形番追加 CATALOG No.362-4 Caged Ball LM Guide LMガイドの新領域。 LMガイドに8条列を採用し、超低ウェービング・超々高剛性を実現しました。 従来のLMガイドを超える、超低ウェービングと超々高剛性を実現するために、 ①8条の転動溝、②小径ボール、③超ロングブロック を採用。 これらにより、有効ボール数が大幅に増加するとともに、ボールの出入りによる振幅を最 小限に抑制。静圧案内に匹敵する超低ウェービングを実現しました。 同 時 に 、ボール の 変 形 量を極 小 化し 、ローラーガイドをしのぐ 超々高 剛 性をも実 現 。 装置の高精度化に貢献します。 90° 90° 45° 45° ラジアルタイプ SPR 形 断面図 45° 45° 45° 45° 4方向等荷重タイプ SPS 形 断面図 1 ラインナップ 形番 サイズ 15 20 25 30 35 45 SPR ○ ○ ○ ○ ○ ○ SPS ○ ○ ○ ○ ○ ○ 主な使用用途 超精密加工機/高精度マシニングセンタ/旋盤/平面研削盤 /半導体製造装置/FPD製造装置/検査装置/高性能測定機 2 Caged Ball LM Guide 超低ウェービングと超々高剛性は実証されています。 [ウェービング評価] ■ 条件 SPR/SPS形は、従来の一般的な LMガイドのウェービング値(100〜300nm) 1/10の値となります。 試験品 SPS25LR レールスパン 250mm ブロックスパン 250mm 測定点 テーブル中央上方 250mm 測定方向 上下、左右 と比較して、約 ウェービング 上下方向 0.03 変位[μm] 真直度 上下方向 変位[μm] 0.6 0.4 0.2 0 -0.02 9.5nm -0.07 -0.2 -0.4 -0.6 0 50 100 150 200 250 -0.12 20 300 30 50 ウェービング 左右方向 -0.15 変位[μm] 真直度 左右方向 0.6 変位[μm] 40 ストローク[mm] ストローク[mm] 0.4 0.2 0 -0.2 21nm -0.25 -0.2 -0.4 -0.6 0 50 100 150 200 250 -0.3 210 300 220 ストローク[mm] 230 240 ストローク[mm] ※社内評価実績 [剛性比較評価] 非常に高い剛性を実現しています。 ラジアル剛性 変位量[μm] 変位量[μm] SPS25LR ローラーガイド 従来形ボールガイド 20 15 10 SPS25LR ローラーガイド 従来形ボールガイド 20 15 10 5 5 0 逆ラジアル剛性 25 25 0 0 5 10 作用荷重[kN] 15 0 5 10 15 作用荷重[kN] ※本試験はC1すきまでの比較となっています。 3 製品概要 ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 各方向の定格荷重 SPR/SPS形は、ラジアル方向・逆ラジアル方向・横方向すべての方向の荷重を負荷できます。 SPR形の基本定格荷重は右図のラジアル方向の値を示し、その値はSPR形寸法表中※1に記載されています。なお、SPR形 の逆ラジアル方向および横方向の値は下表により求められます。 SPS形の基本定格荷重は4方向(ラジアル方向・逆ラジアル方向・横方向)とも同等であり、その値はSPS形寸法表中※1に記 載されています。 S PR形 各方向の基 本定格 荷重 方向 CL C C0L C0 PR SPR形 基本動定格荷重 基本静定格荷重 CT CT C C0 C0T C0T PT PT ラジアル方向 ※1 PL 逆ラジアル方向 C L=0.71C C 0L=0.71C 0 横方向 CT =0.44C C 0T =0.35C 0 SPR/SPS形寸法表 SPR-LR形 →P.9 SPS-LR形 →P.11 等価荷重 SPR形のLMブロックが、逆ラジアル荷重と横方向荷重を同時に負荷する場合の等価荷重は、次式により求められます。 S PR形の等 価 係数 PE = X•PL+Y•PT PE X Y 逆ラジアル方向等価荷重 1 2 注)逆ラジアル荷重と横荷重が同時に負荷する場合は逆ラジアルに等価してください。 P E : 等価荷重[N] ・逆ラジアル方向 P L : 逆ラジアル荷重[N] P T : 横方向荷重[N] X, Y : 等価係数 SPS形のLMブロックが、各方向の荷重を同時に負荷する場合の等価荷重は、次式により求められます。 PE = PR(PL)+PT P E : 等価荷重[N] ・ラジアル方向 ・逆ラジアル方向 P R : ラジアル荷重[N] P L : 逆ラジアル荷重[N] P T : 横方向荷重[N] 4 製品概要 ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 寿命 LMガイドの寿命は同じように製作されたものを同一運転条件で使用しても、バラツキがあります。このためLMガイドの寿命 を求める目安として、次のように定義された定格寿命を使用します。 [定格寿命] 一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させたと き、そのうちの90%がフレーキング(金属表面のうろこ状 のはく離)をおこすことなく到達できる総走行距離をいい ます。 L= ( fH•fT•fC C • fW PC L : 定格寿命[km] C : 基本動定格荷重※1[N] PC : 計算荷重[N] ※1 基本動定格荷重(C) 一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させた時、定格寿命 (L) が50kmとなるような方向と大きさの変動しない荷重をいいます。 fH fT fC fW ) 3 ×50 : 硬さ係数(図1) : 温度係数 : 接触係数(表1) : 荷重係数(表2) [寿命時間] 定格寿命(L)が求められると、ストローク長さと往復回数 が一定の場合、寿命時間は右式により求められます。 L×106 2×ℓS×n1×60 Lh = Lh : 寿命時間[h] ℓs : ストローク長さ[mm] n1 : 毎分往復回数[min-1] ●fC:接触係数 LMガイドの負荷能力を十分発揮させるためには、転動面の硬さを58 〜64 HRCとする必要があります。この硬さより低い場合、基本動定 格荷重および基本静定格荷重が低下しますので、それぞれに硬さ係 数(fH)を乗じます。通常、LMガイドは十分な硬さが確保されてい るのでfH=1.0になります。 1.0 LMブロックを密着状態で使用する場合では、モーメント荷重や取付面 精度が影響し均一な荷重分布を得ることが難しいため、複数のブロック を密着使用する場合は表1の接触係数を基本定格荷重(C)、 (C 0)に 乗じてください。 注)大型の装置に不均一な荷重分布が予想される場合は表1の接触係 数を考慮してください。 硬さ係数 fH ●fH:硬さ係数 0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 60 表1 密着時のブロック数 接触係数 fC 2 0.81 3 0.72 4 0.66 5 0.61 6以上 0.6 通常使用 50 40 30 20 転動面硬さ (HRC) 図1 硬さ係数(fH) 10 ●fT:温度係数 ボールリテ ーナ入り L M ガイド の 使 用 温 度 は 通 常 8 0 ℃ 以 下 のた め、fT =1.0になります。 5 接 触 係数(f C ) 1 ●fW:荷重係数 一般的に往復運動をする機械は運転中に振動や衝撃を伴うものが多 く、特に高速運転時に発生する振動や、常時繰返される起動停止時の 衝撃などのすべてを正確に求めることは困難です。したがって、速度・振 動の影響が大きい場合は、経験的に得られた表2の荷重係数を基本動 定格荷重(C)に除してください。 表2 荷重係数(f W) 振動・衝撃 速度(V) fW 微 微速の場合 V≦0.25m/s 1 〜1.2 小 低速の場合 0.25<V≦1m/s 1.2〜1.5 中 中速の場合 1<V≦2m/s 大 高速の場合 V>2m/s 1.5〜2 2 〜3.5 精度規格 SPR/SPS形には、2種類の精度等級があります。精度規格では、走り平行度※1、高さ・幅の寸法許容差、1軸に数個のLMブ ロックを使用する場合や、同一平面上に数軸取付ける場合に必要となる高さ・幅のペア相互差※2,※3を規定しています。 C ※1 走り平行度 LMレールを基準ベース面にボルトで締付けた状態で、LMブロックをLM レールの全長にわたり走行させたときの、LMブロックとLMレール基準 面部同士の平行度誤差。 ※2 高さMのペア相互差 同一平面上に組合される各々のLMブロックの、高さ (M) 寸法の、最大 値と最小値の差。 ※3 幅W2のペア相互差 1本のLMレールに組合される各々のLMブロックとLMレール間の幅 寸法の、最大値と最小値の差。 (W2) D M A B W2 精度 規格 呼び形番 SPR/SPS15 SPR/SPS20 単位:mm 精度等級 超精密級 超超精密級 項目 SP UP 高さMの寸法許容差 0 ‑0.015 0 ‑0.008 高さMのペア相互差 0.004 0.003 幅W2の寸法許容差 0 ‑0.015 0 ‑0.008 幅W2のペア相互差 0.004 0.003 A面に対する C面の走り平行度 右表による B面に対する D面の走り平行度 SPR/SPS25 SPR/SPS30 SPR/SPS35 SPR/SPS45 走り平 行度 単位:μm LMレール長さ[mm] 走り平行度の値 超精密級 超超精密級 SP UP 50 1.5 1 50 80 1.5 1 80 125 1.5 1 こえる 以下 − 125 200 1.5 1 200 250 1.5 1 右表による 250 315 1.5 1 高さMの寸法許容差 0 ‑0.02 0 ‑0.01 315 400 2 1.5 高さMのペア相互差 0.005 0.003 400 500 2.5 1.5 幅W2の寸法許容差 0 ‑0.015 0 ‑0.01 500 630 3 2 幅W2のペア相互差 0.005 0.003 630 800 3.5 2 800 1000 4 2.5 1000 1250 4.5 3 1250 1600 5 4 A面に対する C面の走り平行度 右表による B面に対する D面の走り平行度 右表による 高さMの寸法許容差 0 ‑0.03 0 ‑0.015 高さMのペア相互差 0.005 0.003 1600 2000 5.5 4.5 幅W2の寸法許容差 0 ‑0.025 0 ‑0.015 2000 2500 6 5 幅W2のペア相互差 0.005 0.003 2500 3090 6.5 5.5 A面に対する C面の走り平行度 右表による B面に対する D面の走り平行度 右表による 6 製品概要 ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 ラジアルすきま規格 SPR/SPS形には、2種類のラジアルすきま(予圧)があります。ラジアルすきまは、走り精度、耐荷重性能や剛性に大きく影 響するので、用途に応じた適切なすきまの選定が大切です。適切なラジアルすきまは、装置の動作時に発生する振動や衝撃 を抑制し、LMガイドの寿命および精度に好影響をもたらします。 単位:μm 表示記号 呼び形番 軽予圧 中予圧 C1 C0 SPR/SPS15 ‑6〜‑4 − SPR/SPS20 ‑7〜 ‑4 − SPR/SPS25 ‑8〜‑5 ‑10〜 ‑8 SPR/SPS30 ‑8〜‑5 ‑12〜 ‑9 SPR/SPS35 ‑9〜‑5 ‑13〜‑10 SPR/SPS45 ‑11〜 ‑7 ‑16〜‑12 ラジアルすきま ※SPR/SPS15、20形にてC0すきまが必要な場合は、THKまでお問い合わせください。 ※1 予圧 LMブロックの剛性を高めるため、 あらかじめ転動体 (ボール) に与える内 部荷重をいいます。 なお、SPR/SPS形は、 すべてご指定のラジアルすき ま調整がなされた状態で出荷されます。 取付面の肩の高さとすみの半径 LMブロックとLMレールの取付面には、通常、組付け易さや高精度な位置合わせを可能にするため側面に突きあてを設けます。 取付面のすみは、LMブロックやLMレールの面取りと干渉しないように逃げをつけるか、すみの半径r以下に加工してください。 r2 H3 r2 H1 r1 H2 r1 LMレール部 LMブロック部 単位:mm 7 呼び形番 LMレール部の すみの半径 r1(最大) LMレール部の 肩の高さ H1 LMブロック部の すみの半径 r2(最大) LMブロック部の 肩の高さ H2 H3 SPR/SPS15 0.3 3 0.5 3.5 4 SPR/SPS20 0.3 3 0.5 4 4 4.5 SPR/SPS25 0.5 3.5 1 5 SPR/SPS30 1 4 1 6 5 SPR/SPS35 1 5 1 7 6 SPR/SPS45 1 7 1.5 8 8 2軸の平行度誤差許容値 LMガイドの取付面誤差は寿命に影響を及ぼす場合があります。一般的な使用における、2軸の平行度誤差許容値(P)の 目安を示します。 P 単位:μm 呼び形番 C1すきま C0すきま SPR/SPS15 5 − SPR/SPS20 6.5 − SPR/SPS25 8.5 7 SPR/SPS30 10.5 9 SPR/SPS35 13 10.5 SPR/SPS45 17.5 14.5 2軸の上下レベル誤差許容値 軸間距離500mmあたりの2軸の上下レベル誤差許容値(S)の目安を示します。軸間距離と上下レベル誤差許容値は比例し ます。 単位:μm 呼び形番 C1すきま C0すきま SPR15,20 110 − 120 75 S SPR25 SPR30 SPR35 500 SPR45 単位:μm 呼び形番 C1すきま SPS15,20 C0すきま − SPS25 SPS30 105 SPS35 70 SPS45 軸方向のレベル誤差許容値 LMブロック間距離500mmあたりの軸方向のレベル誤差許容値(Y)の目安を示します。LMブロック間距離と軸方向のレベ ル誤差許容値は比例します。 単位:μm 呼び形番 C1すきま SPR15,20 C0すきま Y − SPR25 SPR30 16 SPR35 9 500 SPR45 単位:μm 呼び形番 C1すきま C0すきま SPS15,20 20 − 21 14 SPS25 SPS30 SPS35 SPS45 8 寸法表 ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 SPR-LR形 W B T (K) M H3 W2 W1 SPR15、20形 W B T (K) M H3 W2 W1 SPR25〜45形 外形寸法 呼び形番 高さ 幅 LMブロック寸法 長さ 取付穴 L t B C C S×ℓ L1 T K 50 121.5 0.8 34 − 70 M5×8 106.5 7 28 60 150.5 1.2 40 − 90 M6×10 131.5 8 SPR25LR 31 72 180.1 − 47 40 120 M8×10.5 158.1 SPR30LR 38 90 207.8 − 58 45 135 M10×14 SPR35LR 44 100 235.5 − 66 50 150 SPR45LR 52 120 288.5 − 78 65 195 M W SPR15LR 25 SPR20LR 呼び 形 番 の 構 成 例 S PR 2 5 呼び形番 LR 2 N fo E eo Do 21 5.5 − 3.3 − − PB107 24 5.7 − 3 − − PB107 10 26.5 6.3 9.2 12 4.5 3.9 B-M6F 182.6 12 33 8.0 10.9 12 4.5 3.9 B-M6F M12×16 208.3 14 38 9.5 12.4 12 6 5.2 B-M6F M14×18.5 256.5 16 44 10.5 12.3 16 6 5.2 B-PT1/8 Q Z UU 潤滑装置 防塵用記号 QZ付き (P.16参照) 1軸に組合わせる LMブロックの個数 C0 +10 0 0 L UP -Ⅱ LMレール長さ (mm表示) ラジアルすきま記号 (P.7参照) LMブロックの種類 注)この呼び形番はLMブロックとLMレールで1セットとします。 (2軸並行使用の場合の必要数は、2セットとなります。) 潤滑装置QZ付きの場合、グリースニップルは付きません。QZ付き仕様でグリースニップルが希望される場合は、THKにお問い合わせください。 9 グリース ニップル 同一平面に 使用される 軸数記号 精度記号 (P.6参照) (E) (t) L L1 C 6-S×ℓ 〃 〃 φd2 N M1 h φd1 F SPR15、20形 8−S×ℓ (E) L L1 C e0 4−φD0 ※ C f0 φd2 N h M1 φd1 F SPR25〜45形 単位:mm LMレール寸法 H3 幅 W1 静的許容モーメント[kN・m]注2) 基本定格荷重 高さ ピッチ 取付穴 長さ C Co M1 F d1×d 2×h Max注1) [kN] [kN] MA 0 ‑0.05 W2 1個 4 25 12.5 14 30 6×9.5×8.5 3000 22.5 58.2 0.814 4 30 15 16 30 7×11×9 3000 36.8 92.4 1.56 4.5 35 18.5 18.2 40 9×14×12 3000 59.9 156 3.22 5 45 22.5 21.4 52.5 11×17.5×14 3090 83.2 212 6 50 25 25 52.5 14×20×17 3090 111 278 8 60 30 30.2 60 16×23×20 3060 178 434 MB MC LMブロック LMレール [k㷅/m] 1個 2個密着 1個 [k㷅] 3.65 0.401 1.8 0.454 0.6 2.5 7.05 0.77 3.48 0.84 1.0 3.4 14.5 1.69 7.59 1.72 1.5 4.1 5.08 22.7 2.66 11.9 3.02 2.7 6.9 7.56 33.6 3.96 17.6 4.37 4.0 9.0 64.4 7.73 33.7 8.05 7.0 11.6 13.8 2個密着 質量 注1)長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。 注2)静的許容モーメント 1個 :LMブロック1個における静的許容モーメント値 2個密着:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値 注3)SPR/SPS形は、 LMレールからLMブロックを抜くとボールが落下しますので、 LMブロックを抜かないでください。 ※1 LaCSや潤滑装置QZ付きでグリースニップル付きを希望された場合のニップル下穴です。 LMブロック内への異物の流入を避けるため、通常は貫通しておりません。 グリースニップル取付けの加工を希望される場合は、THKにご連絡ください。 ※2 潤滑 SPR/SPS形は、リチウム石けん基グリース2号(AFB-LFグリース)が標準で封入されています。 他のグリースをご希望の場合やグリース封入無しをご希望の場合は、THKにご連絡ください。 油潤滑の場合や自動給脂をご希望の場合は、THKに必ずご連絡ください。 10 寸法表 ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 SPS-LR形 W B T (K) M H3 W2 W1 SPS15、20形 W B T (K) M H3 W2 W1 SPS25〜45形 外形寸法 呼び形番 高さ 幅 M W SPS15LR 25 SPS20LR LMブロック寸法 長さ 取付穴 L t B C C S×ℓ L1 T K 50 121.5 0.8 34 − 70 M5×8 106.5 7 28 60 150.5 1.2 40 − 90 M6×10 131.5 8 SPS25LR 31 72 180.1 − 47 40 120 M8×10.5 158.1 SPS30LR 38 90 207.8 − 58 45 135 M10×14 SPS35LR 44 100 235.5 − 66 50 150 SPS45LR 52 120 288.5 − 78 65 195 呼び 形 番 の 構 成 例 S PS 2 5 呼び形番 LR 2 N fo E eo Do 21 5.5 − 3.3 − − PB107 24 5.7 − 3 − − PB107 10 26.5 6.3 9.2 12 4.5 3.9 B-M6F 182.6 12 33 8.0 10.9 12 4.5 3.9 B-M6F M12×16 208.3 14 38 9.5 12.4 12 6 5.2 B-M6F M14×18.5 256.5 16 44 10.5 12.3 16 6 5.2 B-PT1/8 Q Z UU 潤滑装置 防塵用記号 QZ付き (P.16参照) 1軸に組合わせる LMブロックの個数 C0 +10 0 0 L UP -Ⅱ LMレール長さ (mm表示) ラジアルすきま記号 (P.7参照) LMブロックの種類 注)この呼び形番はLMブロックとLMレールで1セットとします。 (2軸並行使用の場合の必要数は、2セットとなります。) 潤滑装置QZ付きの場合、グリースニップルは付きません。QZ付き仕様でグリースニップルが希望される場合は、THKにお問い合わせください。 11 グリース ニップル 同一平面に 使用される 軸数記号 精度記号 (P.6参照) (E) (t) L L1 C 6-S×ℓ 〃 〃 φd2 N M1 h φd1 F SPS15、20形 8−S×ℓ (E) L L1 C e0 4−φD0 ※ C f0 φd2 N h M1 φd1 F SPS25〜45形 単位:mm LMレール寸法 H3 幅 W1 静的許容モーメント[kN・m]注2) 基本定格荷重 高さ ピッチ 取付穴 長さ C Co M1 F d1×d 2×h Max注1) [kN] [kN] MA 1個 [k㷅] [k㷅/m] 25 12.5 14 30 6×9.5×8.5 3000 15.9 41.2 0.728 3.26 0.728 3.26 0.389 0.6 2.5 4 30 15 16 30 7×11×9 3000 26 65.3 1.4 9.08 1.4 9.08 0.72 1.0 3.4 4.5 35 18.5 18.2 40 9×14×12 3000 42.4 110 2.91 13.1 2.91 13.1 1.38 1.5 4.1 5 45 22.5 21.4 52.5 11×17.5×14 3090 58.8 150 4.59 20.6 4.59 20.6 2.44 2.7 6.9 6 50 25 25 52.5 14×20×17 3090 78.2 196 6.83 30.4 6.83 30.4 3.52 4.0 9.0 8 60 30 30.2 60 16×23×20 3060 58.2 6.46 7.0 11.6 58.2 13.2 2個密着 LMレール 4 13.2 1個 LMブロック W2 307 2個密着 MC 0 ‑0.05 126 1個 MB 質量 注1)長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。 注2)静的許容モーメント 1個 :LMブロック1個における静的許容モーメント値 2個密着:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値 注3)SPR/SPS形は、 LMレールからLMブロックを抜くとボールが落下しますので、 LMブロックを抜かないでください。 ※1 LaCSや潤滑装置QZ付きでグリースニップル付きを希望された場合のニップル下穴です。 LMブロック内への異物の流入を避けるため、通常は貫通しておりません。 グリースニップル取付けの加工を希望される場合は、THKにご連絡ください。 ※2 潤滑 SPR/SPS形は、リチウム石けん基グリース2号(AFB-LFグリース)が標準で封入されています。 他のグリースをご希望の場合やグリース封入無しをご希望の場合は、THKにご連絡ください。 油潤滑の場合や自動給脂をご希望の場合は、THKに必ずご連絡ください。 12 寸法表 ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 LMレール標準長さと最大長さ SPR/SPS形のLMレール標準長さと最大長さを下表に示します。 特殊長さをご指定される場合のG寸法は、表中の寸法を推奨します。G寸法が長くなりますと取付け後、その部分が不安定な 傾向になり、精度上悪影響を及ぼすことがあります。 F G F (G) L0 S PR /S PS形 レール標 準長さと最大長さ 呼び形番 LMレール標準長さ L0 単位:mm SPR/SPS15 SPR/SPS20 SPR/SPS 25 SPR/SPS 30 SPR/SPS 35 160 220 SPR/SPS 45 220 280 570 570 780 280 360 675 675 900 1020 280 340 440 780 780 340 400 520 885 885 1140 400 460 600 990 990 1260 460 520 680 1095 1095 1380 520 580 760 1200 1200 1500 580 640 840 1305 1305 1620 640 700 920 1410 1410 1740 700 760 1000 1515 1515 1860 1980 760 820 1080 1620 1620 820 940 1160 1725 1725 2100 940 1000 1240 1830 1830 2220 1000 1060 1320 1935 1935 2340 1060 1120 1400 2040 2040 2460 1120 1180 1480 2145 2145 2580 1180 1240 1560 2250 2250 2700 1240 1360 1640 2355 2355 2820 1360 1480 1720 2460 2460 2940 1480 1600 1800 2565 2565 3060 2670 1600 1720 1880 2670 1840 1960 2775 2775 1960 2040 2880 2880 2080 2200 2985 2985 2200 2360 3090 3090 2520 2680 標準ピッチF 30 30 40 52.5 52.5 60 G 20 20 20 22.5 22.5 30 最大長さ 3000 3000 3000 3090 3090 3060 注) つなぎ方式は不可となります。 13 SPR/SPS OPTIONS オプション SPR/SPS形には防塵・潤滑のための各種関連部品をご用意しています。 用途・設置箇所によってお選びください。 1 エンドシール 4 ダブルシール 5 積層形接触スクレーパ LaCS 6 金属スクレーパ (非接触) 9 潤滑装置QZ 3 インナシール 7 8 LMレール取付け穴 専用キャップC/GC形 ※特殊レール対応 2 サイドシール 14 オプション ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 防塵用部品 LMガイドに異物が流入すると、異常な摩耗やボール詰まりが発生し易くなり、早期寿命の原因となります。そのため、異物の 流入を防ぐ必要があります。異物の流入が考えられる場合は、使用条件にあった効果的な防塵用部品を選定することが重要 となります。 1〜4 シール 耐摩耗性に優れた特殊合成ゴム製のエンドシールや、より防塵効果を高めるためのサイドシール等が用意してあります。 防塵用部品が必要な場合は表3に示す記号でご指定ください。なお、防塵用部品の適応形番および防塵用部品取付け後のLMブロック全長寸法(L寸法)については、表4 をご参照ください。 1 エンドシール 2 サイドシール LMブロックの両端に装着する一般的なシールです。 通常の使用環境(大気・常温)や異物環境(粉じん・切削粉)で ご使用の場合は装着ください。 LMレール上面や側面からの粉じんの除去を目的としています。 また、防塵以外にLMブロック内の潤滑剤の保持を目的として います。 LMブロックの下側に装着する一般的なシールです。 通常の使用環境(大気・常温)や異物環境(粉じん・切削粉) でご使用の場合は装着ください。 LMブロック下側からの粉じんの流入防止を目的としています。 特に、取付姿勢が逆使用や粉じんが舞う環境では有効な防塵 部品です。 エンドシール サイドシール 4 ダブルシール 3 インナシール LMブロックの両端に装着するエンドシールを二重にしたシー ルです。 特に粉じんや切削粉が多い箇所の除去を目的としています。 LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意ください。 LMブロックの全長寸法は、寸法表をご参照ください。 LMブロックの内部のボール転動溝近くに装着するシールです。 エンドシールだけでは取り除けないLMレール取付穴からの粉 じんや切削粉の流入防止を目的としています。 LMレール取付穴の防塵対策として、他にCキャップやGCキ ャップもあります。 エンドシール インナシール ●シール抵抗値 表1 シール最大抵抗値 単位:N 潤滑剤が塗布された状態における、LMブロック1個あたりのシール抵抗の最大値 は、表1の値をご参照ください。 15 呼び形番 UU SS 6 SPR/SPS15 2 SPR/SPS20 2 6 SPR/SPS25 3 7 SPR/SPS30 5 11 SPR/SPS35 8 16 SPR/SPS45 10 20 5 積層形接触スクレーパLaCS(ラックス) LMブロックの両端に装着する積層形のシールです。 クーラントがかかる環境や微細な異物がある環境は、LMガ イドにとって非常に過酷な環境となり、早期破損の原因とな ります。 LaCSは、積 層形 接触構造(3層スクレーパ)により、LM レールに付着したクーラントや微細な異物を多段的に除去 し、LMブロック内への流入を防止します。 尚、LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意くだ さい。 ボールリテーナ ボール 接触スクレーパ 液体 多量の異物 ●特長 3層スクレーパがLMレールに全面接触しているため、微 細異物の除去能力に優れています。 自己潤滑機能をもたせた含油発泡合成ゴムを採用してい るため、低摩擦抵抗を実現しました。 表2 LaCSの抵抗値 単位:N ●LaCSの基本仕様 呼び形番 LaCSの使用温度範囲:−20℃〜+80℃ LaCSの抵抗値(参考):LaCSの最大抵抗値は表2に示 します。 注)LaCS単品での販売は行いませんのでご注意ください。 最大抵抗値 SPR/SPS25 13.0 SPR/SPS30 20.2 SPR/SPS35 22.9 SPR/SPS45 27.4 注1)LaCSのみの抵抗値とし、LMブロック、各種シール等の摺動抵抗は除きます。 注2)LaCSの使用最高速度についてはTHKまでお問い合わせください。 6 金属スクレーパ(非接触) 金属スクレーパ LMブロックの両端に装着する金属製の非接触シールです。 溶接のスパッタなどがLMレールに貼りつくような環境の場 合、必ず装着ください。通常のエンドシールのみではすぐに破 損してしまいます。 LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意ください。 LMブロックの全長寸法は、寸法表をご参照ください。 表3 SPR/SPS形の防塵用部品記号 記号 UU SS DD ZZ KK SSHH DDHH ZZHH KKHH 防塵用部品 エンドシール エンドシール+サイドシール+インナシール ダブルシール+サイドシール+インナシール エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ エンドシール+サイドシール+インナシール+LaCS ダブルシール+サイドシール+インナシール+LaCS エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS グリースニップル取付け時の増加分寸法については、THKまでお問い合わせください。 表4 SPR/SPS形 防塵用部品取付後のLMブロック全長(L寸法) 単位:mm 呼び形番 SS(UU) DD ZZ KK SSHH DDHH ZZHH KKHH SPR/SPS15 123.1 126.5 127.9 131.3 − − − − SPR/SPS20 152.9 156.9 158.1 162.1 − − − − SPR/SPS25 180.1 187.5 185.8 193.2 200.4 207.8 202.8 210.2 SPR/SPS30 207.8 216.2 214.3 222.7 231.1 239.5 234.3 242.7 SPR/SPS35 235.5 243.9 242 250.4 258.8 267.2 262 270.4 SPR/SPS45 288.5 297.9 295 304.4 311.8 321.2 315 324.4 16 オプション ボールリテーナ入りLMガイド〈SPR/SPS〉 7 LMレール取付穴専用キャップC形(Cキャップ) LMレールの取付穴をふさぐ特殊合成樹脂製のキャップです。 LMレール上面の取付穴からの切り粉や異物、クーラントの LMブロック内への流入を防ぎ、防塵用シールと共に使用 することでLMガイドの防塵性能を向上させます。 7 LMレール取付穴専用キャップC形 φD H LMレール取付穴専用キャップC形は、耐油性および耐摩耗性に優れ た特殊合成樹脂を使用していますので、十分な耐久性を持っています。 ご注文の際は下表のCキャップ形番でご指定ください。また、他の材質 (金属製など)での対応も可能ですのでTHKにご相談ください。 8 主要寸法[mm] 呼び形番 Cキャップ 形番 使用 ボルト SPR/SPS15 C5 M5 SPR/SPS20 C6 M6 11.6 2.7 SPR/SPS25 C8 M8 14.4 3.7 SPR/SPS30 C10 M10 18.0 3.7 SPR/SPS35 C12 M12 20.5 4.7 SPR/SPS45 C14 M14 23.5 5.7 D H 9.8 2.4 LMレール取付穴専用キャップGC形(GCキャップ) GCキャップは、LMレールの取付穴をふさぐ金属製のキャ ップです(RoHS指令適合品)。LMレール上面の取付穴か らのクーラントや微細な異物のLMブロック内への流入をC キャップより更に防ぎ、防塵用シールと共に使用することで LMガイドの防塵性能が飛躍的に向上します。 8 GCキャップ φD H 主要寸法[mm] 呼び形番 GCキャップ 形番 使用 ボルト SPR/SPS15 GC5 M5 SPR/SPS20 GC6 M6 11.36 2.5 SPR/SPS25 GC8 M8 14.36 3.5 SPR/SPS30 GC10 M10 17.86 3.5 SPR/SPS35 GC12 M12 20.36 4.6 SPR/SPS45 GC14 M14 23.36 5.0 D H 9.86 2.5 〈C/GCキャップ取付け方法〉 取付穴へのC/GCキャップ挿入方法は、図のように平らな当て 金具を用いてLMレール上面と同一面になるまで少しずつ打込 んでください。C/GCキャップは、LMレールからLMブロック を抜かずに取付けてください。 GCキャップ付きのLMガイドをご希望の場合は、下記の構成例どおりに ご指定ください。 呼び 形 番 の 構 成 例 SPR25 LR 2 QZ KKHH C0 + 1200L UP -Ⅱ GC プラスチックハンマー GCキャップ付き ※呼び形番の末尾に記号 (GC) をつけてください 注1)GCキャップ付きのLMガイドは、 特殊レール仕様です。 注2)ステンレス鋼製および表面処理されたLMレールには取付けられません。 注3)真空、低温、高温など特殊環境下でご使用の際にはTHKにお問い合わせください。 注4)GCキャップ単体の販売は行っていません。必ずLMガイドとのセット販売になります。 注5)LMレールの取付穴の口元部は面取りされていません。作業中に手を傷つけない ようご注意ください。 注6)GCキャップを取付けた後は、LMレール上面の平坦化と清浄 (拭き取り) を必ず行 ってください。 専用ジャバラ 専用ジャバラの詳細につきましては、THKまでお問い合わせください。 17 当て金具 C/GCキャップ 潤滑用部品 9 潤滑装置QZ LMブロックの両端に装着する潤滑用部品です。 潤滑装置QZは、LMレールの転動溝に直接、適切な量の 潤滑油を供給します。 このため、ボールと転動溝の間には常に油膜が形成され、 潤滑メンテナンスの大幅な延長を可能にします。 また、LMガイドの周囲を汚さず、環境に優しい潤滑システムです。 潤滑装置QZは、主に3つの部品から形成されており、潤滑 装置QZ内部にある潤滑油はフェルトペンなどに利用され ている毛細管現象の原理を利用して、LMレール転動溝に 供給されます。 尚、LMブロックの全長寸法が若干伸びますのでご注意く ださい。 9 潤滑装置QZ ケース ② 高密度ファイバーネット ① 高含油ファイバーネット ボール (エンドシール) ③ オイルコントロールプレート ●特長 潤滑油の流れ 損失した油分を補うため、潤滑メンテナンス間隔の大幅な延 長が可能になります。 適切な量の潤滑油を転動面に供給するため、周囲をよご さず、環境に優しい潤滑システムです。 使用用途にあった潤滑油の選択が可能です。 ボールリテーナ ●メンテナンス期間の大幅な延長 潤滑装置QZを装着することにより、軽荷重域から重荷重 域まで全ての荷重領域において、メンテナンス期間の延長 に効果を発揮します。 注)QZ単品での販売は行いませんのでご注意ください。 表5 SPR/SPS形の潤滑装置QZ付き部品記号 記号 QZUU QZSS QZDD QZZZ QZKK QZSSHH QZDDHH QZZZHH QZKKHH 潤滑装置QZ付き防塵用部品 エンドシール+QZ エンドシール+サイドシール+インナシール+QZ ダブルシール+サイドシール+インナシール+QZ エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+QZ ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+QZ エンドシール+サイドシール+インナシール+LaCS+QZ ダブルシール+サイドシール+インナシール+LaCS+QZ エンドシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS+QZ ダブルシール+サイドシール+インナシール+金属スクレーパ+LaCS+QZ グリースニップル取付け時の増加分寸法については、THKまでお問い合わせください。 表6 SPR/SPS形 潤滑装置QZ取付け後のLMブロック全長(L寸法) 単位:mm 呼び形番 QZUU(SS) QZDD QZZZ QZKK QZSSHH QZDDHH QZZZHH QZKKHH SPR/SPS15 144.1 147.5 148.9 152.3 − − − − SPR/SPS20 173.9 177.9 179.1 183.1 − − − − 232.2 SPR/SPS25 202.1 209.5 207.8 215.2 222.4 229.8 224.8 SPR/SPS30 229.8 238.2 236.3 244.7 253.1 261.5 256.3 264.7 SPR/SPS35 267.5 275.9 274 282.4 290.8 299.2 294 302.4 SPR/SPS45 320.5 329.9 327 336.4 343.8 353.2 347 356.4 18 ボールリテーナ入り LM ガイド SPR/SPS ご使用上の注意 ●取扱い 本製品の多くは重量物 (20kg以上)です。重量物運搬の際は2人以上または運搬器具を使用しておこなってください。けがや破損の原 因となります。 各部を分解しないでください。機能が損失する原因となります。 LMブロックおよびLMレールを傾けますと、自重で落下する場合がありますので、ご注意ください。 LMガイドを落下させたり、叩いたりしないでください。けがや破損の原因となります。また、衝撃を与えた場合、外観に破損が見ら れなくとも機能を損失する可能性があります。 切り粉やクーラントなど異物の流入のないようご注意ください。破損の原因となります。 切り粉、クーラント、腐食性のある溶剤、水などが製品内部に流入するような環境下で使用される場合は、ジャバラまたはカバー等 により製品への流入を避けてください。 80℃を超えての使用は避けてください。耐熱仕様を除き、この温度を超えると樹脂・ゴム部品が変形・損傷する恐れがあります。 切り粉などの異物が付着した場合は、洗浄した後、潤滑剤を再封入してください。 事故等によりエンドプレートが破損しますと、ボールが脱落し、LMレールからLMブロックが外れて落下する恐れがあります。LMガ イドを逆さ吊り状態で使用される場合では、落下防止の安全機構を追加する等の対処をお願いします。 微少ストロークの場合は、転動溝とボールの接触面に油膜が形成されにくく、フレッチングを生じることがありますので耐フレッチ ング性に優れたグリースをご使用ください。また、定期的にLMブロック長さ程度のストローク移動を加えることにより転動溝とボー ルに油膜を形成させることを推奨します。 LMガイドを組付ける際、LMブロックをLMレールから抜かないように作業を行ってください。SPR/SPS形は、 LMレールからLMブロッ クを抜くと、ボールが落下します。作業上、止むを得ずLMブロックを抜き挿しされる場合は、THKまでお問い合わせください。 ●潤滑 防錆油をよく拭き取り、潤滑剤を封入してからお使いください。 異なる潤滑剤を混合しての使用は避けてください。増ちょう剤が同種類のグリースでも、添加剤などが異なることにより、お互いに 悪影響を及ぼす恐れがあります。 常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温・高温など特殊環境下で使用される場合は、仕様・環境に適したグリースをご 使用ください。 油潤滑にて使用される場合、LMブロックの取付姿勢によっては、潤滑油が行き渡らないことがありますので、事前にTHKにお問い合 わせください。 使用条件や使用環境により給脂間隔が異なりますが、走行距離100km(3〜6ヶ月)を目安に給脂してください。最終的な給脂間隔・量 は実機にて設定願います。 ●保管 LMガイドは、弊社の梱包および荷姿で、高温、低温、多湿を避け、水平な状態で室内に保管してください。 長期間保管された製品は内部の潤滑剤が経時劣化していることがありますので、潤滑剤を再給脂してからご使用ください。 ●「LMガイド」 「ボールリテーナ」 「 ® 」はTHK株式会社の登録商標です。 ●本カタログ記載の図・写真と実際の製品とでは異なる場合があります。 ●改良のため予告なしに外観、仕様等変更することがありますので、ご採用の時は事前にお問合わせください。 ●カタログの制作には慎重を期しておりますが、誤字・脱字等により生じた損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。 ●弊社製品・技術の輸出及び輸出の為の販売につきましては、外国為替及び外国貿易法、及びその他の法令の遵守を基本方針としております。 尚、弊社製品の単品での輸出については、予めご相談ください。 無断転載を禁ずる Global site : http:/ /www.thk.com/ 東日本第一営業統括部 東 京 支 店 TEL 03(5434)0341 上 野 支 店 TEL 03(5812)2071 川 越 支 店 TEL 049(224)7180 仙 台 支 店 TEL 022(206)1301 秋田営業所 TEL 018(892)6061 宇都宮支店 TEL 028(683)2225 長 岡 支 店 TEL 0258(37)1011 日 立 支 店 TEL 029(271)9311 東日本第二営業統括部 東日本OFC TEL 046(228)4070 八王子支店 TEL 042(645)8101 厚 木 支 店 TEL 046(229)0808 静 岡 支 店 TEL 054(251)8261 沼津営業所 TEL 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