地理 B 世界の農業地域 農業形態 家 地 農業の特徴 主な地域 主な作物

地理 B
世界の農業地域
家 地
畜 域
農業形態
遊 牧
農業の特徴
◎ 自 水と草を求め、家畜と移動 する粗放的な牧畜形態。衣食住のほとんどを
給 家畜に依存。乾燥地域やサバナのほか、山地や寒冷地でも行われる。
的
焼畑 農業
(移動式焼畑業)
ア
ジ
ア
・
ア
フ
リ
カ
域
粗放的定住
農業
集約的 (アジア式)
稲作
農業
集約的(アジア式)
畑作
オアシス
農業
農業
主な地域
主な作物・家畜
乾燥地 :北アフリカ~西アジア、(ベドウィン )
中央アジア(モンゴル )
寒冷地 :ユーラシア~北アメリカのツンドラ、(サーミ)
高 山 :チベット高原、アンデス山脈
ラクダ ・ヤギ・羊、馬、
(牛)、
トナカイ、
ヤク・リャマ・アルパカ
陸稲・タロいも
キャッサバ (マニオク)・バナナ
森林や草原を焼き、その灰を肥料として作物を栽培し、 2 ~ 3 年で雑草が繁 東南アジアの島嶼部と山間地域、
茂し地カが衰えると他地域へ移動する農業。ハック
耕(掘棒)が行われる。 コンゴ盆地その周辺、アマゾン 川流域
焼畑に依存している場合も常畑を設けて定住し、稗などの雑穀
を栽培。
モンスーン地域の低湿な沖積平野で行われる。
経営規模は零細で、家族 労働を主体とするため労働生産性は低い。
東アジアでは、 濯漑施設も整い、施肥も多いので、土地生産性が高い。
アジアで世界の米の 90 %が生産されている。
アフリカ中部、アンデス山脈以西
東アジア :日本、韓国、中国、台湾
東南アジア:メコン 、チャオプラヤ、
エーヤワデイー川の流域
南アジア :ガンジス川流域
△
降水量が不十分だったり、冷涼で稲作に向かない地域で行われる。麦や雑 中国(華北・東北地方)
穀、とうもろこしなどの自給 的作物を、手労働と僅かな畜力で栽培する。 デカン高原:バンジャブ~インダス川流域、
△
砂漠やステップなどの乾燥地域では、外来 河川、湧水、地下水、カナート
などの水を利用した濯漑によるオアシス農業が営まれる。
ナイル川流域、ティグリス・ユーフラテス川流域
中央アジア、イラン高原、サハラ砂漠
ヨーロッパ
混合
○
農業
商
業 飼料作物を栽培して乳牛を飼育し、バターやチーズなどの乳 製品の生産
◎ 的 を行う農業である。冷涼な気候とやせた土地という、穀物栽増に適さない
地域で、大消費地に近い地域に成立することが多い。
酪農
移牧
ヨ
|
ロ
ッ
パ
園芸
農業
地中海式
△
農業
企業的
穀物
穀物 飼料作物の栽培 と、 肉牛・豚等の家畜の飼育 を組み合わせた経営。
三圃 式農業から発達。穀物と家畜の商品化をはかり、西ヨー回ッパでは
集約的、新大陸では大規模経営、東ヨーロッパでは自給生産が中心。
農業
企業的牧畜
プランテーショ
ン
農業
夏は高地の牧場で放牧(アルプ )、冬は麓の村で舎飼。
のほぼ全域、
ヨーロッパを代表する農業!
アメリカのコーンベルト、
アルゼンチンの湿潤パンパなど。
北西ヨーロッパ、アメリカの五大湖周辺、
ニュージーランド など。
アルプス(とくにスイス)
大市場向けの新鮮な野菜`果実・花卉などを栽培する。
オランダ 、ベルギー、
温室などの施設を用いて、抑制栽培や促成栽培も行われる。生産性が高く、 アメリカ北東部やフロリダ半島など。
高収入。市場との距離によって近郊 農業と遠郊農業に分けられる。
地中海性気候の地域で営まれる農業。夏 の乾燥に耐えられるかんきつ類
などの樹木栽培と、冬季の雨を利用した自給用の小麦栽培が特徴である。
ヤギや羊の飼育も行われる。
企 広大な耕地で、大型機械を使つて行う穀物生産。粗放的で土地生産性は低
業 いが、労働生産性は高い。小麦の単一栽培が多いが、 穀物価格の変動の
的 影響を受けやすいため、経営の多角化が進む。
新 新大陸の半乾燥地域で、大規模に行われる近代的牧畜。鉄道の発達や 19 世
◎ 大 紀後半の冷凍船の開発で飛躍的に発展。近年は、フィードロット
方式
陸 の飼育が普及。
旧 元来は、欧米資本が、熱帯や亜熱帯地域において、安い労働力を使って、熱
植 帯性作物を栽培する大農園 を指した。
民 先進国の企業が資本、技術を提供し輸出向けの商品作物を大規模に栽培。
地
地中海沿岸の他、カリフォルニア、チリ中部、
南アフリカ南部、オーストラリア 南部。
アメリカ(プレーリー からグレートプレーンズ)
カナダ
(アルバータ州~マニトバ州にかけて)
アルゼンチン(湿潤パンパ)
オーストラリア(南東部、パース近郊)
アメリカ(グレートプレーンズ )
ブラジル(カンポ以南)、アルゼンチン(乾燥パンパ)
オーストラリア(西部・内陸部)
中央アメリカ (太平洋沿岸・カリブ海沿岸)
アフリカ(ギニア湾沿岸大陸東岸・マダガス
カル)
東南アジア(フイリピン・インドネシア・マ
レーシア)
キャッサバ ・バナナ・ひえ・と
うもろこし・じゃがいも
米
裏作で畑作物
小麦 ・とうもろこし・あわ・こ
うりゃん・大豆・
綿花・なつめやし
ナツメヤシ ・小麦・綿花・野菜
・果樹
小麦 ・ライ麦(食用穀物)、
えん麦・大麦・テンサイ・牧草(飼
料用穀物)、
肉牛、豚、乳業も飼育される。
牧草 ・大麦・エン麦・トウモロ
コシなど。
牧草地には放牧地と採草地がある。
乳牛中心。
乳牛。
主力はきゅうリ レタス・トマト。
球根を中心とする花卉 類
冬作の小麦
。
耐乾樹木作物のオリーブ
う・かんきつ類。
家畜は羊・ヤギ(移牧)
イタリア北部では稲作。
、ぶど
小麦
、大豆
、とうもろこし、
牧草、じゃがいもなどとの輪作。
アメリカ(肉牛
)、アルゼンチン
・オーストラリア(500mm を境に
肉牛/羊)
中南米(コーヒー
・バナナ)
アフリカ(コーヒ ー、カカオ)
東南アジア(アブラヤシ 、天然
ゴム・バナナ)
世界の農業地域