Sword World 2.0 シナリオ 毒吹山の魔法使い 自由都市同盟の東にある名もなき村・・・ その村は特別な特産品も資源もなく、貧しいながらも 人々は平和に暮らしていた。 そう・・・あの謎の魔法使いが現れるまでは。 たった1人の悪しき野望により、1つの村は 存続の危機に見舞われる。 やがて、村人の1人が助けを求めに冒険者の宿にやってきた。 だが・・・その村人は冒険者の目の前で、すべてを語った後に力尽きた。 村人の言葉にあった「毒吹山に住む魔法使い」 そのわずかな手がかりを元に、数名の冒険者が村を救うために動き出す。 これから語るは、駆け出しの英雄達の小さな物語・・・ Sword World 2.0 毒吹山の魔法使い その勇者達は王国や世界ではなく、たった1つの村のために命を賭けた。 シナリオ背景 シナリオの目的は村長の娘を嫁として差し出すように要求し、連れ去ってしまった毒吹山の魔法使いを退治して、 村と村長の娘を救い出す事である。 冒険者の宿にたどり着いた村人が、依頼内容を語った後、宿屋の主人に報酬の金を渡して息絶えるという シーンで幕を開ける。 依頼主が目の前で死ぬという、前代未聞のオープニング故、報酬の交渉は事実上不可能。 (ただし、宿屋の主人から、前金を受け取る事くらいはできるかもしれない) 魔法使いを倒せば、村の呪いは解け、シナリオの目的を達成する。 オープニングフェイズ シーン1:名もなき村の惨劇 シーン説明:酒場に村人が苦痛の表情を浮かべて入ってきて、惨劇の事を話すシーン。 シーン概要: 君達は酒場にいる。そして、君達はたった今、パーティーを組んだばかりの冒険者だ。 仕事を探そうと思っていたが、この街には丁度いい仕事が切れてしまっているという。 そんなとき・・・・1人の男が酒場に入ってきた。 男「酒場の・・・・マスターを・・・・呼んでくれ・・・・!」 男は口から血を流し、苦痛の表情を浮かべている。 (酒場のマスターを呼ぶ) マスター「これは酷い・・・・こんな身体で、ここに来たのですか?」 男「・・・・一刻の猶予もない。冒険者達に、重大な依頼がある。」 マスター「・・・話を続けてください。」 男「・・・・俺は、この街から東にある小さな村の者だ。 昨日の晩の事だ。我が村に、突然、謎の魔法使いがやってきたのが 不幸の始まりだった。」 男「魔法使いは、突然蛮族(魔物)達を引き連れ・・・ 『世界征服のために、村長の娘を嫁として差し出せ』という要求を出した。 村長が断ると・・・魔法使いは村全体に呪いをかけたのだ。 術者の思いのままに苦しませる事ができる毒を吹き込む呪い・・・ 結局・・・村長の娘・・・ティアラは・・・要求に応じるしかなかった。」 男「だが・・・魔法使いは村をそのままにして、ティアラを連れ去った。 満月の夜に素晴らしい物を見せてやると言い残し・・・ 俺は・・・・助けを求めるために1人で・・・ここまで来た・・・ 奴は・・・・この街の南東にある『毒吹山』というところに住んでいる。 奴も・・・・ティアラも・・・・そこにいるはずだ・・・ あの魔法使いを倒せば・・・・村の呪いは解けるはず・・・ だが・・・それまで・・・・村には近づくな・・・・ 頼む・・・・村を・・・ティアラを・・・救ってくれ。」 男は、マスターに袋を差し出す。 男「これが・・・・冒険者への報酬・・・・だ・・・・村を救ったときに・・・」 続いて、君達の方を向く。 男「・・・もし・・・君達が・・・村を救ってくれるのなら・・・・ この指輪を・・・・ティアラに・・・・渡してくれ・・・・俺の・・・形見として・・・・」 指輪を君達に差し出すと、男はそのまま倒れ、力尽きた。 マスターは金貨の袋を受け取ると、君達の方を向く。」 マスター「どうやら・・・・仕事が決まったな。もちろん、引き受けるんだろ?」 (報酬額を聞いた場合) マスター「この袋の大きさから見て・・・報酬はざっと金貨(PCの人数×1000)枚ほどはある。 初めての冒険にしては、十分すぎるほどだ。」 (引き受ける場合) マスター「毒吹山は、この男が言った通り、この街の南東にある。1日もせずにたどり着けるはずだ。 ただ・・・・あの山はその名の通り、毒が吹き出している。 なんとか、毒を切り抜ける方法を探してから行ってもいいかもしれん。」 (毒について聞いた場合) マスター「魔術師ギルドなら、何か分かるかもしれんな・・・あるいは、街のヒーラーか。 あと、お前達がもらった指輪も・・・何かあるのかもしれん。」 (一通り話を終えた後) マスター「今日はもう遅い。ゆっくりと休んでから、明日に出かけるといいだろう。」 結末:君達は毒吹山の魔法使い退治を引き受けることとなった。 補足事項:依頼を強引に断った場合、あるいは、引き受けた後に逃走するような場合、 満月の夜に巨大な魔物が現れ、大陸全土が焼き尽くされる事になり、ゲームオーバーとなる。 また、報酬自体の引き上げは依頼人が死んだために、ここでは要求できないが、 前金を要求した場合は1人につき300ガメル支給される。 報酬は全体で5000ガメル。PC6人以上の場合は1人1000ガメル。 (もちろん、前金をもらった場合は差し引かれる) シーン2:毒吹山に関する調査 シーン説明:情報収集のシーン。最終的に毒吹山の毒を切り抜ける方法が見つかればいい。 シーン概要: 毒吹山に関する情報は、以下の場所で取れる。 ・魔術師ギルド→50ガメルの情報料で、毒を防ぐ結界を張る杖をもらえる。効果は1日間。 ・ヒーラー→毒吹山の毒を1日間無効化する草を1つ10ガメルで買える。 ・盗賊ギルド→100ガメルの情報料で、毒の耐性を上げる指輪(毒属性ダメージを2点減少)を1つ200ガメルで買え る。なお、この指輪はあと1週間くらいしか効果がないらしい。 ミドルフェイズ シーン0:毒吹山 シーン概要: 毒吹山には普通にたどり着ける。毒が至る所に吹き出しており、 先に進むには、毒を防ぐ手段が必要な事がすぐに分かる。 防ぐ手段を持っていれば、何の障害もなく、奥に進める。 もし、防ぐ手段なしに強行突破しようものなら、全員が1Dの毒属性ダメージを受ける。 シーン0-2:洞窟の入り口 シーン概要: 奥へ進むと、そこには、洞窟らしきものの入り口があった。 幅および高さは3メートルくらいの四角い入り口であり、そこが人工的に作られた場所というのも分かる。 おそらく、ここがあの魔法使いのいる洞窟なのだろう。 洞窟に入ると、以後はダンジョン探索シーンへ。 ダンジョン探索補足説明: ・通路でのトラップ探知は、存在する箇所に差し掛かった場合のみ、GMから提示する。 ・各部屋での聞き耳の難易度はすべて8。敵がいる部屋の場合のみ、聞き耳に成功すれば、 部屋に入った際に不意打ちを行える。 ダンジョンMAP シーンA:魔法使いの洞窟 シーン説明:ここでは、洞窟内部の状況を軽く説明するのみ。 シーン概要: 洞窟に入ると、石壁で覆われた通路が続いている。少し進むと、T字路になっており、左右に道が分かれている。 今のところ、蛮族達や魔法使いの仲間などの気配は感じられない。 どうやら、先へ進むしかなさそうだ。 シーン1:ゴブリン部屋 シーン概要: 部屋に入ると、蛮族の群れが待ちかまえていた。 ゴブリン3体(PCが3人の場合は2体、PCが5人以上の場合は4体) グレムリン2体(PCが3人の場合は1体)と戦闘。 シーン2:寝室 シーン概要: ベッドが5つほどある。どうやら、寝室のようだ。 望むなら、ここで休憩を取ることもできるし、この部屋を調べてもいい。 部屋を調べる場合、探索判定(スカウト or レンジャー)、罠感知判定(スカウト)、構造解析判定(セージ)で判定。 なお、いずれの場合も判定に使う能力値は知力。 目標値は12。成功すれば、このベッドは睡眠を誘発する魔力(罠)がある事が分かる。 ベッドで睡眠を取る場合、精神力抵抗を行う。目標値は12。失敗すると、そのまま深い眠りに落ちてしまう。 全員が眠っている状態となった場合、1時間後に蛮族(ゴブリン)達が不意打ちを行い、全員が1回分の攻撃を無条件で 受けることになる。 その後、ゴブリン(PCの人数分)との戦闘になる。 シーン3:書物庫 シーン概要: 部屋には複数の本棚があり、多数の本が入っている。 調査する場合は文献判定(セージ+知力)で判定。最低目標値は6。 成功すると、以下の事が分かる。 6:ここにある書物はほとんどが古代に使われていた召喚術に関するものを標準語に訳したもの。 8:世界を破滅させるほどの力を持った存在を召喚する術がかつてあったらしい。 9:300年前に起こった蛮族の軍勢による大侵攻・・・<大破局>(ディアボリック・トライアンフ)の 際に呼び出された召喚獣がこの地域に封印されているらしい。 10:封印した一族の子孫が住んでいる村がその近くにある。 シーン4:墓場 シーン概要: 部屋にはいると、骸骨や死人の軍勢が待ち受けていた。 スケルトン3体、グール2体(PCが3人の場合は1体)との戦闘。 倒すと、この部屋を調べることができる。 探索判定(スカウト or レンジャー+知力)で判定することが出来る。 目標値は9。成功すると、隠し扉が見つかり、5の部屋への道に進める。 シーンB:鍵のかかった扉 シーン概要: この部屋の扉は、鍵がかかっているようだ。 鍵を解除するには、解除判定(スカウト+器用度)で目標値は10。 シーン5:宝物庫 シーン概要: 部屋は宝の山だ。ここで、宝を探すことが出来る。 全員が1回ずつ戦利品判定を行う。内容は以下の通り。 ~5:宝石(100G相当) 6~8:魔晶石(4点+判定結果。つまり10~12点分) 9~10:お守り(幸運のお守り:宝物判定目標値10。P257 参照) 2回目以降は指輪(能力増強の指輪:宝物判定目標値8。P258 参照。 判定成功後は、1D4を振り、以下の結果になる。 1:器用度 2:敏捷度 3:筋力 4:知力) 11~:判定を行ったPCの主要技能(リスト中で最もレベルが高い技能)によって、以下のようになる。 ファイター/フェンサー/シューター技能:持っている武器と同種のもの。 (魔法武器+1:宝物判定目標値10。P260 参照) グラップラー技能:指輪(絶縁の指輪:宝物判定目標値10。雷属性のダメージー2) ソーサラー/コンジャラー/プリースト/フェアリーテイマー技能: 指輪(マナリング:宝物判定目標値14。ルールブック2の P149 を参照。) その他:指輪(シャイニングリング:宝物判定目標値10。ルールブック2の P145 を参照。) シーンC:十字路の罠 シーン概要: この十字路に差し掛かったときに、罠感知判定(スカウト+知力)を行う。目標値は12。 感知に成功すれば、落とし穴の罠があるのを見つける。 なお、この罠ははずさなくても避けることは可能。 感知に失敗した場合は、引き続き、危険感知を行う。目標値は10。 失敗したPCは落とし穴に落ちて威力10+3の物理ダメージを受ける。 シーン6:拷問部屋 シーン概要: 部屋に入ると、そこはただ広い部屋だった。 危険感知判定(スカウト or レンジャー+知力)もしくは罠感知判定(スカウト+知力)を行う。目標値は13。 成功すれば、この部屋自体が罠と分かり、部屋に人が入ってある程度の時間が経つと閉じこめられる事が分かる。 すぐさま、部屋を出れば、罠から逃れられる。 全員失敗した場合、突然、扉が閉まり、同時に、水が部屋に流れ込む。 脱出するには、扉を破壊する必要あり。扉の能力値は以下の通り。 HP:20 防護点:4 回避力:7 攻撃は行わない。 1ラウンド経過後、腰まで水に浸かり、判定にー2のペナルティ。 2ラウンド経過後、全身が水に浸かり、判定にー4のペナルティ。 さらに、目標値8で水泳判定(冒険者Lv+敏捷度)を行い、失敗した場合は溺れてしまう。 (生命力と同等のラウンド経過後、気絶) シーンD:鉄格子の扉 シーン概要: 鉄格子の扉だ。扉は鍵がかかっている。さらに、この扉は特殊な魔法の鍵でないと開かないようだ。 奥には1人の女性がいる。 →シーン7へ。 シーン7:囚われの娘 シーン概要: 君達に気づくと、女性は話しかけてくる。 女性「あなた達は・・・冒険者の方達ですか?助けに来てくれたんですね。感謝いたします。 私はティアラ。ここより北の方にある小さな村の村長の娘です。 悪い魔法使いに囚われて、ここに閉じこめられていました。」 どうやら、彼女が依頼人が言っていた村長の娘のようだ。彼から、形見の指輪を預かっている事を思い出す。 (形見の指輪を渡した場合) ティアラ「これは・・・アベルの・・・!彼は生きているんですか?」 (死んだ事を伝えた場合) ティアラ「そうだったんですか・・・・あの人は私のために命をかけて・・・ あなた達に助けを求めて・・・・うう・・・・」 (一通りの話を終えた後) ティアラ「この部屋は、魔法使いが持っている鍵でないと開けられません。 どうか、魔法使いを倒してください。お願いいたします。」 「私に出来ることはこれくらいです。」 そう言って、彼女は1つの宝玉を取り出し、何か呪文のようなものを唱える。 宝玉が輝くと同時に、君達に力が戻ってくる。 ティアラ「これは、私の家に伝わっていた命の宝玉です。あなた達に祝福を・・・」 全員のHPとMPが回復する。 シーン8:2つのレバー シーン概要: 部屋の中には、2つのレバーがある。そこには「研究室の扉の開閉レバー」と書かれている。 罠感知を行う場合、目標値は8。成功すれば、左側のレバーに電流の罠が仕掛けられている事が分かる。 (左のレバーに触れた場合) レバーに触れた瞬間、強力な電流が君を襲った。どうやら、このレバーはダミーだったようだ。 雷属性の2Dダメージを受ける。 (右のレバーを引く場合) どこかで大きな音がした。どうやら、研究室の扉が開いたようだ。 シーンE:研究室の扉 (シーン8で扉を開けていない場合) この大きな扉はびくともしない。どこかで扉を開ける仕掛けがあるようだ。 (シーン8で扉を開けている場合) 扉はすでに開いているようだ。その奥にはいろいろなものが置いてあるあやしい部屋が見える。 →クライマックスフェイズへ クライマックスフェイズ シーン9:魔法使いの野望 シーン概要: 部屋はかなり広く、いろいろな儀式用の道具があり、中央には怪しい壺がある。 さらに、その奥には机があり、その上には何かの本が広げられたままになっていた。 ※この時点で、本を読む人物以外は待機する位置を宣言する。この部屋のみ、広さは30m四方になる。 (本を読む場合) 本の内容は、「満月の夜、召喚獣を封印した英雄の血を引く乙女を生け贄にする」事で、 いにしえの召喚獣の封印を解くことができるらしい事が書かれていた。 (詳しく読む場合) 具体的には、その本にはこのように書かれていた。 「いにしえの召喚獣の封印解除の儀式・・・・ 満月の夜、召喚獣を封印した英雄の血を引く乙女を祭壇の上で殺し、血を壺に入れる。 それをを10分間ほど煮込み、その後マンドレイクを加え、呪文Aを唱えながら 20分間ほど煮込む。火を止めてから、今度は先ほど殺した乙女の首を入れ、 呪文Bを唱えてから、暗黒の祝福を受けたマギスフィアを入れて10分間待ち続ける。」 とにかく、これで分かったことは、ティアラをさらった目的は 召喚獣復活のための儀式のいけにえにするためだった事だ。 君達が本を読んでいると、後ろから気配を感じた。 魔法使い「くっくっく・・・・とうとうここまで来てしまったか。愚かな冒険者達よ。 私があの女をどうするかを知らなければ、生かしておいても良かったが・・・ 秘密を知った以上、もはや生かしてはおけん。死ね!!」 魔法使い、およびボガード2体(PCが2~3人の場合はボガードは1体)と戦闘。 魔法使いは入り口の扉のところに、ボガード2体はその扉の両脇にいる。 最初のラウンドで、ボガードは部屋のレバーを動かす。(ボガードは最初は壁際にいる) そうすると、扉が閉まり、同時に毒が部屋に噴出す。魔法使い以外のキャラクター(ボガード含む)は 2点の毒属性ダメージを毎ラウンド終了時に受け続ける。 なお、レバーを動かしたボガードは次の手番まで回避-2。 (魔術師ギルドで買った杖を使っている場合はダメージは1点。 盗賊ギルドで買った指輪を装備していれば、ダメージ無効。) 倒すと・・・ 魔法使い「ば・・・馬鹿な・・・・この私の・・・世界征服の・・・野望が・・・・・ こんな・・・・こんな事で・・・・終わるとは・・・・ウボァー!!!!」 エンディングフェイズへ。 エンディングフェイズ シーン1:凱旋 シーン概要: 君達はティアラを救い出し、彼女の村に戻ってきた。 村人達はティアラの姿を見て、喜びの表情と共に、君達の周りに集まってくる。 村人A「おお・・・・勇者様がティアラを連れて戻ってきた!」 村人B「勇者様、ありがとうございます。」 村長らしき老人が近づく。ティアラは村長に近づき、少しの間、お互い抱き合った後・・・ 村長「勇者様。ティアラを・・・・そして我が村を助け出してくれてありがとう。 あなた方には、感謝の気持ちでいっぱいでございます。」 (パーティーに死者がいる場合) 村長「む・・・どうやら、あなた達の仲間に犠牲が出ているようですな。 我が村に伝わる復活の儀式で生き返らせてあげましょう。」 村長は聖杯らしきものを手に取り、仲間の亡骸の前で祈る。 聖杯が光り輝くと同時に、仲間達は息を吹き返した。 (一通りの話を終えた後) 村長「もう、村には何も残されておりませんが、宴の準備をしたいと思います。 あなた方も、村を救った英雄として宴に参加してくれればと・・・」 その後、冒険者の宿に戻り、報酬5000ガメル(PCが6人の場合は6000ガメル)を受け取って終了。 敵データ: すべてルールブック1を参照。 魔法使いは P375 の「魔道に魅入られた魔法使い」のデータ(魔法は真語魔法)を使用し、HPを46、MPを36にする。 基本的な戦術は、ライトニング連発。MPが尽きると殴りかかってくる。 魔法使いの戦利品は「魔道に魅入られた魔法使い」と同等の戦利品判定に加えて、以下のものを入手。 暗黒の杖 用法:2H 必要筋力:10 命中:+2 回避:-1 威力:20 追加ダメージ:+1 クリティカル値:12 価格:5000 ”戦神”ダルクレムの祝福を受けたと言われる杖。非常に重く作られており、回避を犠牲にして攻撃力を上げている。 なお、特別な魔力などはなく、殴るために用いられている強化武器である。 魔法使いと同行しているボガードは、PLが6人以上の場合は剣のかけらを1つずつ所持している。 その場合、HP+5、MP+1の修正を加える事。 「毒吹山の魔法使い」シナリオ解説 ・本シナリオについて 筆者がソードワールド 2.0 で初めてGMをする際に作ったシナリオで、持ち込んだ場所はとあるコンベンション。 オーソドックスなダンジョン物シナリオではあるものの、悪の魔法使い、囚われのヒロイン、世界の危機といった、 ファンタジー世界のお約束は可能な限り、詰め込んでみた。 いろいろとトラップやモンスターを詰め込んでいるが、実際のプレイでは、大した効果もなく、あっさりと破られて、 さらにはお宝をがっぽりと持って行かれたという、おいしい仕事になってしまったようです(笑) そのため、実際に運用する場合はモンスターやトラップ、宝などを調整するといいかもしれない・・・?
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