中国訪問レポート 目的として… 『21 世紀の日本を担う若者が中国の

中国訪問レポート
目的として…
『21 世紀の日本を担う若者が中国のありのままの姿に触れ、中国の若者との交流を通じ、
日中韓の相互理解を促進するとともに、今後の日中関係をどのように発展させていくかに
ついて考える契機とする。』
主な活動内容…
■企業への訪問・見学
■大学への訪問・交流
■中国の文化・歴史・自然の参観
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■企業への訪問・見学
何社か見せて頂いのですが、どこもPR用に作られたエントランスやスライドショーを見
せて説明するのみで、もっと中で働く現場スタッフの姿や声であったり、作業風景も見て
みたかったです。
■大学への訪問・交流
大学訪問にしても、現地教授の講義を聞いたのち、館内を少し案内してもらうという程度
でした。せっかくこれだけ日本の学生が参加しているのだから、現地の学生との交流や意
見交換など、もっと工夫出来る余地はあったのではと思いました。
■中国の文化・歴史・自然の参観
自分自身、中国に限らず歴史に関して知識が足りず、説明して貰った内容も充分に理解出
来なかったのが悔やまれます。知識があればもっと見方や感じ方も違っただろうと思いま
す。その土地その土地の歴史・文化について、事前にしっかり勉強するべきでした。
町並みや風景に関しては、私たちが訪れたのはどこも都会だったので、日本の都心とさほ
ど変わらない印象でした。
全体を通して、一週間という長さに対し中身には少し物足りなさを感じてしまいました。
旅の目的にあるような『交流』もあまりなく、学生にとっても残念だったろうと思います。
また『ありのままの姿』というのもあまり感じられませんでした。悪い面を見せろという
ことではなく、本当に表面的な部分しか見せられていないように感じ、もっと掘り下げた
部分を見てみたかったと思います。
感想
都市から都市へとバスで移動する途中、常に目に入ってきたのは高層ビルと建設用クレー
ンでした。取り壊された建物のガレキが広がるその向こうで、新しいビルを造るためのク
レーン車が、そこかしこでせわしなく動いている。
まるで早送りを見ているかのような、物凄いスピードで発展していく街の姿に、中国の底
知れぬパワーを感じました。
一方で細かな部分に関しては、やはり粗さが目立ちました。
企業訪問の時にも感じましたが、カルプ文字の粗さやシートの貼り合わせのズレなど、ゼ
ストの仕事柄、目につくものがありました。大手企業でもそんな感じだったので、作った
業社の問題ではなく、根本的に『良し』とするレベルが日本と違うんだなと改めて思いま
した。
寧波(ニンポー)という都市では、最新の大型ショッピングセンターを歩きました。
日本でもよく見かけるブランドが沢山入っており、建物の造りや設備、見せ方など、日本
となんら変わりませんでした。
しかし、通りを挟んで旧ショッピングセンターの方を一歩歩けば、驚くほどの量のゴミが
散乱。行った時間帯がちょうど閉店間際だったのですが、特に誰も片付ける様子は無く、
そのまま店仕舞いをしていきます。その様子を見て、散乱したゴミは一日で溜まったもの
ではなく、何日も放置されているものだと気付きました。
常務や部長は、数年前に比べると大分綺麗に整備され、国民の考え方や意識が変わってき
ていると言っていましたが、それでも先進国と呼ぶには、街の発展スピードに対し、まだ
まだ人々の意識やマナーは追いついていないと感じました。
今回『中国の若者との交流』はなかったのですが、一緒に行った日本の学生達と交流でき
たことはとても良かったと思います。
こういうイベントに参加するだけあって、本当に皆社交的でした。中には少しでも言葉を
覚えようと、店員にも積極的に中国語で話しかけたり、移動中の狭い車内で、寝ずに勉強
していたりと、その姿勢に感心するのと同時に、見習わなくてはと思いました。明るく前
向きな学生達に沢山元気を貰いました。