Agilent Lab Advisor

Agilent Lab Advisor
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Agilent Technologies
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本製品は、システムが適切な規制
条項が適用されます。
機関で登録を受け関連する規制に
準拠している場合、ビトロ診断シ
技術ライセンス
ステムのコンポーネントとして使
このマニュアルで説明されている
用できます。それ以外の場合は、
ハードウェアおよびソフトウェア
一般的な実験用途でのみ使用でき
はライセンスに基づいて提供さ
ます。
れ、そのライセンスの条項に従っ
て使用またはコピーできます。
注意
注意は、危険を表します。こ
れは、正しく実行しなかった
り、指示を順守しないと、製
品の損害または重要なデータ
の損失にいたるおそれがある
操作手順や行為に対する注意
を喚起します。指示された条
件を十分に理解し、条件が満
たされるまで、注意を無視し
て先に進んではなりません。
警告
警告は、危険を表します。こ
れは、正しく実行しなかった
り、指示を順守しないと、人
身への傷害または死亡にいた
るおそれがある操作手順や行
為に対する注意を喚起します。
指示された条件を十分に理解
し、条件が満たされるまで、
警告を無視して先に進んでは
なりません。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
本書の内容
本書の内容
本書では、Lab Advisor B.02.05 の 2 つのバージョン、Lab Advisor ベー
シックと Lab Advisor アドバンスについて説明します。
1 Lab Advisor B.02.05 の概要
この章では、Lab Advisor B.02.05 の 2 つのバージョン、Lab Advisor
ベーシックと Lab Advisor アドバンスについて説明します。
2 インストール
この章では、Lab Advisor B.02.05 のインストール手順を示します。
3 Lab Advisor の使用
この章では、Lab Advisor ユーザーインターフェイスについて説明し、利
用可能な機能の詳細を示します。
4 Lab Advisor データ共有
この章では、Lab Advisor データ共有アプリケーションの設定と使用方法
について説明します。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
3
目次
目次
1 Lab Advisor B.02.05 の概要
Lab Advisor ベーシック
Lab Advisor アドバンス
2 インストール
5
6
7
9
前提条件
10
配置モード
12
ハードディスクへのインストール
13
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
19
アプリケーションとアドオンのインストール
3 Lab Advisor の使用
23
ナビゲーション
25
システム概要
29
コンフィグレーション
39
Apps
45
ファームウェアの更新
47
ログと結果
48
サービスと診断
51
システムレポート
53
機器コントロール(LC と CE)
EMF(LC と CE)
61
4 Lab Advisor データ共有
56
63
データ共有の一般的な使用例
65
データ共有の設定
67
データ共有フォルダーからのデータのインポート
データ共有レビュークライアント
70
4
20
69
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
1
Lab Advisor B.02.05 の概要
Lab Advisor ベーシック
6
Lab Advisor アドバンス
7
この章では、Lab Advisor B.02.05 の 2 つのバージョン、Lab
Advisor ベーシックと Lab Advisor アドバンスについて説明しま
す。
Agilent Lab Advisor は、高度な診断およびメンテナンス機能を備え、
Agilent の分析機器を最適な状態に維持し、高品質のクロマトグラフ結果
を得るために役立ちます。Agilent Lab Advisor は、アプリケーションに
依存しないツールのため、機器コントロールに Agilent のソフトウェアま
たは Agilent 以外のソフトウェアのどちらを使用していても、Agilent の
分析機器をサポートできます。アドオンを使って、たとえば Agilent 質量
分析計の診断などの追加機能を加えることができます。Agilent Lab
Advisor には、Lab Advisor ベーシックと Lab Advisor アドバンスがあり
ます。
Agilent Technologies
5
1
Lab Advisor B.02.05 の概要
Lab Advisor ベーシック
Lab Advisor ベーシック
Lab Advisor ベーシックは、日常の操作、メンテナンス、および基本的な
トラブルシューティング作業をサポートする最先端のテスト、ツール、
キャリブレーションを提供します。ベーシックバージョンには、フルセッ
トの診断機能と Early Maintenance Feedback カウンターへの常時アクセ
スが備わっているので、トラブルシューティングとキャリブレーションを
手間なく効率的に実行できます。
オプションのメンテナンスウィザード アドオンにより、現在の分析スケー
ルの Agilent LC 機器のすべてについて、アニメーション付きで詳細に説
明されたメンテナンス手順を追加できます。
6
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor B.02.05 の概要
Lab Advisor アドバンス
1
Lab Advisor アドバンス
Lab Advisor アドバンスは、Agilent LC および CE 機器から高品質のデー
タを入手し、最高の信頼性を実現することを目的として設計されています。
このバージョンでの追加機能には、高度な診断、使用状況に基づくメンテ
ナンス、追跡結果の生成などを可能にするツールや機能が含まれ、たとえ
ばパスワード付きのユーザログオン、追跡結果ファイル、高度な EMF 機
能、データ共有機能などがあります。オプションのメンテナンスウィザー
ド アドオンは Lab Advisor アドバンスにも対応しています。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
7
1
8
Lab Advisor B.02.05 の概要
Lab Advisor アドバンス
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
2
インストール
前提条件
配置モード
10
12
ハードディスクへのインストール
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
13
19
アプリケーションとアドオンのインストール
20
この章では、Lab Advisor B.02.05 のインストール手順を示します。
Agilent Technologies
9
2
インストール
前提条件
前提条件
Agilent Lab Advisor は適切な Microsoft .NET Framework をインストー
ルした Microsoft Windows 7 または Windows 8 PC 上で動作します(
『10
ページ 表 1』参照)ソフトウェアは以下のソフトウェアパッケージで広く
テストされています。
表 1
サポートされているソフトウェアのリスト
要素
リビジョン
Windows
7 SP1
8
8.1
Windows Server
2008 R2
Internet Explorer
9
10
11
.NET Framework
3.x(Windows 7)
4.x(Windows 8)
Symantec Antivirus
12.0
Adobe Acrobat
11.0
Agilent Lab Advisor ソフトウェアの性能を最適にするには、少なくとも
以下の要件を満たす必要があります。最低限必要なコンフィグレーション
は Netbook へのインストールに基づいていますが、大容量のインストール
や高性能に対応するには、推奨コンフィグレーションを使用する必要があ
ります。
10
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
前提条件
表 2
2
PC ハードウェア コンフィグレーション
最低限の(Netbook)コ
ンフィグレーション
推奨コンフィグレー
ション
プロセッサー
Intel Atom processor
Pentium D 以上、Intel
Dual-Core 3.4GHz 以上
RAM
2.0 GB 以上
≧ 2 GB(Windows 7 ま
たは Windows 8)
ハードディスクの空き
容量
1 GB
2 GB 以上
ビデオ
解像度 1024 X 600
解像度 1280 X 1024
リムーバブルメディア
(外部)CD-ROM ドライ
ブ
DVD ドライブ
マウス
Microsoft Windows 適
合のポインティングデ
バイス
Microsoft Windows 適
合のポインティングデ
バイス
LAN
10/100baseT
10/100baseT
オペレーティングシス
テム
Windows 7 Starter
Windows 7 SP1
サーバーインストール
用の Windows Server
2008 R2
プリンター
使用中のオペレーティ
ングシステムでサポー
トされているすべての
プリンター
使用中のオペレーティ
ングシステムでサポー
トされているすべての
プリンター
Lab Advisor ユーザーマニュアル
11
インストール
配置モード
2
配置モード
Lab Advisor の配置には次の 4 つのモードがあります。
表 3
Lab Advisor 展開モード
モード
インストール
開始
データ保存場所
標準
setup.exe を
使って、ローカ
ルハードディス
ク上にインス
トールされてい
ます。『「ハード
ディスクへのイ
ンストール」13
ページ』参照。
デスクトップア
イコンまたは
Windows の[ス
タート]メ
ニューから実行
します。
C:\ProgramData\Agilent Lab Advisor\
AgilentLabAdvisorData\...1
setup.exe を
使って、Windows
Server 2008 上
にインストール
され、共有可能
なアプリケー
ションとして公
開されます。
『Agilent
Advisor IT 管理
者ガイド』参照。
クライアントデ
スクトップの
RDP リンクを
使って実行しま
す。
C:\ProgramData\Agilent Lab Advisor\
AgilentLabAdvisorData-[TerminalHostN
ame]\...1
サーバー
インスタント
1
12
インストールは
インストール CD 標準:C:\ProgramDataAgilent Lab
必要ありません。 から
Advisor\AgilentLabAdvisorData\...1
AgiInstrDiag.ex
e を実行します。
参照 『「CD-ROM
からの Lab
Advisor の実行」
19 ページ』
デフォルトでは ProgramData フォルダーは非表示です。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
ハードディスクへのインストール
2
ハードディスクへのインストール
ハードディスクへのインストール
1 [セットアップ]アイコンをダブルクリックし、インストールを開始し
ます。
Lab Advisor セットアップウィザードが開きます。
注記
Lab Advisor セットアップウィザードは、オペレーティングシステムの言語設
定に基づき Lab Advisor の言語を自動的に選択します。使用可能な言語は、
英語、中国語、日本語です。一致する言語を利用できない場合、英語が使用さ
れます。
2 [次へ]をクリックしてインストールを開始します。
使用許諾契約書が表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
13
2
インストール
ハードディスクへのインストール
[次へ]をクリックします。
3 使用許諾契約書に同意し、
インストール先のフォルダー画面が開きます。
4 デフォルトのインストール場所を変更する場合、
[変更]をクリックし、
新しい保存場所を選択します。変更しないときは、[次へ]をクリック
します。
インストールウィザードの最終ページが表示されます。
14
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
ハードディスクへのインストール
2
5 [インストール]をクリックし、インストールを開始します。
Windows のユーザーアカウント制御画面が開き、ソフトウェアインス
トールの許可を求められます。
注記
同じ保存場所にあるリビジョン B.02.01 から B.02.04 の Agilent Lab
Advisor は自動的にアップグレードされます。既存のデータは Lab Advisor
B.02.05 へ移行されます。
注記
B.02.01 より前のリビジョンの Lab Advisor の既存データは、リビジョン
B.02.05 のインストール中に破棄されます。
6 [はい]をクリックし、インストールを続けます。
インストールステータスバーにインストールの経過が表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
15
2
インストール
ハードディスクへのインストール
インストールが問題なく完了すると、以下の画面が表示されます。
7 [完了]をクリックしてセットアップウィザードを終了します。
インストール適格性評価
1 Agilent インストール適格性評価を起動します。
[Windows スタートメ
ニュー]> > [すべてのプログラム]> > [Agilent Lab Advisor]>
> [Installation Qualification]にアクセスします。
16
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
ハードディスクへのインストール
2
[Qualify]をクリック
2 インストール適格性評価(IQ)を開始するには、
します。
インストール適格性評価レポートはブラウザウィンドウに表示され、印
刷できます。後からレポートを見るには、\Program Files\Agilent
Technologies\Lab Advisor\IQTool\IQProducts\Agilent Lab Advisor\
Reports にアクセスします。
図 1
インストール適格性評価レポート
Lab Advisor ユーザーマニュアル
17
2
インストール
ハードディスクへのインストール
ライセンスキーの追加
追加された Lab Advisor の機能はそれぞれのライセンスキーを入力すると
ロックを解除できます。
1 Lab Advisor ソフトウェアを起動し、
[コンフィグレーション]> >
[ライセンス]へ移動します。
図 2
コンフィグレーションのライセンス
[追加]をク
2 [ライセンスキー]フィールドにライセンスキーを入力し、
リックして有効にします。
複数のライセンスキーがある場合は手順を繰り返してください。
18
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
2
CD-ROM からの Lab Advisor の実行
CD-ROM から Lab Advisor を実行する場合、プログラムファイルはローカ
ルハードディスクにコピーされません。ただし、作成したデータはすべて
ローカルハードディスク上のフォルダー C:\ProgramData\Agilent Lab Advisor\ AgilentLabAdvisorData\ 内に保存されます。
1 Lab Advisor インストール CD-ROM をドライブに挿入します。
2 CD-ROM のルートディレクトリにある Instant Diagnostic をダブルク
リックします。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
19
2
インストール
アプリケーションとアドオンのインストール
アプリケーションとアドオンのインストール
拡張子が .LAX の Lab Advisor 拡張機能ファイルを使用し、[コンフィグ
レーション]画面からアプリケーションとアドオンをインストールします。
注記
アプリケーションとアドオンをインストールするには、管理者権限が必要で
す。
1 ナビゲーションパネルのグローバルタスクセクションで、[ コンフィグ
レーション ] をクリックします。
[ コンフィグレーション ] 画面が表示されます。
2 [Apps & アドオン]画面に移動するには、
[コンフィグレーション]―
[Apps & アドオン]をクリックします。
図 3
コンフィグレーション内の Apps & アドオン
[コンフィグレーション]― [Apps & アドオン]画面にインストール済
みのアプリケーションとアドオンが表示されます。アクティブなアドオ
ンのチェックボックスはオンになっています。
20
Lab Advisor ユーザーマニュアル
インストール
アプリケーションとアドオンのインストール
2
3 [Apps / アドオンのインストール ] をクリックします。
ファイル選択ダイアログボックスが表示され、インストールするアプリ
ケーションまたはアドオンを選択できます。
4 Apps / アドオンファイルを含むフォルダーに移動して .LAX ファイルを
選択し、[ 開く ] をクリックして Apps / アドオンをインストールしま
す。
5 Lab Advisor をシャットダウンするよう表示されたら、
[はい]をクリッ
クします。
Lab Advisor がシャットダウンされ、Apps/ アドオンのインストールが
開始されます。
インストールが終わると、新しくインストールされた Apps/ アドオンが
[コンフィグレーション]― [Apps & アドオン]画面の該当するリスト
内に表示されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
21
2
22
インストール
アプリケーションとアドオンのインストール
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
3
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
25
システム概要
29
システム階層
29
新しいシステムの追加
30
システムプロパティの変更
34
システムの削除
35
新しいシステムグループの追加
36
システムグループの削除
36
グループ間のシステムの移動
37
デバイスの詳細をクリップボードへコピー
高速接続
38
コンフィグレーション
39
ソフトウェアのコンフィグレーション
ライセンス
40
トレーサビリティ
42
37
39
Apps
45
診断カタログ
45
データ共有
46
Lab Advisor Relay Service ダッシュボード
ファームウェアの更新
ログと結果
47
48
サービスと診断
51
システムレポート
53
機器コントロール(LC と CE)
EMF(LC と CE)
46
56
61
Agilent Technologies
23
3
Lab Advisor の使用
アプリケーションとアドオンのインストール
この章では、Lab Advisor ユーザーインターフェイスについて説明
し、利用可能な機能の詳細を示します。
24
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
3
ナビゲーション
Lab Advisor ユーザーインターフェイスは 6 つのメインエリアに分かれて
います。このエリアの内容は Agilent Lab Advisor ソフトウェア内での画
面選択によって変化します。
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図 4
Lab Advisor ユーザーインターフェイス
タイトルバー
タイトルバーには、システム概要画面で設定したシステムのうち、現在選
択中のシステムが表示されます。最大化、最小化および Agilent Lab
Advisor アプリケーションを閉じるボタンも含まれます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
25
3
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
ナビゲーションパネル
ナビゲーションパネルでは、Lab Advisor ソフトウェアの複数の画面間の
主要なナビゲーションを行います。ナビゲーションパネルには4つのエリ
アがあります。
• グローバルタスクはシステムに依存しない画面から成り、各画面には、
設定したシステムやシステムの現在の状態に左右されない情報またはコ
ンフィグレーションが表示されます。
• システムタスクは、システムごとに異なり、選択したシステムによって
変わります。選択したシステムの名前は、システムタスクのヘッダーと
タイトルバーに表示されています。
• 機器タスクは、機器ごとに異なり、選択した機器によって変わります。
機器の名前は、機器タスクのヘッダーに表示されています。
26
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
3
• ナビゲーションパネルの最下部には、ソフトウェアと各画面の情報を記
載したヘルプトピックスがあります。状況依存のヘルプトピックスに
も、F1 をクリックしていつでもアクセスできます。
ナビゲーションパネルは、上部タスクバーにある最小化アイコンをクリッ
クすると最小化できます。
インフォメーションパネル
インフォメーションパネルには、選択中の画面と Agilent Lab Advisor ソ
フトウェアのバージョンについての情報があります。トレーサビリティ機
能を使用中の場合は、現在ログイン中のユーザーに関する情報もインフォ
メーションパネルに表示されます。
アプリケーションパネル
この一次領域には、Agilent Lab Advisor ソフトウェアのナビゲーション
パネル内で選択した複数の画面が表示されます。より詳細な情報について
は、各アプリケーションを参照してください。
グループコントロール
ソフトウェアコンフィグレーションでシステムのグループ化が有効になっ
ているときは、このコントロール画面で、システムグループの切り替え、
新しいシステムグループの追加、既存グループの削除ができます。
アクションパネル
アクションパネルには、選択した画面に適用される追加のボタンやアク
ションを表示できます。これらは選択した画面全体に適用されます。画面
内の個々の項目に適用されるボタンやアクションは、画面そのものに表示
されます。
ステータスバー
Lab Advisor ユーザーマニュアル
27
3
Lab Advisor の使用
ナビゲーション
ステータスバーの左側には、接続に関する情報が表示されます。右側には、
Agilent Lab Advisor リビジョン、ライセンスレベル、ライセンス使用状
況が詳しく表示されます。
28
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
システム概要
システム概要画面では、設定および接続されている全システムの状態をす
ばやく確認できます。システム概要画面は、システムタスクのメイン選択
画面でもあります。
図 5
システム概要
システム階層
Lab Advisor は 3 つの階層レベルを認識します。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
29
3
Lab Advisor の使用
システム概要
システム
システムは最も高い階層レベルです。システムは
1 つまたは複数の機器を含み、それぞれの機器が
固有の通信アドレスを持っています。たとえば、
ELSD 検出器の付いた LC システムや LC/MS システ
ムなどです。システムアイコンは常に同じです。
機器
機器は、Lab Advisor への固有の接続アドレスを
持つことが特徴です。機器は、モジュール型 LC
システムのように、複数のデバイスから構成され
ることがありますが、デバイスはすべて単一の接
続アドレスを通じて Lab Advisor と通信します。
それぞれの機器に、固有のアイコンがあります。
デバイス
デバイス(モジュールと呼ぶこともあります)と
は機器の構成要素で、たとえばモジュール型 LC
システムにおけるポンプ、サンプラ、検出器です。
それぞれのデバイスタイプに、固有のアイコンが
あります。
新しいシステムの追加
1 [システム概要]画面のアクションパネルで、
[システムの追加]をク
リックします。
30
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
[システムの追加]ダイアログボックスが表示されます。
2 [機器名]フィールドに名前を入力します。
注記
システムが 1 つの機器から構成されているときは、[機器名]が[システム
名]フィールドにコピーされます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
31
3
Lab Advisor の使用
システム概要
3 [機器アドレス]フィールドに接続詳細を入力します。
注記
[機器アドレス]は、IP アドレスやホスト名です。シリアルケーブルを使って
接続しているときは COM ポートです。
4 [機器タイプ]の下向き矢印をクリックし、追加する機器タイプをリス
トから選択します。デフォルト設定は[Agilent LC/CE]です。追加の
機器タイプはそれぞれのアドオンがインストールされると利用可能にな
ります。
注記
デフォルトでは、[機器タイプ]ドロップダウンリストには[Agilent LC/CE]
しか含まれません。追加の機器タイプは、それぞれのアドオンのインストール
により、追加できます(『「アプリケーションとアドオンのインストール」20
ページ』参照)。
5 システムが複数の機器から構成されているときは、
[機器の追加]をク
リックし、前述のように詳細を入力します。
32
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
注記
3
次の機器を追加するとすぐに、[システム名]フィールドが有効になり、シス
テム名を編集できます。
[システムの追加]ダイ
6 [OK]をクリックしてシステムの追加を終了し、
アログボックスを閉じます。
システムが[システム概要]に表示され、Lab Advisor がシステムへの
接続を試みます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
33
3
Lab Advisor の使用
システム概要
システムプロパティの変更
既存システムの名前または接続アドレスの変更、その他の情報の追加、シ
ステムの自動 [ 再接続 ] 機能のアクティブ化が可能です。
1 [ システム概要 ] 画面でシステムをクリックして選択します。
2 アクションパネルで[システムプロパティ]をクリックします。
または
システム上で右クリックし、コンテキストメニューから[プロパティ]
を選択します。
[システムプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
34
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
[システムグループ]フィールドが表示されるのは、
[コンフィグレー
ション]- [ソフトウェア]画面の [グループを有効]チェックボック
スがオンになっている場合のみです。
3 [ システムプロパティ ] ダイアログボックスでパラメータを追加または
変更します。
注記
[ 再接続 ] チェックボックスがオンになっている場合、Agilent Lab Advisor
を起動させたときに自動的にシステムへの接続を行います。この機能は、[ シ
ステム概要 ] でコンフィグレーションされているすべてのシステムに対して同
時にアクティブにすることができます。
4 [ 適用 ] をクリックして変更を登録し、[ システムプロパティ] ダイアロ
グボックスを閉じます。
システムの削除
1 [ システム概要 ] 画面でシステムをクリックして選択します。
2 [ アクションパネル ] で [ システムの削除 ] をクリックします。
システムが [ システム概要 ] から削除されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
35
3
Lab Advisor の使用
システム概要
注記
システムに対して収集されたデータは [ ログと結果 ] アプリケーションでこ
れまで通り使用できますが、割り当てられていないシステムとしてリストされ
ます。
[ システム概要 ] から削除されたシステムでも、インストールされているライ
センスのモジュールリミットのカウントに含まれます。モジュールを完全に削
除するには、『「ハードウェアモジュールを完全に削除」41 ページ』を参照して
ください。
新しいシステムグループの追加
注記
システムグループコントロールが使用できるのは、[ コンフィグレーション ]
- [ ソフトウェア ] 画面の [ グループを有効 ] チェックボックスがオンに
なっている場合だけです。
1 グループコントロールの右側にある
をクリックします。
新規システムグループタブがデフォルト名で追加されます。
2 新しいタブを右クリックし、コンテキストメニューから [ 名前の変更 ]
を選択して、デフォルトの名前を新しい名前で上書きします。
または
新しいタブをダブルクリックして、デフォルトの名前を新しい名前で上
書きします。
3 [ システムの追加 ] をクリックして、
[ システムの追加 ] ダイアログボッ
クスを表示します。ここから新しいシステムグループにシステムを追加
できます。
システムグループの削除
注記
36
システムが含まれるシステムグループを削除することはできません。グループ
を削除する前に、システムを別のグループに移動してください(『
「グループ間
のシステムの移動」37 ページ』を参照)
。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システム概要
3
1 削除するシステムグループのタブを右クリックします。
2 コンテキストメニューから [ 削除 ] を選択します。
システムグループが空の場合は、削除されます。グループにシステムが
含まれる場合は、メッセージが表示されます。
グループ間のシステムの移動
1 システム概要で、移動するシステムを選択し、[ システムプロパティ ]
をクリックします。
または
システム概要で、移動するシステムを右クリックし、コンテキストメ
ニューから [ プロパティ ] を選択します。
[ システムプロパティ ] ダイアログボックスが表示されます。
2 [ システムグループ ] 下向き矢印をクリックして、システムを移動する
ターゲットグループを選択します。
3 [ 適用 ] をクリックします。
システムが既存のグループから新しいグループに移動され、[ システム
プロパティ ] ダイアログボックスが閉じます。
デバイスの詳細をクリップボードへコピー
デバイスの [ システム情報 ] セクションにある詳細を、他のアプリケー
ションへのコピーアンドペーストに使用できると便利な場合があります。
1 [ システム概要 ] 画面でシステムをクリックして選択します。
2 システムモジュールがリストに表示されていない場合、 をクリックし
て表示します。
3 詳細をコピーするモジュールで右クリックし、コンテキストメニューか
ら [ 詳細をクリップボードにコピー ] を選択します。
デバイス情報がクリップボードにコピーされ、メモ帳、ワードパッド、
Microsoft Office アプリケーションなどの別のアプリケーションに貼り
付けできます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
37
3
Lab Advisor の使用
システム概要
高速接続
システムのサービスにモバイルラップコンピュータを使用する場合は、シ
リアルケーブル(RS232)を使用して高速接続を確立できます。
1 システムと PC をシリアルケーブルで接続します(USB- シリアルアダプ
タ p/n 8121-1013 が必要になる場合があります)。シリアルケーブルは、
最も多くのデータを提供するモジュール(通常は検出器)に接続しま
す。
2 アクションパネルの[シリアルケーブル接続]をクリックします。
Lab Advisor はインストールされたシステムに利用可能な COM ポートを
すべて検索し、自動で[システム概要]画面に追加します。
注記
38
この機能は、LAN アクセスのないシステムを接続する場合に便利です。ラップ
トップの内部 IP アドレスの再構成や BootP サーバのセットアップを行わな
くても、LAN カードコンフィグレーション、MAC アドレス、IP アドレスなど
のデータに簡単にアクセスできるからです。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
3
コンフィグレーション
アプリケーション全体に渡る設定、情報、ツールには、[ コンフィグレー
ション ] 画面からアクセスできます。
ソフトウェアのコンフィグレーション
[ ソフトウェア ] コンフィグレーションでは Lab Advisor ソフトウェアに
よって生成されるデータへの [ パス ] を指定します。パス設定はできませ
ん。また、使用するオペレーティングシステムやインストールのタイプ
(USB スティックまたはハードドライブ)に依存します。
データのインポート / エクスポート
コンフィグレーションされているシステムとその対応するデータを配布す
るには、Lab Advisor システムからデータをエクスポートして、他のシス
テムにインポートします。この機能は、バックアップソリューションとし
ても使用できます。エクスポートされた .ZIP ファイルが安全な場所に保
管されます。
トレース
Lab Advisor ソフトウェアから予期しない動作が観察された場合は、
Agilent Technologies の技術者が問題を特定しやすいようにトレースファ
イルを生成できます。
すべての機器通信データの連続収集をオンにすることもできます。この記
録フォームは、現在の Lab Advisor セッションが終了するとオフになりま
す。
言語
Lab Advisor ソフトウェアは、英語、中国語、日本語をサポートします。
言語は通常、ソフトウェアのインストール中に選択します。ただし、[ ソ
フトウェア ] コンフィグレーション画面で適切な言語を選択することによ
Lab Advisor ユーザーマニュアル
39
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
り、言語を後から変更できます。言語を変更したら、新しい設定を有効に
するためにソフトウェアを再起動する必要があります。
[ システムグループ ]
Lab Advisor B.02.03 ではシステムのグループ化(研究室ごとなど)をサ
ポートしています。最大 25 のシステムを1つのグループにまとめることが
できます。各システムには、最大 50 のデバイスを含めることができます。
定義できるグループの数に制限はありません。
システムのグループ化をオンにするには、[ グループ化を有効 ] チェック
ボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、システ
ム概要とレビュークライアントのアプリケーションパネルに、グループコ
ントロール(
『「グループコントロール」27 ページ』を参照)が追加されま
す。
ライセンス
Lab Advisor B.02.xx のライセンス方式が、前のバージョンから変更され
ています。コンフィグレーションされている各デバイスの、[ タイプ ] と
[ シリアル番号 ] の一意の組み合わせが、ソフトウェアのライセンスモ
ジュールでカウントされ、追跡されます。コンフィグレーションされてい
るデバイスごとに、有資格デバイスの総数からライセンスが差し引かれま
す。ライセンスのステータスは、ステータスバーで追跡できます。
前のバージョンの Lab Advisor および Lab Monitor & Diagnostic ソフト
ウェアに対して取得された Lab Advisor ライセンスは、Lab Advisor
B.02.xx にも有効で、
『41 ページ 表 4』に従って変換されます。
40
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
表 4
Lab Advisor のライセンス
製品番号
説明
HW モジュー
ル
差し替え
M8550A
Agilent Lab
Advisor アドバ
ンス
10
G4800AA, G4809AA
M8551A
5 アドオン HW モ
ジュール *
5
G4801AA
M8552A
25 アドオン HW
モジュール *
25
G4802AA
M8553A
50 アドオン HW
モジュール *
50
G4803AA
M8554A
100 アドオン HW
モジュール *
100
新規
M8555A
Agilent Lab
Advisor ベー
シック
10
Agilent Instrument
Utilities LC/CE
M8556A
Agilent Lab
Advisor アドバ
ンス 1 年ライセ
ンス
無制限
新規
*
3
M8550A のインストールが必要
リストされた製品番号の任意の組み合わせが可能です。ある製品番号を複
数回インストールすることも可能です。それぞれの一意のライセンス番号
が、サポートされるモジュールの数に追加されます。
ハードウェアモジュールを完全に削除
ハードウェアモジュールの使用を中止するか、システムから取り外すとき
は、
[コンフィグレーション]画面の[ライセンス]タブにある[HW モ
ジュールを完全に削除]をクリックすると、Agilent Lab Advisor のライ
Lab Advisor ユーザーマニュアル
41
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
センスカウントからハードウェアモジュールを完全に削除できます。[HW
モジュールを完全に削除]は、[システム概要]画面で全システムが切断さ
れている場合のみ有効になります。[HW モジュールの削除]ウィンドウに
は、ライセンスリミットに関係するすべてのモジュールがリストとして表
示されます。適切なモジュールを選択し、[OK]を押すと、選択したデバイ
スが完全に削除されます。
注記
デバイスを完全に削除すると、デバイスに属するデータもすべて完全に削除さ
れます。
トレーサビリティ
ソフトウェアの [ トレーサビリティ ] 機能によって、Lab Advisor の使用
が記録され、どのユーザーがいつどんな手順を実行したかが継続して追跡
されます。情報は [ ログと結果 ] に書き込まれ、印刷結果に含まれます。
[ データ共有 ] 機能を使用する場合は、トレーサビリティデータもアップ
ロードされます。
42
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
3
トレーサビリティレベル
Lab Advisor には 3 段階のトレーサビリティレベルがあります。トレーサ
ビリティレベルの変更には管理者権限が必要です。初期設定の場合、ユー
ザー Admin がパスワード Admin を使用してセットアップされます。最初の
ログイン後、許可されていないアクセスを防止するため、このパスワード
を変更します。
デフォルトレベルは [ トレーサビリティなし ] です。この場合、ユーザー
は、ライセンスに応じて Lab Advisor ソフトウェアのあらゆる部分にアク
セスできます。このレベルでは、[ ログと結果 ] または印刷にユーザー名
が追加されません。
[ ミディアムトレーサビリティ ] では、ユーザーをドロップダウンリスト
から選択する必要があります。パスワードは不要で、登録や有効化をユー
ザー自身で行えます。選択したユーザー名が印刷と [ ログと結果 ] に追加
されます。
[ フルトレーサビリティ ] では、ユーザーが一意のパスワードを使ってロ
グインする必要があります。ユーザーが Lab Advisor ソフトウェアにアク
セスするには、最初に管理者からアクセス許可を得る必要があります。
新規ユーザーの設定
Lab Advisor のレポートと [ ログと結果 ] にユーザー名を表示するには、
ユーザーの設定が必要です。この設定は [ コンフィグレーション ] 画面の
[ トレーサビリティ ] タブで行います。
1 [ トレーサビリティ ] 画面の右下にある [ 追加 ] をクリックします。
[ 連絡先の追加 ] ダイアログボックスが表示されます。
2 レポートに印刷するユーザー名と、任意でユーザーの電子メールアドレ
スおよび電話番号を入力します。
この情報は、[ ステータスレポート ] の [ ユーザー ] セクションに含ま
れます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
43
3
Lab Advisor の使用
コンフィグレーション
あるいは、[ ログイン ] ボックスの [ 新規ユーザーの登録 ] をクリックし
て、新規ユーザーを追加することもできます。
[ フルトレーサビリティ ] が有効のときは、ユーザーが Lab Advisor を使
う前に、管理者がユーザーを承認する必要があります。
44
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
Apps
3
Apps
Apps は、システムに関連しない特定のタスクを実行するための小さいアプ
リケーションです。
診断カタログ
診断カタログ
図 6
診断カタログアプリケーション
診断カタログは、各 Lab Advisor プロダクトレベルにおける各モジュール
の、すべてのテスト、キャリブレーション、ツール、機器コントロール、
Lab Advisor ユーザーマニュアル
45
3
Lab Advisor の使用
Apps
EMF カウンターのカタログです。リストは、
[デバイスクラス](機器かモ
ジュールタイプ)
、[デバイスタイプ]、
[プロダクトレベル]でフィルタリ
ングされます。選択したプロダクトレベルにおける選択したモジュールの
診断カタログは、
[結果]テーブルに 3 列で表示されます。
• 選択したプロダクトレベルの Lab Advisor で使用できる[テスト]、
[キャリブレーション]、
[ツール]
• 選択したプロダクトレベルの Lab Advisor の[機器コントロール]画面
に表示される[コントロール]
• 選択したプロダクトレベルの Lab Advisor の[EMF]画面に表示される
[EMF カウンター]
テスト、キャリブレーション、ツールについては、[結果]テーブルの下部
にある[詳細]パネルに、簡単な説明があります。テスト、キャリブレー
ション、ツールについてのより詳細な情報を入手するには、名前をダブル
クリックし、オンラインヘルプを表示してください。
選択した診断カタログを印刷するには、[印刷]をクリックします。
データ共有
Lab Advisor のアドバンスバージョンにある [データ共有]機能を使用す
ると、複数の Lab Advisor インストールで、収集した機器情報とデータを
1 つのアップロードフォルダーにアップロードし、情報やデータを同期す
ることができます。
[データ共有]アプリケーションの詳細は、『
「Lab Advisor データ共有」63
ページ』を参照してください。
Lab Advisor Relay Service ダッシュボード
Lab Advisor Relay Service は、ネットワークの境界を越えて TCP/IP 経
由の LICOP プロトコルを使用して、Agilent HPLC 機器に接続できるよう
設計されています。
Lab Advisor Relay Service ダッシュボード アプリケーションと Lab
Advisor Relay Service の詳細は、
『Lab Advisor IT 管理者ガイド』を参
照してください。
46
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ファームウェアの更新
3
ファームウェアの更新
Lab Advisor は、デバイス内部のソフトウェア(ファームウェア(FW)と
呼びます)の更新に使用できます。
[ファームウェアの更新]画面には、[システム概要]画面で設定したすべ
てのシステムがリストされます。このシステムのデバイスを別々に、ある
いはシステム全体を一度に更新できます。複数のシステムを一度に更新す
ることもできます。FW 更新を開始するには、ナビゲーションパネルのグ
ローバル画面セクションにある[ファームウェアの更新]タブを選択しま
す。
図 7
Lab Advisor のファームウェアの更新
Lab Advisor ユーザーマニュアル
47
3
Lab Advisor の使用
ログと結果
ログと結果
[ログと結果]画面に、設定したデバイスから収集されたデータが表示され
るので、システムやデバイスのステータスを簡単に確認できます。
[ログと結果]データには次が含まれます。
• テスト結果
• エラー情報
• ファームウェアリビジョンと更新
• EMF 変更
• メンテナンスログエントリ
ログの各行には、モジュール識別子(タイプとシリアル番号)、情報タイ
プ、説明、タイムスタンプが表示されます。[トレーサビリティ]機能を使
用しているときは、ユーザーが作成したデータがユーザー名とともに
[メッセージ]フィールドに記録されます。
48
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
ログと結果
図 8
3
Lab Advisor ログと結果
全体をすばやく確認するため、データを[機器]、
[デバイス]、
[ソース]、
[時間]でフィルタリングできます。[デバイス]と[ソース]は複数選択
に対応しており、Ctrl を押しながらフィルター内の必要なデータをクリッ
クすると選択できます。
図 9
ログと結果フィルター
[ログと結果]画面には 2 つの操作モードがあります。デフォルトモード
は[デバイス表示]で、システムごとにデバイスがリストされ、デバイス
Lab Advisor ユーザーマニュアル
49
3
Lab Advisor の使用
ログと結果
ごとに情報が表示されます。もう 1 つのモードは[時間表示]で、タイム
スタンプごとにデータが表示およびソートされます。このため、システム
全体のデータ配列の概要を確認できます。
[ログエントリーの追加]をクリックすると、デバイスにログエントリを追
加できます。ログエントリは、デバイスのメインボードに保存されます。
[ログテンプレート](編集可能)を選択するか、[ログ]フィールドに独自
のテキストを入力できます。デバイスに書き込める情報の上限は 50 文字
です。ここには通常、メンテナンスログデータを入力します。
内蔵フィルターでフィルタリングしたデータは、ZIP 形式でエクスポート
して配信できます。これは通常、遠隔地のエンジニアがシステムからの
データを評価する必要がある場合に役立ちます。[外部データの読み込み]
をクリックすると、ZIP ファイルの保存場所に移動し、エクスポートした
データを読み込めます。
注記
50
[外部データの読み込み]を使って、LRS ファイルを読み込むこともできます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
サービスと診断
3
サービスと診断
[サービス & 診断]画面では、Lab Advisor ソフトウェアの手順(テスト、
キャリブレーション、ツール)を管理します。手順を選択するには、デバ
イスを選択した後、リストから手順を選択します。
図 10
Lab Advisor サービス & 診断
使用する手順のタイプを絞り込むと、より的確に概要を把握できます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
51
3
Lab Advisor の使用
サービスと診断
図 11
サービス & 診断フィルター
テスト
テストは、合否判定を行うための手順で、テストの結果をあらかじめ定義
したリミットと比較します。テストの例としてポンプ圧力テストがありま
す。
キャリブレーション
デバイスの内部キャリブレーションを補正する必要がある場合は通常、
キャリブレーション手順を使用します。キャリブレーションの例として検
出器波長キャリブレーションがあります。制御された環境で作業を行って
いる場合、この種類の手順には確認が必要です。確認には通常、システム
適合性テストが使用されます。
ツール
ツールは、サポート機能を備え、完了したときに合否判定を行わない手順
です。
52
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システムレポート
3
システムレポート
Lab Advisor の[システムレポート]画面には、システム内のデバイスの、
システム全体にわたる概要が表示されます。
[システムレポート]には、次の情報が含まれます。
• Lab Advisor ソフトウェア情報
• 連絡先情報
• PC 情報(オプション)
• システムコンフィグレーション
• ログブック
• EMF カウンター
• テスト結果
• 機器の実測値(オプション)
[システムレポート]に含まれる情報は、システムの文書化や、システムの
トラブルシューティングをする際、遠隔地のエンジニアとの診断情報の共
有に使用することができます。
[システムレポート]画面では、連絡先情報、会社、ログと結果、PC 情報
を含む[一般]タブと、システム内の各機器のタブの、少なくとも 2 つの
タブに情報が表示されます。機器タブでは、レポートに含める機器の固有
情報を選択できます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
53
3
Lab Advisor の使用
システムレポート
図 12
Lab Advisor システムレポート設定
連絡先と会社情報は、トラブルシューティング中に遠隔地のエンジニアに
レポートを送信する際、簡単かつ正確な身分証明として役立ちます。
各デバイスに保存されたログと結果の情報は広範にわたる可能性があり、
データ量を減らすため、データを時間でフィルタリングできます。
[PC 情報を含む]チェックボックスをオンにすると、PC にインストールさ
れた Agilent プログラムのリストがレポートのために生成されます。この
リストには、Agilent で始まるすべてのプログラムが含まれます。
機器実測値は、レポートの作成時点でシステムに読み込まれている設定値
です。CDS にメソッドが読み込まれている(かつ変更されていない)場合、
Lab Advisor はその設定をレポートできます。ただし、
[ステータスレポー
ト]の受信者が、メソッド情報を閲覧できることにご留意ください。
54
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
システムレポート
図 13
3
システムレポート例
Lab Advisor ユーザーマニュアル
55
3
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
機器コントロール(LC と CE)
[機器コントロール]画面では、CDS を動作させなくても、接続したシステ
ムをコントロールできます。これは、内蔵の診断テストで最終的な回答が
得られない、複雑な診断をする状況で役立つことがあります。
ベーシックバージョンの[機器コントロール]では機能制限がありますが、
アドバンスバージョンでは、コントロールのフルセットと、自由に設定可
能なシグナルプロットが提供されます。
[機器コントロール]画面の返信パネルには、デバイスから生成された返信
が表示され、使用したコントロールが受け入れられたことを確認できます。
ここには、最新の返信 3 件のみが表示されます。返信履歴をすべて得るに
は、アクションパネルの[セッション結果の保存]をクリックします。返
信履歴が保存され、
[ログと結果]画面で見ることができます。
56
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
3
実測ステータス情報
各デバイスは、コントロールパネルに別々に表示され、実測値情報を提供
します。表示する実測値がデバイスに複数ある場合、[ 詳細 ] リンクから
アクセスできます。
コントロール
[コントロール]セクションを展開すると、デバイスを幅広くコントロール
できるボタン一式が利用可能になります。ここには、設定値、コントロー
ル、スペシャルコマンド、モジュール情報が含まれます。ボタンをクリッ
クすると、アクションに対する返信(返信受け入れまたは返信エラー)が
返信パネルに表示されます。設定値には、デバイスにすでに読み込まれて
いる値が初期値として表示されます。設定値を変更すると、表示される値
が変わります。設定値が変更されたときは、[送信]をクリックし変更を確
定する必要があります。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
57
3
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
図 14
機器コントロールのコントロールセクションの例
シグナルプロット
シグナルプロットは、システムの特定の機能をリアルタイムでモニタする
際に使用します。コントロールと組み合わせると、経験豊富なユーザーに
非常に有益なトラブルシューティング情報が提供されます。また、タスク
の進行状況のモニタや完了の確認、時間の節約にも利用できます。
アクションパネルの [ シグナルコンフィグレーション ] をクリックして、
モニタするシグナルを設定します。システムに利用できるすべてのシグナ
ルが示された [ シグナルコンフィグレーション ] ダイアログボックスが表
示されます。シグナルを選択するには、チェックボックスをオンにして、
[OK] をクリックします。
58
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
3
選択したシグナルが、“ レーン ” モードでシグナルプロットに表示され
ます。“ レーン ” モードでは、ウィンドウの利用可能領域が、設定した
シグナルの数で分割されます。このため、各シグナルのウィンドウサイズ
は制限されますが、すべてを簡単に区別できます。また、各スケールがプ
ロットの左側に表示されます。
その他のスケール調整パラメータを選ぶには、シグナルウィンドウを右ク
リックすると表示されるコンテキストメニューから、[ 自動スケール調整 ]
を選択します。使用可能なスケール調整オプションがサブメニューに表示
されます。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
59
3
Lab Advisor の使用
機器コントロール(LC と CE)
マウスポインターを使うと、スケールを直接スクロールできます。変更す
るスケールをクリックし、スクロールホイールを使ってスケールを変更し
ます。スケールの位置は、スクロールホイールを押しながらマウスを前後
に動かすことによっても変更できます。
さらに、スケール固定ウィンドウの指定も可能です。スケールをダブルク
リックして [ スケール ] ダイアログボックスを開き、スケール範囲やス
ケールの開始値を入力します。
60
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor の使用
EMF(LC と CE)
3
EMF(LC と CE)
Agilent Technologies LC 機器は、1995 年に 1100 システムを導入して以
来、Early Maintenance Feedback(EMF)機能に対応しており、現在もこの
機能に対応しています。EMF は、デバイスの使用状況を監視し、利用ごと
のメンテナンスを容易にすることで、メンテナンスコストを最小限に抑え
ます。
EMF カウンターの読み取りとリセットは、ベーシックとアドバンスどちら
のソフトウェアバージョンでも行えますが、アドバンスバージョンではさ
らに、リミット値の有効化と設定が可能です。Lab Advisor は Agilent 推
奨の EMF リミット値を提供します。このリミット値は、標準的な研究所の
条件下での測定をもとに決定されていますが、アプリケーション、ユー
ザー、サイト固有の条件は考慮していません。システムコンポーネントの
寿命を最大化するには、経験に基づく調整が必要な可能性があります。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
61
3
Lab Advisor の使用
EMF(LC と CE)
図 15
Lab Advisor 内の EMF
EMF 画面を使うと、存在するすべてのカウンターを閲覧でき、また、より
詳細に概要を確認したいときは、有効化されたリミット値を持つカウン
ターのみをフィルタリングできます。
62
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor ユーザーマニュアル
4
Lab Advisor データ共有
データ共有の一般的な使用例
データ共有の設定
65
67
データ共有フォルダーからのデータのインポート
データ共有レビュークライアント
69
70
この章では、Lab Advisor データ共有アプリケーションの設定と使
用方法について説明します。
Agilent Lab Advisor アドバンスソフトウェアにはデータ共有機能があり
ます。共有機能を使用すると、Lab Advisor は、収集した機器情報やデー
タを Windows ネットワーク共有の任意の場所にある 1 つのアップロード
フォルダーにアップロードし、同期することができます。
Agilent Technologies
63
4
Lab Advisor データ共有
EMF(LC と CE)
図 16
64
データ共有アプリケーション
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有の一般的な使用例
4
データ共有の一般的な使用例
Lab Advisor アドバンスのレビュークライアントを使って、機器
性能のモニタリングを集約する
この例では、すべての機器コントローラに Lab Advisor アドバンスソフト
ウェアが搭載されています。機器コントローラはログと結果を自動的に
データ共有フォルダーにアップロードします。ラボの管理者は、Lab
Advisor アドバンスのレビュークライアントを使って、ラボ内の任意の機
器の診断データをすべて確認することができます。これにより、ラボの管
理者はシステムの性能のモニタリング、計画的な予防保全を行い、システ
ムを良好な動作環境に保つことができます。
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図 17
.%ᯏེ
ࠠࡖࡇ࡜࡝࡯㔚᳇ᵒേ
複数の Lab Advisor アドバンスから中央のデータ共有フォルダー
へのデータアップロード
Lab Advisor アドバンスノートパソコンを使用する社内サポート
グループ
この例では、各機器コントローラ PC 上に必要なのは Lab Advisor ベー
シックのみです。ただし、社内サポートグループのメンバーは、Lab
Lab Advisor ユーザーマニュアル
65
4
Lab Advisor データ共有
データ共有の一般的な使用例
Advisor アドバンスが使用可能なノートパソコンを、サービスを提供する
ラボの機器に接続し、テストやキャリブレーションを実行し、生成された
データをネットワーク上のデータ共有フォルダーと同期します。別のサ
ポートグループメンバーが Lab Advisor アドバンスを使ってこのラボの機
器に接続すると、この機器の前回の測定データとテスト結果がすべて、集
中管理されたデータ共有フォルダーから自動的にダウンロードされ、新し
いデータと結果がアップロードされます。
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%&5ࠦࡦࡇࡘ࡯࠲
図 18
66
サポートノートパソコンのログと結果の同期
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有の設定
4
データ共有の設定
データ共有フォルダー
データ共有フォルダーは Windows ネットワーク共有上に保存することがで
きます。ドライブ名の指定またはネットワークの位置の指定もできます。
図 19
注記
[データ共有フォルダー]ダイアログボックス
Lab Advisor アドバンスのユーザーは、データ共有フォルダーに書き込みのア
クセス権限が必要です。
データ同期
ドロップダウンリストから、最適な同期動作を選択します。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
67
4
Lab Advisor データ共有
データ共有の設定
表 5
68
データ同期
設定
動作
使用例
なし
データや情報はデータ
共有フォルダーと交換
されません
デフォルト設定
スタートアップ時
セントラル レビューク
スタートアップ時、Lab
Advisor アドバンスは、 ライアント
設定したすべてのデバ
イスのログと結果の更
新を、データ共有フォ
ルダーからダウンロー
ドします
シャットダウン時
Lab Advisor アドバン
シャットダウン時、Lab
Advisor アドバンスは、 スを搭載したラボの PC
は、定期的にテスト
設定したすべてのデバ
イスのログと結果の更 (たとえば、ランプ強度
テスト)を実行します
新を、データ共有フォ
ルダーにアップロード
します
スタートアップ時と
シャットダウン時
Lab Advisor アドバン
スはログと結果をデー
タ共有フォルダーと双
方向に同期します
カスタマーサポートグ
ループのコンピュータ
は、誰がどの分析デバ
イスでテストを行なっ
たとしても最新の状態
に保たれます
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有フォルダーからのデータのインポート
4
データ共有フォルダーからのデータのインポート
図 20
データインポート ダイアログボックス
Lab Advisor のこのインスタンスで設定されていないデバイスの[ログと
結果]は、データ共有フォルダーからインポートできます。システム(た
とえば LC)やシステムグループのインポートが可能です。
『「新しいシステムグループの追加」36 ページ』が有効な場合、システムを
既存のグループにインポートできます。
注記
データ共有フォルダーからインポートする際、Lab Advisor はすべての設定デ
バイスとインポートデバイスに対して十分なライセンスを保有している必要が
あります。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
69
4
Lab Advisor データ共有
データ共有レビュークライアント
データ共有レビュークライアント
データ共有フォルダーにアップロードしたデータ一式にアクセスするには、
内蔵されたレビュークライアントを使います。レビュークライアントは、[
データ共有 ] アプリケーションから開始します。また、レビュークライア
ントは、システムの任意のアップロード済みデバイスの組み合わせに対応
しており、システムを横断してデータを比較できます。これは、問題があ
るシステムやデバイス、あるいは効率良く使用されていないシステムを見
つける際に役立ちます。
レビュークライアントには、アップロード共有でホストされたモジュール
の数に対応するライセンス数が必要です。[ システム概要 ] からシステム
を削除しても、使用可能なライセンスにはなりません。ライセンス数は、
通常の Lab Advisor のインストールで入力されたものが、レビュークライ
アントで再利用されます。そのため、たとえば 10 個のモジュールライセ
ンスをインストールしたときは、アップロード共有にアップロードされた
モジュールが 10 個未満の場合のみ、レビュークライアントを開始できま
す。
70
Lab Advisor ユーザーマニュアル
Lab Advisor データ共有
データ共有レビュークライアント
4
レビュークライアントにはいくつか使用方法があります。
• すべてのポータブル Lab Advisor が、データを同じフォルダーにアップ
ロードする。各ポータブル Lab Advisor が更新されたとき、レビューク
ライアントでデータプール全体を監視できる。
• 各ポータブル Lab Advisor が、固有のバックアップ用フォルダーを持
つ。レビュークライアントで共有フォルダーを変更すると、個別のユー
ザーのデータを見ることができる。
• 単一機器と接続されたローカル PC の Lab Advisor の場合、同期機能を
使用してデータをシステム固有フォルダーにアップロードする。これを
バックアップソリューションとして使用すると、共有フォルダーを変更
することで、レビュークライアントで各システムを別々に確認できる。
どの場合でも、レビュークライアントを開始するには、すべてのアップ
ロード済みモジュールに対して十分なライセンスが必要です。
ソフトウェアコンフィグレーションでシステムのグループ化が有効になっ
ているときは、システムグループを設定できます。グループコントロール
でグループを切り替えることができます。レビュークライアントで設定し
たグループは、システム概要で設定したグループの影響を受けません。
Lab Advisor ユーザーマニュアル
71
索引
索引
A
Apps
あ
45
C
COM ポート
32,
38
キャリブレーション
アクションパネル
27
アドバンスバージョン
アプリケーション
45
アプリケーションパネ
ル
27
7
early maintenance
feedback
61
EMF カウンター
EMF 変更
48
EMF
61
53
I
IP アドレス
32,
38
い
け
インストール
13
インストール適格性評
価
16
インフォメーションパネ
ル
27
結果
言語
LAN コンフィグレーショ
ン
38
LRS ファイル
50
M
MAC アドレス
38
PC 情報
53
R
RS232
72
お
27
38
サービス
最小化
再接続
か
外部データの読み込み
カタログ
45
機器アドレス
32
機器コントロール
機器情報
53
機器タイプ
32
機器名
31
機器
30
39
さ
51
27
34
50
し
き
P
48
39
高速接続
38
コマンド
57
コントロール
57
コンフィグレーション
48
オンラインヘルプ
27
こ
え
エラー情報
L
く
グループ
40, 71
グループコントロール
グローバルタスク
26
E
52
56
時間表示
49
シグナルコンフィグレーショ
ン
58
シグナル
58
シグナルスケール調整
59
シグナルプロット
58
システム概要
29
システムグループ
40
Lab Advisor ユーザーマニュアル
索引
システムコンフィグレーショ
ン
53
システム
30
システムタスク
26, 26
システムの削除
35
システムの追加
30
システムプロパティ
34,
34
システム名
31
システムレポート
53
自動再接続
34
使用許諾契約書
13
シリアルケーブル
38
シリアルケーブル接続
38
新規システム
30
新規ユーザー
43
診断カタログ
45
診断
51
た
す
と
スケール調整
ステータス情報
ステータスバー
59
57
28
せ
接続詳細
設定値
32
57
そ
ソフトウェアのコンフィグ
レーション
39
ソフトウェア要件
10
ソフトウェアリビジョ
ン
27
Lab Advisor ユーザーマニュアル
タイトルバー
タイプ
32
タスク
26,
ハードディスクへのインス
トール
13
パス
39
バックアップ
39
25
29
ふ
つ
ツール
52
て
データのインポート / エクス
ポート
39
データのエクスポート
50
テスト結果
48, 53
テスト
52
デバイス
30
デバイスの詳細
37
デバイスの詳細のコ
ピー
37
トレーサビリティ
42
トレーサビリティなし
トレース
39
トレースファイル
39
43
47
62
43
へ
ベーシックバージョン
ヘルプ
27
返信パネル
56
6
ほ
ホスト名
保存場所
32
14
み
ミディアムトレーサビリ
ティ
43
な
ナビゲーション
25
ナビゲーションパネル
ファームウェアの更新
ファームウェアリビジョ
ン
48
フィルター
49, 51,
フルトレーサビリティ
フルトレース
39
め
26
は
バージョン
5, 27, 56
ハードウェアモジュールの完
全削除
41
ハードウェアモジュールの削
除
41
ハードウェア要件
10
メンテナンスウィザー
ド
6
メンテナンス ログエント
リ
48
も
モジュール情報
モジュール表示
モジュール
30
57
49
73
索引
ゆ
ユーザーインターフェイ
ス
25
ユーザーの承認
44
よ
要件
10
ら
ライセンスキー
ライセンス
40
18
れ
レビュークライアント
レポート
53
連絡先情報
53
連絡先の追加
43
70
ろ
ログエントリーの追加
ログエントリー
50
ログエントリ
48
ログブック
53
ログ
48
74
50
Lab Advisor ユーザーマニュアル
索引
Lab Advisor ユーザーマニュアル
75
www.agilent.com
本書の内容
本書では、Lab Advisor B.02.05 の 2 つの
バージョン、Lab Advisor ベーシックと Lab
Advisor アドバンスについて説明します。
本書には、次の情報が記載されています。
• Lab Advisor B.02.05 の概要
• インストール
• Lab Advisor の使用
• Lab Advisor データ共有
© Agilent Technologies 2014
Printed in Germany
09/2014
*M8550-96004*
*M8550-96004*
M8550-96004
Agilent Technologies