26 手術あり患者の肺塞栓症の発生率

名古屋大学医学部附属病院 病院質向上推進本部
26 手術あり患者の肺塞栓症の発生率
解説
肺塞栓症は血栓(血のかたまり)が肺動脈に詰まり,呼吸困難や胸痛を引き起こ
す疾患であり,程度によっては死に至る場合もあります。長期臥床や骨盤部の手
術後に発症することが多いです。エコノミークラス症候群も肺塞栓症の一種ですが,
入院中においては適切な診療により,かなりの部分が予防可能です。
実績
平成21年度
0.011(1/9265)
平成22年度
0.010(1/9919)
平成23年度
0.031(6/19061)
平成24年度
0.038(1/2655)
平成25年度
0.000
定義
0.116(3/2582)
0.200
0.400
0.600
0.800
1.000
(%)
敗血症リスクの高い患者に対する,肺塞栓症の発生率(%)です。平成24年度よ
り分母を「入院患者」から「肺血栓塞栓症のリスクレベルが「中」以上の手術を受け
た患者に変更しております。