通行人数 195 人 1 滞在人数 228 人 仲見世通り 滞在人数 8 人 バス停 2 通行人数 109 人 滞在人数 43 人 3 ぱてぃお大門 4 通行人数 58 人 5 通行人数 39 人 滞在人数 4 人 TOiGO 前広場 6 7 8 通行人数 74 人 通行人数 22 人 通行人数 42 人 通行人数 59 人 通行人数 107 人 通行人数 109 人 南千歳公園 滞在人数 26 人 通行人数 134 人 通行人数 62 人 通行人数 66 人 滞在人数 18 人 ながの東急本館前 9 滞在人数 50 人 長野駅西口前広場 滞在人数 15 人 ※調査中、路上で楽 器販売のデモンス トレーションを実 施していた。 10 通行人数 174 人 平成 19 年 10 月 20 日(土)調査 通行人数 97 人 凡例:店舗内の人の集まり 図 2.5 人の集まり -47- :1~5 名 :6~10 名 :11~25 名 :26~50 名 :51 名以上 凡例:通行人数 :1~50 名 :51~100 名 :101~150 名 :151~200 名 第3章 調査結果の分析(店舗数と来街者ニーズとの比較) 本調査と同じ期間内に来街者アンケート調査が実施された。その結果を用いて、現 状の業種業態(店舗分布)と来街者のニーズとの関係について考察した。なお、来街 者アンケート調査の回答項目で用いた業種業態の区分と、本調査にて用いた業種業態 の区分が異なっているため、ほぼ比較できるように相互の調査項目・選択肢の対応を 図った。 1.中心市街地全体について 中心市街地全体において、業種業態(店舗数)と来街者ニーズを比較した。 (1)来街目的との比較 来街者アンケート結果から、「中心市街地に来る目的」と、それにできるだけ対応 するように、現状の業態(店舗数)の比較を行った。 16% 25% 32% 34% 3% 2% 2% 2% 1% 8% 14% 11% 1% 買い物ほか 病院・診療所 習い事 1% 2% 3% 2% 飲食・飲酒 郵便局・銀行 善光寺 業態で区分したが、 飲食は比率が多いた め、この項目のみ業 種で細分化した。 レジャー・娯楽 図書館・ホール その他 中心市街地に来る目的 3% 38% 物販 飲食(喫茶ほか) コミュニティ(アミューズメント) サービス(公共施設)、(金融機関) サービス(教育、学習等) 飲食(レストランほか) 飲食(居酒屋ほか) サービス(医院) コミュニティ(文化施設) サービス(その他の業種) 対応する業態(店舗数) :来街目的と店舗の両方に関係する項目 来街目的は『買い物』が最も多く、次いで『飲食・飲酒』であった。 一方、現状の店舗数は『物販』よりも『飲食』の方が多い。 ・来街目的は『買い物』が最も多く、次いで『飲食・飲酒』であった。それに対応す る業種業態は、『物販』と『飲食』であるが、店舗数では『物販』よりも『飲食』(『飲 食(レストランほか)』、『飲食(喫茶ほか)』、『飲食(居酒屋ほか)』)の方が多くみ られた。 -48- ・対応する業態では、『飲食(レストランほか)』、『飲食(喫茶ほか)』、『飲食(居酒 屋ほか)』の占める割合が大きく、特に『飲食(居酒屋ほか)』が多いのが特徴的で ある。 ・それ以外の来街目的では『レジャー・娯楽』『病院・診療所』『郵便局・銀行』『図 書館・ホール』『習い事』については、来街目的の占める割合が3%以下と小さく、 それに対応する業種業態の店舗数の占める割合も同様であった。 (2)中心市街地に求める業態との比較 来街者アンケート結果から、「中心市街地に求める業態」と、それにできるだけ 対応するように、現状の業種(店舗数)の比較を行った。 11% 10% 1% 22% 2% 2% 23% 5% 6% 5% 3% 4% 7% 7% 2% 17% 1% 1% 1% 8% 11% 喫茶・軽食・レストラン 衣料品 食料品関係 家電製品 居酒屋・スナック・バー その他 12% 39% レストラン、料理店・喫茶、カフェ 衣料 飲食料品 家電 居酒屋・バー・スナック 物販に関するその他の業種 服飾・生活雑貨 文化・レジャー関連 名産・特産・贈答品 日用雑貨 貴金属・時計・ブランド品 中心市街地に求める機能 身の回り品 文化施設・アミューズメント 工芸品、骨董品、お土産 家庭用品、日用雑貨 趣味 サービスに関する業種 対応する業種(店舗数) :来街目的と店舗の両方に関係する項目 現状の業種(店舗数)では、『居酒屋・バー・スナック』が突出して 多くの比率を占めている。 中心市街地に求められる業種では、 『居酒屋・スナック・バー』の要 望はあまり多くない。 これ以外では、求められる業種と、現状の業種業態(店舗数)の順 位にはほぼ類似した傾向が見受けられる。 -49- ・中心市街地に求める業態は『喫茶・軽食・レストラン』が最も多く、次いで『服飾・ 生活雑貨』、『衣料品』が多かった。また、対応する業種業態についても、『喫茶・ 軽食・レストラン』に対応する『レストラン、料理店・喫茶、カフェ』や『衣料品』 に対応する『衣料』が多くみられた。 ・要望と現状では、『居酒屋・バー』を除外すると、ほぼ類似した傾向がみられた。 2.調査地点別の傾向について 来街者アンケート調査を実施した調査地点(10 箇所)毎に、来街者のニーズと業種 業態(店舗)分布状況を比較した。対象となる店舗分布状況は、調査地点を中心とし て、「歩いて行きやすい半径 250m 圏内」※1とした。 来街者アンケート調査は、その調査帯における歩行者の割合で統計がまとめられて いる。このため、地点ごとに「求められる機能」などについての割合は把握できるも のの、歩行者交通量の多少は反映されない。『求められる機能』の割合が同じ場合、 歩行者交通量の多い場所では、少ない場所に比べてニーズは大きくなる。 そこで、本調査結果と既往調査結果を用いて、調査地点における来街者のニーズと、 そのニーズと店舗数の関係を以下のように算出してみた。 各地点の来街者アンケート調査結果(%)に、調査地点付近の通行量※2(人)の積 (かけ算)で、各地点におけるニーズ(人)を想定した。 想定ニーズ(人)=アンケート結果(%)×地点通行人数(人) 次に、そのニーズ(人)を、半径 250m圏内にあるニーズに対応した店舗数で割る ことにより、各地点のニーズに対するポイント(ニーズ/店舗数)を算出した。 ニーズに対するポイント= ニーズ(人) 店舗数 ニーズに対して、対応する店舗が少ないほどポイントは大きくなり、1店舗当たり の負荷が大きいことを指す。 ※1: 「250m」は、都市計画における近隣住区の『歩いて行ける都市公園』の誘致圏である。街 区公園は最も身近な都市公園として配置を計画し、その誘致距離は「歩いて行ける」250m とされている。 ※2:通行量調査(2007 年 7 月 20 日実施の通行量調査より)の結果より -50- (1)来街目的との比較 多くの調査地点で、『買い物』『飲食・飲酒』が来街目的の大半を占 めているが、現状の業種業態(店舗数)でも『物販』と『飲食・飲食』 が多くみられた。 ・来街者アンケートの結果、中心市街地に来た目的は『買い物』が最も多く、9つの 調査地点で最も多い回答であった(図 3.1 の表中■)。次いで、『飲食・飲酒』が多 くみられた(図 3.1 の表中■)。 ・長野駅に近く、周辺に大型店や店舗が密集している地点2(アゲイン前)、地点6 (二線路通り入口)、地点7(錦町通り交差点)や、権堂アーケード周辺の地点9 (権堂アーケード)、地点 10(イトーヨーカドー前)では、『買い物』が多かった。 各地点のニーズに対するポイントは、長野駅周辺は店舗が多いために地点2、地点 6、地点7ともに低い。一方、権堂アーケード周辺の地点9、地点 10 については、 現状の業種業態(店舗数)が少ないため、ポイントが高い傾向となった。 ・地点5(仁王門前)では、『買い物』よりも『飲食・飲酒』が多かった。 ・地点3(新田町交差点)では、『飲食・飲酒』の回答はなかった(図 3.1 の表中■)。 -51- -52- (2)中心市街地に求める業態との比較 全ての地点で『喫茶・軽食・レストラン』を求める回答が多く見ら れた。また、長野駅周辺では『服飾・生活雑貨』 『衣料品』を求める回 答が多いのに対して、善光寺周辺では『文化・レジャー関係』を求め る回答が多くみられた。 ・地点2(アゲイン前)を除く全ての地点において、『喫茶・軽食・レストラン』に 対する要望が最も多かった(図 3.2 の表中■)。 ・ 『服飾・生活雑貨』『衣料品』については、長野駅前やその周辺、権堂アーケードや イトーヨーカドー前などで多くみられた(図 3.2 の表中■)。一方で、善光寺に近 い調査地点では、『文化・レジャー関連』を求める回答が多かった(図 3.2 の表中 ■)。長野駅周辺や権堂アーケード周辺などの商業地と、善光寺のような観光地と では、来街者のニーズが異なることがうかがえる。 ・『喫茶・軽食・レストラン』の中で、特にニーズに対する店舗数が少ない地点は、 地点3(新田町交差点)であった。地点3は特に歩行者人数が多いため、ニーズが 高くなっている反面、店舗数は他の地点と比べてやや少ない。 ・一方、『喫茶・軽食・レストラン』のポイントが低い地点は、地点4(ぱてぃお大 門)や地点2であった。地点4は店舗数はやや少ないものの、歩行者数が少なくニ ーズの値が低いためである。地点2は店舗数が比較的多いため、ポイントも高くな っている。 -53- -54-
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