情報理工学科 2016年度研究室説明会資料 中島 研究室(63号館 05-05号室, 05-25室) ① 研究室名(場所) e-mail: [email protected], Web: http://www.dcl.info.waseda.ac.jp/ja/b4_intro 研究室決定後の集合場所/日時: 配属決定者は配属決定直後に中島宛 にメイルを送ること([email protected]).集合日時を返答します. ② 研究分野 ハピネステクノロジ(ゲーミフィケーション、デザイン研究、ソーシャルメディア,社会/文化との関係) 実世界の仮想化(拡張現実感,センシング,機械学習,人間拡張, 先端的インタラクションデバイス) 分散システム基盤ソフトウエア(ウルトラスケーラビリティ,高信頼処理,ファイナンス技術) ③研究テーマ 中島研究室では,20-30 年後に実現可能な情報技術を利用した新しいライフスタイルを実 現するために,技術面だけではなく,人間や社会の側面についても研究をおこなっています. (デモビデオ http://www.youtube.com/profile?user=DCLChannel) 現状では主に以下の 3 つの課題に取り組んでいます.研究室内で広いテーマに取り組んで いるため,アプリケーション技術から基盤システム技術に関する広い知識やスキルを身につ けた上で,研究室のテーマに沿った特定の研究テーマを自由に選択し,各自のペースで研究 を進めることが可能です. 1) ハピネステクノロジ: 従来の情報技術は生活の効率化を主な目標としてきたが,社会の生活満足度を向上するため にも情報技術は利用可能です.説得工学,ゲーミフィケーション,ソーシャルメディアなど の情報技術を社会科学, シェアリングエコノミー, デザイン研究と融合することで,生活を 豊かにするための方法論の確立を目指します.また,そのための,Web 技術を用いた実社会 に貢献出来る分散サービスとデザインフレームワークに関して研究します. 2) 現実世界を拡張するインタラクション技術: 実世界にて起きていることを計算機が理解し,現状の状況に応じて人々の行動に影響を与え るように情報技術を用いて実世界を改変する革新的なインタラクション技術の開発を目指 しています. 機械学習を用いたセンシング, 拡張現実感を実現するための画像処理技術, ヘッドマウントディスプレイやタンジブルデバイス,ロボット技術等を用いた,先端的なイ ンタラクション技術/システム技術に関して研究します. 3) 分散/並列システム基盤ソフトウエア: 分散型情報システムは現代社会のインフラとして必要不可欠なものになっています.高性能 の分散システムを構築するためには,基盤ソフトウエア自体が並列処理を前提に構築される 必要があり,スケーラブルなデータ構造を用いた新しい基盤ソフトウエアの構築手法を確立 する必要があります.また,高信頼/セキュアなシステムを構築するための分散アルゴリズ ムは,次世代の通貨や決済を実現するためのファイナンス技術の基盤技術に もなっていま す.様々な未来のサービスを構築するための基盤となる,分散/並列技術に関する研究をお こなっています. ④ 人員構成 博士課程 3名、修士課程 12名、留学生 3名 ⑤ ゼミ 全体ミーティング 毎週2回 ⑥ 研究室の行事 夏合宿,歓迎会,送別会,情報理工合同ワークショップ ⑦ オープンハウスの日程 3/22 10:00-17:00, 3/23 10:00-17:00 3/25教員への相談のみ ⑧ その他 中島研究室は,未来のコンピュータの使い方を考えてみたいとか,画期的なコンピュータ の使い方を考えてみたい学生には楽しく生活できる研究室だと思います.卒論や修論では自 分のアイデアをコードに落とし,研究結果の有効性を実証することを重視します.情報技術 に関する基礎知識だけではなく,インタラクションデザイン,心理学,経済学, マーケティ ング,ゲーミフィケーション等の多様な学問を統合した新しいコンピュータサイエンスを切 り開こうとしています. ゼミでは,システム技術,インタラクション技術,ゲーミフィケーション,社会科学等に 関しての幅広い知識を身につけることを目指します.また,ゲームや映画等においてどのよ うに情報技術が使われているかに関してや社会的影響等の広い文化に関する討論会をおこ なったりしています.また,各自が研究してみたい分野を自分から提案することも可能です. 研究成果は出来る限り海外の学会で発表することを奨励しています. 中島研の学生は過去に,Google アニタボルグ奨学金(3 名),マイクロソフトリサーチフ ェロー(4 名), 国際会議の最優秀論文賞(6 件)等,世界的な業績を挙げています.アメリカ, イギリス,スエーデン,フィンランド,フランス,ベルギー,台湾,中国,オーストラリア, ドイツ,スペイン,ギリシャ,オーストリア,デンマーク,ニュージーランド,イタリア, カナダ,メキシコ,エジプト等の世界中の国で研究成果を発表しています.多くの修士課程 の学生も海外での論文発表を経験しています. OB/OG は NTT 研究所,NTT ドコモ, NTT データ,NEC, 東芝,トヨタ,日産,アクセンチュ ア,野村総研,ヤフー, マイクロソフト,DeNA, 楽天, ソニー,任天堂,セガ,ヤマハ,ス クエア・エニックス,パナソニック,シャープ,大日本印刷,RedHat, ゴールドマンサック ス,ベル研,農工大,芝浦工大等で活躍しています.
© Copyright 2024 Paperzz