木津川市障害福祉計画(第4期) (平成 27 年度~29 年度) 平成27 年3月 木津川市 はじめに 本市では、平成24年3月に「木津川市障害福祉計画 (第3期)」を策定し、障がいのある人の権利と尊厳が保 障され、障がいのない人と同じように住みなれた地域で 市長写真 生活し、社会の幅広い分野にわたって平等に参加、活動 することができる安心と生きがいに満ちたまちづくり をめざして、障害福祉にかかわる施策を総合的・計画的 に推進してまいりました。 この計画の策定以降、国においては、障がいのある人 の人権や権利の実現のため、 「障害者基本法」の改正、また「障害者の日常生 活及び社会生活を総合的に支援するための法律」をはじめとする関連法も相 次いで整備され、障害者施策の基本的な方向性が定められたところです。 このたび、「木津川市障害福祉計画(第3期)」が改定時期を迎えたことか ら、障がいのある人やその家族、サービス事業所、障がい者団体代表者、学 識経験者等の21名の委員で構成される「木津川市障害者基本計画及び障害 福祉計画策定委員会」を設置し、同委員会で障害福祉サービスの量の見込み 等について、見直しや協議を重ねていただきました。 この計画は、「障がいのある人の自己決定と自己選択の尊重」「総合的なサ ービス提供の推進」 「地域生活移行や就労支援等の課題に対応したサービス提 供体制の整備」を基本理念とし、保健・医療・福祉をはじめ、教育・就労等 の幅広い分野の取組などと連携の強化を図りながら、ニーズを勘案した障害 福祉サービス、相談支援・地域生活支援事業についての必要なサービス見込 み量とその確保方策についての必要な事項を定めています。 本計画の推進にあたっては、障がいのある人を支援の対象としてとらえる のではなく、自らの決定に基づき社会のあらゆる活動に参加する主体として とらえ、 「地域の力で支えあう安心・生きがいの福祉のまちきづがわ」の実現 をめざして、本計画に掲げる各種施策を着実に推進してまいりますので、皆 様のなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。 最後に、この計画の策定にあたり、木津川市障害者基本計画及び障害福祉 計画策定委員をはじめ、関係団体の皆様並びに貴重なご意見、ご提言をいた だいた皆様に心から厚くお礼申し上げます。 平成 27 年 3 月 京都府木津川市長 河井 規子 目 第1章 次 計画の策定にあたって 1 計画策定の趣旨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 計画の位置づけ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 3 計画の期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 4 計画の策定体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 5 計画の推進体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 第2章 障がいのある人の状況と第3期計画の検証 1 人口及び障がいのある人の状況 2 第3期計画の検証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 3 アンケート調査及び関連団体ヒアリング結果からの課題 第3章 ・・・・・・・ 26 計画の基本的な考え方 1 基本理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 2 基本視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 3 平成 29 年度までにめざす姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 4 障がいのある人の推計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 5 区域の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 第4章 事業の展開 1 福祉サービスの体系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 2 障害福祉サービスの見込みと確保方策 3 相談支援の見込みと確保方策 ・・・・・・・・・・・・・・・ 39 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 4 地域生活支援事業の見込みと確保方策 ・・・・・・・・・・・・・・・ 46 5 障害児通所支援の見込みと確保方策 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 6 障害福祉サービス等の提供体制整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 53 資料編 1 用語の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 ※「用語の説明」は、本編で語尾右上に*が付いている用語等を掲載しています。 なお、同一頁に複数ある場合は、最初の用語に*を付けています。 2 計画の策定経過 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59 【本文中の表記について】 ※「障がい」の表記については、障害の「害」の字をひらがな表記としています。ただし、 国の法令に基づく制度や組織名などの固有名詞は、そのとおりの表記としています。 第1章 計画の策定にあたって 1 計画策定の趣旨 ○ 市では、平成 21 年3月に「障害者基本法」に基づく「木津川市障害者基本計画 支え あいプラン」を策定するとともに、平成 24 年3月に「障害者自立支援法」に基づく「木 津川市障害福祉計画(第3期)」を策定し、障害福祉にかかわる施策を総合的・計画的に 推進してきたところです。 ○ その間、国においては、 「障害者基本法」や「障害者の日常生活及び社会生活を総合的 に支援するための法律(以下、障害者総合支援法)」をはじめとする関連法の改正が行わ れ、障がいのある人への差別を禁止する「障害者権利条約」の批准に必要な国内法の整備 が整い、平成 26 年2月に「障害者の権利に関する条約(以下、障害者権利条約) 」が発効 となりました。 平成 23 年8月に改正された「障害者基本法」では障がいのある人の定義を見直したほ か、平成 25 年4月に施行された「障害者総合支援法」では、制度の谷間のない支援をめ ざすとともに、法に基づく支援が、地域社会における共生や社会的障壁*の除去に資する ことを目的とする基本理念を掲げる等、障がいのある人を取り巻く環境は大きく変化して います。 ○ 本計画は、 「木津川市障害福祉計画(第3期)」が平成 26 年度をもって計画期間が満了 となることから、新たに障害者総合支援法を踏まえ、平成 27 年度~29 年度の3か年を計 画期間とした「木津川市障害福祉計画(第4期) 」を策定するものです。 -2- ■ 国の障がいのある人に関する法律や制度の動向 障がいのある人に関する法律や制度は、その充実とともに、めまぐるしく変化しており、 「第 2次障害者基本計画」及び「障害福祉計画(第4期)」策定においては、以下の法改正等がそ の計画内容に大きく影響します。 ① 「障害者基本法」の一部改正 「障害者基本法の一部を改正する法律」が平成23年8月に公布され(一部を除き同日施 行)、すべての国民が、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個 性を尊重しあう“共生社会”を実現するという目的規定の見直し、さらに障がいのある人 の定義の見直し、地域社会における共生等の明記、差別の禁止等が規定されました。 ② 「障害者総合支援法」の施行 障がい者施策の大きな転換点となった「障害者自立支援法」が改正され、平成25年4月 には「障害者総合支援法」が施行されました。また、これに先立つ、「地域社会における 共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律 (以下、整備法)」により、障がいのある子どもへの支援も強化されています。 “共生社会の実現”のために、基本理念として“社会参加の機会の確保及び地域社会に おける共生・社会的障壁*の除去”が明記されています。 ③ 「障害者虐待防止法」の施行 平成24年10月に「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(以 下、障害者虐待防止法)」が施行され、市町村に「障害者虐待防止センター」を設置し、 事実の確認や虐待の認定、一時保護、支援方針の策定等を行うことが定められました。こ の法律において、養護者、障害者福祉施設従事者等及び使用者による虐待に対する支援や 対応策等の具体的な体系が定められました。学校や保育所、医療機関等においては、虐待 防止のための措置の実施がそれぞれの管理者等に義務づけられました。 -3- ④ 計画相談支援給付等の創設 平成24年度から相談支援の充実を図るため、サービスを利用するすべての人に対してサー ビス等利用計画を作成し、モニタリングを実施する「計画相談支援」が導入され、支給決定 の流れの中で、サービス等利用計画案を勘案するようになりました。 地域における相談支援の中核的な役割を担う機関としては、基幹相談支援センターが位置 づけられ、総合的・専門的な相談支援だけでなく、相談支援事業者の人材育成の支援や虐待 を防止するための取組等、様々な役割が求められています。 その他にも、施設入所者や長期入院している精神障がいのある人の地域生活への移行を支 援する地域移行支援や、一人暮らし等の人に緊急時の訪問や対応等を行う地域定着支援等が 制度化されています。 ⑤ 「児童福祉法」の改正 平成24年の「児童福祉法」の改正により、これまで「障害者自立支援法」と「児童福祉法」 に分かれていた障がいのある子どもの支援体制が一元化され、市町村が支給決定する障害児 通所支援と都道府県が支給決定する障害児入所支援が創設されました。 障害児通所支援では、通所施設で就学前の障がいのある子どもの訓練等を行う児童発達支 援事業(医療型を含む)、就学している障がいのある子どもの支援を行う放課後等デイサー ビス事業、保育所や幼稚園等で集団生活の適応支援等を行う保育所等訪問支援事業が設けら れ、地域の障がいのある子どもの支援の中核施設として「児童発達支援センター」が位置づ けられました。 ⑥ 「障害者差別解消法」の成立 国連の障害者権利条約の批准に必要な国内法として、「障害を理由とする差別の解消の推 進に関する法律(以下、障害者差別解消法)」が平成25年6月に制定され、障がいのある人 の要望等に応じて、国や自治体等行政機関は、日常生活や社会参加の障壁を取り除く配慮を 行うことが義務づけられました。施行は一部の附則を除き、平成28年4月1日となっていま す。また、同法の施行に先立ち「京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮 らしやすい社会づくり条例」が平成27年4月1日に施行予定となっています。 ⑦ 「障害者優先調達推進法」の施行 障害者就労施設で就労する障がいのある人や在宅で就業する障がいのある人の経済面の 自立を進めるため、「国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法 律(以下、障害者優先調達推進法)」が平成25年4月に施行されました。これによって、国 や地方公共団体、独立行政法人等の公的機関が、物品やサービスを調達する際、障害者就労 施設等からの優先的・積極的な購入が推進されます。 -4- 2 計画の位置づけ 2-1 計画の位置づけ ○ 本計画は、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総 合支援法) 」に基づく「市町村障害福祉計画」として策定します。 2-2 他の計画との関係 ○ 「木津川市障害福祉計画(第4期)」は、上位計画である「木津川市総合計画」 、福祉全 般を包括する「木津川市地域福祉計画」、高齢者や児童、人権啓発・教育、まちづくり等関 連諸計画との整合を図るとともに、「京都府障害者基本計画」等、国・府の関連計画との 整合を図ります。 なお、障害者基本法第 11 条第3項に規定する「市町村障害者計画」は、障がいのある 人に関する施策全般にわたるものであり、将来方向を示すものとして位置づけられるもの で、平成 21 年度に策定した「木津川市障害者基本計画」が平成 26 年度で計画期間が満了 となることから、新たに計画策定を行っています。 ■ 計画の位置づけ 木津川市総合計画 関連法 ◆障害者基本法 ◆障害者総合支援法 ◆障害者虐待防止法 ◆児童福祉法 ◆障害者差別解消法 ◆障害者優先調達推 進法 等 国・府の計画 ◆(国)障害者基本 計画 ◆京都府障害者基本 計画 ◆京都府障害福祉 計画 等 木津川市地域福祉計画 第2次木津川市障害者基本計画 支えあいプラン 障害者基本法を根拠に、障がいの ある人にかかわる様々な施策を総 合的、体系的に示した計画 木津川市障害福祉計画(第4期) 障害者総合支援法を根拠に、障 害福祉サービス等の量の見込み やサービス確保のための方策、 地域生活支援事業の実施体制等 について示した計画 -5- 関連諸計画 ◆高齢者福祉計画 ◆介護保険事業計画 ◆子ども・子育て支援 事業計画 ◆人権教育・啓発推進 計画 等 3 計画の期間 ○ 「木津川市障害福祉計画(第4期)」は、平成 27(2015)年度から平成 29(2017)年度ま での3か年の計画を策定するものです。 なお、平成 26 年度に「木津川市地域福祉計画」 「木津川市障害者基本計画」も計画期間が 満了となることから、策定を行っています。 計画期間(年度) H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 第1次 木津川市地域福祉計画 木津川市障害者基本計画 支えあいプラン 木津川市障害福祉計画 第2次 第1次 (第2期) 第2次 (第3期) -6- (第4期) 4 計画の策定体制 ○ 本計画策定にあたっては、次のような点に留意しました。 ① 計画策定委員会の設置、審議 障がいのある人やその家族、サービス事業所、障がい者団体代表者、学識経験者等 で構成される「木津川市障害者基本計画及び障害福祉計画策定委員会」を設置し、同 委員会で計画案を審議、策定しました。 ② 障がい者アンケート調査による障がいのある人のニーズの調査 障害者手帳を所有している方にアンケート調査を実施し、普段の暮らしや今後障害 福祉に求めること等のニーズ調査を実施しました。 ③ 障がい者団体等へのヒアリング調査 障がいのある人の当事者団体、サービス事業所、民生児童委員等、障がいのある人 自身及び障がいのある人を支える方々へのヒアリング調査を実施しました。 -7- 5 計画の推進体制 ○ 障害者総合支援法では、PDCAサイクルによる計画管理体制が求められています。 ○ その方策として、計画を効果的・効率的に推進するとともに、障がいのある人の雇用や 就労の促進を図るため、保健福祉のほか雇用等関係機関との連携・調整を図ります。 また、障がいのある人やその家族、関係団体、地域住民、相談支援及びサービス事業者、 企業・事業者、行政等の役割を明確にしながら、相互の連携強化を図り、地域社会をあげ た生活支援体制の確立を図ります。特に、相談支援事業者や福祉サービス事業者による相 互の連携・調整を促進し、必要な人に必要な支援・サービスが行き届くよう、サービス体 制の充実に努めます。 さらに、年度ごとに計画の達成状況を把握・評価するため、障がいのある人やその家族、 関係団体、地域住民、相談支援及びサービス事業者、企業・事業者等の参画による木津川 市自立支援協議会*を設置し進めていきます。 ■ PDCAサイクルプロセスのイメージ 基本指針 障害福祉計画策定にあたっての基本的な考え方及び達成すべき目標、 サービス提供体制に関する見込み量の見込み方の提示 計画(Plan) 「基本指針」に即して、成果目標及び活 動指標、及び障害福祉サービスの見込 み量やその他の確保方策の明示 改善(Action) 実行(Do) 中間評価等の結果を踏まえ、必要がある と認めるときは、適宜計画変更や事業の 見直しを行う 計画の内容を踏まえ、事業を実施する 評価(Check) ○成果目標及び活動指標について、実績を踏まえながら中間評 価として分析・評価を行う ○中間評価は公表できるものとする ○活動指標については、高い頻度で実績を把握し、達成状況の 評価・分析を行う -8- 第2章 障がいのある人の状況と第3期計画の検証 1 人口及び障がいのある人の状況 1-1 障害者手帳所持者 本市の総人口と障害者手帳所持者数はともに増加傾向にあります。平成 26 年3月末現在、 障害者手帳所持者数は 3,602 人で、これは本市の総人口の 5.0%にあたります。 また、平成 25 年3月末時点の総人口に対する各障害者手帳所持者数の割合は、全国と比較 するとやや小さくなっています。 障害者手帳所持者数と総人口に対する割合の推移 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 総人口 身体障害者手帳 68,922 69,757 70,788 71,564 72,372 72,359 126,659,683 人 2,631 3.8% 367 2,719 3.9% 397 2,817 4.0% 414 2,748 3.8% 429 2,762 3.8% 450 2,884 4.0% 478 5,231,570 4.1% 908,988 人 0.5% 141 0.2% 3,139 0.6% 177 0.3% 3,293 0.6% 223 0.3% 3,454 0.6% 192 0.3% 3,369 0.6% 205 0.3% 3,417 0.7% 240 0.3% 3,602 0.7% 695,699 0.5% 6,836,257 割合 4.6% 4.7% 4.9% 4.7% 4.7% 5.0% 5.4% 人 割合 精神障害者保健福祉手帳 3障がい合計 参考:平成24年度 全国 人 割合 療育手帳 平成25年度 人 割合 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 身体障害者手帳交付台帳登載者数(平成 25 年度) 京都府作成資料 市町村別療育手帳所持者数(平成 25 年度) 京都府作成資料 京都府精神障害者保健福祉手帳交付者数 (平成 25 年度 有効期間内登録者数) 各年度3月末現在 総人口と障害者手帳所持者数の推移 単位:人 6,000 80,000 68,922 69,757 70,788 71,564 3,139 3,293 3,454 3,369 3,417 4.6% 4.7% 4.7% 4.7% 60,000 40,000 4.9% 72,359 72,372 5,000 3,602 5.0% 総人口比 4,000 3,000 2,000 総人口(左軸) 20,000 3障がい合計(右軸) 0 1,000 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 各年度3月末現在 - 10 - 平成 24 年度における人口に占める各障害者手帳所持者数の割合 6.0% 5.4% 4.7% 5.0% 4.0% 4.1% 3.8% 3.0% 木津川市 2.0% 0.7% 0.6% 1.0% 0.3% 0.5% 全国 0.0% 身 体 障 害 者 手 帳 療 育 手 帳 保精 健神 福障 祉害 手者 帳 合 計 3月末現在 全国値出典 身体障害者手帳所持者数、療育手帳所持者数・・・厚生労働省「平成 24 年度福祉行政報告例の概況」 精神障害者保健福祉手帳所持者数・・・厚生労働省「平成 24 年度衛生行政報告例の概況」(※有効期限切れを除く) 全国の総人口・・・住民基本台帳(平成 24 年度末現在) - 11 - 1-2 身体障害者手帳所持者 身体障害者手帳所持者の人数は平成 26 年3月末現在、2,884 人です。 身体障害者手帳所持者数 (人) 3,000 2,500 2,817 2,719 2,631 2,884 2,762 2,748 2,000 1,500 1,000 500 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 各年度3月末現在 京都府作成資料 身体障害者手帳交付台帳登載者数(平成 25 年度) 身体障害者手帳*の級ごとの所持者数は、1・3・4級が増加傾向で推移しており、2・5・ 6級はおおむね横ばいとなっています。 等級別身体障害者手帳所持者数の推移 (人) 3,500 3,000 2,631 2,500 2,817 2,748 2,762 2,884 742 699 696 695 390 397 389 384 433 458 468 462 480 495 744 784 823 807 818 868 187 225 195 226 206 224 186 208 183 202 185 206 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 661 2,000 381 1,500 2,719 666 388 1,000 500 0 平成24年度 平成25年度 各年度3月末現在 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 身体障害者手帳交付台帳登載者数(平成 25 年度) - 12 - 1級 2級 3級 4級 5級 6級 ※1級(重度)~6級(軽度) 身体障害者手帳*の種類別所持者数の推移は次のとおりで、平成 26 年3月末現在、肢体不 自由が全体の 49.5%と、最も多くなっています。 種類別身体障害者手帳所持者数の推移 (人) 3,500 3,000 2,500 2,631 140 268 1,500 152 265 1,322 272 1,411 1,372 2,748 2,762 151 261 151 255 31 30 30 2,000 2,817 157 2,719 149 261 32 27 25 1,381 2,884 1,372 1,429 視覚 聴覚 平衡・音声・言語 1,000 肢体不自由 500 871 946 900 930 957 1,013 内部 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 各年度3月末現在 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 身体障害者手帳交付台帳登載者数(平成 25 年度) 身体障害者手帳所持者の年齢区分ごとの人数は次のとおりで、65 歳以上が全体の 72.1%を 占めています。 年齢3区分別割合 年齢3区分別人数 18歳未満 2.1% 単位:人 平成25年度 計 2,884 18歳未満 60 18歳~64歳 746 65歳以上 18歳~64歳 25.9% 2,078 65歳以上 72.1% 3月末現在 資料:京都府作成資料 身体障害者手帳交付台帳登載者数(平成 25 年度) ※年齢3区分別割合については四捨五入の関係で合計が 100%にならない場合あり - 13 - 1-3 療育手帳所持者(知的障がいのある人) 療育手帳所持者の人数は増加傾向で推移しており、平成 26 年3月末現在、478 人となってい ます。 療育手帳所持者数 (人) 500 478 400 429 414 397 450 367 300 200 100 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 各年度3月末現在 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 市町村別療育手帳所持者数(平成 25 年度) 療育手帳*の判定ごとの所持者数の推移は次のとおりで、B判定(重度以外)の手帳所持者数 の増加の割合がやや大きくなっています。 (人) 判定別療育手帳所持者数の推移 600 478 500 400 300 397 414 429 190 196 450 367 183 187 212 203 200 100 A判定 184 210 平成20年度 平成21年度 224 266 247 233 B判定 0 平成22年度 平成23年度 平成24年度 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 市町村別療育手帳所持者数(平成 25 年度) - 14 - 平成25年度 各年度3月末現在 ※A判定(重度) 、B判定(重度以外) 療育手帳所持者の年齢区分ごとの人数は次のとおりで、ほとんどの人が 65 歳未満となって います。 年齢3区分別割合 年齢3区分別人数 65歳以上 6.7% 単位:人 平成25年度 計 478 18歳未満 157 18歳~64歳 289 65歳以上 32 18歳未満 32.8% 18歳~64歳 60.5% 3月末現在 資料:京都府作成資料 市町村別療育手帳所持者数(平成 25 年度) ※年齢3区分別割合については四捨五入の関係で合計が 100%にならない場合あり 1-4 精神障害者保健福祉手帳所持者 精神障害者保健福祉手帳所持者の人数は増加傾向で推移しており、平成 26 年3月末現在、 240 人となっています。 精神障害者保健福祉手帳所持者数 (人) 300 250 240 223 200 192 205 177 150 141 100 50 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 京都府精神障害者保健福祉手帳交付者数 (平成 25 年度 有効期間内登録者数) - 15 - 平成24年度 平成25年度 各年度3月末現在 精神障害者保健福祉手帳*の級ごとの所持者数の推移は次のとおりで、2級・3級の所持者 数が5年間で大きく増加しています。 等級別精神障害者保健福祉手帳所持者数の推移 (人) 300 250 240 223 26 177 200 192 17 141 19 205 17 108 24 150 97 19 90 96 75 100 1級 62 50 60 100 78 85 113 92 2級 3級 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 資料:木津川市統計書平成 25 年版(平成 20~24 年度) 京都府作成資料 京都府精神障害者保健福祉手帳交付者数 (平成 25 年度 有効期間内登録者数) 平成25年度 各年度3月末現在 ※1級(重度)~3級(軽度) 精神障害者保健福祉手帳所持者の年齢区分ごとの人数は次のとおりで、18~64 歳が 90.0% を占めています。 年齢3区分別人数 年齢3区分別割合 単位:人 65歳以上 6.3% 平成25年度 計 18歳未満 3.8% 240 18歳未満 9 18歳~64歳 216 65歳以上 15 3月末現在 18歳~64歳 90.0% 資料:京都府作成資料 京都府精神障害者保健福祉手帳交付者数 (平成 25 年度 有効期間内登録者数) ※年齢3区分別割合については四捨五入の関係で合計が 100%にならない場合あり - 16 - 1-5 その他の障がいのある人 障害者手帳を持っている人たちだけが障がいのある人ではありません。 精神障がいのある人の多くは、手帳所持のメリットを見いだせない、障がいを自分自身や家族が 受け入れていない、差別への危惧等の理由から、必ずしも手帳を持っているとは限りません。 精神障害者保健福祉手帳*を所持している人は市全体で 240 人(平成 26 年3月末時点)ですが、 精神科の通院医療費の助成を受けている人の人数は、市全体でおよそ 650 人、治療が難しい難病の 人もおよそ 530 人います。 また、人と話をすることが苦手、一つのことに集中できない、興味・関心の範囲が限られている 等の発達障がいのある人も多く、こうした人たちには、医療機関や学校での教育、指導以外にも様々 な支援が必要です。 ① 精神障がいのある人 精神障がいのある人は、精神障害者保健福祉手帳の交付者以外に自立支援医療受給者証(精 神通院)交付者数でおよその人数をみることができます。平成 26 年3月末現在で、自立支援医 療受給者証(精神通院)交付者数は 651 人となっています。 自立支援医療受給者証(精神通院)交付者数の推移 単位:人 平成20年度 交付者数 平成21年度 407 平成22年度 444 平成23年度 537 558 平成24年度 588 平成25年度 651 資料:京都府作成資料 京都府精神障害者保健福祉手帳交付者数 ② 難病(特定疾患)のある人 難病(特定疾患)とは、原因不明で治療が難しく、後遺症を残す恐れが少なくない疾患や、 症状が長引いて社会復帰が極めて困難で、本人や家族の精神的な負担が大きい疾患です。 医療費が高額になることも多々あるため、現在、国で認定されている特定疾患は 130 疾患※ あり、うち 56 疾患の医療費の一部、または全額が公費負担助成の対象となっています。 平成 26 年3月末現在で、本市では特定疾患医療受給者証交付者数が 530 人となっています。 ※平成 27 年1月1日より対象疾患は 151 疾患 特定疾患医療受給者証交付者数の推移 単位:人 平成20年度 交付者数 369 平成21年度 平成22年度 417 452 資料:京都府作成資料 特定疾患医療受給者証交付者数 - 17 - 平成23年度 487 平成24年度 504 平成25年度 530 ③ 障がいのある子どもや発達障がい 特別支援学級*で学ぶ児童生徒数や山城南部地域の特別支援学校*(養護学校)に通学する児 童生徒数は次のとおりです。 この他、特別支援教育*の対象の児童生徒には、普通学級で学ぶいわゆる発達障がいのある 子どもが含まれます。 発達障がい(非定型発達)とは、自閉症*、アスペルガー症候群*、その他の広汎性発達障害 (PDD)*、注意欠陥多動性障害(ADHD)*、学習障害(LD)*等の脳機能の障がいで あり、通常症状が低年齢において現れるとされています。社会性やコミュニケーション能力の 発達に偏りがあったり、興味・関心の範囲が狭かったり、反復行動等の特徴があります。 発達障がいのある子どもの人数は、対象者を確定する有効な手段が未だないことから、正確 な人数の把握はできず、このことは就学前の子どもから成人に至るすべての年齢層に当てはま ります。 市内小中学校における特別支援学級で学ぶ児童生徒数の推移 単位:人 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 52 63 64 60 72 64 小学校1年生 3 11 6 4 5 3 小学校2年生 10 8 11 9 5 5 小学校3年生 5 11 9 10 13 6 小学校4年生 5 5 11 8 12 13 小学校5年生 8 5 5 12 11 11 小学校6年生 7 9 7 5 14 10 中学校1年生 6 5 5 2 4 6 中学校2年生 4 4 5 5 3 6 中学校3年生 4 5 5 5 5 4 合 計 資料:市内小中学校における特別支援学級で学ぶ児童生徒数(平成 21~25 年度) 各年度5月1日現在 特別支援学校在籍児童生徒数 単位:人 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 合 計 48 52 57 69 79 85 小学部 22 25 22 26 25 30 中学部 10 12 18 19 23 22 高等部 16 15 17 24 31 33 資料:特別支援学校在籍児童生徒数(平成 21~25 年度) - 18 - 各年度5月1日現在 2 第3期計画の検証 2-1 計画の目標値の検証 ① 施設入所者の地域生活への移行の目標 24年度 実績 25年度 実績 26年度 目標 施設入所者数 (A) 35人 37人 35人 26年度目標は平成17年10月1日 時点の入所者数を基準に設定 目標年度の入所者数 (B) 31人 33人 31人 26年度目標は平成26年度末時点 の利用人員 4人 4人 4人 11.4% 11.4% 11.4% 1人 0人 10人 2.9% 0.0% 28.6% 項目 削減見込み (A-B) 地域生活への移行数 備 考 ② 福祉施設から一般就労に移行する人数の目標 24年度 実績 25年度 実績 26年度 目標 目標年度の年間 一般就労移行者数 1人 2人 4人 訓練等給付事業所から 一般就労に移行した人の数 目標年度までの就労 移行支援事業利用者 12人 11人 13人 (6.0%) 国指針では、 現施設利用者の2割以上が 就労移行支援事業利用 目標年度の就労 継続支援A型利用者 14人 21人 27人 就労継続支援事業利用者の (60.0%) 項目 備 考 国指針では、 3割がA型(雇用契約締結)利用 ※目標設定の基準となる平成 17 年度に福祉施設から一般就労に移行した人は0人 - 19 - 2-2 サービスの見込み量の検証 ① 自立支援給付サービス 1)訪問系サービス ※障がいのある人の住まいを訪ねて介護や外出の付き添い等を行うサービス (1か月あたり) 平成24年度 サービス名 見込み 訪問系 サービス 平成25年度 平成26年度 単位 時間分 人分 実績 達成率 見込み 実績 達成率 見込み 実績 見込み 達成率 見込み 2,141 2,577 120.4% 2,392 2,640 110.4% 2,643 2,945 111.4% 138 123 89.1% 165 123 74.5% 193 126 65.3% 主な事業所(平成 26 年4月現在) :サービスセンターいづみ、サービスセンター相楽、木津川市社会福祉協議会 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平均値を 基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「時間分」はサービスを利用した延べ時間、 「人分」はサービスを利用した実人数 - 20 - 2)日中活動系サービス ※障がいのある人が昼間に行う活動のための場や機会を提供し、支援するサービス (1か月あたり) 平成24年度 サービス名 平成25年度 平成26年度 単位 見込み 実績 達成率 見込み 実績 達成率 見込み 実績 見込み 達成率 見込み 2,435 2,487 102.1% 2,623 2,802 106.8% 2,811 2,826 100.5% 129 145 112.4% 139 152 109.4% 149 153 102.7% 人日分 3 0 - 41 41 100.0% 41 39 95.1% 人分 1 0 - 2 2 100.0% 2 2 100.0% 人日分 96 189 196.9% 100 176 176.0% 105 191 181.9% 人分 6 15 250.0% 7 14 200.0% 7 14 200.0% 人日分 198 217 109.6% 208 176 84.6% 219 202 92.2% 人分 11 12 109.1% 12 11 91.7% 13 11 84.6% 人日分 392 313 79.8% 534 444 83.1% 675 509 75.4% 人分 17 14 82.4% 22 21 95.5% 27 22 81.5% 人日分 271 331 122.1% 306 436 142.5% 341 395 115.8% 人分 15 22 146.7% 17 29 170.6% 18 26 144.4% 人日分 31 279 900.0% 31 279 900.0% 279 275 98.6% 人分 1 9 900.0% 1 9 900.0% 9 9 100.0% 人日分 176 233 132.4% 196 152 77.6% 217 230 106.0% 人分 38 47 123.7% 40 35 87.5% 41 39 95.1% 人日分 生活介護 人分 自立訓練 (機能訓練) 自立訓練 (生活訓練) 就労移行支援 就労継続支援 (A型) 就労継続支援 (B型) 療養介護 短期入所 主な事業所(平成 26 年4月現在) :工房グリーンフィールド、あんずデイセンター、相楽デイセンター、ワーキング センターいづみ、ヒュッテ、オープンスペースぽらりす、奈良県総合リハビリテーションセンター、Dプロジェクト、 花ノ木医療福祉センター、独立行政法人国立病院機構南京都病院、横手通り 43 番地「庵」、第二いづみ荘 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平均値を 基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「人日分」はサービスを利用した延べ人数、 「人分」はサービスを利用した実人数 - 21 - 3)居住系サービス ※入所施設やグループホーム*、ケアホームで夜間や休日に世話や介護を行うサービス (1か月あたり) 平成24年度 サービス名 平成25年度 平成26年度 単位 見込み 実績 達成率 見込み 実績 達成率 見込み 実績 見込み 達成率 見込み 共同生活援助 共同生活介護 人分 29 26 89.7% 33 32 97.0% 37 27 73.0% 施設入所支援 人分 30 31 103.3% 31 33 106.5% 33 34 103.0% 主な事業所(平成 26 年4月現在) :かみこま相朋舎、はぜ相朋舎、第二いづみ荘、横手通り 43 番地「庵」 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平均値を 基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「人分」はサービスを利用した実人数 4)相談支援 ※計画相談支援については、自らサービス計画を作成できない障がいのある人に代わって、 計画を作成するサービス ※地域移行支援、地域定着支援については入所施設の入所者や精神科病院等に入院している 人に退所、退院のために必要な支援を行うサービス 平成24年度 サービス名 平成25年度 平成26年度 単位 見込み 実績 達成率 見込み 実績 達成率 見込み 実績 見込み 達成率 見込み 計画相談支援 人分 5 0 - 5 13 260.0% 371 435 117.3% 地域移行支援 人分 5 0 - 5 13 260.0% 13 13 100.0% 地域定着支援 人分 5 0 - 5 0 4 4 100.0% - 主な事業所(平成 26 年4月現在) :障害者相談支援センターいづみ、しょうがい者生活支援センター「あん」 、相楽 聴覚言語障害センター ※平成 26 年度の計画相談支援の実績見込みは平成 27 年3月末時点の重複利用者を除くすべてのサービス利用見込 み者数(原則平成 26 年度末までにすべてのサービス利用者に対象を拡大) ※※平成 26 年度の地域移行支援、地域定着支援の実績見込みは平成 27 年3月末時点の利用見込み者数 ※※※「人分」はサービスを利用した実人数 - 22 - ■平成 26 年度の達成率見込み 0.0% 50.0% 100.0% 150.0% 訪問系 サービス 111.4% 生活介護 102.7% 自立訓練 (機能訓練) 95.1% 自立訓練 (生活訓練) 181.9% 就労移行支援 就労継続支援 (A型) 92.2% 75.4% 就労継続支援 (B型) 115.8% 療養介護 98.6% 短期入所 共同生活援助 共同生活介護 200.0% 106.0% 73.0% 施設入所支援 103.0% 計画相談支援 117.3% 地域移行支援 100.0% 地域定着支援 100.0% ※訪問系サービスは「時間分」 、日中系サービスは「人日分」 、居住系サービス・相談支援は 「人分」による達成率を採用 - 23 - ② 地域生活支援事業 平成24年度 事業名 見込み 障害者相談支援事業 平成25年度 平成26年度 単位 実績 1 カ所 達成率 見込み 1 100.0% 実績 1 達成率 見込み 1 100.0% 実績 達成率 見込み 見込み 1 1 100.0% 地域自立支援協議会 実施 実施 - 実施 実施 - 実施 実施 - 相談支援機能強化事業 実施 実施 - 実施 実施 - 実施 実施 - 住宅入居等支援事業 未実施 未実施 成年後見制度利用支援事業 コミュニケーション 支援事業 日常生活用具 給付等事業 実施 - 実施 手話通訳者 派遣事業 人 17 手話通訳者 設置事業 人 ①介護・訓練 支援用具 - 実施 実施 - - 未実施 未実施 実施 実施 - - 94.1% 22 37 168.2% 27 2 2 100.0% 2 2 100.0% 2 2 100.0% 延べ 件数 7 1 14.3% 8 0 0.0% 9 11 122.2% ②自立生活 支援用具 延べ 件数 21 16 76.2% 23 15 65.2% 25 ③在宅療養等 支援用具 延べ 件数 6 8 133.3% 7 6 85.7% 8 8 100.0% ④情報・意思疎通 支援用具 延べ 件数 6 6 100.0% 7 9 128.6% 8 18 225.0% ⑤排泄管理 支援用具 延べ 件数 198 193 97.5% 208 251 120.7% 219 211 96.3% ⑥居住生活動作 補助用具 (住宅改修費) 延べ 件数 7 1 14.3% 8 12.5% 9 7 77.8% 197 185.8% 111 153 137.8% 116 人 移動支援事業 時間 106 7,537 12,450 165.2% カ所 1 人 32 日中一時支援事業 人 社会参加 促進事業 人 地域活動支援センター事業 手話奉仕員 養成研修事業 16 未実施 未実施 1 100.0% 31 1 7,913 12,991 164.2% 1 96.9% 37 107 189 176.6% 112 32 37 115.6% 33 1 100.0% 33 15 23 55.6% 92.0% 137 118.1% 8,308 13,399 161.3% 1 1 100.0% 89.2% 42 136 121.4% 117 117 100.0% 34 44 129.4% 17 51.5% 33 78.6% 主な事業所(平成 26 年4月現在) :障害者相談支援センターいづみ、相楽聴覚言語障害センター、いづみ福祉会、サー ビスセンター相楽、木津川市社会福祉協議会、横手通り 43 番地「庵」 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績を基に見込みを 試算し、その合計値から算出、また平成 26 年 10 月末時点の実施状況 - 24 - ■平成 26 年度の達成率見込み 0.0% 50.0% 100.0% 障害者相談支援事業 手話通訳者派遣事業 200.0% 55.6% 100.0% ①介護・訓練支援用具 122.2% 92.0% ③在宅療養等支援用具 100.0% ④情報・意思疎通支援用具 225.0% ⑤排泄管理支援用具 ⑥居住生活動作補助用具 (住宅改修費) 96.3% 77.8% 移動支援事業 地域活動支援センター事業 250.0% 100.0% 手話通訳者設置事業 ②自立生活支援用具 150.0% 161.3% 78.6% 日中一時支援事業 100.0% 手話奉仕員養成研修事業 129.4% ※移動支援事業は「時間」 、地域活動支援センター事業は「人数」による達成率を採用 - 25 - 3 アンケート調査及び関連団体ヒアリング結果からの課題 3-1 アンケート調査結果からみた課題 アンケート調査は、障害者手帳所持者全員に配布し、1,771 票(有効票)の回答を得ました。 その結果から、主な課題としては次の点が挙げられます。 ① 障がいのある人や介護者の高齢化への対応 障がいのある人の約7割が 65 歳以上の高齢者、さらには 75 歳以上の後期高齢者が4 割以上となっています。 また、介護者もかなり高齢になっており、当事者のみならず介護者へのサポートも含 めた支援体制が望まれます。 ② 障がいに対する理解や取り巻く社会環境の充実 障がいに対する一般の方々の理解はまだ必ずしも高いとは言えません。 また、日常生活を送る上での様々な局面において“バリア”が十分には取り除かれて はいません。 段差等のハード面のみならず、情報提供のあり方や緊急時の支援体制等ソフト面、さ らには成年後見制度*等、障がいのある人たちへの支援制度等の周知等も含めた総合的な 取組が求められます。 ③ 地域生活への移行の促進 現在の施設入所者の地域生活への移行希望は全体としてはあまり高くありません。 少なくとも現状では地域での生活の受け入れ体制が十分とは言えないことも地域への 移行希望が低い要因と思われ、今後はグループホーム*等の施設面のみならず、地域で受 け入れるための支えあいの仕組みづくりのさらなる充実も求められます。 ④ 多様な働き方の可能性の拡充 現在、一般就労している人は限られていますが、今後の就労希望はかなり高くなって います。 特に若い年齢層では高い就労希望があり、受け入れ環境が整えば一般就労へ移行した いという潜在希望者も多くいるものと思われます。知的障がいのある人は特にその傾向 が顕著になっています。 また一方、障がいの状況によっては一般就労が厳しい人もいることから、福祉的就労 も含めた多様な働き方ができる環境をさらに充実していくことが求められます。 - 26 - ⑤ より利用しやすい福祉サービスの提供体制の充実 現状の各種福祉サービスの利用状況は必ずしも高くはありません。 しかしながら、今後のサービス利用についてはほとんどのサービスメニューにおいて 現状よりは高い利用希望が示されています。また、障がい種別によっても利用したいサ ービスの違いもみられ、それぞれの状況にあった、利用しやすいサービス提供体制の充 実が求められます。 ⑥ いつでもどんなことでも当事者目線にたった情報提供や相談体制の充実 現在の情報入手は「行政機関の広報誌」が最も多く、公的機関の役割は非常に大きい ことがわかります。 しかしながら各種福祉サービスの利用状況をみても、意外とサービスを知らない状況 もみられ、当事者に届く情報提供体制を充実することが求められます。 また、相談相手は家族等の親族が中心となっており、その他の専門的・公的機関への 相談は非常に少ない状況になっています。 家族の負担の軽減とともに、より的確なアドバイスができるようにするためにも、い つでもどんなことでも気軽に相談できる体制の充実が求められます。 ⑦ 災害時・緊急時への対応の充実 災害時に一人で避難できる人は4割足らず、また近所に助けに来てくれる人がいる人 は3割程度の状況になっています。 災害時に命を守るためには、日ごろからの近所とのつながりや要援護者であるという ことを外に対して知らせておくということも重要となります。 また、避難できたとしても避難先での生活も確保されていることが必要となります。 災害時だけの問題でなく日常的な備えが災害時にも機能するという考え方のもと、対応 策をとっておく必要があります。 ⑧ 地域ぐるみかつ総合的な支援体制の充実 障がいのある人へのサポートは、どうしても家族が中心になっているのが現状です。 しかしながら家族だけでは限界もあり、公的機関とともに地域における支援体制の強 化が不可欠となります。 また、差別を受けた経験がある人や、成年後見制度*等の制度を知らない人も多くみら れます。 さらに、障がいのある人への対応の場合、保健・医療・福祉の連携や、幼少の頃から 成人そして高齢者に至るライフサイクルに沿った切れ目のない対応も大切となります。 すなわち、地域ぐるみでの一体となった支援体制の充実が大切になるとともに、その 基本には障がいのある人自身が自ら考え、自ら動くという意識の自立性も重要になりま す。 - 27 - 3-2 関係団体ヒアリング結果からみた課題 障がい者団体等(含:事業所)の方々にお聞きした内容は、次のように総括されます。 項目 内 容 <現状で評価できること> ○障がいがあっても自宅・地域で過ごすことができ、いろいろな人に支えられてい ることが実感できる。 ○障がいのある人の高齢化・重度化の傾向もみられるが、野菜や食べ物の差し入れ 等もあり、地域の人々に支えられている。今後も地域に根差して暮らしていきた い。 <課題> 現状や課題 ○市民が障がいについて知らなすぎる。 ○施設に依存しすぎる面がある。もっと地域とともにありたい。 ○就労支援を受け、誇りを持って働くことはできるが、障がいの特性から地域の人々 との交流が難しい。 ○事業者だけでの対応には限界がある。行政が支援の入口(窓口)やつなぎの機能 を発揮してもらいたい。 ○事業者の立場では自分の事業で精いっぱいであり、他の事業所と横の連携を持つ ことは現実的には難しい。 ○障がいのある人や見守る家族も含めて、障がいについてもっと学習する機会を増 やしていくことが大切である。 ○8万人弱のまちであり、お互いの顔が見える規模の良さを活かしたい。 ○障がいのある人の側から“ここにいるよ”ということも大事である。 今後に向けて 必要な事 ○いつでも気軽に相談できるよう、身近に相談員がいるとよい。 ○福祉関係者だけでは支援が難しい。木津川市自立支援協議会*等を活用し、広いつ ながりを形成することが大切である。 ○障がいの重度化で福祉施設は手いっぱいの状態でもある。ボランティアの活動に 期待したい。 ○障がいのある人の就労の場として農作業に効果を感じている。無業の若者支援等 も含め、就労支援機関とも連携していくことが必要と思われる。 - 28 - 第3章 計画の基本的な考え方 1 基本理念 ○ 「木津川市障害福祉計画(第3期)」では、下記に示す3つの理念を掲げ、障害福祉サ ービスの充実に取り組んできました。 ○ また、障害者総合支援法では基本理念として「日常生活・社会生活の支援が、共生社会 を実現するため、社会参加の機会の確保及び地域社会における共生、社会的障壁*の除去 に資するよう、総合的かつ計画的に行うこと」としています。 ○ 第3期計画の理念は、新たな障害者総合支援法の理念も包含しているものであり、第4 期計画においても、これらの3つの理念を踏襲するものとします。 1 障がいのある人の自己決定と自己選択の尊重 ノーマライゼーション*の理念のもと、障がいの種別や程度にかかわらず、障がいの ある人が自ら居住する場所を選択できるように、また、必要とする障害福祉サービスや その他の支援を受けながら、自立と社会参加の実現を図っていくことを基本とします。 2 総合的なサービス提供の推進 身体障がい、知的障がい及び精神障がいを一元化した体制のもと、立ち後れている精 神障がいのある人に対するサービスの充実を図るとともに、その人らしく、また、生涯 を通して安心して暮らせるように、地域生活支援事業も含めサービスの充実を図ってい くことを基本とします。 3 地域生活移行や就労支援等の課題に対応したサービス提供体制の整備 障がいのある人の自立を支援し、施設・病院から地域生活への移行、あるいは就労支 援といった課題に対応するため、また、住み慣れた地域や居宅での継続した生活の支援 を行うため、身近な地域におけるサービス拠点づくり、ボランティア団体やNPO*の 法人等によるインフォーマルサービスの提供等、地域の社会資源を最大限に活用し、提 供体制の整備を進めることを基本とします。 また、地域住民や地域団体、ボランティア団体やNPO法人、企業、サービス事業者 等との理解と協力のもとに、ともに生き、支えあうまちづくりを進めていくことを基本 とします。 さらにサービスの確保と調整において、京都府の障害保健福祉圏域単位での取組を進 めます。 - 30 - 2 基本視点 ○ 基本理念を実現するための基盤整備に取り組む視点は、「木津川市障害福祉計画(第3 期) 」では①~③の3つの視点としていましたが、本計画においては新たな法律や理念の 考え方を踏まえ、4つの視点から取り組むものとします。 ① 在宅生活を支援する訪問系サービスを障がいの区別なく充実 施設入所や病院から在宅・地域生活への移行を進めるとともに、障がいの種別にかか わりなく必要なサービスや支援を利用し、その人らしい生活を送ることができるように、 地域生活支援拠点の整備等、地域の基盤整備を進めていきます。 ② 地域全体でサービスや支援の充実を実現 障がいのある人の施設入所や病院から在宅・地域生活への移行、一般就労への移行を 進めるとともに、日中活動の場の確保・充実を図るため、サービスを提供する事業者及 び従事者の充実、NPO*、ボランティア活動の促進、行政と民間が一体になっての支 援の充実を図ります。 特に就労移行については、就労移行支援事業等の推進とともに、行政をはじめ福祉施 設や企業等、地域全体で雇用機会の拡大を図っていきます。 ③ 障がいのある人の個々へのきめ細かな対応 障がいのある人に対する情報の提供とともに、適切に利用できるよう相談支援の充実 を図ります。また、一人ひとりのニーズに適したサービスや支援の提供、ライフステー ジに即した総合的かつ継続的な対応等、きめ細かな対応を図っていきます。 ④ 障がいのある子どもの支援体制の整備・充実 障がいのある子どもが、日常生活や社会生活の中で自立した活動を行えるように、保 育所、幼稚園、学校、児童相談所*、医療機関、さらに地域も含めた関係機関との連携 強化を図ります。また、障害児相談支援・障害児通所支援について、利用者のニーズを 勘案したサービス提供体制の整備・強化に努めます。 - 31 - 3 平成 29 年度までにめざす姿 3-1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 【目標達成に向けた取組】 福祉施設の入所者の地域生活への移行目標を実現するため、京都府やサービス事業者等と の連携を一層強化するとともに、山城南障害保健福祉圏域における他の町村とも連携し、グ ループホーム*等の整備の促進に努めます。 また、障がいのある人が障害福祉サービスのみならず、インフォーマルな支援等を含めて 利用する中で、地域で自立した生活を送ることができるよう、サービス事業者や関係機関・ 団体等との連絡会議やサービス調整会議の開催を図ります。 【目標設定の考え方】 第3期計画で地域生活移行者を「10 人」としましたが、25 年度末では移行者はいません でした。第4期計画では再度平成 29 年度末における地域生活移行者を「10 人」とし、施設 入所者を現在より2人少ない「31 人」を目標とします。 ■福祉施設入所者の地域生活への移行目標 項 目 数 値 備 考 平成25年度末時点の入所者数(A) 33 人 平成26年3月31日の施設入所者数 【目標値】(A)のうち、平成29年度 までの地域生活移行者(B) 10 人 施設入所からグループホーム、 一般住宅等へ移行した者の数 【目標値】平成29年度末時点の 入所者数(C) 31 人 平成29年度末時点の施設入所者数 地域生活移行率 30.3 % 入所者数削減率 6.1 % (B)/(A) (目標12%以上) (A-C)/(A) (目標4%以上) 【国・府の目標設定の考え方】 ○平成 29 年度末における地域生活に移行する者の数値目標を設定する。 ○当該数値目標の設定にあたっては、平成 25 年度末時点における施設入所者数の 12%以上が 平成 29 年度末までに地域生活へ移行することを基本として、これまでの実績及び地域の実 情を踏まえて設定する。 ○平成 29 年度末時点における施設入所者を、平成 25 年度末時点から4%以上削減することを 基本として、これまでの実績及び地域の実情を踏まえて設定する。 ○平成 26 年度末において、障害福祉計画(第3期)で定めた数値目標が達成されないと見込 まれる場合は、当該未達成分の割合を平成 29 年度末における目標値に加えた割合以上を目 標値として設定する。 - 32 - 3-2 福祉施設から一般就労への移行 【目標達成に向けた取組】 福祉施設から一般就労への移行の目標を実現するため、関係機関との連携を図り、市民や 企業主に対する障がいのある人の雇用についての啓発を推進するとともに、福祉施設との連 携や特別支援学校*、公共職業安定所、関係機関や関係団体、企業との連携を強化し、福祉 施設から一般就労への移行の促進に努めます。 また、雇用・就労については、このような福祉施設から移行する一般就労の他に、特別支 援学校卒業時に企業へ就職する人、求職活動を行っている人、福祉的就労を希望する人等、 選択肢が多いことが求められることから、関係機関との連携を図り、多様な働き方の検討を 行います。 【目標設定の考え方】 第3期計画で一般就労移行者を「4人」としましたが、25 年度末では「2人」にとどまっ ています。第4期計画では再度平成 29 年度末における一般就労移行者を「4人」とします。 ■福祉施設から一般就労への移行目標 項 目 数 値 備 考 平成24年度の 一般就労移行者数(A) 平成24年度において福祉施設を退所し、 1 人 一般就労した者の数 【目標値】平成29年度の 一般就労移行者数(B) 平成29年度において福祉施設を退所し、 4 人 一般就労する者の数 増加割合 4.0 倍 (B)/(A) (目標2倍以上) 【国・府の目標設定の考え方】 ○福祉施設の利用者のうち、就労移行支援事業等(生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労 継続支援を行う事業をいう。 )を通じて、平成 29 年度中に一般就労に移行する者の数値目標 を設定する。 ○目標の設定にあたっては、平成 24 年度の一般就労への移行実績の2倍以上とすることを基 本として、これまでの実績及び地域の実情を踏まえて設定する。 - 33 - 3-3 就労移行支援事業の利用者数 【目標達成に向けた取組】 就労移行支援事業の利用者数の目標を実現するため、利用後の就労継続支援への移行や一 般就労への移行をスムーズに行えるよう、サービス事業者、関係機関間の連絡・調整等の促 進に努めます。 【目標設定の考え方】 第3期計画で就労移行支援事業所の利用者を「13 人」としましたが、平成 25 年度末で「11 人」と目標値よりわずかに下回りました。第4期計画では、平成 29 年度末の就労移行支援 事業所の利用者数を「19 人」と設定します。 ■就労移行支援事業の利用者数 項 目 数 値 備 考 平成25年度末の就労移行支援 事業所の利用者数(A) 平成25年度末において就労移行支援事業所を 11 人 利用した者の数 【目標値】平成29年度末の就労 移行支援事業所の利用者数(B) 平成29年度末において就労移行支援事業所を 19 人 利用する者の数 72.7 % (B)-(A)/(A) (目標60%以上) 増加率 【国・府の目標設定の考え方】 ○就労移行支援事業の利用者数に関する目標を設定する。 ○平成 29 年度末における利用者数が、平成 25 年度末における利用者数の6割以上増加する ことを基本として、これまでの実績及び地域の実情を踏まえて設定する。 - 34 - 4 障がいのある人の推計 ○ 身体障がいのある人、知的障がいのある人、精神障がいのある人について、それぞれの障 害者手帳所持者数をもとに、今後の人口の伸びを鑑み次のように推計しています。 (単位:人) 身体障害者手帳 療育手帳 精神障害者 保健福祉手帳 合計 平成 24 年度 2,762 450 205 3,417 平成 25 年度 2,884 478 240 3,602 平成 26 年度 2,936 496 290 3,722 見 平成 27 年度 2,986 505 295 3,786 込 平成 28 年度 3,022 511 299 3,832 み 平成 29 年度 3,057 516 302 3,875 実 績 注 ・平成 26 年度の手帳所持者数は平成 26 年4月~9月の実績データを基 に算出し、実績見込として掲載しています。 ・計画年の推計(見込み)は住民基本台帳のデータを基に、コーホート 法による予測を行っています。 ・障がいのある人の数については、人口に対する発症率がほぼ一定であ ることを勘案し、平成 26 年度時点の人口に対する発症率を基に、将 来値を予測しています。(平成 26 年度の基準人口は平成 26 年 12 月1 日の住民基本台帳人口としています) - 35 - 5 区域の設定 ○ 障がいのある人の保健・福祉サービスには、居宅介護(ホームヘルプサービス)等市町 村の区域で身近に利用されるものと、施設サービス等複数の市町村にわたって広域的に利 用されるもの、さらに、より高度・専門的なサービス等、京都府全域的に利用されるもの があります。 ○ 障がいのある人の保健・福祉サービスの提供体制は、これら3つの圏域(市町村圏域、 広域圏域、京都府全域)の機能分担のもとで、重層的なネットワークを構築することが必 要です。 ○ 京都府では、このうち、広域的に利用されるサービスの提供体制を整備するため、複数 の市町村からなる圏域を障害保健福祉圏域(府内6圏域)として設定しています。 本市は、山城南障害保健福祉圏域に位置づけられています。 - 36 - 第4章 事業の展開 1 福祉サービスの体系 ○ 障害者総合支援法に基づく福祉サービスは、個々の障がいのある人の支援の必要性や勘案 すべき事項(社会活動や介護者、居住等の状況)を踏まえて支給決定が行われる「自立支援 給付」、市町村の創意工夫により、利用者の方々の状況に柔軟に実施できる「地域生活支援 事業」に大別されます。 ○ また、障がいのある子どもの通所サービスは、平成 24 年4月の児童福祉法の改正により、 新たに「障害児通所支援」としてサービス体系が再編され、「障害児通所給付」に位置づけ られました。 障害者総合支援法 自立支援給付 介護給付 訓練等給付 ・居宅介護(ホームヘルプ) ・重度訪問介護 ・同行援護 ・行動援護 ・重度障害者等包括支援 ・短期入所(ショートステイ) ・療養介護 ・生活介護 ・施設入所支援 ・共同生活援助 (グループホーム*)※ ・自立訓練 (機能訓練・生活訓練) ・就労移行支援 ・就労継続支援 (A型・B型) ※ケアホームはグループホーム に一元化 自立支援医療* 相談支援 ・計画相談支援 ・地域相談支援 補装具* 地域生活支援事業 ・理解促進研修・啓発事業 ・自発的活動支援事業 ・相談支援事業 ・成年後見制度利用支援事業 ・成年後見制度法人後見支援事業 ・意思疎通支援事業 ・日常生活用具給付等事業 ・手話奉仕員養成研修事業 ・移動支援事業 ・地域活動支援センター 等 児童福祉法 障害児通所支援 ・児童発達支援 ・放課後等デイサービス ・保育所等訪問支援 ・医療型児童発達支援 相談支援 ・障害児相談支援 - 38 - 障 が い の あ る 人 ・ 障 が い の あ る 子 ど も 2 障害福祉サービスの見込みと確保方策 2-1 訪問系サービス 種 類 内 容 居宅で生活されている方に対し、介護職員が居宅を訪問して、食事・ 居宅介護 入浴・排せつ等の身体介護や、調理・掃除等の家事援助を行うサービ スです。 居宅で生活されている重度の肢体不自由、又は重度の知的・精神障 重度訪問介護 がいにより常に介護を必要とする方に対し、介護職員が居宅を訪問し て、食事・入浴・排せつ等の身体介護や、外出時における移動支援等 を総合的に行うサービスです。 居宅で生活されている視覚障がいのある人で、移動に著しい困難を 同行援護 有する方に対し、ガイドヘルパー*が移動に必要な情報の提供、移動の 援護等の外出支援を行うサービスです。 居宅で生活されている行動上の自己判断能力が制限されている方に 行動援護 対し、行動するときの危険を回避するために必要な支援、外出支援を 行うサービスです。 重度障害者等包括支援 寝たきりの状態にある等、介護の必要性がとても高い方に重度訪問 介護等、複数のサービスを包括的に行うサービスです。 - 39 - <訪問系サービスの見込み量と確保方策> ○ 主に平成 26 年度の実績見込みに、本市の障害者手帳所持者の増加率やサービス事業者の 事業意向を勘案し見込んでいます。 ○ 今後、障がいのある人の居宅での生活を支援するため、身体介護や家事援助、行動援護等 の訪問系サービスについて、必要な支援等に応じて適切な提供を図っていきます。 ■訪問系サービスの1か月当たりの利用実績及び見込み量(その1) 実 績 区分 訪問系 サービス 見込み 単位 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成24年度 平成25年度 時間分 2,577 2,640 2,945 人分 123 123 126 平成28年度 平成29年度 3,189 3,450 3,713 134 143 152 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平 均値を基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「時間分」はサービスを利用した延べ時間、 「人分」はサービスを利用した実人数 ■訪問系サービスの1か月当たりの利用実績及び見込み量(その2) 実 績 区分 見込み 単位 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成28年度 平成29年度 2,271 2,400 2,530 100 105 111 117 503 527 633 738 844 4 4 5 6 7 8 109 98 103 121 138 155 7 5 6 7 8 9 187 150 153 164 174 184 人分 15 15 15 16 17 18 時間分 0 0 0 0 0 0 人分 0 0 0 0 0 0 時間分 平成24年度 平成25年度 1,734 1,889 2,162 97 99 547 居宅介護 人分 時間分 重度訪問介護 人分 時間分 同行援護 人分 時間分 行動援護 重度障害者等 包括支援 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平 均値を基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「時間分」はサービスを利用した延べ時間、 「人分」はサービスを利用した実人数 - 40 - 2-2 日中活動系サービス 種 類 内 容 常時介護を必要とする方に、日中、食事・入浴・排せつ等の身体介 生活介護 護の提供、生活に関する相談・助言やその他必要な日常生活の支援を 行うとともに、創作的活動又は生産活動の機会の提供やその他身体機 能又は生活能力の向上のために必要な支援を行うサービスです。 地域において自立した日常生活又は社会生活ができるよう、一定期 自立訓練(機能訓練) 間、身体機能又は生活能力の維持向上等のために、理学療法*、作業療 法*、その他必要なリハビリテーション*、生活に関する相談・助言や その他必要な支援を行うサービスです。 地域において自立した日常生活又は社会生活ができるよう、一定期 自立訓練(生活訓練) 間、生活能力の維持向上等のために、食事・入浴・排せつ等に関する 必要な訓練、生活に関する相談・助言やその他必要な支援を行うサー ビスです。 一般企業等への就労を希望する障がいのある人に、一定の期間、事 業所における作業や企業における実習等を通じて、就労に必要な知識 就労移行支援 及び能力の向上のための訓練を行うサービスです。就労移行支援利用 後の日中活動としては、一般就労や就労継続支援(A型もしくはB型) への移行、居住系サービスとしては、グループホーム*等への移行が想 定されます。 一般企業等への就労が困難な障がいのある人に、働く場を提供する とともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うサービスで す。就労継続支援には、事業所内において、雇用契約に基づく就労機 就労継続支援 (A型・B型) 会の提供を行い、一般就労に必要な知識・能力が高まった場合、一般 就労への移行に向けた支援を行うA型と、雇用契約は締結せずに就労 への移行に向けた支援を行うB型の2種があります。A型は労働基準 法等関係法規を遵守し、B型は工賃目標水準を、地域の最低賃金の 1/3 の額を目安とし、かつ、前年度の実績額以上とすることをめざすもの です。 療養介護 短期入所 医療的ケアと常時介護を必要とする方に、医療機関で機能訓練、療 養上の管理、看護、介護や日常生活の支援を行うサービスです。 介護者の疾病やその他の理由で、障害者支援施設に短期間入所させ、 食事・入浴・排せつの介助等を行うサービスです。 - 41 - <日中活動系サービスの見込み量と確保方策> 主に平成 26 年度の実績見込みに、本市の障害者手帳所持者の増加率、特別支援学校*の卒 ○ 業生の進路、サービス事業者の今後の事業意向を勘案して見込んでいます。 ○ 障がいのある人の自立と社会参加を促進するため、また家族等の介護負担の軽減を図るた めに、近隣市町村、市内外の社会福祉法人やNPO法人、障がい者団体等と連携しながら、 入所・通所施設における日中活動系サービスの提供の充実に努めます。 ○ 特に今後、特別支援学校卒業生や、長期入院後の精神障がいのある人等の需要が高まるこ とが予想され、新たな日中活動の場の確保等、一層の充実に努めます。 ■日中活動系サービスの1か月当たりの利用実績及び見込み量 実 績 区分 見込み 単位 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成24年度 平成25年度 2,487 2,802 2,826 145 152 人日分 0 人分 人日分 平成28年度 平成29年度 2,974 3,140 3,307 153 161 170 179 41 39 39 39 39 0 2 2 2 2 2 189 176 191 205 219 232 15 14 14 15 16 17 217 176 202 221 239 258 12 11 11 12 13 14 313 444 509 556 602 648 14 21 22 24 26 28 331 436 395 425 456 487 22 29 26 28 30 32 279 279 275 275 275 275 9 9 9 9 9 9 233 152 230 242 260 278 47 35 39 41 44 47 生活介護 人分 自立訓練 (機能訓練) 自立訓練 (生活訓練) 人日分 人分 人日分 就労移行支援 人分 就労継続支援 (A型) 就労継続支援 (B型) 人日分 人分 人日分 人分 人日分 療養介護 人分 人日分 短期入所 人分 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平 均値を基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「人日分」はサービスを利用した延べ人数、 「人分」はサービスを利用した実人数 - 42 - 2-3 居住系サービス 種 類 内 容 夜間や休日に、共同生活を行う住居で、食事・入浴・排せつ等の身体介 共同生活援助 護やその他日常生活上の相談・援助を行うサービスです。 施設入所する方に、夜間や休日における食事・入浴・排せつ等の身体介 施設入所支援 護、生活に関する相談・助言やその他必要な日常の生活の支援を行うサー ビスです。 <居住系サービスの見込み量と確保方策> ○ 主に平成 26 年度の実績見込みに、本市の障害者手帳所持者の増加率やサービス事業者の 事業意向を勘案し見込んでいます。 ○ 利用者ニーズと事業者との調整を行いながら、既存の施設サービスの適切な実施、退院可 能な精神障がいのある人の地域移行促進等といった、需要に合わせた施設の整備を進めてい きます。 ■居住系サービスの1か月当たりの利用実績及び見込み量 実 績 区分 見込み 単位 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成28年度 平成29年度 共同生活援助 人分 26 32 27 29 31 33 施設入所支援 人分 31 33 34 34 34 34 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平 均値を基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「人分」はサービスを利用した実人数 - 43 - 3 相談支援の見込みと確保方策 種 類 内 容 サービス等利用計画についての相談及び作成等の支援が 必要と認められる場合に、障がいのある人の自立した生活を 計画相談支援 支え、課題の解決や適切なサービス利用に向けて、ケアマネ ジメント*により、きめ細かな支援を行うサービスです。 障害者支援施設や精神科病院、矯正施設等から地域生活に 地域移行支援 移行するにあたり、住居の確保等、地域生活に必要な支援を 行うサービスです。 地域相談支援 地域定着支援 居宅で一人暮らしをする方等に対し、常時の連絡体制の確 保や、緊急時の相談・支援等を行うサービスです。 障害児通所支援の利用申請手続きにおいて、障がいのある 障害児支援 子どもの心身の状況や環境、障がいのある子ども又は保護者 利用援助 の意向等を踏まえて「障害児支援利用計画」の作成を行うサ ービスです。 障害児相談支援 継続障害児 支援利用援助 利用している障害児通所支援について、その内容が適切か どうか一定期間ごとにサービス等の利用状況の検証を行い、 「障害児支援利用計画」の見直しを行うサービスです。 - 44 - <相談支援の見込み量と確保方策> ○ 主に平成 26 年度の実績見込みに、本市の障害者手帳所持者の増加率やサービス事業者の 事業意向を勘案し見込んでいます。 ○ 相談支援は平成 24 年4月の支給決定プロセスの見直しにより、計画相談支援の対象が原 則として障害福祉サービスを申請した障がいのある人等へ大幅に拡大しました。近年、障が いのある人が求める施策としてもニーズが高まっていることから、事業者との調整を行いな がら、障がいのある人の目線に立ち、いつでも気軽に応じられる体制づくりに努めます。 ■相談支援の利用実績及び見込み量 実 績 区分 見込み 単位 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成28年度 平成29年度 計画相談支援 人分 0 13 435 457 480 505 地域移行支援 人分 0 13 13 13 13 13 地域定着支援 人分 0 0 4 4 4 4 障害児相談支援 人分 0 8 145 153 161 170 ※平成 26 年度の計画相談支援の実績見込みは平成 27 年3月末時点の重複利用者を除くすべてのサービス利用 見込み者数(原則平成 26 年度末までにすべてのサービス利用者に対象を拡大) ※※平成 26 年度の地域移行支援、地域定着支援の実績見込みは平成 27 年3月末時点の利用見込み者数 ※※※平成 26 年度の障害児相談支援の実績見込みは平成 27 年3月末時点の重複利用者を除く障害児通所支援 の利用見込み者数(原則平成 26 年度末までに障害児通所支援のすべてのサービス利用者に対象を拡大) ※※※※「人分」はサービスを利用した実人数 - 45 - 4 地域生活支援事業の見込みと確保方策 4-1 必須事業 種 類 内 容 障がいのある人が日常生活や社会生活の中で生じる「社会 理解促進研修・啓発事業 的障壁*」をなくすため、地域住民に対して、障がいのある 人に対する理解を深めるための研修会やイベントの開催、啓 発活動等を行うサービスです。 障がいのある人、その家族、地域住民等が地域において自 自発的活動支援事業 発的に行う活動(ピアサポート*、災害対策、孤立防止活動、 ボランティア活動等)を支援を行うサービスです。 障がいのある人やその保護者、介護者等からの相談に応 相談支援事業 じ、必要な情報の提供や助言、その他障害福祉サービスの利 用支援や関係機関との連絡調整を行うサービスです。 障害福祉サービスを利用又は利用しようとする知的障が 成年後見制度 い・精神障がいのある人に、成年後見制度*の利用について 利用支援事業 必要となる経費のすべて又は一部について補助を行うサー ビスです。 必 須 事 業 成年後見制度における法人後見 * の活動を支援するため 成年後見制度 に、実施団体に対する研修、安定的な実施のための組織体制 法人後見支援事業 の構築、専門職による支援体制の構築等を行うサービスで す。 聴覚、言語機能、音声機能等の障がいのため意思疎通を図 意思疎通支援事業 ることに支障がある人に対して、手話通訳者や要約筆記者* の派遣等を行うサービスです。 日常生活用具給付等 事業 障がいのある人等に対し、自立生活支援用具等の日常生活 用具*の給付を行うサービスです。 聴覚障がいのある人との交流活動の促進、市区町村の広報 手話奉仕員 活動等の支援者として期待される手話奉仕員(日常会話程度 養成研修事業 の手話表現技術を取得した者)の養成研修を行うサービスで す。 移動支援事業 地域活動支援センター事業 屋外での移動が困難な障がいのある人について、外出のた めの支援を行うサービスです。 障がいのある人に創作的活動、軽作業等を行い、社会との 交流を促進する場の提供を行うサービスです。 - 46 - <必須事業の見込み量と確保方策> ○ 必須事業は平成 25 年4月の障害者総合支援法の施行に伴い、市町村障害福祉計画の中で 事業の種類ごとに、実施の有無を含めて位置づけることが義務づけられています。 ○ 主に平成 26 年度の実績見込みに、市の障害者手帳所持者の増加率、サービス基盤の整備 状況を勘案し見込んでいます。 ■必須事業の確保方策 (1)理解促進研修・啓発事業 ○ 市では今後サービス提供基盤の整備を含め、実施の検討を進めていきます。 (2)自発的活動支援事業 ○ 市では今後サービス提供基盤の整備を含め、実施の検討を進めていきます。 (3)相談支援事業 ○ 障がいのある人に対する福祉サービスの利用援助やピアカウンセリング *、介護相談及 び情報の提供を総合的に実施し、地域において障がい別の専門的な相談支援機関としての 役割を果たしていけるように、障がい別の相談支援事業を行うものとします。住宅入居等 支援事業については、今後、賃貸契約に支援が必要な障がいのある人について、入居や住 居支援の実施に向けて検討を進めていきます。 ① 障害者相談支援事業 障がいのある人に対する福祉サービスの利用援助やピアカウンセリング、介護相談及び 情報の提供を総合的に実施し、地域において障がい別の専門的な相談支援機関としての役 割を果たしていけるように、障がい別の相談支援事業を行うものとします。 ② 基幹相談支援センター等機能強化事業 一般的な相談支援事業に加え、特に必要と認められる能力を有する専門的職員を基幹相 談支援センター等に配置することや、基幹相談支援センター等が地域における相談支援事 業者等に対する専門的な指導・助言、情報収集・提供、人材育成の支援、地域移行に向け た取組等を実施することにより、相談支援機能の強化を図っていきます。 ③ 住宅入居等支援事業 市では今後サービス提供基盤の整備を含め、実施の検討を進めていきます。 (4)成年後見制度利用支援事業 ○ 成年後見制度*の利用を支援することにより、障がいのある人の権利擁護*を図ります。 - 47 - (5)成年後見制度法人後見支援事業 ○ 市では今後サービス提供基盤の整備を含め、実施の検討を進めていきます。 (6)意思疎通支援事業 ○ 聴覚障がいのある人のコミュニケーション支援を行うため、手話通訳者・要約筆記者* の派遣(設置事業)の充実を図ります。 (7)日常生活用具給付等事業 ○ 障がいのある人の自立した日常生活を支援する用具の購入費の助成を行います。 (8)手話奉仕員養成研修事業 ○ 地域住民等を対象とした手話奉仕員養成講座を開講します。 (9)移動支援事業 ○ 余暇活動等の社会参加のため、外出の際の移動の支援を行います。 (10)地域活動支援センター事業 ○ 精神障がいのある人に対する創作的活動、軽作業等を行い、社会との交流を促進する活動 及び専門的な支援を行います。 - 48 - ■必須事業の利用実績及び見込み量 実 績 区分 見込み 単位 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成24年度 平成25年度 (1) 理解促進研修・啓発事業 - 未実施 未実施 (2) 自発的活動支援事業 - 未実施 未実施 平成28年度 平成29年度 検討 検討 検討 検討 検討 検討 (3) 相談支援事業 ①障害者相談支援事業 基幹相談支援センター ②基幹相談支援センター等 機能強化事業 ③住宅入居等支援事業 (4) 成年後見制度 利用支援事業 (5) 成年後見制度法人後見 支援事業 1 カ所 1 1 1 1 1 - 設置 設置 設置 設置 設置 - 実施 実施 実施 実施 実施 未実施 未実施 未実施 検討 検討 検討 1 人 - 1 未実施 2 未実施 3 検討 4 検討 5 検討 (6) 意思疎通支援事業 手話通訳者派遣事業の 実利用人数 手話通訳者設置事業の 設置者数 人 16 37 15 16 17 18 人 2 2 2 2 2 2 1 0 11 12 13 14 16 15 23 25 27 31 8 6 8 9 10 11 6 9 18 19 20 21 193 251 211 222 234 246 1 1 7 8 9 10 人 37 17 44 47 50 53 人 197 153 137 144 152 160 時間 12,450 12,991 13,399 14,084 14,867 15,649 カ所 1 1 1 1 1 1 人 31 33 33 35 37 39 (7)日常生活用具給付等事業 ①介護・訓練支援用具 ②自立生活支援用具 ③在宅療養等支援用具 ④情報・意思疎通支援用具 ⑤排泄管理支援用具 ⑥居住生活動作補助用具 (住宅改修費) (8)手話奉仕員養成研修事業 延べ 件数 延べ 件数 延べ 件数 延べ 件数 延べ 件数 延べ 件数 (9)移動支援事業 利用実人数 年間利用時間 (10)地域活動支援センター事業 実施箇所数 利用者数 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績を基に見込みを 試算し、その合計値から算出、また平成 26 年 10 月末時点の実施状況 ※※見込みが「検討」の事業については現状は未実施であるが、今後サービス提供基盤の整備を含め、実施の検討を進め るものとする - 49 - 4-2 任意事業 種 任 意 事 業 日 常 生 活 支 援 事 業 社 会 参 加 支 援 事 業 類 内 容 障がいのある人に日中活動の場を提供し、見守りや、 日中一時支援事業 社会に適応するための日常的な訓練を行うサービスで す。 訪問入浴サービス事業 障害者スポーツ 大会事業 自宅で入浴することが困難な身体障がいのある人に、 訪問し、浴槽を提供して入浴の支援を行うサービスです。 スポーツを通じて、障がいのある人の体力の増強・親 睦を図るため、スポーツ大会を開催します。 身体障がいのある人の社会参加を支援するため、自動 自動車運転免許 車運転免許の取得に要した経費及び運転を可能とするた 取得・改造助成 めの自動車改造に要した経費について、助成を行うサー ビスです。 <任意事業の見込み量と確保方策> ○ 主に平成 26 年度の実績見込みに、本市の障害者手帳所持者の増加率を勘案し見込んでい ます。 ■任意事業の確保方策 (1)日常生活支援事業 ① 日中一時支援事業 日中において監護が必要な障がいのある人に、施設において一時的な保護を行います。 ② 訪問入浴サービス事業 訪問により居宅において入浴サービスを提供し、障がいのある人の身体の清潔保持、心 身機能の維持を図ります。 (2)社会参加支援事業 ① 障害者スポーツ大会事業 障がいのある人の体力の増強・当事者間の団結と親睦を図るため障害者スポーツ大会を 開催します。 - 50 - ② 自動車運転免許取得・改造助成 身体障がいのある人の社会参加を支援するため、自動車運転免許の取得に要した経費及 び運転を可能とするための自動車改造に要した経費について助成を行います。 ■任意事業の利用実績及び見込み量 実 績 区分 見込み 単位 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成24年度 平成25年度 平成28年度 平成29年度 人 189 136 117 123 130 137 人 3 3 3 4 5 6 人 85 73 99 104 110 116 人 1 0 1 2 3 4 人 4 2 7 8 9 10 (1)日常生活支援事業 ①日中一時支援事業 利用実人数 ②訪問入浴サービス事業 利用実人数 (2)社会参加支援事業 ①障害者スポーツ大会事業 利用実人数 ②自動車運転免許取得・ 改造助成 自動車運転免許取得 助成利用実人数 自動車改造助成 利用実人数 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績を基に見込みを 試算し、その合計値から算出 - 51 - 5 障害児通所支援の見込みと確保方策 種 類 内 容 未就学児に、日常生活における基本的な動作の指導、集団生活への 児童発達支援 適応訓練等を行うサービスです。 放課後等デイサービス 保育所等訪問支援 医療型児童発達支援 就学児童(幼稚園・大学を除く)に、生活能力の向上のために必要 な訓練、地域との交流等を行うサービスです。 専門職員が保育所、幼稚園、小学校等を訪問し、集団での生活に必 要な訓練やスタッフへの助言等を行うサービスです。 肢体不自由がある未就学児に、日常生活における基本的な動作の指 導、理学療法*等の機能訓練等を行うサービスです。 <障害児通所支援の見込み量と確保方策> ○ 主に平成 26 年度の実績見込みに、本市の障害者手帳所持者の増加率、保育所や学校等の 現状を勘案し見込んでいます。 ○ 障がいのある子どもが、日常生活や社会生活で自立した生活が営めるよう、保育所、幼稚 園、学校、児童相談所*、医療機関、さらには生活する地域も含め、関係機関の連携をさら に強化し、障がいのある子どもの支援機能の強化を図っていきます。 ■障害児通所支援の1か月当たりの利用実績及び見込み量 実 績 区分 見込み 単位 平成26年度 平成27年度 (実績見込み) 平成24年度 平成25年度 平成28年度 平成29年度 176 234 279 295 311 327 40 53 53 56 59 62 753 896 1,095 1,156 1,217 1,278 人分 80 84 90 95 100 105 人日分 0 0 4 8 12 16 人分 0 0 1 2 3 4 人日分 2 8 8 16 24 32 人分 1 1 1 2 3 4 人日分 児童発達支援 人分 放課後等 デイサービス 保育所等 訪問支援 医療型 児童発達支援 人日分 ※平成 26 年度の実績見込みは4月~10 月末までの実績、11 月以降は平成 26 年4月~10 月末までの実績の平 均値を基に見込みを試算し、その合計値から算出 ※※「人日分」はサービスを利用した延べ人数、 「人分」はサービスを利用した実人数 - 52 - 6 障害福祉サービス等の提供体制整備 6-1 障がいのある人の自己決定と自己選択の尊重 ○ 障がいの有無によって分け隔てられることなく、お互いの人格と個性を尊重しながら共生 する社会を実現するために、障がいのある人が必要とする障害福祉サービスやその他の支援 を受けつつ、自立と社会参加の実現を図っていくことを基本として、障害福祉サービス及び 相談支援、地域生活支援事業の提供体制の整備を進めます。 ○ また、障害福祉サービスの体系や内容についても、ホームページ等により周知の徹底を図 ります。 6-2 民間活力の導入 ○ 民間のサービス事業者に対して情報提供等を行うことにより、市内への新規参入を誘致す る等、民間の活力を導入することで、基盤整備を含めたサービスの提供体制の量的拡大を図 っていきます。 6-3 財源の確保 ○ 今後、見込まれる障害福祉サービスに対応できるよう、計画実現のための予算計画を検討 し、国や府の補助金等の活用を含め、必要な財源の確保に努めます。 - 53 - 54 資 料 編 1 用語の説明 あ行 アスペルガー症候 群 NPO 発達障がいの一種で、特定の分野への強いこだわり、対人関係や他者の気持 ちを推測することが困難等の特徴がある。 Non Profit Organization(ノン・プロフィット・オーガニゼーション) の略で、民間非営利組織と訳される。医療・福祉、環境、災害復興、地域振興 等、様々な分野の市民運動やボランティア活動等を行う団体(組織)のこと。 か行 ガイドヘルパー 移動介護従事者として都道府県知事の行う研修を修了した者のこと。障がい のある人の外出を介助し、自立と積極的な社会参加を促進する。 学習障害(LD) 発達障がいの一種で、知的発達に遅れはないが、聞く・話す・読む・書く・ 計算する等の能力のうち特定のものの習得や使用が困難な障がいのこと。 グループホーム 障がいのある人が共同生活の中で、食事・入浴・排せつ等の身体介護や、そ の他日常生活上の相談・援助を受けるサービス。障害福祉サービスでは居住系 サービスに分類されている。 ケアマネジメント 障がいのある人の地域における生活を支援するために、障がいのある人の意 向を踏まえて、保健・医療・福祉サービス等を利用調整する援助方法。 権利擁護 生活の様々な場面で権利を侵害されやすい障がいのある人等が、安心して日 常生活が送れるよう、弁護または擁護すること。 広汎性発達障害( 自閉症・アスペルガー症候群等を包括した発達障がいの総称。 PDD) さ行 作業療法 障がいのある人等に対して、紙細工・木工・陶芸・農耕等の作業を通じて、 上肢の運動機能等の治療を行う方法。 児童相談所 児童福祉法に基づき、家庭や学校等から児童に関する多様な相談に応じるた め、都道府県及び政令指定都市等に設置。 自閉症 先天的な原因から、対人関係の特異性、コミュニケーションの困難、過度な こだわり等の症状がみられる発達障がいの一種。 社会的障壁 障害者基本法において、「障害がある者にとって障壁となるような事物・制 度・慣行・観念その他一切のもの」と規定されている。 - 56 - 自立支援医療 障害者総合支援法による医療給付で、原則90%の医療費を医療保険と公費で 負担し、自己負担は10%だが、所得に応じて上限額がある。内容は次の3種類。 ①身体障がいのある子ども、またはそのまま放置すると将来障がいを残すと 認められる疾患がある子どもの治療に給付される育成医療。 ②身体障がいのある人が、機能障がいを軽減または改善するための医療に給 付される更生医療。 ③精神障がいのある人が、精神疾病の治療のために通院する場合の費用を負 担する精神通院医療。 自立支援協議会 相談支援事業をはじめとする、地域の障害福祉サービスに関するシステムづ くりに関し、中核的な役割を果たす定期的な協議の場として、市町村等が設置 する。中立・公平な相談支援事業の実施、地域の関係機関の連携強化、社会資 源の開発・改善等が主な機能として挙げられる。 身体障害者手帳 法に定める身体障がいのある人であることの証票として、都道府県知事が交 付するもの。障害程度により1級から6級に区分される。 精神障害者保健福 祉手帳 精神障がいのある人の社会復帰と、自立と社会参加の促進を図ることを目的 として、精神疾患を有する者のうち精神障がいのため長期にわたり日常生活ま たは社会生活への制約がある人を対象として交付する手帳。1級から3級に区 分されている。 成年後見制度 障がいなどにより判断能力が十分でない人の財産等を守り、また、日常生活 において主体性がよりよく実現されるよう、法律行為を代行または援助する制 度。 た行 注意欠陥多動性障 多動性・衝動性と注意力の障がいを特徴とする、発達障がいの一種。 害(ADHD) 特別支援学級 障がいのある児童・生徒のために小学校、中学校に設置された学級。 特別支援学校 障がいのある児童・生徒に対して、障がい種別にとらわれることなく、幼稚 園、小・中学校または高等学校に準ずる教育を実施するとともに、障がいによ る学習上または生活上の困難を克服し、自立を図るために必要な知識技能を授 けることを目的とする学校のこと。 特別支援教育 従来の対象の障がいだけでなく、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(A DHD)、高機能自閉症等を含めた障がいのある子どもの自立や社会参加に向 けて、一人ひとりの教育的ニーズを把握し、持てる力を高め、生活や学習上の 困難を改善または克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行 う教育。 - 57 - な行 日常生活用具 障がいのある人の日常生活を支援するための用具。特殊寝台、屋内信号装置、 点字器、ストーマ装具等がある。 ノーマライゼーシ ョン 障がいのある人を含め、すべての人が一般社会の中で普通の生活が送れるよ うな条件を整え、ともに生きる社会をめざすという考え方。 は行 ピアカウンセリン グ 障がい等、同じ背景を持つ人同士が対等の立場で互いの話を聞き、受け入れ あうことで、自立のための情報共有や、精神的に支えあうことをめざす取組の こと。 ピアサポート 障がい等、同じような課題に直面する人同士が互いに支えあうこと。 法人後見 社会福祉法人や社団法人、NPO等の法人が成年後見人等となり、障がいの ある人や高齢者等の判断能力が不十分な人の保護・支援を行うこと。 補装具 身体障がいのある人が、身体機能を補完または代償するために使う義肢、車 いす、盲人安全つえ、補聴器等の道具。 や行 要約筆記者 所定の講習を受けて要約筆記の技術を習得し、中途失聴者や難聴者等の聴覚 障がいのある人のために要約筆記を行う人。 ら行 理学療法 病気・けが・高齢・障がい等によって運動機能が低下した状態にある人に対 し、運動機能の維持・改善を目的に運動・温熱・電気・水・光線等の物理的手 段を用いて行われる治療法。 リハビリテーショ ン 療育手帳 障がいのある人等が社会生活に復帰するために行う、総合的な治療的訓練。 身体的な機能回復訓練だけでなく、精神的・職業的な復帰訓練も含まれる。 知的障がいのある人に対して一貫した指導・相談を行うとともに、各種のサ ービス・援助が円滑に受けられるよう、療育手帳制度要綱に定める知的障がい のある人であることの証票として、都道府県知事が交付するもの。 - 58 - 2 計画の策定経過 ■策定経過 時 期 平成 26 年 実施事項 第1回策定委員会 7月 11 日 主な内容 ○障害者基本計画及び障害福祉計画の概要について ○策定委員会の役割・構成等について ○市民アンケート調査について 8月~9月 市民アンケート調査 ○対象:市内在住の障害者手帳所持者全員(3,171 人) ○有効回収票数:1,771 票(有効回収率 55.8%) ※結果概要は、P.26~27 に掲載 8月 18 日 関係団体等との懇談会 ○対象:市内の主要な障害福祉サービス提供事業者・障がい 者団体等 17 件 ○事前アンケートの実施:11 件回収 ○懇談会の開催:16 団体 17 人+市・社会福祉協議会関係者 =延 36 人参加 ※結果概要は、P.28 に掲載 9月下旬~ 第1次計画の施策・事 10 月中旬 業評価 11 月 18 日 第2回策定委員会 ○庁内関係課による市施策の進行状況評価及び課題・今後の 方向についての整理 ○計画策定に向けて実施した調査の概要について ○計画書の調整(編集方針)について ○第2次木津川市障害者基本計画及び木津川市障害福祉計 画(第4期)の素案について 平成 27 年 パブリックコメント 1月9日~ 載・市内主要施設での閲覧 2月9日 2月 19 日 ○募集方法:計画素案及び概要版の市ホームページへの掲 ○結果:1人・8件 第3回策定委員会 ○第2次木津川市障害者基本計画(案)及び木津川市障害福 祉計画(第4期)(案)について ○概要版の内容確認等 ○パブリックコメントの実施結果について - 59 - ■策定委員会名簿(平成 26 年度) (敬称略) 区 分 学識経験者 福祉関係者 委員名 ◎早樫 一男 団体名 役職等 (福)児童養護施設京都大和の家 施設長 大井 健司 木津川市民生児童委員協議会 会長 河原 一夫 (福)木津川市社会福祉協議会 ボランティアセンター長 河本 順子 府こころの健康推進員 推進員 井上 篤子 木津川市身体障害者協議会 平田 正之 木津川市身体障害者の会 会長 岡部 松美 木津川市障害児・者親の会 来住 弘之 いづみ家族会 会長 岩井 紀子 相楽ろうあ協会 会長 教育関係者 草野 靖浩 京都府立南山城支援学校 副校長 医療関係者 南出 弦 京都山城総合医療センター 社会福祉事業者 須河 浩一 (福)いづみ福祉会相談支援センター 所長 傍島 規子 山城南圏域障害者総合相談支援センター 会長 会長 ソーシャルワーカー ゼネラルマネー ジャー 土井 知恵 (福)いづみ福祉会 ワーキングセンターいづみ 施設長 三船 晃 (福)相楽福祉会 樋口 ちづ子 (福)京都ライフサポート協会 工房グリーンフィールド 施設長 施設長 関係行政機関 貴志 彰 京都府山城南保健所福祉室 阪本 優 京都田辺公共職業安定所木津出張所 ○岩木 雅邦 唐井 隆圭 室長 就職促進指導官 木津川市保健福祉部 部長 木津川市教育委員会学校教育課 指導主事(特別支援教育 担当) 横野 千恵 木津川市保健福祉部 園長 ※◎印:委員長、○印:副委員長 - 60 - 子育て支援課保育園代表 相楽保育 木津川市障害者基本計画及び障害福祉計画策定委員会条例 平成26年3月28日条例第9号 (設置) 第1条 障害者基本法(昭和45年法律第84号。以下「法」という。)第11条第3項の規定に基 づく障害者基本計画及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成1 7年法律第123号)第88条第1項の規定に基づく障害福祉計画の策定に関し必要な事項につ いて調査審議するため、地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に 基づき、木津川市障害者基本計画及び障害福祉計画策定委員会(以下「委員会」という。)を設 置する。 (所掌事項) 第2条 委員会は、次に掲げる事項について審議する。 (1) 木津川市障害者基本計画の策定に関すること。 (2) 木津川市障害福祉計画の策定に関すること。 (3) 前2号に掲げるもののほか、障害者福祉の推進に関して必要な事項 (組織) 第3条 委員会は、委員25人以内をもって組織する。 2 委員会の委員(以下「委員」という。 )は、次の各号に掲げる者のうちから、市長が任命又は 委嘱する。 (1) 学識経験者 (2) 福祉関係者 (3) 教育関係者 (4) 医療関係者 (5) 社会福祉事業者 (6) 関係行政機関の代表者 (7) 前各号に掲げる者のほか、市長が必要と認める者 (任期) 第4条 委員の任期は、任命又は委嘱した日から当該計画策定完了の日までとする。 2 委員が欠けた場合は、補欠の委員を任命又は委嘱することができる。この場合において、補欠 の委員の任期は、前任者の残任期間とする。 3 前2項の規定にかかわらず、市長は、特別の理由が生じた場合は、委員を解任又はその委嘱を 解くことができる。 4 委員は、再任されることができる。 - 61 - (委員長及び副委員長) 第5条 委員会に委員長及び副委員長1人を置き、それぞれ委員の互選により定める。 2 委員長は、会務を総理し、委員会を代表する。 3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるとき、又は委員長が欠けたときは、その職 務を代理する。 (会議) 第6条 委員会の会議(以下「会議」という。)は、委員長が招集し、委員長は当該会議の議長と なる。 2 会議は、委員の過半数が出席しなければ、開くことができない。 3 会議において議決すべき案件があるときは、出席した委員の過半数をもって決し、可否同数の ときは、議長の決するところによる。 4 委員長は、必要があると認めるときは、関係人その他の委員以外の者に対し、会議への出席を 求め、意見若しくは説明を聴き、又は必要な資料の提出を求めることができる。 (庶務) 第7条 委員会の庶務は、障害者福祉担当課において処理する。 (委任) 第8条 この条例に定めるもののほか、委員会の運営に関し必要な事項は、市長が別に定める。 附 則 この条例は、平成26年4月1日から施行する。 - 62 - 木津川市の マスコットキャラクター いづみ姫 木津川市障害福祉計画(第4期) 平成 27 年3月 発 編 行 木津川市 集 木津川市 保健福祉部 社会福祉課 〒619-0286 京都府木津川市木津南垣外 110 番地 9 TEL:0774-75-1211(直通) FAX:0774-75-2083(直通) ホームページ:http://www.city.kizugawa.lg.jp/
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