ディスクロージャー2012 - IC-NET

Disclosure of JA Sagaenishimurayama
JAさがえ西村山の現況
ディスクロージャー
平成22年度
平成23年度
さがえ西村山農業協同組合
目
次
スローガン・基本理念・3つの創造
1.ごあいさつ… …………………………………………………… 1
2.組合の概要… …………………………………………………… 2
3.基本方針… ……………………………………………………… 7
4.経営管理体制… ………………………………………………… 7
5.事業の概況(平成23年度) … …………………………… 8
6.事業活動のトピックス… ……………………………………… 10
7.農業振興活動… ………………………………………………… 11
8.社会的責任と地域貢献活動…………………………………… 11
9.リスク管理の状況… …………………………………………… 12
10.金融商品の勧誘方針… ………………………………………… 15
11.自己資本の状況… ……………………………………………… 15
12.事業のご案内… ………………………………………………… 16
13.経営資料… ……………………………………………………… 24
○決算の状況… ………………………………………………… 24
1)貸借対照表… …………………………………………… 24
2)損益計算書… …………………………………………… 25
3)注記表… ………………………………………………… 26
4)剰余金処分計算書……………………………………… 36
5)部門別損益計算書……………………………………… 37
○損益の状況… ………………………………………………… 39
1)最近5事業年度の主要な経営指標…………………… 39
2)利益総括表… …………………………………………… 40
3)資金運用収支の内訳…………………………………… 40
4)受取・支払利息の増減額……………………………… 40
○事業の状況… ………………………………………………… 41
1)信用事業… ……………………………………………… 41
①貯金に関する指標……………………………………… 41
②貸出金等に関する指標………………………………… 41
③内国為替取扱実績……………………………………… 45
④有価証券に関する指標………………………………… 45
⑤有価証券等の時価情報等……………………………… 46
2)共済取扱実績… ………………………………………… 47
3)販売・購買事業の状況………………………………… 48
○経営諸指標… ………………………………………………… 49
1)利益率… ………………………………………………… 49
2)貯貸率・貯証率… ……………………………………… 49
○自己資本の充実の状況……………………………………… 49
○連結情報(連結ベースディスクロージャー)… ……… 58
1)グループの事業系統図………………………………… 58
2)子会社等の状況… ……………………………………… 58
3)事業の概況(平成23年度)………………………… 58
4)連結子会社の事業概況………………………………… 58
5)最近5年間の連結ベースの主要な経営指標… …… 60
6)事業別の事業収益等…………………………………… 60
7)連結貸借対照表… ……………………………………… 61
8)連結損益計算書… ……………………………………… 62
9)連結キャッシュ・フロー計算書……………………… 63
10)連結剰余金計算書……………………………………… 64
11)連結注記表… …………………………………………… 65
12)リスク管理債権残高…………………………………… 75
13)連結自己資本の充実の状況…………………………… 76
14)財務諸表の正確性等にかかる確認…………………… 84
―1―
スローガン
《「食」と「農」、「人」と「地域」をつなぐ元氣で夢広がる農業!》
基本理念
自然の恵みと人のつながりを育み
農とくらしの新たな創造により
豊かで心かよう地域社会づくりをめざします
3つの創造
販売力の
強化を基軸とした
持続的な
儲かる農業の
創造
総合性の
組合員・利用者
効果的な発揮による
満足度の
新たな
向上に向けた
協同と信頼の
新たな絆の
創造
創造
―2―
1 ごあいさつ
「JAさがえ西村山」は、山形県のほぼ中央に位置し、日本一さくらんぼの里として、さくら
んぼをはじめとする多様な農産物を取り扱っております。寒河江市・大江町・朝日町・西川町・
河北町を区域とする広域合併JAとして、地域農業の発展と組合員・地域の皆様の豊かな暮らし
の実現を目指し、積極的かつ幅広い事業を展開しております。
さて、国内経済は長引くデフレ・円高の影響に加え、昨年3月に発生した未曾有の東日本大震
災並びに福島第一原発事故が社会経済及び農林水産業に深刻な影響を及ぼし、終息の見通しが立
たない厳しい状況が続いております。
一方、農業面では、異常気象により31年前の大雪を上回る記録的な豪雪に見舞われ、さらに
4月初旬の強風により農業施設を始め農産物に多大な被害をもたらしました。被害状況の確認と
被害拡大の阻止のため一早く対策本部を立ち上げ、県・市町並びに関係機関のご支援を賜りなが
ら、できる限りの支援策を講じてまいりました。農業は自然との共生が不可欠であり、安定した
気候を願うことはもちろん、今後も温暖化防止対策に真剣に取り組んでまいります。また、農政
面においても、TPP事前協議開始など、わが国の食料・農業・農村を取り巻く環境は依然とし
て予断を許さない状況が続いているなかで、人・農地プランづくり等、集落営農組合の更なる整
備が求められるなど、その対策が喫緊の課題となっております。
このような情勢の中、昨年11月には「TPP交渉参加阻止」山形県民総決起集会を3,
000人規模で開催しました。今後もJAグループ一丸となり、行政・関係機関及び医療・消費
者団体を始め賛同団体との連携を密にしながら、政府に対して強く要請してまいりますので、組
合員皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
また、大変心配されました農畜産物の放射性物質検査においては、いずれも不検出・基準値以
内であり、特に水稲の予備調査及び本調査では全て不検出となり安堵したところでありますが、
風評被害の防止対策が重要課題と受け止め、県・JAグループ一体となり取り組んでまいりま
す。
一方、本格デビュー2年目を迎えた「つや姫」は安定した品質を維持し、おいしさの目安とな
るタンパク質含有率にこだわった当JA独自ブランド米「厳選つや姫」の本格販売を行い、農家
所得の向上を目的とした付加価値販売に努めてまいりました。平成24年度はさらなる産地ブラ
ンド確立に向け、生産者、作付面積ともに拡大し、県・市町・関係機関と一体となりながら全国
へのPRを進めてまいります。
平成23年度は「第四次中期経営刷新計画」の初年度として、“元氣で夢広がる農業”の実現
に向け、農家手取り最大化に向けた取り組みとして、「さがえ西村山まるごと販売」による重点
市場への集中販売と、一品目一共選一組織の整備を進め販売力の強化を図ってまいりました。ま
た、2年目となります管内1市4町の首長さんとの合同トップセールスでは、さがえ西村山の農
産物を中央の市場関係者に強くアピールしてまいりました。今後も行政と一体となり、さがえ西
村山の農産物の有利販売に取り組んでまいります。さらに、農業経営支援の一つとして今年度も
プレミアム付「JA農家応援券」を発行したほか、1億円程度の利用還元をさせていただきまし
た。
平成24年度は、求められております専門的な技術指導と日常的営農相談の充実を図るべく、
作物毎に精通した「専門営農指導員」を新たに配置し、担い手推進課とともに更なる相談機能強
化と情報提供により組合員との結び付きを深めながら、農家組合員所得向上のために取り組んで
まいります。さらに、遊休農地の拡大や高齢化が深刻な状況の中、地域との合意形成と担い手と
の連携を図りながら、JAによる農業経営について体制整備を進めてまいります。また、組合
員・利用者の満足度向上に向けた取り組みとして実施しております「組合員全戸訪問」について
は、今後も継続させていただきながら皆様の様々なご意見やご要望を伺い、事業運営に反映して
まいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
最後になりますが、昨年の大震災を受け、被災地復興支援の募金活動に各地区の農事実行組合
長を始め各組織代表の方々、組合員、地域の皆様からご協力をいただくとともに、姉妹農協であ
りますJAおおふなとへの炊き出しや多くの米・ぶどうのご支援もいただき、改めて心より厚く
感謝申し上げます。被災地の農家の皆様が一日でも早く農業を再開できますよう心よりご祈念申
し上げますとともに、微力ではありますが、今後も引き続き支援を続けてまいりたいと思いま
す。
なお、今年度も役職員の意識改革とコンプライアンス態勢の強化を図りながら、組合員・地域
住民の負託と信頼に応えられる事業運営に役職員一丸となり取り組んでまいりますので、今後と
も皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。
さがえ西村山農業協同組合
代表理事組合長 古
―1―
沢 明
2 組合の概要
1)組織の機構(平成24年5月12日現在)
経営管理課
常 務 理 事
代表理事副組合長
Aコープ西川店
生
活
課
―2―
2)組合員数
資
(単位:人、団体)
格
正組合員数
区
分
個
平成22年度末
増
減
人
10,883
10,812
△ 71
農事組合法人
6
6
0
そ の 他 団 体
6
9
3
10,895
10,827
△ 68
計
准組合員数
平成23年度末
個
人
5,886
6,046
160
農事組合法人
10
9
△1
そ の 他 団 体
322
316
△6
6,218
6,371
153
17,113
17,198
85
計
合
計
3)役員一覧(平成24年5月12日現在)
区分・役職名
氏 名
代表理事組合長
古沢 明
代表理事副組合長
柴田 清志
常
務
理
事
齋藤 晃一 実務精通理事・営農経済担当
常
務
理
事
齋藤 明義 実務精通理事・金融共済担当
筆
頭
理
事
今部 敏
浅岡 定一(広報委員会委員長) 秋場 健悦
安孫子英次郎
佐竹栄太郎(企画管理委員会委員長) 飯野 敏子(金融委員会委員長) 佐藤 清
増川 正志(営農経済委員会委員長) 大江治部郷(総合生活委員会委員長) 奥山 烈
理
事
佐藤 義広(営農経済委員会副委員長) 安孫子常哉(金融委員会副委員長) 菅野 弘
鈴木喜美夫(企画管理委員会副委員長) 庄司 幸一(総合生活委員会副委員長) 白田 光廣
佐竹 正勝
髙橋 春二
鈴木 文雄
岸 久義
鈴木 好一
大泉 正和
石垣 光洋
渡辺 裕之
代
表
監
事
齋藤 義輝
常
勤
監
事
飯野 幸司 実務精通監事
事
海野 信雄
事
児玉 憲司
監
員
外
監
渡辺 茂美
4)職員人数
区 分
一
般
職
員
(単位:人)
平 成 2 2 年 度 末
男
女
219( 29)
平 成 2 3 年 度 末
計
162( 72)
男
381( 101)
女
209( 25)
計
157( 70)
366( 95)
営 農 指 導 員
33(
1)
0(
0)
33(
1)
33(
1)
1(
0)
34(
1)
生 活 指 導 員
0(
0)
2(
0)
2(
0)
0(
0)
2(
0)
2(
0)
施
設
職
員
24( 11)
27( 23)
51( 34)
21( 11)
25( 21)
46( 32)
合 計 276( 41)
191( 95)
467( 136)
263( 37)
185( 91)
448( 128)
注1)受入出向職員及び臨時的または季節的雇用者は除いている。
注2)上記の( )内数値は常雇的臨時職員の内数である。
―3―
5)組合員組織(平成24年2月29日現在)
(単位:人)
組 織 名
代 表 者 氏 名
藤
正
構
成
員
数
農事実行組合長連絡協議会
加
夫
9,378
果樹振興協議会
菊 地 順 悦
4,027
さくらんぼ部会
菊 地 順 悦
2,457
りんご部会
菅 井 勝 英
545
ぶどう部会
菅 野 徳太郎
141
大粒ぶどう部会
軽 部 健
25
西洋梨部会
高 橋 庄次郎
344
柿部会
梅 津 正 司
100
もも部会
阿 部 藤一郎
139
すもも部会
渡 辺 誠 一
142
キウイフルーツ生産組合
村 山 武 美
14
加工もも部会
槙 末 三
108
水稲部会
木 村 三 紀
5,034
航空防除連絡協議会
木 村 三 紀
4,397
育苗センター利用者協議会
卯 月 正 信
1,014
ライスセンター利用者協議会
伊 藤 正 雄
411
酒米振興協議会
古 沢 明
10
酒米研究会
鈴 木 一 郎
30
低コスト稲作栽培研究会
佐 藤 冨美夫
52
野菜振興協会
真 田 英 也
809
ねぎ部会
落 合 新 吾
46
なす部会
岡 﨑 操
87
トマト部会
阿 部 寿 広
43
菌茸部会
大 泉 晴 稔
7
山菜部会
鈴 木 春 男
121
つるむらさき部会
冨 澤 イサ子
50
枝豆部会
真 田 英 也
336
南瓜部会
長 岡 健 一
60
つるり里芋研究会
長谷川 清 繁
43
アスパラガス部会
森 清
36
花き振興協会
佐 竹 亮 一
133
花き部会
奥 山 政 己
64
菊部会
鈴 木 孝 幸
18
花木部会
鈴 木 俊 昭
44
ユリ部会
佐 竹 亮 一
7
酪農部会
佐 竹 栄太郎
17
肉牛部会
鈴 木 喜美夫
31
周年観光農業推進協議会
佐 藤 良 蔵
88
観光さくらんぼ部会
後 藤 健 治
83
堆肥センター連絡協議会
今 部 敏
10
さがえ西村山青色申告会
荒 木 信 作
32
JA女性部
高 取 和 子
1,371
JA青年部
伊 藤 真 人
71
―4―
6)特定信用事業代理業者等の状況
該当する事項なし
7)地区、店舗一覧
地
区
店
舗
寒河江市、大江町、朝日町、西川町、河北町の区域
名
住 所
電話番号
ATM設置状況
〒991-0061 寒河江市中央工業団地75
0237-86-8181
寒河江基幹支所
〒991-0031 寒河江市本町1-9-28
0237-86-3125
ATM
南
部
支
所
〒991-0043 〃 大字島字島東230
0237-86-9322
ATM
西
根
支
所
〒991-0003 〃 西根1-2-8
0237-86-5515
日 田 出 張 所
〒991-0011 〃 大字日田字後田120-1
0237-86-0277
柴
〒991-0063 〃 大字柴橋1920-3
0237-86-3191
ATM
柴橋第一機械化店舗
〒991-0063 〃 大字柴橋2943
0237-86-6251
ATM(有人)
高
〒990-0524 〃 大字高松248
0237-87-2116
ATM
谷沢機械化店舗
〒990-0521 〃 大字谷沢字下谷沢524-1
0237-87-1036
ATM(有人)
白
岩
支
所
〒990-0505 〃 大字白岩6101-1
0237-87-1111
醍
醐
支
所
〒990-0513 〃 大字日和田13
0237-87-1219
三
泉
支
所
〒991-0005 〃 字中河原141
0237-86-9595
大江基幹支所
〒990-1101 大江町大字左沢887-1
0237-62-3211
本
〒990-1164 〃 大字本郷丁549-1
0237-62-3115
〒990-1272 〃 大字貫見181-1
0237-64-2622
ATM(有人)
朝日基幹支所
〒990-1442 朝日町大字宮宿2246-1
0237-67-3111
ATM
大
〒990-1304 〃 大字馬神86-1
0237-68-2211
ATM
〒990-1552 〃 大字常盤い67-1
0237-67-2131
西川基幹支所
〒990-0702 西川町大字海味479
0237-74-2125
ATM
大井沢機械化店舗
〒990-0721 〃 大字大井沢長トロ1177
0237-76-2305
ATM(有人)
河北基幹支所
〒999-3514 河北町谷地ひな市2-9-4
0237-72-2127
ATM
北 谷 地 支 所
〒999-3502 〃 大字吉田372
0237-72-3528
西
里
支
所
〒999-3533 〃 西里671-5
0237-72-3217
溝
延
支
所
〒999-3522 〃 大字溝延504
0237-72-2211
本
所
《寒河江市》
橋
支
松
支
所
所
《大 江 町》
郷
支
所
貫見機械化店舗
ATM
《朝 日 町》
谷
支
所
西五百川支所
《西 川 町》
《河 北 町》
店舗外ATM設置状況
寒
河
江
市
中央工業団地内にATM(ドライブスルー)・市役所にATM・寒河江市立病院に
ATM・アグリ寒河江店内にATM・ジェイエイライフ南給油所内にATM
大
江
町
大江農畜産物加工所内にATM
朝
日
町
役場内にATM
西
川
町
役場内にATM
河
北
町
アグリ河北店内にATM・河北町総合福祉センター内(旧谷地支所)にATM
―5―
8)組合の沿革・歩み
平成5年12月9日
12月26日
平成6年4月1日
平成7年6月17日
10月19日
10月23日
11月18日
平成8年9月28日
平成9年10月16日
12月15日
平成10年11月16日
平成11年3月19日
3月21日
4月8日
9月3日
11月8日
平成12年3月27日
4月25日
9月1日
12月4日
平成13年3月13日
8月23日
10月1日
平成14年1月7日
3月23日
7月8日
10月4日
12月7日
平成15年3月15日
3月30日
7月29日
12月12日
平成16年3月29日
平成17年10月29日
平成18年9月11日
12月4日
平成19年5月9日
平成20年1月15日
4月26日
8月18日
12月1日
平成21年2月9日
5月16日
9月18日
9月28日
10月16日
11月13日
12月16日
平成22年4月1日
5月1日
平成23年12月16日
合併予備契約の締結
名称“さがえ西村山農業協同組合”発表(応募総数267点)
合併総会開催
広域合併JA“さがえ西村山農業協同組合”出発式
大韓民国“安東農協”との友好姉妹農協締結式
シンボルマーク審査・決定(応募総数516点)
朝日りんご選果施設落成
ブランド米“清流寒河江川”、低農薬有機米“めぐみ”発売
“組合長と語る会”開始(8年度:10会場11支所、9年度:9会場9支所)
インターネット・ホームページ開設
高松支所オープン
寒河江市役所に現金自動預払機(ATM)設置
大江営農生活センター りんご、ラ・フランス選果施設落成
JAアグリ中央店オープン
JAアグリ寒河江店オープン
JAまごころ住宅建設協力会設立
寒河江市立病院に現金自動支払機(CD)設置
東部集出荷施設落成
総合交流ターミナル施設“さくらんぼ友遊館”オープン
子会社㈱ジェイエイライフ設立
投信窓販取扱開始
大江農畜産物加工所落成
農業用使用済廃プラスチックマテリアルリサイクル開始
子会社㈱ジェイエイライフへ燃料、車輌整備事業を業務移管
子会社㈲地球耕望(りんご温泉)給食センターオープン
JAアグリ大江店、朝日店オープン
日田出張所オープン
河北農産物集出荷施設オープン
寒河江支所オープン
JAアグリ河北店オープン
JAアグリ西川店オープン
パッケージセンターオープン
葬祭セレモニーホール「JAやすらぎ」オープン
「広域農業活性化センター」設立総会
JA秋まつり開催
柴橋第一機械化店舗リニューアルオープン
白岩支所オープン
食材センターオープン
大谷支所オープン
アグリランド産直センターオープン
本郷支所オープン
河北基幹支所オープン
南部支所オープン
アグリランドフーズセンターオープン
アグリランド農産加工センターオープン
三泉支所リニューアルオープン
さくらんぼ友遊館リニューアルオープン
子会社㈱ジェイエイライフ セルフSSポート西オープン
農家レストラン「四季彩館四季亭」オープン
子会社㈲地球耕望 りんご温泉リニューアルオープン
アグリランドグランドオープン
柴橋理美容店舗リニューアルオープン
―6―
3 基本方針
地域農業再生を柱としたトップブランドの産地形成と
環境に即応した農業諸施策の実践による農業経営基盤の拡充
第四次中期経営刷新計画並びに第5次広域・地域営農生活振興計画の第2年度にあたり、スローガ
ンにも掲げております『元氣で夢広がる農業』の実現に向け、地域農業再生と信頼ある産地としての
トップブランド形成を柱に、1品目1億円の産地づくりを進めながら、生産者の手取最大化を目指し
た販売力の強化に一層取り組んでまいります。
また、近年の猛暑・豪雪等に対する異常気象対策や福島第一原発事故による放射能問題をはじめと
した風評被害対策等、環境に即応した農業諸施策や農業経営にかかる諸支援を実施してまいります。
さらに、全戸訪問活動や地域貢献活動の実践を通じて、組合員、利用者、地域住民との絆を深めな
がら、利便性に応えうる事業体制の構築と運営に努め、JAらしい事業を展開してまいります。
重点事項
1. 営農組合、担い手農家の育成を図りながら、農地の面的集約を促進し、トップブランドの産
地形成を柱に地域農業の再生に取り組むとともに、生産・販売・購買の一体的な事業展開によ
る営農指導の機能強化に努めてまいります。
また、安全・安心な農産物生産に向けた取り組み拡大と環境にやさしいエコ農業の普及や食
育事業を基本とした食農教育活動、TPP(環太平洋経済連携協定)参加阻止をはじめとした
諸課題に対する農政活動にも積極的に取り組んでまいります。
2. 「さがえ西村山まるごと販売」を柱として、JA独自ブランド「厳選つや姫」をはじめとし
た農畜産物のブランド化推進による集荷・販売力強化を図りながら、販売窓口の一元化による
市場対応を強化し、重点市場を中心とした集中販売の実践により生産者の手取り最大化実現に
取り組んでまいります。
3. 担い手推進課を中心とした指導購買を基本とする訪問活動の徹底により農家との絆を強化し
ていくとともに、アグリ店の機能拡充による低コスト生産資材の提供や食材事業をはじめとす
る地域に根ざした経済活動を展開してまいります。
4. アグリランド産直センターを中心として、値ごろ感のある顔の見える安全・安心、新鮮な農
畜産物の提供により、「食」と「農」の情報発信と合わせ、地産地消に取り組みながら、さら
なる充実したサービスの提供に努めてまいります。
また、付随するフーズセンター、農産加工センター、農家レストラン「四季彩館四季亭」と
の相乗効果を発揮させながら、農畜産物の付加価値づくりに向けた6次産業化にも積極的に取
り組んでまいります。
5. 地域密着型金融機関として組合員・利用者から親しまれ、信頼される店舗づくりを目指し、
渉外及び店周活動を強化しながら、農業担い手に対する支援はもちろん、ニーズの把握や地域
が豊かになるための提案活動を実践してまいります。
6. 3Q訪問活動の徹底によりお客様との100%コミュニケーションの実現を目指し、交通安
全啓蒙活動をはじめとする地域貢献活動と合わせて、『ひと・いえ・くるま』総合保障の最適
なサービスの提供に努めてまいります。
7. 第四次中期経営刷新計画(第2年度)の実践と組合員・利用者の期待、利便性に応えうる事
業体制の構築と運営に努めるとともに、総合性を発揮したJAらしい事業活動の実践により組
合員・利用者、地域との絆を強化してまいります。
4 経営管理体制
◇経営執行体制〔理事会制度〕
当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決
定事項を踏まえ、総代会において選任された理事により構成される「理事会」が業務執行を行ってい
ます。また、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。
組合の業務執行を行う理事には、組合員の各層の意思反映を行うため、女性層などからも理事の登
用を行っています。また、信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第30
条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
―7―
5 事業の概況
国内経済は、昨年3月に発生した東日本大震災が被災地域の第1次産業や企業の生産活動に重大な
打撃を与えるとともに、世界経済全体の先行き不透明感がより一層強まっているなかで急激な円高が
進行するなど、大震災からの復興や景気回復に多大な影響を及ぼしております。
農政においては、政府によるTPP交渉参加に向けた関係国との協議やFTA・EPA貿易交渉の
進展が懸念され、国内に大きな不安を与えております。また、昨年度から本格実施された農業者戸別
所得補償制度については、今後、政府による政策効果検証に基づく見直しや規制・制度改革にかかる
検討が予定されるなど、予断を許さない状況が続いております。
農業面では、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う風評被害や夏の高温障害及び長雨、ゲリラ
豪雨等、近年の異常気象の影響により農畜産物の品質低下を招き価格が低迷するほか、冬の豪雪被害
により農業関連施設が大打撃を受けるなど、農業を取り巻く環境は一段と厳しさを増しております。
当JA管内におきましても、さくらんぼの着色不良に伴う品質低下による価格低迷やりんごの不作に
伴う生産量の減少など、昨年に引き続き、農業経営は極めて厳しい年となりました。
このような中で、昨年度積立をいたしました農業経営支援積立金を活用して、昨年度に引き続き、
農業経営安定対策資金をはじめとする各種災害資金への利子補給や肥料・農薬への利用還元、りんご
選果機利用料に対する支援、園芸ハウス導入にかかる支援など、農業経営に対する諸支援を継続的に
実施してまいりました。
営農販売事業は、「さがえ西村山まるごと販売」を基本としながら、販売窓口の一元化による重点
市場への集中販売と「1品目」「1共選」「1組織」への対応を強化し、農業所得向上を目指し有利
販売に取り組んでまいりました。さらに、特販事業においては、昨年度に販売を開始した独自ブラン
ドである「厳選つや姫」の販売拡充と合わせ、独自の精米プラントを整備しながら、農産物の付加価
値販売を強化してまいりました。
また、「農」と「消費者」との交流拠点であるアグリランドにおいては、「地産地消」を基本とし
て、基幹施設である産直センターを中心に、寒河江市中学校給食への農産物の食材供給を行うなど、
フーズセンター、農産加工センター、四季彩館四季亭、さくらんぼ友遊館それぞれが地元農畜産物に
徹底的にこだわった事業を展開してまいりました。
経済事業は、担い手推進課を中心とした訪問活動・巡回指導による出向く営農指導、相談体制を強
化し、農業全般に関する情報提供をはじめとして、よりきめ細かな相談対応を実践してまいりました。
また、集落営農組合を主体とした一集落一拠点直送、自己一括引き取りの拡大や土壌分析に基づく適
正な施肥指導など、生産資材コスト低減に引き続き取り組んでまいりました。
金融事業は、JA金融の原点である農業関連資金を基本としながら、各種気象被害に即応した災害
資金の創設や担い手・新規就農者への支援並びに各種ローンの伸長に向けた取り組みを強化してまい
りました。また、年金無料相談会、融資ナイター相談会の継続開催と合わせ、高齢化社会への積極的
な対応として年金受給者感謝プレゼントの継続実施や年金友の会活動の充実に努めながら、地域に密
着した事業を展開してまいりました。
共済事業は、3Q訪問活動の実践により組合員・利用者とのコミュニケーションを重視しながら、
JA共済の優位性を発揮した「ひと・いえ・くるま」の総合保障の提供に取り組んでまいりました。
また、地域貢献活動の一環として、年代層別の交通安全教室の開催やカーブミラー、ソーラー式回転
灯の寄贈など、交通安全啓蒙活動に積極的に取り組んでまいりました。
経営管理については、第四次中期経営刷新計画の初年度として、《「食」と「農」、「人」と「地
域」をつなぐ元氣で夢広がる農業!》をスローガンに、全戸訪問活動や地域の特色ある組合員まつり、
収穫感謝祭の開催など、組合員、利用者とのふれあい、絆の強化に取り組むとともに、葬祭事業の拡
充とサービス強化を目的として、組合員、利用者より要望の高い通夜室を併設したセレモニーホール
JAやすらぎ河北を建設いたしました。また、産直会員を中心とした組合員加入促進運動を積極的に
展開し、経営基盤の拡充を図るとともに、計画的な内部留保の実践により自己資本の増強と財務基盤
の強化に取り組んでまいりました。
さらに、コンプライアンス経営を基本とする健全経営とリスク管理体制の強化に努め、組合員・利
用者との交流、結びつきを強化しながら、親しまれ必要とされる事業運営に努めてまいりました。
―8―
1)信用事業
年金無料相談会の開催や、夏・冬のキャンペーンにより資金量の増強に努めました。また農業関
連資金、住宅関連資金等、貸出金増強に努める一方で、定期的な債権ブロック会議を開催し、不健
全債権の未然防止と回収の徹底を図ってまいりました。
〔貯 金〕
夏・冬の県下統一キャンペーンに呼応し「上乗せ優遇金利定期貯金」を独自に実施し、貯金残
高の増強に努めた結果、前年度末(1,037億13百万円)に比べ12億93百万円増加し、期末貯金残
高は 1,050億6百万円となりました。
平成23年度 貯金残高実績 1,050億6百万円
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〔貸出金〕
優遇金利制度を活かした提案型融資推進の展開と休日を利用した融資相談会等を実施しながら
貸出金の増強に努めましたが、前年度末(246億56百万円)に比べ22億30百万円減少し、期末貸
出金残高は224億26百万円となりました。
平成23年度 貸出金残高実績 224億26百万円
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〔推移〕
貯金・貸出金・貯貸率の推移
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―9―
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2)共済事業
長期共済については、JA共済の安全性、有利性をPRするとともに加入内容の点検、生活保障
設計による提案型普及活動に取り組みました。また、お客様の総合生活保障の確立に向けて、地震
や自然災害などの保障が最大限に活かされる建物更生共済「むてき」の普及、医療保障に対するニ
ーズに応えた、「医療共済」の普及に努め、組合員次世代層を含めたニューパートナー獲得に向け、
「こども共済」の加入推進にも努めました。
短期共済については、車社会の中で安心していただけるよう傷害保障、対人・対物賠償、車両保
障などをセットした自動車共済「クルマスター」の普及拡大に努め、休日・夜間現場急行サービス
を実施するなど、安心と信頼のおける事故相談活動及び事故処理の迅速な対応に努めました。
平成23年度 長期共済保有高実績 4,970億67百万円
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注)金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額
(付加された定期特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。
6 事業活動のトピックス
◎「JA貯金サマーキャンペーン2011」の実施 (県下統一企画)
期間 平成23年6月1日~平成23年7月29日
◎「JA貯金ウィンターキャンペーン2011」の実施 (県下統一企画)
期間 平成23年11月1日~平成23年12月30日
◎ローン相談会の定例実施
◎「キッズくらぶ」旅行の実施
夏休みディズニーリゾート旅行 ◎柴橋理美容店舗リニューアルオープン
◎「組合員全戸訪問活動」の実施
毎月第3土曜日に全職員で実施
◎消費者との交流会の継続実施
安全・安心出発式、さくらんぼ交流会、秘伝枝豆交流会、りんご交流会、ラ・フランス交流会、
食と農の交流会の開催
◎つるり里芋苗提供と図画コンクールの開催
つるり里芋苗を22校(1,302本)提供 図画コンクール5校(163点)出品
◎第四次中期経営刷新計画、第5次広域・地域営農生活振興計画(初年度)の実践
― 10 ―
7 農業振興活動
1)安全・安心な農産物づくりへの取り組み
農薬の適正使用と防除履歴記帳、残留農薬分析によるトレーサビリティシステムの実践
GAP(農業生産工程管理)手法の取り組み 農家在庫不用農薬の回収 2.2トン
2)担い手・新規就農者への支援、女性農業者講座の開設
担い手育成・新規就農者を目的とした「営農講座」の継続実施
女性生産者を対象とした「さくらんぼ栽培研修会」の実施
3)アグリ店・ファーマーズマーケット及び「アグリランド産直センター」の充実
4)アグリマイティ資金、JAバンクアグリサポート事業、JAバンク新規就農応援事業、
JAバンク協調型事業、教育活動助成事業、農業経営安定対策資金等の積極的活用
5)食農教育の取り組み
つるり里芋体験農業記録競技大会の開催
学校菜園への農業資材贈呈
管内小学校5年生全員(794名)への「ごはんちゃわん」、「農業学習副読本」の贈呈
6)地元もち米給餌による高品位牛肉(もち米牛)の生産
8 社会的責任と地域貢献活動
~ 当JAは地域との共生を図るため、次のような活動を行ってまいりました ~
1)各種年金相談会の実施
社会保険労務士委嘱による通年相談 「年金無料相談会」を基幹支所ごと随時実施
2)税務申告相談の実施
3)交通安全啓蒙活動、交通安全必要機材等の設置による交通安全、交通事故防止対策への貢献
管内1市4町へカーブミラーの寄贈 寒河江警察署管内へソーラー式回転灯の寄贈
子供向け交通安全イベント「アンパンマン交通安全キャラバン」の開催
落語を取り入れた交通安全教室の開催
4)ICキャッシュカード(JAカード一体型主体)への完全切替によるセキュリティの強化と 普及啓蒙
5)ATM機能の強化と再配置の検討
6)農業体験実習
管内の小学生による柿樹上脱渋の体験
幼児対象の親子枝豆栽培・豆腐づくり等の体験
7)環境保全への取り組み
リサイクル可能な資材を推進 農業用使用済プラスチックの回収 108.6トン
温暖化に対応できる技術対策と情報の提供
(ヒートポンプ、スプリンクラー、細霧冷房の利用、高温耐性品種への転換)
8)車いすの寄贈を目標とした全役職員によるアルミ缶リサイクル回収運動の継続実施
― 11 ―
9 リスク管理の状況
◇リスク管理体制〔リスク管理基本指針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確
保し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく、認識すべ
きリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備しています。
また、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充
実・強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む)の価値
が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAは、個別の重要案件又は大
口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、
本所に融資審査課を設置し各支所と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたって
は、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳
格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を
図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実
践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債
権の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・
負債(オフ・バランスを含む)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収
益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利
リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在
している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、
価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることに
より、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバ
ランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に
機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当JAの保
有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるととも
に、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行って
います。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、
有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門
が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告してい
ます。
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困
難になる、または通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被る
リスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも
著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)の
ことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的
― 12 ―
な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要
な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の
際に検討を行っています。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切である
ことまたは外生的な事象による損失を被るリスクのことです。当JAでは、収益発生を意図し能動
的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リスク以外のリスクで、受動的に発生
する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、損失を被るリスクと
定義しています。事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続を整備し、定期検査等を実
施するとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握する体制を整備して、リス
ク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよう努めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機
関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な
事務処理を行うため事務マニュアルを整備するとともに、自主検査を実施し事務リスクの削減に努
めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、
内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施しています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備に伴い金
融機関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を
被るリスクのことです。当JAでは、コンピュータシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運
用に努めるとともに、システムの万一の災害・障害等に備え、体制を整備しています。
◇法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判に
鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行う
ことがますます重要になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この徹
底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にたち、コンプライ
アンスを重視した経営に取り組みます。
〔コンプライアンス運営態勢〕
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研
修会を行い全役職員に徹底しています。
毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括部署を
設置し、その進捗管理を行っています。
また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・相談等
の窓口を設置しています。
― 13 ―
◇金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホーム
ページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切
な対応に努め、苦情等の解決を図ります。
当JAの苦情等受付窓口
◎信用事業・共済事業を取り扱っている各支所(P.5に記載しております)
◎本所金融部(信用事業)
電 話:0237-86-8189
受付時間:午前9時~午後5時(金融機関の休業日を除く)
◎本所共済部(共済事業)
電 話:0237-86-8190
受付時間:午前9時~午後5時(金融機関の休業日を除く)
② 紛争解決措置の内容
当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
・信用事業
山形県弁護士会示談あっせんセンター
①の窓口または山形県JAバンク相談所(電話:023-634-8234)にお申し出
ください。なお、山形県弁護士会示談あっせんセンターについては山形県JAバンク相談所
を通じてご利用いただけます。
・共済事業
(社)日本共済協会 共済相談所
(電話:03-5368-5757)
(財)自賠責保険・共済紛争処理機構 (電話:本部03-5296-5031)
(財)日弁連交通事故相談センター
(電話:本部03-3581-4724)
(財)交通事故紛争処理センター
(電話:東京本部03-3346-1756)
最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせ下さい。
◇内部監査体制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門
の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告な
どを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。
また、内部監査は、JAの本所・支所のすべてを対象とし、中期及び年度の内部監査計画に基づ
き実施しています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定
期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期
的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事
組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。
― 14 ―
10 金融商品の勧誘方針
当組合は、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守
し、組合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行います。
1:組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および
意向を考慮のうえ、適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。
2:組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な
事項を十分に理解していただくよう努めます。
3:不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、
組合員・利用者の皆さまの誤解を招くような説明は行いません。
4:電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう
努めます。
5:組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に
努めます。
6:販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会については、
適切な対応に努めます。
11 自己資本の状況
◇自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財
務基盤の強化を経営の重要課題として、内部留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効率
化等に取り組んだ結果、平成24年2月末における自己資本比率は、17.42%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額 3,923百万円(前年度3,949百万円)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算
出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応
した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めてい
ます。
また、19年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを
個別の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資
本充実度を評価することにより、経営の健全性維持・強化を図っております。
― 15 ―
12 事業のご案内
1)主な事業の内容
〔信用事業〕
信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。こ
の信用事業は、JA・農林中央金庫という2段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」とし
て大きな力を発揮しています。
◇貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。
普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額にあわ
せてご利用いただいています。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振込
等もご利用いただけます。
◇貸出業務
農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆さま
の生活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団体、
農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はもとより、
地域社会の発展のために貢献しています。
さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向けロ
ーンも取り扱っています。
◇為替業務
全国のJA・信連・農林中央金庫の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網
で結び、当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立
が安全・確実・迅速にできます。
◇その他の業務及びサービス
当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や
事業主のみなさまのための給与振込サービス、自動集金サービスなど取り扱っています。
また、国債(利付・割引国庫債券)の窓口販売の取り扱い、国債の保護預かり、貸金庫のご利
用、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金庫などでも現金引き出しのできるキャッシュ
サービスなど、いろいろなサービスに努めています。
― 16 ―
○取扱手数料一覧
取 扱 手 数 料 項 目
項 目
細 目
1.貸出・貯金 (1) 残高証明書
等事務共通 ①所定帳票による継続発行
(1通)
②所定帳票による随時発行
(1通)
③所定帳票以外の証明
(1通)
2.貸出・債務 (1) 融資証明書発行手数料
(1通)
保 証 事 務 (2) 貸付金条件変更手数料
(1件)
(住宅ローンのみ、固定変動金利選択の固定金利を含む)
(3) 貸付金繰上償還手数料
(1件)
(住宅ローンのみ)
固定変動金利選択型
①一部繰上償還
②全額繰上償還
固定変動金利選択型以外
①一部繰上償還
②全額繰上償還
ア.貸付実行日より3年未満の経過
イ.貸付実行日より3年以上5年未満の経過
ウ.貸付実行日より5年以上7年未満の経過
エ.貸付実行日より7年以上の経過
(4) 発行手数料
ローンカード
(5) 再発行手数料
ローンカード
(6) 貸付取扱手数料(住宅ローンのみ)
①融資金額200万円以下
②融資金額200万円超
3.貯 金 事 務 (1) 貯蓄貯金自動振替サービス手数料(1契約)
(2) カード発行手数料
(1枚)
①ICキャッシュカード
②JAカード(一体型)
(1枚)
(3) 再発行手数料
(1冊)
①貯金通帳
(1通)
②貯金証書
(1枚)
③ICキャッシュカード
(1枚)
④JAカード(一体型)
(4) 手形等用紙代
(1冊)
①小切手帳
(1冊)
②約束手形・為替手形
(1枚)
③自己宛小切手
(1枚)
④マル専手形
(5) マル専当座貯金口座開設手数料(1口座)
(1件)
(6) 口座振替・振込手数料
(7) 窓口収納手数料
(1件)
(1件)
(8) 同一店内振込手数料
①窓口
ア. 振込金額3万円未満
イ. 振込金額3万円以上
― 17 ―
手数料金額
(円)
徴収方法
315
525
1,050
3,150
5,250
受付の都度
〃
〃
受付の都度
変更の都度
21,000
31,500
償還の都度
繰上償還時
3,150
償還の都度
3,150
2,100
1,050
無 料
繰上償還時
〃
〃
無 料
1,575
受付の都度
21,000
31,500
無 料
融資の都度
〃
無 料
無 料
1,050
1,050
1,050
1,050
受付の都度
〃
〃
〃
630
840
525
525
3,150
個別契約による
〃
交付の都度
〃
〃
〃
口座開設時
個別契約による
〃
105
315
取引の都度
〃
取 扱 手 数 料 項 目
項 目
手数料金額
(円)
細 目
②自動化機器
105
③インターネットバンキング
徴収方法
取引の都度
無 料
(9) 定時定額自動振替
(1件)
個別契約による
個別契約による
(10) インターネットバンキングサービス利用料
(1契約)
(11) 貯金ネット手数料
無 料
下表のとおり
下表のとおり
曜 日
時 間 帯
(単位:円)
同一農協内取引
県内農協相互間
系統全国ネット
入金
平
日
土曜日
日曜日
祝 日
年末休日
8:00~ 8:45
8:45~18:00
18:00~21:00
9:00~14:00
14:00~19:00
9:00~19:00
9:00~19:00
9:00~19:00
取引の都度
出金
ゆうちょ銀行
提携ネット
(注1)
入金
出金
業態間提携ネット
JFマリン 三 菱 東 京
以
外
バ ン ク UFJ銀行
出金
出金
出金
105
無 料
105
無 料
無 料
105
105
105
105
105
無 料
105
無 料
105
105
105
105
105
105
210
105
210
210
210
210
210
210
注1)ゆうちょ銀行提携の貯金ネット手数料は、当組合の顧客が、ゆうちょ銀行のCD・ATMを使用する際
に当組合が課金するもの。
4.内 国 為 替 (1) 為替手数料
事
務 下表のとおり
下表のとおり
為替取引の都度
当組合本・支所あて(注1)
送 金
振
込
手
数
料
他 金 融 機 関 あ て
普通扱い
手 数 料 1件につき 420円
1件につき 630円
(送金小切手)
窓
3万円未満1件につき 525円
電信扱い
口
3万円以上1件につき 735円
3万円未満1件につき 210円
利
3万円以上1件につき 420円
3万円未満1件につき 420円
用
文書扱い
3万円以上1件につき 630円
(注2)
機
械
利
用
3万円未満1件につき 105円
電信扱い
3万円以上1件につき 315円
3万円未満1件につき 420円
3万円以上1件につき 630円
(注3)
至急扱い
1通につき 840円
代金取立手数料
1通につき 420円
( 隔 地 間 )
普通扱い
1通につき 630円
○送金・振込の組戻料 1件につき 630円
○不渡手形返却料 1通につき 630円
○取立手形組戻料 1通につき 630円
○取立手形店頭呈示料 1通につき 630円
ただし、630円を超える取立経費を要する場合は、その実費を徴する。
○離島回金料 無 料
注1)系統あての振込等については、当組合本・支所あての料率を適用する。
注2)視覚障がいをお持ちの顧客の窓口利用は、機械利用(自動化機器)と同額とする。
注3)機械利用とは定時定額送金契約による振込、自動化機器による振込、インターネットバンキングによる振込等をいう。
― 18 ―
取 扱 手 数 料 項 目
項 目
5.国
債
細 目
等 (1) 保護預り手数料
窓 販 事 務 国債証券等の保護預り口座管理手数料
手数料金額
(円)
徴収方法
1口座につき
毎 年 4 月
1か月あたり
105
目論見書の定め
6.投 資 信 託 (1) 販売手数料
販売の都度
による
窓販事務
(2) 解約手数料
〃
解約の都度
無 料
取引の都度
7.両 替 事 務 (1) 邦貨両替手数料
①1枚~300枚
②301枚~500枚
210
〃
③501枚~1,000枚
315
〃
④1,001枚以上
525
〃
8.株式払込金等 (1) 一般払込手数料
別に定める
受 入 事 務 (2) 一括取扱手数料
〃
9.保護預り事務 (1) 貸金庫手数料
別に定める
10.そ
個別契約による
の
他 相対契約によるその他の項目
注)上記手数料には消費税を含む。
― 19 ―
個別契約による
○貯金商品一覧表
商 品 内 容
当 座 性 貯 金
定
期
預け入れ金額
預け入れ期間
1円以上
制限なし
会社や個人事業主の皆様の手形、小切手の決済口座用
普 通 貯 金
(無利息型)
1円以上
制限なし
給与や年金等の自動受取や、公共料金の自動支払い口座用
キャッシュカードでのお取引や、サイフがわりに安全・確実
な口座
納税準備貯金
1円以上
制限なし
納税資金の準備口座
貯 蓄 貯 金
1円以上
制限なし
金額階層に応じた金利設定になっており、普通貯金に比べて
高利回りな商品
通 知 貯 金
5万円以上
7日以上
一週間後にご自由に解約可能な貯金
期日指定定期
1,000円以上
300万円未満
1年以上
3年以下
個人の方だけにご利用いただける1年複利定期
1年の据置期間経過後は、貯金者の指定する日を満期日とす
る貯金
据 置 定 期
1,000円以上
6ヵ月以上
5年以下
個人の方だけにご利用いただける1年複利定期
6ヵ月の据置期間経過後は、貯金者の指定する日を満期日と
する貯金
1,000円以上
定型
1,3,6ヵ月
1,2,3,4,5年
期日指定型
1ヵ月から5年までの預け入れ期間が選択できる定期貯金
3年もの、4年もの、5年ものは半年複利の高利回り商品
当 座 貯 金
普 通 貯 金
性
貯
ス ー パ ー
定 期 M 型
特 徴
同 上
1,000万円以上のお預け入れの高利回り定期貯金
変動金利定期
3 年
ご契約日から半年毎に、金利が自動的に見直される便利な定
期貯金
預け入れ期間は3年のみ
金
大 口 定 期 1,000万円以上
1,000円以上
譲 渡 性 貯 金
預入日の翌日から預入 5,000万円以上のお預け入れには、高利回りな商品
5,000万円以上
( N C D )
日の2年後の応当日 期間内に他に譲渡し換金可能
定
期
積
1回当たりの
最低掛込額
金
100円以上
100円の整数倍
定 期 積 金
(満期分散式)
定 期 積 金
( 逓 増 式 )
1回当たりの
最低掛込額
200円以上
100円の整数倍
1回当たりの
最低掛込額
100円以上
定 期 積 金
100円の整数倍
( 逓 減 式 )
最低6ヵ月
最長5年
集金付のお客様の資産形成をお手伝いする便利な貯蓄商品
教育、住宅、旅行等の準備資金
掛金を満期日に合わせ親定積、子定積でもって毎月同額の掛
金を掛込むことによって、契約期間中最低2度以上満期日が
到来する商品
2,3,4,5年
掛金を毎月一定金額掛込みますが、契約期間中年単位で掛金
を増額できる商品
掛金を毎月一定金額掛込みますが、契約期間中年単位で掛金
を減額できる商品
組 合 わ せ 商 品
普通貯金と定期貯金を1冊の通帳にセットした、便利で有利な組み合わせ商品です。
総 合 口 座 普通貯金の残高が不足しても定期貯金の掛込残高の90%(最高200万円)まで自動的にご融
資いたします。
毎月一定額をスーパー定期や期日指定定期貯金としてお預かりし、契約期間終了後に一括し
積
立
式
て受取できる商品です。
定 期 貯 金
口座振替による自動積立により、コツコツ貯めて大きな夢の実現にご利用いただけます。
毎月の給料(ボーナス)から一定額を天引きで積み立てる勤労者向けの有利な貯蓄商品です。
財 形 貯 金 種類は「一般」、「年金」、「住宅」の3種類があり、「年金」と「住宅」は利子非課税制
度(1人550万円まで)の適用を受けることができます。
― 20 ―
○貸出商品一覧表
資金の種類
融 資 限 度
融 資 期 間
資 金 の 内 容
新農業振興資金
組合員・農業者等、
事業費の範囲内
10年以内(但し、対象事
業に応じ最長20年以内)
生産・担い手・加工・流通・販売に必要な資金及び地
域の活性化・振興を支援するための設備・運転資金
地域振興資金
必要額以内
1年以上15年以内
地域社会の発展に寄与するために地域振興に要する資金
中核農家・後継者
育 成 資 金
5,000万円以内
1年以上20年以内
農地取得・規模拡大・農舎・農機・教育・研修・結
婚等に必要な資金
組合員事業資金
10,000万円以内
1年以上15年以内
設備資金・運転資金
中
事
10,000万円以内
1年以上15年以内
運転資金及び設備資金等事業運営に必要な資金
住 宅 ロ ー ン
(固定金利型)
5,000万円
3年以上35年以内
住宅の新改築資金、宅地の購入資金、住宅の購入資金
大型住宅ローン
(変動金利型)
5,000万円
3年以上35年以内
住宅の新改築資金、宅地の購入資金、住宅の購入資金
リフォームローン
500万円
1年以上10年6ヵ月以内
住宅の増改築・改装・補修資金、住宅に付帯 する施
設等の住宅関連設備資金
賃貸住宅ローン
(組合員の方)
4億円
1年以上30年以内
賃貸住宅(含店舗併用住宅)の建設、増改築 及び補
改修に要する資金
教 育 ロ ー ン
組合員 500万円
その他 300万円
但、医大は 3,000万円
在学期間 +7年6ヵ月以内
進学者の入学金・授業料及び下宿代など、進学に要
する一切の資金
ブライダルローン
300万円
1年以上10年以内
結婚に必要な資金
マイカーローン
組合員 500万円
その他 300万円
ネットマイカーローン
500万円
6ヵ月以上 7年以内
生 活 ロ ー ン
正組合員 500万円
そ の 他 300万円
正 1年以上10年以内
他 1年以上 5年以内
お客様が必要とする資金
営 農 ロ ー ン
(組合員の方)
極度額 500万円以内
契約期間1年間(自動更新)
営農及び生活に必要な資金
カードローン
極度額 50万円以内
契約期間1年間(自動更新)
生活に必要な一切の資金(70歳迄)
給振・財形ローン
200万円
1年以上 5年以内
生活に必要な一切の資金
(但し、年収の50%以内)
介護リフォーム
ロ
ー
ン
500万円
1年以上10年以内
高齢者や障害者が住みやすい住宅にリフォームする
ために必要な資金
介護福祉ローン
200万円
正 1年以上10年以内
他 1年以上 5年以内
介護用機器の購入資金
医療費・介護施設の入所費などに必要な資金
アグリスーパー資金
品目横断的経営安定対
策の交付金相当額と安
定対策対象品目の販売
代金相当額の合計額の
範囲内
契約期間1年以内
1年毎に別途更新手続
を行う
品目横断的経営安定対策としての短期運転資金
担い手応援ローン
極度額 1,000万円以内
契約期間1年間(自動更新)
農業生産・経営に必要な短期の運転資金
JA農機ハウスローン
1,000万円以内
1年以上10年以内
小
業
企
資
業
金
組合員 1年以上 7年以内 乗用車・貨物自動車の取得資金
他 1年以上 5年以内
点検・修理・車検・共済掛金等諸費用
自動車・オートバイ購入、他社借換資金
免許取得費用、車庫の購入・新築(1,000千円以内)
農業機械・ハウス施設等の取得資金
注)介護ローンの貸付要領の詳細は、別に定める「介護ローンに関する取扱の手引」による。
― 21 ―
〔共済事業〕
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆様の生命・傷
害・家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保
障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応え
できます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。
◇JA共済の仕組み
JA共済は、平成17年4月1日から、JAとJA共済連が共同で共済契約をお引き受けしてい
ます。JAとJA共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者の皆さまに密着した生活総合保
障活動を行っています。
JA
JA共済連
組合員・利用者の皆さま
+
共済契約
J A:JA共済の窓口です。
JA共済連:JA共済事業の企画・開発・資産運用業務や支払共済にかかる
準備金の積み立てなどを行っています。
〔農業関連事業〕
◇販売事業
生産者から消費者へ新鮮で安全・安心な農畜産物をお届けする事業を行っています。生産者が生
産した農畜産物を市場に出荷するほか、当JA管内において生産された米、野菜、果樹等を「さが
え西村山ブランド」として販売しています。また、「地産地消」の取り組みとして、アグリランド
産直センター・JAアグリ店・ファーマーズマーケットにおいて、消費者に直接、農家が持ち寄っ
た地元でとれた農産物の提供を行っています。
さらに、特販事業では地元農産物の詰まった商品(宅配便)を全国の消費者の方にご利用いただ
いています。
◇購買事業
JAアグリ店(生産資材店舗)では、農産物の種、苗、肥料、農薬、農具、園芸資材等を販売し
ています。米や野菜等を出荷している農家向けの商品だけではなく、家庭菜園向けの商品も取り揃
えています。店舗には営農相談コーナーを設け、営農指導員が営農や園芸に関するアドバイスも
行っています。
〔営農・生活相談事業〕
◇営農指導相談
◇くらしの相談
◇健康づくり
◇高齢者福祉活動(ホームヘルパー)
〔生活関連事業〕
◇介護保険事業
◇冠婚葬祭事業
◇店舗事業 など。
― 22 ―
2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金
保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られています。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称
です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバン
ク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営
しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの柱としてい
ます。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。J
Aバンク法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)
に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、
国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、
体制整備など)を設定しています。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導を
行います。
◇「一体的な事業推進」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同
運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業推進の取り組みをし
ています。
◇貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金
者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする
制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。
― 23 ―
13 経営資料
○決算の状況
1)貸借対照表(2事業年度分)
資
産
の
科
目
平成22年度
1 . 信 用 事 業 資 産 102,230,198 ⑴ 現
金
504,616 ⑵ 預
金 69,306,897 ( 系 統 預 金 ) (68,612,179)
( 系 統 外 預 金 ) ( 694,718)
⑶ 有 価 証 券 7,388,857 (国
債 ) ( 2,573,938)
(地
方
債 ) ( 1,902,251)
( 政 府 保 証 債 ) ( 530,076)
(金
融
債 ) ( 2,382,592)
(社
債)
- ⑷ 貸
出
金 24,656,932 ⑸ その他の信用事業資産
658,906 ( 未 収 収 益 ) ( 640,903)
( その他の資産 ) (
18,003)
⑹ 貸 倒 引 当 金 △ 286,010 2. 共 済 事 業 資 産
198,515 ⑴ 共 済 貸 付 金
196,090 ⑵ 共済未収利息
2,375 ⑶ その他の資産
50 3 . 経 済 事 業 資 産 2,757,881 ⑴ 経済事業未収金
555,770 ⑵ 経 済 受 託 債 権 1,499,662 ⑶ 棚 卸 資 産
593,740 (購
買
品 ) ( 553,981)
( その他の棚卸資産 ) (
39,759)
⑷ その他の経済事業資産
160,559 ⑸ 貸 倒 引 当 金 △ 51,850 4. 雑
資
産
181,250 ⑴ 雑
資
産
181,250 ⑵ 貸 倒 引 当 金
- 5. 固
定
資
産 4,314,987 ⑴ 有 形 固 定 資 産 4,311,771 建
物 6,143,955 機 械 装 置 1,528,531 土
地 2,036,907 建 設 仮 勘 定
- その他有形固定資産 2,344,256 減 価 償 却 累 計 額 △7,741,878 ⑵ 無形固定資産
3,216 6. 外
部
出
資 5,968,943 ⑴ 外 部 出 資 5,976,910 ( 系 統 出 資 ) ( 5,547,136)
( 系 統 外 出 資 ) ( 334,274)
( 子会社等出資 ) (
95,500)
⑵ 外部出資等損失引当金
△ 7,967 7. 繰 延 税 金 資 産
489,959 資 産 の 部 合 計
(単位:千円)
債
の
部
科
目
平成22年度 平成23年度
1 . 信 用 事 業 負 債 104,402,811 105,901,675 ⑴ 貯
金 103,712,600 105,005,950 ⑵ 借
入
金
169,885 156,942 ⑶ その他信用事業負債
520,326 738,783 ( 未 払 費 用 ) ( 220,066) ( 150,044)
( その他の負債 ) ( 300,260) ( 588,739)
2 .共 済 事 業 負 債
881,085 800,669 ⑴ 共 済 借 入 金
193,723 174,661 ⑵ 共 済 資 金
291,262 224,674 ⑶ 共済未払利息
2,375 2,283 ⑷ 未経過共済付加収入
389,386 377,325 ⑸ 共済未払費用
4,193 21,652 ⑹ その他の共済事業負債
146 74 3 .経 済 事 業 負 債
621,732 999,980 ⑴ 経済事業未払金
253,437 207,654 ⑵ 経済受託債務
351,298 779,613 ⑶ その他の経済事業負債
16,997 12,713 4 .雑
負
債
483,620 657,120 ⑴ 未払法人税等
90,000 140,000 ⑵ 資産除去債務
- 33,169 ⑶ その他の負債
393,620 483,951 5 .諸
引
当
金 2,249,022 2,073,691 ⑴ 賞 与 引 当 金
120,000 83,000 ⑵ 退職給付引当金
1,357,824 1,263,511 ⑶ 役員退職慰労引当金
43,497 50,748 ⑷ 固定資産撤去引当金
74,250 47,250 ⑸ 修 繕 引 当 金
151,217 152,689 ⑹ 大口供給高割戻引当金
3,775 - ⑺ 特例業務負担金引当金
491,166 467,468 ⑻ ポイント引当金
7,293 9,025 負 債 の 部 合 計 108,638,270 110,433,135 純
資
産
の
部
1 .組 合 員 資 本
7,319,314 7,532,221 ⑴ 出
資
金
3,949,290 3,922,695 ⑵ 資 本 準 備 金
104,984 104,984 ⑶ 利 益 剰 余 金
3,306,983 3,536,600 利 益 準 備 金
1,271,975 1,341,975 その他利益剰余金
1,498,553 1,761,553 特 別 積 立 金
1,448,553 1,548,553 農業経営支援積立金
- 63,000 健康福祉事業積立金
50,000 100,000 農業関連施設整備積立金
- 50,000 当期未処分剰余金
536,455 433,072 ( うち当期剰余金 ) ( 330,432) ( 249,152)
⑷ 処分未済持分
△ 41,943 △ 32,058 2 . 評 価・ 換 算 差 額 等
184,149 220,442 ⑴ その他有価証券評価差額金
184,149 220,442 純 資 産 の 部 合 計
7,503,463 7,752,663 116,141,733 118,185,798 負債及び純資産の部合計 116,141,733 118,185,798 部
平成23年度
103,660,346 488,635 72,094,433 (71,258,965)
( 835,468)
8,287,406 ( 2,996,192)
( 1,926,065)
( 532,896)
( 2,532,253)
( 300,000)
22,426,361 662,364 ( 637,808)
(
24,556)
△ 298,853 177,010 174,661 2,287 62 2,605,968 598,349 1,372,883 633,954 ( 590,918)
(
43,036)
47,862 △ 47,080 175,511 176,222 △ 711 4,092,619 4,090,610 6,056,589 1,487,576 2,035,875 58,971 2,286,687 △7,835,088 2,009 7,061,903 7,082,322 ( 6,672,136)
( 314,686)
(
95,500)
△ 20,419 412,441 ― 24 ―
負
2)損益計算書(2事業年度分)
平成22年度
業
総
利
益
3,319,565 信 用 事 業 収 益
1,393,817 〔資 金 運 用 収 益〕 〔 1,349,713〕
(う ち 預 金 利 息) ( 558,009)
(う ち 有 価 証 券 利 息) ( 157,552)
(う ち 貸 出 金 利 息) ( 633,915)
(うちその他受入利息) (
237)
〔役 務 取 引 等 収 益〕 〔
39,639〕
〔その他事業直接収益〕 〔
4,465〕
信 用 事 業 費 用
370,307 〔資 金 調 達 費 用〕 〔 170,712〕
(う ち 貯 金 利 息) ( 161,374)
( うち給付補てん備金繰入 ) (
7,194)
(うち譲渡性貯金利息) (
658)
(う ち 借 入 金 利 息) (
1,486)
〔その他事業直接費用〕 〔 199,595〕
〔そ の 他 経 常 費 用〕
- ( うち貸倒引当金繰入額 )
- 用 事 業 総 利 益
1,023,510 共 済 事 業 収 益
1,011,971 〔共 済 付 加 収 入〕 〔 972,195〕
〔共 済 貸 付 金 利 息〕 〔
6,149〕
〔そ の 他 収 益〕 〔
33,627〕
共 済 事 業 費 用
70,411 〔共 済 借 入 金 利 息〕 〔
6,069〕
〔共 済 推 進 費〕 〔
43,939〕
〔共 済 保 全 費〕 〔
11,657〕
〔そ の 他 の 費 用〕 〔
8,746〕
済 事 業 総 利 益
941,560 購 買 事 業 収 益
5,569,397 〔購 買 品 供 給 高〕 〔 5,337,047〕
〔修 理 サ ー ビ ス 料〕 〔
38,857〕
〔そ の 他 の 収 益〕 〔 193,493〕
購 買 事 業 費 用
4,786,269 〔購 買 品 供 給 原 価〕 〔 4,543,449〕
〔購 買 品 供 給 費〕 〔
76,022〕
〔修 理 サ ー ビ ス 費〕 〔
5,284〕
〔そ の 他 の 費 用〕 〔 161,514〕
買 事 業 総 利 益
783,128 販 売 事 業 収 益
824,784 〔販 売 品 販 売 高〕 〔 502,497〕
〔販 売 手 数 料〕 〔 220,057〕
〔そ の 他 の 収 益〕 〔 102,230〕
販 売 事 業 費 用
502,504 〔販 売 品 販 売 原 価〕 〔 430,971〕
〔販
売
費〕 〔
4,159〕
〔そ の 他 の 費 用〕 〔
67,374〕
売 事 業 総 利 益
322,280 農業倉庫事業収益
65,236 農業倉庫事業費用
33,912 業 倉 庫 事 業 総 利 益
31,324 加 工 事 業 収 益
151,727 加 工 事 業 費 用
102,013 工 事 業 総 利 益
49,714 営農利用事業収益
207,214 営農利用事業費用
126,930 農 利 用 事 業 総 利 益
80,284 生活利用事業収益
17,134 生活利用事業費用
4,652 活 利 用 事 業 総 利 益
12,482 旅 行 事 業 収 益
14,939 旅 行 事 業 費 用
1,795 行 事 業 総 利 益
13,144 科
1.事
⑴
⑵
信
⑶
⑷
共
⑸
⑹
購
⑺
⑻
販
⑼
⑽
農
⑾
⑿
加
⒀
⒁
営
⒂
⒃
生
⒄
⒅
旅
目
(単位:千円)
平成23年度
3,226,250 1,280,562 〔 1,230,958〕
( 525,661)
( 118,116)
( 586,851)
(
330)
〔
38,281〕
〔
11,323〕
321,686 〔 113,021〕
( 106,598)
(
5,226)
(
59)
(
1,138)
〔 195,822〕
〔
12,843〕
(
12,843)
958,876 1,024,833 〔 982,980〕
〔
6,254〕
〔
35,599〕
79,357 〔
5,897〕
〔
52,626〕
〔
10,653〕
〔
10,181〕
945,476 5,409,390 〔 5,172,099〕
〔
40,088〕
〔 197,203〕
4,634,490 〔 4,386,332〕
〔
75,606〕
〔
6,049〕
〔 166,503〕
774,900 824,945 〔 513,722〕
〔 220,299〕
〔
90,924〕
554,576 〔 466,115〕
〔
4,056〕
〔
84,405〕
270,369 69,782 42,515 27,267 161,196 111,022 50,174 171,727 91,281 80,446 15,097 3,151 11,946 14,021 1,544 12,477 科
目
⒆ 観光農業事業収益
⒇ 観光農業事業費用
観 光 農 業 事 業 総 利 益
農地利用集積円滑化事業収益
農地利用集積円滑化事業費用
農地利用集積円滑化事業総利益
友 遊 館 事 業 収 益
友 遊 館 事 業 費 用
友 遊 館 事 業 総 利 益
福祉介護事業収益
福祉介護事業費用
福 祉 介 護 事 業 総 利 益
アグリランド事業収益
アグリランド事業費用
アグリランド事業総利益
そ の 他 事 業 収 益
そ の 他 事 業 費 用
そ の 他 事 業 総 利 益
指 導 事 業 収 入
指 導 事 業 支 出
指 導 事 業 収 支 差 額
2.事
業
管
理
費
⑴ 人
件
費
⑵ 業
務
費
⑶ 諸 税 負 担 金
⑷ 施
設
費
⑸ その他事業管理費
事
業
利
益
3.事
業
外
収
益
⑴ 受 取 雑 利 息
⑵ 受 取 出 資 配 当 金
⑶ 賃
貸
料
⑷ 雑
収
入
⑸ その他引当金戻入
4.事
業
外
費
用
⑴ 寄
付
金
⑵ 雑
損
失
⑶ 貸 与 資 産 償 却 費
⑷ その他引当金繰入
経
常
利
益
5.特
別
利
益
⑴ 固 定 資 産 処 分 益
⑵ 一 般 補 助 金
⑶ 貸 倒 引 当 金 戻 入
⑷ 固定資産撤去引当金戻入
⑸ 外部出資等損失引当金戻入
⑹ 収用に伴う移転補償金
⑺ 収用に伴う圧縮特別勘定戻入
⑻ その他の特別利益
6.特
別
損
失
⑴ 固 定 資 産 処 分 損
⑵ 固 定 資 産 圧 縮 損
⑶ 固定資産減損損失
⑷ 外部出資等損失引当金繰入
⑸ 収用に伴う圧縮特別勘定繰入
⑹ 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額
税 引 前 当 期 利 益
法人税、住民税及び事業税
過年度法人税等戻入額
法 人 税 等 調 整 額
法 人 税 等 合 計
当
期
剰
余
金
前 期 繰 越 剰 余 金
農業経営支援積立金取崩額
当 期 未 処 分 剰 余 金
― 25 ―
平成22年度 平成23年度
11,484
9,794
2,297
888
9,187
8,906
30,966
37,342
30,966
37,342
0
0
32,202
30,304
18,597
15,338
13,605
14,966
40,795
34,314
20,013
18,164
20,782 16,150
220,457
93,108
127,349
167,415
12,911
59,124
1,848
108,291
11,063
39,044
38,910
128,770
123,025
△ 89,726
△ 84,115
3,030,624
2,881,045
2,288,386
2,161,105
93,437
90,455
137,569
134,448
494,140
478,425
17,092
16,612
288,941
345,205
190,467
216,656
4,687
4,893
13,556
36,601
123,044
119,393
44,889
44,532
4,291
11,237
95,421
57,434
63
42
10,501
163
53,030
40,059
31,827
17,170
383,987
504,427
245,016
71,063
15,124
153
55,820
1,066
169,673
5,170
3,750
15,294
649
192
38,890
9,534
764
90,277
106,367
21,393
19,558
55,820
10,600
8,924
549
4,140
12,645
35,889
27,126
538,726
469,123
92,542 147,264
8,060
3,505
123,812 76,212 208,294
219,971
330,432 249,152 134,023
146,920
72,000
37,000
536,455
433,072 3)注記表
平成 22 年 度
【継続組合の前提に関する注記】
記載すべき事項はありません。
【重要な会計方針に係る事項に関する注記】
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的債券:償却原価法(定額法)
(2)子会社株式及び関連会社株式:移動平均法による原価法
(3)その他有価証券
①時価のあるもの
期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
②時価のないもの
移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品のうち、一般購買品及び加工品の製品・半製品は売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、アグリ店舗及び
その他棚卸資産は最終仕入原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)で評価しています。
3.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
①建物
(イ)平成10年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの
旧定額法を採用しています。
(ハ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定額法を採用しています。
②建物以外
(イ)平成19年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定率法を採用しています。
耐用年数及び減価償却率等については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。なお、平成10年度以前に取得したものに
ついては、旧税法による耐用年数を継続適用しています。
また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っています。
(2)無形固定資産
残存価額をゼロとする定額法を採用しています。
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務
者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、
その残額を計上しております。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、債権額から担保の
処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払い能力を総合的に判断して必要と認め
られる額を計上しております。
上記以外の債権については、貸倒実績率に基づき算定した額と税法繰入限度額とを比べて多い金額を計上しています。なお、当期は租税特
別措置法第57条の10により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した査定監査部署が査定結果を監査してお
り、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認められる額を
計上しています。
なお、過去勤務債務は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しています。
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生した当期から費用処理することとしています。
(会計方針の変更)
当期から「退職給付に係る会計基準」の一部改正(その3)(企業会計基準第19号 平成20年7月31日)を適用しています。
なお、従来の割引率と同一の割引率を使用することとなったため、損益に与える影響はありません。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金引当規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)外部出資等損失引当金
当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式については有価証券の評価方法と同様の方法により、株式以外のも
のについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる額を計上しています。
(6)固定資産撤去引当金
将来の施設整備のため老朽化施設の取り壊しに必要な費用を見積り計上しています。
(7)修繕引当金
将来の定期的な建物の大規模修繕費用に充てるため、次回修繕に必要な見積り費用と次回修繕までの期間を勘案した金額を計上しています。
(8)大口供給高割戻引当金
肥料、農薬等大口利用者に対する還元に必要な費用を見積り計上しています。
(9)特例業務負担金引当金
厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条
に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出する特例業務負担金の平成21年3月
現在における平成44年3月までの将来見込額を計上しています。
(10)ポイント引当金
アグリ各店において、販売促進を目的とするポイント制度に基づき顧客に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当年度末
において将来発生すると見込まれる額を計上しています。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行った
ものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
今期取引を開始したものについては、売買処理により行っております。
6.消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等はその他資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。
7.記載金額の端数処理
記載金額は千円未満を四捨五入して表示しており、金額五百円未満の科目については「0」で表示しております。
8.表示方法の変更
「農業協同組合法施行規則」(平成17年農林水産省令第27号)別紙様式が「農業協同組合法施行規則等の一部を改正する省令」(平成
22年3月17日付農林水産省令第18号)により改正され、平成22年3月17日から施行されたことに伴い、貸借対照表における固定資
産の表示について、「有形固定資産」を改正後の内訳表示にしています。
― 26 ―
9.会計方針の変更
従来、子会社に賃貸している資産の受取賃貸料については事業管理費から控除しておりましたが、費用と収益を対応させて、経営成績をより
適正に表示するため、当期から賃貸資産にかかる収益・費用については事業外損益に計上する方法に変更しました。この変更により事業利益
は53,030千円増加しますが、経常利益に与える影響はありません。
【貸借対照表に関する注記】
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産については、取得価額から減価償却累計額を控除した残額を記載しております。
有形固定資産の取得価額から控除した減価償却累計額は次のとおりです。
建物 4,375,539千円 構築物 770,081千円 機械及び装置 1,339,515千円
車両運搬具 357,930千円 器具備品 898,813千円
また、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は4,552,858千円であり、その内訳は次のとおりです。
建物 2,266,450千円 構築物 245,648千円 機械及び装置 1,653,195千円 車両運搬具 24,187千円
器具備品 219,417千円 土地 143,961千円
2.リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、現金自動取引機・共済端末機・管理経済端末機等(平成20年3月31日以前契約締結のもの)につ
いては、リース契約により使用しています。
3.担保に供している資産
国債のうち20,000千円を住宅等供給事業実施のため法務局に、また、その他の信用事業資産のうち6,000千円を仮差押の保証のため
裁判所に供託しています。
4.子会社に対する金銭債権・債務の総額
子会社に対する金銭債権の総額は138,247千円です。
子会社に対する金銭債務の総額は583,173千円です。
5.役員に対する金銭債権・債務の総額
理事、監事に対する金銭債権はありません。(但し、制度資金、統一ローン等は除く。)
理事、監事に対する金銭債務はありません。
6.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は49,845千円、延滞債権額は1,416,995千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法
人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸
出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予
した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は17,308千円です。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該
当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は67,912千円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,552,060千円であります。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
【損益計算書に関する注記】
1.子会社との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額
(1)子会社との取引による収益総額 126,633千円
うち事業取引高 7,648千円 うち事業取引以外の取引高118,985千円
(2)子会社との取引による費用総額 89,227千円
うち事業取引高10,865千円 うち事業取引以外の取引高 78,362千円
2.減損会計に関する注記
(1)グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合では、管理会計上の区分に基づき資産のグルーピングを行い、支所・営農生活センター等については、固定資産の管理単位並びに事
業損益区分単位を勘案して地区単位でグルーピングを行い、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルー
ピングの最小単位としています。また、本所並びに配送センター、倉庫、利用施設等については、それぞれJA全体の共用資産として取扱
われ、グルーピングされております。
(2)減損損失を認識した資産または資産グループについては、その用途、種類、場所などの概要
当期に減損を計上した固定資産は以下のとおりです。
場 所
用 途
種 類
旧元町支店跡地
遊休資産
土地
旧日田出張所跡地
遊休資産
土地
りんご温泉隣地
遊休資産
土地
旧睦合給油所
遊休資産
土地・建物・構築物・機械装置・車両運搬具・器具備品
(3)減損損失の認識に至った経緯
旧元町支店跡地、旧日田出張所跡地については、遊休状態となっており、時価の下落が見られたことから、帳簿価額を回収可能額まで減額
し、当期減少額を減損損失として認識しました。
りんご温泉隣地については、遊休状態となっており、一部の土地が非課税である鉱泉地と田に分筆されたことで時価が減少したため、帳簿
価額を回収可能額まで減額し、当期減少額を減損損失として認識しました。
旧睦合給油所については、遊休状態となっており、建物の売却見込がなくなったことから、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当期減少額
を減損損失として認識しました。
(4)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧元町支店跡地 288千円(土地288千円)
旧日田出張所跡地 378千円(土地378千円)
りんご温泉隣地 52千円(土地52千円)
旧睦合給油所 8,206千円(土地1,315千円、建物6,571千円、構築物4千円、機械装置296千円、
車両運搬具9千円、器具備品11千円)
(5)回収可能額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使用価値の場合にはその旨及び割引率
回収可能価額については全て正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定されています。
【金融商品に関する注記】
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ預
けているほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によっ
てもたらされる信用リスクに晒されています。
有価証券は、主に国債及び地方債等の債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは発行体の
信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
また、営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本所
に融資審査担当部署を設置し各支所と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなど
により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健
― 27 ―
全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化
に取り組んでいます。また、資産の自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び
財務の健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図ってい
ます。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金
融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALM
などを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意
思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリス
クヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク
量の測定を行い経営層に報告しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市
場流動性リスクについては、投資判断を行ううえでの重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用
方針などの策定の際に検討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これ
に準ずる価額を含む)が含まれています。
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(※1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(※2)
貸倒引当金控除後
外部出資
資 産 計
貯金
借入金
経済事業未払金
負 債 計
貸借対照表計上額
69,306,897
時 価
69,198,878
差 額
△ 108,019
3,197,909
4,190,947
24,656,932
286,010
24,370,922
555,770
51,850
503,920
41,150
101,611,745
103,712,600
169,885
253,437
104,135,922
3,236,846
4,190,947
38,937
0
24,845,486
474,564
503,920
41,150
102,017,227
103,614,580
168,852
253,437
104,036,869
0
0
405,482
△ 98,020
△ 1,033
0
△ 99,053
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(※2)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を
時価に代わる金額として算定しています。
②有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は
帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートであるLibor・スワ
ップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
【負債】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基
づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートであるLibor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わ
る金額として算定しています。
②借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時
価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレートであるLibor・スワップレート
で割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、帳簿価額によっています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれてはいませ
ん。 (単位:千円)
外部出資(※1)
貸借対照表計上額
5,927,793
(※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開
示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券の
うち満期があるもの
貸出金(※1、2)
経済事業未収金(※3)
合 計
1年以内
1年超2年以内
69,306,897
2年超3年以内
3年超4年以内
4年超5年以内
5年超
9,938,239
749,986
980,000
6,184
600,000
123,317
359,455
428,779
498,529
3,632,666
6,171,399
456,348
85,872,883
2,029,492
1,665,866
1,440,121
1,233,090
11,896,711
2,779,478
2,652,050
2,163,438
2,021,324
16,027,906
― 28 ―
(※1)貸出金のうち、当座貸越1,001,452千円については「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約ローンについ
ては「5年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等220,253千円は償還の予定が見込まれないため、含め
ていません。
(※3)経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等99,422千円は償還の予定が見込まれないため、含めていま
せん。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円)
1年以内
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
88,988,730
6,812,959
4,249,942
980,960
156,628
24,725
24,733
23,841
20,089
16,369
貯金(※1、2)
借入金
5年超
60,129
(※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。
(※2)貯金のうち、定期積金2,523,380千円については含めていません。
(追加情報)
「当期より「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 平成20年3月10日改正)及び「金融商品の時価等の開示に関する適
用指針」(企業会計基準適用指針第19号 平成20年3月10日)を適用しています。」
【有価証券に関する注記】
1.有価証券の時価、評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。これらには、有価証券のほか、「外部出資」中の株式が含まれています。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
国債
地方債
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
金融債
小計
国債
地方債
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの 金融債
小計
合 計
貸借対照表
計上額
19,393
399,986
2,080,000
2,499,379
498,530
19,779
406,150
2,119,592
2,545,521
492,255
386
6,164
39,592
46,142
△ 6,275
200,000
698,530
3,197,909
199,070
691,325
3,236,846
△ 930
△ 7,205
38,937
時 価
差 額
②その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価
又は償却原価
国債
1,933,045
地方債
1,423,700
貸借対照表計上額が 政府保証債
499,630
取得原価又は償却原価
金融債
100,000
を超えるもの
外部出資(株式)
8,802
小計
3,965,177
合 計
3,965,177
種類
貸借対照表
計上額
2,056,015
1,502,265
530,076
102,592
41,150
4,232,098
4,232,098
評価差額(※)
122,970
78,565
30,446
2,592
32,348
266,921
266,921
(※)貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えないものはありません。
なお、上記評価差額から繰延税金負債82,772千円を差し引いた額184,149千円が「その他有価証券評価差額金」に含まれて
います。
2.当期中に売却した満期保有目的の債券
当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
3.当期中に売却したその他有価証券
売却原価 売却額 売却損益
国 債 801,919千円 847,943千円 46,024千円 相場の上昇にともなう処分
4.当期中において、保有目的が変更となった有価証券
当期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
5.当期中に減損処理した有価証券
当期中に減損処理した有価証券はありません。
【退職給付に関する注記】
1.採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しております。また、この制度に加え、同規程に基づき退
職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく適格退職年金制度及び全国役職員共済会との契約に基づく特定退職金共済制度を採用し
ています。
2.退職給付債務及びその内訳
①退職給付債務の額
△1,975,335千円
②年金資産の額 適格退職年金制度
676,412千円
特定退職金共済制度
111,807千円
③未認識過去勤務債務の額
△86,942千円
④未認識数理計算上の差異
△83,766千円
⑤退職給付引当金の額
1,357,824千円
3.退職給付費用の内訳
①勤務費用の額
95,192千円
②利息費用の額
37,620千円
③期待運用収益の額
△9,916千円
④過去勤務債務の費用処理額
△10,868千円
⑤数理計算上の費用処理額
△6,167千円
4.退職給付債務等の計算基礎
①割引率 1.8%
②期待運用収益率 1.4%
③退職給付見込額の期間配分法 発生給付評価方式に基づく期間按分方式
④過去勤務債務の処理年数 10年
⑤数理計算上の差異の処理年数 10年
【税効果会計に関する注記】
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
78,045千円
― 29 ―
退職給付引当金超過額
特例業務負担金引当金
役員退職慰労引当金
賞与引当金超過額
未払費用否認額
固定資産撤去引当金
修繕引当金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
全農合併交付金
その他有価証券
繰延税金負債(B)
繰延税金資産の純額(A)-(B)
405,742千円
152,311千円
13,488千円
37,212千円
30,713千円
23,025千円
46,892千円
79,336千円
866,764千円
△293,099千円
573,665千円
934千円
82,772千円
83,706千円
489,959千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
31.01%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
1.77%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.17%
住民税均等割額
0.99%
法人税の特別控除
1.33%
評価性引当額の増減
7.84%
過年度法人税、住民税及び事業税等
△1.50%
その他
△2.61%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
38.66%
【賃貸等不動産に関する注記】
1.賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合では寒河江市その他の地域において保有する土地・建物等を賃貸の用に供しています。
2.賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
511,801
時 価
662,249
(注1)貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)当期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組合で算定した金額です。
また、建物等減価償却資産については帳簿価額を時価としています。
(追加情報)
当年度より「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第20号 平成20年11月28日)及び「賃貸等不動産の時
価等の開示に関する会計基準の適用方針」(企業会計基準適用指針第23号 平成20年11月28日)を適用しています。
【重要な後発事象に関する注記】
該当する事項はありません。
【その他の注記】
該当する事項はありません。
― 30 ―
平成 23 年 度
【継続組合の前提に関する注記】
記載すべき事項はありません。
【重要な会計方針に係る事項に関する注記】
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的債券:償却原価法(定額法)
(2)子会社株式及び関連会社株式:移動平均法による原価法
(3)その他有価証券
①時価のあるもの
期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
②時価のないもの
移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品のうち、一般購買品及び加工品の製品・半製品は売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、アグリ店舗及び
その他棚卸資産は最終仕入原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)で評価しています。
3.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
①建物(建物付属設備を除く)
(イ)平成10年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの
旧定額法を採用しています。
(ハ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定額法を採用しています。
②建物(建物付属設備を除く)以外
(イ)平成19年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定率法を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。なお、平成10年度以前に取得したもの
については、旧税法による耐用年数を継続適用しています。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
残存価額をゼロとする定額法を採用しています。
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)
に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、債権額から担保の
処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認めら
れる額を計上しております。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上しています。なお、この基準に基づき、
当期は租税特別措置法第57条の10により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した査定監査部署が査定結果を監査してお
り、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当期に発生していると認められる額を計上し
ています。
なお、過去勤務債務は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しています。
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生の翌期から費用処理することとしています。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金引当規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)外部出資等損失引当金
当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについては有価証券の評価と同様の方法により、株式以外の
ものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる額を計上しています。
(6)固定資産撤去引当金
将来の施設整備のため老朽化施設の取り壊しに必要な費用を見積り計上しています。
(7)修繕引当金
将来の定期的な建物の大規模修繕費用に充てるため、次回修繕に必要な見積り費用と次回修繕までの期間を勘案した金額を計上しています。
(8)特例業務負担金引当金
厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条
に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出する特例業務負担金の平成23年3月
現在における平成44年3月までの将来見込額を計上しています。
(9)ポイント引当金
アグリ各店において、販売促進を目的とするポイント制度に基づき組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、
当期末において将来使用されると見込まれる額を計上しています。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行った
ものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
6.消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。
7.記載金額の端数処理
記載金額は千円未満を四捨五入して表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示しております。
8.会計方針の変更
当期から「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号平成20年3月31日)及び「資産除去債務に関する会計基準の適用指
針」(企業会計基準適用指針第21号平成20年3月31日)を適用しています。
これにより、事業利益及び経常利益ともに1,394千円、税引前当期利益は28,521千円それぞれ減少しています。
9.表示方法の変更
アグリランド事業について、従来、損益計算書のその他の事業に含めて表示しておりましたが、事業取扱高の増加に鑑み、当事業年度よりア
グリランド事業として区分表示しております。
【貸借対照表に関する注記】
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産については、取得価額から減価償却累計額を控除した残額を記載しております。
有形固定資産の取得価額から控除した減価償却累計額は次のとおりです。
建物 4,430,052千円 構築物 772,071千円 機械及び装置 1,356,497千円
車両運搬具 353,257千円 器具備品 923,211千円
また、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は4,522,444千円であり、その内訳は次のとおりです。
― 31 ―
建物 2,269,164千円 構築物 229,127千円 機械及び装置 1,647,110千円 車両運搬具 24,187千円
器具備品 208,895千円 土地 143,961千円
2.リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、現金自動取引機・共済端末機・管理経済端末機等(平成20年3月31日以前契約締結のもの)につ
いては、リース契約により使用しています。
3.担保に供している資産
国債のうち10,000千円を住宅等供給事業実施のため法務局に、また、その他の信用事業資産のうち5,600千円を仮差押の保証のため
裁判所に供託しています。
4.子会社に対する金銭債権・債務の総額
子会社に対する金銭債権の総額は139,510千円です。
子会社に対する金銭債務の総額は416,326千円です。
5.役員に対する金銭債権・債務の総額
理事、監事に対する金銭債権はありません。(但し、制度資金、統一ローン等は除く。)
理事、監事に対する金銭債務はありません。
6.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は45,883千円、延滞債権額は1,021,435千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法
人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸
出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予
した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は25,410千円です。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該
当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は103,000千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,195,728千円であります。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
【損益計算書に関する注記】
1.子会社との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額
(1)子会社との取引による収益総額 132,500千円
うち事業取引高11,432千円 うち事業取引以外の取引高121,068千円
(2)子会社との取引による費用総額 75,689千円
うち事業取引高 9,447千円 うち事業取引以外の取引高 66,242千円
2.減損会計に関する注記
(1)グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合では、管理会計上の区分に基づき資産のグルーピングを行い、支所・営農生活センター等については、固定資産の管理単位並びに事
業損益区分単位を勘案して地区単位でグルーピングを行い、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルー
ピングの最小単位としています。また、本所並びに配送センター、倉庫、利用施設等については、それぞれJA全体の共用資産として取扱
われ、グルーピングされております。
(2)減損損失を認識した資産または資産グループについて、その用途、種類、場所などの概要
当期に減損損失を計上した固定資産は以下のとおりです。
場 所
旧元町支店跡地
旧日田出張所跡地
用 途
遊休資産
遊休資産
種 類
土地
土地
(3)減損損失の認識に至った経緯
旧元町支店跡地、旧日田出張所跡地については、遊休状態となっており、時価の下落が見られたことから、帳簿価額を回収可能額まで減額
し、当期減少額を減損損失として認識しました。
(4)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧元町支店跡地 247千円(土地247千円)
旧日田出張所跡地 302千円(土地302千円)
(5)回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使用価値の場合にはその旨及び割引率
回収可能価額については全て正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定されています。
【金融商品に関する注記】
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ預
けているほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によ
ってもたらされる信用リスクに晒されています。
有価証券は、主に国債及び地方債等の債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは発行体の
信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
また、営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本所
に融資審査担当部署を設置し各支所と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなど
により償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健
全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化
に取り組んでいます。また、資産の自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び
財務の健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図ってい
ます。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金
融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALM
などを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意
思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリス
クヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク
量の測定を行い経営層に報告しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市
場流動性リスクについては、投資判断を行ううえでの重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用
方針などの策定の際に検討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これ
に準ずる価額を含む)が含まれています。
当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
― 32 ―
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(※1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(※2)
貸倒引当金控除後
経済受託債権
外部出資
資 産 計
貯金
借入金
経済事業未払金
負 債 計
貸借対照表計上額
72,094,433
時 価
71,979,958
差 額
△ 114,475
3,338,182
4,949,224
22,426,361
298,853
22,127,508
598,349
47,080
551,269
1,372,883
20,672
104,454,171
105,005,950
156,942
207,654
105,370,546
3,392,136
4,949,224
53,954
0
22,635,951
508,443
551,269
1,372,883
20,672
104,902,093
104,878,252
157,554
207,654
105,243,460
0
0
0
447,922
△ 127,698
611
0
△ 127,087
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(※2)経済事業未収金及び経済受託債権に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を
時価に代わる金額として算定しています。
②有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は
帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・ス
ワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
⑤経済受託債権
経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権などについて、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として
います。
【負債】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基
づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代
わる金額として算定しています。
②借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時
価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレー
トで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、帳簿価額によっています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれてはいませ
ん。
(単位:千円)
外部出資(※1)
貸借対照表計上額
7,041,230
(※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開
示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券の
うち満期があるもの
貸出金(※1、2)
経済事業未収金(※3)
経済受託債権
合 計
1年以内
1年超2年以内
72,094,433
2年超3年以内
3年超4年以内
4年超5年以内
5年超
749,996
980,000
6,130
600,000
122,899
359,581
430,076
150,000
749,099
498,605
3,641,020
5,118,536
514,281
1,372,883
79,850,129
1,744,017
1,526,127
1,317,163
1,098,807
11,004,302
2,730,147
2,249,026
2,106,820
1,997,906
15,143,927
(※1)貸出金のうち、当座貸越887,227千円については「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約ローンについて
は「5年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、3ヶ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等617,409千円は償還の予定が見込まれないため、含めて
いません。
(※3)経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等84,067千円は償還の予定が見込まれないため、含めていま
せん。
― 33 ―
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円)
1年以内
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
91,746,446
5,216,312
4,585,264
218,799
837,522
25,885
25,142
21,390
17,642
14,517
貯金(※1、2)
借入金
5年超
52,366
(※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。
(※2)貯金のうち、定期積金2,401,607千円については含めていません。
【有価証券に関する注記】
1.有価証券の時価、評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。これらには、有価証券のほか、「外部出資」中の株式が含まれています。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
合 計
国債
地方債
金融債
小計
貸借対照表
計上額
508,186
399,997
2,430,000
3,338,183
3,338,183
時 価
525,156
401,427
2,465,553
3,392,136
3,392,136
差 額
16,970
1,430
35,553
53,953
53,953
(※)時価額が貸借対照表計上額を超えないものはありません。
②その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価
又は償却原価
国債
2,332,985
地方債
1,423,894
499,696
貸借対照表計上額が 政府保証債
取得原価又は償却原価 金融債
100,000
を超えるもの
社債
300,000
外部出資(株式)
8,802
小計
4,665,377
合 計
4,665,377
種類
貸借対照表
計上額
2,488,006
1,526,069
532,896
102,253
300,000
20,672
4,969,896
4,969,896
評価差額(※)
155,021
102,175
33,200
2,253
0
11,870
304,519
304,519
(※)貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えないものはありません。
なお、上記評価差額から繰延税金負債84,078千円を差し引いた額220,442千円が「その他有価証券評価差額金」に含まれ
ています。
2.当期中に売却した満期保有目的の債券
当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
3.当期中に売却したその他有価証券
売却原価 売却額 売却損益
国 債 199,768千円 201,969千円 2,201千円 相場の上昇にともなう処分
4.当期中において、保有目的が変更となった有価証券
当期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
5.当期中に減損処理した有価証券
当期中に減損処理した有価証券はありません。
【退職給付に関する注記】
1.採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しております。また、この制度に加え、同規程に基づき退
職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく確定給付型年金制度(DB)及び全国役職員共済会との契約に基づく特定退職金共済制度
を採用しています。
2.退職給付債務およびその内訳
①退職給付債務
△1,835,008千円
②年金資産 確定給付型年金制度(DB)
649,496千円
特定退職金共済制度
95,497千円
③未認識過去勤務債務
124,843千円
④未認識数理計算上の差異
△298,340千円
⑤貸借対照表計上額純額
△1,263,511千円
⑥退職給付引当金
△1,263,511千円
3.退職給付費用の内訳
①勤務費用
83,160千円
②利息費用
35,556千円
③期待運用収益
△9,470千円
④過去勤務債務の費用処理額
11,456千円
⑤数理計算上の費用処理額
△28,532千円
4.退職給付債務等の計算基礎
①割引率
1.8%
②期待運用収益率
1.4%
③退職給付見込額の期間配分法 発生給付評価方式に基づく期間按分方式
④過去勤務債務の処理年数
10年
⑤数理計算上の差異の処理年数
10年
【税効果会計に関する注記】
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
退職給付引当金超過額
特例業務負担金引当金
役員退職慰労引当金
賞与引当金超過額
未払費用否認額
固定資産撤去引当金
修繕引当金
減損損失
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
73,049千円
360,785千円
131,717千円
14,391千円
25,738千円
42,107千円
14,652千円
45,772千円
36,262千円
46,382千円
790,855千円
△292,165千円
― 34 ―
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
全農合併交付金
その他有価証券
有形固定資産除去費用
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
498,690千円
△831千円
△84,078千円
△1,340千円
△86,249千円
412,441千円
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割額
評価性引当額の増減
税率変更による期末繰延税金資産(負債)の減額修正
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
31.01%
1.78%
△1.02%
1.13%
△0.20%
9.28%
4.89%
46.89%
3.法人税等の税率の変更
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律」(平成23年法律第114号)及び「東日本
大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」(平成23年法律第177号)が、平成23年12
月2日に交付されました。平成24年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられ、また、平成27年3月31日までの期
間(指定期間)に開始する事業年度については、復興特別法人税が課されることになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債
の計算に使用する法定実効税率は、前事業年度の31.01%から、指定期間内に開始する事業年度については29.40%、平成27年4月
1日以後に開始する事業年度については27.61%に変更されました。その結果、繰延税金資産が33,188千円が減少し、その他有価証
券評価差額金が10,354千円増加し、法人税等調整額が43,542千円増加しています。
【賃貸等不動産に関する注記】
1.賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合では寒河江市その他の地域において保有する土地・建物等を賃貸の用に供しています。
2.賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
478,285
時 価
746,314
(注1)貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)当期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組合で算定した金額です。
また、建物等減価償却資産については帳簿価額を時価としています。
【重要な後発事象に関する注記】
該当する事項はありません。
【その他の注記】
1.資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの
(1)当該資産除去債務の概要
当組合の施設の一部は、設置の際に土地所有者との事業用定期借地権契約や不動産賃貸借契約を締結しており、賃借期間終了による原状回
復義務に関し資産除去債務を計上しています。
(2)当該資産除去債務の金額の算定方法
資産除去債務の見積にあたり、支出までの見込期間は1年~22年、割引率は1.05%~2.34%を採用しています。
(3)当期末における当該資産除去債務の総額の増減
期首残高(注)
32,716千円
時の経過による調整額
453千円
期末残高
33,169千円
(注)当期より「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号平成20年3月31日)及び「資産除去債務に関する会計基準
の適用指針」(企業会計基準適用指針第21号平成20年3月31日)を適用したことによる期首時点における残高です。
― 35 ―
4)剰余金処分計算書(2事業年度分)
(単位:千円)
項 目
平 成 2 2 年 度
平 成 2 3 年 度
1.当 期 未 処 分 剰 余 金
536,455 433,072 2.剰
余
金
処
分
額
389,535 306,445 (1) 利
益
準
備
金
70,000 70,000 (2) 任
意
積
立
金
300,000 217,000 (特 別 積 立 金)
(
100,000)
(
100,000)
( 農業経営支援積立金 )
(
100,000)
(
37,000)
( 健康福祉事業積立金 )
(
50,000)
(
50,000)
( 農業関連施設整備積立金 )
(
50,000)
(
30,000)
(3) 出
資
配
当
金
19,535 19,445 3.次 期 繰 越 剰 余 金
146,920 126,627 注1)出資配当金は年0.5%の割合です。ただし、期中の増減については日数割で計算しています。
注2)任意積立金のうち、目的積立金の種類および積立目的、積立目標額、取崩基準は別表のとおりです。
注3)次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善の事業の費用に充てるための教育情報資金として20,000,000円
が含まれています。
(単位:千円)
【別表】
種 類
積立目的
農業の再生産、
農業経営の体質
強化により農家
農業経営支援積立金
所得の向上を図
ることを目的と
する。
健康福祉に関す
る長期的かつ体
系的な関連事業
健康福祉事業積立金
の整備に資する
ことを目的とす
る。
農業振興と生産
農 業 関 連 施 設 整 備 向上に関する農
業関連施設の整
積
立
金
備に資すること
を目的とする。
当期積立額
37,000
50,000
30,000
累計積立額
(当期分含む)
100,000
150,000
80,000
― 36 ―
積立目標額
取崩基準
200,000
農家組合員に対して、
資材費や利用料の還
元等、農業経営に関
する諸支援のために
支出した当該支出額
を年度の決算期に理
事会の決議を経て取
り崩す。
150,000
健康福祉関連事業に
おいて、事業の拡充、
機能性の向上等のた
めに支出した当該支
出額を年度の決算期
に理事会の決議を経
て取り崩す。
200,000
農業関連施設の整備
に関して、10,000千円
を超える修理費及び
改良費等、または
200,000千円を超える
施設取得のために支
出した当該支出額を
年度の決算期に理事
会の決議を経て取り
崩す。
5)部門別損益計算書
(平成22年度)
区 分
(単位:千円)
計
信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等
事
業
収
益①
9,578,125
1,393,817
1,011,971
5,369,572
1,763,721
39,044
事
業
費
用②
6,258,560
370,307
70,411
4,290,683
1,398,389
128,770
益
)③
3,319,565
1,023,510
941,560
1,078,889
365,332
△ 89,726
事 業 管 理 費④
3,030,624
702,756
694,262
1,169,801
358,403
105,402
う ち 減 価 償 却 費⑤
285,919
53,670
23,905
179,736
24,259
4,349
う ち 人 件 費 ⑤’
2,288,386
540,834
580,870
802,001
277,784
86,897
※うち共通管理費 ⑥
119,786
120,722
162,834
56,150
8,422
△ 467,914
うち減価償却費 ⑦
8,275
8,340
11,252
3,880
582
△ 32,329
う ち 人 件 費 ⑦’
65,604
66,116
89,186
30,754
4,613
△ 256,273
事
(
事
(
業
①
総
-
利
②
業
利
③ - ④
益
)⑧
288,941
320,754
247,298
△ 90,912
事 業 外 収 益⑨
190,467
47,559
47,931
66,800
24,833
3,344
47,559
47,931
64,653
22,293
3,344
24,427
24,619
33,207
11,450
1,718
24,427
24,619
33,207
11,450
1,718
※うち共通分⑩
事 業 外 費 用⑪
95,421
※うち共通分⑫
6,929 △ 195,128
経
常
利
益
( ⑧ + ⑨ - ⑪ )⑬
383,987
343,886
270,610
△ 57,319
特
245,016
62,725
63,214
85,265
29,402
4,410
62,725
63,214
85,265
29,402
4,410
23,110
23,289
31,418
10,835
1,625
23,110
23,289
31,418
10,835
1,625
383,501
310,535
△ 3,472
38,879 △ 190,717
38,143
38,143
106,802
7,629 △ 190,717
別
利
益⑭
※うち共通分⑮
特
別
損
失⑯
90,277
※うち共通分⑰
税引前当期利益
( ⑬ + ⑭ - ⑯ )⑱
営農指導事業分
⑲
配
賦
額
営農指導事業分配賦
後税引前当期利益
(⑱-⑲) ⑳
538,726
538,726
345,358
272,392 △ 110,274
31,250
注1)共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
(事業総利益割+人件費割+職員人数割)の平均値で各部門へ配賦しています。
(2)営農指導事業
営農指導事業の各部への貢献度を加味して各部門へ配賦しています。
注2)配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
営農指導事業
共 通 管 理 費 等
25.6%
25.8%
34.8%
12.0%
1.8%
営 農 指 導 事 業
20.0%
20.0%
56.0%
4.0%
― 37 ―
△ 95,421
20,312 △ 193,502
※⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は、各事業に直課できない部分
区 分
△ 185,780
計
100%
100%
△ 245,016
△ 90,277
(平成23年度)
区 分
(単位:千円)
計
信用事業 共済事業 農業関連事業 生活その他事業 営農指導事業 共通管理費等
事
業
収
益①
9,355,585
1,280,562
1,024,833
5,401,520
1,609,760
38,910
事
業
費
用②
6,129,335
321,686
79,357
4,342,955
1,262,312
123,025
益
)③
3,226,250
958,876
945,476
1,058,565
347,448
△ 84,115
事 業 管 理 費④
2,881,045
697,175
673,063
1,086,340
333,042
91,425
う ち 減 価 償 却 費⑤
243,368
41,573
20,648
158,534
19,414
3,199
う ち 人 件 費 ⑤’
2,161,105
540,860
559,402
738,103
247,986
74,754
※うち共通管理費 ⑥
120,064
120,981
157,643
52,702
6,874
△ 458,264
うち減価償却費 ⑦
8,077
8,139
10,603
3,545
462
△ 30,826
う ち 人 件 費 ⑦’
60,376
60,836
79,272
26,500
3,457
△ 230,441
事
(
事
(
業
①
総
-
利
②
業
利
③ - ④
益
)⑧
345,205
261,701
事 業 外 収 益⑨
216,656
55,483
55,906
75,142
26,949
3,176
55,483
55,906
72,847
24,351
3,176
15,048
15,163
19,757
6,604
862
15,048
15,163
19,757
6,604
862
504,427
302,136
313,156
27,610
71,063
18,620
18,762
24,445
8,170
1,066
18,620
18,762
24,445
8,170
1,066
27,866
28,080
36,592
12,233
1,596
27,866
28,080
36,592
12,233
1,596
292,890
303,838
15,463
34,751
34,752
97,303
6,950
269,086 △ 81,840
23,738
※うち共通分⑩
事 業 外 費 用⑪
57,434
※うち共通分⑫
経
常
利
益
( ⑧ + ⑨ - ⑪ )⑬
特
別
利
益⑭
※うち共通分⑮
特
別
損
失⑯
106,367
※うち共通分⑰
税引前当期利益
( ⑬ + ⑭ - ⑯ )⑱
営農指導事業分
⑲
配
賦
額
営農指導事業分配賦
後税引前当期利益
(⑱-⑲) ⑳
469,123
469,123
272,413 △ 27,775
258,139
14,406 △ 175,540
30,688 △ 173,756
△ 173,756
注1)共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等
(1)共通管理費等
(事業総利益割+人件費割+職員人数割)の平均値で各部門へ配賦しています。
(2)営農指導事業
営農指導事業の各部への貢献度を加味して各部門へ配賦しています。
注2)配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
営農指導事業
共 通 管 理 費 等
26.2%
26.4%
34.4%
11.5%
1.5%
営 農 指 導 事 業
20.0%
20.0%
56.0%
4.0%
― 38 ―
△ 57,434
34,751 △ 173,226
※⑥、⑩、⑫、⑮、⑰は、各事業に直課できない部分
区 分
△ 211,763
計
100%
100%
△ 71,063
△ 106,367
○損益の状況
1)最近5事業年度の主要な経営指標
(単位:百万円、口、人、%)
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
経常収益(事業収益)
9,538
9,649
10,022
9,579
9,356
信 用 事 業 収 益
1,460
1,561
1,522
1,394
1,281
共 済 事 業 収 益
1,082
1,048
1,047
1,012
1,025
農 業 関 連 事 業 収 益
4,643
5,206
5,600
5,370
5,401
そ の 他 事 業 収 益
2,353
1,834
1,853
1,803
1,649
益
419
423
441
384
504
金
200
194
193
330
249
金
4,019
4,003
3,977
3,949
3,923
)
( 1,339,511)
( 1,334,423)
( 1,325,588)
(1,316,430)
(1,307,565)
経
当
常
期
剰
出
(
利
余
資
出
資
口
数
純
資
産
額
6,848
7,067
7,240
7,503
7,753
総
資
産
額
109,945
113,665
115,167
116,142
118,186
貯
金
等
残
高
98,877
101,525
102,828
103,713
105,006
貸
出
金
残
高
25,858
25,040
25,847
24,656
22,426
高
4,845
7,461
7,418
7,389
8,287
28
20
20
20
19
数
447
446
473
467
448
単 体 自 己 資 本 比 率
16.76
16.23
16.45
17.32
17.42
有
価
証
券
残
剰 余 金 配 当 金 額
出 資 配 当 の 額
職
員
注1)経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
注2)当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
注3)信託業務の取り扱いは行っていません。
― 39 ―
2)利益総括表
(単位:百万円、%)
資 金 運 用 収 支
役 務 取 引 等 収 支
そ の 他 信 用 事 業 収 支
信 用 事 業 粗 利 益
(信用事業粗利益率)
事
業
粗
利
益
( 事 業 粗 利 益 率 )
平成22年度
1,179
40
△ 195
1,024
(1.31)
3,320
(3.31)
平成23年度
1,118
38
△ 184
959
(1.14)
3,226
(3.30)
増 減
△ 61
△2
11
△ 65
(△ 0.17)
△ 94
(△ 0.01)
注)信用事業粗利益率 = 信用事業総利益 / 信用事業資産(債務保証見返を除く)平均残高 × 100
事 業 粗 利 益 率 = 事業総利益 / 総資産(債務保証見返を除く)平均残高 × 100
3)資金運用収支の内訳
(単位:百万円、%)
平成22年度
平均残高
資
金 運 用 勘
う
ち
預
う ち 有 価 証
う
ち
貸
出
資 金 調 達 勘
う ち 貯 金 ・ 定
う
ち
借
入
総 資 金 利 ざ
定
金
券
金
定
積
金
や
100,712
68,674
7,098
24,940
103,754
103,575
179
-
利息
1,350
558
158
634
170
169
1
-
平成23年度
利回り
1.34
0.81
2.22
2.54
0.16
0.16
0.55
0.61
平均残高
103,066
72,336
7,449
23,281
105,337
105,171
166
-
利息
1,231
526
118
587
113
112
1
-
利回り
1.19
0.72
1.58
2.52
0.10
0.10
0.60
0.54
注1)総資金利ざや = 資金運用利回り - 資金調達原価率(資金調達利回り+経費率)
注2)資金運用勘定の利息欄の預金には、農林中金からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等
奨励金が含まれています。
4)受取・支払利息の増減額
受
う
う
う
支
う
う
う
差
取
利
ち
預
ち 有 価 証
ち
貸
出
払
利
ち
貯
ち 譲 渡 性 貯
ち
借
入
し
引
息
金
券
金
息
金
金
金
き
(単位:百万円)
平成22年度増減額
平成23年度増減額
△ 129
△ 116
31
△ 44
△ 78
△ 77
0
△1
△ 51
△ 119
△ 32
△ 40
△ 47
△ 57
△ 57
0
0
△ 62
注1)増減額は前年度対比です。
注2)受取利息の預金には、農林中金からの事業利用分量配当金、貯蓄増強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含ま
れています。
― 40 ―
○事業の状況
1)信用事業
① 貯金に関する指標
(科目別貯金平均残高)
(単位:百万円、%)
平成22年度
平成23年度
増 減
流
動
性
貯
金
32,179( 31.07)
33,640( 31.99)
1,461
定
期
性
貯
金
70,880( 68.43)
71,370( 67.86)
490
金
62( 0.06)
65( 0.06)
3
103,121( 99.56)
105,075( 99.91)
1,954
金
454( 0.44)
95( 0.09)
△ 359
計
103,575(100.00)
105,170(100.00)
1,595
そ
の
他
の
貯
計
譲
渡
性
貯
合
注1)流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
注2)定期性貯金=定期貯金+定期積金
注3)( )内は構成比です。
(定期貯金残高)
(単位:百万円、%)
平成22年度
定
期
貯
平成23年度
増 減
金
68,294(100.00)
68,763(100.00)
469
うち固定金利定期
68,288( 99.99)
68,758( 99.99)
470
うち変動金利定期
6( 0.01)
5( 0.01)
△1
注1)固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
注2)変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
注3)( )内は構成比です。
② 貸出金等に関する指標
(科目別貸出金平均残高)
(単位:百万円、%)
平成22年度
平成23年度
増 減
手
形
貸
付
294 ( 1.21)
282 ( 1.21)
△ 12
証
書
貸
付
23,663 ( 94.75)
22,051 ( 94.72)
△ 1,612
当
座
貸
越
983 ( 4.04)
948 ( 4.07)
△ 35
計
24,940 (100.00)
23,281 (100.00)
△ 1,659
合
注) ( )内は構成比です。
(貸出金の金利条件別内訳残高)
(単位:百万円、%)
平成22年度
平成23年度
増 減
固
定
金
利
貸
出
16,819( 68.21)
15,778( 70.36)
△ 1,041
変
動
金
利
貸
出
7,837( 31.79)
6,648( 29.64)
△ 1,189
計
24,656(100.00)
22,426(100.00)
△ 2,230
合
注) ( )内は構成比です。
― 41 ―
(貸出金の担保別内訳残高)
貯 金 ・ 定 期 積 金 等
有 価 証 券
動 産
不 動 産
そ の 他 担 保 物
小
計
農業信用基金協会保証
そ
の
他
保
証
小
計
信
用
合
計
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
1,227
0
0
7,508
483
9,218
10,858
2,456
13,314
2,124
24,656
404
0
0
7,057
454
7,915
10,381
2,133
12,514
1,997
22,426
(債務保証見返額の担保別内訳残高)
貯
有
不
そ
小
信
合
金 ・ 定 期 積 金
価 証 動 の 他 担 保
等
券
産
物
計
用
計
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
備
資
転
資
金
金
計
増 減
取扱実績なし
(貸出金の使途別内訳残高)※個人と法人向けの貸出金を含む
設
運
合
増 減
△ 823
0
0
△ 451
△ 29
△ 1,303
△ 477
△ 323
△ 800
△ 127
△ 2,230
平成22年度
16,327( 66.22)
8,329( 33.78)
24,656(100.00)
(単位:百万円、%)
平成23年度
15,398( 68.66)
7,028( 31.34)
22,426(100.00)
増 減
△ 929
△ 1,301
△ 2,230
注)( )内は構成比です。
(貸出金の業種別残高)※個人と法人向けの貸出金を含む
農
業
林
業
水
産
業
製
造
業
鉱
業
建 設 ・ 不 動 産 業
電気・ガス・熱供給水道業
運 輸 ・ 通 信 業
金 融 ・ 保 険 業
卸売・小売・サービス業・飲食業
地 方 公 共 団 体
そ
の
他
合
計
平成22年度
5,459( 22.14)
14( 0.06)
0( 0.00)
1,027( 4.16)
31( 0.13)
902( 3.66)
59( 0.24)
273( 1.11)
2,151( 8.72)
2,475( 10.04)
3,235( 13.12)
9,030( 36.62)
24,656(100.00)
注)( )内は構成比(貸出金全体に対する割合)です。
― 42 ―
(単位:百万円、%)
平成23年度
4,934( 22.00)
12( 0.06)
0( 0.00)
891( 3.97)
16( 0.07)
855( 3.81)
36( 0.16)
246( 1.10)
2,142( 9.55)
2,327( 10.38)
2,133( 9.51)
8,834( 39.39)
22,426(100.00)
増 減
△ 525
△2
0
△ 136
△ 15
△ 47
△ 23
△ 27
△9
△ 148
△ 1,102
△ 196
△ 2,230
(主要な農業関係の貸出金残高)
1)営農類型別
(単位:百万円)
平成22年度
穀
野
菜
・
園
果 樹 ・ 樹 園 農
養 豚 ・ 肉 牛 ・ 酪
養
鶏
・
鶏
そ
の
他
農
合
作
芸
業
農
卵
業
計
平成23年度
228
203
147
132
438
396
85
66
2
2
1,549
1,506
2,449
2,305
増 減
△ 25
△ 15
△ 42
△ 19
0
△ 43
△ 144
注1)農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、
農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
注2)「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従と
なる農業者等が含まれています。
2)資金種類別
[貸出金]
(単位:百万円)
平成22年度
プ
農
ロ パ ー 資
業 制 度 資
農 業 近 代 化 資
そ の 他 制 度 資
合
金
金
金
金
計
平成23年度
1,977
1,881
472
424
250
228
222
196
2,449
2,305
増 減
△ 96
△ 48
△ 22
△ 26
△ 144
注1)プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
注2)農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行
うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金
と②を対象とします。
注3)その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当しま
す。
[受託貸付金]
(単位:百万円)
平成22年度
日本政策金融公庫資金
合
計
平成23年度
0
0
0
0
0
0
注) 日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
― 43 ―
増 減
(リスク管理債権残高)
(単位:百万円)
平成22年度
破 綻 先 債 権 額
延
滞
債
権
額
3ヵ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
平成23年度
50
46
1,417
1,022
17
25
68
103
1,552
1,196
増 減
△4
△ 395
8
35
△ 356
注1)破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の
見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不
計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項
第4号に規定する事由が生じている貸出金をいいます。
注2)延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支
払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
注3)3ヵ月以上延滞債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権及び延滞債権に該
当しないものをいいます。
注4)貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄そ
の他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当し
ないものをいいます。
(金融再生法開示債権区分に基づく保全状況)
債 権 区 分
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危
険
債
権
要
管
理
債
権
小 計
正
常
債
権
合
計
債 権 額
506
562
128
1,196
(単位:百万円)
保 全 額
担保・保証等
引 当
合 計
394
112
506
451
110
561
124
0
124
969
222
1,191
21,351
22,547
注)上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、
債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。
①破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権
②危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本及び利息の回収ができない可能性の高い債権
③要管理債権
3ヵ月以上延滞貸出債権及び貸出条件緩和貸出債権
④正常債権
上記以外の債権
(元本補てん契約のある信託に係るリスク管理債権の状況)
該当する取引はありません。
― 44 ―
(貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額)
区 分
平成22年度
平成23年度
期中減少額
期中減少額
期 末 期 首 期 中
期 末
期 中
増加額 目的使用 その他 残 高 残 高 増加額 目的使用 その他 残 高
85
85
92
85
80
85
80
254
254
391
254
267
254
267
339
339
483
339
347
339
347
期 首
残 高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合
計
(単位:百万円)
92
391
483
(貸出金償却の額)
(単位:百万円)
平成22年度
貸
出
金
償
却
額
平成23年度
0
0
③ 内国為替取扱実績
種 類
送 金 振 込 為 替
代 金 取 立 為 替
雑
合
為
替
計
件
金
件
金
件
金
件
金
数
額
数
額
数
額
数
額
(単位:件、百万円)
平成22年度
仕 向
被仕向
68,353
141,411
32,760
40,809
28
52
16
19
8,480
7,528
9,574
11,932
76,861
148,991
42,350
52,760
平成23年度
仕 向
被仕向
70,388
145,131
31,307
43,163
35
54
11
19
8,430
7,434
9,722
11,433
78,853
152,619
41,040
54,615
④ 有価証券に関する指標
(種類別有価証券平均残高)
国
地
方
政 府 保 証
金
融
そ の 他 の 証
合
債
債
債
債
券
計
(単位:百万円)
平成22年度
2,492
1,823
500
2,271
7,086
平成23年度
2,644
1,823
500
2,482
7,449
注)貸付有価証券は有価証券の種類ごとに区分して記載しております。
(商品有価証券種類別平均残高)
該当する取引はありません。
― 45 ―
増 減
152
0
0
211
363
(有価証券残存期間別残高)
(単位:百万円)
1年超 3年超 5年超 7年超
期間の
1年 10年
3年 5年 7年 10年
定めな 合 計
以下
超
以下 以下 以下 以下
いもの
国
地
方
政 府 保 証
金
融
そ の 他 の 証
計
債
債
債
債
券
国
地
方
政 府 保 証
金
融
そ の 他 の 証
計
債
債
債
債
券
平 成 22 年 度
10
6
40
800
400
200
400
200
300
1,330
1,050
1,736
1,490
1,500
平 成 23 年 度
26
220
1,700
400
500
925
400
100
350
1,680
500
10
1,100
825
500
1,925
500
200
700
2,456
1,825
500
2,380
0
7,161
2,846
1,825
500
2,530
300
8,001
300
750
1,706
1,620
2,725
200
1,000
⑤ 有価証券等の時価情報等
(有価証券の時価情報等)
保 有 区 分
売
買
目
満 期 保 有 目
そ
の
合
的
的
他
計
(単位:百万円)
平成22年度
取得価額
時 価
評価損益
0
0
0
3,198
3,237
39
3,965
4,232
267
7,163
7,469
306
平成23年度
取得価額
時 価
評価損益
0
0
0
3,338
3,392
54
4,665
4,970
305
8,003
8,362
359
注1)時価は期末日における市場価格等によっております。
注2)取得価額は取得原価又は償却原価によっております。
注3)満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表額として計上しております。
注4)その他の有価証券については時価を貸借対照表額としております。
(金銭の信託の時価情報等)
該当する取引はありません。
(デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引)
該当する取引はありません。
― 46 ―
2)共済取扱実績
生 命 総 合 共 済
(長期共済新契約高・保有高)
平成22年度
種 類
新契約高
保有契約高
終 身 共 済
15,546
166,282
定 期 生 命 共 済
50
100
養 老 生 命 共 済
5,190
113,917
(うちこども共済)
(1,158)
(19,127)
医 療 共 済
1,046
3,404
が ん 共 済
488
1,843
定 期 医 療 共 済
140
2,579
51
年 金 共 済
建 物 更 生 共 済
26,426
225,159
合 計
48,886
513,335
(単位:百万円)
平成23年度
新契約高
保有契約高
11,503
163,343
100
4,574
104,788
( 815)
(19,080)
337
3,494
75
1,766
2,145
48
34,306
221,383
50,795
497,067
注)金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加された定期
特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。
(医療系共済の入院共済金額保有高)
種 類
医
療
共
が
ん
共
定 期 医 療 共
合
済
済
済
計
(単位:百万円)
平成22年度
新契約高
保有高
10
13
5
18
0
7
15
38
平成23年度
新契約高
保有高
7
20
1
17
0
6
8
43
注)金額は、入院共済金額を表示しています。
(年金共済の年金保有高)
種 類
年
年
合
金
金
開
開
始
始
前
後
計
(単位:百万円)
平成22年度
新契約高
保有高
257
1,911
1,422
257
3,333
平成23年度
新契約高
保有高
111
1,752
1,439
111
3,191
注)金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
(短期共済新契約高)
種 類
火
災
共
済
自 動 車 共 済
傷
害
共
済
定額定期生命共済
賠 償 責 任 共 済
自 賠 責 共 済
合 計
(単位:百万円)
平成22年度
金 額
掛 金
46,089
53
平成23年度
金 額
掛 金
45,657
52
818
119
0
0
164
1,154
811
126
0
0
189
1,178
170,190
22
注1)金額は、保障金額を表示しています。
注2)自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
― 47 ―
170,401
22
3)販売・購買事業の状況
(販売事業取扱実績)
雑
果
野
花
畜
そ
合
種 類
米
の 他 農 産
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
2,226
30
3,500
788
495
1,332
32
8,403
穀
実
菜
き
産
物
計
(購買事業取扱実績)
種 類
生
産
資
材
肥
料
飼
料
農
薬
施 設 資 材
包 装 資 材
その他生産資材
農
機
生
活
資
材
一 般 生 活 資 材
葬
祭
冠
婚
店
舗
合
計
2,488
37
3,075
634
445
1,266
33
7,978
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
3,343
504
407
667
259
458
531
517
1,994
1,295
530
75
94
5,337
― 48 ―
3,318
468
404
659
289
416
564
518
1,854
1,185
516
53
100
5,172
○経営諸指標
1)利益率
(単位:%)
総 資 産 経 常 利 益 率
資 本 経 常 利 益 率
総資産当期純利益率
資 本 当 期 純 利 益 率
平成22年度
0.38
5.71
0.32
4.91
平成23年度
0.51
7.40
0.25
3.65
増 減
0.13
1.69
△ 0.07
△ 1.26
注1)総資産経常利益率 =経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
注2)資本経常利益率 =経常利益/純資産勘定平均残高×100
注3)総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
注4)資本当期純利益率 =当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2)貯貸率・貯証率
貯貸率
貯証率
期
期 中 平
期
期 中 平
(単位:%)
末
均
末
均
平成22年度
23.77
22.08
7.12
6.84
平成23年度
21.35
22.13
7.89
7.08
増 減
△ 2.42
0.05
0.77
0.24
注1)貯貸率(期 末)=貸出金残高/貯金残高×100
注2)貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
注3)貯証率(期 末)=有価証券残高/貯金残高×100
注4)貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
○自己資本の充実の状況
1)自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円、%)
基本的項目(A)=(B)+(C)
資本勘定
(B)
うち出資金
営業権相当額(△)
(C)
補完的項目対象額(D)=(E)+(F)+(G)-(H)
土地の再評価額と再評価の直前の
帳簿価額との差額の45%相当額 (E)
一般貸倒引当金
(F)
負債性資本調達手段等
(G)
補完的項目不算入額
(H)
自己資本(I)=(A)+(D)
リスク・アセット(J)=(K)+(L)+(M)
資 産
(K)
オフ・バランス取引
(L)
オペレーショナル・リスク相当額を8%で
除して得た額
(M)
自己資本比率(I)/(J)
平成22年度
7,300
7,300
3,949
平成23年度
7,513
7,513
3,923
85
80
85
80
7,385
42,625
36,696
7,593
43,571
37,650
5,929
17.32
5,921
17.42
注1)平成18年3月28日金融庁・農林水産省告示第2号「農業協同組合等がその健全性を判断するための基準」
に定めれられた算式に基づき算出したものです。
注2)当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リ
スク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
注3)当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
― 49 ―
2)自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成22年度
エクスポー
ジャーの
期末残高
我が国の中央政府及び中央銀行向け
我が国の地方公共団体向け
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地 方 三 公 社 向 け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法
人
等
向
け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三 月 以 上 延 滞 等
信用保証協会等保証付
共 済 約 款 貸 付
出
資
等
2,465
4,844
403
100
72,676
2,919
1,801
3,070
742
10,880
198
5,977
平成23年度
リスク・
アセット額
所要自己
資本額
a
b=a×4%
エクスポー
ジャーの
期末残高
リスク・
アセット額
所要自己
資本額
a
b=a×4%
0
0
0
0
0
0
0
0
2,857
3,717
703
100
0
0
30
0
0
0
1
0
14,535
2,825
1,036
1,051
581
113
41
42
75,485
2,789
1,672
2,790
15,097
2,718
968
949
604
109
39
38
622
1,062
0
5,977
25
42
0
239
680
10,404
175
7,082
523
1,015
0
7,082
21
40
0
283
9,588
36,696
384
1,467
9,793
118,247
9,268
37,650
371
1,506
複数の資産を裏付とす
る資産(所謂ファン
ド)のうち、個々の資
産の把握が困難な資産
証
上
合
券
記
以
化
外
計
10,172
116,247
オ ペ レ ー シ ョ ナ ル ・ リ ス ク オペレーショナル・リスク
に 対 す る 所 要 自 己 資 本 の 額 相当額を8%で除して得た額
a
< 基 礎 的 手 法 >
5,929
リスク・アセット等(分母)計
a
所 要 自 己 資 本 額 計
42,625
所要自己 オペレーショナル・リスク 所要自己
資本額 相当額を8%で除して得た額 資本額
a
b=a×4%
b=a×4%
237
5,921
237
所要自己資本額 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額
a
b=a×4%
b=a×4%
1,705
43,571
1,743
注1)「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの
種類ごとに記載しています。
注2)「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的に
は貸出金や有価証券等が該当します。
注3)「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・
ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
注4)「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャ
ーのことです。
注5)「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
注6)当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 ÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
― 50 ―
3)信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法に
より算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判
定に当たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼
格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody’s)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛
目のことです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リ
スク・スコアは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
カントリー・リスク・スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
(長期)
法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
(短期)
― 51 ―
② 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上延滞エクス
ポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
三月以上延 信用リスク
三月以上延
信用リスク
うち
うち
滞エクスポ に関するエ うち
滞エクスポ
に関するエ うち
うち債券 店頭デリ ージャー
うち債券 店頭デリ ージャー
クスポージ 貸出金等
クスポージ 貸出金等
バティブ
バティブ
ャーの残高
ャーの残高
国
内 116,247 23,767
7,183
742 118,247 22,553
8,025
680
国
外
地 域 別 残 高 計 116,247 23,767
7,183
742 118,247 22,553
8,025
680
42
39
36
35
農
業
林
業
水産業
製造業
141
119
115
鉱
業
法 人
建 設 ・
不動産業
18
16
16
16
電気・ガス・熱
供給・水道業
運輸・
通信業
100
金融・
保険業
72,054
2,097
卸売・小売・飲
食・サービス業
89
85
日本国政 府・
地方公共団体
9,293
5,000
上記以外
個
人
そ の 他
業種別残高計
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
5年超7年以下
7年超10年以下
1 0 年 超
期限の定めのないもの
残存期間別残高計
1,917
17,261
15,332
116,247
71,987
2,958
3,384
2,795
3,817
13,564
17,742
116,247
100
100
2,386
75,100
2,096
84
82
4,294
8,589
3,903
4,686
703
15,827
403
7,183
10
1,741
1,493
1,504
1,932
503
573
15,732
1
22,553
3,016
1,244
1,430
1,250
1,842
12,193
1,578
22,553
703
23,767
3,210
1,216
1,876
1,291
1,885
13,061
1,228
23,767
1
1,823
740 16,340
1 16,040
742 118,247
74,621
2,954
3,055
3,985
2,045
13,194
18,393
118,247
7,183
100
2,536
8,025
752
1,711
1,624
2,734
204
1,000
1
678
1
680
8,025
注1)信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
注2)「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間及び融資枠の範囲でお客様のご請
求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能
残額も含めています。
注3)「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。
注4)「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞してい
るエクスポージャーをいいます。
注5)「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
― 52 ―
③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
期中減少額
期中減少額
期 首 期 中
期 末 期 首 期 中
期 末
残 高 増加額 目 的 その他 残 高 残 高 増加額 目 的 その他 残 高
使 用
使 用
区 分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
92
391
85
254
-
-
92
391
85
254
85
254
80
267
④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
平成22年度
85
254
80
267
(単位:百万円)
平成23年度
期中減少額
期中減少額
期 首 期 中
期 末 貸出金 期 首 期 中
期 末 貸出金
残 高 増加額 目 的 その他 残 高 償 却 残 高 増加額 目 的 その他 残 高 償 却
使 用
使 用
区 分
国
国
地 域 別
農
林
水産
製造
鉱
-
-
内
外
計
業
業
業
業
業
法 人
391
254
391
254
254
267
254
267
391
2
254
391
2
254
0
254
267
254
267
223
166
391
9
245
254
223
166
391
9
245
254
9
245
254
1
266
267
9
245
254
1
266
267
建 設 ・
不動産業
電気・ガス・熱
供給・水道業
運輸・
通信業
金融・
保険業
卸売・小売・飲
食・サービス業
上記以外
個
人
業 種 別 計
― 53 ―
⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額
(単位:百万円)
平成22年度
格 付
あ り
リスク・ウエイト 0%
リスク・ウエイト 10%
リスク・ウエイト 20%
信 用 リ ス ク リスク・ウエイト 35%
削 減 効 果 リスク・ウエイト 50%
勘 案 後 残 高 リスク・ウエイト 75%
リスク・ウエイト100%
リスク・ウエイト150%
その他
自
己
資
本
控
除
額
計
60,652
209
3,189
263
64,313
格 付
な し
8,012
11,383
12,033
3,070
1,801
15,635
51,934
平成23年度
計
8,012
11,383
72,685
3,070
209
1,801
18,824
263
116,247
格 付
あ り
68,799
228
3,033
207
72,267
格 付
な し
7,238
11,207
6,695
2,790
1,672
16,378
45,980
計
7,238
11,207
75,494
2,790
228
1,672
19,411
207
118,247
注1)「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」には
エクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付
は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
注2)自己資本控除額には、非同時決済取引に係る控除額、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・
デリバティブの免責額に係る控除額があります。
4)信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続きの概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出にお
いて、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エ
クスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用す
るなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相
殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手
または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいい
ます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、
我が国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の
公共部門、国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長
期格付がA-またはA3以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのう
ち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証
人のリスク・ウエイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他こ
れらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分
な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をい
ずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及
び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視および管理されていること、
― 54 ―
の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク
削減手法適用後のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを
行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
平成22年度
区 分
適格金融
資産担保
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地
方
三
公
社
向
け
金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け
法
人
等
向
け
中小企業等向け及び個人向け
抵 当 権 住 宅 ロ ー ン
不 動 産 取 得 等 事 業 向 け
三
月
以
上
延
滞
等
証
券
化
上
記
以
外
合
計
保 証
平成23年度
クレジット・ 適格金融
デリバティブ 資産担保
403
100
17
123
保 証
クレジット・
デリバティブ
403
100
17
121
5
38
183
503
19
157
503
注1)「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なもの
としては貸出金や有価証券等が該当します。
注2)「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・
ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
注3)「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャ
ーのことです。
注4)「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
注5)「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者
(プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、
参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく
一定金額を受領する取引をいいます。
5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6)証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
【組合がオリジネーターである場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化エクスポー
ジャーに関する事項】
該当する取引はありません。
【組合が投資家である場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化エクスポージャー
に関する事項】
該当する取引はありません。
― 55 ―
7)出資等エクスポージャーに関する事項
① 出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続きの概要
「出資等」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定の株式又は出資として計
上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社及び関連会社株式、②その他有
価証券、③系統及び系統外出資に区分して管理しています。 ①子会社及び関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のよ
り効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算
書類の分析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。
②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスク
の把握及びコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分
析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層
で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。
運用部門は理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有
価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については企画管理部門が
適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告してい
ます。
③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的
な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行って
います。
なお、これらの出資等の評価等については、①子会社及び関連会社については、取得原価を記
載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証券については時価評価を行っ
た上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に
計上しています。③系統及び系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外
部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表
にその旨記載することとしています。
② 出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
平成22年度
貸借対照表計上額
(単位:百万円)
平成23年度
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
上 場
非 上 場
5,977
5,977
7,082
7,082
合 計
5,977
5,977
7,082
7,082
注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
③ 出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(単位:百万円)
平成22年度
売却益
売却損
0
平成23年度
償却額
0
売却益
0
― 56 ―
売却損
0
償却額
0
0
④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価
証券としている株式・出資の評価損益等) (単位:百万円)
平成22年度
評価益
平成23年度
評価損
0
評価益
0
評価損
0
0
⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)
(単位:百万円)
平成22年度
評価益
平成23年度
評価損
0
評価益
0
評価損
0
0
8)金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッ
チが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、また
リスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切
なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとお
りです。
・市場金利が上下に2%変動した時(ただし0%を下限)に発生する経済価値の変化額
(低下額)を金利リスク量として毎月算出しています。
・要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払
い出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコ
ア貯金と定義し、①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量を現残高から差し
引いた残高、③現残高の50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5年の期間に均
等に振り分けて(平均残存2.5年)リスク量を算定しています。
・金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとにALM委員会および理
事会に報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定
しています。
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
平成22年度
金利ショックに対する損益・経済
価値の増減額
平成23年度
283
― 57 ―
312
○連結情報(連結ベースディスクロージャー)
1)グループの事業系統図
さがえ西村山農業協同組合のグループは、当組合、子会社2社、関連法人1社で構成されてお
ります。
本所 1店舗
さがえ西村山農業協同組合
支所 18店舗
出張所 3店舗
機械化店舗 4店舗
子会社 2社
うち連結子会社 2社
株式会社 ジェイエイライフ
有限会社 地球耕望
関連法人 1社
うち持分法対象会社
有限会社 朝日町ワイン
2)子会社等の状況
(単位:百万円、%)
株式会社
ジェイエイライフ
有限会社
地球耕望
有限会社
朝日町ワイン
主たる営業所又は
事務所の所在地
寒河江市本町一丁目9番
28号
朝日町大字宮宿1353
番地の1
朝日町大字大谷字高野
1080
設 立 年 月 日
平成12年9月1日
平成3年4月1日
昭和19年9月4日
事
不動産、給油・LPG、 入浴、宴会、レストラン、
自動車販売、車検・整備、 物品販売、給食、仕出し ワイン製造販売
運送
弁当
名
資
称
業
内
本
容
金
50
30
46
議決権に占める
組合の保有割合
100.0
90.0
40.2
議決権に占める組合
グループ保有割合
0.0
0.0
0.0
注)組合グループの議決権保有割合は、当該会社に対する組合を除く組合の子会社等の保有割合です。
― 58 ―
3)事業の概況
平成23年度の当組合の連結決算は、子会社㈱ジェイエイライフ、㈲地球耕望を連結し、関
連法人㈲朝日町ワインに対して持分法を適用しております。
連結決算の内容は、連結経常利益5億66百万円、連結当期剰余金は2億82百万円、連結
純 資 産 7 9 億 3 9 百 万 円 、 連 結 総 資 産 1 ,1 8 4 億 2 0 百 万 円 で 、 連 結 自 己 資 本 比 率 は
17.72%となりました。
4)連結子会社の事業概況
株式会社ジェイエイライフ
当社は、住宅不動産、石油・LPガス販売、自動車販売・整備事業を営み、売上高
31億70百万円を計上し、税引前当期純利益64百万円、当期純利益は35百万円となりま
した。売上高の7割を占める石油については、東日本大震災の影響により燃料供給基地が破壊
され燃料油が供給停止となるなかで、金額及び数量限定販売や休業に追い込まれるなど、かつ
てないほど厳しい販売環境に見舞われました。
有限会社地球耕望
当社は、温泉施設、各種宴会、給食事業等を営み、売上高1億38百万円を計上いたしまし
たが、税引前当期損失3百万円、当期損失金3百万円となりました。そのうち宴会売上高
49百万円、レストラン売上高5百万円、売店売上高18百万円、利用売上高23百万円、給
食売上高43百万円を計上いたしました。今期については東日本大震災の影響より新源泉の湯
量及び泉質が一定せず、露天風呂を含めた温泉営業に大変苦慮したこととあわせ、宴会数も減
少したなかで大変厳しい結果となりました。
― 59 ―
5)最近5年間の連結ベースの主要な経営指標
19年度
(単位:百万円、%)
20年度
21年度
22年度
23年度
連 結 事 業 収 益
12,793
12,711
12,622
12,643
12,531
信用事業収益
1,460
1,561
1,522
1,394
1,280
共済事業収益
1,082
1,048
1,047
1,012
1,025
農業関連事業収益
4,643
5,206
5,600
5,370
5,401
その他事業収益
5,608
4,896
4,453
4,867
4,825
連 結 経 常 利 益
442
375
427
397
566
連結当期剰余金
222
164
198
345
282
連 結 純 資 産 額
7,014
7,204
7,380
7,657
7,939
連 結 総 資 産 額
110,309
113,850
115,360
116,384
118,420
連結自己資本比率
17.09
16.47
16.67
17.57
17.72
6)事業別の事業収益等
(単位:百万円)
平成22年度
信
共
用
事
済
事
業
業
農業関連事業
そ の 他 事 業
計
平成23年度
事
業
収
益
1,394
1,280
経
常
利
益
344
302
資
産
の
額
102,235
103,666
事
業
収
益
1,012
1,025
経
常
利
益
271
313
資
産
の
額
199
177
事
業
収
益
5,370
5,401
経
常
利
益
△ 57
28
資
産
の
額
2,112
1,978
事
業
収
益
4,867
4,825
経
常
利
益
△ 161
△ 77
資
産
の
額
11,839
12,599
事
業
収
益
12,643
12,531
経
常
利
益
397
566
資
産
の
額
116,385
118,420
注1)経済事業資産のうち、販売事業にかかる債権等は「農業関連事業」に、購買事業にかかる資産は「農業関連事
業」と「その他事業」の供給高割合により区分しています。また、固定資産、外部出資等は「その他事業」に
区分しています。
注2)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。
― 60 ―
7)連結貸借対照表(2事業年度分)
(単位:千円)
資
産
の
部
負
債
の
部
科
目
平成22年度 平成23年度
科
目
平成22年度 平成23年度
1 . 信 用 事 業 資 産 102,235,049 103,666,449 1 . 信 用 事 業 負 債 103,831,988 105,500,329
⑴ 現 金 及 び 預 金 69,829,651 72,601,019
⑴ 貯
金 103,141,777 104,604,604
⑵ コールローン及び買入手形
⑵ 譲 渡 性 貯 金
⑶ 売 現 先 勘 定
⑶ 買 現 先 勘 定
⑷ 債券貸借取引受入担保金
⑷ 債券貸借取引支払保証金
⑸ 買入金銭債権
⑸ 借
入
金
169,885
156,942
⑹ 商品有価証券
⑹ 外 国 為 替
⑺ 金 銭 の 信 託
⑺ その他の信用事業負債
520,326
738,783
⑻ 有 価 証 券
7,388,857
8,287,406
⑻ 諸 引 当 金
⑼ 債 務 保 証
⑼ 貸
出
金 24,643,645 22,414,513
881,065
800,660
2 .共 済 事 業 負 債
⑽ 外 国 為 替
⑾ その他の信用事業資産
658,906
662,364
⑴ 共 済 借 入 金
193,723
174,661
⑿ 債務保証見返
⑵ 共 済 資 金
291,262
224,674
⑶ その他の共済事業負債
396,080
401,325
⒀ 貸 倒 引 当 金 △ 286,010 △ 298,853
2. 共 済 事 業 資 産
198,515
177,010 3 . 経 済 事 業 負 債
1,184,554
1,477,789
⑴ 共 済 貸 付 金
196,090
174,661
⑴ 支払手形及び経済事業未払金
1,167,557
685,463
⑵ その他の経済事業負債
16,997
792,326
⑵ その他の共済事業資産
2,425
2,349
⑶ 貸 倒 引 当 金
4 .設 備 借 入 金
負
債
3,057,021
2,918,311 5 . 雑
512,109
556,871
3. 経 済 事 業 資 産
引
当
金
2,316,885
2,145,106
⑴ 受取手形及び経済事業未収金
2,297,159
851,689 6 . 諸
⑵ 棚 卸 資 産
660,113
698,380
⑴ 賞 与 引 当 金
131,510
94,120
⑶ その他の経済事業資産
160,559
1,420,745
⑵ 退職給付引当金
1,414,177
1,323,806
⑷ 貸 倒 引 当 金
△ 60,810
△ 52,503
⑶ 役員退職慰労引当金
43,497
50,748
⑷ その他の引当金
727,701
676,432
4. 雑
資
産
102,847
72,115
5. 固
定
資
産
4,356,373
4,135,241 7 . 繰 延 税 金 負 債
⑴ 有形固定資産
4,353,157
4,133,232 8 . 再評価に係る繰延税金負債
建
物
6,159,561
6,072,926 負 債 の 部 合 計 108,726,601 110,480,755
純
資
産
の
部
機 械 装 置
1,555,409
1,514,454
7,471,012
7,717,143
土
地
2,040,351
2,039,319 1 . 組 合 員 資 本
リ ー ス 資 産
⑴ 出
資
金
3,949,290
3,922,695
58,971
建 設 仮 勘 定
⑵ 資 本 剰 余 金
104,984
104,984
その他の有形固定資産
2,419,804
2,370,125
⑶ 利 益 剰 余 金
3,458,786
3,721,627
減 価 償 却 累 計 額 △ 7,821,968 △ 7,922,563
⑷ 処分未済持分
△ 41,943
△ 32,058
⑸ 子会社の所有する親組合出資金
△ 105
△ 105
⑵ 無形固定資産
3,216
2,009
2 . 評 価・ 換 算 差 額 等
184,149
220,442
の
れ
ん
リ ー ス 資 産
⑴ その他有価証券評価差額金
184,149
220,442
その他の無形固定資産
3,216
2,009
⑵ 繰延ヘッジ損益
⑶ 土地再評価差額金
6. 外
部
出
資
5,920,733
7,014,050
2,072
1,729
⑴ 外 部 出 資
5,928,700
7,034,469 3 . 少 数 株 主 持 分
⑵ 外部出資等損失引当金
△ 7,967
△ 20,419 純 資 産 の 部 合 計
7,657,233
7,939,314
7. 繰 延 税 金 資 産
513,296
436,893
8 . 再評価にかかる繰延税金資産
9. 繰
延
資
産
資 産 の 部 合 計 116,383,834 118,420,069 負債及び純資産の部合計 116,383,834 118,420,069
― 61 ―
8)損益計算書(2事業年度分)
科
(単位:千円)
平成22年度 平成23年度
目
824,784
824,945
1,280,024 販 売 品 販 売 高
502,497
513,722
1,230,420 販
料
220,057
220,299
そ の 他 の 収 益
102,230
90,924
販 売 事 業 費 用
502,385
554,339
販 売 品 販 売 原 価
430,971
466,115
費
4,159
4,056
3,769,270 3,681,878 ⑴
信 用 事 業 収 益
1,393,223 資
金
1,349,119 業
総
運
利
用
収
益
平成22年度 平成23年度
目
販 売 事 業 収 益
益
1.事
科
( う ち 預 金 利 息 )(
558,009) (
525,661)
(うち有価証券利息) (
157,552) (
118,116)
(うち貸出金利息)(
663,321) (
586,313)
(うちその他受入利息) (
237) (
330)
⑺
⑻
売
手
販
数
売
役 務 取 引 等 収 益
39,639 38,281 そ の 他 の 費 用
67,255
84,168
そ の 他 事 業 直 接 収 益
4,465 11,323 販 売 事 業 総 利 益
322,399
270,606
そ の 他 経 常 収 益
0 0 ⑼
そ の 他 事 業 収 益
892,333
889,253
⑵
信 用 事 業 費 用
370,042 321,628 ⑽
そ の 他 事 業 費 用
595,539
567,683
資
金
170,584 112,963 そ の 他 事 業 総 利 益
296,794
321,570
( う ち 貯 金 利 息 )(
161,246) (
106,540) 2.事
費
3,438,828
3,254,791
(うち給付補てん備金繰入) (
7,194) (
調
達
費
用
(うち譲渡性貯金利息) (
658) ( (うち借入金利息)(
(うちその他支払利息) (
1,486) (
管
理
5,226)
⑴
人
件
費
2,594,426
2,451,712
59)
⑵
その他事業管理費
844,402
803,079
1,138)
事
益
330,442
427,087
益
161,752
196,242
業
利
0) ( 0) 3.事
役 務 取 引 等 費 用
0 0 ⑴
受
息
4,687
4,893
そ の 他 事 業 直 接 費 用
199,458 195,822 ⑵
受 取 出 資 配 当 金
13,556
36,602
そ の 他 経 常 費 用
0 12,843 ⑶
持分法による投資益
338
719
0) (
12,843)
⑷
その他の事業外収益
143,171
154,028
用
95,421
57,434
(うち貸倒引当金繰入額) (
業
(うち貸出金償却)( 0) ( 0) 4.事
業
外
取
業
収
雑
外
費
信 用 事 業 総 利 益
1,023,181 958,396 ⑴
支
息
0
0
⑶
共 済 事 業 収 益
1,011,971 1,024,833 ⑵
持分法による投資損
0
0
共 済 付 加 収 入
972,195 982,980 ⑶
その他の事業外費用
95,421
57,434
そ の 他 の 収 益
39,776 41,853 経
常
利
益
396,773
565,895
共 済 事 業 費 用
70,341 79,072 5.特
別
利
益
250,680
71,545
共済推進費及び共済保全費
55,596 63,279 ⑴
固 定 資 産 処 分 益
15,124
153
そ の 他 の 費 用
14,745 15,793 ⑵
負ののれん発生益
0
0
共 済 事 業 総 利 益
941,630 945,761 ⑶
その他の特別利益
235,556
71,392
失
90,277
106,367
21,393
19,558
⑷
⑸
払
利
雑
利
購 買 事 業 収 益
8,519,347 8,511,728 6.特
購 買 品 供 給 高
8,262,608 8,251,899 ⑴
固 定 資 産 処 分 損
料
717 0 ⑵
減
失
8,924
549
そ の 他 の 収 益
256,022 259,829 ⑶
その他の特別損失
59,960
86,260
購 買 事 業 費 用
7,334,081 7,326,183 税金等調整前当期利益
557,176
531,073
購 買 品 供 給 原 価
7,023,641 7,003,906 法人税、住民税及び事業税
99,667
173,944
購 買 品 供 給 費
76,303 110,163 法 人 税 等 調 整 額
113,746
75,097
そ の 他 の 費 用
234,137 212,114 法
計
213,413
249,041
購 買 事 業 総 利 益
1,185,266 1,185,545 少数株主損益調整前当期利益
343,763
282,032
益
△ 1,256
△ 344
金
345,019
282,376
購
⑹
買
手
数
少
当
― 62 ―
別
人
数
期
損
損
税
損
等
株
主
剰
合
利
余
9)連結キャッシュ・フロー計算書(間接法)
科 目
1 事業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期利益(又は税金等調整前当期損失)
減価償却費
減損損失
のれん償却額
貸倒引当金の増加額
賞与引当金の増加額
退職給付引当金の増加額
その他引当金の増加額
信用事業資金運用収益
信用事業資金調達費用
共済貸付金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
支払雑利息
為替差損益
有価証券関係損益
外部出資関係損益
収容に伴う圧縮特別勘定戻入益
固定資産売却損益
資産除去債務にかかる増加額
圧縮損計上以外一般補助金
持分法による投資損益
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増減
預金の純増減
貯金の純増減
信用事業借入金の純増減
その他の信用事業資産の純増減
その他の信用事業負債の純増減
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増減
共済借入金の純増減
共済資金の純増減
未経過共済付加収入の純増減
その他共済事業負債の増減
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増減
支払手形及び経済事業未払金の純増減
経済受託債務の純増減
その他経済事業資産の増減
その他経済事業負債の増減
(その他の資産及び負債の増減)
その他の資産の純増減
その他の負債の純増減
未払消費税等の増減額
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
共済貸付金利息による収入
共済借入金利息による支出
事業分量配当金の支払額
小 計
― 63 ―
平成22年度
(単位:千円)
平成23年度
557,176
345,907
8,924
0
△ 148,953
△ 1,299
△ 79,348
△ 10,320
△ 1,349,119
170,584
△ 6,149
6,069
△ 18,243
0
0
△ 46,023
4,140
0
6,269
0
0
△ 338
531,073
250,570
549
0
4,133
△ 37,390
△ 83,120
△ 51,269
△ 1,230,420
112,963
△ 6,254
5,897
△ 41,495
0
0
△ 2,201
12,644
9,534
19,405
27,579
0
△ 719
1,188,706
△ 2,500,000
809,211
△ 9,138
15,590
196,959
2,229,132
△ 4,000,000
1,462,827
△ 12,943
△ 7,798
286,601
4,535
△ 6,202
△ 169,270
△ 22,522
1,434
21,429
△ 19,062
△ 66,588
△ 12,061
17,398
67,634
416,310
31,598
△ 75,300
233,482
△ 15,742
△ 44
△ 54,192
126,779
△ 38,267
△ 130,796
422,770
112,697
△ 136
△ 20,177
△ 37,320
30,758
1,394,549
△ 176,519
6,695
△ 6,631
0
797,873
31,135
△ 25,610
△ 7,399
1,234,355
△ 180,702
6,330
△ 5,989
0
911,389
科 目
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却・償還による収入
補助金の受入れによる収入
固定資産の取得による支出
固定資産の売却による収入
有形固定資産の除去による支出
外部出資による支出
外部出資の売却等による収入
連結範囲の変動に伴う子会社及び子法人等の株式の取得による支出
連結範囲の変動に伴う子会社及び子法人等の株式の売却による収入
投資活動によるキャッシュ・フロー
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
設備借入れによる収入
設備借入金の返済による支出
出資の受入による収入
出資の払戻しによる支出
回転出資金の受入による収入
回転出資金の払戻しによる支出
持分の取得による支出
持分の譲渡による収入
出資配当金の支払額
少数株主への配当金支払額
その他財務活動による資本の増減
財務活動によるキャッシュ・フロー
4 現金及び現金同等物に係る換算差額
5 現金及び現金同等物の増加額(又は減少額)
6 現金及び現金同等物の期首残高
7 現金及び現金同等物の期末残高
平成22年度
18,243
0
△ 201,833
614,283
平成23年度
41,495
0
△ 101,956
850,928
△ 848,381
901,393
55,820
△ 292,968
75,093
0
△ 35,771
32,348
0
0
△ 112,466
△ 1,082,859
217,100
1,066
△ 109,709
55,307
0
△ 1,137,398
32,156
0
0
△ 2,024,337
0
0
1,197
△ 35,092
0
0
△ 17,649
17,649
△ 19,962
△1
0
△ 53,858
0
447,959
16,332,192
16,780,151
0
0
3,429
△ 39,118
0
0
△ 23,751
23,751
△ 19,535
1
0
△ 55,223
0
△ 1,228,632
16,780,151
15,551,519
10)連結剰余金計算書
科 目
(資本剰余金の部)
1 資本剰余金期首残高
2 資本剰余金増加高
3 資本剰余金減少高
4 資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
1 利益剰余金期首残高
2 利益剰余金増加高
当期剰余金
3 利益剰余金減少高
配当金
4 利益剰余金期末残高
平成22年度
― 64 ―
(単位:千円)
平成23年度
104,984
0
0
104,984
104,984
0
0
104,984
3,133,729
345,019
345,019
19,962
19,962
3,458,786
3,458,786
282,376
282,376
19,535
19,535
3,721,627
11)連結注記表
平成 22 年 度
【連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記】
1.連結の範囲に関する事項
(1)連結される子会社、子法人等
2社(株式会社 ジェイエイライフ、有限会社 地球耕望)
(2)非連結子会社、子法人等
該当する会社はありません。
2.持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用の非連結子会社・子法人等
該当する会社はありません。
(2)持分法適用の関連法人等
1社(有限会社 朝日町ワイン)
(3)持分法非適用の非連結子会社、子法人等
該当する会社はありません。
(4)持分法非適用の関連法人等
該当する会社はありません。
3.連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
(1)連結される子会社、子法人等の決算日は次のとおりです。
2月末日・・・2社
(2)連結される全ての子会社・子法人等の事業年度末は、連結決算日と一致しております。
4.連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価に関する事項
連結される子会社、子法人等の資産及び負債の評価については、全面時価評価法を採用しております。
5.連結調整勘定の償却方法及び償却期間
該当事項はありません。
6.剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成しております。
7.連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
(1)現金及び現金同等物の資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の現金及び預金のうち、現金及び預金中の当座預金、普通預金及
び通知預金となっております。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定 69,830百万円 現金及び現金同等物 16,780百万円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金 △53,050百万円
【継続組合の前提に関する注記】
記載すべき事項はありません。
【重要な会計方針に係る事項に関する注記】
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的債券:償却原価法(定額法)
(2)子会社株式及び関連会社株式:移動平均法による原価法
(3)その他有価証券
①時価のあるもの
連結決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
②時価のないもの
移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品のうち、一般購買品及び加工品の製品・半製品は売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、アグリ店舗及び
その他棚卸資産は最終仕入原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)で評価しています。
3.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
①建物
(イ)平成10年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの
旧定額法を採用しています。
(ハ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定額法を採用しています。
②建物以外
(イ)平成19年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定率法を採用しています。
耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
なお、平成10年度以前に取得したものについては、旧税法による耐用年数を継続適用しています。
また、取得価額10万円以上20万円未満の少額減価償却資産については、法人税法の規定に基づき、3年間で均等償却を行っています。
(2)無形固定資産
残存価額をゼロとする定額法を採用しています。
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務
者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、
その残額を計上しております。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、債権額から担保の
処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払い能力を総合的に判断して必要と認め
られる額を計上しております。
上記以外の債権については、貸倒実績率に基づき算定した額と税法繰入限度額とを比べて多い金額を計上しています。
この基準に基づき、当連結会計期は租税特別措置法第57条の10により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した査定監査部署が査定結果を監査してお
り、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計期負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当連結会計期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認めら
れる額を計上しています。
なお、過去勤務債務は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しています。
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額
を、それぞれ発生した当期から費用処理することとしています。
(会計方針の変更)
当連結会計期から「退職給付に係る会計基準」の一部改正(その3)(企業会計基準第19号 平成20年7月31日)を適用しています。
なお、従来の割引率と同一の割引率を使用することとなったため、損益に与える影響はありません。
― 65 ―
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金引当規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)外部出資等損失引当金
当組合及び子会社等の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式については有価証券の評価方法と同様の方法により、
株式以外のものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる額を計上しています。
(6)固定資産撤去引当金
将来の施設整備のため老朽化施設の取り壊しに必要な費用を見積り計上しています。
(7)修繕引当金
将来の定期的な建物の大規模修繕費用に充てるため、次回修繕に必要な見積り費用と次回修繕までの期間を勘案した金額を計上しています。
(8)大口供給高割戻引当金
肥料、農薬等大口利用者に対する還元に必要な費用を見積り計上しています。
(9)特例業務負担金引当金
厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条
に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出する特例業務負担金の平成21年3月
現在における平成44年3月までの将来見込額を計上しています。
(10)ポイント引当金
アグリ各店において、販売促進を目的とするポイント制度に基づき顧客に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、当連結会
計期末において将来発生すると見込まれる額を計上しています。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行った
ものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
今期取引を開始したものについては、売買処理により行っております。
6.消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等はその他資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。
7.記載金額の端数処理
記載金額は千円未満を四捨五入して表示しており、金額五百円未満の科目については「0」で表示しております。
8.表示方法の変更
「農業協同組合法施行規則」(平成17年農林水産省令第27号)別紙様式が「農業協同組合法施行規則等の一部を改正する省令」(平成
22年3月17日付農林水産省令第18号)により改正され、平成22年3月17日から施行されたことに伴い、貸借対照表における固定資
産の表示について、「有形固定資産」を改正後の内訳表示にしています。
【連結貸借対照表に関する注記】
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産については、取得価額から減価償却累計額を控除した残額を記載しております。
有形固定資産の取得価額から控除した減価償却累計額は次のとおりです。
建物 4,384,769千円 構築物 775,346千円 機械及び装置 1,356,584千円
車両運搬具 396,412千円 器具備品 909,267千円
また、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は4,552,858千円であり、その内訳は次のとおりです。
建物 2,266,450千円 構築物 245,648千円 機械及び装置 1,653,195千円 車両運搬具 24,187千円
器具備品 219,417千円 土地 143,961千円
2.リース契約により使用する重要な固定資産
連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、現金自動取引機・共済端末機・管理経済端末機等(平成20年3月31日以前契約締結のもの)
については、リース契約により使用しています。
3.担保に供している資産
国債のうち20,000千円を住宅等供給事業実施のため法務局に、また、その他の信用事業資産のうち6,000千円を仮差押の保証のため
裁判所に供託しています。
4.役員に対する金銭債権・債務の総額
親組合の役員に対する金銭債権はありません。(但し、制度資金、統一ローン等は除く。)
親組合の役員に対する金銭債務はありません。
5.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は49,845千円、延滞債権額は1,416,995千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法
人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸
出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予
した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は17,308千円です。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該
当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は67,912千円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,552,060千円であります。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
【連結損益計算書に関する注記】
1.減損会計に関する注記
(1)グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合及び子会社等では、管理会計上の区分に基づき資産のグルーピングを行い、支所・営農生活センター等については、固定資産の管理
単位並びに事業損益区分単位を勘案して地区単位でグルーピングを行い、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定
資産をグルーピングの最小単位としています。また、本所並びに配送センター、倉庫、利用施設等については、それぞれJA全体の共用資
産として取扱われ、グルーピングされております。
(2)減損損失を認識した資産または資産グループについては、その用途、種類、場所などの概要
当連結会計期に減損を計上した固定資産は以下のとおりです。
場 所
旧元町支店跡地
旧日田出張所跡地
りんご温泉隣地
旧睦合給油所
用 途
遊休資産
遊休資産
遊休資産
遊休資産
種 類
土地
土地
土地
土地・建物・構築物・機械装置・車両運搬具・器具備品
(3)減損損失の認識に至った経緯
旧元町支店跡地、旧日田出張所跡地については、遊休状態となっており、時価の下落が見られたことから、帳簿価額を回収可能額まで減額
し、当期減少額を減損損失として認識しました。
りんご温泉隣地については、遊休状態となっており、一部の土地が非課税である鉱泉地と田に分筆されたことで時価が減少したため、帳簿
価額を回収可能額まで減額し、当期減少額を減損損失として認識しました。
旧睦合給油所については、遊休状態となっており、建物の売却見込がなくなったことから、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当期減少額
を減損損失として認識しました。
(4)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧元町支店跡地 288千円(土地288千円)
旧日田出張所跡地 378千円(土地378千円)
りんご温泉隣地 52千円(土地52千円)
旧睦合給油所 8,206千円(土地1,315千円、建物6,571千円、構築物4千円、機械装置296千円、車両運搬具9千円、
器具備品11千円)
― 66 ―
(5)回収可能額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使用価値の場合にはその旨及び割引率
回収可能価額については全て正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定されています。
【金融商品に関する注記】
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品対する取組方針
当組合及び子会社等は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林
中央金庫へ預けているほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合及び子会社等が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契
約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
有価証券は、主に国債及び地方債等の債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは発行体の
信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
また、営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当組合及び子会社等は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引につ
いては、本所に融資審査担当部署を設置し各支所と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシ
ュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引に
おいて資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、
資産の健全化に取り組んでいます。また、資産の自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上
し、資産及び財務の健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当組合及び子会社等では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定
化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析など
を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALM
などを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意
思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリス
クヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク
量の測定を行い経営層に報告しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合及び子会社等では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めていま
す。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行ううえでの重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握した
うえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これ
に準ずる価額を含む)が含まれています。
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の連結貸借対照表計上額及び時価等
当連結会計期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(※1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(※2)
貸倒引当金控除後
外部出資
資 産 計
貯金
借入金
経済事業未払金
負 債 計
貸借対照表計上額
69,306,905
時 価
69,198,886
差 額
△ 108,019
3,197,909
4,190,947
24,643,645
286,010
24,357,635
797,497
60,091
737,406
41,150
101,831,952
103,141,777
169,885
816,259
104,127,921
3,236,846
4,190,947
38,937
0
24,832,199
474,564
737,406
41,150
102,237,434
103,044,106
168,852
816,259
104,029,217
0
0
405,482
△ 97,671
△ 1,033
0
△ 98,704
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(※2)経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を
時価に代わる金額として算定しています。
②有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は
帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートであるLibor・ス
ワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
【負債】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基
づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートであるLibor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わ
る金額として算定しています。
②借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合及び子会社等の信用状態は実行後大きく異なっていない
ことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレートであるLibor・スワップレート
で割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、帳簿価額によっています。
― 67 ―
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれてはいませ
ん。 (単位:千円)
外部出資(※1)
貸借対照表計上額
5,879,583
(※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開
示の対象とはしていません。
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円)
1年以内
1年超2年以内
69,306,905
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券の
うち満期があるもの
貸出金(※1、2)
経済事業未収金(※3)
合 計
2年超3年以内
3年超4年以内
4年超5年以内
5年超
9,938,239
749,986
980,000
6,184
600,000
123,317
359,455
428,779
498,529
3,632,666
6,171,399
698,075
86,114,618
2,029,492
1,665,866
1,440,121
1,233,090
11,896,711
2,779,478
2,652,050
2,163,438
2,021,324
16,027,906
(※1)貸出金のうち、当座貸越1,001,452千円については「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約ローンについ
ては「5年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等220,253千円は償還の予定が見込まれないため、含め
ていません。
(※3)経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等99,422千円は償還の予定が見込まれないため、含めていま
せん。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円)
1年以内
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
88,988,730
6,812,959
4,249,942
980,960
156,628
24,725
24,733
23,841
20,089
16,369
貯金(※1、2)
借入金
5年超
60,129
(※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。
(※2)貯金のうち、定期積金2,523,380千円については含めていません。
(追加情報)
「当連結会計期より「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 平成20年3月10日改正)及び「金融商品の時価等の開示に
関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 平成20年3月10日)を適用しています。」
【有価証券に関する注記】
1.有価証券の時価、評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。これらには、有価証券のほか、「外部出資」中の株式が含まれています。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
国債
地方債
金融債
小計
国債
地方債
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの 金融債
小計
合 計
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
貸借対照表
計上額
19,393
399,986
2,080,000
2,499,379
498,530
19,779
406,150
2,119,592
2,545,521
492,255
386
6,164
39,592
46,142
△ 6,275
200,000
698,530
3,197,909
199,070
691,325
3,236,846
△
930
△ 7,205
38,937
時 価
差 額
②その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、連結貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価
又は償却原価
国債
1,933,045
地方債
1,423,700
貸借対照表計上額が 政府保証債
499,630
取得原価又は償却原価
金融債
100,000
を超えるもの
外部出資(株式)
8,802
小計
3,965,177
合 計
3,965,177
種類
貸借対照表
計上額
2,056,015
1,502,265
530,076
102,592
41,150
4,232,098
4,232,098
評価差額(※)
122,970
78,565
30,446
2,592
32,348
266,921
266,921
(※)貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えないものはありません。
なお、上記評価差額から繰延税金負債82,772千円を差し引いた額184,149千円が「その他有価証券評価差額金」に含まれて
います。
2.当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券
当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
3.当連結会計期中に売却したその他有価証券
売却原価 売却額 売却損益
国 債 801,919千円 847,943千円 46,024千円 相場の上昇にともなう処分
4.当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券
当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
5.当連結会計期中に減損処理した有価証券
当連結会計期中に減損処理した有価証券はありません。
【退職給付に関する注記】
1.採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しております。また、この制度に加え、同規程に基づき退
職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく適格退職年金制度及び全国役職員共済会との契約に基づく特定退職金共済制度を採用し
ています。
2.退職給付債務及びその内訳
①退職給付債務の額
△2,031,668千円
②年金資産の額 適格退職年金制度
676,412千円
特定退職金共済制度
111,807千円
③未認識過去勤務債務の額
△86,942千円
― 68 ―
④未認識数理計算上の差異
△83,766千円
⑤退職給付引当金の額
1,414,177千円
3.退職給付費用の内訳
①勤務費用の額
117,198千円
②利息費用の額
37,620千円
③期待運用収益の額
△9,916千円
④過去勤務債務の費用処理額
△10,868千円
⑤数理計算上の費用処理額
△6,167千円
4.退職給付債務等の計算基礎
①割引率 1.8%
②期待運用収益率 1.4%
③退職給付見込額の期間配分法 発生給付評価方式に基づく期間按分方式
④過去勤務債務の処理年数 10年
⑤数理計算上の差異の処理年数 10年
【税効果会計に関する注記】
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
80,633千円
退職給付引当金超過額
422,595千円
特例業務負担金引当金
152,311千円
役員退職慰労引当金
13,488千円
賞与引当金超過額
42,011千円
未払費用否認額
30,713千円
固定資産撤去引当金
23,025千円
修繕引当金
46,892千円
その他
80,871千円
繰延税金資産小計
892,539千円
評価性引当額
△295,537千円
繰延税金資産合計(A)
597,002千円
繰延税金負債
全農合併交付金
934千円
その他有価証券
82,772千円
繰延税金負債(B)
83,706千円
繰延税金資産の純額(A)-(B)
513,296千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
31.01%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
1.71%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.16%
住民税均等割額
1.06%
法人税の特別控除
1.29%
評価性引当額の増減
7.58%
過年度法人税、住民税及び事業税等
△1.45%
その他
△2.71%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
38.32%
【賃貸等不動産に関する注記】
1.賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合では寒河江市その他の地域において保有する土地・建物等を賃貸の用に供しています。
2.賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
511,801
時 価
662,249
(注1)貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)当期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組合で算定した金額です。
また、建物等減価償却資産については帳簿価額を時価としています。
(追加情報)
当年度より「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第20号 平成20年11月28日)及び「賃貸等不動産の時
価等の開示に関する会計基準の適用方針」(企業会計基準適用指針第23号 平成20年11月28日)を適用しています。
【重要な後発事象に関する注記】
該当する事項はありません。
【その他の注記】
該当する事項はありません。
― 69 ―
平成 23 年 度
【連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記】
1.連結の範囲に関する事項
(1)連結される子会社、子法人等
2社(株式会社 ジェイエイライフ、有限会社 地球耕望)
(2)非連結子会社、子法人等
該当する会社はありません。
2.持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用の非連結子会社・子法人等
該当する会社はありません。
(2)持分法適用の関連法人等
1社(有限会社 朝日町ワイン)
(3)持分法非適用の非連結子会社、子法人等
該当する会社はありません。
(4)持分法非適用の関連法人等
該当する会社はありません。
3.連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
(1)連結される子会社、子法人等の決算日は次のとおりです。
2月末日・・・2社
(2)連結される全ての子会社・子法人等の事業年度末は、連結決算日と一致しております。
4.のれん勘定の償却方法及び償却期間
該当事項はありません。
5.剰余金処分項目等の取り扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成しております。
6.連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
(1)現金及び現金同等物の資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の現金及び預金のうち、現金及び預金中の当座預金、普通預金及
び通知預金となっております。
(2)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定 72,601百万円 現金及び現金同等物 15,551百万円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金 △57,050百万円
【継続組合の前提に関する注記】
記載すべき事項はありません。
【重要な会計方針に係る事項に関する注記】
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的債券:償却原価法(定額法)
(2)子会社株式及び関連会社株式:移動平均法による原価法
(3)その他有価証券
①時価のあるもの
連結決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
②時価のないもの
移動平均法による原価法
2.棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品のうち、一般購買品及び加工品の製品・半製品は売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)、アグリ店舗及び
その他棚卸資産は最終仕入原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)で評価しています。
3.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
①建物(建物付属設備を除く)
(イ)平成10年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成10年4月1日から平成19年3月31日までに取得したもの
旧定額法を採用しています。
(ハ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定額法を採用しています。
②建物(建物付属設備を除く)以外
(イ)平成19年3月31日以前に取得したもの
旧定率法を採用しています。
(ロ)平成19年4月1日以後に取得したもの
定率法を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。なお、平成10年度以前に取得したもの
については、旧税法による耐用年数を継続適用しています。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
残存価額をゼロとする定額法を採用しています。
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(実質破綻先)
に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、債権額から担保の
処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認めら
れる額を計上しております。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上しています。なお、この基準に基づき、
当連結会計期は租税特別措置法第57条の10により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した査定監査部署が査定結果を監査してお
り、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計期負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当連結会計期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当連結会計期に発生していると認め
られる額を計上しています。
なお、過去勤務債務は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しています。
数理計算上の差異については、各連結会計期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按
分した額を、それぞれ発生の翌連結会計期から費用処理することとしています。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金引当規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)外部出資等損失引当金
当組合及び子会社等の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについては有価証券の評価と同様の方法により、
株式以外のものについては貸出債権と同様の方法により、必要と認められる額を計上しています。
(6)固定資産撤去引当金
将来の施設整備のため老朽化施設の取り壊しに必要な費用を見積り計上しています。
― 70 ―
(7)修繕引当金
将来の定期的な建物の大規模修繕費用に充てるため、次回修繕に必要な見積り費用と次回修繕までの期間を勘案した金額を計上しています。
(8)特例業務負担金引当金
厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第57条
に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出する特例業務負担金の平成23年3月
現在における平成44年3月までの将来見込額を計上しています。
(9)ポイント引当金
アグリ各店において、販売促進を目的とするポイント制度に基づき組合員・利用者に付与したポイントの使用による費用発生に備えるため、
当連結会計期末において将来使用されると見込まれる額を計上しています。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行った
ものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっています。
6.消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっています。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5年間で均等償却を行っております。
7.記載金額の端数処理
記載金額は千円未満を四捨五入して表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表示しております。
8.会計方針の変更
当連結会計期から「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号平成20年3月31日)及び「資産除去債務に関する会計基準
の適用指針」(企業会計基準適用指針第21号平成20年3月31日)を適用しています。
これにより、事業利益及び経常利益ともに1,394千円、税引前当期利益は28,521千円それぞれ減少しています。
9.表示方法の変更
アグリランド事業について、従来、損益計算書のその他の事業に含めて表示しておりましたが、事業取扱高の増加に鑑み、当事業年度よりア
グリランド事業として区分表示しております。
【連結貸借対照表に関する注記】
1.有形固定資産に係る圧縮記帳額
有形固定資産については、取得価額から減価償却累計額を控除した残額を記載しております。
有形固定資産の取得価額から控除した減価償却累計額は次のとおりです。
建物 4,440,201千円 構築物 778,697千円 機械及び装置 1,375,238千円
車両運搬具 393,913千円 器具備品 934,514千円
また、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は4,522,444千円であり、その内訳は次のとおりです。
建物 2,269,164千円 構築物 229,127千円 機械及び装置 1,647,110千円 車両運搬具 24,187千円
器具備品 208,895千円 土地 143,961千円
2.リース契約により使用する重要な固定資産
連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、現金自動取引機・共済端末機・管理経済端末機等(平成20年3月31日以前契約締結のもの)
については、リース契約により使用しています。
3.担保に供している資産
国債のうち10,000千円を住宅等供給事業実施のため法務局に、また、その他の信用事業資産のうち5,600千円を仮差押の保証のため
裁判所に供託しています。
4.役員に対する金銭債権・債務の総額
親組合の役員に対する金銭債権はありません。(但し、制度資金、統一ローン等は除く。)
親組合の役員に対する金銭債務はありません。
5.貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は45,883千円、延滞債権額は1,021,435千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していること、その他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込
みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法
人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸
出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予
した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は25,410千円です。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該
当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は103,000千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放
棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は1,195,728千円であります。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
【連結損益計算書に関する注記】
1.減損会計に関する注記
(1)グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合及び子会社等では、管理会計上の区分に基づき資産のグルーピングを行い、支所・営農生活センター等については、固定資産の管理
単位並びに事業損益区分単位を勘案して地区単位でグルーピングを行い、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定
資産をグルーピングの最小単位としています。また、本所並びに配送センター、倉庫、利用施設等については、それぞれJA全体の共用資
産として取扱われ、グルーピングされております。
(2)減損損失を認識した資産または資産グループについて、その用途、種類、場所などの概要
当連結会計期に減損損失を計上した固定資産は以下のとおりです。
場 所
旧元町支店跡地
旧日田出張所跡地
用 途
遊休資産
遊休資産
種 類
土地
土地
(3)減損損失の認識に至った経緯
旧元町支店跡地、旧日田出張所跡地については、遊休状態となっており、時価の下落が見られたことから、帳簿価額を回収可能額まで減額
し、当期減少額を減損損失として認識しました。
(4)減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と固定資産の種類毎の減損損失の内訳
旧元町支店跡地 247千円(土地247千円)
旧日田出張所跡地 302千円(土地302千円)
(5)回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使用価値の場合にはその旨及び割引率
回収可能価額については全て正味売却価額を採用しており、その時価は固定資産税評価額に基づき算定されています。
【金融商品に関する注記】
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品対する取組方針
当組合及び子会社等は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林
中央金庫へ預けているほか、国債や地方債などの債券等の有価証券による運用を行っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当組合及び子会社等が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契
約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。
有価証券は、主に国債及び地方債等の債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。これらは発行体の
信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。
また、営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
― 71 ―
当組合及び子会社等は、個別の重要案件または大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引につ
いては、本所に融資審査担当部署を設置し各支所と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・
フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引におい
て資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資
産の健全化に取り組んでいます。また、資産の自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、
資産及び財務の健全化に努めています。
②市場リスクの管理
当組合及び子会社等では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定
化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析など
を実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合及び子会社等の保有有価証券ポートフォリオの
状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情
報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券
の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定
期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合及び子会社等では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めていま
す。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行ううえでの重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握した
うえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これ
に準ずる価額を含む)が含まれています。
当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価に関する事項
(1)金融商品の連結貸借対照表計上額及び時価等
当連結会計期末における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(※1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(※2)
貸倒引当金控除後
経済受託債権
外部出資
資 産 計
貯金
借入金
経済事業未払金
負 債 計
貸借対照表計上額
72,094,549
時 価
71,980,075
差 額
△ 114,474
3,338,182
4,949,224
22,414,513
269,482
22,062,928
851,689
52,503
799,186
1,372,883
20,672
104,637,624
104,604,604
156,942
685,463
105,447,009
3,392,136
4,949,224
53,954
0
22,571,370
508,442
799,186
1,372,883
20,672
105,085,546
104,476,906
157,553
685,463
105,319,922
0
0
0
447,922
△ 127,698
611
0
△ 127,087
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(※2)経済事業未収金及び経済受託債権に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を
時価に代わる金額として算定しています。
②有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は
帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・ス
ワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
④経済事業未収金
経済事業未収金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としてい
ます。
⑤経済受託債権
経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権などについて、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額として
います。
【負債】
①貯金
要求払貯金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間
に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価
に代わる金額として算定しています。
②借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合及び子会社等の信用状態は実行後大きく異なっていない
ことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレー
トで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
③経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、帳簿価額によっています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時価情報には含まれてはいませ
ん。 (単位:千円)
外部出資(※1)
連結貸借対照表計上額
6,993,378
(※1)外部出資のうち、市場価格のある株式以外のものについては、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開
示の対象とはしていません。
― 72 ―
(4)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:千円)
1年以内
1年超2年以内
72,094,433
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券の
うち満期があるもの
貸出金(※1、2)
経済事業未収金(※3)
経済受託債権
合 計
2年超3年以内
3年超4年以内
4年超5年以内
5年超
749,996
980,000
6,130
980,000
6,184
359,581
430,076
150,000
749,099
498,605
3,641,020
5,118,536
514,281
1,372,883
79,850,129
1,744,017
1,526,127
1,317,163
1,098,807
11,004,302
2,730,147
2,249,026
2,106,820
1,997,906
15,143,927
(※1)貸出金のうち、当座貸越887,227千円については「1年以内」に含めています。また、期限のない劣後特約ローンについて
は「5年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、3ヶ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等617,409千円は償還の予定が見込まれないため、含めて
いません。
(※3)経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等84,067千円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
(5)借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:千円)
1年以内
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
91,746,446
5,216,312
4,585,264
218,799
837,522
25,885
25,142
21,390
17,642
14,517
貯金(※1、2)
借入金
(※1)貯金のうち、要求払貯金については「1年以内」に含めて開示しています。
(※2)貯金のうち、定期積金2,401,607千円については含めていません。
5年超
52,366
【有価証券に関する注記】
1.有価証券の時価、評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。これらには、有価証券のほか、「外部出資」中の株式が含まれています。
①満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
国債
時価が連結貸借対照表 地方債
計上額を超えるもの
金融債
小計
合 計
連結貸借対照表
計上額
508,186
399,997
2,430,000
3,338,183
3,338,183
時 価
525,156
401,427
2,465,553
3,392,136
3,392,136
差 額
16,970
1,430
35,553
53,953
53,953
(※)時価額が連結貸借対照表計上額を超えないものはありません。
②その他有価証券で時価のあるもの その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、連結貸借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価
連結貸借対照表
又は償却原価
計上額
国債
2,332,985
2,488,006
地方債
1,423,894
1,526,069
499,696
532,896
連結貸借対照表計上額 政府保証債
100,000
102,253
が取得原価又は償却原 金融債
価を超えるもの
社債
300,000
300,000
外部出資(株式)
8,802
20,672
小計
4,665,377
4,969,896
合 計
4,665,377
4,969,896
種類
評価差額(※)
155,021
102,175
33,200
2,253
0
11,870
304,519
304,519
(※)連結貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えないものはありません。
なお、上記評価差額から繰延税金負債84,078千円を差し引いた額220,442千円が「その他有価証券評価差額金」に含まれて
います。
2.当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券
当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
3.当連結会計期中に売却したその他有価証券
売却原価 売却額 売却損益
国 債 199,768千円 201,969千円 2,201千円 相場の上昇にともなう処分
4.当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券
当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
5.当連結会計期中に減損処理した有価証券
当連結会計期中に減損処理した有価証券はありません。
【退職給付に関する注記】
1.採用している退職給付制度
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しております。また、この制度に加え、同規程に基づき退
職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく確定給付型年金制度(DB)及び全国役職員共済会との契約に基づく特定退職金共済制
度を採用しています。
2.退職給付債務およびその内訳
①退職給付債務
△1,895,303千円
②年金資産 確定給付型年金制度(DB) 649,496千円
特定退職金共済制度
95,497千円
③未認識過去勤務債務
124,843千円
④未認識数理計算上の差異
△298,340千円
⑤貸借対照表計上額純額
△1,323,806千円
⑥退職給付引当金
△1,323,806千円
3.退職給付費用の内訳
①勤務費用
92,370千円
②利息費用
35,556千円
③期待運用収益
△9,470千円
④過去勤務債務の費用処理額
11,456千円
⑤数理計算上の費用処理額
△28,532千円
4.退職給付債務等の計算基礎
①割引率 1.8%
②期待運用収益率 1.4%
③退職給付見込額の期間配分法 発生給付評価方式に基づく期間按分方式
④過去勤務債務の処理年数 10年
⑤数理計算上の差異の処理年数 10年
― 73 ―
【税効果会計に関する注記】
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
退職給付引当金超過額
特例業務負担金引当金
役員退職慰労引当金
賞与引当金超過額
未払費用否認額
固定資産撤去引当金
修繕引当金
減損損失
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
全農合併交付金
その他有価証券
有形固定資産除去費用
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
73,936千円
378,626千円
131,717千円
14,391千円
30,373千円
42,107千円
14,652千円
45,772千円
36,262千円
48,575千円
816,411千円
△293,269千円
523,142千円
△831千円
△84,078千円
△1,340千円
△86,249千円
436,893千円
2.法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率 31.01%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
1.60%
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △0.90%
住民税均等割額
1.11%
評価性引当額の増減
△0.43%
税率変更による連結会計期末繰延税金資産(負債)
の減額修正
7.85%
その他
6.71%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
46.95%
3.法人税等の税率の変更
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律」(平成23年法律第114号)及び「東日本
大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」(平成23年法律第177号)が、平成23年12
月2日に交付されました。平成24年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられ、また、平成27年3月31日までの期
間(指定期間)に開始する事業年度については、復興特別法人税が課されることになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債
の計算に使用する法定実効税率は、前事業年度の31.01%から、指定期間内に開始する事業年度については29.40%、平成27年4月
1日以後に開始する事業年度については27.61%に変更されました。その結果、繰延税金資産が33,188千円減少し、その他有価証券
評価差額金が10,354千円増加し、法人税等調整額が43,542千円増加しています。
【賃貸等不動産に関する注記】
1.賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合及び子会社等では寒河江市その他の地域において保有する土地・建物等を賃貸の用に供しています。
2.賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
連結貸借対照表計上額
478,285
時 価
746,314
(注1)連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)当連結会計期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組合及び子会社等で算定した金額です。
また、建物等減価償却資産については帳簿価額を時価としています。
【重要な後発事象に関する注記】
該当する事項はありません。
【その他の注記】
1.資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの
(1)当該資産除去債務の概要
当組合及び子会社等の施設の一部は、設置の際に土地所有者との事業用定期借地権契約や不動産賃貸借契約を締結しており、賃借期間終了
による原状回復義務に関し資産除去債務を計上しています。
(2)当該資産除去債務の金額の算定方法
資産除去債務の見積にあたり、支出までの見込期間は1年~22年、割引率は1.05%~2.34%を採用しています。
(3)当連結会計期末における当該資産除去債務の総額の増減
期首残高(注)
32,716千円
時の経過による調整額
453千円
期末残高
33,169千円
(注)当連結会計期より「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第18号平成20年3月31日)及び「資産除去債務に関する会
計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第21号平成20年3月31日)を適用したことによる期首時点における残高です。
― 74 ―
12)リスク管理債権残高
破 綻 先 債 権 額
延
滞
債
権
額
3ヵ月以上延滞債権額
貸 出 条 件 緩 和 債 権 額
合
計
(単位:百万円)
平成22年度
50
1,417
17
68
1,552
平成23年度
46
1,022
25
103
1,196
増 減
△4
△ 395
8
35
△ 356
注1)破綻先債権
元本又は支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込が
ないものとして未収利息を計上しなかった貸出金をいいます。
注2)延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支
払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
注3)3ヵ月以上延滞債権
元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で、破綻先債権及び延滞債権に該
当しないものをいいます。
注4)貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄そ
の他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当し
ないものをいいます。
― 75 ―
13)連結自己資本の充実の状況
◇連結自己資本比率の状況
平成24年2月末における連結自己資本比率は、17.72%となりました。
連結自己資本は、組合員の普通出資のほか、回転出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額 3,923百万円(前年度3,949百万円)
当連結グループでは、適正なプロセスにより連結自己資本比率を正確に算出し、JAを中心
に信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資
本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
(1)自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円、%)
基本的項目(A)=(B)+(C)+(D)+(E)
資本勘定
(B)
うち出資金
連結子会社の少数株主持分
(C)
営業権相当額(△)
(D)
連結調整勘定(△)
(E)
補完的項目対象額(F)=(G)+(H)+(I)-(J)
土地の再評価額と再評価の直前の
帳簿価額との差額の45%相当額 (G)
一般貸倒引当金
(H)
負債性資本調達手段等
(I)
補完的項目不算入額
(J)
自己資本(K)=(A)+(F)
リスク・アセット(L)=(M)+(N)+(O)
資産
(M)
オフ・バランス取引等項目
(N)
オペレーショナル・リスク相当額を8%で
除して得た額
(O)
自己資本比率(K)/(L)
平成22年度
7,469
7,467
3,949
2
平成23年度
7,719
7,717
3,923
2
88
82
88
82
7,557
43,014
37,085
7,801
44,009
38,088
5,929
17.57
5,921
17.72
注1)平成18年3月28日金融庁・農林水産省告示第2号「農業協同組合等がその健全性を判断するための基準」
に定められた算式に基づき算出したものです。
注2)当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用
リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用してい
ます。
注3)当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
― 76 ―
(2)自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:百万円)
平成22年度
エクスポー
ジャーの
期末残高
我が国の中央政府及び中央銀行向け
我が国の地方公共団体向け
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地 方 三 公 社 向 け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法
人
等
向
け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三 月 以 上 延 滞 等
信用保証協会等保証付
共 済 約 款 貸 付
出
資
等
2,465
4,844
403
100
72,676
2,919
1,801
3,070
742
10,880
198
5,977
平成23年度
リスク・
アセット額
所要自己
資本額
a
b=a×4%
エクスポー
ジャーの
期末残高
リスク・
アセット額
所要自己
資本額
a
b=a×4%
0
0
0
0
0
0
0
0
2,857
3,717
703
100
0
0
30
0
0
0
1
0
14,535
2,825
1,036
1,051
581
113
41
42
75,485
2,789
1,672
2,790
15,097
2,718
968
949
604
109
39
38
622
1,062
0
5,977
25
42
0
239
680
10,404
175
7,082
523
1,015
0
7,082
21
40
0
283
9,588
36,696
384
1,467
9,793
118,247
9,268
37,650
371
1,506
複数の資産を裏付とす
る資産(所謂ファン
ド)のうち、個々の資
産の把握が困難な資産
証
上
合
券
記
以
化
外
計
10,172
116,247
オ ペ レ ー シ ョ ナ ル ・ リ ス ク オペレーショナル・リスク
に 対 す る 所 要 自 己 資 本 の 額 相当額を8%で除して得た額
a
< 基 礎 的 手 法 >
5,929
リスク・アセット等(分母)計
a
所 要 自 己 資 本 額 計
43,014
所要自己 オペレーショナル・リスク 所要自己
資本額 相当額を8%で除して得た額 資本額
a
b=a×4%
b=a×4%
237
5,921
237
所要自己資本額 リスク・アセット等(分母)計 所要自己資本額
a
b=a×4%
b=a×4%
1,721
44,009
1,760
注1)「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの
種類ごとに記載しています。
注2)「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的に
は貸出金や有価証券等が該当します。
注3)「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリス
ク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
注4)「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャ
ーのことです。
注5)「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
注6)当連結グループでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 ÷8%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
― 77 ―
(3)信用リスクに関する事項
① リスク管理の方法及び手続きの概要
当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける信用リス
ク管理の方針及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及び手続等の具体的
内容は、単体の開示内容をご参照ください。
注)単体の「リスク管理の状況」の項目に記載。
② 標準的手法に関する事項
連結自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算
出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当
たり使用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼
格付けのみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody’s)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
注)「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛
目のことです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リ
スク・スコアは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
カントリー・リスク・スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
(長期)
法人等向けエクスポージャー R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
(短期)
― 78 ―
③ 信用リスクに関するエクスポージャー(地域別,業種別,残存期間別)及び三月以上延滞エクス
ポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
三月以上延 信用リスク
三月以上延
信用リスク
うち
うち
滞エクスポ に関するエ うち
滞エクスポ
に関するエ うち
うち債券 店頭デリ ージャー
うち債券 店頭デリ ージャー
クスポージ 貸出金等
クスポージ 貸出金等
バティブ
バティブ
ャーの残高
ャーの残高
国
内 116,247 23,767
7,183
742 118,247 22,553
8,025
680
国
外
地 域 別 残 高 計 116,247 23,767
7,183
742 118,247 22,553
8,025
680
42
39
36
35
農
業
林
業
水産業
製造業
141
119
115
鉱
業
法 人
建 設 ・
不動産業
18
16
16
16
電気・ガス・熱
供給・水道業
運輸・
通信業
100
金融・
保険業
72,054
2,097
卸売・小売・飲
食・サービス業
89
85
日本国政府・
地方公共団体
9,293
5,000
上記以外
個
人
そ の 他
業種別残高計
1年以下
1年超3年以下
3年超5年以下
5年超7年以下
7年超10年以下
1 0 年 超
期限の定めのないもの
残存期間別残高計
1,917
17,261
15,332
116,247
71,987
2,958
3,384
2,795
3,817
13,564
17,742
116,247
100
100
2,386
75,100
2,096
84
82
4,294
8,589
3,903
4,686
703
15,827
403
7,183
10
1,741
1,493
1,504
1,932
503
573
15,732
1
22,553
3,016
1,244
1,430
1,250
1,842
12,193
1,578
22,553
703
23,767
3,210
1,216
1,876
1,291
1,885
13,061
1,228
23,767
1
1,823
740 16,340
1 16,040
742 118,247
74,621
2,954
3,055
3,985
2,045
13,194
18,393
118,247
7,183
100
2,536
8,025
752
1,711
1,624
2,734
204
1,000
1
678
1
680
8,025
注1)信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
注2)「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間及び融資枠の範囲でお客様のご請
求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能
残額も含めています。
注3)「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。
注4)「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞してい
るエクスポージャーをいいます。
注5)「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
― 79 ―
④ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成22年度
区 分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
平成23年度
期中減少額
期中減少額
期 首 期 中
期 末 期 首 期 中
期 末
残 高 増加額 目 的 その他 残 高 残 高 増加額 目 的 その他 残 高
使 用
使 用
93
403
88
259
-
-
93
403
88
259
88
259
82
269
⑤ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
平成22年度
区 分
国
国
地 域 別
農
林
水産
製造
鉱
内
外
計
業
業
業
業
業
-
-
88
259
(単位:百万円)
平成23年度
期中減少額
期中減少額
期 首 期 中
期 末 貸出金 期 首 期 中
期 末 貸出金
残 高 増加額 目 的 その他 残 高 償 却 残 高 増加額 目 的 その他 残 高 償 却
使 用
使 用
法 人
403
259
403
259
259
269
259
269
403
2
259
403
2
259
0
259
269
259
269
223
178
403
9
250
259
223
178
403
9
250
259
9
250
259
1
268
269
9
250
259
1
268
269
建 設 ・
不動産業
電気・ガス・熱
供給・水道業
運輸・
通信業
金融・
保険業
卸売・小売・飲
食・サービス業
上記以外
個
人
業 種 別 計
82
269
― 80 ―
⑥ 信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額
(単位:百万円)
平成22年度
格 付
あ り
リスク・ウエイト 0%
リスク・ウエイト 10%
リスク・ウエイト 20%
信 用 リ ス ク リスク・ウエイト 35%
削 減 効 果 リスク・ウエイト 50%
勘 案 後 残 高 リスク・ウエイト 75%
リスク・ウエイト100%
リスク・ウエイト150%
その他
自
己
資
本
控
除
額
計
60,652
209
3,189
263
64,313
格 付
な し
8,012
11,383
12,033
3,070
1,801
15,635
51,934
平成23年度
計
8,012
11,383
72,685
3,070
209
1,801
18,824
263
116,247
格 付
あ り
68,799
228
3,033
207
72,267
格 付
な し
7,238
11,207
6,695
2,790
1,672
16,378
45,980
計
7,238
11,207
75,494
2,790
228
1,672
19,411
207
118,247
注1)「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」には
エクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付
は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
注2)自己資本控除額には、非同時決済取引に係る控除額、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・
デリバティブの免責額に係る控除額、があります。
(4)信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続きの概要
連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」におい
て定めています。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリスク管理の方針
及び手続に準じて行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の
開示内容をご参照ください。
― 81 ―
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
平成22年度
区 分
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地
方
三
公
社
向
け
金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け
法
人
等
向
け
中小企業等向け及び個人向け
抵 当 権 住 宅 ロ ー ン
不 動 産 取 得 等 事 業 向 け
三
月
以
上
延
滞
等
証
券
化
上
記
以
外
合
計
適格金融
資産担保
保 証
平成23年度
クレジット・ 適格金融
デリバティブ 資産担保
403
100
17
123
保 証
クレジット・
デリバティブ
403
100
17
121
5
38
183
503
19
157
503
注1)「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なもの
としては貸出金や有価証券等が該当します。
注2)「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリス
ク・ウエイトが150%になったエクスポージャーのことです。
注3)「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャ
ーのことです。
注4)「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。
注5)「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したい者
(プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、
参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく
一定金額を受領する取引をいいます。
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
【連結グループがオリジネーターである場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化
エクスポージャーに関する事項】
該当する取引はありません。
【連結グループが投資家である場合における信用リスク・アセットの算出対象となる証券化エクスポー
ジャーに関する事項】
該当する取引はありません。
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
① オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針及び手続きの概要
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAのリスク管
理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社については、これらに準
じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、
単体の開示内容をご参照ください。
― 82 ―
(8)出資等エクスポージャーに関する事項
① 出資等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続きの概要
連結グループにかかる出資等エクスポージャーに関するリスク管理は、子会社においてはJ
Aのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社についても、
子会社に準じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体
的内容は、単体の開示内容をご参照ください。
② 出資等エクスポージャーの連結貸借対照表計上額及び時価
(単位:百万円)
平成22年度
平成23年度
貸借対照表計上額
時価評価額
貸借対照表計上額
時価評価額
非 上 場
5,929
5,929
7,034
7,034
合 計
5,929
5,929
7,034
7,034
上 場
注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
③ 出資等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(単位:百万円)
平成22年度
売却益
売却損
0
平成23年度
償却額
0
売却益
0
売却損
0
償却額
0
0
④ 連結貸借対照表で認識され、連結損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分を
その他有価証券としている株式・出資の評価損益等)
(単位:百万円)
平成22年度
評価益
平成23年度
評価損
0
評価益
0
評価損
0
0
⑤ 連結貸借対照表及び連結損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の
評価損益等)
(単位:百万円)
平成22年度
評価益
平成23年度
評価損
0
評価益
0
評価損
0
0
(9)金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方法により
行っています。JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容をご参照ください。
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
平成22年度
金利ショックに対する損益・経済
価値の増減額
平成23年度
283
― 83 ―
312
14)財務諸表の正確性等にかかる確認(要請及び取り組み方針)
確 認 書
1 私は、当JAの平成23年3月1日から平成24年2月29日までの事業年度にかかるディスク
ロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な点において、農業協同
組合法施行規則に基づき適正に表示されていることを確認いたしました。
2 この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効に機能して
いることを確認しております。
(1)業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備されておりま
す。
(2)業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証しており、
重要な事項については理事会等に適切に報告されております。
(3)重要な経営情報については、理事会等へ適切に附議、報告されております。
平成24年6月21日 さがえ西村山農業協同組合 代表理事組合長 古 沢 明
― 84 ―
主な店舗一覧
店 舗 名
寒河江営農生活センター
住 所
〒991-0061 寒河江市中央工業団地75
電話番号
0237-86-8186
大江営農生活センター
〒990-1164 大江町大字本郷丙332-42
0237-62-3217
朝日営農生活センター
〒990-1442 朝日町大字宮宿2246-1
0237-67-3535
西川営農生活センター
〒990-0702 西川町大字海味479
0237-74-2127
河北営農生活センター
〒999-3511 河北町谷地字真木41
0237-72-2125
㈱ジェイエイライフ本社
〒991-0031 寒河江市本町1-9-28
0237-86-8289
㈱ジェイエイライフ営業事務所
〒991-0061 〃 中央工業団地123-1
0237-83-0522
セルフSSポート中央
〒991-0003 〃 大字西根字谷地田106-1
0237-86-1236
南
〒991-0049 〃 本楯3-224
0237-84-2572
セルフSSポート西
給
油
所
〒991-0065 〃 大字中郷1551-1
0237-62-3665
朝
日
給
油
所
〒990-1442 朝日町大字宮宿1086
0237-67-3521
大
谷
給
油
所
〒990-1304 〃 大字大谷字南森1212-3
0237-68-2100
西
川
給
油
所
〒990-0702 西川町大字海味484
0237-74-2351
河 北 第 一 給 油 所
〒999-3511 河北町谷地字真木68
0237-72-2212
河 北 第 二 給 油 所
〒999-3533 〃 西里字白山堂740-1
0237-73-2566
河 北 第 三 給 油 所
〒999-3502 〃 大字吉田霊堂579-3
0237-73-4565
寒河江農機センター
〒991-0061 寒河江市中央工業団地81
0237-86-1105
大江農機センター
〒990-1164 大江町大字本郷丙332-42
0237-62-3446
朝日農機センター
〒990-1442 朝日町大字宮宿1244
0237-67-7010
西川農機センター
〒990-0702 西川町大字海味479
0237-74-2352
河北農機センター
〒999-3511 河北町谷地字真木68
0237-72-3823
寒河江車両センター
〒991-0061 寒河江市中央工業団地123-1
0237-86-3392
河北車両センター
〒999-3511 河北町谷地字真木68
0237-71-1139
旅 行 セ ン タ ー
〒991-0031 寒河江市本町1-9-28
0237-86-8188
JA葬祭センター
〒990-0523 〃 大字八鍬字南740-5
0237-83-1059
セレモニーホールJAやすらぎ河北
〒999-3511 河北町谷地字真木30
0237-71-1059
家電・住宅リフォームセンター
〒991-0063 寒河江市大字柴橋2943
0237-86-6251
食 材 セ ン タ ー
〒991-0063 〃 大字柴橋1920-3
0237-85-8280
JAアグリ寒河江店
〒991-0003 〃 大字西根字谷地田100-1
0237-83-5055
JAアグリ大江店
〒990-1101 大江町大字左沢887-1
0237-62-4625
JAアグリ朝日店
〒990-1442 朝日町大字宮宿2246-1
0237-83-7133
JAアグリ西川店
〒990-0702 西川町大字海味479
0237-74-2350
JAアグリ河北店
〒999-3511 河北町谷地字真木41
0237-72-2134
ファーマーズマーケット
〒991-0031 寒河江市本町1-9-28
0237-86-3187
アグリランド産直センター
〒991-0041 〃 大字寒河江字久保2
0237-84-7888
アグリランドフーズセンター
〒991-0041 〃 大字寒河江字久保2
0237-84-7889
アグリランド農産加工センター
〒991-0041 〃 大字寒河江字久保2
0237-84-7887
四 季 彩 館 四 季 亭
〒991-0041 〃 大字寒河江字久保2
0237-84-7890
さくらんぼ友遊館
〒991-0041 〃 大字寒河江字久保3
0237-83-1333
さ く ら ん ぼ 会 館
〒990-0523 〃 大字八鍬字川原919-6
0237-86-1811
チェリーランド店
〒990-0523 〃 大字八鍬字川原919-8
0237-84-2775
大江農畜産物加工センター
〒990-1144 大江町大字十八才表甲18-26
0237-62-4810
り
〒990-1442 朝日町大字宮宿1353-1
0237-67-7888
ん
ご
温
泉
本所/〒991-0061 寒河江市中央工業団地75番地
T E L 0237 − 86 − 8181(代)
FA X 0237 − 86 − 0633
U R L http://www.ic-net.or.jp/home/jasagae/