留学生リポート カナダ/ブリティッシュコロンビア大学(UBC) 口井雄介(商学部3年) レインクーバーと揶揄されるほど、雨の多いバンクーバーに 2013 年9月から 2014 年5月まで派 遣させて頂きました。気候とは異なり、バンクーバーでの生活は非常に明るいものでしたので、そ のことをリポート出来ればと思います。最初に、派遣先大学について、次に学業面、生活面の順で 書いていきます。 ブリティッシュコロンビア大学は、カナダ西部のバンクーバーに位置する巨大な大学です。約4 万人の学生が学ぶキャンパスは、Starbucks がキャンパスに4つもあるほど広大です。その分、大学 内にゴルフ場やヌードビーチ、スケートリンク、サウナ等があり、大学内が一つの町のように感じ られます。気候は、先ほども述べたように雨が多く、防水ジャケットは必需品です。気温は、カナ ダの他の地域と比べると穏やかで、雪は滅多に降らず、東京より少し寒いくらいでした。 次に、学業面についてです。私が履修した授業は大きく分けると、専門である商学部系の授業と 派遣先でしか履修できない授業の2種類に分けられます。商学部の授業の中で一番面白かった授業 は、New Product Development です。この授業では、企業の新製品開発に関わる様々なフレームワー クを毎回のケーススタディを通して学びました。一橋大学と違い、エンジニア系の学生が多くこの 授業を履修していたため、彼らの視点は私にとっては新鮮で、毎回たくさんの気づきを得ることが 出来ました。 派遣先大学独特の授業の中で最も印象に残ったものは、The Introduction to Wine Science です。意外 に思われるかもしれませんが、カナダではワイン作りが盛んです。この授業では、毎回ワインの試 飲(飲むことは禁止なので、口に含んだ後吐き出します)が出来ることもあってか、現地の学生に も大変人気のようです。 最後に、生活面について書きます。バンクーバーは生活しやすい都市だと実感しました。一番の 要因は、カナダの国民性ではないかと思います。バンクーバーの人たちは、本当に親切でフレンド リーです。ある時、町で夫婦におすすめのレストランを尋ねたところ、彼らは私たちを自分たちの 車に乗せ、お気に入りのレストランまで連れて行ってくれました。カナダ人の人のよさに、何度助 けられたかわかりません。 また。私はルームメイトに恵まれました。常にポジティブなイギリス人、何事にも好奇心旺盛な ドイツ人、野球部のカナダ人2人に囲まれて楽しい日々を送っていました。私たちのユニットには 長い間、トースターがなかったのですが、それを買ってきた時にはルームメイト全員でドラムロー ルを鳴らして箱を開け、その夜トースターパーティーを開いたことは良い思い出です。 このように、私の留学生活を振り返ると、楽しい思い出ばかりです。最後になりますが、このよ うな機会を与えてくれた一橋大学と如水会の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。 (2014/05/15) 1 (ブリティッシュコロンビア大学) (友達とカナディアンロッキーに行った時の写真) 2
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