こちら - 全日ラビー少額短期保険株式会社

(第 3 種郵便物認可)
2 0 1 5 年(平成 2 7 年)6 月 1 7 日(水曜日)
(3)
全日ラビー少短 岡村社長に聞く
3月 日に関東財務局の登録を完了し、4月 日から営業を開始した
全日ラビー少額短期保険は、一般社団法人東京都不動産協会を母体とし
て い る。 一 般 社 団 法 人 を 出 資 元 と す る 少 額 短 期 保 険 会 社 は 初 め て の 事
例。8000社以上の会員を持つ東京都不動産協会の組織力をベースに
少短との兼務という立場
ら約2カ月間はTRAと
居者が安心して生活でき
は、まずは賃貸物件の入
母体とする当社として
上回っている。TRAを
・千葉・神奈川といった
普及が進んだ後は、埼玉
を進めている。都内での
の会員を中心に代理店化
岡村 まずは当社の強
みである8000社以上
い。
も視野に検討していきた
ては、大手損保との連携
で、できないことに関し
できないことがあるの
る。少額短期保険の枠組
らは一般物件向けの商品
ると自負している。
だったが、6月の総会で
るための保険を提供した
近県から少しずつ広げて
―― 年度の目標は。
岡村 本年度は会員数
の約1割の代理店化を目
00万戸を超えており、
専務理事の職を離れ、少
いと考え、賃貸住宅入居
いきたいと考えている。
の話が持ち上がって以
短一筋になった。保険業
者総合保険「全日ラビー
会員に対しては、支部組
標としている。また、契
設立し、会員を支援して
後はこれまでの経験とメ
もそろっているので、今
国平均の約
%を大きく
みの中ではできることと
に対する要望が出てい
界での経験はないが、設
住まいの保険」を発売し
約件数については年間で
全体の約 %を占め、全
業を始めようという機運
立までの約1年半の間に
た。家財・費用補償、借
織の役員向けに説明会を
1万件を目指す。TRA
降、中心となって設立準
が高まり、すでに会員の
保険事業について多くの
実施したり、TRAの催
――販売チャネルにつ
いて。
ほとんどが保険代理業を
ことを学んだ。社内には
家人賠償責任補償、個人
しの機会に参加者に説明
いくことを決定した。
備を進めてきた。設立か
営んでいることから、独
賠償責任補償を柱とした
には
一般社団法人出資の少短誕生
自の少額短期保険会社を
保険業界に精通した人材
もので、近年増加してい
をしたりしている。まだ
――これまでのキャリ
の支部があり、現
TRAで専務理事として
0万戸のうち、借家は3
京都内の住宅総数約65
――商品については。
岡村
年度の土地住
宅統計調査によれば、東
業務にまい進したい。
ンバーの知見を生かして
色のない内容になってい
ビス共に他社に比べて遜
ないものの、商品・サー
込んだ。突出した個性は
も借用住宅修理費用保険
る孤独死に対応する補償
は商品。TRAの会員か
せない条件だ。もう一点
軌道に乗せるために欠か
――現在の課題は。
岡村 第一の課題は代
理店開拓。これは事業を
応を得ている。
た会員からは前向きな反
ばかりだが、説明を聞い
取り組み自体が始まった
当社の特徴の一つ。その
――今後の抱負を。
岡村 一般社団法人が
株主であるということが
としても、目標達成に向
そうした協力の下、当社
進に動いてくれている。
在、各支部が積極的に推
――設立の背景は。
岡村 当社の出資元で
ある東京都不動産協会
働いた。一昨年の秋に少
都本部の会員が設立した
アについて。
退職後、8年間にわたり
団体。 2008 年の公益
施行を受けて、 年に一
法人制度改革関連3法案
岡村 私自身は東京都
の職員として長年勤め、
全日本不動産協会の東京
全国組織の公益社団法人
般社団法人へと移行し
額短期保険会社立ち上げ
ていきたい。
に関する取り組みも考え
はTRA会員の福利厚生
盤を安定させ、ゆくゆく
たい。1日も早く事業基
にしっかりと応えていき
しても、そういった期待
らえると思うし、当社と
しての安心感を持っても
ことで契約者には組織と
だ。
けて注力していく方針
た。一般社団法人となっ
金に 万円を上限に組み
たことを機に、新たな事
11
50
(TRA)は、もともと
47
35
年間1万件の契約目指す
15
20
10
展開する同社の設立背景や今後の展望について岡村三生社長に聞いた。
岡村社長
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