1 JaGra ニュース Vol.246 (2012 年 1 月 6 日収録分~1 月 9 日配信

JaGra ニュース Vol.246
(2012 年 1 月 6 日収録分~1 月 9 日配信予定)
1 週間のニュースから
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ピックアップ(12/23~1/6)
【震災関連】
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【JR 東日本スマイルプロジェクト】SL「復興号」車内から撮影 “被災地の笑顔”紹介(1/6:河北
新報)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120106t15012.htm
JR東日本仙台支社が、宮城県内などで昨年11月に運行した蒸気機関車(SL)から撮影した風
景をインターネット上で公開している。SLに向かって手を振る被災地の人たちの姿などを、美しい
音楽に乗せて紹介している。
作品は2分40秒程度の本編2本と、ダイジェスト版1本。いずれも石巻線の小牛田―石巻間、陸
羽東線の小牛田―新庄間を走らせたSL「復興号」の車内から撮影した。
BGMには仙台を拠点に活動する人気バンド「MONKEY MAJIK」の「Headlight」を使った。S
Lの勇姿に心躍らせる子どもの表情などがテンポ良く編集されている。
沿線スマイルプロジェクト 本編パート 1
http://www.youtube.com/watch?v=1YKv1K9lrPE&context=C32ad9f7ADOEgsToPDskLvlJGrIxlVk
rP3xS_p6X9h
沿線スマイルプロジェクト 本編パート 2
http://www.youtube.com/watch?v=fRBJeDW-xcg&feature=plcp&context=C3f29778UDOEgsToP
DskL_ErJjKDqonX-VA8M7ebVT
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【がんばろう!日本!納豆屋プロジェクト】納豆食べ復興の力に 栗原の企業など企画 1個で1
円寄付(1/1:河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120101t15011.htm
全国納豆協同組合連合会(笹沼隆史会長)は東日本大震災の被災地を応援しようと、納豆の売
上金の一部を市民団体の活動支援金に回す「がんばろう!日本!納豆屋プロジェクト」を始め
た。
人気アーティストの日比野克彦さん(東京芸大教授)がポップなロゴを無料で提供。プロジェクトに
賛同した10社の商品にマークを張るか印刷するかし、1個当たり1円を支援金に回す。期間は2
年の予定。
北海道・東北では唯一、栗原市の川口納豆が企画段階から参加。今月から地元スーパーやイン
ターネットで対象商品を販売する。
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【3.11 白書出版】「3.11白書」仙台のNPO出版 仮設入居の家庭聞き取り(1/1:河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20120101_11.htm
東日本大震災で被災した子どもたちを取り巻く現状と課題をまとめた「3.11被災地子ども白書」
が出版された。子どもや保護者へのインタビューから、仮設住宅に入居した家庭が直面している
経済的困窮や学習の悩み、先行きへの不安などに関する生の声を発信。被災者が置かれた状
況を踏まえ、復興に向けて適切な支援と関心を寄せ続けることを訴えている。
著者は、震災直後から仙台市内の避難所や仮設住宅集会所で「塾」を開き、子どもたちの学習支
援に取り組んでいるNPO法人アスイク代表理事の大橋雄介さん(31)。
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【ポイントサービスに関する意識調査報告】震災支援プログラムに半数以上の生活者がポイント
を寄付(12/28:PaymentNavi)
http://www.paymentnavi.com/cardnavi/20307.html
大日本印刷(DNP)のグループ会社で、顧客とのコミュニケーションに関するコンサルティング事
業を手がけるエムズコミュニケイト(エムズ)は、東日本大震災後におけるポイントサービスに関す
る意識調査を 8,000 人以上の生活者に対し実施した。
同調査結果によると、社会貢献にポイントを使用する生活者は、2009 年度調査時の 42%から、
今回 60%へと大幅に増加した。また、実際に東日本大震災支援に関連するポイント寄付を行った
ことのある人が 51%と過半数を超えた。今回の震災をきっかけに、ポイントの交換先として「社会
貢献活動」とする選択肢が今後定着していくと同社では予想している。
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【津波詳細地図出版】津波浸水域を実際に調査 原口准教授ら地図出版、後世へ(12/26:河北
新報)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111226_05.htm
大阪市立大の原口強准教授(地質工学)と鹿児島大の岩松暉名誉教授(応用地質学)が、東日
本大震災の津波による浸水域が分かる「津波詳細地図」(古今書院)を出版した。青森県東通村
の尻屋崎から千葉県館山市までの太平洋沿岸を実際に調査した労作。2人は「復興計画やハザ
ードマップ作りなどに活用してほしい」と話している。
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【被災した学校の教訓をまとめた書籍出版】学校での被災 教訓探る 宮城の教育研究者が調査、
出版(12/25:河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111225_05.htm
東北福祉大の数見隆生教授(学校保健学)を中心に宮城県内の教育研究者6人が、東日本大震
災で被災した学校の教訓をまとめた書籍「子どもの命は守られたのか」を出版した。震災で浮か
び上がった課題として、避難行動や校舎の構造などを指摘。学校や地域に、災害対策と避難マ
ニュアルの改善を求めている。
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【印刷業界ニュース】
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【キヤノン、タイに複合機新工場】キヤノン、タイに複合機の新工場 新興国向けに普及機種
(1/5:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819696E2E7E29C968DE2E7E2E3E0E2
E3E08698E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
キヤノンは5日、タイに複合機の新工場を建設し、2013 年4月に操業を始めると発表した。総投資
額は約 150 億円。需要が拡大しているアジアなど新興国向けに普及機種を生産する。キヤノンの
複合機の海外工場は中国に次いで2カ所目。昨年の洪水前から建設準備を進めており、「洪水
による計画への影響はない」としている。
新工場の場所はバンコクの東約 140 キロに位置するプラチンブリ県の工業団地。新たに土地を
購入して建設する。電力などのインフラが整備されていることや、周辺に部品メーカーなどが多い
ことから進出を決定。昨年9月に資本金 60 億円で新会社「キヤノンプラチンブリタイランド」を現地
に設立していた。
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【封筒、クラフト紙高で 1 割強値上げ】封筒、クラフト紙高で1割強値上げ はがきなどに切り替え
進む
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E5E5EBE6E6E3E2E2E7E2E3
E0E2E3E0839FEAE2E2E2;av=ALL
紙製品の一つ、封筒のメーカー値上げが難航している。材料のクラフト紙の価格上昇を受け、封
筒メーカーは今月から1割強値上げする考え。しかし、コスト削減のためはがきや電子メールへ
の切り替えが進み、封筒の需要は減少傾向にある。値上げ交渉が暗礁に乗り上げれば、封筒メ
ーカーが製紙会社にクラフト紙の値下げを要求し始める公算が大きい。
封筒メーカーなどでつくる東京紙製品工業連盟(東京・台東)は昨年 12 月、王子製紙など製紙各
社が打ち出したクラフト紙の値上げに関する資料を加盟各社に配った。封筒メーカーの値上げを
後押しする狙いだ。
封筒に使う一般両ざらクラフト紙は現在、1キロ 132~138 円。昨年夏に比べて約8%高い。封筒
の材料費の約4割はクラフト紙が占め、インクなど副資材の価格も高止まりしている。寿堂紙製
品工業(同・板橋)など封筒メーカーの一部は、1月から出荷価格を 10~15%引き上げる方針を
表明し、金融機関など大口需要家と交渉に入った。
値上げが浸透すれば、A4判を3つ折りで入れられる封筒の店頭価格(100 枚入り)は 10~20 円
上昇する見通し。
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【製紙大手 2 社、製品値上げで増益】製紙大手2社、製品値上げが増益要因に 王子紙は 100
億円(1/6:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E5E5EBE0EAE6E2E2E7E2E3
E0E2E3E09686E2E2E2E2;at=DGXZZO0195577008122009000000
王子製紙と日本製紙グループ本社の 2012 年3月期は製品値上げが利益を押し上げそうだ。値
上げによる販売数量減なども吸収し、王子紙は営業利益で約 100 億円、日本紙は約 40 億円の増
益要因となるもようだ。木材チップや原油など原燃料価格が上昇したため、コスト削減などで補え
ない分を販売価格に転嫁して採算改善を図る。
両社は 11 年秋から印刷・情報用紙や段ボール原紙などの値上げに取り組んできた。原燃料価格
の上昇が背景で、この上昇分は2社合計で今期の営業利益を 317 億円押し下げる見通し。2社
合計で 232 億円のコスト削減を進めるが追い付かないという。
円高で輸入紙が強く、値上げがしにくいとみられていた印刷用紙の値上げが 11 年末にかけてほ
ぼ浸透。値上げの幅についても「ほぼ予定通りに進められた」(日本紙の芳賀義雄社長)ようだ。
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【古紙輸出価格 3-5%高】古紙輸出価格3~5%高(1/6 付日本経済新聞)
製紙原料になる古紙の輸出価格が上昇した。1月積み価格は 2011 年 12 月積みに比べ3~5%
高い。昨年下期の市況低迷で輸出量が減ったうえ、中国の製紙会社が高品質の日本品の調達
を増やした。為替相場が 12 月積みに比べ円安に振れたのも影響した。
指標となる関東製紙原料直納商工組合(関東商組、東京・台東)の1月積み輸出価格は段ボー
ル古紙が1キロ 14.658 円と 11 年 12 月積みに比べ 4.9%高い。新聞古紙は同 3.5%高の 16.220
円、雑誌古紙も同 3.3%高の 14.875 円となった。
想定する為替相場が昨年 12 月に比べ 50 銭~1円程度円安に振れたことが円建て価格を押し上
げた。輸出価格は段ボール古紙が7月に1キロ 18 円台まで上昇した後、割安になった欧米品に
押されて 12 月積みは 13 円台まで値下がりしていた。
中国や東南アジアでは古紙の需要は底堅い。現地の製紙会社は白板紙や段ボール原紙を増産
している。
「異物が取り除かれた品質の高い日本品の引き合いは強い」(古紙問屋)という。また、国内の製
紙会社は買い取り価格(問屋店頭渡し)を段ボール古紙で1キロ 17 円と 11 年 10 月に 13%引き
上げた。輸出価格を上回ったため業者は輸出量を減らし、国内販売を優先した。
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【山梨の印刷会社による街おこし団体、町並みイラストを絵はがきに】甲府の街並みイラストを絵
はがきに 印刷会社が街おこし(1/6:日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E2E7E2E69C8DE2E7E2E3E0E2
E3E0E2E2E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E6
アドヴォネクスト(山梨県中央市、井上雅博社長)など山梨の印刷会社を中心に構成する街おこし
団体「甲斐国マーチング委員会」は、甲府市内の街並みをイラストで描いた絵はがきの販売を始
めた。「甲斐国百景」と題し、10 種類の絵はがきを作製。街並みを繊細なタッチで描いたイラストを
地域住民に知ってもらい、街おこしにつなげる。
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【共進社印刷、疲労蓄積度自己診断チェックリスト無償公開】年の始めに労働者の疲労度チェッ
クを! ―「働くあなたの疲労蓄積度チェックシート(配布・回収用)」を共進社が無償公開(1/5:
ValuePress)
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=90259
http://www.mymenu-promotion.com/ ダウンロードサイト
共進社印刷株式会社(本社:大阪市中央区、代表:久保輝久)は、中央労働災害防止協会が公
開する疲労蓄積度自己診断チェックリストを元に、企業内で配布・回収が可能な「働くあなたの疲
労蓄積度自己診断チェックシート」を公開しました。
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【広島の印刷会社菁文社が時代小説出版】地元・三次藩の時代小説出版(1/3:中國新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201201030042.html
三次市十日市東の塾経営小原一登さん(64)が、時代小説「讐鬼(しゅうき)走る」を執筆した。江戸
時代中期の備後三次藩が舞台。出版・印刷業の菁文社(東酒屋町)が、同社初の小説として出
版した。
郡奉行吉田孫兵衛の策略で藩を追われた元藩士の弥七が恨みを晴らすため、圧政に苦しむ農
民を扇動して一揆を起こすなどの報復劇を描いた。郷土史に興味を持つきっかけにと、娯楽性を
交えて実在の人物の人間像や当時の情勢を詳しく書いたという。矢野文雄社長(57)も「読み応え
があり、期待の作品」と太鼓判を押す。
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【印刷関連業社による地域活性化】横浜の風景で町おこし「横浜ひとまち百景」-上野啓太さんの
イラスト(12/30:ヨコハマ経済新聞)
http://www.hamakei.com/headline/6643/
横浜マーチング委員会は、横浜の風景をイラストにし、横浜のひと、まち、思い出をつなぐプロジ
ェクト「横浜ひとまち百景」を展開している。
プロジェクトは、横浜の風景をイラストにして活用することで、地域活性化を支援するプラットホー
ムを形成していくことが狙い。活動母体は大川印刷(横浜市戸塚区)らによる「横浜マーチング委
員会」。
マーチング委員会のマーチングとは、「まち+ing」でマーチング。2008 年に東京都文京区の「湯島
本郷百景」(湯島本郷マーチング委員会)が活動をスタートし、札幌、仙台、いわき、山梨、大阪、
福岡など全国 25 カ所で印刷関連業社が中心となり展開している。
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【印刷用紙値上げ浸透】印刷用紙の値上げ浸透 メーカー減産で7~10%(12/28:日本経済新
聞)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E5E4E6E4E4E6E2E0EAE3E0
E0E2E3E3839FEAE2E2E2;at=ALL
日本製紙や王子製紙が原燃料高を理由に打ち出した印刷用紙の値上げがほぼ浸透した。卸業
者間の取引価格である代理店卸価格は7~10%上昇し、需要家の大手印刷会社が 12 月までに
新価格で取引を始めた。需要は低調だが、メーカーの減産で印刷用紙の需給は引き締まってい
る。印刷会社は需要家へのコスト転嫁や輸入紙の採用を急ぐ。
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上昇幅は書籍などに使う指標品の上質紙(裁断済み)で1キロ当たり 10 円前後(10%)。チラシな
どに使うコート紙(ロール状)は6~8円程度(7~8%)上昇した。
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【東大と凸版印刷、デジタル展示ケース開発】東大と凸版印刷、美術品を体感できる「デジタル展
示ケース」開発……「天翔ける龍」にて公開(12/28:RBB Today)
http://www.rbbtoday.com/article/2011/12/28/84661.html
東京大学と凸版印刷は 27 日、次世代型の美術鑑賞システム「デジタル展示ケース」を共同開発
したことを発表した。東京国立博物館の協力のもと、同館で 2012 年 1 月 2 日~29 日に開催され
る、東京国立博物館 140 周年特集陳列「天翔ける龍」にて公開する。
「デジタル展示ケース」は、デジタル技術を用いて再現した文化財を画面上で鑑賞できるシステム。
鑑賞者が「デジタル展示ケース」前面の装置に自分の腕を挿入すると、自分の手が「デジタル展
示ケース」の画面上に現れ、あたかもその場にあるかのように自由に動かすことが可能となって
いる。「自在置物」は、江戸時代から明治時代にかけて制作された金属製の美術工芸品で、動物
や昆虫などを写実的に表したもので、「天翔ける龍」では、脚や胴などからだ全体が自在に動く文
化財「自在置物 龍」が展示される。ふだんは展示ケースのなかにあって触れることのできない作
品を、実際に自分の手で触って動かしているかのような疑似体験により、その作りの精巧さを実
感できるという。
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【日本一のフリーペーパー、石川印刷】七尾の「Fのさかな」大賞 フリーペーパーの祭典で栄冠
(12/28:中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20111228/CK2011122802000139.html
七尾市本府中町の印刷会社「石川印刷」内にある能登カルチャークラブが発行している、能登半
島の魚をテーマにしたフリーマガジン「Fのさかな」が、日本一のフリーペーパーを決める祭典「A
RUNOアワード2011」で大賞を獲得した。本業が印刷業の編集スタッフは、能登の魅力を伝え
ようと日々、奔走している。
祭典は、インターネットや電子書籍が普及する中、全国にあるフリーペーパーやタウン誌に光を
当てようと、東京都のメディア会社などでつくる事務局が初めて開催。全国から六十七誌が応募
した。
「Fのさかな」の創刊は「地域貢献をしたい」との思いが出発点。「印刷技術を生かして能登をPR
する方法を考えたときに、魚をテーマにした情報誌がいいと思った」と佐味貫義社長(66)は話
す。
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【大日本印刷、10 数社と共同で商品開発に脳科学を活用する研究会発足】NTTデータ経営研な
ど、商品開発に脳科学活用する研究会を設立(12/28:Asahi.com)
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201112280015.html
NTTデータ経営研究所はアサヒビールや帝人、大日本印刷など10数社と共同で、脳科学を商品
開発に生かす応用脳科学R&D研究会「ニューロデザイン研究会」を発足した。脳神経科学を商
品デザインやプロセスに応用する国内外の事例調査結果を基に、日本発の商品開発に活用する
ことを目的にする。
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【講談社、インクジェットデジタル輪転印刷機フルデジタル書籍生産システム導入】講談社、HP イ
ンクジェットデジタル輪転印刷機を選定(12/27:HP プレスリリース)
http://www8.hp.com/jp/ja/hp-news/article_detail.html?compURI=tcm:191-1155097
http://www.pjl.co.jp/news/enterprise/2011/12/3291.html
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本 HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執
行役員:小出 伸一)は、株式会社講談社(本社:東京都文京区、社長:野間 省伸)が、多様化す
る読者のニーズに対応するための小部数用の印刷機として、HP インクジェットデジタル輪転印刷
機「HP Color Inkjet Web Press」を採用したことを発表します。高い生産性と経済性を兼ね備えた
インクジェットデジタル輪転機「HP Color Inkjet Web Press」は、2011 年 9 月に国内で販売を開始し、
今回国内導入の一号機となります。
近年、出版市場では、読者の趣味嗜好の多様化により、新刊出版点数が増え続けています。市
場のニーズに合わせてより多くのタイトルの提供が求められる中、出版社は、現行のオフセット印
刷による大量一括生産から、出版物に合わせた適切な量の印刷・製本に対応する新たな書籍生
産システムを必要としています。
今回採用された「HP T300 Color Inkjet Web Press(以下 T300)」は、最大用紙幅 30 インチ
(762mm)に対応するインクジェットデジタル輪転印刷機で、ミューラー・マルティニ社「シグマライ
ン」デジタル製本システムとインラインで接続する日本初のフルデジタル書籍生産システムとして、
講談社に 2012 年春に導入される予定です。これにより、講談社は、高品質な多品目小部数の出
版物を、効率的に製作することが可能になります。
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【東京国立博物館と凸版印刷、VR 作品制作、初公開】東京国立博物館と凸版印刷 VR作品「D
OGU縄文人が込めたメッセージ」を制作(12/27:印刷タイムス)
http://www.monz.co.jp/2011/12/post-1685.html
東京国立博物館(銭谷眞美館長)と凸版印刷(金子眞吾社長)は、2007 年より共同でバーチャル
リアリティ(VR)を用いた新しい文化財の公開手法を開発する共同プロジェクトを推進している。
今回、同プロジェクトでは、東京国立博物館が所蔵する土偶を題材に、VR 作品「DOGU 縄文人
が込めたメッセージ」を制作、東京国立博物館・資料館内の「TNM&TOPPAN ミュージアムシアタ
ー」にて、2012 年 1 月 2 日より初公開する。
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【大日本印刷の NFC への取り組み】NFC のインフラ構築から製品、サービス開発まで取り組む、
スマートフォンと連携したソリューションをグローバルに展開(12/27:PaymentNavi)
http://www.paymentnavi.com/paymentnews/20251.html
国内最大手の印刷会社である大日本印刷(DNP)では、IC カードの発行やおサイフケータイのパ
ーソナライゼーションなどで培ったノウハウを活用し、NFC ビジネスの展開にも力を入れている。
すでに、国際ブランドが展開する非接触クレジット決済、スマートポスター、デジタルサイネージを
活用したプロモーション分野などにおいて、NFC に対応したソリューションを発表している。
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【凸版印刷、次世代サイネージシステム開発】凸版印刷と TSS、センサーや表示機器を無線操作
できる Android 活用サイネージ・システムを開発(12/27:RBB Today)
http://www.rbbtoday.com/article/2011/12/27/84628.html
凸版印刷とグループ企業であるトッパンシステムソリューションズ(TSS)は 26 日、センサーや LED
パネル、イルミネーションといった外部入出力機器を無線コントロールできる次世代サイネージ・
システムを開発したことを発表した。
本システムでは、Andoroid 端末をサイネージの表示装置とするとともに、ADK(Android Open
Accessory Development Kit)を活用して外部入出力機器のコントロールを可能とした。さらに、メッ
シュネットワーク構築が可能な家電向け無線通信規格「ZigBee」(ジグビー)を採用し、サイネージ
から離れた場所にある各種センサーなどの機器も無線操作可能とした。
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【凸版印刷、環境ジレンマボードゲーム開発】凸版印刷、ゲームを通じて環境問題への理解を深
める「環境ジレンマボードゲーム」を開発(12/26:日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=299835&lindID=5
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、
企業が社会に対して提供する環境教育プログラムの開発支援サービスを行っています。
今回、この支援サービスの一環として、凸版印刷は、ゲームを通じて環境問題への理解を深める
ことができる新しいコンテンツ「環境ジレンマボードゲーム」をNPO早稲田環境教育推進機構(本
部:東京都新宿区、理事長:永田勝也)と共同で開発、2011年12月より提供を開始します。
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【紙とインクの半導体、実用化へ】紙とインクの半導体、実用化へ=配線印刷、電力やコスト削減
-大阪大など(12/24:時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201112/2011122400043
紙などに金属粒子のインクで電子配線を印刷し、強い光で焼き付けて半導体回路を作る次世代
技術について、大阪大学や産業技術総合研究所、昭和電工(東京都港区)などの研究チームが
年明けにも実用化に乗り出す。電子ブックやセンサー衣類など、未来の電子製品の根幹を担う省
エネ、低コスト技術として期待される。
大阪大の菅沼克昭教授(実装工学)によると、電子印刷技術では、化学物質や大規模な加熱処
理が必要な従来のプリント基板半導体に比べ、消費電力や環境負荷、製造コストをいずれも大
幅に削減。無線で情報の送受信を行うICタグの印刷についても、2~3年後の量産技術確立を目
指す。
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【その他印刷関連】
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【中国の新聞出版業の総生産額は 1 兆 5000 億元】昨年の中国新聞出版業総生産額が 1 兆 5
千億元に(1/5:CRI オンライン)
http://japanese.cri.cn/881/2012/01/05/163s185293.htm
中国新聞出版総署は 4 日に「2011 年の新聞出版業の総生産額は 1 兆 5000 億元(18 兆 2752 億
円)に達した」と発表しました。
それによりますと、新聞・出版産業において国レベルの産業基地が新たに5ヵ所建設され、現在、
同レベルの産業基地はあわせて 27 カ所となりました。このほか 58 カ所に上る省立と市立の印刷
基地に 210 億元(約 2558 億円)が投入され、生産額は 217 億元(2643 億 5600 万円)に上りまし
た。
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【卒業生の絵画などをデータベース化】卒業生ら懐かしの絵と再会 高岡・博労小学校(1/3:北
日本新聞)
http://www.47news.jp/localnews/toyama/2012/01/post_20120103191529.html
データベース化した卒業生の絵画などを見ることができる高岡市博労小学校(同市博労本町)の
「ばくろう思い出館」(松本一郎館長)が3日開館し、卒業生らが懐かしい作品と「再会」した。
思い出館は同校創立100周年の2001年に開設。創立以来、同校が保管してきた絵画や作文、
書など約3万7千点の一部を展示している。1907年以降の絵画はデータベース化され、卒業年
度と名前を入力すれば、作品を見ることができる。自分の作品は1枚300円で印刷して持ち帰る
ことができる。
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【プリントロニクスがインフォプリントの産業用製品直接サポート】プリントロニクスがインフォプリン
トの産業用ソリューション製品を直接サポート(1/3:財経新聞)
http://www.zaikei.co.jp/releases/30126/
ビジネスに不可欠な印刷ソリューションで世界をリードするプリントロニクスは本日、インフォプリン
ト産業用製品への今後の顧客ニーズに対応するため、プリンター、消耗品、サービス、サポート
の包括的ソリューションを直ちに提供すると発表しました。これは、リコープロダクションプリントソ
リューションズの 1 部門であるインフォプリント・ソリューションズが 2011 年 12 月 30 日付けで産業
用プリンターの販売とマーケティングを終了して大量出版向け印刷システムに集中することを受
けたものです。
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【太陽電池にセラミックインクで印刷する看板】持ち運びや印刷 太陽光発電が多種多彩に(1/3:
京都新聞)
http://kyoto-np.co.jp/economy/article/20120103000011
再生可能なクリーンエネルギーとして太陽光発電への関心が高まる中、関西の多彩なメーカー
から変わり種の太陽光発電システムが次々に登場している。災害時などに野外でどこでも発電で
きる持ち運び型や、文字や絵柄を印刷して看板としても使える発電パネルなど、新たな付加価値
を生み出し、成長市場でさらなる需要を引き出そうとしている。
(中略)テントメーカーの太陽工業(大阪市)は、多結晶シリコン太陽電池のガラス表面にセラミッ
クインクで印刷する技術を開発し、看板の機能を持たせた。印刷部分は細かいドット柄にしており、
非着色部分で発電する。白、青、黄など7色あり、印刷後に焼き付け処理するため耐久性もある
という。
パネル1枚(約1・5メートル×約1メートル)の最大出力は168ワット。印刷しない場合よりは1
6%落ちるが、店舗や施設の看板、装飾など幅広い用途に活用できるという。同社は「発電と同
時に対外的に環境への取り組みもアピールできて一石二鳥」(広報担当)としている。

【ケイズカンパニー、フンケラー社と代理店契約締結】ケイズカンパニー、スイス・フンケラー社と
代理店契約締結(1/2:PJWebNews)
http://www.pjl.co.jp/news/enterprise/2012/01/3303.html
製本関連機材専門商社のケイズカンパニー(株)(大阪市北区天満 4-14-9、高橋龍男社長)はこ
のほど、デジタルフィニッシングソリューションで知られるスイスのフンケラー社と日本国内におけ
る代理店契約を締結した。
代理店契約の範囲は、デジタル印刷機周辺のプリ・ポストプレスとウエブフィニッシングを中心と
するフンケラー製品すべての販売、アフターサービス、部品供給にまで及ぶ。アジアパシフィック
を統括するフンケラー ファー イースト社ゼネラルマネージャーのペーター・ルース氏は、「ページ
当たりの製造コスト改善、品質向上、印刷スピードの高速化など、デジタル印刷分野の進展は著
しく、その流れは今後益々加速する。これらを背景とした日本におけるフンケラー製品のポジショ
ンを再構築するのが狙い」と説明。ポストプレス機器の輸入販売で多くの実績を持つケイズカン
パニーのポテンシャルに期待を語っている。

【山口県光市観光協会、開運イチョウカード】光市観光協会 伊藤公「開運イチョウカード」販売へ
(1/1:山口新聞)
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2012/0101/8p.html
光市観光協会は、同市出身の初代内閣総理大臣、伊藤博文(1841~1909)にちなんだ「開運
イチョウカード」の販売を来年1月4日に始める。 伊藤の顔が印刷された名刺サイズの台紙に、
同市束荷の伊藤公記念公園で集めたイチョウの葉を貼付。ラミネート加工を施し、仕上げた。イチ
ョウの葉は2011年11月に同協会の職員や束荷幼稚園の園児らが拾った。 同公園内のイチョ
ウの葉を財布の中に入れていると、宝くじに当たるなど金運が上がったというエピソードを基に、
旧大和町観光協会が03年に作ったのがカードの始まり。
10

【大型絵馬にインクジェット印刷技術】毛谷黒龍神社に辰の大型絵馬 福井、震災復興願い込め
(12/29:福井新聞)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/32283.html
龍神(りゅうじん)を祭る福井市毛矢3丁目の毛谷黒龍(くろたつ)神社に来年のえと「辰(たつ)」を
描いた大型絵馬がお目見えし、迎春ムードが境内に広がっている。
絵馬は縦約1・7メートル、横約2・3メートルで本殿前に設置。力強く天に昇る龍神の姿が躍動感
いっぱいに描かれている。東日本大震災の被災地復興の願いを込め、龍神が握る玉には生命
力を意味する「力」の文字を描いた。
同神社と関係が深いフクビ化学工業(福井市)が初めて寄贈。インクジェット印刷の最新技術を用
い描いた。

【果物に印刷する業務開始】果物に文字、「絆」や「七福神」 東根のフルッタ・ベアーレが印刷業
務開始(12/23:山形新聞)
http://yamagata-np.jp/news/201112/23/kj_2011122301676.php
青果物販売のフルッタ・ベアーレ(東根市、浪波利明代表)は、食用インクを使ってリンゴなどの果
物の表面に文字や絵を印刷する業務を開始した。全国的にも珍しいビジネスで、正月の贈答用
などに注文が相次いでいるという。
青森県内の企業が同様の印刷業務を行っていることを知り、直売所での観光客向けの販売や冠
婚葬祭、イベントなどでの需要を見込んで、曲面にも印刷できる専用の機械を 6 月に購入。試験
を重ねた上で、11 月に本格的に受注を開始した。

【東京マラソン 2012 公式グッズ、大日本印刷の Smart-Jacket 内蔵のストラップ販売】リンクスイ
ンターナショナル、Edy 搭載ストラップを 2000 個限定で発売(12/26:PCUser)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1112/26/news071.html
リンクスインターナショナルは 12 月 26 日、「Edy 搭載東京マラソン 2012 ストラップ」を発表した。
2000 個限定で 2012 年 1 月 20 日に発売する。価格はオープンで、想定実売価格は 2480 円(税
込み)。
この製品は、電子マネー「Edy」での支払いやチャージができるストラップだ。大日本印刷が提供し
た小型の FeliCa チップを搭載した非接触 IC メディア「Smart-Jacket」を内蔵する。東京マラソン
2012 公式グッズとして販売するもので、東京マラソン 2012 の関連グッズ取扱店や東京マラソン
2012 関連のウェブサイト、リンクス直販サイト「リンクスストアー」で購入できる。
11

【調布パルコに紙と印刷の店、期間限定出店】調布パルコに紙ものと印刷の店「手紙舎」-「手紙
社」が期間限定出店(12/26:調布経済新聞)
http://chofu.keizai.biz/headline/867/
調布パルコ(調布市小島町 1)に 12 月 2 日、紙ものと印刷の店「手紙舎」が限定オープンした。
出店したのは、西つつじヶ丘に事務所を構える「手紙社」。雑誌・書籍編集、ウェブ制作を手掛け、
古本と雑貨を販売するカフェ「手紙舎」を事務所に併設している。同社は、全国の作家たちが集ま
る野外マーケット「もみじ市」を市内多摩川河川敷で開催し約 3 万人を動員。今年は、味の素スタ
ジアムを借り切り「カフェ&ミュージック フェスティバル」を開催するなどのイベント・プロデュース
でも注目を集める。同社では、雑誌・書籍の取材で全国を歩いて出会った作家を「ものづくりびと」
と呼び、店舗やイベント、ウェブなどで紹介してきた。そうしたセンスに共感するファンが年々増え
ている。

【賀川豊彦ゆかりの印刷工場で製本された聖書、賀川記念館に寄贈】賀川豊彦ゆかりの聖書
記念館に寄贈へ 神戸の牧師(12/24:読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111224-OYO1T00537.htm?from=main3
社会運動家・賀川豊彦(1888~1960)ゆかりの印刷工場で製本された聖書18冊を、神戸市垂
水区の牧師岩村義雄さん(63)が30年以上かけて収集した。同市中央区の賀川記念館に寄贈
される。明治~戦中の希少品で、岩村さんは「戦火と信仰への弾圧をくぐり抜けた聖書。多くの人
に見てもらいたい」と話す。18冊は1904~43年、「福音印刷合資会社」の神戸工場で生まれた。
(中略)装丁は時代とともに変わり、工場初版とみられる04年製は、金箔を使った豪華な革表紙。
一方、戦時中の43年製は質素な紙の表紙になり、当局の批判をかわす必要があったことをうか
がわせる。聖書は年明けから記念館で公開予定。

【コラム:暴力団排除条例等】暴排条例で指導! 代紋入りの戦闘服納入、破門状の印刷業者…
(12/31:産経ニュース、できごと~)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111231/waf11123107000000-n1.htm
平成23年は大きな変化があった年でもあった。暴力団対策では、市民の側に関係遮断を求める
暴力団排除条例が施行された。交通では、自転車の運転ルールの徹底がこれまで以上に叫ば
れ、大阪府警も取り締まりなどを強化。しかし、こうした対策の先頭に立つ警察官の不祥事は後
を絶たず、再発防止が求められる。
12
【PC・携帯・ネットサービス】

【食べログ、不正操作の業者に対し法的措置も】「食べログ」ランキング不正操作のステルスマー
ケティング業者は法的措置も(1/5:InternetWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120105_502732.html
グルメサイト「食べログ」において、好意的な口コミを投稿してランキングを上げる代わりに、飲食
店から金銭を受け取る不正な業者が存在すると報じられた件で、同サイト運営元の株式会社カカ
クコムは 5 日、こうした行為を停止しない業者に対しては法的措置も視野に入れて対応していく考
えを明らかにした。

【ブログ記事から広報誌を作成する Web サービススタート】ブログの記事から新聞(広報誌)を作
成!『ブログ新聞 maker』の運用をスタート(1/5:ValuePress)
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=90260
有限会社メディカ(本社・愛媛県松山市/代表取締役・石崎隆志、089-907-4056)は、ブログの記
事 か ら 、 自 動 的 に 新 聞 風 ペ ー ジ を 作 成 す る 無 料 サ ー ビ ス 『 ブ ロ グ 新 聞 maker
(http://www.make-prpaper.com)』の運用をスタートした。

【インド、約 3600 円のタブレットに注文殺到】世界最安タブレットに注文殺到、2 週間で 140 万台
インド(1/4:AFP BB News)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2848558/8250196
インドで発売された世界最安のタブレット端末(多機能携帯端末)「アーカッシュ(Aakash)」の受注
台数が、ネット受注開始 2 週間で 140 万台を突破した。インド政府が端末製造を依頼している英
通信機器会社データウインド(DataWind)の広報担当者が 3 日、AFP の取材に語った。
「大衆のためのコンピューター」としてインドで 10 月に発表されたアーカッシュは、前年 12 月 14 日
にネット受注販売を開始した。OS はアンドロイド(Android)2.2 で、7 インチ・タッチスクリーン、2GB
外部記憶装置、USB ポート 2 つを搭載し、Wi-Fi インターネット機能とマルチメディアプレーヤーを
内蔵、バッテリー駆動時間は 3 時間だ。価格は 1 台 2500 インドルピー(約 3600 円)。

【スマホで撮影→郵便で届けるデジタルポストサービス】スマホで撮って郵便で届ける「デジタル
ポスト」がサービス公開(12/27:マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/news/2011/12/27/009/
デジタルポストは、スマートフォンなどの端末や PC で作成したメッセージをはがきにして、郵便で
送ることができるデジタル郵便事業サービス「Live Card」を、12 月 26 日より開始した。
送信者は撮った写真などにメッセージを添えて、電子メールを送るような感覚でサービスが利用
できるようになっている。送られたメッセージは、実際のはがきに印刷されて受信者に届く仕組み
となっており、このようなサービスは、米 Apple も 10 月に「Cards」として提供している。
Live Card は、公開当初は iPhone と PC からの利用に対応。近日中には Android にも対応し、そ
の後フィーチャーフォンでの利用も予定している。
13

【アルバムをデジタル化してクラウド保管するサービス】アルバムをデジタル化してクラウドに保管
する「思い出あんしん保管 for マイポケット」(12/27:MdN Interactive)
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/21413/
http://omoide.ntt.com/ (あんしんマイポケット)
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(NTT コミュニケーションズ)は、アルバムをデジタル
データに変換して個人向けオンラインストレージサービス「OCN マイポケット」に保管できるサー
ビス「思い出あんしん保管 for マイポケット」を提供開始した。
利用の流れは、専用 Web サイトで申し込んでから受付センターにアルバムを郵送すると、アルバ
ムのページごとのデータとアルバム内の個々の写真を切り出したデータの 2 種類を DVD で提供。
DVD データを「OCN マイポケット」にアップロードすればデータを保存できる。オプションで、市販
の DVD プレイヤーで再生可能な音楽付きスライドショーDVD を制作するサービスも用意する。
【出版・電子書籍】

【紀伊國屋書店、加賀ハイテック製タブレットで電子書籍サービス】紀伊国屋書店、加賀ハイテッ
ク製タブレットで電子書籍(1/6 付日本経済新聞)
紀伊国屋書店は加賀電子子会社の加賀ハイテック(東京・千代田)が製造したタブレット端末=
写真=で電子書籍サービスを始めた。米アップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」や米グ
ーグルの基本ソフト(OS)を搭載した端末、ソニーの電子書籍端末「リーダー」に続き、4機種目と
なる。
加賀ハイテックが販売するタブレット端末「TAXAN ミーオパッド ADVANCE」に、紀伊国屋書
店が配信する電子書籍を購入、閲覧できるアプリ「Kinoppy(キノッピー)」を標準搭載する。端末
はデジタル映像の著作権保護技術である「CPRM」方式に対応する。
紀伊国屋書店は新宿本店(同・新宿)のほか、同社の書籍サイトで端末を販売する。想定価格は
2万 9800 円。
新宿本店では「キノッピー」を搭載したタブレット端末やスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)
を置く電子書籍体験コーナーに、加賀ハイテックの端末も並べる予定だ。

【電子書籍化した市民便利帳を公開】電子書籍化した市民便利帳を公開 弘前市(1/6:河北新
報)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120106t21019.htm
青森県弘前市は行政情報などを載せた「市民便利帳くらし弘前」を電子書籍化し、4日に公開を
始めた。米アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」やスマートフォン(多機能携帯電話)「iPho
ne(アイフォーン)」で閲覧でき、市は「外出先などで活用してほしい」と話している。
市によると、市民便利帳の電子書籍化は青森県内の自治体で初めて。
大阪市の広告出版会社と連携した。利用料は無料で、市のホームページを介してダウンロードで
きる。
14

【iOS 意識調査、自炊代行業者に賛否両論】自炊代行に賛否両論、iOS ユーザー意識調査(1/5:
InternetWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120105_502646.html
株式会社フィルモア・アドバイザリーは 4 日、裁断機やスキャナーを用いて書籍を電子化する、い
わゆる“自炊”に関する意識調査の結果を公表した。調査は 1 月 2 日から 3 日まで、同社が提供
する iOS 向けアプリ「AskSmartly」のユーザー1002 人が回答したもの。
それによれば、自炊という言葉を「知っている」という人は 49%。自炊を「頻繁にする」という人は
5%、「たまにする」というは 11%だった。自炊を業者に依頼する代行については「禁止すべき」
(31%)と「禁止すべきでない」(30%)と賛否が拮抗した。

【米国の自炊代行サービス】米国にもある“自炊代行”:Bound Book Scanning(1/5:Ebook
Magazine)
http://www.ebook2forum.com/members/2012/01/bound-book-scanning-a-us-version-of-jisuiservices/
電子版が入手できない本をデジタル化して E-Reader で読みたいというニーズは普遍的なもので、
「自炊代行」はどこにでもあるはずと考えているが、ニューヨーク州エアマウント市にある Bound
Book Scanning (BBS)は、一般消費者向けに非破壊型(non-destructive)スキャニング(画像 PDF)
と OCR を使った編集可能ファイル(Word/TXT/RTF)、オーディオファイル作成までを行う。2010 年
に創業した新興ビジネスだ。

【米国、自費出版サービスの成長】成長軌道に乗った米国の自主出版と Smashwords(1/5:
Ebook Magazine)
http://www.ebook2forum.com/members/2012/01/smashwords-reviews-successful-2011-busin
ess/
米国の自主出版サービス、スマッシュワーズ(Smashwords)の創業者で著名なブロガーでもあるマ
ーク・コーカー氏は 1 月 4 日、同社の 2011 年の業績を明らかにした。前年比 3 倍以上となる 222%
増の 9 万 2,000 点を刊行、支援する著者と出版社も 183%増の 3 万 4,000 に増加した。「出版に門
番は必要ない」というコンセプトで 2008 年に創業してから 4 年で、このフリー・プラットフォームは大
規模なビジネスに成長する入口に立ったといえる。
自主出版支援サービスには、ファイル共有型サービスから出版社のセカンドレーベルまで、様々
なタイプがあるが、スマッシュワーズのビジネスモデルは、フルサービスを提供しながら、(1)著作
者からは販売時の成功報酬(定価の 10%)を得る、(2)Smashwords.com で販売したものは実額の
15%を得る、(3)それだけ、というもので、最も著作者寄りであるとことが利用者に評価されたものと
見られる。
15

【2011 年の電子書籍キートレンド】2012 年を読み解く 10 のキー・トレンド(1/5:Ebook Magazine)
http://www.ebook2forum.com/members/2012/01/key-trends-of-ebook-market-in-2012/
(略)ランダムに 10 個選んだ 2011 年のキートレンドである。昨年顕著になってきて、今年様々なト
ピックやイベントと結びつくことが確実であるものを選んである。日本ではあまり問題になっていな
いものはあるが、市場の拡大あるいは国際化とともに、意識されるようになるだろう。

1.
EPUB 3:E-Book の独立とアプリ化の新パラダイムが始まる
2.
HTML5:書籍から雑誌・新聞まで―出版サービスのプラットフォームからの自立を促す
3.
自主出版:出版市場のインフラとして定着・成熟へ
4.
ショート E-Book:出版を多様化し、ジャーナリズムの経済的基盤となる
5.
アマゾン出版:堅実なマーケティングで着々と地歩を築く
6.
メディア・タブレット:非アマゾン型を目指して機能別・用途別多様化へ
7.
E-Reader:低価格化と高級化で多様なニーズを吸収
8.
知的財産権問題:「海賊懸念」薄れ、社会的利害調整が本格化
9.
図書館 E-Book 問題:泥沼化か「市場による決着」か
10.
書店のサバイバル:テクノロジーを使った試行錯誤が続く
【米国、バーンズアンドノーブル買収した出版社の売却検討か】Barnes & Noble、買収した出版社
の売却を検討か(1/5:CNETJapan)
http://japan.cnet.com/news/business/35012783/
米国の最大手書店である Barnes & Noble が Sterling Publishing の買い手を探していると、The
Wall Street Journal(WSJ)が情報筋の話として伝えている。Barnes & Noble は、ノンフィクション書
籍を扱う従来型の出版社 Sterling を、2003 年に 1 億 1500 万ドルで買収している。
Barnes & Noble の担当者からのコメントは得られていない。
コンサルティング企業 Market Partners International の社長である Lorraine Shanley 氏は WSJ に
対し、「Sterling には、書店以外の小売店の興味を引く専門書籍が多くある。従来の書籍市場が
崩れつつある世界では、このような本を置くことのできる場所はほかに数多くある」と述べている。
16

【日本の漫画を海外へ、電子書籍配信サービス】オリジナル漫画「魔法猫のギー」1巻を honto な
ど主要国内電子書籍市場にて配信開始(1/5:DreamNews)
http://www.dreamnews.jp/?action_press=1&pid=0000044213
株式会社 ストレン(所在地:広島県広島市西区三篠町 2 丁目 4 番 22 号 302 代表取締役 佃
直毅)は、オリジナル電子マンガ出版のブランド「ジャパマンガ」より、オリジナル漫画作品「魔法
猫(マジネコ)のギー」1巻を新たに下記主要国内電子書籍市場で販売開始いたします。
iPhone や Android などスマートフォン・タブレットの急拡大により、電子書籍・マンガ市場が様々に
立ち上がっております。従来の紙媒体ではリリースしていないインディ、アマチュア、プロの作家
の方も数多く、作品を広く世界に問うチャンスが少ない、作品で対価を得るという機会に恵まれて
いない、という課題がありました。
そこでストレンでは漫画家様と契約の上、その作品を電子化し「ジャパマンガ」から電子書籍市場
にてリリースしヒット化を目指してまいります。
今後は国内の電子書籍市場の拡大、および欧米・中国など海外展開を図ってまいります。

【出版の新たな形、これまでになかったタイアップの構造】大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発
想(1/4:日経ビジネス)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20111221/225498/?rank_w
出版業界の危機は、さまざまに語られているが、問題を整理して考える必要がある。まず、大手
出版社と小規模出版社においては、危機の中身が違う。出版社と書店においても、危機の中身
が違う。
(中略)こうした状況の中で、全く新しい出版ソリューションが登場していることに気がついている
人は少ないだろう。2009 年にスタートした「スターバックス・アートブック」(通称・スタバ本)というシ
リーズである。
(中略)流通の危機感も分かるが、要は、広告収入を出版社だけが独占しないで、流通にも分配
出来るようになれば良いのではないか、と思っていた。そうしたら、こういう手法が登場したのであ
る。仕組みは極めてシンプルである。
1.
スタバ本を書店・コンビニ配本で販売する。
2.
定価を 600 円とすると、購読者は本書についている「ビバレッジカード」を持ってスターバック
スにいくと、600 円分のお好きなドリンクが飲める。
17

【オープン本棚ユーザテスト開始】電子書籍を一元管理するソフト「オープン本棚」がユーザテスト
を開始(12/30:PublishingNews)
http://publishing-news.com/824.html
インプレス R&D(東京都千代田区)と大日本印刷(東京都新宿区)は 21 日、電子書籍の一元管理
ソフト「オープン本棚」の試用版ユーザーテストを同日から開始すると発表した。今回の試用版ア
プリは Android 搭載端末向けのもので、目下テストユーザーを募集中という。
「オープン本棚」は、両社が共同で開発中の電子書籍一元管理用ソフトウェア。読者が購入した、
文書フォーマット・ビューワの異なる複数の電子書籍を一元管理できるもの。
ビジュアルに「本棚」というなじみのあるイメージを採用したことで、電子書籍も紙の本と同様に
「誰でも違和感なく利用できる環境」を提供する。
ユーザーがかつて購入した紙の本や、自作の本、ビジネス文書なども登録でき「電子と紙の両方
の書籍を一つの本棚で管理」することが可能になっている。

【紙の本を買うと電子書籍のライセンスもついてくる】デジタルステージが「<紙の本を買うと電子
書籍のライセンスも付いてくる> 書籍++プロジェクト」をスタート(12/30:PublishingNews)
http://publishing-news.com/828.html
デジタルステージ(東京都世田谷区)は 12 月 21 日、メディアクリエイター・平野友康氏著『ソーシャ
ルメディアの夜明け』の刊行に伴って「<紙の本を買うと電子書籍のライセンスも付いてくる> 書
籍++プロジェクト」を開始する。同書を購入した顧客に、電子ライセンスを 2 つ付与するもの。
(中略)今回、電子ライセンスを 2 つ付与するのは、「ひとつは購入者に、もうひとつは購入者が誰
かと共有してもらうためのもので、読者の共感した思いを波及させていくねらい」がある。
このアイディア自体も、平野氏が Facebook 上で交わした読者とのふとした会話がきっかけであっ
たという。新しい読書スタイルの提案として注目されよう。電子書籍サービスの提供は BCCKS(東
京都品川区)。

【アマゾン、日本での Kindle ストア開設、2012 年春へ延期】Kindle 年内日本開店を見送り、来春以
降へ延期(12/29:Ebook Magazine)
http://www.ebook2forum.com/members/2011/12/amazon-delays-kindle-store-janan-launch/
共同通信英語版は 12 月 27 日、アマゾンが日本での Kindle ストアの年内開設を断念し、来春に
延期したと報じた(以下英文毎日の記事による)。業界関係者によれば、小売価格の決定権を巡
る出版社との交渉が難航しているのが理由という。現状では十分な日本語タイトルを揃えられず、
来年春が次のターゲットとなるようだが、“原理的対立”があるとすれば、決着はさらに延びる可
能性もある。出版社にとって、時間が無限にあるわけではない。相手のほうが選択肢が多いから
だ。
日本で「最大の書店」としての存在感を発揮しているアマゾンは、E-Book についても 1 年以上前
から交渉を始めているが、今年も空振りになることがはっきりした。アップル iBooks、Google もま
だ参入しておらず、ガラパゴス状態は続く。
18

【一茶や芭蕉、子規などの英訳俳句集、サウンドトラックと組み合わせた拡張 E-Book リリース】
英訳俳句集が E-Book アプリに新境地を拓く(12/29:Ebook Magazine)
http://www.ebook2forum.com/members/2011/12/honeybee-lab-publishes-interactive-haiku-ap
p/
拡張 E-Book コンテンツを開発・出版する、米国ロサンゼルスのハニービー・ラボ(Honeybee Labs,
Inc)は 12 月 15 日、150 の英訳俳句と詩情溢れる絵とサウンドトラックを組合せた対話型句集
“Chasing Fireflies”(蛍を追いかけて)を iTunes にリリースした($3.99)。拡張 E-Book の市場は、ま
だ絵本など児童向けコンテンツが圧倒的だが、文学、科学、社会に関する分野でも先駆的な“作
品”が登場しつつある。Publishers Weekly (12/22)が注目するハニービーもその一つだ。エリオット
の『荒地』に続く話題作となることに期待。

【シャーロック・ホームズ全作品が無料で読めるサイト】シャーロック・ホームズ全作品を iPhone で
読める無料サイト(12/29:PublishingNews)
http://publishing-news.com/822.html
コンプリート・シャーロック・ホームズというサイトをご存じだろうか。シャーロック・ホームズ・シリー
ズ全作品の日本語訳を無料で提供しているページだ。PC 上で読めることはもちろんだが、
iPhone・iPad 上でも快適に読むことが出来る驚きのサイトである。
同サイトの紹介文によれば、著者アーサー・コナン・ドイルが 1930 年に没っしたシャーロック・ホー
ムズ・シリーズは、原作の著作権は既に切れている。このため、英文テキストは様々なサイトで公
開されているが、邦訳に関しては著作権が残っているため、無料で自由に読めるものは数少ない
という。このサイトでは原作を改めて翻訳しなおして公開しているため、このような事が可能になっ
たのだという。PC 上で楽しめることはもちろんだが、iPhone・iPad でも、Safari から同サイトにアク
セスすることで、きわめて快適に楽しむことが出来るのも素晴らしい点だ。iOS5 で採用された「リ
ーダー」機能を利用すると、専用に作成された電子書籍のようなインターフェースで読むことが可
能になっている。「リーダー」機能を利用するには、iOS5 搭載の iPhone、iPad で、画面上の「リー
ダー」ボタンをクリックするだけ。ユーザーはお試しあれ。

【作家らが自炊代行業者を提訴】作家・東野圭吾氏、浅田次郎氏らが自炊代行業者を提訴
(12/28:PublishingNews)
http://publishing-news.com/817.html
裁断した書籍をスキャンし電子化する「自炊」の代行業者を相手取り、作家の東野圭吾氏らが 20
日、自炊代行事業の差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした。原告側は「自炊」を代行業者
が行う場合は著作権法が認めた私的複製の範囲を超えているとしている。
19

【シリーズ第 6 回:ADPS による電子出版を考える】「Adobe Digital Publishing Suite」による電子出
版を考える(12/28:マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/column/dpk/006/index.html
「Adobe InDesign CS5.5」からタブレット端末向けの電子マガジンを作成・配信できる「Adobe
Digital Publishing Suite」(以下、ADPS)を中心に、電子出版制作のための新しいワークフローにつ
いて考えていく。前回にひき続き、今回も、2011 年の電子出版の状況や問題点を振り返りつつ、
来年の動きについて考えていきたい。

【トーハン、2 月に電子書籍販売サイト開設】トーハン、電子書籍販売サイト開設へ(12/27:新文
化)
http://www.shinbunka.co.jp/news2011/12/111227-04.htm
来年 2 月中に、電子書籍販売サイト「Digital e-hon」をオープンする。同社は 2009 年 4 月に医療
従事者向けの「Medical e-hon」を始動しているが、今回「Digital e-hon」に一本化、一般書を加え
て拡大する。開設時の一般書のコンテンツ数は数千タイトル。13 年 3 月末までに 3 万点を目指
す。
オンライン書店「e-hon」の提携サイトと位置づけ、会員書店には販売手数料が支払われる。開始
時はパソコン向けだが、スマートフォンなどにも対応させていくという。

【仏市場調査会社、2015 年日本電子書籍市場規模は 1730 億円】仏市場調査会社 IDATE、2015
年の日本の電子書籍市場規模を 1,730 億円と予想(12/26:hon.jp)
http://hon.jp/news/1.0/0/2993/
欧州系電子書籍サイトの報道によると、通信業界専門の市場調査会社である IDATE 社(本社:フ
ランス・モンペリエ)は、今秋発売した最新調査レポートで 2015 年の世界の電子書籍市場規模を
54 億ユーロ(約 5,500 億円)と予想している模様。その中には日本の電子書籍市場に関する予想
値も入っており、2014 年から成長ペースが上がり始め、2015 年には北米圏の 22 億ユーロ(約
2,240 億円)に次ぐ世界第 2 位規模の 17 億ユーロ(約 1,730 億円)になるとしている。
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【GREE で初の電子書籍配信】GREE と BOOK☆WALKER がコラボ「BOOK☆WALKER for GREE」
(12/25:eBookUser)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1112/25/news007.html
角川コンテンツゲートは 12 月 22 日、同社の運営する電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆
WALKER」を、グリーが提供する SNS サービス「GREE」と連携させた Android アプリ「BOOK☆
WALKER for GREE」をリリースした(Android 2.2 以降で動作)。2011 年 2 月に行われた角川グル
ープホールディングとグリーの業務提携発表に基づくもので、GREE で電子書籍が配信されるの
は初。
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【その他】
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【来年度経済見通し、民間シンクタンク 15 社まとめ】来年度成長率、実質1.8%・内外需ともに不
安-民間15社まとめ(1/4:中小企業ニュース)
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20120104-08.html
日本経済は、欧州債務危機などを背景に停滞感が強まり、先行きが不透明な環境で2012年を
迎えた。本格化する東日本大震災の復興需要が景気の押し上げ要素となるものの、世界経済の
減速と円高の定着で輸出が伸び悩むとみられ、内需の動向も楽観できない。
民間シンクタンク15社がまとめた12年度(12年4月-13年3月)成長率見通しの平均値は、物
価変動の影響を除いた実質が1・8%、物価変動を映した名目が1・3%。11年度のマイナス成
長見通し(平均予測は実質マイナス0・4%、名目マイナス2・3% )からプラスに転じる見込み
だ。
本格的な復興事業を盛り込んだ11年度第3次補正予算の執行で内需が増加し、景気の腰折れ
は避けられるとのシナリオが有力。ただ、海外経済の好転には時間がかかり、輸出の高い伸び
は期待できないとする見方が多い。
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【国内産業を支える、今年始まる新制度】今年始まる新制度-国内産業の下支えに期待(1/4:
中小企業ニュース)
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20120104-11.html
2012年は産業界に関わりの深い制度改正、法律施行が相次ぐ。11年度には引き下げが見込
まれていた法人税は、東日本大震災の発生を受けて一転して増税となる一方、自動車業界の懸
案だった自動車重量税が引き下げられる。4月には特許法改正が行われ、7月には国のエネル
ギー施策転換の象徴でもある再生可能エネルギー法が施行される運び。震災に加えて超円高、
新興国の追い上げにさらされる国内産業を支えることが期待される。
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【経産省、中小特許の海外補助枠を約 2 倍に】経産省、中小特許の海外出願費補助枠を来年度
1.5億円に倍増(1/4:中小企業ニュース)
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20120104-10.html
経済産業省は2012年度、中小企業が持つ差別化技術の特許などを海外出願する費用補助枠
を、11年度当初予算の8000万円から約2倍の1億5000万円に増やす。経産省は中小が開発
生産する部品や付加価値の高い製品の販路を海外に広げることで新たな成長を狙う。海外出願
は現地特許庁が求める言語に書類翻訳が必要など、国内と比べ費用が2倍超かかり中小には
ハードルが高い。同省は補助企業選定を通じ有望技術を発掘すると同時に、外国で特許を取得
し海外展開する中小のすそ野を広げる。
経産省・特許庁は中小が外国の特許庁に特許や意匠、商標の登録を出願する場合、その費用
の2分の1を補助する。補助金の上限は特許が150万円、意匠と商標がそれぞれ60万円。この
補助金は同制度の活用を推進する岩手県、山形県、福島県、横浜市、名古屋市、大阪府、福岡
県など26府県市の中小企業支援センターを通じて支給する。補助企業は同支援センターが、事
業や技術の有望性を評価して決定。出願では国内弁理士などが代理人や翻訳支援を担う。
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【知財エキスパートと中小企業をマッチングするサービス】知財経営推進企業協会、中小の知財
経営支援(12/26:中小企業ニュース)
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20111226-07.html
知財経営推進企業協会(IPMA、東京都新宿区、矢間伸次理事長、03・5925・8871)は、知的
財産の課題を解決する専門家「知財エキスパート」と、中小企業をマッチングするサービスに乗り
出す。2012年1月から中小企業からの相談への対応を始める。相談内容に応じた分野の専門
知識を持つ知財エキスパートを紹介し、知財経営を後押しする。年間に30社のマッチングを計画
している。
IPMAが認定する知財エキスパートが中小企業の埋もれた発明を発掘し、世界的に認められる
「特許明細書」作りにつながる「発明仕様書(届け書)」として記述できるように指導し、弁理士に
橋渡しする。
また弁理士が作成した特許明細書が、中小企業が作成した発明仕様書を反映し、特許として保
護したい権利が主張できているかをチェックする。さらに特許出願の目的に合った知財戦略を策
定するなど、知財に関して総合的にバックアップする。
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【NTT 西日本、見た映像をパソコンに送信するメガネ開発】遠隔地「見える」メガネ…NTT西が開
発(1/5:読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120105-OYO1T00717.htm
メガネをかけて見た情景が、そのまま遠く離れたパソコンに送られ、視界を共有しながら会話もで
きる――。そんなSFの世界のようなメガネをNTT西日本が開発し、2012年夏にも売り出す。メ
ガネをかけた人を通じて遠隔地の状況を確認できることから、災害現場の作業指揮や視覚障害
者の通行案内など幅広い場面で活用できそうだ。
スポーツ用サングラスに似たデザインで、小型カメラと、音声を振動に変えて耳に伝える骨伝導
式小型スピーカー、マイクを内蔵している。スマートフォン(高機能携帯電話)にケーブルでつない
でネットに接続し、撮影した映像をパソコンに送る仕組みだ。
重さは一般的なメガネ並みの90グラムで、長時間かけても負担にならない。価格は数万円程度
になりそうだ。
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【国会図書館が各地の公立図書館へデジタル音源を試験配信】SP 盤などのデジタルアーカイブ、
国会図書館が各地の公立図書館へ試験配信(1/5:InternetWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120105_502652.html
国立国会図書館は 4 日、1900 年初頭から 1950 年前後に国内で製造された SP 盤などのデジタ
ルアーカイブである「歴史的音源」について、各地の公立図書館への配信試行を開始したと発表
した。
「歴史的音源」のうち、著作権および著作隣接権の保護期間満了が確認できた一部の音源につ
いては、すでにインターネットで公開していたが、それ以外の大部分の音源は国会図書館の施設
内でのみ利用可能だった。今後、配信試行に参加した公立図書館内でも利用できるようになる。
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【辰年生まれの企業は…】辰年生まれの法人設立、バブル期が最多(12/23:サーチナニュース)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1223&f=business_1223_062.shtml
辰年に設立された法人は、小・零細規模が多い反面、業界を代表する企業の創業も目立ってい
る。
来年の干支である「辰年」。過去を振り返ってみると、1880 年には君が代に曲が付けられ、1928
年には衆議院議員総選挙で初の普通選挙が実施され、1940 年には源泉徴収が始まった。今日
の日本を支える制度の礎がスタートした年が多かった。
そんな辰年に設立された法人について、東京商工リサーチが調査を行った。東京商工リサーチ
の企業情報(2011 年 11 月 26 日時点)をもとに、設立年が確認できた法人 134 万 6648 社のうち、
1880 年以降に設立された法人の中から抽出し分析した。それによると、辰年に設立された法人
数は 9 万 7548 社で、最も古かった法人は、1880 年 3 月設立の丸善(東京都)だった。丸善は設
立当時の世襲制という商慣習をやめ、会社所有と経営を分けるなど、日本初の近代的な会社と
いわれている。次いで古かったのが、同年 5 月に設立された大日本印刷(東京都)で、現在では
世界最大規模の総合印刷会社に成長している。このほかでは、東芝(1904 年設立)、出光興産、
ヱスビー食品、花王、クラリオン(1940 年設立)など、業界を代表する企業も目立っている。
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【Wi-Fi 搭載の自販機】アサヒ飲料、Wi-Fi 搭載の自販機を展開へ、半径 50m に無料の公衆無線
LAN(12/27:InternetWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111227_502027.html
アサヒ飲料株式会社は 27 日、無料の公衆無線 LAN サービスを提供する自動販売機を 2012 年
から展開すると発表した。仙台、首都圏、中部、近畿、福岡の 5 エリアを中心に全国に展開してい
く予定で、初年度は 1000 台の設置が目標。5 年以内に 1 万台超への規模拡大を目指すとしてい
る。
アサヒ飲料では、アサヒカルピスビバレッジ株式会社が展開する自動販売機において、タケショウ
株式会社が運営する無料公衆無線 LAN サービス「FREEMOBILE」のアクセスポイントを設置。自
販機周辺(半径 50m 程度)で無料のインターネット接続サービスを提供するとともに、商品情報や
自販機設置先に合わせた地域情報や観光情報などが発信できるサービスを展開する。
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【イベント・セミナー】
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ビジュアル雑誌の明治・大正・昭和(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/1192561_1376.html
平成 24 年 2 月 1 日(水) ~ 3 月 2 日(金)
10:00~19:00(土曜日は 18:00 終了)
国立国会図書館 東京本館 新館 1 階 展示室 入場無料
関西館:平成 24 年 3 月 9 日(金)~28 日(水)
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モリサワ文字文化フォーラム「伝達と表現」(大阪:モリサワ本社)
第6回モリサワ文字文化フォーラムでは、書を独自の世界観で創造し続ける書家の紫舟(ししゅ
う)氏と、幅広いデザインの分野で常に第一線で活躍し続けるデザイナーの奥村昭夫氏をお迎え
し「伝達と表現」というテーマのもと対談を行います。
日本の伝統的な書という表現手段を用いて、文字に表現・感情をつけ、意志を吹き込む紫舟氏。
一方、溢れる情報を整理・言語化し、明確な情報をデザインに落とし込む奥村氏。文字に深く関
わり、創作活動を続ける両者の創作スタイルは、創作プロセス〈伝達〉から最終的なアウトプット
〈表現〉に至るまで大きく異なります。書とデザインにおける、それぞれの文字の役割・目的を探る
とともに、両者が文字に魅了され続けるその理由を語り合います。
講師 奥村昭夫 氏(デザイナー)、紫舟 氏(書家)
日 時:2012 年年 2 月 1 日(水) 16 時分-17 時 30 分(開場 15 時 30 分)
場 所:モリサワ本社 4F 大ホール(大阪府大阪市浪速区敷津東 2-6-25)
参加費:無料、定員:150 名
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没後 10 周年記念企画
田中一光ポスター1980-2002(東京:銀座グラフィックギャラリー)
2012 年 01 月 13 日(金)~2012 年 02 月 25 日(土)
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
〒104-0061 東京都中央区銀座 7-7-2 DNP 銀座ビル 1F
Tel. 03-3571-5206
11:00am-7:00pm(土曜日は 6:00pm まで)日曜・祝日休館
入場無料
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