その その他の地域においては、地上からの ネオン管の露出しているネオンサイン 他の 高さが5mを超える場合は、ネオン管 又はLEDサインの使用・光源の点滅 表示 の露出しているネオンサイン又はLE が急速なものについても、壁面利用、 方法 Dサインの使用・光源の点滅が急速な 屋上利用の基準に適合すれば、設置可 ものの禁止 能 ② 課題 建植広告物の規制では、広告板の1方向の表示 面積が20㎡以下の基準となるが、建築物の壁面 屋上利用 利用となると、表示した文字や画像部分のみの面 積が壁面の面積の1/4以下の基準となるため 壁面利用 広告板より大きいものが設置可能となる。 倉庫 近年、これを利用して、衣料量販店や中古車セ ンターなどで広告物をより大きく、かつ高くする ために、本来、建植広告物とするところを、用途 垂直階段 を倉庫とした建築物を造り、その屋上や壁面を利 例.倉庫上部に設置する屋上広告物及び壁 用してより大きい広告物を取付ける事例がある。 面利用広告物 24 また、広告板の高さは15m以下となるが、建築物の屋上利用の場合は、商業系 用途地域は52m以下、その他地域は47m以下と、より高いものが設置可能とな る。 ⑵ 市の考え方 横須賀市が、屋上板状広告物等について規制しているが、建築面積の小さな屋上板 状広告物等に対しての規制であり、尼崎市にある屋上板状広告物に対しては対応出来 ていない。 もし、本市にある巨大な屋上板状広告物等を対象とした建築面積の基準を設けると、 建築面積が小さな小規模建築物はすべて高い箇所に壁面利用広告、屋上利用広告で1 0mを超えるものが設置できなくなるため、一般の健全な商業活動等に支障をきたす 恐れがあり、現時点では、効果的な改正案は見当たらない。 ⑶ 参考データ ① 尼崎市の屋上板状広告物等の設置事例 事 例 建築面積 高さ 洋服の青山(東難波店) 44.0㎡ 25.0m 洋服の青山(カルフール店) 71.5㎡ 25.0m 中古車のガリバー(名神店) 19.8㎡ 16.5m ② 中核市・政令市の屋上板状広告物等の基準 団体名 横須賀市 屋上板状広告物等の基準 建築面積が20㎡以下で、高さ10mを超える建築物については、屋 上広告物は設置できない。 また、壁面広告の設置位置も高さ10mを超えることはできない。 25
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