2016年6月13日 秋山 和義 JBUパワーバンク平成 28 年熊本地震第4陣【報告】 派遣期間 2016年6月11日(土) 場 熊本県熊本市・西原村(1日目)、大津町(2日目) 所 参 加 者 ~ 12(日) 本部:伊藤中執、秋山職員、JBUパワーバンクメンバー19名(内女性0名) [6 月 10 日(金) ] ◎担当者 : 伊藤中執、秋山職員 12:00 熊本空港到着 14:00 熊本駅着。県本部福本事務局長と合流、労組車で東区ボランティアセンターへ移動。 14:30 ボランティアセンターの上田(かみた)氏と打ち合わせ。 上田氏によると、東区一帯でのボランティアニーズは少なくなっており、また 11 日 は団体でのボランティア参加が多数来訪する予定となっている。明日になってみな いとわからないが、要望に応えることは厳しい、とのことであった。 まずは明日訪問することを伝え、ボランティアセンターを出た。 15:30 車での移動中、この日に西原村で災害救援ボランティア活動を行っていたJマリン 有明労組の方と連絡を取り、明日のボランティアニーズについて問い合わせたとこ ろ、十数人規模でニーズがあるとの情報を得た。 これを受けて、当初 11 日に予定していた熊本市内での活動(4,5 人規模)以外のメ ンバーについては、活動場所を西原村に切り替えた。 17:30 有明会館到着。 ☆熊本市内でも、倒壊や傾斜した家屋が点在しているが、一般のボランティアでは対応が困 難な場合や、罹災証明書を取得等の事情により、手付かずのケースが多々あるように見受け られた。 当初予定した東区一帯でのボランティアについては、上記のような事情から、ボランティ アニーズが減少する一方で、週末になるとボランティア参加希望者が大勢来訪するため、ボ ランティアの供給過剰状態となっている。 [6 月 10 日(土) ] ◎JBU パワーバンク 参加者 19 名 7:30 ロビー集合 熊本県本部 福本事務局長と合流。器材を確認。 8:30 熊本駅新幹線口(西口)到着。濱田重工労組支部の松原支部長と合流。松原支部長 は柴田様宅での活動に参加。 9:00 参加予定者全員の受付を完了。本部および福本事務局長の挨拶の後、バスへ乗車。 9:20 活動先の柴田様宅付近に到着。対応メンバー(メンバー4名+秋山)が下車し、他 のメンバーは西原村へ向かう。松原支部長は軽トラックで現地に到着。訪問先宅の 方に挨拶し、活動開始。 10:30 西原村のボランティアセンターに到着。受付を済ませ、メンバー(13 名+伊藤中 執)は活動開始。 15:30 西原村での活動終了。柴田様宅付近へ出発。 16:30 バスが柴田様宅付近に到着。残りのメンバーが乗車し、有明会館へ移動。 18:00 有明会館到着。以降は自由行動(入浴・夕食) ☆一日目の天候は晴天、気温 32 度を超える、暑い一日となった。 活動先の一つの柴田様は、松原支部長と同じ職場に勤務している方である。庭先や宅内に ある破損した家財等を運び出し、松原支部長の軽トラックに乗せ、処分場へ運搬、という流 れで作業を進めた。活動内容が比較的小規模であったことや、同じ労組のメンバーでチーム を編成したため、スムーズに活動を進めることができた。ただし、トラックでの処分場まで の運搬において、道路の渋滞や、廃棄する際の分別判断等に時間を要し、現地メンバーの待 機時間がやや長くなってしまった。 西原村での活動は、崩れかけた傾斜地に土嚢を積むことが主な内容であり、土嚢作りから 傾斜地への運搬・積み上げを行った。 柴田様宅での片付け 西原村での土嚢作業 [6月12日(日) ] 07:00 有明会館出発 09:00 大津町の「道の駅」到着。濱田重工労組大分支部の松原支部長と、訪問先の斉藤様 (組合員)と合流。 9:30 太田黒様宅前に到着。メンバー6 名+秋山が下車。お宅の方に挨拶し、松原支部長、 メンバー6 名+秋山の計 8 名で活動開始。 10:00 斉藤様宅前に到着。メンバー11 名+伊藤中執で活動開始。 12:00 活動終了。斉藤様宅のメンバーがバスに乗車、太田黒様宅へ向かう。 12:30 太田黒様宅前に到着。残りのメンバーが乗車し、道の駅へ向かう。 13:00 福本事務局長と合流。器材の撤収および食事の配布を行う。 13:30 熊本駅へ向かう。途中で入浴。 15;30 熊本駅到着、解散。 ☆2日目の天候は雨、前日より気温が 8 度低い中での活動となった。 この日は当初より、ボランティアセンターを介さず、濱田重工勤務の方の自宅での活動で あったため、マッチング等の不確定要素は無かった。なお、主な活動内容、太田黒様宅では 破損した家財道具や屋根瓦の運び出しであり、斉藤様宅では、倒壊したブロック塀の運び出 しであった。活動は順調に進み、適宜休憩をはさみつつ、予定通り正午頃には当初のニーズ に応える活動を終え、引き揚げることとなった。 太田黒様宅での活動 斉藤様宅での活動 【所感】 ・今回参加のメンバーは、時間厳守が徹底していたため、特段の支障なく活動を進めること ができた。メンバーの協力に感謝したい。また、県本部の福本事務局長による器材・食事 準備のバックアップにより、円滑に活動を終えることができた。改めて御礼申し上げたい。 ・ボランティアニーズの減少は予想以上であり、到着直後から翌日の活動内容の練り直しを 迫られたが、Jマリン労組の協力を得て、ニーズを把握でき、充実した活動が展開できた。 日々変化するボランティアニーズを把握することは困難であるが、現地の方々と協力し、 できるだけ詳細なニーズを事前につかんでおくことが、充実した活動とするために必要で あると感じた。 ・初日の活動開始時間について、ボランティアセンターの担当者から「9 時過ぎでは、仕事を 見つけることは非常に困難であり、8 時台でマッチングはほぼ終わってしまう」との指摘を 受けた。第 3 回の報告でも触れられていたが、開始時刻を早める必要性を感じた。参加メ ンバーには大変な負担となってしまうが、検討が必要と考える。 第4陣メンバー集合写真 以 上
© Copyright 2024 Paperzz