フロースカイ 尿流量測定装置 FLOWSKY ○作品の概要 ○作品の写真 高齢化社会の急速な進展に伴い、医療機関において患者の尿量や尿流量 (単位時間当たりの排尿量)を検査する機会は増加していくことが予想さ れている。このような状況を解決するため、尿量や尿流量をトイレで測定 できる装置(尿流量測定大便器)を、世界で初めて開発した。目指したの は、患者の快適性向上、看護師の省力化・作業性向上、診療行為の確実性 向上、院内の環境改善、および、空間スペースの有効活用である。 ○環境設備デザインの解説 外観的には既存の洋風大便器と同様のものであり、特に意匠的には直線 を多用した構成を採用し、医療機関で使用されることに配慮した、使用者 に好印象の明るい白色系で清潔感のあるデザインとなっている。 ○機能性 150 100 50 尿量 Wu [mL] 200 尿流量 尿量 0 30 測定終了 250 尿流量 尿量 尿流量Qu [mL/s] 洋風大便器が 医療機器として活躍! 250 200 150 20 100 10 50 0 尿量 Wu [mL] 尿流量Qu [mL/s] ●尿流量トランスデューサ機能・尿量測定機能・自動管理機能 50 プライベートスペースである 排尿終了 40 トイレに座って排尿するだけ 30 排尿時間Tu で、泌尿器科的な検査である 20 [s ] 10 『尿流量(おしっこの出具合)』 0 を測定。 0 5 10 15 20 25 排尿開始 時間 [s] 病棟でも『尿量(全身代謝指 (1)正常 標)』を測定、電子化して、院 50 排尿終了 内LANによって入院患者の代 40 30 謝管理を自動オンライン化。 排尿時間Tu 0 0 排尿開始 5 10 15 時間 [s] 20 25 30 測定終了 (2)前立腺肥大症 ●測定原理 測定原理はオリジナル。溜水 水位変化を測定して尿流量に換 算する、稼動部分がなく、高い 信頼性を確保しています。 特許3814827 特許3873286他 尿い 量つ ・も 尿の 流よ 量う がに 測用 定を で足 きす まだ すけ で 医療施設(病院・クリニック)の設置事例 溜水水位変化を 尿流量に換算 ○社会性 1600 1600ppb 1400 1200 アンモニア濃度(ppm) ●院内環境改善 尿の貯留が減少したことは、 院内感染の元を院内から減少さ せるだけでなく、顕在的には尿 の腐敗臭であるアンモニア濃度 の低減として現れた。 アンモニアの 官能閾値150ppb 800 600 400 48ppb 200 臭気が低減! 患者が選択! 74ppb 150ppb 0 0 ●患者の快適性 過去の入院体験で従来法(蓄 尿バッグ・分注畜尿器)の使用 経験がある方の意識調査の結 果、自動尿量測定は患者にとっ ても必要とされている。 ○環境設備評価表 1000 1 2 3 4 7F 17F 保管時 廃棄時 当該施設 従来式の集中汚物室 80% 5 81% 70% 60% 50% 40% 29% 30% 20% 10% 0% 0% 悪かった 変わらない 良かった ○経済性 ●看護師の意識と省力化 看護師意識は尿流量測定装置 大便器で実施した蓄尿業務改善 に対して好意的。特に作業時 間・負荷の低減を大きく評価 し、医療現場の省力化に寄与。 看護師の 労働環境を改善! ●導入実績 社会福祉法人 三井記念病院 の導入が契機となって導入が拡 大。2011/11/15現在、275施設 で運用。大学附属病院の導入が 多いことが特徴的。高度医療行 為を実施し、院内感染による影 響が甚大である施設ほど評価が 高い。 院内感染の 防止に貢献! 看 護 師 161名 ( 回 答 率 55% ) 作業時間・負荷が低減 臭気が低減 患者の採尿負担低減 全てのトイレに設置を希望 清潔・安全性が向上 見た目が良い 蓄尿回避意識が低減 理解できない方がいる 0% 10% 20% 30% 40% 導入施設数 0 1∼ 5 6∼10 11∼15 16∼20 21∼25 26以上 60% 70% 北海道地方 東北地方 岩手医科大学 東北大学 山形大学 弘前大学 信越地方 信州大学 九州地方 大分大学 宮崎大学 熊本大学 50% 北陸地方 福井大学 東海地方 名古屋大学 三重大学 四国地方 愛媛大学 香川大学 徳島大学 関西地方 大阪医科大学 関西医科大学 近畿大学 京都大学 京都府立医科大学 関東地方 杏林大学 順天堂大学 自治医科大学 東京大学 東京慈恵会医科大学 東京女子医科大学 獨協大学 日本大学 出力結果の事例
© Copyright 2024 Paperzz